セブン(1995)SEVEN | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【クレジット】
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【解説】
キリスト教の“七つの大罪”になぞらえた奇怪な連続殺人事件を追う二人の刑事を描いたサイコ・サスペンスで、アメリカ・日本ともに大ヒットを記録した。凝りに凝ったオープニングが象徴するように、D・フィンチャーのスタイリッシュな画造りと、B・ピット&M・フリーマンの渋い演技が光る一編。
定年退職間近の刑事サマセットと新人のミルズは、ある殺人現場に向かう。そこには肥満の大男の凄惨な死体があった。またほどなくして、今度はビジネスマンの死体が発見される。サマセットはそれぞれの現場に残されていた文字から、犯人がキリスト教における七つの大罪(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)に因んだ殺人に及んでいると分析、残るは5件となった。事件を未然に防ごうと犯人の特定を急ぐ2人。やがて一人の男が容疑者に浮上、しかし接近するも取り逃がし、さらなる犠牲者を出してしまう。そんな中、大罪に沿った犯行が残り2件となったところで、犯人を名乗る男が自首して来るのだが…。

定年退職間近の刑事サマセットと新人のミルズは、ある殺人現場に向かう。そこには肥満の大男の凄惨な死体があった。またほどなくして、今度はビジネスマンの死体が発見される。サマセットはそれぞれの現場に残されていた文字から、犯人がキリスト教における七つの大罪(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)に因んだ殺人に及んでいると分析、残るは5件となった。事件を未然に防ごうと犯人の特定を急ぐ2人。やがて一人の男が容疑者に浮上、しかし接近するも取り逃がし、さらなる犠牲者を出してしまう。そんな中、大罪に沿った犯行が残り2件となったところで、犯人を名乗る男が自首して来るのだが…。

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【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
| □ 編集賞 | Richard Francis-Bruce | ||||
| ■ 助演男優賞 | ケヴィン・スペイシー | ||||
| □ オリジナル脚本賞 | アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー | ||||
| ■ 作品賞 | |||||
| □ コンビ賞 | ブラッド・ピット | ||||
| モーガン・フリーマン | |||||
| ■ 悪役賞 | ケヴィン・スペイシー | ||||
| ■ 魅惑的な男優賞 | ブラッド・ピット | ||||
| ■ 外国作品賞 | |||||
【ソフト】
| 商品名 | 発売日 | 税込価格 | ||
|---|---|---|---|---|
| 【DVD】セブン プラチナム・エディション <初回限定生産> | 2007/04/06 | \3,990 | ||
| 【DVD】セブン <期間限定生産> | 2007/04/06 | \1,980 | ||
| 【DVD】セブン <普及版> | 2001/12/21 | \5,040 | ||
| 【DVD】セブン <限定製造版 ・スペシャル・ボックス> | 2001/05/25 | \10,290 |
【レンタル】
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ここから更に12モンキーズ、デビルだの
共演者も含めた話題作のオンパレードでした(今もか)。
公開当時は謎解き謎解きと煽り立てた特集ばかりだったので
学生だったわたしもそれなりに身構えて観た記憶が(しまった…)。
ただでさえ重苦しい映像と小難しそうに見せるけど、
結構ストーリーはシンプルです。
今思えば普通に観たほうが面白かったかな、と。
また、この頃からでしょうか。
過度な派手さやテンションを映画演出に持ち込む
いかにもPV・CMあがりのモダン監督が増殖したのは。
その中でも比較的適切なテンションで
映像に落とし込めるフィンチャー、がんばってますね。
「羊たちの沈黙(1990)」位から出てきたサイコ・クライム・サスペンスと言った感じの作品で、犯人の常人をも狂わせる異常性が見所。
モーガン・フリーマンの役名が”ウィリアム・サマセット”というのは、ウィリアム・サマセット・モームを現すのであろうか。
読書家で孤独な雰囲気を持っているサマセット刑事は、そんな気にさせる。
ミルズ刑事(ブラッド・ピット)とよくある師弟コンビで上手くいっている。
犯人の”七つの大罪”により何らかのメッセージがあるのかと思ったが、無いようである。
メッセージ性はないが、サマセットの置かれた状況が現代の状況を物語りリアルな圧迫感を生んでいる。
二人の師弟は、”過去と現在”あるいは”現在と未来”であり、それがラストの衝撃を生む。
起きるべくして起きた犯罪であり、サマセットは予見していたとも取れる。
見終わった後に、始まった頃の彼の言動をよく思い出したい。
’90年代らしい秀作である。
個人的には、それだけが納得できないかな。
逆に言えば、それ以外は、文句ないと思っているし・・・
被害者たちの凄まじい姿の演出とかとか、ブラピやモーガンの好演とか、犯人のむかつく演技とか、最後にすごい罠用意してるシナリオとかexとかね・・・いい点いっぱいあったんだけど、最後の最後でなんで、犯人の思惑にはまって終わりなんすか!?
ラストには賛否両論あったって言うけどそれは、すごい納得できますね。
おかげでストーリーに集中できるようになったのは良いんだか悪いんだか…。
頭の中で整理してみるとけっこう単純な展開ではあるんですよね。
それでも重いテーマと雰囲気たっぷりの演出に魅力があって、今でもたまに見たくなる。
箱の中身が気になるのは私だけじゃないんですね。
実はジョン・ドゥはミルズ夫人に全く手を出してなくて、ミルズ夫人が堕ろした胎児が入れられていた、ってのはどうでしょう?
ただタイトルとかを覚えずに片っぱしからいろんな映画を観てた時に
「もしかして観てるかも??」と思ったけどやっぱ観てなかった。
んなこたぁどーでもいいんだけど。
まぁごもっともなことをいくら口にしても「殺人」する時点で「正常」ではないのでサイコキラーだね。
私に問題があるんだろうけど(´・ω・`;)、たぶんコレ公開当初に観たとしてもきっと同じ感想だったと思う。
「なんだ、シリアルキラーの話じゃん」・・・と。
昔からその手の文献を読み漁ってたので「まぁこんなもんか」と。
でも面白かったよ。
怒りにまかせてその先どういう行動をとるか。
ブラピの、ラスト葛藤しているようなシーンはなかなか良かったです。きっと自分も同じように迷うかもしれない、とか思って。
ケビン・スペイシーは若くて艶々してるね(´・ω・`;)
グウィネスの出番があんまりなかったのが唯一残念。
ブラッド・ピットの刑事が、イライラするくらゐの馬鹿に描かれてゐるのが、モーガン・フリーマンを際立たせるための単純な設定かなと思つてゐたのですが、深い訳があつたと分かり満足です。
唯一の動的なアクションである犯人追跡がよく撮れてゐます。実際は、ここで終りまで見ることを決めました。
かういふ映画は決着が厄介です。すべてが明らかになつたところで実質終つてをり、引き金を引くか引かないかは、単なるエンドマークのやうなものだからです。まあかうするのが一番をさまりがいいでせうね。
残念な事にカタルシスは皆無だったしね…
ブラピがカッコイイし。
95年頃だと仕方ないが、シャツがダボダボなのが難。でも、コー
ト着るとカッコイイな。
この作品は、映像に凝ったサスペンス+身勝手に生きてる現代人へ
の説教と見せかけて、自分だけが正しいと思い込んで説教したがる
典型的なバカを描いてるんだと思った。
宗教上の罪で殺す犯人。でも、それって法治国家では罪じゃないか
ら。
法と宗教倫理の区別がつかなくて、多様化した社会で他人が自由に
振る舞ってることに耐えられない、ジジイみたいな犯人。
しかし、現代社会は倫理等ではなく、法で回ってるものだから、
宗教上の罪なんていう訳の分からんもので、処罰されたらたまった
もんじゃない。
そんなことだから、頭ハゲるんだよ。
自分も罪を犯した7人目だって? 自分達で事件起こしてハルマゲ
ドンが来たとか言い張ってた、オームみたいな自作自演ぶりは笑え
るw。
このオナニー野郎は、他人を殺したり偉そうに説教たれる前に、そ
の罪を背負って、まず自分が最初に死ぬべき。
だいたい、これ、殺されたのがキリスト教徒じゃなかったら、どう
するんだろう?
あそっか、この手の狂信者はキリスト教が唯一の正しいものだと思
い込んでるんだったね。
「私のしたことは議論される」って? そうだね。「あーゆーバカ
には、なっちゃいけないよ」って議論されることでしょうw。
あとに何か残るわけじゃないけど、雨の描写がすごく印象に残ってる。
ブラピ好きには堪らない作品だろうけど。
それで、あの後味の悪さはどこからくるのかというと、映像の暗さやグロさではくて(グロさはツカミでしょう)心理描写で、登場人物の誰もが暗いものを引きずっていて、それは他の映画であるようには昇華されず、そのままほうったらかしです。スペイシーは勿論、フリーマン、パルトロウ(新婚で越してきたばかりの孤独や不安、妊娠のことでの不安)
ブラピはまだ向う見ずな青年の部分を残し、それゆえ事件に関わり、スペイシー演じる犯人の巨大な負のエネルギーに向かい、抗っていきます。最後には罠にはまって自らもどうにもならない暗いものを背負い込んでしまいます。妻子を殺されてしまっているのですから、どちらにせよ致命的なのですが、犯人を撃ってしまった以上、事件の解明は止まってしまい、ブラピ演ずるミルズの中では、永遠に解決を見ない事になるのです。犯人には絶対に撃つ、という確信があったわけです(そりゃ撃ちますよ)
最後の方のフリーマンとブラピのやり取り「お前も結局こっち側に来てしまったか、これからどうするんだ?」「生きていくしかないじゃないか」 みたいに見えてしまいました。幸福を求めながらも、自らそれを遠ざけてしまう人の業みたいなものを描きたかったんだと思いますよ。だから撃つ結末でないといけなかった、と。業はキリスト教の概念ではないかも知れませんけど、7つの大罪=人間が神から遠ざかる所業、というテーゼととらえると、わかり易いのではないかなあ、と、思いました。
いずれにせよ、ひとつ流れを作った作品ですよ。
これまでのサスペンス映画がそうであったように、
何かの光を期待して見ましたが、あのラスト、最悪。だけど、…。
やられました。
コメントみると大絶賛のようなのですが
私には「7つの大罪」の意味がわからない。
おまけに主人公の二人は全然推理してないし・・・
推理して犯人に先回りしたんじゃなくて単によその情報を借りて
先回りして得意げな顔なんて・・・それスリラーなの?
繰り返しみればわかるのかもしれないけど後味わるくて
見る気がしない。
サイコじゃなくて単なるホラーじゃないのこれ?
