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冷血(1967)

IN COLD BLOOD

メディア映画
上映時間133分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(COL)
初公開年月1968/05/11
ジャンルサスペンス/ドラマ
冷血 [DVD]
参考価格:¥ 1,512
価格:¥ 933
USED価格:¥ 930
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【解説】
 カンサスで、ある一家四人が惨殺されるという事件が起こった。警察の調査の結果、二人の若者が犯人として捕らえられる。ストーリーは二人の若者の育った環境を語り、やがて犯行に至った動機が明らかになる……。殺される側の恐怖と、ラストで死刑になる犯人たちの恐怖が、観るものを圧倒する、同名ノンフィクションの映画化作品。
<allcinema>
評価
【関連作品】
冷血(1996)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
858 7.25
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2015-12-05 21:44:28
リチャード・ブルックス監督が大変しっかりと演出しています。
若者2人の生い立ちからアメリカ社会の暗部が浮き彫りになる
構成になっていて現在でも見応えがある作品だと思います。
特筆すべきはカメラの素晴らしさで
特に外は激しく雨が降りしきる刑務所の中、窓ガラスに水が垂れて
それがロバート・ブレイクの顔に涙を流しているように映る場面は、
撮影監督コンラッド・L・ホールによると偶然に撮れたそうですが
俳優の内省的な名演を得て、映画史に残るような
素晴らしいシーンになっています。
投稿者:gapper投稿日:2011-12-02 00:15:28
 リチャード・ブルックス監督のノンフィクション・ノベルの映画。

 クラター家での犯罪までには、様々な映像とテクニックが使われている。
 特に目立つのがマッチ・カットだ・
 コールド・オープンからタイトルに移行する場面では、バスの側面から列車の側面に変わる。
 列車は男性自身をイメージさせる隠喩のアイテムであり、主人公二人の関係を暗示させる。
 7分頃にはマッチ・カットとはいえないかもしれないが、ナンシー・クラター(Brenda Currin)の電話からその相手のようにペリー・スミス(ロバート・ブレイク)の電話のシーンに切り替わる。
 ナンシーが被害者となることの示唆のようだ。
 10分頃には、父のハーバート・クラター(ジョン・マクライアム)の洗顔場面からペリーの洗顔場面と切り替わる。
 ナンシーと同様だ。
 48分頃にもペリーが車の窓から橋の上で何かを投げ、落ちるところでクレーンに吊るされた巨大な磁石の落下シーンに切り替わる。
 また、11分頃にはペリーの幻想シーンで映像の音は廃止し、音は遊園地で聞こえるような音楽と拍手に差し替えるというエイゼンシュテインが”トーキー宣言”で提唱した音のモンタージュを使用している。

 犯罪場面を暗示しただけで全く抜かして話を進めるというのは、この作品以前には見られなかった手法だ。
 犯罪場面は、ラスト付近で再現されるが、シャーロック・ホームズの様な探偵物の謎解きの様な効果を与えている。

