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エレファント(2003)

ELEPHANT

メディア映画
上映時間81分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(東京テアトル=エレファント・ピクチャー)
初公開年月2004/03/27
ジャンルドラマ
映倫R-15
アイダホ州ポートランド。
アメフト、図書館、カフェテラス、写真部、ダイエット。
ごく普通の高校生たち。

いつもと同じ1日だと思ってた。
ガス・ヴァン・サント コンプリートDVD-BOX
参考価格:¥ 16,200
価格:¥ 18,800
USED価格:¥ 7,800
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エレファントエレファント

【解説】
 1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督が、事件が勃発するまでの高校生たちの一日を淡々と描いた青春ドラマ。なお、本作は2003年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと監督賞のW受賞という史上初の快挙を果たした。
 オレゴン州ポートランド郊外のワット高校。ある初秋の朝、生徒たちそれぞれの、いつもの一日が始まる。ジョンは、酒に酔った父と車の運転を交代して学校に到着。だが、遅刻した彼は校長から居残りを言い渡される。写真好きのイーライはポートレート制作の真っ最中。女子に人気のアメフト部員ネイサンはガールフレンドと待ち合わせ、食堂では仲良しの女子3人組がダイエットや買い物などの話で持ちきり。そんな中、いじめられっ子で内向的なアレックスとエリックは、ネットで入手した銃器を手に学校へ向かっていた…。
<allcinema>
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aクラッシュ (2004)
[002]Aブロークン・フラワーズ (2005)
[003]Aグッバイ、レーニン! (2003)
[004]Aバタフライ・エフェクト (2004)
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[006]A25時 (2002)
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[009]Aロスト・イン・トランスレーション (2003)
[010]Aシザーハンズ (1990)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
34252 7.41
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【ユーザーコメント】
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2015-11-15 19:49:46
映画は、何気ない高校生1人1人の日常を後ろから追っていくドキュメンタリータッチとも言える構成。
淡々としているが、どこか浮遊感のあるカメラと、何気なくすれ違っていく高校生たちの映像は飽きない。
それはその日に起きる惨劇を知っているからでもあるが…。

この映画が怖いのは、その"リアルさ"である。
実際どれくらい忠実に作られているかは知らない。しかしこれはとても"リアル"に感じられる。
映画は、犯人の深層心理を探ったり、被害者のバックグラウンドを描こうとしない。
ただ淡々と高校生の1日を描き、銃乱射事件が起きる現場を見せる。
それまで登場した人物が無差別に殺されたり、はたまた助かったりする。
これを見ていると、いつどこで何が起こってもおかしくないような気がしてくる。
そういう意味でとても恐怖を感じる映画である。

「良い映画」だとか「面白い映画」だとは言い難いのだが、見る価値のある映画だとは思う。
投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-09-04 03:05:25
映像が懲りすぎ
投稿者:パゾリーニ投稿日:2015-06-09 01:28:40
10年前見た時は何だこの変な感じは? 程度だったものが今回はドンッと宇宙的規模で僕の魂に来た、ということは、僕の脳はこの10年で明らかに違うフェーズに「UP」したと自画自賛したい。この10年で人間社会宇宙哲学他いろいろかじったおかげだと思います。
「この私」誰にも有る絶対隣人の居ない孤独的なもの(哲学者鷲田清一の表現です)が、この独特の表現からピシっと迫って来て怖いくらいだった。そして外に対して自分が見せる社会・世間的な姿「近代の個人」、誰でも多少は妥協して社会・世間ライン上でなんとか我慢したりちらっと「この私」を出しながらやっていると思いますが、それが度々繰り返される「各人カメラアングルリピート」(勝手に命名)でも巧みに表現されているのが素晴らしいテクニックだと思った。その音響・音楽の使用も巧みでゾクゾクしました。そしてトータルで迫って来る「個」と「社会」が絡む宇宙の(この場合は学校と家庭)多様性、不平等に「閉じこもる」ことによって負けてしまい爆発してしまう怖さがデリケートにしかも鋭く表現されており、かなりハイレベルな作品に上がっていて楽しめた(内容的にふさわしくない言い方かもしれませんが)映画でした。
こういう映画を見るとついつい映画制作をしたくなりますね。
投稿者:UFO投稿日:2013-10-29 21:58:59
十分観れる。
投稿者:noir fleak投稿日:2013-09-07 07:24:55
出てくるにはあざとい。そんなカッコをつけるなと言いたくなる。
しかし恐怖度、サスペンス度は極上の映画だ。いろいろな高校生の歩く背中をカメラがえんえんと追いかける。この撮り方がすごい。一番驚いたのは、勇気ある(?)黒人学生の背中と歩き方。犯人二人の歩き方も印象的だ。
背中は人を表す、か?
投稿者:jb投稿日:2012-08-02 17:33:03
迷うなぁ。
投稿者:kumachan投稿日:2010-10-31 22:02:35
【ネタバレ注意】

封切時に観て以来二度目の鑑賞でしたが、やはり心に響く重量級の映画でした。
ドラマとドキュメンタリーのちょうど中間に位置する映画と言えましょうか。
安易な解釈ができないように技巧的な演出を排除して、とにかく役者の普段の姿をカメラに収めることに注力しています。
実際に起こってしまった惨劇をそれほど時を置かずに映画化するのは非常に難しい。被害者とその遺族や加害者の遺族も健在でかつおそらく裁判を行っている中で、単なるエンターテイメントとして提示するわけにはいかない。しかし映画である以上は観る人間の目線を意識せざるをえない。そういうジレンマの中で鑑賞に耐えうる映像を作るには絶妙なバランス感覚を要求されるはずです。
なおかつ、司法や行政の場で何度も議論されながら結局銃の保持が必要悪として認められている社会では、銃社会を批判することは可能だが陳腐で無力である。監督や脚本家が何を意図しているのかはいろんな解釈が可能でしょうが、より戦略的で効果的な方法で銃社会への批判を画していることは間違いないと思います。
また、舞台となった学校構内の映像や劇中に時折映される空の映像の美しさが、大量殺戮の場面と対照的でとても印象に残りました。
映画におけるリアルさにもいろいろな種類がありますが、これはその中の一つの方向性を追求した傑作だと思います。

投稿者:kinenchyu投稿日:2010-09-09 17:09:02
いろいろな見方ができる作品だとは思いますが、私にはちょっとつまらなかった。
投稿者:uptail投稿日:2009-10-08 22:04:56
ジョン・ロビンソン
投稿者:AZ投稿日:2009-09-16 00:32:49
映像がすごく好き
淡々としている感じもいい
投稿者:Kircheis投稿日:2009-06-10 01:28:46
いつも通りの日常。
悲劇は突然訪れる!!
っていうのを描いた映画。

なんかこういうの悲しくなるなぁ。
投稿者:fuji3776投稿日:2007-06-29 19:53:54
【ネタバレ注意】

現実の事件がなかったとして、この映画は、何なの?と思う。商業主義ばかりのアメリカ映画の悪い面が見えて、いやだ。・・・最後、据え置きカメラならいざ知らず、二人に同行している撮影カメラマンはなぜ撃たれなかったのか?撃たれて終わる、と思っていた。・・・最低、2/10点。
「バス174」と比べて見て。

投稿者:J.J.投稿日:2007-06-19 12:55:37
アメリカの銃社会の恐ろしさと病んだ少年たちの生活をリアルに伝えてくれる映画でした。ガス・ヴァン・サントいい。主人公の黄色Tシャツと濃いジーンズが印象的です。
投稿者:デジャブ投稿日:2007-05-07 20:03:52
DVDのメイキングでフレームの外から走ってきて止まり空を見上げるという演出をブスの女の子につけている映像があったと思う。サントの作品の主人公は空を見上げる、なぜなら繊細だから。学生の頃に爆弾を作っていたというサントはやはり繊細だったのだろう。雲の浮かぶ空のショットが多い。
苦しんでいる高校生に見せてあげたい。この純粋な作品を見ることで少しは楽になれると思う。“エリーゼのために”が頭にも心にも残る。
投稿者:william投稿日:2007-03-05 23:15:42
日常は何も変わらない。
投稿者:watari投稿日:2006-12-08 16:26:44
学生でも作れてしまうような、素晴らしい表現の映画でした。
投稿者:KAZOO投稿日:2006-09-19 11:15:41
実際の事件も、本当にこんな感じだったんではないか、と思った。
淡々とした日常生活に突然襲い掛かった少年達の狂気。でもその狂気ですら淡々としていて「殺してやる」という深い憎悪も感じない。そこが怖かった。
事実っぽすぎて怖かった。
犯行に及んだ少年達の動機や環境に深く踏み込んでいないのが 私達への警笛を鳴らしているように思えた。
見ておいてよかったとも、見なくてもよかったとも どちらとも思わない。ただただ怖くて、自分が今後 街を歩くのも、電車に乗るのも 怖くなる そういう映画だ。
投稿者:hamapei投稿日:2006-09-17 03:11:23
大人になってからよりも学生時代のほうが、陰鬱で、ストレスが多く、希望の感じられない毎日を過ごしていた人というのは、意外と多いのではないだろうか?
私もその一人だ。