映像の不気味さと猟奇的殺人映像だけの作品だと思います。
みるんじゃなかった。
映像も不思議な感じで綺麗。
この映画は殆どが雨だけどラストは晴天で、出来事とは対照的なのがいい。
NINのPVを観たときに感じた、あの説明できないゾワゾワとした感じがオープニング・タイトルから炸裂している。まあ、そこに被さるスコアがNINなのも、多分フィンチャーは意識したんでしょうね。ああ、あのタイトルはカイル・クーパーの手によるものか。
ハッピーエンドを愛する僕が、この究極のバッド・エンドである映画にも関わらずなぜか繰り返しの鑑賞に堪え得るのか。それは、底知れぬ映像のパワーがあるからなのかもしれない。
ミルズの自宅に夕食に招かれたサマセットが、自分の言ったジョークに受けてバカ笑いするシーンが好き。ずっと緊張感を漂わせている映画だけど、あそこで観客の緊張がフッと緩む。一休み、一休み(by一休さん)。
ようやくあの、バカっ高いDVDから開放されたね。
俳優陣の演技は本当に見事。ラストは衝撃。。。
ストーリーの面白さはもちろん、俳優たちの演技と音楽が、さらなる興奮を生みます。
素晴らしい作品です。
さて肝心の作品内容についてですが、不穏な予感を抱かせる独特の暗さは終始感じられたものの、今ひとつパンチが効いていない煮え切らない印象を受けました。これは『羊たちの沈黙』でも感じた事ですが、狂気の殺人を扱っている割に作り手が頭のネジを飛ばし切れず題材負けしてしまっていると思います。メジャー作品である以上、本当に狂った映画(残酷描写を見せろという意味ではないです。)は作りにくいのかもしれませんが、そこはやはり作り手の意地を見せて欲しい。金を掛けているのならなおさらです。新作の『ゾディアック』は期待しています。
あと、これは甘ちゃんの私の好みの問題なんですが、ラストはやはり荷物の中身を映してほしかった。その方が鎮魂になると思います。まあ『リング』みたいに眼を剥いてりゃ別ですが(笑)
グウィネス美人だし、ケヴィンの静かな狂気が見事。
ラストはかなりの衝撃。
後味は悪いけど何度でも観たい映画。
その時は全然知らない役者さんで
だれやコレーって見てた気がする。
リー・アーメイは普通に俳優なったんやなーとか
考えて見てた。
フィンチャーを信用していいのかどうか
まだ悩んでます
ベテランが推奨しておきながら、犯人が自主してしまったので、アドバイスは
無駄だったのか?』という疑問について。
ラストのシーンあたりで、智恵のベテラン刑事が「犯人のワナだ」と言います。
若造が智恵を使えば、あのラスト(=大罪を犯す)は、免れた。
でも人間、やっぱり、なかなかそこまでいけないもんですよね。
人間の理想と現実(もしくは限界)なのかな〜と思ったのですが、
どんなもんでしょうね。
最悪の気分でクリスマスを迎えた記憶があります。ほんと心がやられた。
あとにテレビでやっているのを見てよく出来てる映画だなと再確認。
今はいろんなサスペンスに慣れているのでそこまでの衝撃を受ける作品は少ないがセブンを初めて見た時のショックは忘れられません。
確かに良く出来ています。
特にその演出がすばらしく、色や雨、音といった
視聴効果が実に巧妙に描かれています!
ラストの衝撃はなかなかのもので、他言は禁物です!!
↓ 「映画レビュー」始めました! お気軽にコメントをどうぞ!!http://www.0721cinema-spirits.com/
テーマは何だったんだろう?当時は「人の弱さ」だと思っていた。
が、「人の本質」っていうのが最もかもしれない。
俺も間違いなく撃ってます。犯人の思惑通りに撃ってます。
映画の中では「負け」を意味するような描き方だったが、俺はそうじゃ無いと思っている。そんな人の本質は間違っていないから。
世の中は人と人との関わり合いで成り立っている。そんな人々の大半がこの場合、「撃つ」はずだから。
世間が許す行為は間違いではない。
まあ、殺人という上辺だけで本質を見抜けない人にとっては「負け」なんだろうけどね(当時の自分はそれだった)。
引き金を引けないのは弱さ、引くのも弱さ、でも引かないのは異常。
ラストのありようは人を陥れるために選択された究極の手段であり、この映画に興奮し感銘?を受けた輩は自らの心に潜む闇を今一度自覚すべき。
・・・まあ、世に潜在するキチガイ予備軍のもやつく気分を昇華させ無害化させる効果があるとすれば、それのみがこの手の映画の存在意義だろう。
七つの大罪をテーマにするなど、設定も面白く、ケビン・スペイシーもさすがに気味悪く、ラスト近くもえぐい。上質のサスペンスです。
見終わったら落ち込むので「もう見るもんか」と思ったけど、
TVでやってた時、ついついまた観てしましました。
映画でフィクションだってわかってても、やっぱり最後ブラピの気持ち
(役名忘れた)を思うと、やるせなくなります。でもそこがいいのです。
普通のエンディングとは違うというか、予想を裏切られた感が。
(でも、いつもは、スッキリするハッピーエンドが好きです)
全体を流れる、犯人の異常心理の世界も、独特の雰囲気でよかった。
視点が犯人独自の美学によって描かれているような気がします。
だから、視聴者側の気持ちを満足させる終わり方ではなかったのか、
ラストをああするしかなかったのではないかと思ったりして。。。
モーガン・フリーガンも、よかった。
バットエンディングの作品増えたらいいのに
というわけで、本作はきわめて「正当なゴシック・ホラー」だといえる(この言葉自体が矛盾を抱えているが)。
正直いって個人的にはクリスチャンではないし、こうしたペダンティックな台詞回しは好きではない。筋も読めるし。悪魔よりも煉獄よりも怖いのは結局「人間」だということですね。M・フリーマンとブラピは悪くないんだけどね。
薄暗くすりゃいいのか?
難しい事考えずに観れば、普通に面白い。
後味の悪い映画なんてもっと一杯あるよ。。。
ハリウッドだけじゃないからね。映画は。
メッセージ性無し、謎解き系、社会病理、構成重視 という部分は
「妄想代理人」(今はまってるドラッギーなアニメ)と
ゴシック、耽美、猟奇系 という部分は「イノセンス」とシンクロしました。
やっぱり無意識が呼ぶから観るんだろうなー
1:全ての意味とか物語が相対化の末、無化され
あるのは退屈と刺激への欲求のみ・・という現代。
(この映画で言えば知的刺激=犯人の仕掛ける残虐パズルとか古典の薀蓄
感覚的刺激=猟奇殺人、ゴシックなNYの光景)
この映画の外にいる作り手と受け手、この映画の構成、作中の刑事の態度、猟奇殺人犯
全てはメタな関係になってますね。
良く作りこまれた、しかしどこにも行けない空っぽな作品です。
2:プラピの刑事の若造っぷりが逆に好感が持てました。
3:七つの大罪に「殺人」や「暴力、拷問」「不寛容」は無いんですね。
それが犯人の残虐パズルを成り立たせているし
下手したら欧米キリスト教社会の病理とも関係あるのかもしれない。
4:「怠惰」で監禁虐待されていた被害者・・・
2004年4月に見てしまった身としては、岸和田の事件や新潟の事件とオーバーラップせざるを得ません。
こんな映画に日本の現実が追いついてどうする!!
