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ララミーから来た男(1955)

THE MAN FROM LARAMIE

メディア映画
上映時間102分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(COL)
初公開年月1955/03/15
ジャンル西部劇
ララミーから来た男 [DVD]
参考価格:¥ 1,523
価格:¥ 1,255
USED価格:¥ 1,905
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【解説】
 マン監督とスチュワートの黄金コンビの西部劇の面白さは、人間的なジミーが暴力の価値に最後まで否定的なのに、それが活劇自体の面白さと違和感なく結ばれていることで、ロケーションの工夫も常にあり視覚的驚きにも事欠かない。本作はD・クリスプ親子の確執に、流れ者のジミーが絡む形で、話の焦点がうまく絞られきらない弱味があるが、大地主のクリスプに反抗する女性牧場主の描き方など、場面にすれば僅かでも、非常にリアルで感心する。ララミーからやって来た元騎兵隊大尉ロックハートは運送業の配達で、アパッチによって弟が命を落とした土地に近い、地主ワグマン支配下の町にやってくる。その老人はかなり強引にのしてきた暴君ではあったが、目を病んで病気になり引退を考えていた。東部出身の妻の虚栄のうちに育てられた息子デイヴはわがままで乱暴で手に負えず、実子のように目をかけているヴィク(ケネディ)が頼みの綱だが、いざとなると息子が可愛い。デイヴに襲われ馬車を焼かれ、ラバを何頭も撃たれ廃業やむなしとなったロックハートは、ヴィクの恋人でデイヴとは従姉妹同士のバーバラに魅かれたこともあり、しばし当地に留まることにした。そのうち、密偵に雇った老人からの情報で、アパッチに通じる者の姿が浮かびあがってくる。彼はデイヴの度重なる嫌がらせに耐え、ワグマンに譲らず自分の小さな牧場を守り続ける老女ケイトを手伝いながら、真相解明の機会を待つが……。アクション場面として面白いのは牛の群れの中でのジミーVSケネディの殴り合い。それから目の効かないクリスプが馬に乗ってジミーと対決しようとする、馬上からのショットにはハッとさせられる。彼とケイト役のA・マクマホン、二老優がとにかく健闘。単なる勧善徴悪でなく、陰々滅々でもない、見応えのあるウェスタンだ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
538 7.60
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-12-10 19:07:09
同じ西部劇のスタ−でありながらスチュワ−トとウエインの違いは実に興味深い。この二人の間にヒップ・スタ−のジェ−ムズ・ディ−ンやマ−ロン・ブランドやポ−ル・ニュ−マンを置いてみると、アメリカ映画の男優の鳥瞰図が浮かんでくるように思える。ウエインは表だけの男、スチュワ−トは表の顔の裏に屈折した思いを秘めている男、そしてこの二人ともがアメリカ映画の男性像の両極を代表しているのだ。この映画もそうしたスチュワ−トの西部劇の1本。見所はワグマンに対抗するジミ−を温かく見守る女牧場主のケイトの肝の据わった存在感と、その彼女が長年秘めてきたワグマンへの恋心。そして頑固ではあるが公正さを失わないワグマンが、一人息子のデイブと右腕としてきたヴィクを亡くし、その上失明するという苦境に陥った時に、ケイトはそっとその傍らに寄り添うのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:noir fleak投稿日:2011-07-07 10:49:33
ヴィクが悪人ではないのは冒頭スチュアートを助けたことからも明らかだ。
彼が、インディアンへのライフル密売に反対して、性悪息子を殺したのも全くの正当防衛なのだ。しかし、彼は自分が殺したとクリスプに言えなかった。そこから彼の人生が狂い始めた。ライフル隠匿の場所がわかりそうになったのでクリスプを馬から突き落としたり、最後はインディアンにライフルを売ろうとして、スチュアートに見つかり、結局怒ったインディアンに殺されてしまう。(なぜスチユーアートは無事なの?) 
この映画は、ヴィクの視点から見るべきなのだ。彼は慕っていたクリスプからも裏切られた。クリスプがライフルを売ろうとしたのはヴィクで、息子は利用されただけと言ったのは、ただ復讐心から出た全くのでまかせの嘘なのだ!
善良なカウボーイの悲劇。アンソニーマンだから作れたウェスタンの傑作だ。