 実際の犯罪を元にしているだけに緊張感が続く。
 逃亡生活の場面では、多少在り来たりな感じもあるが傑作といえる。

 「ハリーの災難 (1955)」のジョン・フォーサイスが、アルヴィン・デューイー捜査官として渋く演じている。
 チャーリーズ・エンジェルのチャーリーでもあるが、イメージが全く異なる。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:クリモフ投稿日:2011-10-07 16:22:23
を観ていたので、どのような事件かや、顛末等は少しわかっていたのですが、話自体の面白さや映画の完成度高さに驚きました。
ディックとペリーがどのように犯行を犯したのか、そしてそれを巡る周囲の状況などのディティールのリアルさは流石カポーティの入念なインタビューがあったからこそなんでしょうな。非常にニュートラルな視点もよくできています。それでいてドキュメントみたいになりすぎていないのも凄い。
あと、この手の実録犯罪モノの中では(あまり観ていないけど)映像が良いのも印象的でした。モノクロを活かした陰影のある構図やら二人が逃げるアメリカの広大な荒野など、普通に、おっとなるショットが多かったです。それ故か、非常にモダンな雰囲気が全体に漂っていて、現代の映画のよう。単純に詐欺を重ねたり、メキシコのエピソードなどもおもしろかったです。
二人が捕まったあたりから、やや説明的になりすぎてダレ気味なのが残念ですが、ラストの死刑執行で持ち直すので、まぁ問題なし。余韻の残るラストショットでさっと切れるのも良い。単に実話モノって以上の映画でした
投稿者:william投稿日:2011-09-16 01:17:36
若干散漫なストーリー構成が残念なところ。
ノンフィクションである物語の背景と、暗く不気味な映像は好奇心を湧き立たせて止まない。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-07-13 14:27:39
前半もたもたするので少し整理したい所。カポーティが小説を発表したのが1965年。映画は1967年製作ということだから本人の意見が相当入ったと思われる。死亡後2005年の映画「カポーティ」と比べると面白い。新作はペリー中心の展開だったが本作ではS・ウィルソン演じるディックにも焦点を当てているのが大きな違い。犯罪状況と心理については旧作の方が綿密に描いている。気になるのはP・スチュアート。カポーティの分身役だろうが影が薄い役だ。その後こういったジャンルの作品は多くなったが、心理の核に踏み込む映画はあまり知らない。
投稿者:Ikeda投稿日:2010-05-02 15:00:00
ペリー(ロバート・ブレーク)とディック(スコット・ウィルソン)が一家4人を惨殺した事件の映画ですが、二人の心情が主体の映画です。ディックは口とは違って、人を殺せないけれども金を欲しいと思っているのに反し、ペリーの方は衝撃的に人を殺してしまうという性格であるというのがそれです。
ラスト近くで「単独では不可能な犯罪も二人一緒だと第3の人格が生まれる」というナレーションが入りますが、それが、この映画のすべてだと思います。日本でもこの現象はありますが、殆どイジメに現れていて友達ではなく、だだ「寄らば大樹の陰」という考えで、群れているだけの若い人達に幻滅を感じています。
この映画の中でも家庭環境が取り上げられていて、これは最近DMに関して日本でも多くなっている犯罪ですが、その描写については、あまり強く描かれていません。それよりも感じたのは、パラレル・アクションやフラッシュ・バックが細切れで頻繁に出てくることで、犯罪シーンを後に持って来ているのもその一つですが、良し悪しは別として、かなり凝った演出だなと思いました。
投稿者:TNO投稿日:2009-12-08 22:54:31
【ネタバレ注意】

悪ぶっていた二人の小悪党ペリー(ロバート・ブレイク)とディック(スコット・ウィルソン)が、共同で農場の金庫を襲う計画を立てる。顔を隠すための黒ストッキングを入手しそびれたりといった小さな要因が重なって、大惨劇となってしまう。リチャード・ブルックス監督は、60年代後半では少なくなっていたモノクロでフィルム・ノワール的な映像を作り上げた。多くのフィルム・ノワールと趣きが異なるのは、女性が重要な役で出ていないのと、宗教色が色濃く出ていることだろう。トルーマン・カポーティ原作だが、私は原作を読んでいないので、どこまで原作に忠実なのかは知らない。ただ、この小説は、実際の事件を忠実に追っているセミドキュメンタリーだそうだ。基本は、犯罪映画なのだが、ヒッチハイクの場面では、ほっと一息付かせる。陽気な老人(ボーン・テイラー)の車で、殺害を計画する場面では、以外な展開でこの老人は命拾いすることになる。この老人の役名は、IMDBでは、Good Samaritanとなっていて、新約聖書の"善きサマリア人"である。警察官が"カインとアベル"の例えを持ち出す場面もある。ペリーは、物語の冒頭で、牧師に連絡を取っているので、主人公は、牧師を心の拠り所としていた感じもある。裁判の場面では、ウィル・ギア扮する検事が聖書を引用して陪審員を説得する場面もある。私は、宗教音痴なので、完全な理解が不可能なのは残念だが。ペリーの生い立ちやこれまでの人生は、物語が進行するにつれて徐々に明らかになってくる。母親はチェロキー・インディアンで、離婚後早死にしたこと、父親(チャールズ・マッグロー)とは、アラスカで金鉱を探したり、観光客向けロッジを開設したりしたが、仲たがいして離ればなれとなったこと。小さい頃に尼僧に育てられていた時代があること、バイクの事故で右足に重傷を負っていること。複雑な家庭環境だが、いずれにしても、ペリーの家族は、崩壊し、それぞれ離散して生活しているのであろう。父親は、アラスカでの事業の失敗が響いたのか、トレーラーの中で住んでいる。ペリーにとっては、平穏な家族への憧れがあったのではないか。族の侵入という危機に際しお互いに庇い合うクラター一家を目の当たりにして、僻み根性が極点に達した結果、暴発してしまったのではないか。新聞記者役兼ナレーターの名優ポール・スチュワートは、死刑囚の扱いや保釈制度について、批判めいたことを呟く。おそらく、本作には、死刑囚の待遇に対する告発的意味もあるのであろう。しかし、私には、刑務所の中の描写や絞首刑の場面は、映像としては良くできているとは思う(特に、ガラス窓を伝う雨しずくが、ペリーの顔面に投影される部分)が、映画のストーリーとして見た場合には、蛇足のように思えた。 おそらく、カポーティの原作を読めば、感想も違ってくるだろうし、疑問も解けるのかもしれない。もし、見当違いのことを書いていたら、ご容赦願いたい。ロバート・ブレイクは、少年時代に"黄金"に出演しており、ハンフリー・ボガートにくじを売りつけるメキシコ少年役であった。本作では、ウィリーが農場の金庫を襲う話をしている時に、映画"黄金"が、徒労に終わるのではないかと疑念を示す場面の引き合いにだされている。"黄金"は、メキシコで金鉱を発見するも、盗賊に奪われたあげく、何も知らない盗賊に、砂金を荒野に撒き散らされて何もかも無に帰すという話。もう一か所、ヒッチハイクの少年と老人を拾って、コーラの壜を食費に替えるために集めていることを聞かされ、一緒に空き壜を集める場面で、ゴミ箱にいっぱいになった空き壜を見つけて"The Treasure of the Sierra Madre"("黄金"の原題)と叫ぶ場面。ブレイクのこの少年への眼差しは、この映画に似合わないほど、優しかった。きっと、"黄金"の時の自分を思い出していたのであろう。スコット・ウィルソンは、熱演だ。この演技力やルックスからして、トップスターへの道が開ける可能性もあったと思うのだが、現状では脇役専門に収まっていて、残念な俳優だ。クインシー・ジョーンズの音楽は出色。

