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我が道を往く(1944)

GOING MY WAY

メディア映画
上映時間130分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(セントラル)
初公開年月1946/10/02
ジャンルドラマ
我が道を往く [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 732
USED価格:¥ 6,724
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我が道を往く

【解説】
 誰もが納得できる映画というのはそうあるものではないが、この作品の押しつけがましくないヒューマニズムに感ずるものの無い人は、それこそ聖書でもひもといてみる必要がありそうだ。それは役者クロスビーの人柄に負うところ大で、クルーナーの第一人者である彼の深みのある温かな歌声は、それこそアメリカ音楽の至宝なのだが、その歌声同様に真摯な演技者としての才に全く驚嘆させられるのが本作。NY下町の教会を自ら築き40年護ってきた老神父フィッツギボンの後任を命ぜられ赴任した神父オマリーだが、老師の心情を察し、あくまでも表立たず行動しようとする。そこへ、若い彼の実践主義に違和感を持った老師は、司教にその転任を願い出て逆に真相を知らされて衝撃を受ける。一度はオマリーの奮闘で経営危機を脱した教会が焼失。オマリーは自ら結成した聖歌隊(構成員の悪ガキたちにごく自然にハーモニーの楽しさを教える場面も素敵だ)をバックに、実はかつての想い人だった(眼差しだけでそれが分かる)、今はメトロポリタン・オペラのプリマのジェニーの協力も得て、自作曲の売り込みを図り、再建の資金を得ようとする。自信作“我が道を往く”は高尚すぎる--と受けなかったが、その後、何気なく歌った“星にスウィング”(オスカー受賞曲)が買われる。その他、家出娘の歌手志望キャロルと家主の息子テッドの若い恋の応援もさらりと描かれ、オマリーの人間味をあぶり出す。そして、新しい任地へ赴く彼が老師に贈ったクリスマス・プレゼントとは…。この素晴らしいラストは他言無用。名優フィッツジェラルドの人間臭さがまた一気に吹き出る名場面だ。続編は「聖メリーの鐘」。
<allcinema>
評価
【関連作品】
聖(セント)メリーの鐘(1945)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1199 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2012-02-14 00:49:33
【ネタバレ注意】

 リーゼ・スティーヴンスがビング・クロスビーの楽譜にサインをしてくれ、と頼むシーンの最後の彼女の所作、楽譜のサインに息を吹きかける顔の表情なんか、ほんとうに演出家の仕事だと感じる。こういう部分が随所にある。ジーン・ロックハートがジーン・ヘザーの部屋を訪れ、息子と結婚したことを知るシーンもなんと聡明な演出だろう。この部屋の衝立の使い方もいい。ラストはクロスビーの異動のための集まりだったのだが、バリー・フィッツジェラルドの母親が呼ばれており、二人で抱き合う。もうたまりませんね。『邂逅』のオースペンスカヤのシーンなんかも併せて考えると、マッケリーはウォルシュとタメを張るぐらいの最強のマザコンかも知れない。っていうのは言葉のアヤで、マッケリーこそ最も人間を深く優しく洞察した映画監督かも知れない。

投稿者:gapper投稿日:2010-10-25 21:41:11
 「めぐり逢い(1957)」のレオ・マッケリー監督作、ハートウォーム・ストーリー。

 マッケリーらしく宗教色は殆どなく、キリスト教が好きでなくとも見やすい。
 ワルガキどもが簡単にコーラスにのめり込む等、不自然な部分も多いがキャプラを思わせる理想主義的展開で楽しめる。

 「深夜の告白(1944)」にも出ていたジーン・ヘザーが、なかなかかわいく花を添える。
 少し表情など変わったところがあり人によるかもしれないが、チャーミングだった。

 本格的ではなく、さらりとした感じが多いがビング・クロスビーの歌声も多く聞ける。
 リンドン役のリーゼ・スティーヴンスの方が、しっかりとした歌は多かったりする。

 演技的には、バリー・フィッツジェラルドが好演。
 クロスビーも悪いわけではないが、かなわない。
 画面には、一切出てこない主教のシーンが在ったかのような気になるのは、演出と演技の賜物だろう。