この映画のカメラワークは、登場人物の目線で場面を描写しながら、同時にどこか俯瞰したような視点を感じさせる。
自分でありながら自分でないような、現実でありながら現実でないような、どこか空虚さを感じさせる「平凡な日常」。水の中から世の中を見ているような違和感。
このカメラは、そんな虚ろな目をした高校生の視線を代弁しているように、私には感じられてならなかった。

乱射事件の犯人も、そんな「普通の少年たち」だった。

もちろん、周囲と多少の違いはある。しかし、根っこの部分では、周りの少年少女たちも、「彼ら」と大きな違いはない。それは、観客である私たちであっても…。

ここで描かれるのは、犯人と私たちとの違いではなく、その類似性であるのかもしれない。
学校という閉鎖的な世界で、自我の確立していない若者が狂気に走るというのは、決して周りが考えるほど難しいことではないのかもしれないのだ。

侮蔑するわけでは断じてないが、心が「健康」な人には、おそらくこの映画は理解できないだろう。
逆に、かつてそうではなかった、あるいは今そうでない人にとっては、何かを感じられる部分があるのではないか。

これは「いい映画」でもなければ、間違っても「面白い映画」ではない。ただ、かつて学校、世間というものに自分の居場所を見出せられないでいた私のような人間にとっては、何とも胸をえぐられるような映画であった。
投稿者:三葉十四郎投稿日:2006-07-01 02:26:40
ファーストシーンでふらつきながら走る車が、話のこれからを予兆をさせている。
被害者となり得る事、加害者となり得る事、そういう事を考えさせるからで
ドキュメンタリータッチで展開する本作の中で象徴的に撮られたところでもある。
複数出てくる被害者の方は、その日、その時をたまたまそこにいつも通りにいただけの
人間として、入れ替わり立ち代り視点を移して淡々とした日常に描かれるが、
それぞれ特別な意味合いを持って選ばれたように見えないので、偶発性が
いよいよ強調される。
犯人になる二人の少年は撮り方は違わないのに、薄気味の悪さを漂わせていて、
普通に遊んでいるような感覚で銃を手に入れて、無邪気に喜んでいる。 
こうして少年二人は凶器の準備を整えると学校へと乗り込むが、この時に冒頭に
車で送られてきた少年の一人とすれ違う、ここは本編での重要なポイントの一つで
彼は主要登場人物の中で、唯一難を逃れる人物であるが、凶行を行おうとする二人に
声を掛けた唯一人でもあり、加害者の少年の一人からはお前はこの場所から
離れていろ、と逆に声をかけられもする。
察するに、加害者の二人の少年は普段から、学校では無視などされていて、
人らしい扱いと感じてなかったであろう事が容易に伺える。
従って彼ら二人もまた、校内の人間を人扱いしなくなったのである。
家庭状況が巧くいっていない件の少年だけが、シンパシーの持てる、人として
彼らの目に映る人間だったのではあるまいか
かくて学校内での悲劇が始まる。 彼らの餌食になる人間は
少しも怨恨で殺される訳では無い、遊びの延長で殺されていくだけである。
やがて警官が到着する頃には二人の少年はまさにモンスター化しており、
相棒が撃たれて倒れても何の関心も示さなくなっている。
そして冷蔵庫の中に逃げ込んだカップルを見つけて、どちらを先に撃つかを鼻歌に
歌いながら選ぶエンディングはこれまで描かれて来た、被害者側の悲劇性と
加害者側の不気味さを一気に濃縮して、慄然とさせられるシーンとなっている。
被害者は、その中の一人として出ている眼鏡の女の子の様に、まるで明かりのスイッチを
押されたかのごとく、これまで送ってきた日常を全く不意に終わらさせられてしまう
一方、加害者はしてはならない事とは判っていながらも、それを何故止めなくては
ならないのかと言う、過ちを改める事の自覚を持てない人間として描かれているが、
しかし、この事実はそんなに異常な事では無い、例えば、道端にゴミを捨てたり、
人の悪口を言ってみたりする、この様な些事と同義、延長線上になるに過ぎない。
そして、僕たち観客は、今こうして、この映画を淡々と眺めているが、
本作に描かれている様な被害者或るいは加害者に、明日にも、今この瞬間に
なるかも知れないと気づいた時こそ、この映画が本当に怖ろしいところとして
描いているものがひしひしと伝わってくるだろう。
投稿者:りちゃちゃ投稿日:2006-04-17 02:38:58
映画というよりはディスカバリーチャンネルでやってるサイエンスミステリーの再現ドラマを観た気分です。こういう映画にW受賞とかあげてしまうのがちょっと不愉快です。
投稿者:anarchist投稿日:2006-04-08 14:16:45
最高に退屈で最高につまらなかった。
どこが面白いんだ?こりゃ・・・
キューブリック映画から面白い要素を全部抜いた感じ。
最後まで観た映画では確実に最低の映画でした。
投稿者:こじ110投稿日:2006-03-31 15:08:30
【ネタバレ注意】