投稿者:uptail投稿日:2011-02-06 09:30:13
ジェームズ・スチュワート
投稿者:TNO投稿日:2011-01-29 23:54:27
本作は、西部劇だが、人情劇と言った方が良いかもしれない。兄弟愛、息子への愛、久恋、男の友情、近親憎悪、裏切り。最後に結ばれそうな二人が結ばれず、「荒野の決闘」のような淡い恋で終わるのは、現実な余韻があって良かった。フランク・キャプラ、ジョン・フォード、アルフレッド・ヒッチコックといった巨匠達に愛され、本作の監督アンソニー・マンとは、幾多の西部劇でコンビを組んでいる。善人の裏に隠された強い意思を持つ男を一貫して演じ続けている。観客も、既にそういう前提のうえで観ることになるのだ。本作では、更にウォレス・フォード扮する老人に、「あなたは、良い人だということは見ていればわかる。私は好きだ。」と雄弁に語らせている。誰もがこんな言葉を他人から掛けられたいものでしょう。演技にも磨きがかかっている。ドナルド・クリスプの支配に唯一人抵抗している女傑アリーン・マクマホンにスチュワートが用心棒として目を付けられ、まさに冤罪で処刑されようとする時に「私の牧場に来れば、後見人となって救ってあげる。10秒で決めなさい。」と言われる。この彼女に屈服する時の演技が最高だった。ドナルド・クリスプは、骨はあるが、息子に甘い、老牧場主を好演している。クリスプとスチュワートの一騎打ちの場面があるのだが、その際の失明寸前の目を気にする演技など絶妙だ。アーサー・ケネディも好きな役者だけど、アンソニー・マン監督の映画では、「怒りの河」でもスチュワートの仇役となっている。スチュワートは、結局一人も殺さずに復讐を遂げる。
投稿者:gapper投稿日:2010-06-18 22:53:52
 少ないイメージの、しっかり作りこんだ西部劇。

 なかなか渋めで、西部劇にありがちな派手さはないが良かった。
 ジェームス・スチュワートが弟の復讐に燃えるが、あまり悲壮感はなくちょっと抜けた感じの行動もある変わった復讐劇となっている。
 アパッチへ銃を売ることが元凶となっての話なのだが、この辺が当然として扱われていて現代日本に住む人間としては実感が涌きにくい。
 銃を手に入れて歓喜するアパッチと偵察隊を虐殺するシーンを入れればよかったのではないかと思う。

 ウイリアム、バーバーラ、ヴィックの三角関係もさらりと描かれていてお上品な感じだ。
 やはり、主役がスチュワートというのが大きく影響しているようで他の俳優であれば全く印象の違う作品になったと思われる。
 良くも悪くもスチュワートありきの作品だ。
投稿者:bond投稿日:2010-03-23 09:32:41
【ネタバレ注意】

現在程の過激なシーンは無いが、十分インパクある映画。温厚そうだが、理不尽には決して屈しない男に好感。

投稿者:ジーナ投稿日:2010-03-13 22:01:38
一応仲間はいるが基本的には一匹狼の主人公と大地主との敵対関係(しかも息子はでくの坊)という西部劇の一人で悪に立ち向かうスタイルを忠実に継承した作品なのでクラシックシネマが好きな方には愛着のわく作風だと思います。

西部劇特有のアクション(早撃ちなど)は少なめですが、すぐ横は崖という細い山道?を馬で駆け上がるので気が気ではないです。
こういった土地の見せ方やアイデアが素晴らしいですね。

主人公は口数も少なく心情描写もほとんど無いので闘争心を感じにくいですが、痛みに歪むジェームズ・スチュワートの表情や牧場の跡継ぎに向けた怒りの表情などは強く印象に残りました。
しかも、スタイルが良いから立っているだけで絵になります。
一方、牧場主であるドナルド・クリスプも複雑な心境を見せ何とも痛ましい。
紅一点となるハズのキャシー・オドネルはイマイチ華がなかったかな・・・。

