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歴史は女で作られる(1956)

LOLA MONTES
THE FALL OF LOLA MONTES

メディア映画
上映時間120分
製作国フランス
公開情報劇場公開(新外映)
初公開年月1956/03/10
リバイバル→紀伊國屋書店=マーメイドフィルム(デジタル・リマスター完全復元版)-2011.12.23
ジャンルドラマ
歴史は女で作られる Blu-ray
参考価格:¥ 6,264
価格:¥ 12,800
USED価格:¥ 19,808
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【解説】
 浮揚するシネスコ画面の中に展開する錦絵。ルードヴィヒ公の想われ人だったことで知られる、19世紀末ヨーロッパ史を飾る、貴婦人にして踊り子ローラ・モンテスの生涯を大胆な回想形式でつづるM・オフュルスの野心作。サーカスの芸人に身をやつしたローラは彼女の半生を回顧するそのショウの主役だが、団長の立て板に水の口上に促された観客の不躾な質問にも答える。そして思い起こす作曲家リストとの秘めたる情事。苦渋に満ちた少女時代。彼女は母の愛人だった男爵と英国で結ばれるのだが、所詮田舎貴族の彼を捨て、パリに出てダンス修行をする。そして、数々の貴族、富豪と浮き名を流し、やがてババリアで運命の人と会うのである。一見すると、脈絡なく回想は現実のショウ場面と交錯し、その挿話の拾い方も散漫に思えるが、これが不思議と行間(というか画面外)に想像を働かせ、観る者の頭の中でドラマを紡ぐ。それが快い。そして、フェリーニ作品など比較にならないサーカスの美しい表現には圧倒される。映像自体が音楽となって鳴っているかのごとき錯覚を感じさせる詩的な描写で、“見せ物”に堕したローラの哀愁が際立つ。回想もいたって流麗であるがゆえに虚構性を生み、却って回想の主の真実に思いを至らせる。これはもう映画でなければ達し得ない表現領域の見本を示すかのような作品だ。オフュルス美学ここに極まれり--といった感じ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2014-06-07 21:33:37
 オフュルスの遺作。矢張り彼らしい一種のオムニバスと云っても良い複数のエピソード(ローラ・モンテスによる回想)を流麗なカメラワークと場面転換で綴った豪華絢爛たる映画だが、シーン間の繋がりと人物造型の面で例えば『輪舞』や『たそがれの女心』なんかに比べれば少々散漫な感はする。それは個々のシーンではとても魅力的なアントン・ウォルブルックやオスカー・ウェルナーが全体的な印象の中では中途半端に感じられてしまう点等を指している。或いは各エピソード間の繋ぎの役割となるサーカスのシーンが散漫であるとも云える。しかしこのサーカス・シーンも実に魅力溢れる造型なのだ。また、モンテスの回想としてサーカスの団長を演じるピーター・ユスティノフが登場するシーンのシーケンス・ショットなんてオフュルス以外では考えられない素晴らしい演出だ。別れ際にユスティノフがキスをする!
 見ながらこれ程の絢爛たる演出にはもう二度とお目にかかることは無いのだ、という思いに衝かれてしまった。各シーンの美しさには本当にため息が出る。結局のところ映画はシーンでありカットなのだ。カットの美しさが勝負なのだ。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:uptail投稿日:2013-01-20 01:45:42
演出:9
演技:8
脚本:8
音響:7
投稿者:Ikeda投稿日:2012-02-25 11:44:46
マックス・オフュルスの遺作ですが、同時に彼の唯一のカラー作品です。それだけにセットや衣装が華やかで、かなり力をいれているように思われて、モノクロですが「輪舞」を想い出すような演出です。
ただ映画の進行はかなり変わっていて、サーカス団にローラ・モンテス(マルティーヌ・キャロル)が登場して、団長(ピーター・ユスティノフ)が彼女の過去を口上で説明していて、その間にローラの行動がカットバックで描かれるという形を採っています。それが、必ずしも解りやすいとは言えず、後半のババリアにおけるルイ一世(アントン・ウォルブルック)や学生(オスカー・ウェルナー)との交際は良いとして、フランツ・リスト(ウィル・キャドフリーグ)とのつき合い、その他は口上とカットバックが交錯して、良く解らなかったり、あまり意味のない場面が現れて、面白くありませんでした。
投稿者:yanco投稿日:2003-02-04 17:55:21
かねてから一度は見たいと思っていたマックス・オフュルスの作品を、行きつけのレンタルビデオ店が入荷。さっそく借りてびっくり。ハリウッド黄金期のミュージカル映画もぶっ飛ぶカメラワークと美術セットにただただ圧倒される。シネスコだが、パンをしようが、移動しようが、何しようが、画面の一角たりとも空白にすまいというかのように人と物で埋め尽くされている。俳優のサイズは引き目ばかりなので、余計にセットが引き立つ。これが計算づくなのだからすごい。ストーリーはともかく、徹頭徹尾手抜きなしの見世物をぜいたくに味わいたい。ローラ・モンテス嬢、あなたのおかげでこんな映画ができました。必見。
【ソフト】
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