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夜の大捜査線(1967)

IN THE HEAT OF THE NIGHT

メディア映画
上映時間109分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(UA)
初公開年月1967/10/25
ジャンルドラマ/犯罪
映倫G
夜の大捜査線 [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,057
価格:¥ 864
USED価格:¥ 558
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【解説】
 南部で発生した殺人事件の容疑者として、駅で列車を待っていた黒人青年ヴァージルの身柄が拘束された。しかし警察の取り調べによって、ヴァージルは殺人課の刑事であることが判明する。警察署長のビルは、ヴァージルに反感を覚えながらも、協力して捜査を進めていくが……。アメリカ探偵作家クラブの新人賞を受けたジョン・ボールの原作『夜の熱気の中で』を映画化した刑事映画の傑作。偏見と差別の根強い南部の田舎町を舞台に、殺人事件を追う都会の黒人刑事と地元の白人警察署長のにわかコンビを描く。ストーリーの面白さもさることながら、反目し合う主人公たちをはじめとするキャラクターの書き込み具合、それを演じる役者たちの素晴らしさ、うだるような夏の夜の“空気”を見事にフィルムに捉えている撮影など、本作の魅力は語り尽くせない。レイ・チャールズの唄う主題歌もキマっている。アカデミーでは作品・主演男優(R・スタイガー)・脚色・音響・編集賞を受賞した。2本の続編が製作され、20年後にTVシリーズ「新・夜の大捜査線」となった。
<allcinema>
評価
【吹き替え】

TV(演出:伊達渉 翻訳:木原たけし 効果:遠藤堯雄/桜井俊哉 製作:東北新社)
※このデータは放送当時の情報です。
田中信夫シドニー・ポワチエバージル・ティッブス
富田耕生ロッド・スタイガービル・ギレスピー
青野武ウォーレン・オーツサム・ウッド
公卿敬子リー・グラントコルバート夫人
千葉耕市ウィリアム・シャラートシュバート
大久保正信ラリー・ゲイツエンディコット
千田光男アンソニー・ジェームズラルフ
鵜飼るみ子クエンティン・ディーンデロレス
池田勝ジェームズ・パターソンパーディ
納谷六朗スコット・ウィルソンハーヴェイ
村松康雄
嶋俊介
峰恵研フレッド・スチュワートDr.スチュアート
石森達幸アーサー・マレットウラム
遠藤晴ビア・リチャーズママ
広瀬正志
楠正通
島香裕ピーター・ホイットニーコートニー
【関連作品】
新・夜の大捜査線(1988)TVシリーズ
夜の大捜査線(1967)シリーズ第1作
続・夜の大捜査線(1970)シリーズ第2作
夜の大捜査線/霧のストレンジャー(1972)シリーズ第3作
新・夜の大捜査線(1988〜1994)TVシリーズ
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
16125 7.81
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2013-08-04 17:55:00
やはりシドニー・ポアチエは誠実派の役柄が
よく似合います。内面的な豊かさが溢れ、
人としての良心をこれほど強く感じる役者は
あまり記憶にありません。60年代から70年代にかけて
黒人が登場する作品の多くは、この人の貢献が非常に
大きいと思います。
ロッド・スタイガーは自分以外は信じない
孤独で偏見丸出しの南部男を小気味よく演じ、
ラストのほほえみで一気に観客の心をつかみ取り、
アカデミー賞まで掻っさらって
真に儲け役でした。
投稿者:bond投稿日:2013-02-22 08:30:42
北部と南部での黒人の扱いが如実に違う国。見事に人種問題を取り入れた、傑作サスペンス。そりゃオスカー取るわ。
投稿者:陸将投稿日:2011-09-26 22:25:49
【ネタバレ注意】

アメリカ映画には、黒人と白人の間に生じるどうにもならない偏見や差別を描いた作品が数多くある。

白人優位主義の中でひたすら耐え続ける黒人たち。
最終的には双方が歩み寄り、相互理解や和解が成立する(ように見える)。
人種差別を描く作品のステレオタイプがそれならば、本作はそんな安直で生温い展開とは一線を画している。

ある殺人事件をきっかけに共同で捜査をするようになる2人の男。
無能で素人の白人警察署長と、有能でベテランの黒人刑事。
事件解決までの展開が本作の縦軸ならば、この2人の関係性が横軸であろう。