投稿者:irony投稿日:2008-09-10 23:32:42
陰惨さではへルタースケルターの方が上かな ペリーを冷血と呼ぶには残虐さが足らないような・・・彼は精神的に他人とは違うと自覚してたようだし 軽くボーダーラインを越えてしまうような人とかそれすら認識しないような人の方が恐ろしいと思うがなぁ
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-12-20 06:06:55
今観ると散漫な出来になっている。一番怖いシーンはペリーが語る一家殺害の真実。
投稿者:ブロッケン鈴木投稿日:2007-05-06 16:31:11
【ネタバレ注意】

 本当に恐ろしい映画。実在の事件を映画化しているという事でそのリアルさは尋常じゃない。一家全員を残虐した二人の若者。殺すきっかけとなったのが冷静なロバート・ブレイクの方だったというのが意外だった。
 殺しのシーンの息を飲むような恐さ。モノクロ映像なのにリアルな迫力がある。何故殺したのかその動機は謎のままで、まさに冷血としか言いようがない。最後の犯人二人の処刑シーンも凄まじい。

投稿者:りちゃちゃ投稿日:2006-09-14 20:32:17
とても暗い映画という記憶と60年代の映画なので殺害シーンが過激ではないだけに最後の処刑シーンがやけに印象深い映画という記憶がある。私は家庭環境が犯罪者を育てるとは思っていないから犯人には同情しない。近日公開される「カポーティ」は違った角度から観ることができそうなので期待したい。
投稿者:caboss投稿日:2004-03-18 01:22:34
渇いた感触で重い映画だったけど、その印象は強烈に残ってます。

ロバート・ブレイクは去年だか、殺人罪で起訴されてましたが、その後判決はどうなったんでしょうかねぇ・・・。
「破壊!」や「グライド・イン・ブルー」で油が乗り切っていた当時を思うと、なんだか、時の重みを感じます。
余談ですが、「破壊!」で競演していたエリオット・グールドを「オーシャンズ11」で久々に観たかけた時は、なんじゃこりゃ!?状態で、あまりの変わりように驚きましたっけ・・・。
投稿者:ASH投稿日:2004-01-17 13:59:24
凄い映画だな。ほぼ10年ぶりぐらいに米版DVDで鑑賞。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 監督賞リチャード・ブルックス 
 □ 脚色賞リチャード・ブルックス 
 □ 撮影賞コンラッド・L・ホール 
 □ 作曲賞クインシー・ジョーンズ 
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