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ラスト・ショー(1971)

THE LAST PICTURE SHOW

メディア映画
上映時間118分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(COL)
初公開年月1972/07/20
ジャンル青春/ドラマ
1951年 テキサス州 アナリーン 変わるはずのものは 何にもなかった…
ラスト・ショー [DVD]
参考価格:¥ 1,512
価格:¥ 1,102
USED価格:¥ 2,000
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【解説】
 テキサスの小さな町アナリーンに、若者の社交場となっている映画館があった。そこに集まってくる若者、ソニーとデュアンはある日、恋人のことが原因で喧嘩別れしてしまう。そして数年後、朝鮮戦争に出征するために故郷に戻ったデュアンは、ソニーとの友情を取り戻し、かつての遊び場だった映画館へ赴くが……。「殺人者はライフルを持っている!」で正式にデビューしたP・ボグダノヴィッチの監督第2作で、古き良き西部の姿を背景に、田舎町に生きる二人の若者の青春をペシミスティックに描く。彼らが最後に観る映画が「赤い河」というのが何とも切ない。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
973 8.11
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【ユーザーコメント】
投稿者:こじか投稿日:2016-09-05 23:08:58
【ネタバレ注意】

関わり合いの目標地点が漠然と噛み合ってるだけで、内面的にも対外的にもそれぞれ全く違う方向。若しくは熱度が明らかに違う。モノクロ映像が蒼い春ではない情感湿らせてくれます。

投稿者:sachi823投稿日:2013-10-17 21:18:27
砂混じりの風が吹きすさぶアメリカの田舎町が舞台の作品です。
このころのこのような場所を描くときのアメリカ映画の
切なさや侘しさは見る者を暗い気分にさせます。
甘い感傷やノスタルジックな思いは微塵もなく、
ただ乾いた空しさだけが残ります。
神経質そうなティモシー・ボトムズと対照的に
イモ兄ちゃんのごとく逞しいジェフ・ブリッジスは
両者とも好演で、閉館前の映画館で最後の映画を見て、
「いい映画だった」と述べる場面は、なぜかほっとします。
投稿者:Ikeda投稿日:2013-05-08 11:29:14
最初に古びた映画館で1950年に公開された「花嫁の父」をティモシー・ボトムズたちが見るシーンが出てきますが、この映画は2年後、日本でも公開され、私は1953年に開館間もない東京下北沢オデオン座で見たので懐かしくなりました。ラスト・ショーとして最後に「赤い河」も出てきて、これは「花嫁の父」より先に日本で公開されていますが、こちらは後年、テレビで見ました。
この映画の時代背景は、主役ボトムズが生まれた1951年頃のようですが、アメリカの田舎町とは言いながら、少し乱れすぎている感じがあります。素っ裸のプール・パーティや性交に関わるシーンが特に前半多すぎて、それが売り物の感じさえしました。
その中で唯一のアカデミー賞を得たクロリス・リーチマンと、スタントマン出身とも言えるベン・ジョンソンが好演なので救われますが、これだけ評価の高い映画とは思われませんでした。
それに邦題が良くなくて、映画上演という本来の意味をショウで済ましてしまったのも、映画の内容を表していません。
投稿者:グレコ投稿日:2012-07-19 12:20:16
ベン・ジョンソン、エレン・バースティン、アイリーン・ブレナンが良かったです。
が、主人公に1ミリも共感できない映画というのもめずらしい。
投稿者:o.o投稿日:2012-01-30 01:51:39
この映画の奥底で静かに呼吸しているものはいったい何なのでしょうか。何か得体の知れない力が充満しているように思えて仕方ありません。何かよく分かったという気がするのですが、じゃあ何が分かったのか言ってみろと言われると、少なくともその核心部については言葉を失ってしまう、そんな感じです。説明できなければ分かったことにならないなんて、べつに思いません。

思わず胸を突かれたのは、サムがかつて付き合っていたという人妻が誰だったか分かるシーンです。彼女が主人公にサムとの思い出を語るとき、すでに頭の片隅にうっちゃってしまっていた、「今でもあの女がここへ来ればおれはノボせる。バカと思うだろ。でもないのさ。あんな女にノボせるのが一番利口なんだ。一番バカなのは何もしないで老いぼれる事さ」とサムが語るシーンが、強烈に脳裏によみがえります。そのサムは、彼女と付き合い始めたのは、「女房が正気を失い せがれどもが死んだあとだ」と言っています。