2人は決して心を通い合わせているわけでも、そのように努力しているわけでもない。
白人は白人、黒人は黒人。
自分と相手の人種の違いが大前提にあるからこそ、互いの距離が急激に縮まることはもちろんない。
その緊張感の漂う2人の間にある、埋められない溝がスリルを生み出す。

白人として、黒人として、そして同じ警官として。
互いの誉れ高いメンツやプライドが根底にあるからこそ、屈辱的な言動には容赦なく対抗するのだ。

エピローグでは、白人警察署長が黒人刑事を駅まで見送る。
ラストシーンでも、黒人と白人の爽やかな和解が描かれるわけではない。

ただ、白人が黒人の鞄を持ってあげている。
そして、2人は握手を交わす。
それは、人種の壁を乗り越えたというほどのものではない。
そこには、同じ警察官としての敬意が含まれているように感じる。
そのささやかで精一杯なやりとりには、嘘くささは微塵もない。

投稿者:o.o投稿日:2011-02-28 01:52:50
車から降りたビルが、さりげなくバージルの荷物を運んでやり、列車の乗降口の前でそっけない挨拶を交わした後、乗り込もうとするパージルに再び声をかける。怪訝な顔をして振り返ったバージルに、ガムをクチャクチャと噛みながら「You take care. You hear? (気をつけてな)」と一言。バージルの顔に微かな笑みが浮かび、軽くうなずきながら「Yeah」と返すと、ビルの顔にもシャイな笑みが浮かぶ・・・すべてはこのラスト シーンに行き着くための映画だったと思います。

異質な者同士が行動を共にするうちに、ついに心触れ合う瞬間が訪れるというのは、アメリカン ドラマの定番の定番のそれまた定番ではないでしょうか。なので、この 2 人がこうなることは分かっていましたが、単純なので、やっぱり感動してしまいます。それに同じ定番でも、うまい定番と下手な定番があり、この映画はもちらん前者です。サスペンスとしては、それほどでもなかったとは思いますが、熱い感情を持ちながらもあくまでクールに事を運ぶシドニー・ポワチエがあまりにかっこいいので、すべて帳消しにしたいと思います。

北部からやって来た颯爽としたエリート黒人に反発する南部の貧乏白人達という構図は、オバマ大統領とティー・パーティーとの関係を思い起こさせます。出てくる白人達は、どいつもこいつも揃って、これぞ「 White Trash (クズ白人)」と呼ぶに相応しい連中ばかりで、差別されている黒人達が出てくるシーンをカットして宇宙人にこの映画を見せたら、「なるほど、人間という生物は、多数派である肌の白い劣等種族と、少数派である肌の黒い優等種族の 2 種類がいるのだな」と思い込むに違いありません。

安心しろバージル、問題ない。信じられないだろうけど、いずれ肌の黒い大統領がお前の国に誕生することになる、と声を掛けたくなった次第です。
投稿者:TNO投稿日:2010-10-30 15:17:50
【ネタバレ注意】

米国南部の黒人差別がテーマだが、この映画の本当の価値は、多彩な登場人物の性格や立場がしっかり描かれていることで、ストーリーに強い説得力が生まれていることだと思う。北部のエリート警官(シドニー・ポワチエ)が、偏見の塊りである南部の白人たちの信頼を一人一人勝ち得てゆく過程が面白い。被害者の妻(リー・グラント)が最初に信頼を寄せる。誤認逮捕された若者(スコット・ウィルソン)が次になびく。部下からは尊敬されていないある意味孤独な警察署長(ロッド・スタイガー)は威張るが、蔭では笑われている。この人思い込みが強すぎて短絡的に犯人と決めつけてしまい、次から次へと逮捕。ついには自分の部下(ウォーレン・オーツ)まで逮捕してしまうのはおおいに笑えました。結局、この人も黒人警官を頼りにするようになる。最期のポワチエとの別れのシーンでは、スタイガーは素直に感謝を表せない複雑な気持ちを見事に表現していた。この人出演中ずっとガムを噛み続けていたので、さぞ顎が丈夫になったことでしょう。真犯人は猫背のレストラン店主アンソニー・ジェームス。露出壁のある少女、堕胎屋のおばさん(ビア・リチャーズ:"招かれざる客"では、シドニー・ポワチエの母親役を演じた)、未だに黒人を奴隷だと見なしている農場主など、個性的な登場人物を、うまい俳優達が支えている。シリアスな中にも、ユーモラスな場面があるのも良い。

投稿者:きらきら投稿日:2010-04-25 13:47:56
アカデミー「主演」男優賞がロッド・スタイガー??????
主演はどう考えたってシドニー・ポワチエだろ?
作品のクレジットだって先に来てたでしょ?

