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ライアンの娘(1970)

RYAN'S DAUGHTER

メディア映画
上映時間195分
製作国イギリス
公開情報劇場公開(MGM)
初公開年月1971/04/24
リバイバル→CIC-77.1
ジャンルドラマ/ロマンス
映倫PG12
巨匠デビッド・リーンが情熱を注いだ4年間 〈アラビアのロレンス〉の雄大さと 〈ドクトル・ジバゴ〉の愛が この華麗なドラマに結晶した!

なぎさに立ちこめる かげろうのように 愛は燃え上り そして消えていく--
〈戦場にかける橋〉〈アラビアのロレンス〉〈ドクトル・ジバゴ〉に続いて 名匠デビッド・リーン監督が描く不朽の愛の名篇!(リバイバル時)
ライアンの娘 特別版 (2枚組) [DVD]
参考価格:¥ 1,543
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【解説】
 独立運動が秘かに行なわれているアイルランドの港町。古い慣習を嫌う娘ロージーは、教師のチャールズと結婚している身でありながら、駐在英軍のランドルフと不倫をしていた。そんなおり、何者かの密告によって、武器を陸揚げしていた男たちが逮捕されるという事件が起こる。疑惑の目はロージーに向けられ、彼女は村の男たちにリンチされてしまう。やがて真相が判明したとき、ロージーはチャールズとの新たな生活を求めて旅立っていく……。D・リーンによる重厚なヒューマン・ドラマ。オリジナルは206分。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
13114 8.77
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2015-06-29 09:42:57
  いつか映画館でとDVD観賞を控えて待っていたかいあって嬉しいことに午前十時の映画祭で上映してくれるということで、荒天もなんのその往復二時間かけて自動車をゴトゴト運転して観に行ってきましたが、期待たがわず、この監督作品は長時間ながら全編手抜きなく丁寧な絵作りがしてあり話運びもしっかりしているので、視力が衰えて時間をかけて本を読むのが辛くなった身には、映画館の大きな画面で映像を楽しみながら長編小説を読んだような充実感を与えてもらえるのがありがたいです。  

  映像のよさは承知ながらLD観賞での記憶とはちがって画質のよいのが嬉しい驚きで、大画面で観るアイルランドの大自然の描写が素晴らしいこの作品はドクトル・ジバゴやアラビアのロレンスを上回っているのではないかとさえ思ってしまうくらいでしたが、そのわりにはあまり評判にならなかったのは物語の内容が地味そうなところに、我がままで動物のように本能に突き動かされて行動するヒロインに反感が生じるせいかもしれない。  

  でも今回心を込めて観賞し感じさせられたのだけど、閉鎖的で娯楽のない寒村で暮らす恋に恋をする年頃の多感な娘が思いを遂げるものの、結婚初日でこんなものだったかと失望するが直後に本物の恋を知り、その本物の恋もやがては破綻して一度は失望した男のもとに・・・との恋愛物語として良く出来ているし、それを、酒を飲んで騒げる冠婚葬祭と弱い者イジメと悪口しか楽しみのない物心共に貧しい村民と対比させることで、舞台になるアイルランドの壮大で美しい景観と相まって心に残る品位の高い物語に昇華しています。

派手なアクションのない三時間を超す作品をまったく退屈もしないで観終えてしまったのには不思議な気がするくらいなんだけど、これは、思慮深く広い心を持った夫や心身に深い傷を負う少佐はもとより愛娘をリンチに陥れることになる父親に神父に知恵遅れの男など、それぞれが脇役というには申し訳ないくらいに存在感を持った役割を果たす脚本がよいのと、それになんたって始めから終わりまで背筋を伸ばさせる魅力的な大画面ならではの映像が続くからで、機会のある人はぜひ映画館に出向くことをお勧めします。  波濤が荒れ狂う岩場での撮影には死者や怪我人が出たのではないかと思わせるほどです。  

   追記。  ダイナミックな広がりがなくてモーリス・ジャールらしくないなって感じた音楽も、この物語にはこれくらいなのが適切なんでしょうね。  たとえば大好きなラーラのテーマをこの映画にイメージして被せてみても、幼稚園の運動会にワーグナーを流すみたいで馴染まない。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2015-02-05 11:34:28
素晴らしいのはロバ−ト・フラハティ監督の傑作「アラン」を思わせる北海の景色を捉えたキャメラである。酒場経営者の娘として何不自由なく暮らしているロ−ジ−と、無職であてどない暮らしに沈湎している村の若者たちとの対比がやや類型的に描かれるので、不倫と密告とリンチという深刻な筋立てでありながら、映像の見事さに見合わぬドラマになってしまった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2014-04-07 21:32:10
アイルランドの荒涼とした自然の描写は見事です。
自分の中では「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」とは
別の系列の作品で、登場人物の心理を非常に繊細に描いていますが
それほど主人公に共感することは出来なかったです。
立派な作品であることには間違いはないのですが。
投稿者:TNO投稿日:2012-01-17 23:51:30
デビッド・リーンらしい大自然と政治を背景とした人間ドラマ。アイルランドの海岸と台地の草原は美しい。アイルランドの抑圧と民衆のわだかまりも自然に描かれている。若い娘(サラ・マイルズ)の教師(ロバート・ミッチャム)への一途な憧れ、結婚後の破綻、若き英軍将校(クリストファー・ジョーンズ)との出会い、村人の群衆心理が巧妙にスクリーンに映し出されている。結末も大好きだ。特にサラ・マイルズがレオ・マッカーンを許し和解して去りゆくところ。トレヴァー・ハワード、レオ・マッカーンも良いけど、ジョン・ミルズの台詞が一言もなく全て表情とボディランゲージで表現する演技は、見ていて目頭が熱くなるほど圧巻。
投稿者:Normandie投稿日:2011-10-28 22:51:09
宗教観は見ていて辛いが、アイルランドの厳しい自然や個人的にググッときたラブシーンなど美しく感じ入りました。誰だって好きなように生きたい・・・
前の方のコメント同様、この監督の映画にはいずれもユーモアを感じた事がないのがさびしいですね。
投稿者:has42120投稿日:2010-09-05 22:28:28
サラ・マイルズ
投稿者:uptail投稿日:2010-03-08 23:59:41
ロバート・ミッチャム
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-12-27 18:52:14
個人的には「ドクトル・ジバゴ」より良かったと思うが、デビッド・リーンにはユーモアが決定的に足りない。ミッチャムが浜辺の足跡で二人の不倫を想像するシーンは天然ボケといってもいい陳腐さを感じた。森の中での逢瀬は黒澤映画(羅生門と七人の侍)の影響かな。アイルランドの自然の美しさと一気に観れる演出に星二つ。
投稿者:Bill McCreary投稿日:2007-06-30 00:56:23
小学生のころ、日本テレビでこの映画が放送され、とても気にいってしまいました。初公開時のポスターを手に入れて、自室に飾っていたくらいです。やはりアイルランドのあの映像には圧倒されました。

ほんとの70ミリフィルムを使った映画ですので、やはり映像の重厚さはすばらしいですね。この映画は劇場で見たかったなあと今でも後悔しています。

内容的には、どうも後半が無意味に冗長なことと、作者が少し内容に酔っ払っているところがあり、不満も多いんですけど、でもこの映画の舞台になったアイルランドには絶対行こうと堅く決意をして今日にいたっています。でも私、アイルランドって1回だけ行ったことがあるんですけど、訪れた街がベルファストだったんですよね。この街も別の意味で面白い街ですが。

