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ラヴィ・ド・ボエーム(1992)

LA VIE DE BOHEME

メディア映画
上映時間103分
製作国フィンランド
公開情報劇場公開(シネセゾン)
初公開年月1992/07/18
ジャンルドラマ
親しき友と愛しき人と、やるせなき巴里、うたかたの夢。
キートス!! カウリスマキ Blu-ray BOX 【Part 2】 【初回限定版】
参考価格:¥ 17,280
価格:¥ 49,800
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【解説】
 フランスの作家H・ミュルジェールの原作『ボヘミアン生活の情景』は、あの有名なプッチーニのオペラ“ラ・ボエーム”と同じもの。カウリスマキは“原作を台無しにしたプッチーニへの復讐をこめて”本作を撮ったのだと言う。ボヘミアン生活はパリにしかない、という表現に魅かれて……。ロドルフォ(M・ペロンパー)はアルバニアからやってきた画家。家賃不払いでアパルトマンを追い出された作家マルセルとレストランで意気投合。彼にその部屋に連れていかれると既に次の住人、音楽家ショナールが居すわっており、かくして三人の共同生活が始まる。マルセルは新聞王をだまし雑誌の刊行を企てる。ロドルフォは資産家のパトロン(J=P・レオ)を見つけ、また、隣室で眠っていた美女ミミに恋をするが、不法滞在が発覚し強制送還された。なんとかパリに戻ると、金持ちの男と一緒のミミにやり直しを誓うが、あまりの貧乏暮らしに彼女をはじめ、男たちの恋人は皆くたびれたり愛想を尽かしたりして去っていく……。時は経ち、相変わらず侘びしく暮らす三人のもとにミミは帰ってくるが、彼女は不治の病を抱えていた。古き良きフランス映画の情感を溢れさせた、思いきりセンチな恋物語。サルミネンのカメラ・ワークが素晴らしく、シャンソンの使い方など心得たもので、エンディングに流れるのはなんと高英男の歌う“雪の降る町を”。'92年のベルリン映画祭で国際批評家賞を受けた、カウリスマキ15年来の企画の映画化である。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
437 9.25
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2013-03-24 12:57:18
  いつもいつもレンタル中で在庫なしが続いていたんで犇き瓩鮓つけて飛びついたわけだけど、そういう期待の大きくなり過ぎる事情もあってか少しがっかり感があったことは確かです。  

  でも、画家に作家に作曲家という、個性が強く貧しさをエスプリという言葉に昇華にしているようにさえ思える人生を送っている人間どもが、一人の女の入院費を稼ぐために自我を捨てての人情と友情と愛情の物語・・・・と、文字にするとなにやら臭みが漂うのだけど、名前は知っていながら初観賞となるこの監督の説得力ある訥弁とでもいいますか、沈黙の多いチープなモノクロ画面が醸し出す雰囲気は不思議な心地よさがありました。  

  この監督は音楽大好き人間みたいで、アヴァンギャルド旋風が吹きまくった60年代のジャズシーンでも十二分に通用する・・・ どころか、大いに受けたのではないかと思わせる、あの音楽家のパフォーマンスがよかったのだけど、お終いの日本語「雪の降る町を」も、はじめはギョッとしたものの作品の雰囲気にきっちりと合っていたように思います。 出だしのところがショパンの「幻想曲ヘ短調作品49」とそっくりなんで、それでヨーロッパの人たちに馴染むと考えて用いたのかなって気がしたのだけど、エンドクレジットに日本人の名前があったようなんで、その人の意思の反映ってことなのでしょうか?。
投稿者:クリモフ投稿日:2012-10-02 02:27:02
いつの通りうだつの上がらない人達が主人公。金もないし才能もあるかわからない奴らを、ユーモラスに描きながらも共感できる部分を感じさせるというのはなかなか難しいはずなのに、さらっとやってしまうカウリスマキ。
三人衆のやり取り&気づかいに、この監督は本当に男のことがわかってるなぁ、と場面場面で思ってしまうし(きっと女のこともわかっているんだろう)、「キャデラックに乗ったアメリカ人」などの独特のセンスが相変わらず光ります。
あとやはり音楽の使い方、終盤まではシャンソンやロックなど持ち前の上手さを発揮しているのですが、ラストはもう本当に素晴らしい。この人は映像と音楽の相乗効果を本当に良くわかっいるのだなぁ、と感心します。
ほぼ無表情の人のリアルさ(故にヒロインが笑っているシーンが印象に残る)、映像的なユーモア、切ないのにドライと、こんな監督ほかにいねぇよ、よいう気にさせられてしまいました。今回も(笑)
投稿者:Normandie投稿日:2011-02-25 23:01:17
の言葉があまりウェットに響かず味わいとして個性につながる人を彼以上に知らない。
ラストの歌はどこかへ遠回りをしながら帰る道草の匂いがした。
投稿者:なちら投稿日:2009-08-19 14:41:39
【ネタバレ注意】

100分を超えるとは長尺の作品だね。
三人のボヘミアンは、自分の芸術に妥協せずプライドと希望を持って貪欲に生きる。
いつもより長い分だけ、その生き様が強く表現されてると思う。

好き勝手に生きているとも取れる彼らが、フラっと戻って来た彼女の為に、
家賃を使い込んでまで購入した本や、決して安売りしなかった絵や車を売って、
更には意に反する労働で収入を得て、医療費を捻出するのには泣けたなぁ。

絵画を理解しているんだかいないんだか不明なJ=P・レオは、笑える。

投稿者:ふじこ投稿日:2004-11-14 23:38:48
【ネタバレ注意】

愛してるのだけど一緒にいると現実を見つめてつらくなる女の気持ちもよくわかるし、男はわかってるから何も言わないし、後も追わない。
だけど女が戻って来ても言葉にはあれこれ出さないけど受け入れるし、高い入院費の為にお気に入りの絵まで売りお金を作ってあげる・・それを見守る友人たち。
女もやっぱり一番愛する人の傍で最後はいたいと思うよね。

時折みられるヨーモアも味わいがあり、それと共にじわじわと哀愁が心にしみわたりました。
マッティ・ペロンパーもすごく良かったし、また他の役者さんも。
ラストで流れる狎磴旅澆訥燹米本語・・最初驚いた)がまたしっぽり合うのです。すごく好きです。

投稿者:ノイン投稿日:2004-09-12 04:34:41
【ネタバレ注意】

カウリスマキならではのとぼけたユーモア(特に笑えるのは、自画像を前にした画家がパトロンに「誰を描いた?」と聞かれ、「母です」と答えるシーン)が随所に織り込まれていることにより、不器用な芸術家たちの報われない日々が、陰鬱にではなく、乾いたタッチで描き出されている。貧乏によって愛が破れ去っても、画家は絵具代をケチらず、劇作家はページを削らず、作曲家は雑音を消さないのが良い。それが芸術至上主義というほどの大仰なものでは無く、多分そのようにしか生きられないであろう男たちの生き様として感じられるのは良い。
やるせなくもおかしいタッチはこの監督独特の持ち味だが、後半の恋人の死というセンチな展開も悪くない。特に始終仏頂面の画家が病室を去り際に、恋人に対してほんの一瞬だけ見せる笑顔にはグッとくる。売れない芸術家同士の友情(特にラストで画家をひとりにさせてやる優しさが良い)と一度ならず自分のもとを去る恋人に対し画家が示す変わらぬ愛情が、しみじみと綴られていて味わい深い。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 国際評論家連盟賞アキ・カウリスマキフォーラム部門
■ 主演男優賞マッティ・ペロンパー 
 ■ 助演男優賞アンドレ・ウィルム 
【レンタル】
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