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ママと娼婦(1973)

LA MAMAN ET LA PUTAIN
THE MOTHER AND THE WHORE

メディア映画
上映時間220分
製作国フランス
公開情報劇場公開(ユーロスペース)
初公開年月1996/03/23
リバイバル→ユーロスペース-2001.3
ジャンルドラマ
ママと娼婦 [DVD]
参考価格:¥ 6,480
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ママと娼婦

【解説】
 モノクロ16ミリ、撮影レンズは50ミリのみという、製作当時としても極めて時代逆行的な方法で作られた作品。3時間40分にも及ぶ、どうしようもない男と母性的な年上の女、娼婦のごとき若い看護婦の恋愛模様が、内省的というよりもただだらだらした展開で描かれているのに、なぜこんなに面白いのだろう。それこそが、この若くして自殺したユスターシュの不可思議さだ。
 カフェで毎日を無為に送る青年アレクサンドルは、ブティックを経営するマリーの部屋に居候している。彼はつきあっていた女にフラれるとすぐにヴェロニカに声をかけ親しくなる。そのことを報告すると、マリーは一度は嫉妬しながらもすぐに許してしまう。やがて三人の奇妙な共同生活が始まり、皆がベッドを共にすることもありながら、それぞれの孤独、諍い、恐怖が錯綜し、彼らは絶望的に疲れてゆく……。68年の5月革命に敗れた若者たちを端的に捉えた作品と評されるが、ここに表される心象は実に普遍的なものではなかろうか。だからこそ、観る人によってはこの4時間弱が瞬く間に過ぎ去ってしまうのだ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
439 9.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:ito-p投稿日:2007-12-03 02:48:55
後半部で、女優の口を通して伝えられるユスターシュからのメッセージ。「娼婦なんていないの」のところにはぐっと来た。あの長ゼリフにあの表情。引き寄せられるものがあった。
男と女の型にはめられない、微妙な関係をうまく描き出してた。同じパルムドールの「ある子供」よりも数段素晴らしい。
220分というランニングタイムは全くたるくなく、むしろ映画の内で漂っているような感覚だった。
投稿者:asama投稿日:2006-03-19 01:41:02
もちろんこうした強い個性の映画に対する評価は分かれるでしょうが、後半に行くに従い、この長尺の映像と歩みを共にする快感を覚えます。しゃべくるだけのろくでもないヒモ的男アレクサンドルと、マリーとヴェロニカという好対照の女二人の三角関係の面白さを感じられればこの映画を良しとし、そうでなければ罵声を浴びせることになるでしょう。ある時代の雰囲気を懐かしめる人にはこの映画、結構楽しめるはずですね。
投稿者:Tom投稿日:2005-07-04 15:37:34
ユスターシュが大作家になれなかった理由がここにある。ほんとに気持ちはわかる。最後の娼婦役の女の独白にあまりグッとくるものがなかった。やかましいって感じ。彼女の言葉はもちろんユスターシュのメッセージであるけど。
全然ふしだらな女に見えない。というか誰だこいつは!!!!。レオとベルディナット・ラフォンは素晴らしいのに。
投稿者:GRIFFIN投稿日:2002-11-14 11:02:29
 力尽きてしまった。台詞の量と上映時間は比例する。字幕を220分読みつづけるのは辛い。
 個人的嗜好で意見のわかれる域を出ていない作品で、時代を超越して輝く普遍性を感じ取る事はできなかった。
投稿者:M.D.投稿日:2002-08-11 07:02:56
何も無いが故に全てがある。
投稿者:westriver投稿日:2001-05-01 00:16:47
無駄な音楽を用いず回想・空想シーンも無し。ライティングも貧相で頼りなくまるでプライベートフィルムのよう。それでいて3時間40分の長さ。まさに商業映画に真っ向から対峙したかのような作家性の強い演出に圧倒された。その手法はまさにヌーヴェルヴァーグの精神を継承したものといえる。。トリアー等がデンマークで興した「ドグマ」運動と同様な映画文法をこうして20年前に実践していたのだ。お世辞にも面白い部類には入らないし、万人にオススメできるものではないが、まるっきりカメラを無視したかのように台詞を吐き出す登場人物たちの姿には底知れぬ迫力・狂気・緊張感が感じられた。無気力で不健全な生活に身をおく主人公に、イデオロギーを失った当時のパリの若者像を投影させ娼婦のように男から男へと渡り歩く看護婦を通して人が人を愛するという単純で根源的な行為すら現代ではままならないということを写し出している。また、寛容な態度で主人公を包み込みながらも、胸の奥に深い悲しみをもち続ける年増女の存在も痛々しい。お気楽などこかの国が作る映画の対極にある本作の存在価値を、ブレッソンやアントニオーニ、そしてベルイマンにも通ずる高度な作家性に裏打ちされた人間ドラマとして定義するのはどうだろうか。あらゆる技巧や装飾を取り払ったゆえに生まれる赤裸々なドラマがここにある。主人工はヌーヴェルヴァーグのイコン、ジャン・P・レオー。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールジャン・ユスターシュ 
 ■ 審査員特別グランプリジャン・ユスターシュ 
 ■ FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞ジャン・ユスターシュ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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【レンタル】
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