5:こういう映画によく出てくる9・11以前の暗く荒んだNY。
そういうステレオタイプが蔓延した結果
みんなが「犯罪天国NY」のイマージュを愛好し、求めちゃってるんじゃないの?
(かつて九龍城がそうだったように)
ジュリアーニと9・11を経た今のNYは・・・・よく分かりませんw
通して共通する。本当にこういう世界観が好きなんだな〜と思う。
そういった中で『セブン』は、
まさにフィンチャーの真骨頂と言える作品です。
ベテランと若手といったよくあるパターンで猟奇的な連続殺人を
7日に描くフンチャーにぴったりの脚本。
殺人の意味や犯人の思惑などキリスト教に関係して
ミステリアスで重厚な物語になってる。
M・フリーマンはハマリ役だし、ブラピもいい感じで、
パウトロウも初々しく、スペイシーもうまいので、
役者に関しても完璧。見ごたえ十分!
問題のラストも衝撃的で、「まさか!」「マジで!」
なんて思わせてくれました。
見た後に、しばらく放心状態になる映画です。
こんなのもアリだと思います。間違いなく超一級品の映画だ!
人を殺す方法がすげえ残虐でとてもワクワクしました。
こんな殺し方あったんだ。
ホント人殺しがしたくなります。
アメリカっていいなあって思います。
最高に良い映画だと思うのですが…。
もちろん、後味はわるーいけど、後味悪くても良い映画は良い映画なのでは…?
脚本もおもしろいが、ブラピが最後にとる行動は人間がもつ
本音と建前の葛藤であり、本音が自分を支配するわけで。
わたしも彼と同じ行動をとるだろうと思いながら
くしゃくしゃの彼の顔を見て、ともに涙しました。はい。
クライテリオン版のLDの特典で見たのだが、プロダクションが細部にまでこだわっていてまるで本当の殺人現場の様でした。
割りと良い美的感覚を持ってるのですからぜひ面白い映画を撮って下さい。
この映画は皆さん言ってるように後味悪いけど、面白かったです。
最後の結末はとても衝撃的でした。
あ、あとケビン・スペイシーが悪役やるってのは初めて見たので、演技に見入ってしまいました。とても素晴らしい演技だったと思います。
「気持ち悪いし、後味が悪いから観るのは辞めといたほうがいい。」
と忠告されていたので、恐る恐る観たのだが、
映像からくる不快さや刺激が思ったほどではなかったので、
予想してたほど気持ち悪くも、怖くもなく、ホッとした。
(最後の箱の中身の映像もなかったし・・・
あれが映像になっていたらイヤだけど・・・。)
どちらかというと、ストーリーそのものと見る人の想像力からくる、
やるせなさ、不快感、嫌悪感で、後味が悪くなるのだろうが、
そこまで想像力を膨らませて見なかったこともあって、
サスペンスとしてどういう結末を迎えるのかに純粋にハラハラしたし、
結末は予想外のものだったので、サスペンス映画としては面白かったように思う。
とにかく悲しいというか、やるせない結末なので、
そういう意味での後味は悪いけれど、全体としては嫌いではない。
つまり7つの大罪の「ENVY」(ねたみ)にあたることを自分も犯してしまった・・・・というのが原因なんですよ。グウィネスを殺した理由は下記で。
そして2つめの「頭を使え」という意味はラストシーン重要な意味が出てくるでしょう。
最後にブラピが頭を使い「これは犯人の罠だ!」(自分を殺させブラピをハメるためにグウィネスは殺された、というのが上記の答えです)と思えば犯人を殺さずにすんだでしょう。
M・フリーマンは最後まで「やめろ!これはコイツの罠だ!」と言い続けてましたよね。
まァなんと言うんでしょう・・・・「感情に(あまり)惑わされるな(仕事では)」みたいなことでしょうかね。
この作品のおどろおどろしい雰囲気は好きだし、惹き付けられる部分も多いのですが、見終わっ後に少し納得がいかない部分があります。
1.ほとんどの被害者は「七つの大罪を犯したから殺された」という風に殺された事は原因ではなく結果であるのに、グウィネス扮するブラピの奥さんは「『彼女を殺したことが大罪』だから私は殺されるべき」という風に殺されたことが原因となっている
2. モーガン扮する老刑事がブラピに対して、「体力で犯人を捕まえるのではなく、知恵(推理)で犯人を突き止める」というスタンスを諭していた(様な気がする)のに、犯人は結局「自首」によって捕まった....って事はモーガンがしていたことは(この映画においては)無駄だったってことになるのでは?
(推理によって追いつめたのは確かですが、結果的には推理によって捕まえたのではない)
これらの点で整合性が取れてないから「脚本がすばらしい」みたいな意見が不思議でなりません。
(サスペンスと考えて...です。映画はすべて合理でなければダメだとは思ってません)
「映像が良い(恐い)」という意見なら納得できるのですが......