【邦題の考察】
 ”行く”ではなく”往く”としたのは、”往”の字に向こう見ずに進む、広く進む、真っ直ぐに進むという意味があるからだろう。
 単に前に進んでいるというのでは無い所が、ポイントという捉え方だ。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 13:07:28
バリー・フィッツジェラルド
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2009-01-31 12:18:46
【ネタバレ注意】

泣けます。(確かに意味なくエキセントリックではないのだけど)

キャプラ好きも納得な音楽&コメディ&思いやり?のドラマだし、悪人不在…かも知れないが悪役は存在します(ただ途中で全てイノセントサイド?に取り込まれる)。
…いやパワー有りますよ。才能の有る人は、自分の才能に見返りなど必要などないのだ。
でも良い味出してる老神父。友達の神父も、何か登場しない司教もだが悪戯っ子っぽい。
ものは考えようで、やらされてる、と思うから楽しくない〜見返りを求めようとする。本当は誰かの思い通りにやらされてるのだが、上手く人を乗せて、そうと気付かせない事の出来る人間…ソイツは別に舌を出さなくても余り上品でも健全でもないのではないかと。実際、泣かせようとした演出に泣かされてるやも知れず…
確かにクロスビーには人を笑いものにして楽しむような「毒」は感じないのだけど。

そして唄。ビングや歌手志望の娘(親子断絶のままか?)〜町の悪童達。何よりリーゼ・スティーヴンスの唄に泣けます。何で教会が火事に?訳解らないが、その前の展開からしたら非情な展開。一生懸命頑張って何とか上手く行きそう…念願も叶えてやれそう…って時にですよ。

が、まぁそこは幕引きの為の伏線、って事で超ビッグな「思いやり」のプレゼントが!

はっきり「聖書」は(ついでに宗教も)関係ないです。傍から見たら結構ゴルフやったり野球観戦したり気楽そうだが、やっぱり大変かも知れない仕事として神父をやってる超唄上手く作曲にピアノ、魅力的で友達も沢山な人間が主役のドラマってだけ。「善意」?〜誰かを喜ばせ、何かを上手くやるには自分の評価なんてどうでも良い事…ってだけのことなんじゃないかと(あ、既に書いたか…それが善意なのかもだが)。
黒人少年か…だからって訳じゃないが、セリフ入りの唄(星にスイング)のセリフ部分がラップっぽいような気も。

投稿者:黒美君彦投稿日:2008-08-10 17:21:19
【ネタバレ注意】

「古き良きアメリカ映画」の代表格といえる作品。レオ・マッケリーらしく悪人は出てこないけれど、何とも温かい気持ちにさせてくれる。それは何といってもビング・クロスビーがいいから。音楽的才能と若さ、教会経営の才能に溢れていて誰からも慕われる好青年…とまあ、そんなヤツはいないだろ、と突っ込むこともできるけど、彼を中心に人々が信頼し合い、支え合う関係に変わっていくのはやはり観ていて気持ちがいい。
難を言えば少々上映時間が長すぎるような気もするが、フィッツギボン老神父(バリー・フィッツジェラルド)へのクリスマスプレゼントなんて、わかっていてもやっぱりほろっと来てしまう。
コーラス隊に黒人の少年がさりげなく入っているところも、レオ・マッケリーらしい。ビング・クロスビーの代表作だというのも納得だ。

投稿者:黒津 明二郎投稿日:2008-05-11 16:14:06
レコード会社の人がクロスビーにこう言う。「上品すぎてついていけない」と。
それは、このまさしく「サザエさん」並みの‘予定調和物語‘の本作にも当てはまるのだ。‘健全すぎてついていけない‘と・・・
クロスビーの歌は確かにいいが、それだけのことであり、マッケリーの狙いは残念ながら俺には届かなかった。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-05-07 07:09:24
悪人不在が作品の完成度を低くしている。それが無いと神父の行動に感情移入しにくくなるからだが、本作ではおまけにキャラクター同士や主人公の内面での葛藤すら無いので、観ててかなり退屈に感じた。あと教会が焼けた理由が明かされないのはおかしいと思う。
投稿者:シネマA投稿日:2006-08-29 10:52:01
 アメリカ大衆娯楽映画の不朽の名作。これはお勧め。メルヘンタッチの人情喜劇。脚本と配役と演出の秀逸さにくわえ、歌曲のみずみずしさが相乗効果を及ぼして、無類にわかりやすい作品となっています。モノクロ映画ですが、いま観ても感動を呼ぶのでは?

 ビング・クロスビーが演じたオマリー神父はヒューマニズムの伝道師です。性善説のひと。つねに希望とユーモアを絶やさない。抜群の歌唱力はいうまでもないけれど、天性の飄々とした明朗闊達さが一世一代の当たり役をささえている。外見はおっとりしたお坊ちゃん風でも、ちゃんと物事の道理をわきまえている大人。さすがです。

 それに劣らぬ名演を残したのが、フィッツギボン神父のバリー・フィッツジェラルド。見かけは頑固かつ旧弊、じつは純粋でお茶目な好々爺。ほんと、いい味、出しまくり。笑いと涙のツボを熟知した達人です。クロスビーとフィッツジェラルドのオスカー受賞には納得。

 劇場公開は1944年。第二次世界大戦と太平洋戦争のまっただなかに、海の向こうでは〈アイルランドの子守唄〉〈我が道を往く〉〈星にスイング〉なんて朗々と唄っていたんだなあ(本邦公開は終戦後の昭和21年)。

 現実は弱肉強食。世知辛い格差社会。でもね、ヒューマニズムの精神だって捨てたもんじゃないよ。これはアメリカの良心を思い起こさせてくれる、いわば一服の精神安定剤のような映画。名匠レオ・マッケリーが作品にこめた願いはいわずもがな、でしょう。特に山田洋次監督は少なからぬ影響を受けているとおもいますよ。

 まあ、小難しい芸術映画じゃないので、気晴らしに観て笑って愉しむのがいちばん。素敵なクリスマス映画でもあるんですよね。それにしても、毎度おんなじ場面で胸にグッときてしまうのは私だけ? 