しかしいつの日か、この映画の舞台となったディングル半島(だったと思います)に行くつもりです。そのために、この映画を見直して復習をしようと思います。
投稿者:投稿日:2007-05-25 20:52:04
オスギが本作のサラ・マイルズを「ヤな女ねー」と誉めていた(笑
情欲に駆られてるときの彼女ってホントリアルな演技しますよ。
他の作品でも同じような演技の彼女を見ましたから。
キャラにしろ本人にしろ決して好きにはなれないけど
才能があるのは確か。
投稿者:マジャール投稿日:2007-03-22 23:17:51
英国・アイルランドの複雑な歴史と、厳しくも美しい大自然を背景に展開する文芸風メロドラマの傑作です。
やはり、トレヴァー・ハワードやジョン・ミルズらの英国男優が素晴らしいです。ミッチャム、ジョーンズも魅力的。(英国士官C・ジョーンズが、『ロレンス』のオトゥールの印象と、なんとなくだぶって見えるのが面白かった)
リーン監督らしい、重厚にして大作感あふれるスケールにも圧倒されます。
ところどころ、“芸術”志向の凝ったカメラ・アングルが気になりますが、これって、デヴィッド・リーンがカメラマンに命じて撮らせたんでしょうか?リーン自身もカメラを覗いたんでしょうか?これみよがしな<アート>かぶれ。一流監督の仕事とは、とても思えません。
投稿者:la vie en rose投稿日:2006-05-25 17:03:30
この映画は「風と共に去りぬ」を見てなんてわがまま女なんだと怒るような方にはお勧めしません。が、好きな様に一生懸命に生きれたらいいなあと思っている人には5星映画だと思います。それがどんな大証を伴っても。私が好きだった台詞は最後に神父が吐くように言う「わからん」でした。とても意味深い台詞のような気がします。
投稿者:さち投稿日:2006-05-09 09:52:25
普通
投稿者:o.o投稿日:2003-11-03 00:54:42
 白いパラソルをさした主人公が歩く、陽光降り注ぐ砂浜や、密会場面での露に濡れた森、そして何より、反英国分子と村人達が協力して武器を陸揚げするシーンにおける嵐の海岸など、自然描写がとにかく素晴らしいと思いました。
 人間ドラマの方は、主要な登場人物、特に三角関係の当事者のそれぞれに共感でき、それだけに、悲劇的な物語がいっそう心に染みました。
 また、傲慢な支配者でありながら、戦争に怯え、心に傷を抱える英国軍人達、圧政下に力を合わせて耐える民衆でありつつも、同時に下劣さと冷酷さを見せるアイルランド人の民衆達など、両者がバランス良く描かれ、投げ込まれた状況によって、誰もが加害者とも被害者ともなり得る人間のやっかいさというものについて考えさせられました。
 特にこの作品を魅力的にしているのが、村の神父の存在で、厳格なキリスト教徒として主人公を厳しくいさめつつ、それでいて、追い込まれた主人公の身を最後まで案じ続ける姿には、心から感動しました。
 敢えて言えば、人間関係の描き方が、今ひとつ踏み込んで描かれていないというか、特に、特に、小学校の教師である夫と、不倫相手である英国人将校の存在感が、希薄な印象を受けるのは気のせいでしょうか。主人公と、その父ライアンとの関係についても、もう少し何かあってもよいのではないかとも、正直思いました。もっとも、これ以上深く描くと、あまりに陰惨な話になってしまうのかもしれませんが。
 美しい水彩画のような映画、という感想です。
投稿者:sonic投稿日:2002-03-24 02:41:12
「夢を見るのはいいが、育ててはいけない。身を滅ぼす」神父の台詞が印象に残る。現状に飽き足らず、手中に無い対極の物を求め、自由に飛び回る事を望む。人間の悲しい、愚かなサガ。時代背景と人の心の葛藤を織り交ぜて描いた名作。
投稿者:徘徊爺投稿日:2002-03-07 03:06:31
デビッド・リーン監督作品の人間ドラマの奥深さも然る事ながら、自然描写の素晴らしさは天下一品だと思う。この作品では、アイルランドの海岸と丘の雄大さと激しさと美しさは、映画を観ておよそ30年経った今でも、心の原風景のように思い出される。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演女優賞サラ・マイルズ 
 ■ 助演男優賞ジョン・ミルズ 
 ■ 撮影賞フレディ・ヤング 
 □ 音響賞Gordon K.McCallum 
  John Bramall 
■ 助演男優賞ジョン・ミルズ 
□ 作品賞 
 □ 主演女優賞サラ・マイルズ 
 □ 助演男優賞ジョン・ミルズ 
 □ 助演女優賞エヴィン・クローリー 
 □ 監督賞デヴィッド・リーン 
 □ 撮影賞フレディ・ヤング 
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