デビッド・フィンチャー監督のセンスがよく分かる作品です。
9点。グロいシーンも多々ありますが、未体験の方はオススメです。
これは取り敢えず皆見るべき、嫌いな人は嫌いで割り切る。
好きな人間は満足して、それでよい。ナイス娯楽。
安いモノになると犯罪映画といえばただ単にグロテスクな演出をしたり緊張感を漂わせるだけの音響効果&映像効果。サスペンス映画にしても奥に隠された主題はなんとも小さなもので、その作品から得るヒューマニズムや緻密に計算された脚本は取るに足らなかったはずである。
この作品にたいして個人的にはD・フィンチャー監督のムービークリエイターとしての能力や主演のM・フリーマンやB・ピットの演技力なんかどうでもいい。この完成しつくした脚本を違和感ない程度に演じてくれれば彼らの仕事は終わりだったのだ。
正直な話冒頭から中盤にかけてはおもしろくない。なぜならそのストーリーは出尽くしていたからだ。「オペラ座の怪人」などの「模倣犯」を題材にした作品は世界各国どこにでもあるからである。
しかしラストの衝撃的結末と言おうか、あれは人間の心理、七つの大罪における真の意味合い、それらをまとめ上げ鑑賞者の心に突き刺さる。犯人が出頭してきた時服は血まみれだった・・・・あれは彼女の血・・・・怖い。
このストーリー展開に対し「別にそこまででもない」とか「予想できる」などと言う人がいるが、彼らに聞きたい「この物語をゼロから立ち上げられるか?」と。
「後味が悪い」と批判的な目を向ける人もいる。彼らに聞きたい「なぜ涙を流した映画は絶賛し、後味が悪い映画は中傷する?双方とも『感動』という感情が爆発的に動いたことには変わりないのに」
映像世界に魅せられ、完成された世界感に
入り込んでしまいました。
これ、後味の悪さは凄いですよね。
大罪を自らの手で完成させてしまった、ミルズ刑事。
悲しい。
ハリウッド的なハッピーエンドが当たり前のような刑事もの(サスペンス)を見なれてるので、不快感が残るが、ホラー、あるいは究極のサイコサスペンスとしては納得できる。特に犯人が最後の七つの大罪を完結させるラストは後味が悪くても、
そうせざるを得ない状況というのが見事。
だから嫌いなんだけど、なんか納得の出来る映画。
それにしてもモーガン・フリーマンは適役。
暗い気持ちになるけど、面白い映画だと思う。
これは緊張感っていうものなのか?
キリストの大罪になぞって行われた殺人の「異常性」を
ショッキングに描いてるだけのように見える。
ラストのアレもなんだかな〜
予想すらしなかったけど、全く意外性がなかった。
ブラピ&フリーマンのコンビの演技はよかった。
今まで数々の猟奇殺人犯が映画に登場したが、ここまで完璧な殺人を遂行したのはジョン・ドゥがはじめてではないか?
雨の降りしきるニューヨーク、七つの大罪にそった殺人、全ての演出が観客に不安感を与え、ラストに起こる悲劇を予感させる。
この映画には、勧善懲悪という予定調和なものが一切ない。救われるものがなにもない。ラスト、モーガン・フリーマン演ずるサマセットが“これからどうする?”という問いに、“生きていくさ”と答える場面が印象深い。
ただ、結局はそれだけの映画のような気がする。ドラマ部分がちょっち弱いのさ(妙に陰にこもるドラマは観てて楽しくはないっす)。だからビジュアルとラスト以外、これといって何かを語られる映画じゃないんだよなあ。主人公が二人もいながら、彼らの間に大したドラマが生まれないもの(主人公刑事が二人もいれば、普通そこに紆余曲折を経たドラマがあるはず)。結局、製作者さんたちが狙ったのはお化け屋敷みたいな恐怖にすぎないのかも。あと「肉欲」と「高慢」の殺人はあっさりと描かれすぎ。「肉欲」なんてどんな殺人だったか人に説明するのも嫌になるくらいおぞましい殺人なんだけど、どんな殺人か理解してない人もいそう。
まー、んなこといっときながらあのミイラには「びくっ」としてたり、とにかく全編異様な緊張感んがあってそれなりに楽しく観てられたんですけどね。そういえばケビン・スペイシーって「ユージュアル・サスペクツ」でも足が悪い演技をしてたなあ…。R・リー・アーメイさんとリチャード・ラウンドツリーさんの出演が嬉しいところ。
とにかく暗く、後味の悪い映画なので、観る人を選ぶことは確かです。
↓師匠のHP(新作ビデオ、DVD情報アリ)http://www.cinemanc.com/
でも、面白かったのも、事実…
個人的には モーガン・フリーマン演じる刑事が バッハのG線上のアリアが流れる図書館で調べ物をしているシーンが好きです。
ブラピだけで売った作品
特典満載なんて惹句につられて、オマケ付きの菓子が欲しい子供のように「セブン」と「ファイトクラブ」のLDを中古屋に売り払ってDVDに買い換えた。
DVD歴の浅い私だが、DVDは凄いですねぇ。音声解説なんて、なかなか観る余裕無いよなぁ。「セブン」なんて、スタッフ、キャストで4種類も収録されてやんの。静止画資料だって凄いもんな。観れねぇよ...まあ、5.1CHの音声で普通に本編を楽しんでよう。
そういえば、DVDには吹き替え音声も入っているから、好きな映画は吹き替えを回して、ながら観をすることもあるけど、「セブン」のそれは良くない。(「ファイトクラブ」の方は、そこそこ雰囲気が出てるけど...)レンタルビデオが出始める前は、結構、テレビの洋画劇場のお世話になっていたから吹き替えにさほどの抵抗はないが、これは軽すぎる。
でも映画そのものは、完璧です。
でも、おもしろい!!え?くだらない?どっちもどっち?どうぞご勝手に・・・
え? 時効ですか?
見てるときはそう思ったんだけど、
見終わってから、あの中身が本当は子宮(もしくは胎児)
だったらどうしようかと思ってたのだ。
サマセットはその事を知ってたし、
犯人は妊娠してるってことをなんか強調していたし、
そのわりにはミルズはそのこと知らないし・・・
少なくとも、ミルズの留守中に押しかけては行ったけど、
奥さんを殺す気はなかったんだと思う。
奥さんは7つの大罪の中には該当しない。
怒りに駆られて、殺してしまったそのお詫び(?)に、
そのままだと決して見ることもなかっただろう子供を
ミルズへのプレゼントとして配達させたのかなぁって思ったの。
だから今まで確認するのが恐くって、
ビデオになっても見ることもなかった。
生首・・・セリフで確認できるんだったら、
今日ロードショウでやるし、見てみようかな。
あの中身には2種類考えられますけど、
一体どっちの方だったんだろう?