貧しさと、そして何より退屈が人々を徐々に狂わしてゆくこの街で、サムと同じように主人公もまた人妻と関係を持っているわけですが、たぶんそれは二人だけでなしに、この街に住む多くの者達が、息をひそめて情を通じ合っているのだろうと想像します。それだけが、ゆっくりと沈みゆくこの街で正気を保つ唯一の命綱のように。しかし、「ライオンのサム」は死んでしまった。「サムの死で何もかも変った」(主人公のセリフ) 。この街が、己の重みに耐えかねて、音を立てて崩れていくのはもはや時間の問題ではないでしょうか。

感傷という言葉は当たらない。何か形容しがたい強い思いが、物体のようにずしりと重く心の中に残った次第です。
投稿者:Normandie投稿日:2010-05-23 22:51:17
デュエーンはハンサムで若くて女の子のお尻に夢中でと訳もワカラズ自信満々な感じかと思えば、若い故に自分が見えない痛々しさがあり、さびれた田舎の風景が妙に似合ってた。
ソニーもどこにでもいる男の子のようですが、実はこっちの方が危なかったりするタイプですね。この映画のキャラクターではボトムズの方が好きかな、カワ+いたぶりたいです!
投稿者:クリモフ投稿日:2010-03-26 01:39:54
全編白黒の青春映画ですが、なにやらシリアスでやや暗い。うーん、いや、暗いというか冷やか?廃館になる映画館やら、ハンク・ウィリアムス等の音楽でノスタルジックな雰囲気もあり。
どっちかっていうと、ダークサイド青春系で現実感ややるせなさがきついという印象はあるのですが、何か微妙なところで心にヒットせず。主人公と思われる二人にあまり興味がわかず、後半にかけていろいろな変化が起きている場面でも起伏が感じられませんでした。なんか観ていて期待するんですが、そのまま終わった感じ。こういうのがたまんない人がいるのはわかるし、恐らく二十歳前に見てたら感想も違うんでしょうけど(けっこう重要)、今の自分にはただのなよなよした若者に見えてしまって、、、、
ノスタルジックアイテムを出しても嫌味にならないセンスの良さは感じました。あと、ペーパームーンでも思ったけど地平線のカットが印象的。どうやら、監督が若い頃に受けたジョン・フォードのアドバイスによるものだそうです。
投稿者:マーク・レスター投稿日:2008-02-03 00:35:07
【ネタバレ注意】

8月23日(水) Vol.1


「アイ・ラブ・ルーシー」や「じゃじゃ馬 億万長者」「名犬ラッシー」に見る、健康的でモラルに富み、希望に満ちた50年代黄金期のアメリカは ここには



          ない。



テキサスの裏ぶれた町で、スポーツも恋愛も うだつの上がらない高校生と、どこか疲れちゃった感じの大人しか出てこない映画。古き良き時代のアメリカを語りながら、ブラウン管から流れていたそんな作られた日なたには目を背け、日陰の部分に敢えてフォーカスした映画。 と思いつつ観ていたら、うだつのあがらない高校生と、この高校生の体育コーチの奥さん。いわゆる、どこか疲れちゃった大人が不倫を始めまてしまいました。まーこれぞ、「日陰の恋」ってやつかな。



渋みのあるモノクロ画面が “滅びの美学” を今後、示していくであろうこの映画の雰囲気を如実に語ってくれています。また、バックミュージックも当時揺籃期であっただろうロックを排除して、カントリーミュージック! で構成。時代の先端ではない、後方に停滞しているもどかしさを表現していきます。明日以降、「ラスト・ショー」という題名やこの世界観から勝手に  “滅びの美学”  なんて断言してしまいましたが、このキーワードに接近するのか、遠ざかってしまうのか、こわごわ、傍観です  



8月27日(日) Vol.2 最終回の1/2




全部観終わりましたが、書きたいことが長くなってしまいましたので、2回にわけて記したいと思います。まずは1回目。



残念ながら 「滅びの美学」 を見つけられることはできませんでした。 しかしここには、度重なる「喪失感」 とあやふやで不確かな 「救い」 があったのでした。
父親のように慕ったサムの突然死、 親友の元カノに翻弄されてしまった恋、 この恋が原因で壊れてしまった親友との友情、翻弄されてしまった恋 それ自体の消滅、弟のように可愛がっていた精神薄弱の少年の交通事故死、と、ことごとく彼の人間関係が削がれていくのです。まるで、高校時代という、人生における輝かしいくも保護された時代が終わった瞬間に直面する “社会の現実” を、「喪失感」 という言葉で代弁しているかのようでした。