 共演のリーゼ・スティーヴンスは、当時のメトロポリタン歌劇場の名花。十八番だった『カルメン』のタイトルロールを演じる艶姿を劇中劇で垣間見ることができます。

 蛇足。露店などで売ってるM社のパブリックドメインDVD。日本語吹替を新たに作成して収録したようですが、なかなかの完成度。日本語と英語の字幕、字幕なしにも切替が可能。画質は並。実売価格1,000円くらいか。
投稿者:ジョン君投稿日:2005-06-21 22:20:48
その豪華絢爛,ハイテクで戦前製作が驚異とされる「風とともに去りぬ」
だが「我が道を往く」は1944年,終戦の前年という時勢とは一切無縁な
真に驚くべきヒューマニズムの真髄が何のてらいも力みもなく表現されて
いる.一昨年だったか,BSで放送されたが見終わって魂の奥底にしみいる
感動は素晴しかった.残念ながら日本では作れない映画と言わざるを得ない.
投稿者:karr投稿日:2004-12-03 16:06:53
 良心のかたまりのようなビング・クロスビー。頭が良くて優しくて音楽的センス、ユーモアのセンスが抜群。こんな男がいるわけがないのだが、それが現実味を帯びてスクリーンを闊歩する。ストーリー展開に手抜きが無いからこそ、自然とその存在を受け入れさせられてしまう。出来事の一つ一つがオマリー神父の良心を剥ぎ取ってゆくのだが、出てくるのは良心ばかり。私の心はその度に熱くなってゆく。
 レオ・マッケリーの映画にはあまり悪人は出てこない。そこがいいのだが、メッセージ性は少ない。神父が主役だからといって、宗教がどうのこうのと考える必要はない。これを観て、「よし、神父になろう」なんて決意した日にゃ痛い目見る…かもしれない…けどそれもいいか…?
つまり、メッセージ性が少ないからこそあれこれ考えずにただ感動させられていればいいと思っている。
 また、脇を固めているのが役者ぞろい。本当のオペラ歌手(たぶん)でもあるリーゼ・スティーブンスや表情豊かな子役達だけでなく、出演者全部と言ってもいいぐらい。
そして、やはりバリー・フィッツジェラルド。何とも愛らしいジジイである。ジェネレーションギャップなど、もっと対立色をあらわにしても面白い作品にはなるかもしれないが、そうなるとレオ監督作品ではなくなる。バリーがいてこその大成功であると考えても差し支えなかろう。
 あと、忘れてはならないのが、アイリッシュララバイを筆頭に、挿入歌の一曲一曲の素晴らしさ。
 まあとにかく、映画の専売特許、有り得ない理想を目一杯満喫させてくれる傑作です。
投稿者:Ikeda投稿日:2002-12-08 23:50:55
アカデミー賞の主要部を殆ど取り、日本での人気も非常に良く、これが上映された頃には「強引・マイ・ウエイ」という言葉が流行った位でした。私ははビング・クロスビーを俳優としても好きですし、バリー・フィッツジェラルドはうまい役者ですから勿論、好きな映画です。聖書など読んだことのなさそうな牧師のビングが、ふざけたような演技をするところが面白いのですが、世評で言われるほど、高く買っていません。好きな映画ですから、何故かと言われると困りますが、強いて言えば、盛り上がりに欠けているからでは無いかと思います。教会が火事になる所や、再建の寄付がすんなり集まるシーケンスなどが少し甘いと思います。アメリカ映画だからと言えばそれまでですが。

唯、戦後の混乱していた時期に公開されたことに意味があったことは間違いありません。当時、出版された、私の敬愛する筈見恒夫氏の映画五十年史(昭和22年、初版)の中の「新しい日本映画の道」の文章を抜粋して紹介します。最近のアメリカの大統領あたりに読ませたい文章です。

・・・・・・

アメリカ映画「カサブランカ」「ラインの監視」は、民主主義の敵、人間自由の敵たるファッショニズム打倒、ナチズムへの憎悪を目標とする点に於いて、民主主義的であるが、斯かる憎悪が、民主主義の最後の目的ではないのである。その意味に於て、「エイブ・リンカーン」や「我が道を往く」に貫かれる、善意、愛情を、私はより民主主義的であると思ふのだ。憎悪による破壊ではなく、愛情による建設である。どうせ住み難い世の中なら、愛情によって、少しでも温かいもの、和やかなものにして行きたい。

投稿者:狭山茶子。投稿日:2002-07-12 01:47:47
素晴らし過ぎて、言葉が出ません。
それまで私のNO.1映画だった「素晴らしき哉、人生!」と
並んでしまいました。
1944年の作品賞受賞も納得!涙ボロボロ・・・。

しかし、別な意味でも涙ボロボロです。
なぜなら・・・我が家周辺、5件もあるレンタル屋に、
この「我が道を往く」を置いている店が1件も無ーーーい!!

販売元様、どうかお願いです!
「我が道を往く」をDVD化してくださ〜〜〜い!!!

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 ■ 主演男優賞ビング・クロスビー 
  バリー・フィッツジェラルド 
 ■ 助演男優賞バリー・フィッツジェラルド 
 ■ 監督賞レオ・マッケリー 
 ■ 脚色賞フランク・バトラー 
  フランク・キャヴェット 
 ■ 原案賞レオ・マッケリー 
 □ 撮影賞(白黒)ライオネル・リンドン 
 ■ 歌曲賞ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲『星にスイング』 Swinging on a Star
  ジョニー・バーク作詞
 □ 編集賞LeRoy Stone 
■ 作品賞 
 ■ 男優賞バリー・フィッツジェラルド 
 ■ 監督賞レオ・マッケリー 
■ 作品賞 
 ■ 助演男優賞バリー・フィッツジェラルド 
■ 新規登録作品 
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