どっちにしろ酷いことだとは思うんだけど。。。
前回のお返事読んでも思ったんですが、基本的にげんごんさんの
映画観と僕のそれは、表現が違うだけでだいぶ似ているようですね。
すごく仰っている事が理解出来て、僕もニヤニヤしてしまいましたよ。
さて、これ以上ダラダラと書き続けても他の人に怒られてしまうので
「セブン」に関してはこの辺で。ありがとうございました。
「ファイト・クラブ」に関しては、そちらの欄で別途。
ございます。私も見習うよう、頑張ります。
ということで、本題です。映画好きなら誰でもそうだと思いますが、キュ
ーブリックは私のとても好きな監督です。その中でも、「バリーリンドン」
は、「博士の〜」と並ぶぐらい好きな映画で、タケキチさんの書き込みを
拝見して、思わずニヤニヤしていましまいました。
私は、「バリーリンドン」ほど、映画=動画であることをあれほど分か
りやすく実感させてくれる映画はないと思います。あの作品は、「絵画を
動かしたい」というキューブリックの根性が全編に満ち溢れている作品で
はないでしょうか。つまり、怪獣を動かしたい=「ゴジラ/キングコング」
恐竜を動かしたい=「ジュラシックパーク」という映画と同列の作品だと
思います。それこそが映画監督の感性だと思うのです。
具体的には、「バリー〜」では、カメラは固定されていて、静止画を再
現していますが、そこに映し出されている全てのもの、人物、動物、植物
は動いています。つまり、動く静止画なわけで、これこそが映画=動画の
お手本なのではないでしょうか。
北野武では、例えば「3−4x10月」では、バットの素振りをしてい
る人物を固定したカメラ=静止画的画像 で写しますが、アングルにより
横にいる人物に今にも当たりそうだという、無意味なほど緊迫感のある映
像になっています。これも静止画的な画面だからこそ、バットの運動に焦
点が当たるという演出で、いわゆる動きの止まった画像とは違うと思いま
す。
それを踏まえた上での、「ファイトクラブ」ですが、単純なこの映画に
対する私の感想は、ブラピとの同棲が始まったあたりは、本当に感激して
この映画を見ていました。ですが、単純な感想なのですが、二重人格によ
り葛藤している人物を客観的に見せてしまうと、パントマイムのギャグに
しか見えないという、大欠陥(!?)があるような気がしたのですが・・・。
低レベルの話で恐縮ですが、正直言って、エドワード・ノートンが、一
人で殴り合いを始める監視カメラの映像は、僕は笑ってしまいましたし、
それまでの感激に水をさされたような気がしました。ちょっと文学的な
主題すぎたのではないでしょうか。
話は元に戻りますが、タケキチさんの仰る通り、フィンチャーの映画
に「空気」が存在すると思います。独特の雰囲気があふれています。D
irty X さんにもお伝えしたいのですが、やっぱり、悪口を言っ
て楽しいのは、それなりの力のある映像に対してです。本当にしょうも
ない映画に対してあげつらっても、何の興奮もありません。フィンチャ
ーは、ある種の空気、匂いをフィルムに定着することのできる監督だと
は思います。だからこそ、彼の映像が単なる「空気」に留まり、本当に
動きのある映像「空間」にならないところには、やっぱり正直な話、い
らだたしさを覚えます。「ファイトクラブ」は1時間半本当に興奮して
見ていたのに・・・、と未練がましくなってしまいます。
ところで、「ファイトクラブ」のどのへんにオマージュを感じました?
分かるようで分からないので、質問をさせてください。「崩壊」という
観点から見れば、やっぱり「博士の〜」になるのでしょうか。そういえば、
ナチズム的な色彩とか、「博士〜」は一人三役でしたが、「ファイト〜」
は二人二重人格一役だとか、類似性はあるのかな? 教えてください。
でも、Dirty X さんのお返事ですが、そんなにご謙遜されること
はないのに、と思いました。実は、Dirty X さんは、お気づきで
はないかもしれませんが、結構、私が興味を持った映画の掲示板を見てい
ると、Dirty さんの書き込みがすでにあって、変な意味ではなく、
とても親近感を持たせて頂いていました。これからも、楽しいやり取りを
させていただけたら、と思っています。
非常に興味深く読ませて頂きました。元はと言えば、僕なんかは単なる野次馬根性
でお話に参加させて頂いたつもりでしたので、げんごんさんの真面目かつ的確な
ご意見に少々恐縮してしまったくらいなのですが・・・。
さて、早速ですが再度、僕なりの「セブン論」(もどき)をば。
まず、げんごんさんの仰られていた「映画=動画」の持論、
僕も基本的にはまったく同感です。
僕も「シャイニング」の三輪車の場面は心底震え上がりましたし、
くどく例を出すようですが、「ブレードランナー」のカメラとライティングの
流麗な動きの数々は、正に映画の真骨頂だと思います。
ただ、やはりそうした醍醐味を「セブン」に求めるのは、やはり酷でしょう。
あくまでこれは僕の映画観ですが、実は本当に「出来る」映画というのは、
観客の層によっては、ひどく退屈に取られかねないような
すれすれの「静止」を恐れぬ映画じゃないだろうか、
そう、僕は常々思っているのです。
C・イーストウッドや北野武、小津やA・キアロスタミ、ある意味ではキューブリックの映画もそうじゃないかな(「バリー・リンドン」は御覧になりましたか?)
要はカメラにも芝居にも飾りっ気がなくとも、その全編で流れている「空気」が
一貫したものならば、例え画面は静止していても、映画そのものは「停止」しないんじゃないだろうか。多分、その「空気」の味わいを楽しむ事こそが、映画を観る
かなり重要な醍醐味じゃないかと、僕は思ってるわけです。
分かりますでしょうか?つまり、僕は「セブン」を初めて観た時に
何に驚いたって、ブラッド・ピット主演の超メジャーな大作の筈なのに、
のっけからそんな異様な「空気」の味わいを感じられたからなんですね。
もちろん、それを好きか嫌いかは個人の問題でしょう。
ただ、げんごんさんも少なくとも、この作品がハリウッドで毎年何百本も
作られている無個性な工業製品とは一線を画す代物である事は、納得して
頂けるんじゃないでしょうか。
それと、例の追っかけ場面・・・おっしゃる通り、実は僕も余計だと思いました。
ただ、あの場面はメジャー映画としてはギリギリのサービス、って捉えましょう。
僕個人としては、あの場面もそれなりにメリハリの効いた活劇シーンとして
楽しめましたがね。基本的にこれ、刑事ドラマでもあるし。
こんな所ですが、意味伝わるかな・・・?
