allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

欲望の翼(1990)

阿飛正傅
DAYS OF BEING WILD

メディア映画
上映時間97分
製作国香港
公開情報劇場公開(ハドソン=ファンハウス=プレノン・アッシュ提供/ブレノン・アッシュ)
初公開年月1992/03/28
リバイバル→2018.2.3-ハーク(デジタルリマスター版)
ジャンル青春/ロマンス
欲望の翼
参考価格:¥ 1,429
価格:¥ 946
USED価格:¥ 2,000
amazon.co.jpへ

 Photos

【解説】
 そのスノッブさが、多くの香港映画から得られる直截なイメージから隔たっているという理由で、不当な批判も被っているウォン・カーウァイ(王家衛)の大胆な青春映画である。先の批評を下す人は、香港人をみなサモ・ハンやユンファのステロタイプに閉じ込めて事足れりとしているとしか思えない。香港にもアメリカかぶれがいて、B級ノワールのグルーミーな雰囲気を愛し、それを60年代初頭を舞台にした青春群像に応用しようとして何が悪いのか? この作品は余りにも俗物的であるがゆえ、香港映画を観る際の新たな視点の要求に向けて革命的なインパクトをもたらした。6人の主要登場人物それぞれの視点が混在し、物語よりも感情の絡み合いと離反を描くことに主眼を置いた幻惑的な文体は、ギリギリの所で劇的に機能するのにも驚く。ヨデイは養母レベッカに育てられ、自己の複雑な内面を持て余す青年、自分を足のない鳥にたとえ、飛び続ける人生を夢みる。彼は後にフィリピンを訪ねるが……。プレイボーイのヨデイに惑わされる身持ちの堅いサッカー競技場の売り子スーは警官タイドにも愛されるようになる。船乗りに憧れるタイドはやがて異国の地でヨデイと出会うだろう。ミミはレベッカの店のダンサーでヨデイに惚れぬいていたが、その親友で彼女に恋するサブにあてがわれる。そうした出来事と関係なく、最後、天井の低いアパートの一室で身支度をするギャンブラー、スマークが映し出されるが、これは結局作られていないパート2の序章なのである……。そのパラレルな時間感覚、映画のイメージを体現するペレス・ブラードのラテン曲の使用、C・ドイルの驚異的なカメラワーク……と、見どころ、聴きどころは枚挙に暇がない。
<allcinema>
評価
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]A花様年華(かようねんか) (2000)
[002]Aさらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき) (1993)
[003]Aハード・ボイルド/新・男たちの挽歌 (1992)
[004]Aブエノスアイレス (1997)
[005]A少林サッカー (2001)
[006]A楽園の瑕(きず) (1994)
[007]A春の惑い (2002)
[008]Aイノセント (1975)
[009]A天使の涙 (1995)
[010]Aヤンヤン 夏の想い出 (2000)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
26195 7.50
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-12-10 03:27:08
才気は感じるが、半分はクリストファー・ドイルのお陰だな。
投稿者:しぶさわ投稿日:2006-12-09 20:21:29
群像劇はきらいじゃないし、起承転結やストーリーがなくても構わないのですが、あまりにもまとまりがなさすぎる気がして、印象に残りませんでした。
投稿者:hendrix投稿日:2006-10-17 23:40:36
面白いキャメラアングル、モダンな音楽、ポップな演出と哲学的な脚本、出会いと別れを魅力的に描き。そのきらめく一瞬を時間に当てはめる。
二人同士のセリフの掛け合いの中に人生と言う永遠を刻み込む。(ほとんどが二人同士のシーンで構成されている)一つ気になるのが殴る時の音が大袈裟(漫画みたい)4.5点
投稿者:mikeneko投稿日:2005-12-21 14:21:20
 欲望の翼の中で使用されている音楽について、曲名や歌手(演奏家)等が知りたいのです ご存知の方是非おしえてください レスリーが食堂で音楽に合わせて一人で踊るシーンの曲と、最後のトニーレオンの出かける支度をしている時に流れている女性の歌声の曲を知りたいです その他映画の中で景気よく流れている曲についても是非! よろしくお願いします
投稿者:nehane215投稿日:2005-09-30 04:34:37
「花様年華」「欲望の翼」と観てきたが…。
はて?ウォン・カーウァイ作品のどこがいいのか理解できん。
中身のない単なるかっこつけしーじゃないのか?

あの鳥の話でおねーちゃん口説けるかな?
こんど実験してみよう!