事件があった日のことを、たんたんと再現している感じがした。犯人が犯行にいたるまでの、深層心理をもっと表現してほしかった。いじめられたからって、みんなが人を殺そうって考えるわけでもないので、そこにたどりついてしまった、心理と環境をもっと深く描いてほしい!

投稿者:さち投稿日:2006-03-06 10:44:58
傑作
投稿者:シオカラ投稿日:2006-01-29 22:35:02
gozさんの様に過剰な反応は無いものの、見づらいなと感じるシーンは多数。しかしジョンから始まる他の人物とのザッピングは面白かったし、ラスト20分の「誰が生き残って誰が死ぬか」という緊張感は出ていたと思う。
映画好きなら見ておく一本、記憶に残ります
投稿者:マイカル投稿日:2006-01-03 11:59:50
実はテーマにしっかり結びついた演出なのは「メメント」と同じである。
登場人物たちの交錯する運命の暗示、それに加えてアレックスたちが学校に来てからいつ誰が死ぬかわからない緊張感は上手く出せていたと思う。
投稿者:ヨダカ投稿日:2005-09-14 03:38:24
どこか現実を実感できない。
三崎亜記の「となり町戦争」にシュールさで同じものを感じました。
非現実だと感じたのは犯行を思い立った少年の心情が、です。
罪悪感もなく、ただ無垢というか。
最近の少年犯罪はこんな感じなんですかね?
投稿者:bond投稿日:2005-09-13 12:16:46
しすぎ、表面をなでている感じ、もっと内面に迫ってほしかった。
投稿者:Sekino☆そら投稿日:2005-08-20 01:20:45
【ネタバレ注意】

この猟奇的とも言える事件は確立した階級社会の中で起きた抗争なの?と思ってしまうのです。
また「クリック」を形成する必要性が生徒間にあるというところに
問題があるような気がしてなりません。
ゲーム会社を訴えたというようなことも聞きますが、
それはどうでしょう?と首を傾げる感じもします。

ガス・ヴァン・サント監督という人は
本当に結論を描かない人だなあと思います。
「後はご賞味あれ」的な映像は、ついついハマってしまいます。
http://blog.goo.ne.jp/anndarusia2000/

投稿者:H.I.投稿日:2005-07-27 19:38:43
独特なカメラアングル。アメリカの病んだ部分が凄く描かれてる。終盤は、怖くて凍った。迷っているなら見るべき映画。
投稿者:華氏148投稿日:2005-06-30 05:55:45
 あたしも、パルムドールをもらうぐらいすごい映画だとは思わない。日常を追っている趣向もどこか使いまわしっぽい小ざかしい印象すらうける。日常を切り取った、っと宣伝しているわりにカメラ割りや陰影具合、色彩が美しすぎて計算している感がある。
 ただ、女の子たちの会話は共感できたかな。彼氏と友だちどっちが大事なの?という超アホっぽいけど一度は投げかけたことがあるだろう幼い質問。たくさん食べ過ぎちゃった、トイレに吐きに行こうといった病的なダイエット信仰。行動は起こさなくても、自分の体型に固執する時期は誰にだってある。イジメとかもそう。これ見よがしの悪口も。アメリカの方が日本よりずっと退廃的て終末的なんていう意見は前々からあるが、銃があれば同じことはどこでも起きるだろうなって、そういう気持ちになった。