今度是非、げんごんさんには「ファイト・クラブ」の
感想を聞かせていただきたいです。
かなりのキューブリックファンとお見受けするげんごんさんが、
まさしくフィンチャーがキューブリックへのオマージュを込めた(であろう)
同作をどう受け取るか、お伺いしたいですね。
ちなみに挑発するようですが、実は同作に関して言うと
僕は「セブン」より好きです。
の関係で、九州に出張に行っていました。慌てて、書き込ませていただきます。
まず、少々の誤解があるようですので、それについて。
「ブレードランナー」と「セブン」が同じ映画だと、私は言った覚えは
ありません。ただ単に、「セブン」よりは「ブレード〜」の方が面白い
のではないでしょうか、と言っただけです。Dirtyさんが、2本を
似ているとも言ってもいないでしょう。タケキチさんの勘違いだと思い
ます。
次に、「静止画的」と言いましたが、「静止画が多い」とは言っていま
せん。これはDirtyさんの勘違いだと思います。実際、見れば分か
りますが、画面が止まるシーンは全くないはずです。
それでは、本題に入ります。まず、タケキチさんへ、お返事を書きま
す。タケキチさんのお考えは、私なりに納得したつもりです。多分、こ
のまま続けても、映画への考え方、嗜好のような領域の話になるのでは
ないかな、と思っています。「セブン」の静止画的な印象は、演出意図
だというお考えはとても面白かったです。ですから、だからこそ私は好
きになれなかったということしか申し上げられないわけです。
私は映画=動画だと思っています。映画を見るのは、動きのある絵をみた
いからです。多分、ホラー映画の傑作の1本に「シャイニング」を挙げて
も、反対の人はいないと思います。あの映画も「想像力」が恐怖の中心だ
と、私は思っています。具体的には、少年が三輪車で、ホテルの中をぐる
ぐる回るシーンがそうですが、じーっと、カメラが三輪車を追いつづける
動きが、私には怖かった。恐怖を動画として表現しているわけです。
でも、タケキチさんもご指摘の通り、「セブン」では、動きのある絵
としての恐怖は語られないのですね。各大罪で殺された死体のシーン
は、美しさとおぞましさの出た、いいシーンだとは思いますが、やっ
ぱり動きがない。死体をごろんと提示するだけです。誤解しないで
頂きたいですが、殺す過程を動画で見せろと言っているわけではあ
りません。全てにわたって、動画としての描写が極端に制限されて
いる。それを僕は面白くなかったと言い、タケキチさんはだからこ
そ素晴らしいと仰っているのだと思います。
以上のようなお返事でよろしいでしょうか。不足点などがありま
したら、お教えください。また、他の方の感想などもお聞きしたい
です。
次にDirty Xさんですが、サスペンスを放棄している、と
書いたのは「エイリアン3」についてであって、「セブン」につい
てではありません。僕の書き方が悪かったみたいで、申し訳ないで
す。ただ、フィンチャーには、一貫して、ある感情を観客に与える
ための描写をほったらかしにして、自分の趣味的映像に淫してしまう
傾向があるのではないか、と言いたかったのです。
「エイリアン3」は、エイリアンと人間のサスペンスを描きたいので
しょうし、「セブン」は、タケキチさんの言葉を借りれば、空想力を
喚起される恐怖を描きたいのでしょう。ですが、私には、そういった
感情を喚起されるだけの描写は、「エイリアン3」にも、「セブン」
にも存在するとは思えないのですが、如何ですか?
ただ、ある種の綺麗なスタイリッシュな映像が提示されるだけで、そ
の映像の美しさが、私に対しては何の感動も引き起こしてくれないの
です。タケキチさんは映像美に酔いしれる映像ではないと仰いますが、
あの凝った映像では、いわゆる映像美を造形しようとしていると考える
のが自然だと思います。そうでなければ、それこそNYで、全編ロケすれ
ばいいだけの話です。
これはタケキチさんへのお返事にも絡んできますが、おっかけっこが
不要ならば、そういうシーンを描かなければ良いだけの話です。「セブ
ン」に実際にそういったシーンは存在しますし、結構、盛り上がっている
シーンのはずです。そして、あのシーンほど、無意味で、つまらない
ところはないでしょう。タケキチさんの指摘は大変興味深いですが、
タケキチさんの指摘が鋭いほど、「セブン」の破綻が露呈してしまうので
はないでしょうか。本当に静止画的な演出意図があるのなら、あのシーンは
不要のはずだからです。
以上です。また舌ったらずなところがありましたら、指摘してください。
後、もう1回、セブンを見てみます。その上で、また書き込みをします。
長いものになりまして、申し訳ありませんでした。
凄いと思った。七つの大罪という興味深いテーマ、正義と悪、人間、極限・・・
でも知人が最悪と言っていた。話が貧弱、奥行きがない、屋台骨がしっかりしてないとかそんな事を言っていました。バカの僕にはよくわかりませんでした。
しかし二回目はなかなか観れません。
多分後々笑われる事になるかも知れませんが・・・。
まあ「セブン」も「ブレードランナー」も大好きな映画なので、ちょっとお話に
参加させて頂こうかな、と。
まず結論から言っちゃえば、「セブン」と「ブレードランナー」って、全編がやたら暗いってのと、やたら雨が降ってるって事以外、別に共通点無いと思いますよ。
それに「セブン」は僕に言わせれば、所謂「映像美」に酔いしれる類の作品とも思えなかった。(前半の図書館での場面など、印象的な画もありますが)
大体この映画は100%「ホラー映画」ですからねー。僕はその手の映画は古今問わず結構見ているつもりですが、これはやっぱりとてつもなく怖かった。でも、当時見に行った人の中には「退屈で寝ちゃった」って人もいたりして、見る人の感性によってこれほど印象の違う映画も珍しいんじゃないかな。
僕に言わせれば、この映画の怖さの真髄は観る人の「想像力」にあると思います。
数々の残虐な殺人が見せ場の作品、なんて印象とは裏腹に、実はこの映画はあからさまな暴力場面ってただの一つもないんですよね。例の「七つの殺人」はもちろん、オープニングの夫婦の殺人、前半でモーガン・フリーマンが語る「近所での三日前の殺人」に至るまで全部が語り、もしくは事後の現場だけ。そこには映画的なスリルもサスペンスも入り込む余地などなく、ただその「当時の」出来事を想像するしかない。この映画が「静止画的な感覚」を持たせるのも、間違いなく意図的な演出なんだと思います。ここでは犯人と刑事の追いかけっこなんてどうでも良い。
ただ何も語らない不気味な現場をひたすら「見物」させるのが、この映画の本当のねらいなんですから。
それを怖いと感じるか感じないかは人それぞれでしょうが、しかしこの映画の後
現在に至るまで無数に作られた「セブン」の亜流スリラーが、結局本家には遠く及ばないのも、結局目先のスリルや「映像美」を真似てるだけで、その肝心の怖さの
「根っこ」を掴めていないからだと思います。一体犯人のジョン・ドゥ(名無しの権兵衛って意味ですよね)とは何者なのか? 単なる異常者?・・・と言うか、本当に奴は人間?・・・なーんて想像を、見た後も果てしなくさせてしまう所が、この映画の面白さ、魅力でもあるんですよね。
「セブン」に限らず、デビット・フィンチャーの映画は、スチールで見ると、ものすごくカッコいいのですが、実際に動くと何故かカッコよくない気がします。雨の中をブラッド・ピットが犯人を追いかけるシーンがありましたが、美しいシーンですし、カメラも動くのですが、映像としては何かつまらないのです。
「ブレードランナー」を超えた、と仰っておられますが、それは違うのではないでしょうか。それは、デッカードと蛇使い(?)のレプリカントとの追っかけあいの映像と、「セブン」の雨中の追っかけあいの映像を比べれば、Xさんは私が何を言いたいのか理解してくださると思うのですが。
撃たれたレプリカントが倒れながらガラスを次々に割っていきます。あのシーンは無論美しいシーンですが、何よりも動画として素晴らしい。しかも、それがレプリカントの悲しみやデッカードの悩みを的確に伝えるわけです。それに引き換え、「セブン」では、ただ単に背景が綺麗だということ以外の感想は私には持てませんでした。
つまり、フィンチャー監督は静止画的なスタイリッシュさを持っているのだと考えます。それが、「セブン」の魅力だと言われれば仕方ありませんが、私自身は、監督の一貫した悪癖だと思っています。「エイリアン3」でも鋳型(?)に閉じ込めようとするシーンは、カッコいいと言えるのかもしれませんけど、肝心の囚人とエイリアンの距離感が伝わってきません。一瞬一瞬の美しさに囚われすぎて、肝心かなめのサスペンスを放棄しては、映画としては?だと思うのですが、如何でしょうか。
ゴダールの特にスイス移住後の映画は、もうはちゃめちゃですが、スチール写真を見ると、こんなに美しかったっけ、と思うことが私はあります。これは逆を言えば、ゴダールは映像の動きを重視して、その静止画的な美しさは二の次になっているということだと思います。フィンチャー監督が、もう少し、自分のセンスを忘れて、徹底して映画を動かしてくれれば、と私はよく思っていました。
以上のようなものになりましたが、どうでしょうか。ご不満や質問がありましたら、Xさん以外の方でも結構です。お願いいたします。
生き物にとって一番大切な太陽の光が一切ない世界ですね。
後半にようやく真昼の世界がやってきてますが、
それは不毛の砂漠での太陽。
象徴的過ぎて、一発でファンになりました。
DVD早くでないかな。
『ゲーム』も出た今、あとはこの映画だけなんだけど。
まず映画全体の雰囲気。やばいぐらいカッコいいです!!
次にブラッドピッドの役どころ・・・あついです!!
そしてモーガンフリーマンの動き・・・シブイです!!
デヴィッドフィンチャー・・・あんたスゲーよ・・・金払う価値あるよ・・・
いかにもミュージック・クリップ出身の監督らしく、センスのいい編集テクといい、陰鬱な画面構成といい、グゥイネス・パルトロウの不幸そうな顔といい、雰囲気づくりが良くできてると思う。
ケヴィン・スペイシーにこんな適役を配しただけでも、この映画の功績は大!
中は緊張感たっつぷり。
ラストで「そうきたか」ってかんじだな。
モーガン・フリーマンはとにかく渋いです。 ブラピの泣きの演技は「エンゼル・ハート」のミッキー・ロークみたい。 クサイ。
誰が殺されるか、バレバレで、ちょっとガッカリしちゃった。
だって、【以下ネタバレちっくなのでまだ見てない人は読まないでね】
グゥイネス・トリガラ・パルトロウが全然関係ないと思われる
シーンで意味ありげに映ってるし。
そう思ってみていくと、ラストは全部読める、という結構
稚拙な作り方だったなぁ・・・
とガッカリしちゃいました。
デヴィッド・フィンチャー監督の『ゲーム』は異常にツマラナイので
絶対にみちゃいけないと思うけど、『ファイト・クラブ』は
至極簡単で私は『セブン』よりすっごい面白いと思うから未見の方は是非。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kazoo/
脚本も、何度か見るうち(何度も見ないと思うが(笑))、
結構荒っぽい所もあり、「(´ヘ`;)ハァ」っと思ってしまう。
しかし、「マトリックス」同様、
後の視覚効果等に与えた影響度では重要な映画だと思う。
全ての映画がハッピーエンドで、つまんな〜い!とか思うけど、
なんか最後にバーンとショッキング的な事が起こるとやっぱりイヤだ。
時間のかけ具合が違うとかではなく、無理矢理7つに最後はまとめあげたように感じられます。
何を訴えかけているのか明確に分からず、視点がぼやけていると思いました。