最後に「恋するわぁ〜!くせぇ〜」でも観てみるか???
投稿者:ぶくろう投稿日:2005-04-10 00:26:46
なんかあやふやな感じなんだけど、大好き。
投稿者:マルコ・ベロッキオ投稿日:2003-04-12 14:06:55
恥ずかしながら僕は所詮ミーハーな人間なので、はじめて好きになった監督がキューブリックだったり、このウォン・カーワァイだったりするのだ。笑ってくれ。今ではすさまじく豪華キャストとなった出演陣にまず言及すべきなのだろうが、これをはじめて観た当時僕は誰が誰だかわかりませんでした。(レスリーに合掌ですね。いつも素晴らしい演技を見せてくれる彼ですが、僕は何故かあんまし彼に思いいれがない。彼は僕にとってレスリーというよりその時々の「役の誰か」って感じです。)それよりも台詞のひとつひとつの素晴らしき光輝、じめっとした熱気を帯びつつもクールな画面、あまりにも多い見所、音楽、唐突に現れるトニー・レオンなど、はっきりいってまるで宝物のような映画に思えました。笑ってくれ。いまやトニーのシーンは金が尽きて撮れずじまいのパート2(?)の冒頭だということが周知の事実であるが、偶然であれ、意図的であれ、なしくずし的であろうが、あの終幕は僕をノックアウトしてやまないのです。終わりを迎えてはじまりつつある、再び繰り返されるであろう「なにか」。このベケット的とすら言える構造はなんら目新しくもないだろうが、「なにか」はきっと素晴らしいものなのだと確信させてやまない伊達男トニー。例えそれが「死」であろうと。笑ってくれ。この映画は言ってしまえば青春群像なのだが、この「青春」は死と常にとなりあわせのまごうことなきそれなのだ。笑ってくれ。この映画は殺人的なのだ。つーかしょーもないこんな僕の文章よりみなさまの書いたもののほうがよく伝わるですね。つーかまた観て書きなおそぅ。正直うろ覚えで書きました。好きなの。駄文だ、しかし、そうだ、好きなんだ。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/2799/
投稿者:ヤース投稿日:2003-02-11 04:01:39
各自好みがあるだろう。がこれこそ王家衛の「最高傑作」だと私も思う。
本当はこういう映画が作りたかった。だが感応できる人間が少なかった。
それでナイーブ派のために『重慶森林』や『堕落天使』を作った。運良く当たった。それで『花様年華』を作った。また感応できる人間が減った(欧州の目利きは絶賛した)。In the mood for loveもこれと同路線であるが一層の洗練と弛緩を痛々しいほど纏っている。王よ、どこへ行くの。

投稿者:うらら投稿日:2001-10-14 23:27:39
ウォン・カーウァイ第2作目にして、最高傑作。彼はこれ以上の作品をつくることができるのだろうか。
この大傑作の素晴らしさを表現する言葉が上手く見つからないのがもどかしい。と言うか、言葉で表現するのが難しい映画ではないかと思う。
香港の湿気、60年代の空気、熱帯雨林の青みをおびた映像、ヨディーの母親の部屋の映像美、母親探しに破れたヨディーの後姿のスローモーション、若者しか持ち得ない情熱、やり場のない気持ち、死への憧れ。
何度見ても、素晴らしい作品だが(というより、何度も見てその良さがわかってくる)、特に音楽が素晴らしい。亜熱帯である香港、フィリピンを描いたこの作品にラテン音楽のもの哀しいムードが実によく合う。
この作品に出演している俳優は、いずれも大スターで、当時はまだアイドルだったわけだが、このような芸術的で、非エンターティメント作品に出演し、素晴らしい演技をみせることに、香港映画のポテンシャルの凄さを感じずにはいられない。



投稿者:sniper7投稿日:2001-10-03 22:46:49
音楽が妙なるつれあい、なまめかしくてダンプが効いて、いい。
カジノを罵倒した私が、心から捧げる10点、スノッブと言いますけれど匂いが
違う、色も違う、みんな違う、ウォン・カーウァイは天才かと思いました。
女の愛し方、死との距離、音楽の侵入のこと、何処に拠りなにを観ているか、
その間合いが私と同じ(にみえた)ので、自己シンドローム、そのまま受け
入れるべき作品。
X軸は死、死それはただ死、Y軸が不感応な愛、ただ愛、Z軸が音色、離れて在る
音(ね)。
そんな異空間を飛び交う魂が一瞬ふれあい、瞬時に過ぎる。
登場人物は触発しあっているようで、沸点が違う。それぞれの世界に祈りを遺した
がっているようにもみえる。
作品にどのような意味合いを感じ、咀嚼し、言葉の種をまき、水を与え、果実を得、それはそれで自由、作者が訴えんとしている「ある核の」部分に同化出来る
のは、昔からの懐かしい同志かな。
ぼくを、同志に加えてもらうこと、それを許してもらえるのかしら。
このような懐かしさを覚えたのは「ボニーとクライド」に対して以来です。
ああ、もっと書きたいけれども、湧いてこない貧困なる魂。
【レンタル】
 【VIDEO】欲望の翼レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION