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海の牙(1946)

LES MAUDITS
THE DAMNED

潜艦/海の牙(リバイバル)

メディア映画
上映時間101分
製作国フランス
公開情報劇場公開(SEF=東宝)
初公開年月1948/11/05
ジャンルドラマ/戦争
終戦70年 WWII Film DVD-BOX
参考価格:¥ 12,960
価格:¥ 1,890
USED価格:¥ 3,208
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【解説】
 第二次大戦末期、ナチの高官を乗せ南米への逃亡を企てる潜水艦がオスロの基地を出発。途中、連合軍の攻撃を受け負傷者が出る。その手当てにフランスの海岸の村から医師ギベール(H・ヴィダル)が駆り出されたが、航行中にドイツ降伏のニュースが伝わる。そして、乗組員の中のゲシュタポが艦の主導権を握り、艦は南米海域に辿り着くが、寄港先で連絡員(M・ダリオ)が殺され、脱出を図った同乗のフランス人記者も射殺される。そんな狂った状況で、乗務員は暴動を起こし、皆、殺されるか逃げ出すかした後、一人残されたギベールはアメリカ船に救われた。殺伐とした物語をドライに描き切るR・クレマン作品で、後のドイツ映画「U・ボート」を思わせる。狭い艦内を活写するH・アルカンのカメラ・ワークが特筆に値する。
<allcinema>
評価
【関連作品】
U・ボート(1981)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
654 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2013-11-06 11:53:28
ルネ・クレマン
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2011-11-12 15:59:56
潜水艦の戦争映画としては最初期だと思われる、終戦間もない1947年製のフランス映画。
戦争時の記録フィルムを多用したり、撮影や編集などに荒っぽい箇所が散見されるが、当時の混乱期にあったであろう事情を鑑みればやむをえまい。しかし、実物のUボートを用意したりアクションシーンも本格的でけっこう金はかかってるのではあるまいか。
クレマン作品としては「鉄路の闘い」「Le père tranquille」に続く戦争物だが、基本的にはドキュメントタッチで描きながらも脚本が要所にサスペンスを盛り込んでいるため、かなりハリウッドに負けないくらいの娯楽性を有していると云える。特にクライマックスの盛り上げ方はすごいと思った。プロデューサーはアンドレ・ポールベだが、この前に「美女と野獣」を担当しておりクレマンはそれをノンクレジットで代用監督していた。
演技陣。悪役のデストが憎々しげでよい。後はチョイ役(?)だが子猫ちゃんが可愛い!
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-11-08 17:21:35
あの「ローマの休日」のアンリ・アルカンの撮影。緊迫感十分のU・ボートの密室劇。1947年製作。この当時CGのない時代に、ここまでの映画ができたのは驚きだ。撮影もいいがフィルムの保存状態も頗るいい。当時とほとんど変わらぬ映像で見れるのは嬉しい。残念なのは、反乱にいたる経過やフォルスターとギベールたち狭い空間の人間ドラマとしては、少し掘り下げが足りないかなという点だ。しかしながら、映像的には昨今の映画に比べて全く遜色ないどころか、上回る仕上がりで感服した。
投稿者:Ikeda投稿日:2010-05-30 14:13:29
ドイツ敗戦の直前の事件を描いているだけに微妙な状況を描いていて、親衛隊長のフォスター(ヨー・デスト)のナチ信奉の残酷とも言える行動が強く出ています。その船に乗り込むウイリー(ミシェル・オークレール)、クーチェリエ(ポール・ベルナール)他の人達の立場が多少、不鮮明ですが、それぞれの行動が多彩に描かれていて、誘拐される医師ギベール(アンリ・ヴィダル)が一番、目立つ存在になっています。ただ、ラルガ役マルセル・ダリオが後半少し出てくるだけなのにトップ・クレジットされているのは確かに不自然な感じがしました。
この映画は戦後の公開時に見る機会がなく、最近見ましたが、その時見れば、もっと面白く見られたのではないかと思える内容でした。
投稿者:TNO投稿日:2009-10-29 23:05:12
【ネタバレ注意】

ナチ党員が、ドイツ降伏直前に南米での工作の使命を帯びて潜水艦でストックホルムを脱出、艦内での人間模様を描写した。こういう制約のある空間で限定された人間が強制的に生活を共にしたり、何かを成し遂げようとする状況を描いた作品は、多い。愛憎が渦巻いたり、虐待や殺人まで起こったりする。"そして誰もいなくなった"、"救命艇"、"必死の逃亡者"等々。"エイリアン"等ホラー映画にも多い。本作は、目的は全員同じで、違うのは強制連行された医師(ヴィダル)だけのはずだが、航行途中でドイツが連合軍に降伏してしまったり、三角関係のもつれがあったり、仲間うちの主導権争いがあったりで、最後は各人の思惑はてんでバラバラに。まったく飽きずに最後まで見通してしまった。"カサブランカ"や"脱出"のマルセル・ダリオが主役か、と思って見ていたら、なかなか登場せず、やっと登場かと思ったらすぐに登場場面終了。本来の主役は、どうみても医師役のアンリ・ヴィダルでしょう。

投稿者:イドの怪物投稿日:2008-05-31 19:05:56
この映画は是非ハリウッドでリメークして頂きたい。
敗戦直前のドイツ、ナチス交換がUボートで南米に向けて出航、途中の敗戦、そして叛乱、これだけの面白い要素はそうそう揃うものでは無い。
因みに本作は充分に面白かったが、テンポが悪く今一つの感があって前述の様な次第。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2004-07-22 22:34:27
【ネタバレ注意】

DVDに字幕、一番最初に1953年と出ますが、1945年の間違いです.

任務を遂行するとは、命令に服従すること、権力に服従することであり、戦争とは服従を抜きにしては成り立たない.あるいは、服従することが正しいものとして扱われる、のでしょうが.

潜水艦に乗り合わせた者達の、敗戦を意識した状況における人間模様.まだヒトラーが生きているうちは、服従すべき権力が存在したのだけれど、死後はそれはないはず.戦争の終了を知った後も、なおも、自分が権力者となって服従を強いるゲシュタポとは、いったい何なのか.この男を考えても何も解らない.むしろ、その命令に従った者が居た、この方が問題なのでしょうか.この映画、細かな人間模様を考えても何も答えは出ないと思える.まとめて考えて、少なくとも、誰からも自分達の行った戦争が正しかった、あるいは正しいものと考えて行ったのだ、そうした考え方は出てこない.敗戦を意識してもなおも勝利を信じていると芝居を続けている、単に命令に服従してきただけの人間性が見えてくる.
ただ単に命令に服従する事が悪い、つまり命令に服従することを強いる、生か死かで強いる戦争が悪い.これでいいのでしょう.

先の作品、鉄路の闘いでは、レジスタンス、反抗が描かれました.あの作品、見事なところは、自分から何かをする、自分から何かをする、こう描いたのですが、つまり、誰かの指図によって行動するのは、服従であり(戦争と同じ行為)、反抗ではありません.

この映画では、最後に乗組員が反乱を起こす、誰から観てもそれは正しい行為.戦争が終わってもまだ戦争を続けようとしている、その行為に反抗した.反抗(レジスタンス)とは、戦争をすることではない、戦争を終わらせること、戦争に反対することである.

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 冒険探偵映画賞ルネ・クレマン 
【ソフト】
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