映画作品そのものよりも、こうした欺瞞行為をぬけぬけとやる体質を問いたいね。フランクな顔をして計算だらけ。

まあアカデミー賞をすごい賞だと思ったことは一度もありませんが……。
投稿者:kinenchyu投稿日:2009-11-18 19:18:45
やはりその時代を良く知ってる人でないとこの作品の面白さは十分わからないような気がします。
投稿者:william投稿日:2009-07-21 04:17:47
「黒人差別」が物語の大きな問題。片田舎の偏執的な雰囲気がひしひしと伝わってくる。能力よりも肌の色がそんなに大事なの?日本人には分からない問題。
でも、それもラストのバージル(シドニー・ポワチエ)と署長の友情でスッキリ。「本当に良い映画」の見本みたいな作品。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 17:18:10
シドニー・ポワチエ
投稿者:gapper投稿日:2009-05-02 23:38:28
 アーカンソーに向かう列車が出てくることから、テネシーかアラバマ辺りの話だろう。北部の都市では、エリート警官として黒人が活躍しているにもかかわらず田舎では根強い差別があるというのは、アメリカではありそうな気がする。国土の狭い日本でも志布志市の様な事件があり、アメリカのような広い国土では不思議ではない。いまだにKKKが暗躍していて、対象を黒人から有色人種に広げているという話もある。
 
 黒人の映画の代表的な作品で、後の「黒いジャガー」頃からは完全に黒人がメインの作品があるが、この頃はまだなかったように思う。キング牧師がノーベル平和賞を受けたのは’64年であり、’60年代というのはまだかなりの差別が残っていても不思議はなく映画にも如実に反映されているということだろう。世界大戦が終わり経済的な復興が’50年代になされ、’60年代に社会的な変革が求められた結果で、その息吹を感じる。

 理想を語った時代から、戦後の陰鬱な時代を経てTVという大きすぎるライバルが登場した時期であり、個人的には映画の本当の意味での黄金期だと思っている。説教臭くないし、妙な自虐性もない。かといって、いい加減でもない。金をかける事に躍起にもなっていないし、俳優を見せることに終始してもいない。そういう意味で、過去の映画の悪い部分をまったく持ち合わせていない。

 反目しあう二人が一つの目的の為に結局協力してというパターンだが、ウエインの様に握手はしない。とはいえ、自宅に入れていることからもビル(スタイガー)の内心は予想できる。
 ’60年代は画面の大きさや色など表現力が増したので、雰囲気を大切にしている。それゆえに音楽と内容の色味がマッチするように神経を使っている。アメリカの田舎の雰囲気も良く出ていて、今見ると柔らかすぎるサスペンションもアメ車らしくていい。
 ポワチエがアカデミーにノミネートもされていないが’63年に「野のユリ」で取っているので見送られたのだろうか、気になるところ。

 音楽の感じ方は人さまざまであろうが、橋の上で犯人を追い詰めるシーンの音楽を”楽しい”と感じるというのは驚く。ここでは”逃走を遂げる”、”犯人を追い詰める”といった”物事の遂行を無心で実行する”という共通性を意識した音楽で喜怒哀楽の感情的でないものにしか私には聞こえない。
言葉というのは、指し示すものの主だったものや特徴といった”一部”でしかない。しかし、慣れてくると逆に言葉の方から事実を捉えてしまい事実をありのままに受け取らなくなってしまうということがあるがそれを連想した。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2009-01-10 19:50:13
【ネタバレ注意】

無茶苦茶面白い(エンターテイメント)のだが、「差別」な状況がより面白くしているやもしれず…

なんで「偏見」って、実はそれが「慣習」として当たり前なのだね。論理的には「不公平」なのだが。
僕等も他の国の人が見たら「ゲテもの」なものも食うし、逆に僕等が思う「ゲテもの」を旨そうに食う国の人もいるし。現在では関西人も普通に納豆を食うが、いや僕も初めは「なんじゃコレ?」と思ったよ。まぁ体が絶対拒絶しなかったので、慣れて旨くなったが。…は極端な理論だが、周りの大勢がコイツのコメントは的外れだとか、何も解っちゃいないとか言ったら、それに流されて、それが自分の意見になってゆく…人間ってそういうものだと思うのだが。ただ、個人的には世間がつまらないってものでも面白かったら面白い、って恥ずかしげもなく書く(それが個人の感性じゃないか?)、俺はつまらなかったが、そうか、面白いって思う人もいるのか、それはラッキーだったね、と思う大人な人が増えて欲しいと思う今日この頃(そんな事を感じるのは間違ってる…って人間の感想に「間違い」なんか有るのか?)…ってのは蛇足ですが。

僕もこれはデンゼルが填る役だな、と思いました。インテリで科学捜査が得意な凄腕刑事。
これが南部に根強い黒人に対する偏見の中で、明晰な推理の元に刑事達が連行してくる容疑者達の嫌疑を晴らし、白人と対等な立場(多分彼が帰る北部は偏見が少ないのだろう)を構えたフリもなく貫きます。
あの南部的には「新人類」らしい署長ですら、黒人が俺に憐れみをかけるな、みたいな事を言うしね…もう風土として染み付いたものの考え方であったのでしょう。

確かにラストの真犯人に辿り着く過程が何か唐突(彼女の堕胎費用が動機としては解るが、何でイコール犯人なのか…南部の一般人は100ドルが強盗でしか得られない程、貧しいのか?)な気もしたが、冒頭から文句なく面白いし勢いで最後まで楽しめる筈。オスカーは、その歴史を見ても文藝大作?にのみ与えられる賞ではないですね。主役のシドニーは格好良いです。勿論、助演だろうけどロッドの演技は素晴らしいです。

投稿者:なちら投稿日:2008-11-15 23:33:26
人種差別ってこんなに酷かったの?もー70年代になろうって頃に?
いや、びっくりした!この作品を見たら、黒人大統領なんて奇跡に思えるよ。

微妙な心の変化の表現が絶妙なんですが、
でーもー、能力が無くてポワチエに押されっぱなしなのに
彼が黒人だからって邪険に扱うR・スタイガー、ムカつく〜!!
時々頼ってみたり、孤独な本心をチラッと口にするあたりも、なんかもう、お前どっちなんだよ!?
バカな拘束ばっかするし。もぉ〜イライラするっ!

…まぁ、そんなイライラの中でも、いるだけでなぜかアホっぽく見えるW・オーツに和みました…。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2007-02-17 17:48:02
黒人差別が背景になってはいるが、実際は短編のハードボイルドミステリーみたいなテイストの娯楽作である。
とにかくシリファントのシナリオが素晴らしいし、ウェクスラーの臨場感あるキャメラも秀逸だ。ゆったりと60年代の風景描写を味わいたい。
演技陣。ポワチエのクールなカッコよさ・スタイガーの押しの一手・オーツのちょっと抜けた感じがいいが、ドライブインの兄ちゃん役アンソニージェームズもよろしい。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2006-12-26 14:08:48
役者陣の名演、音楽の効果、映像の妙といい、
全体の雰囲気がとても素晴らしく、始めから最後まで引き込まれた。
なかなか骨太な作品で大好きな映画だ。
投稿者:GRAN TURISMO投稿日:2006-05-05 22:09:25
等と断言しても良いのでしょうか。どうして田舎の方の人は差別や偏見をするのでしょうか。そうゆう事をしないと生きていく事が出来ないのでしょうか。肌の色が黒いのが何故いけないのか。在日韓国人ではなぜいけないのか。きちんと説明してもらいたいです。たいした意見は出てこないと思うけどね。そういった面で言うと都会の人は良いです。そんな事全然気にしないから。でも、最後の最後に見せるロッド・スタイガーの笑顔は本当に良かった。あれで全てチャラなんだよね。簡単なような、難しいような・・・生きるって大変な事なんだなーって心から思いました。皆さんも是非観て下さい。お勧めします。
投稿者:映画初心者投稿日:2005-12-08 01:13:18
やっぱりいつ見てもポワチエの演技はいいです!常に冷静で堂々としています。最高です!
投稿者:黒美君彦投稿日:2005-12-07 08:31:38
まさに時代を反映した作品だといえるだろう。南部における人種差別とサスペンスを融合した意欲作。
知性と洗練さを兼ね備えた北部の黒人敏腕刑事バージル・ティッブスをシドニー・ポワチエが好演。
タイトルとは裏腹に「暑さ」をあんまり感じないな、と思ったら、実際のロケはさほどの暑さではなかったとか。
ポワチエはもちろんいいのだが、くえない署長を演じたロッド・スタイガーがアカデミー賞主演男優賞というのは私個人は納得。ポワチエは首尾一貫した演技を貫いたに過ぎないが、R・スタイガーはエンディングに至るまでの変化しつづける心理を演じたわけで、後者の方が深い演技力を求められる。
さて、ここで描かれた集団的な怖さは、「まさか黒人びいきになったんじゃないだろうな」に代表される周囲からの圧力にこそある。「差別をしない」勇気が、逆に「差別される側」に色分けされる怖さは、学校でのいじめを取り巻く状況と何ら変わらない。それは拡大していくと極端なナショナリズムにつながる怖さをも内包している。人種差別の根底にある排外的精神なんて人間誰しも持っているわけで、
「アメリカのことだし自分に関係ない」わけではない。
ところで、サスペンスとしての出来は今ひとつ。ちょっとご都合主義的が過ぎるかな、と思う。有色人種には刑期が長くなる「color time」が適用されるんだぞ、と
ヤミの堕胎をする黒人女性にポワチエが語気荒くいう場面が、印象に残った。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-11-03 16:05:53
ままり興味がある映画ではありませんでしたが、シドニー・ポワチエが目当てで見て、予想以上に面白かった作品です。ポワチエの名演は勿論ですし、推理の展開も面白く、演出も立派なものだと思います。ただ、南部が背景で時代が違うと言っても、黒人に対する偏見の描き方が、いかにも強調されすぎているのが気になりました。これは映画ですから、それでよいとしても、他の人の意見にもあるように、ロッド・スタイガーがアカデミー主演男優賞を取っているのも変だと思います。どう見ても主演はポワチエですし、アカデミーにノミネートもされていないというのが、本当の偏見ではないかと思います。
また、レイ・チャールズの唄は良いと思いますが、橋の上を逃げる容疑者のシーンでのBGMなどは、それが楽しいという感じが気に入りませんし、全体的に音楽が良いとは思えませんでした。
投稿者:アラン・スミシー投稿日:2005-10-26 17:52:13
 いい映画。
 刑事モノのスリリングな娯楽面も、社会的メッセージという面においても完成度が高く、魅力にあふれています。
 同年に作られた「招かれざる客」はまた違った角度で黒人差別の問題に切り込んでいます。凄いのは一年でこの2つの名作の出演をこなしたポワチエ。
 主演の2人の名演もさることながら脇を固める俳優たちの演技もなかなかです。
投稿者:魚篭投稿日:2005-10-10 02:04:22
人種問題を扱ったアメリカの映画は古くから数多くある。当然、現在も残る
実質的差別、そして消えることのない差別感は映画の中で意図的に、あるい
無意識的に表出されている。人種の社会的格差をなくす運動 "Affirmative
Action" も映画界に入れば、有色人種にたいする公平な扱いを施さなくては
と、白人中心の映画には必ず黒人が登場する。あの白人中心地区がロケにな
った「マディソン郡の橋」にさえ、州境の黒人のジャズバーをわざわざ登場
させるなど、直接映画の主旨に関係ないシーンも編集段階で入れざるを得な
いわけだ。これはつまり、未だに差別されているから、公平観を失うことな
かれと映画界につけられた注文である。

この映画はまだ黒人にたいするアパルトヘイト的空気が蔓延する時代に撮ら
れた。私がアメリカに住んでいたときも、目の前で白黒の殴り合いが始まる
こと数回目撃している(そのうちの1回は女性同士が素手のナックルでK1
を披露していた)。仲裁が入るが、それは暴動を避けるための「条件反射」
であるかのようだ。

今でさえこのような有様なのだ。それを当時、よくもここまで描いてくれた
ものだと思う。この実情を知らないと、ただデンゼル・ワシントン風の古い
映画だとあっさり素通りしてしまうこととなる。よく映画を観ればわかる。
どれほど、この映画がその後多く作られる人種縮図映画の先駆となっている
かが。

私がはじめてこれをみたのが14歳のとき。映画が公開されてから6年後のテ
レビ放映でだ。そのころ、いまのようなアメリカの人種縮図のことなど、知
る由もなかった。しかし、感動した。シドニー・ポワチエが主役だと見える
が、この映画には主役は2人いる。2人でやっと一人の理想的な立場が築け
るという主役の置き方だ。当時はなんとなく、そのように思っていたが、こ
の気持ちは今も変わらない。そして、当時はチンプンカンプンだった、ロッ
ド・スタイガーの英語が、おそらくチンプンカンプンなだけに、ひどく魅せ
られた。英語を本気で勉強しようと思った。ロッド・スタイガーのおかげで
ある。

多感な少年時代に「夜の第走査線」のような映画を、当時の時代感そのまま
で数多く観ることができたのは幸運だった。この映画はいまも堂々と生きて
いるが、その生き様があまり感じられないという方々は「今」の時代感にひ
たり、いい「今」の映画をどんどん観ることだと思います。よい映画に出く
わすには、何といっても「眼力」が必要ですから。
投稿者:ぶくろう投稿日:2005-06-05 21:55:56
ロッド・スタイガー、めちゃいい味出してますねぇ。
音楽もいちいちカッコ良いし。
名作ですな。
投稿者:jyunn投稿日:2005-02-04 02:12:49
【ネタバレ注意】

この映画が作られた1960年代はまだこんなにも黒人に対して根強い差別があったのですね。現在でももちろんあるんでしょうが・・・。
シドニー・ポワチエが確かに格好良く、ロッド・スタイガー演ずる豪快署長も良い。
そして、レイ・チャールズの音楽も素敵だ。
物語のはじまりで、サムが駅でポワチエを拘束するが、黒人が夜中に駅にいるだけで容疑者扱いされてしまうなど、現在でも、警察による黒人虐待などが報道されている事を考えると、状況はあまり変わっていないのかなと考えてしまう。
ラスト、署長とは最後にはわかりあえたが、まだまだ、こういう状況は続いていくのだろう。

投稿者:骨壷投稿日:2004-10-14 00:06:05
この映画のシドニー・ポワティエを見て
デンゼル・ワシントンがいかに彼の演技スタイルに
影響を受けているかがわかりました。
それにしても、主人公が本当に列車に乗りたかったのなら
駅から連行される前に一言自分が警官である事を
明かせば良かったのに、そうしなかったと言うのは
やはり事件に関わるべくして関わったと言うべきなのでしょうね
(身分証明書を持っていなかったのかな?)。
ちなみに、上の「解説」には「うだるような夏の夜の
“空気”を見事にフィルムに捉えている撮影」とありますが、
この映画はイリノイ州(5大湖のそば)で撮影されたそうで
山の中の追跡シーンは冬枯れた景色が寒々としているし、
夜の野外撮影では俳優たちが白い息を吐いているので、
こりゃ半袖じゃ寒そうだなと思って見てました。
さすが低予算映画。
投稿者:さち投稿日:2004-06-29 05:13:09
普通の映画
投稿者:ロスター投稿日:2003-10-03 14:18:42
【ネタバレ注意】

はっきり言って、この映画を観てポワチエの大ファンになった。
表情が素晴らしく、目で語りかける仕草は、刑事役としてバッチリ
ハマっている。こんなに面白いハードボイルド作品があったとは知らず
、得した気分だ。嫌味な署長も味があって良い。
ラストもグッとくるものがあった。