恋愛に関しては、絡んできそうで絡んで来ないのでモヤモヤします(笑)
お互いに惹かれ始めているのか?!と感じさせておきながら放置なので消化不良もいいとこです(爆)

ストーリーにもう一つ注文をつけるなら、もう少し復讐の事情を本筋と絡めながら展開させたほうが良かったでしょうね。
片っ端から聞き込みをして銃の流れを調べたりとか、何人かの容疑者から徐々に一人へと絞っていく脚本にするべきだったでしょう。
そうすれば、感情移入しやすかったと思います。

壮大な素晴らしい眺めもさることながら、序盤に登場する塩田の景色も見事です。
褐色の大地に広がる白い塩のコントラストは一見の価値ありでしょう。

スッキリ爽やかな西部劇ではないですが、それぞれの登場人物が少しずつ歪曲した心を持っているので味わい深いモノがありました。
もう少し深くドラマを描きこんでいれば、どっしりと落ち着いた西部劇ドラマに仕上がったでしょうね。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2007-08-30 21:55:56
 この岩山の機能のさせ方を見ると、仮にクレジットが無かったとしてもアンソニー・マンの演出だということが了解できるだろう。。また、彼らしい主人公の怒りの表現も凄い。ジェームズ・スチュワートがアーサー・ケネディと喧嘩をする前にアレックス・ニコルに向かって歩くカットのなんという力強さ。いきなりカットの強度が変わるので真に驚愕してしまう。ラスト近くで水辺を舞台にしたスチュワートとドナルド・クリスプの対決シーンもしかり、忘れられない強い画だ。『シマロン』にも出演していたアリーン・マクマホンがクリスプと昔訳有りで今は敵対する女牧場主を演じており、彼女の存在もいい。http://cinema.intercritique.com/user.cgi?u=3449
投稿者:黒美君彦投稿日:2005-06-13 15:51:01
【ネタバレ注意】

ジェームズ・スチュアートがとにかく輝く作品。西部の広大な風景が眩しい。かつて婚約者同士で今は反目している二人の老いた牧場経営者、ドナルド・クリスプとアリーン・マクマホンの存在感がいい。
キャシー・オドネルが何だか中途半端なのは、監督がアンソニー・マンだからか(笑)?男を描くのは上手いが女は苦手なのかも、と思わせる。
ワゴマンのよき右腕だったはずのヴィック(アーサー・ケネディ)がいつの間にか悪役となってしまうのも、何となく哀れを誘う。
だが、ラストでワゴマンの娘(キャシー・オドネル)が笑顔でロックハート(J・スチュアート)を見送るのは不自然。いくら心を惹かれた相手とはいえ、許婚者ヴィックと相対し、その結果ヴィックは死に至るのだから・・・(実際に手を下したのはアパッチだが)。
サスペンスタッチでもあり、なかなか壮大な、それでいてJ・スチュアートの役柄のせいか、からりとした復讐劇だと思う。なかなか面白かった。

投稿者:Ikeda投稿日:2005-04-25 14:49:34
期待していたほどの映画ではありませんでしたが、弟の仇を捜すジェームズ・スチュワートと牧場主ドナルド・クリスプの身内のトラブルを織り交ぜて、かなり面白い映画でした。
スチュワートは最初にチャーリー(ウォーレス・フォード)から「憎しみは似合わないよ。あなたの柄じゃない」と言われるような役で、彼らしさが出ているとは思います。そうは言っても、昔の彼のイメージが強いので、違和感があったのは否めません。
それよりも牧場主ドナルド・クリスプがベテラン振りを発揮して名演です。それに女牧場主アリーン・マクマホンの描き方も良いと思いましたが、ヴィック役のアーサー・ケネディの銃密売に対する言動が、最後、急に変わってしまうのが不可解でした。これを「リア王」に喩える人もいるようですが、そんな感じもしませんでした。
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