古き良き時代を背景に、高校卒業によって、仲間が離れ離れとなる物語、といえば、「アメリカン・グラフィティ」 を思い出しますが、この「アメ・グラ」 が60年代のアメリカンPOPに乗って、軽快に18歳の希望溢れる青春が語られるのに対し、この映画は、カントリーミュージックにまとわりつかれながら、閉塞的で変わりばえの無い人間関係を引きずりつつ、決して軽快ではないエピソードが綴られていく物語なのです。
作家性、作品コンセプトの違いによってこのような相違点が見受けられるのは当然とは思いますが、
「ラスト・ショー」 が1971年の公開。
そして 「アメ・グラ」 が2年後の1973年の公開
であることを鑑みて、そんな個別の問題だけではない、アメリカ映画史という大きなうねりの中にその解を求めてみました。この問いを解くキーワードが



       “アメリカン・ニューシネマ”。



“アメリカン・ニューシネマ” とは1967年の 「俺たちに明日はない」 を皮切りにそれまでの煌びやかで、楽天的なハッピーエンドのハリウッド的世界感に対抗して、若手映画作家達が “孤独” “挫折” “性” “死” という、今までは積極的に語られなかった題材を活用して1970年代初頭までに制作された作品群を指し、「イージーライダー」 や 「スケアクロウ」 「真夜中のカーボーイ」 などが代表例としてあげられるアメリカ映画史上の重要なムーブメントなのです。
「ラスト・ショー」 はこれらのトレンドが支配していた時期の1971年の公開であり、しかもその系譜に位置づけられる作品だったのです。このような既存の価値観に一石を投じた監督達は



      「第7期ハリウッド世代」



と呼ばれており、一方の「アメ・グラ」 は再びハリウッド本来のエンタテインメント性を蘇らせた



      「第8期ハリウッド世代」



のジョージ・ルーカスの手によるものだったのです。 たかが2年という差ではありますが、そこには、時代を仕切る隔壁が大きく存在していたわけです。


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投稿者:spink投稿日:2005-08-21 15:48:42
砂にまみれた田舎町。そこでしょうも無い青春を送る何者でもない若者たち。
青春は砂の味。
投稿者:アリエアー投稿日:2004-12-09 16:46:52
性への関心と自己愛に満ちた若者たちは、浅はかに見えるけど、けして悪い人間ではないと分かる。
つぶれていく映画館や死にゆく人に対して、哀しいと思うことができないわけじゃない。
ただ、彼らにはどうすることもできないだけなのだ。

情に流されないモノクロ画面にくっきりと浮かびあがる、田舎の鬱屈とした人間模様。
Last Picture Showは、夢も希望もあった時代を描いた雄大な西部劇。
これからもこの町の人々は残酷なまでの時の流れに身をまかすのみだろう。
しかし私にとってはそれは必ずしもバッドエンドではない。

さびれていく町とか、失われゆく時代とか。そういうのに弱いのだ。
口のきけない少年の笑顔が、いつまでも心に残る。
投稿者:ASH投稿日:2003-05-13 23:38:23
【ネタバレ注意】

 ボグダノビッチ先生によるノスタルジー3部作(と、勝手に命名)の第1弾は、モノクロ映像が印象的な心に染み入る秀作。次の「ペーパー・ムーン」のそれとは若干違う、ちょっと冷たさと寂しさの感じる色合い。続編はJ・ブリッジスが主演で、ある意味哀しい…。

投稿者:投稿日:2003-03-24 01:24:23
全編涙がにじんでしまうような映画なのにずっと見続けてしまうのは全編をつらぬくサム(ベン・ジョンソン)の愛のせいなのでしょうか。
切ないですね。
いい映画です。
投稿者:ともくん投稿日:2001-05-31 00:21:38
モノクロフィルムで荒涼とした感じがより強調されています。
高校を卒業すると油田で働くか、町を出るんでしょうね。
青春ドラマの一つの形の「やりきれなさ」が強くが出ていて、案外好き嫌いが
あるかもしれません。
投稿者:Longisland投稿日:2001-03-16 12:01:22
何にも無い米国の田舎、なんだか煮詰まっちゃう状態、高校生の男の子がコーチの人妻と関係を持ち、尻軽女(美人)が打算的に男をとっかえ、その母親は旦那の部下と関係があって・・・・嫌な話なんだけど不思議と人間の本質、性(サガ)を感じる、きっとこの町の人は一生この田舎町を出ないで生きていくんだろうな。
米国人の友人が昔「西部の田舎では本屋に一度も行ったことが無い人がまだいるんだ」なんて言ってたけどこの作品を観た時になるほどと感じた。

とはいえ、なんだか引き付けられる作品。
映画館が閉館・廃業する時って、我々の様な映画好にとって万感の思いが有るじゃない、私も寂れた名画座の最後の上映に行ったけど・・・(涙)

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