投稿者:ナチュラリー投稿日:2002-10-28 22:32:35
最近、DVDで見直し色褪せない素晴らしさを再認識した。
当時の数少ない黒人スターの一人であったシドニーポワチエの上手さといったら。冒頭でいきなり容疑者扱いされ、背を向けさせられた無言の横顔。
余計なセリフは一切無くても観る者を引きずり込む。
最近の派手な仕掛けやアクションが陳腐に感じさせるリアリティーに満ちた展開。
低予算でもこんなに面白い映画が作れる、良い見本でしょう。
黒人に対する差別主義を真正面からぶつけたにもかかわらず、主演男優賞は
全てロッド・スタイガー(素晴らしいが)というオチまでついている。
当時のシドニーに主演男優賞を贈れない事実にアメリカの苦悩が感じられるが
英断してれば時代は変わっていたかもしれない・・・。
投稿者:すちゃらかポン太郎投稿日:2002-05-09 19:51:50
すいません、好評なようですが・・・私は面白くなかったです。

「大捜査線」というタイトルにつられてミステリーを期待して観たんですけど、いざ観ると・・・本筋の謎解きに入るぞってとこで、黒人である主人公に対する差別の多いこと、激しいこと。でもってミステリーを期待していた僕はそれがうっとうしくて入り込めなかったんです。

いや、そこがこの作品のいいとこだぞ、という人もいっぱいいるでしょう。でなきゃこんなに点数高くないし、オスカーとってないし。
実際、当時のアメリカじゃ、まだまだ、黒人差別が根強かったんでしょう。そこを正面から描いたから評価されたんだと思います。

でもね、「ハラハラドキドキのミステリー」を期待してた「いまどきの日本の若者」であるぼくには、「これはミステリーか?人種差別ものか?どっちなんだよ〜!」と思えてしまったんです。アクション(?)シーンも刑事と凶悪犯、じゃなくて、黒人刑事とそれをよく思わない田舎の人たち、なんだもんなあ・・・。
黒人と白人の刑事が、次第にわかりあってくとこはよかったけど。

映画って、見る人の歳や、時代によって変わるものも多いんでしょうね。
この作品の評価が予想以上に高かったのでそう思いました。

投稿者:dra42投稿日:2002-01-19 15:39:45
レイ・チャールズの歌と個性的な傍役が印象に残る
忘れられない一本
人種差別について考えたのも黒人音楽に興味を持ったのもこの映画の影響
差別の方は根の深い問題で自分自身こたえは出ないですが
音楽はこの当時の曲が大好き
今見ても色褪せない名作だと思います
投稿者:ぶんた投稿日:2001-11-14 17:13:14
アカデミー賞については色々意見もあり、
受賞作品とりわけ受賞者については、??と思う事が多くあるが、
本作を観た方は誰が受賞に相応しいかったかは理解していると思う。
R.スタイガーの演技も勿論素晴らしかったが、何といってもS.ポワチエの存在感と名演なくしてはこの作品の完成度もみられなかっただろうし。
最近の黒人俳優にはこうしたかっこいい人がいないなあ。
みんな笑いに走っちゃってて、元気はいいと思うけど・・・。

良く解らないが、アカデミー賞(他の映画祭も同様)の作品選考については、
一般の観客の審査は考慮に入っていないようなので、
ふーん、あ、そうと大抵はながして観るようにしている。
投稿者:seiji投稿日:2001-09-21 10:41:39
いまだに腑に落ちないのですが、この映画の主演は誰なのか。
警察署長のロッド・スタイガーがアカデミー賞主演男優賞ですが、
どう考えても彼は助演だと思う。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 ■ 主演男優賞ロッド・スタイガー 
 □ 監督賞ノーマン・ジュイソン 
 ■ 脚色賞スターリング・シリファント 
 □ 音響効果賞James A. Richard 
 ■ 音響賞 サミュエル・ゴールドウィン撮影所サウンド部(Samuel Goldwyn Studio Sound Department)
 ■ 編集賞ハル・アシュビー 
■ 主演男優賞ロッド・スタイガー 
 ■ 撮影賞ハスケル・ウェクスラー 
■ 作品賞 
 ■ 男優賞ロッド・スタイガー 
■ 作品賞(ドラマ) 
 ■ 男優賞(ドラマ)ロッド・スタイガー 
 ■ 脚本賞スターリング・シリファント 
□ 作品賞(総合) 
 ■ 男優賞(国外)ロッド・スタイガー 
  シドニー・ポワチエ 
 ■ 国連賞ノーマン・ジュイソン 
■ 新規登録作品 
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