allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

愛の風景(1992)

DEN GODA VILJAN
BEST INTENTION

ベスト・インテンション/善意ある人々(JSB)
ベスト・インテンション/愛の風景(JSB・再)

メディア映画
上映時間180分
製作国スウェーデン/デンマーク/フランス/イギリス/ドイツ/イタリア/ノルウェー/フィンランド/アイスランド
公開情報劇場公開(KUZUI)
初公開年月1993/01/15
ジャンルドラマ
愛の風景 [DVD]
参考価格:¥ 1,317
価格:¥ 2,880
USED価格:¥ 2,618
amazon.co.jpへ

【解説】
 「ペレ」でカンヌのパルム・ドールをとったアウグストがわずか4年後に再び同賞をブーイングを浴びながらも受けた、ベルイマンの自伝的脚本の映画化。元々はTV作品で、オリジナルは「ベスト・インテンション/善意ある人々」のタイトル(再放送時に「ベスト・インテンション/愛の風景」と改題)でJSBにて放映された。これはその劇場用再編集版である。彼の両親の間の愛・確執・和解がその出会いから描かれる波乱万丈の物語。これを自伝執筆中にやむにやまれず書き上げたベルイマン自身の推挙によって、アウグストが、当時既にオファーの来ていたハリウッドでの仕事を蹴って、監督の任についた。神学校に学ぶ貧しい青年ヘンリクは、上流階級の美しい娘アンナと周囲の反対を押し切って結婚。育った生活環境の違いや信仰の問題でたびたび別居を繰り返す二人だが、妻の妊娠(身篭もった赤子がベルイマン)を契機に、若々しい恋情を失っても落ち着いた夫婦の絆を獲得する。時に苦々しい冷めた愛憎の洞察がさすがベルイマン。しかし、アウグストの演出に取り立てて傑出したところはなかった。夫婦の各々の母を演じた女優(M・マルム--ヘンリク、G・ナーウ--アンナ)の親のエゴの表出に凄みがある。それは、M・V・シドー扮するアンナの父役など飾り物めいて見えるほどである。
<allcinema>
評価
【関連作品】
ペレ(1987)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
213 6.50
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:o.o投稿日:2018-05-14 03:29:54
20 世紀になったばかりのスウェーデンが舞台なのですが、まずもって思ったのが、スウェーデン人ってロシア人っぽいよなということです。もし、ロシア映画だと言われていたら、素直にそう思って観ちゃったであろうという自信があります。何か陰鬱な気分がつねに鉛のように底に溜まっている感じで、主人公も暗いです。それにしても、形式ばって権威主義的な王室、厳しい階級社会、ド貧乏な下層階級、冷酷な資本家、労働争議等々、昔のスウェーデンって、こんな国だったんですな。イメージ違うぞスウェーデン。

結局、「信仰というものの虚しさ」もしくは「沈黙する神」ということではないでしょうか。牧師である主人公のヘンリクは、ほとんど狂信的と言ってもよいほど信仰に厚い人物ですが、その信仰心は残酷なまでに誰も救うことがありません。女房も、親も、村人も、引き取った子供も、労働者も、資本家も、そして何より本人もです。そしてついに信念を曲げ、女王直属の病院つき牧師への誘いを受けた時、初めて救いの光が差し込んだように見えるのは皮肉なことです。

女房であるアンナの心の変化が見どころだと思います。母親の大反対を押し切って結婚。僻地での貧乏暮しに衝撃を受けながらも、やがて牧師の妻として、母親として、大地に根を張るかのように適応していくが、色々なことが重なり、ついには心の中で何かがポキリと折れる。あれほど親身に世話していると思っていたよその家の子供について、「好きになれないのよ」「彼の卑屈な目を見ると腹が立つの」と冷たく言い出し始める場面がけっこう衝撃です。

王室病院の牧師に就く (つまり豊かな暮らしができる) 話を聞いて、手の平を返したように夫を再び受け入れるアンナを、責める気にはなれませんでした。神などいないのかもしれない。それとも天から人間の右往左往を天から物言わずじっと見つめているのか。神の沈黙が大地に重くのしかかる、という感想です。
投稿者:さち投稿日:2006-06-27 13:32:10
よかった
投稿者:ポクスンア投稿日:2002-04-16 23:27:12
かなり屈折していて陰険なのに人一倍志が高く、好んで辺地に赴くヘンリックと、お嬢様育ちで勝気なのにヘンリックに尽くそうとするアンナ。二人とも自分の器を越えた人間になろうと願い、頑張るんだけど、それってやっぱりとても難しい。キリスト者として人を救おうとするけど、結局はズタズタに傷つける。二人は「偽善者」で「敗北者」。ラスト、お互いに自分に妥協し、諦め、手を取り合う二人の姿が人間なんて所詮こんなに弱いもの、って身につまされるように迫ってくる。
でも、そんな二人をとらえる画面には何処か暖かい眼差しがあると、彼らと同じ信仰を持つ者は想像してしまうのでした。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ パルム・ドールビレ・アウグスト 
 ■ 女優賞ペルニラ・アウグスト 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】愛の風景2012/10/26\1,219amazon.co.jpへ
 【DVD】愛の風景2003/06/27\5,600amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】愛の風景レンタル有り
 【VIDEO】愛の風景レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION