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麦秋(むぎのあき)(1934)

OUR DAILY BREAD

メディア映画
上映時間74分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1935/03/
ジャンルドラマ
麦秋(むぎのあき) [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 1,020
USED価格:¥ 680
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【解説】
 大恐慌下、スタジオにそっぽを向かれた企画を名匠ヴィダーが自主製作で世に問うた力作。失業問題の解決として“共同体組織に基づいた農場経営の可能性”を提示した『リーダーズ・ダイジェスト』の中の、ある大学教授の寄稿に着目した監督は、そこから若い夫婦が困難にぶち当たりながらも同じ境遇の仲間たちを組織し、ついには荒地の潅漑に成功するというヒューマンなアメリカのドキュメントを製作した。これにJ・マンキウイッツ(台詞協力)ら彼の理想に共鳴したスタッフが、ほぼ手弁当で参加。チャップリンは自身所有のユナイトからの配給を約束したが、完成した作品はあまりにも左翼的であるとされ、満足な評価を得られなかった。全般にリアリスティックなタッチで演出されている作品だが、圧巻はヴィダー自ら“サイレント音楽”と名付ける音楽的な映像構成で魅了する(実際、一切の録音機材を排し、メトロノームと大太鼓のリズムに則って撮影された)、旱魃の農場に水を引くクライマックス・シーン。かつてアメリカにも、こんな光景があったのである。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2011-04-18 22:17:23
 「群衆 (1928)」、「戦争と平和(1956)」のキング・ヴィダーの作品。

 大恐慌から5年後の作品で、アメリカの経済問題が大きく取り上げられている。
 財産を提供するシーンがあるので社会主義と言うより共産主義的な作品だが、ナチが政権を獲った翌年の公開で微妙な時期。
 公開当時は、評価されていないようだがナチの敗北が濃厚となる1944年位までには評価を上げたのではないかと考える。

 シムズ夫妻が農場に移った翌日に、クリス(ジョン・T・クォーレン)と出会う所や指名手配犯のルイ(アディソン・リチャーズ)がいるなどご都合主義的な所があるがあまり気にならなかった。
 むしろ、ジョン・シムズ(トム・キーン)がサリー(バーバラ・ペッパー)に心を移す所が気になる。
 殆どそれらしいシーンもなく、サリーは魅力的でもないので結構引っかかる。
 その後のクライマックスへの必要な処置だが、作品として長くは無くそれなりのシーンが有っても良かったはず。
 経済的、事務的な理由なら非常に残念。
投稿者:kouseikeishi投稿日:2007-09-14 08:46:51
夢は叶うというアメリカ的理想主義を不屈の精神とチームワークで体現する名もなき人々の物語。無名俳優たちの肉体を酷使して荒れ地が農地に変貌する様をリアルかつヒューマンに描く。中でも川から農地まで水路を掘って水を流すシークエンスのダイナミックな移動撮影は圧巻。さすが移動撮影の名手。ひとりはみんなのために、みんなはひとりのためにという共同体は貧しさの中でこそ成り立つもの。いつまでも続かないだろう。しかし、こうあって欲しいという監督の願いには共感する。私の中では気恥ずかしさと高揚感が交錯しつつ最後に高揚感が勝利した。「シナラ」「南風」「街の風景」「ビリー・ザ・キッド」観たいなあ。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2007-04-14 22:33:49
【ネタバレ注意】

意地悪=わざと人を困らせること.
意地悪がいけないことならば、その反対、つまり、さりげなく助け合うことが大切なことなのだけど.
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競売のシーン、入札者に嫌がらせをして、結局自分達で安く落札してしまった.あのやり方は、リンカーンだったと思うけど、原住民のインディアンから土地を取り上げたやり方と同じなのね.『土地の持ち主は期日までに申し出ろ』というのだけど、登記所にも、そこまでの道にも銃を持った白人がうろうろしていて、登記に行くと殺されかねないから、インディアンは行かなかったので、土地が白人のものになった.
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で、この映画、一見正しそうに見えてどうしようもない映画なのだけど、意地悪=わざと人を困らせることに対して、わざと助け合うことを描いてるのね.

投稿者:Ikeda投稿日:2006-12-26 12:21:11
この映画ぐらいの内容で共産主義的とみなされたというのは、我々には不可解ですが、ちょうど大恐慌が起こった直後でもあり、農業の共同経営がコルホーズと同じだと見なされたからでしょう。後の赤狩りなどと合わせて、如何にアメリカがコミュニズムを恐れていたかの良い例です。
ただ、この映画があまり売れなかったのは、かなり良い作品ですが、今ひとつ冴えない感じがするためもあると思います。スタッフには一流どころ顔を揃えていますが、脱獄囚ルイや農場に居座る女性サリーがからむ挿話の描き方が不十分なのが、全体の流れを悪くしています。かなり短い作品な事を考えると、あるいは費用の問題があったのかなとも思います。
またキャストに、さほど名の通っていない人が多い事もあるかも知れません。皆、好演なので我々は関係ないと思いますが、この当時はスター・システムをMGMなど大手の映画会社が作り上げていた時期なので、観客の動員力が弱かったようにも考えられます
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-06-10 19:17:31
ムルナウの『サンライズ』を彷彿とさせるシーンがあるけれど、メロドラマにはならず、あくまでも地に足のついた堅実な構成。まあ、左翼的と言われればそう見えないこともないけれど、こんな映画にプロパガンダを持ち込むこと自体野暮なのでは…。ヴィダーにそんな意図はなかったと思う。
投稿者:william投稿日:2005-03-02 08:17:24
協力しあって生きようと努力すればこそ道は開ける、そんなことを理解させてくれる作品です。
きっとアメリカだけではなく、日本にもかつてはこれとおなじような風景があったことでしょう。助け合いの心を持った人に悪人はいないことがとても良く分かります。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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【ソフト】
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