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周遊する蒸気船(1935)

STEAMBOAT 'ROUND THE BEND

メディア映画
上映時間82分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ケイブルホーグ)
初公開年月1996/02/03
ジャンルコメディ
IVCベストセレクション 周遊する蒸気船 [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 279
USED価格:¥ 250
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【解説】
 フォードは西部劇や硬派の開拓アクションの快作を連打する一方で、こうした同時期の深南部を扱った、肩の力を抜いた、しかし、古き良きアメリカへの郷愁に満ちた(つまり、思い入れたっぷりの)軽喜劇を撮り続けた。
 19世紀末、ミシシッピー川を往来するおんぼろ蒸気船を買ったドク・ジョン・バリーは甥っ子と組んでそれで一儲けをしようという魂胆。ところが、頼みの甥は誤って人殺しとなり死刑判決を受ける。彼の窮地を救うべく、その許婚者とドクは奔走。正当防衛を証しだてる目撃者の存在を突き止め、また、弁護費用を捻出すべく船内を蝋人形館に仕立て上げ川を下る。クライマックスはライバル船と互いの船を賭けたレース。そのスラップスティックな楽しさは確かに筆舌に尽くしがたい。しかし、フォード映画の中でも傑作の誉れの高いこの一本、そのあまりにも長閑な作品世界に入り込めなかったと言ったら、識者には怒られそうか。同一路線であれば、思い切りセンチメンタルな、だからこそ、いまや幻影となった南部の美しさを痛感させられる戦後作品「太陽は光り輝く」を薦めたい。無論、本作が傑作以外の何物でもないことを認めつつも……。
<allcinema>
評価
【関連作品】
太陽は光り輝く(1953)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
860 7.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2017-11-11 14:07:41
【ネタバレ注意】

J・フォード監督の古き良きアメリカを舞台にしたライト・コメディ
米国人はノスタルジーをくすぐられるに違いない
米国人でなくても、牧歌的な時代への憧れは通ずるものがあるだろう

主演のウィル・ロジャースは伝説的な名優だが、現代の日本で観られる出演映画は数少ない
噂にきく投げ縄などの見せ場はあまりなかったのが残念
赤毛のアンと同名の女優アン・シャーリー
本作と『ステラ・ダラス』でしか知らないが、子役出身で作品当時まだティーンエイジャー
調べると、別名義で活動していたが、赤毛のアン役で有名になったときに芸名も変えたのだそう
助演陣では胡散臭い預言者バートン・チャーチルが良かった

人情ドラマとミシシッピ川の蒸気船レースが見せ場
ポカホンタスが伏線になっているオチがなんだかほっこり

今このような作品を撮ろうとしても、映像や音に凝りすぎて本質が薄いものに仕上がりそうな気がする
フォード監督が肩の力を抜いた、というわけではないだろうが、映画ってこういうものだよと職人技で教えてくれる作品だ

投稿者:さち投稿日:2011-07-12 11:59:37
よかった
投稿者:paris1895投稿日:2008-01-19 19:18:56
船が何処を進んでいるのか。 という質問をすれば、大方の人が『海だ』と答えるだろう。
 だが、われわれは、その答えを唾棄すべきだ。

海という陸の見えない空間を船が走っていたって、そこに何があろうか。
浮遊感こそ漂えど、そこに何の映画的呼吸が携えられるだろう。

 船は川を進むべきなのだ。
それは、ジャン・ヴィゴも立証しているし、このジョン・フォードも立証してくれている。
 陸や岸がいまやぶつからんと、迫り来る川にこそ、船の進む航路は存在している。

 では、ジョン・フォードは、各人のいう男気に溢れた演出をのみ、得意としていたのだろうか。
答えは否だ。
 それは、この映画の中で、新郎が縛り首にされる為に、列車に乗せられるシーンで如実に現れている。

 新郎と新婦が抱き合っており、しかし、その包容は邪魔される。なぜなら、新郎は縛り首にされる為に護送されていくからだ。
 そして、抱くものを失った新婦は、駅の柱を代わりに抱くのだが、その時、バストサイズで捉えられた新婦のショット内に左手薬指の指輪がちゃんと見えるのだ。
 そして、新郎が、列車に乗せられて、姿が見えなくなった時に、新婦は左手をスクリーンから排除してしまう。
 そんな演出が出来る人間が、西部劇や活劇の天才とだけ思われていて良いのだろうか。

 ジョン・フォードとともにある、長き間の誤解を、いまこそわれわれは唾棄すべきなのかもしれない。
投稿者:Ikeda投稿日:2007-02-20 10:49:38
ジョン・フォードのコメディというのは珍しいですが、彼らしい情緒が出ている所が良いです。
最初に新生モーゼ(バートン・チャーチル)が出てきてラム酒を捨てろと説教している船で、ウィル・ロジャースがフランシス・フォードをさくらに使い、特効薬ポカホンタスだといって酒を売り捌いていますが、これが後で結びつく所が面白いです。
ジョン・マクガイアとアン・シャーリーのロマンスが背景に流れていますが、これについて「川の人」と「沼の人」とが違う人間だと言っているのが、私には良く理解出来ませんでした。それにしても南部を意識したシーンがよくあって、蝋人形がらみのシーケンスが一番愉快でした。
ウィル・ロジャースが巧まざる名演でこの映画を面白くしていますが、この映画が殆ど遺作と言っても良いと思います。彼はコメディアンと言うよりユーモリストの方が合っていると思いますが、それほど日本に紹介されていなかった人のようです。有名な飛行家ウィリー・ポストの運転でにアラスカへ飛んだときに事故で亡くなってしまったのは、それだけに残念です。
投稿者:ONE投稿日:2006-12-16 17:57:23
これは面白い。サイレント時代の雰囲気を多分に残しているスプラスティックコメディ。チャップリンやキートンより面白いのでは?って思ったりする。それにしても、ウィルロ・ジャースとアン・シャーリーが裁判所へ向かう中途のカットと判決後の裁判所内のカットとを繋いだのは誰の意向だろう?アレはグッドジョブだ。

以前発売されたDVDは状態は良くないので、再発売をお願いしたい。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-21 19:31:32
 終盤の蒸気船レース、ライバル船に密かにロープをつけて引っ張ってもらったり、燃料が尽きかけて困っていると冒頭で妙薬として売りつけていたポカホンタスが出てきて、それを燃料代わりに使ったために物凄いスピードが出たりと、荒唐無稽な描写が楽しかった。グリフィスばりの「最後の瞬間の救出」もあった。
投稿者:黒美君彦投稿日:2003-03-01 14:56:51
19世紀はこの映画製作時からしたら「ついこの間」だったのだろう。
ただ、この作品は父母や祖父母の時代の郷愁に浸る・・・というより単純にバカバカしいドタバタに身を委ねた方がいい。予定調和型の単純ストーリーも悪くない。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-26 23:28:30
 これは正真正銘の傑作。こんなにお腹の底から笑える映画はちょっと無い。
 冒頭の蒸気船の水車や煙突のカッティングからもう完璧。

 ポカホンタスという名前の飲み薬が登場する。(実はアルコール)
 『レディ・イブ』でヘンリー・フォンダの父親役をしたユージン・パレットが、愉快なシェリフ役で器用な演技を見せる。フランシス・フォードが酔っ払いの船員役だ。
【ソフト】
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