allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

野生の蘭(1929)

WILD ORCHIDS

メディア映画
上映時間102分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1930/
リバイバル→ヘラルド-81.11

【ユーザー評価】
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:スティン・グレー投稿日:2010-09-14 06:54:53
ガルボが夫のルイス・ストーン(このとき50歳だが60歳くらいに見える)と豪華客船に乗り込むところから、もう1920年代のモダニズムを感じさせるし、サウンド版なので音楽に人々の歓声など入って楽しい。この船上でガルボはニルス・アスター演じるジャワのプリンスが下僕を鞭で打つところに出くわす(なんかやりすぎ演出)。夫はジャワで紅茶のプラントを経営しているので、そのための旅だが、プリンスのほうはガルボ目当てに夫とも親しくなり、宮殿に招待して宴を催し、さらに茶畑の視察に同行。途中、スコールが降り出し、雨しのぎの民家で殿下とガルボは二人きりになり、プリンスはここぞとばかりにガルボに迫る、、、なんていう話がテンポよく進んでゆく。
ガルボは無頓着で女心がわからない夫に忠誠を尽くそうとするが、プリンスとの抱擁を発見されてしまう。さらには嫉妬に狂った夫が虎狩りで殿下の銃を空包にして虎に襲わせるとなると、もうこの夫の馬鹿さ加減に呆れるばかり。ニヤけた殿下のほうの肩を持ちたくなるというもの。でも、最後はガルボは夫のもとに帰る。ハリウッド映画の定石ですね。
エキゾチズム満載で、それも例によってハリウッド勝手解釈なのでツッコミどころたっぷりだけれど、それもこれもガルボにいろいろな衣裳を着せて、観客に溜息を尽かせる方便のように思えてくる。そもそも冒頭からガルボはものすごく豪華で重そうな毛皮のコートを着て登場。サンフランシスコなんですが。。。ジャカルタの宮殿では宴席での踊り子のゴージャスな民族衣装?を贈られて、セクシーさもたっぷりにポーズをとる。とくに夜中のテラスでビーズが光り輝く衣裳に、近づく殿下が影を作っていくあたりは圧巻。影のもとでも輝く衣裳はデザイナーのエイドリアンの賜ですね。そして虎狩りのときのハンティング・シャツ。乗馬ズボンにブーツを穿き、四つボタンのシャツにネクタイを締めたガルボの決まり具合。もう、どのシーンもガルボの表情の変化、ガルボの衣裳、そこに釘付けになります。
ディートリッヒにはスタンバーグがいたから傑作作品がいくつもあるが、ガルボにはあまりないような言い方もされてきたけれど、この作品は日本でビデオもDVDも出ないのが不思議なくらい娯楽映画としては良くできています。いいんです、それで。ガルボという存在と素晴らしい衣裳があるだけで。。。
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION