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過去を逃れて<未>(1947)

OUT OF THE PAST

信疑の果て(TV)

メディア映画
上映時間97分
製作国アメリカ
公開情報劇場未公開・TV放映
ジャンルサスペンス/犯罪

【解説】
 ジェフリー・ホームズの原作を、フランス出身の特異なB級作家ターナーが胸苦しいトーンで、かつ、つややかにまとめあげた、戦後ハリウッドのフィルム・ノワール作品の中でも屈指の一本。ギャングのボスに雇われ、その愛人を捜し出したジェフ(ミッチャム)。しかし、彼はなすすべなくその女性を恋してしまい……。主人公の精薄の弟の捉え方など、すぐれて非ハリウッド的詩情を湛えた美しい映画だが、現在出回っているビデオは深夜テレビで放映されたものと同様の、表記時間よりかなり短いカット版で、筋のとおらなさは免れられない。しかし、そもそもそうした作品なのかもしれず、と思えば、また、そこが魅力ととれる作品なのである。
<allcinema>
評価
【関連作品】
カリブの熱い夜(1984)リメイク
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
431 7.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-04-11 12:30:16
当時の流行によるものなのか、ミッチャムのス−ツの肩幅の広さがやたらに気になった。後年の作品「さらば愛しき女よ」や「大いなる眠り」のミッチャムは堂々たる体格ではあったが、これほど肩幅の広さを感じることはなかったように思う。それにしても若きミッチャムの格好良さは大したもので、何処へ行こうと女出入りが絶えないのは頷けることではある。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:gapper投稿日:2011-08-31 21:47:18
 ジャック・ターナー監督、ロバート・ミッチャム主演。

 複雑で話が分かり辛いという話が多いが全長版なら特にということは無く、この手の作品に多い程度の分かり難さだ。。
 ジャック・ターナー監督は、フランス人で女性の描き方などハリウッド映画とは微妙に異なるところが災いしているように思う。
 ウィット(カーク・ダグラス)の愛人キャシー(ジェーン・グリア)とイールズ(ケン・ニルズ)の秘書ミータ(ロンダ・フレミング)が同じタイプの女性で取り違えやすい表現の部分が在った。

 ブリッジポートという小さな町から始まるが、険しい山脈でボガートの「ハイ・シエラ(1941)」を思い出させる。
 「ハイ・シエラ(1941)」は、ギャング映画の終焉でもありフィルム・ノワールの始まりでもあると思っているのでこの時点で惹きこまれた。
 ロバート・ミッチャムは、「さらば愛しき女よ (1975)」でハードボイルド系の探偵が似合うと思っていたがやっと求めていた物に出会えた感じがする。

 回想形式だが、前半までで後半は現在の話が進行するいわば2部形式。
 この辺もあまり無い形式で分かり辛いと感じさせるかもしれない。
 現在の恋人アン(ヴァージニア・ヒューストン)があまり生かされておらず、この辺りをもう少し膨らませても良かったと思う。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:クリモフ投稿日:2010-09-26 01:39:47
フィルム・ノワールというジャンルには詳しくないので、その点でどうだかはあまりわかりませんが、派手さはないながらもこの作品は楽しめました。
騙し騙されの展開はなかなかスリリングなのですが、確かに解説や他の方も言われているようにややこしい面もありますね。この辺の処理の仕方がわかりにくいので、サスペンス的興奮は希薄になっています。
ただ、その分ドラマでは自分の運命に抗えない男の泣き映画的側面を十分に堪能でき満足です。主人公ジェフが組織と女達に翻弄されつつ、切り返えしていくさまが非常に魅力的。個人的には何を考えているのかわからないミッチャムは逆に一つ寂しさのようなものがあり、良かったと思います。少年のラストも小憎い演出。
駆け引きを巧く描いていたら傑作かなという、少し残念な気もしますが、渋い男の映画だと思います。
投稿者:uptail投稿日:2009-10-13 22:45:10
ロバート・ミッチャム
投稿者:さち投稿日:2008-03-12 11:03:39
普通
投稿者:Ikeda投稿日:2006-11-16 11:32:49
この手の映画は登場人物が多いので解りにくいですが、この作品は特にキャシー(ジェーン・グリア)のトリックが手の込んでいるので余計です。見る前にある程度予備知識があったので、大体解りましたが、ミータ(ロンダ・フレミング)が登場するあたりからが解りにくすぎます。位置関係がはっきりしないのが問題で、わざと曖昧な描写にしたとしか思えません。かなりの役者を揃えての作品なのに、戦後この映画が公開されなかったのもその辺に理由があるかと思います。
ロバート・ミッチャムが好演で、ジェーンに振り回されるあたりがフィルム・ノワールと言われる所以だと思いますが、私は彼の演技としては物足りないものを感じました。これも主人公の心情が複雑すぎて、どう表現して良いのか解らなかったのではないかという気がします。
しかし、最初と最後に出てくる聾唖の少年ディッキー・ムーアの描き方が、映画全体を引き締めているのがノワールといっても戦後のアメリカらしさを出していていて良いと思いました。
ニューヨーク、アカプルコ、サンフランシスコ、タホ湖と舞台が移動しますが、タホの風景はもう少し入れて欲しかったです。ここはスコー・バレーのそばでスキー客も多いし、ゴルフでも有名な所ですが、一部ネバダ州にかかっているのでカジノがあり、私は1971年に、ここのホテルに一晩だけ遊びに行った事があるので懐かしい所です。
投稿者:シネマA投稿日:2006-05-15 11:12:48
 フィルム・ノワールの典型として引き合いに出されることが多い作品。
 
 かつて出まわっていたVHS版は74分の短縮ヴァージョンだった。今回入手した薄型ケース入りの激安DVDは97分の全長版。しかも、高画質。
 短縮版ではわけがわからなかったストーリーがこれでかなり把握できるようになった。喜ばしいことだ。ただし、プロットの細部にはまだ釈然としない箇所がある。いや、私にはあった、というべきか。

 ジェフリー・ホームズのシナリオは時空が錯綜していて煩雑である。誰が作成したかも明記されていない字幕スーパーには省略と欠落が甚だしい。
 一回視ただけでプロットが完璧に理解できたひとは他人に自慢できるのではないか。娯楽映画を観るのに英語のヒヤリング能力が試されるなんて厭味ではある。
 
 主演のロバート・ミッチャムはまさに適役。チャンドラーが創造した私立探偵フィリップ・マーロウのイメージに最も近い俳優だとおもう。
 ジェーン・グリア。絵に描いたようなファム・ファタール(男を破滅に導く運命の女)を熱演している。私の好みは、チョイ役のロンダ・フレミングのほうなんだが、それはまた別の話。

 ニック・ムスラカのモノクロ撮影は、フィルム・ノワールの里程標ともいうべき傑出したものだ。
 しかし、演出のテンポは相当かったるい。甘ったるい音楽が頻繁に流れるのも閉口した。
 この気だるい濃厚な雰囲気を好ましく感じられるかどうかが評価の分かれ目なのにちがいない。

 なお、上記解説文で「主人公の精薄の弟」とあるのは、事実誤認。ガソリンスタンドで働く若者のことを指しているとおもわれるが、彼は「主人公とは血のつながりのない聾唖者」だ。訂正しておきたい。
 ラストシーンを観たひとならば、むしろ聡明な青年であったことが理解できるはずなのだが……。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-01-11 23:31:39
 フィルム・ノアールの極致。ロバート・ミッチャムもジェーン・グリアも、これ
ほどのフィルム・ノアール的な造形は他の映画に見当たらないのではないか。
 カーク・ダグラスでさえ素晴らしい。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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