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私のように美しい娘(1972)

UNE BELLE FILLE COMME MOI
SUCH A GORGEOUS KID LIKE ME

メディア映画
上映時間98分
製作国フランス
公開情報劇場公開(ヘラルド)
初公開年月1974/10/15
ジャンルドラマ/コメディ
フランソワ・トリュフォーDVD-BOX「14の恋の物語」[III]
参考価格:¥ 10,290
価格:¥ 9,445
USED価格:¥ 12,995
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私のように美しい娘

【解説】
 トリュフォーの天才的映画話芸が堪能できる、悪女をめぐる懲りない男たちのおとぎ話。冒頭、書店である社会主義学者の新著を求めた客に、店主が、それは結局発行されなかった、と告げて、何故だろう--としばし考え込む。その理由が軽妙洒脱に語られるのだが、実際、服役中の彼女を取材したその学者=スタニスラフのように、映画を観る我々も、慎みのかけらもなく肉体で思考する(それも見事に)主人公カミーユ(素晴らしいラフォン!)の大らかさに思わず引き込まれ、その悪行の数々すら許してしまいそうになる。なにせ、9歳で実父の虐待(と言っても、お尻を蹴飛ばされるくらいのものだが、ここでサイレント喜劇への郷愁が窺えるドタバタ風のギャグがさらり)に耐えかねて、事故と見せかけた殺しをしでかして感化院送りになった筋金入り。そこを脱走してからも、偽りの妊娠で小さなガレージを経営するドラ息子(P・レオタール)をたらしこみ、その母のヘソクリ持ち出して逃げる。そして、怪しげなラウンジ歌手(SEXの際カー・レースのレコードをかける奇人)と出来ちゃうは、事故に遭った夫の弁護をしようという弁護士への支払いはこれまたカラダですませ、挙句、善良な害虫駆除屋の30すぎの童貞男(C・デネ好演!)と出会うと猫をかぶって、作り話の身上話をして、また、彼が惜しげもなく有り金渡すもんだからズに乗って……。この四つ股かける傑女ぶりは拍手もの。デネをたぶらかす“偶然を装う”場面は爆笑間違いない。こんな性悪娘とつき合ううちに、色々と理屈をつけるが結局は惚れてしまうスタニスラフ。が、その原稿をタイプする秘書は彼女を好かず、秘かに想いを寄せる彼と言い争う。なのに、彼女の無罪の証明に活躍することになり……。彼女が何をしないで、結局、何をしたか--は観てのお楽しみ。しなかったことの種明かしに使われるトリュフォーならではのトリックには嬉しくて頬が緩む。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:ひろちゃん2001投稿日:2010-10-22 06:11:01
2回目の観賞。
「アメリカの夜」の直前に作られた、軽い喜劇作品。
ヌーベルバーグ映画のミューズであるベルナデット・ラフォンを
前面に出した悪女ものであり、ラフォンが体当たり(ヌードあり)で
演じており、愛くるしい。

今回で、気がついた点は、
・クライムものであるが、コメディ基調なので、全てにコミカルに描いている。
・女版「トムジョーンズ」風であり、彼女の数奇な一代記になっている。
・この方式は、トリュフォーお気に入りみたいであり、後の「恋愛日記」でも
 同様な手法を取り入れている。(姉妹作品)
・ラフォンは、当時34歳であるが、バンバンと潔い位に脱いでいる。
・この女を武器にする主人公は、女性は徹底的に嫌う。
 しかも、見ただけで、匂いで感じ取る。
 主人公の女秘書など。
・潔癖症な型物のシャルル・デネールの個性的な演技が印象的である。
・ラフォンは、腋毛を剃っていないが、舞台衣装でも、そのままであるのは
 フランスでは、剃らないって事が普通なのか?
 当時(72年)ではそうなのか?
 ラフォンは、セクシーであけっぴろげである。

なんといってもラフォンの魅力を見せたい女性映画である。
投稿者:msang投稿日:2008-11-24 01:48:52
昔見たときはコメディーと思わずに見て、どこが「美しい娘」だよずうずうしい、変な映画だな〜 としか思わなかったけど、今回DVDのボーナストラックでトリュフォー自身の「この映画の登場人物は全員頭がおかしいんだ」とかのコメント見てから見ると最高に笑えました。人間年をとるといろいろ楽しめることがあるんですね(笑) トリュフォーはやっぱ天才かも。若き日のアンドレ・デュソリエもいい味出してます。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-10-22 01:34:57
悪女カミーユ・ブリス(ベルナデット・ラフォン)に振り回される哀れ?な男たち。社会学教授スタニスラス・プレヴィンを演じたアンドレ・デュソリエはこのときまだ26歳(?!)。そりゃB・ラフォンの色香に惑わされるわな(笑)。
クロード・ブラッスールが演じた信仰深き害虫獣駆除屋がいちばん気の毒かも(苦笑)。
男っちゅーのはホンマにアホでんな、というのをコメディとして描いたトリュフォー。この人、ほんとに映画が好きだったんだな、ということを感じさせる逸品です。
投稿者:Ikeda投稿日:2007-06-11 12:04:44
トリュフォーの作品の中でも解りやすい進行で、殺人を含めた主役ベルナデット・ラフォンの悪女ぶりが次々に面白おかしく展開されるので、退屈せずに楽しめます。ただ相手の男が、どう見ても間抜けなので、多少ばかばかしくもなりました。
アンドレ・デュソリエが世間知らずの学者を演じて適役ですが、トリュフォーの作品には、このような毒にも薬にもならない男が良くでてくるので、彼は単純馬鹿な男性を描くのが好きなのかなと思いました。
最後にラフォンが唄う主題曲は、お世辞にもうまいとは言えませんが、その後のBGMにシャンソンが流れ、ルネ・クレール調になるのが良いのかどうか微妙な所です。
投稿者:コメディ麻布投稿日:2002-05-01 01:39:01
名作かどうかはさておき、トリュフォーの映画で
いちばん洒落て面白い映画かも知れません。
彼の作品の中では絶対ナンバーワンに選ばれないとは
思うけど、ベスト5なら入るかもね。
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