また、主人公がきれいで映画の風景にはまっていた。ブロンドの生え際が若干黒いけど・・。
投稿者:ムーネルドンハ投稿日:2005-06-21 12:15:59
「ボウリングフォーコロンバイン」は一つの意見として納得できた。この映画は観客に委ねているのか・・・そんなもん要りません。事実だけで十分だ。作品にしようとして鬱陶しい演出見させられるだけ時間の無駄だ!なんてガスの映画は好きなので余計思った。
投稿者:irony投稿日:2005-05-26 20:59:52
【ネタバレ注意】

 犯行までの犯人達、犠牲者の行動を追っていく展開なんだけど、犯行の動機がいまいちはっきりしないし、(実際そうなんだろうけど)被害者の名前でチャプター展開していくのもあまり意味が無いような気もする。(まあ、それこそが題名の「エレファント」、それぞれ各々の行動は自覚してもこれから起こる事件の全体像には気付かないって所なんだと思うのだが)でも見ていてセリフのないシーンは早送りしちゃったね。

投稿者:T2投稿日:2005-05-16 01:19:51
【ネタバレ注意】

どうやって撮ったのか不思議に思われる、同じシーンを多方向から撮影した映像等を含めながら、なんということもなく流れゆく各個人の生活を(犯人達のですら)淡々と描き、その中に含まれる凶行への準備と事件そのものですら、まるで日常の一シーンの様に流れていく姿が、映される社会のある種の異常さに思いを馳せさせる、そんな映画です。
普通?の高校生が銃器を用意する(説明もされる事のない)思考回路とそれが簡単に出来る過程がぞっとさせられるけど、家庭に問題を抱える生徒が、友人?の女の子に優しくキスされて癒されるシーンは儚く切ない・・・同じ空間にこんな優しい人間関係もあるのに。。。オレゴンの美しい風景の中に漂うこのやりきれない思い。

投稿者:投稿日:2005-04-27 01:14:45
【ネタバレ注意】

生徒の日常の映像にはリアリティを感じましたが
犯人のふたりが犯行を行った理由にあげられているのが
生徒の日常の映像にはリアリティを感じましたが
犯人のふたりが犯行を行った理由にあげられているのが
いじめ、ゲーム、ゲイ、ナチス、銃社会と
ワイドショーで聞いたような内容だったため
とてもすばらしい映画とはいえないように思いました。
また、どこか決め付けているような感を受けたため
もはや差別的にすら感じてしまったのでとても残念だと感じました。

それにしてもアメリカのハイスクールは学食とか服装とか
自由でいいなぁとか思いましたが、
いじめの内容がえげつなかったので
外見が良くても中身があれじゃただの放任だなぁと思ったり。

投稿者:トコ投稿日:2005-03-26 15:31:47
ドキュメンタリーのような映像にぐいぐい惹き込まれますし、独特の空の動きに"何か"を感じ、メッセージも明確ですが、見終わったあとはそれほど魅力に感じませんでした。
投稿者:eigakankaku投稿日:2005-03-14 18:42:17
 大まかな流れ以外、演技もセリフもアドリブで成り立っているというこの映画は、セリフやその動きにとらわれると、その真意は捉えづらい。それよりも、この映画の映像的な「構図」が、もっともこの映画の真髄を語っている。
 たくさんの人間がいるはずのハイスクールががらんとした空間としてうつされ、グラウンドの真ん中は誰も使っていずに開いていて、体育館はただの空虚な洞穴のようだ。

 ヴァン・サント監督が、マイケル・ムーアとは違ったアプローチで、アメリカの病魔を切り取った作品である。http://d.hatena.ne.jp/momochiki/
投稿者:16投稿日:2005-03-09 10:08:44
何でしょうこの無常感
何ともやりきれない
投稿者:すう投稿日:2005-02-21 01:25:42
【ネタバレ注意】

いわゆるホラー映画に心から恐怖を感じたことって実はないんですが、この映画はこわかった。
「やられる側」の方の生徒の日常なんだなと思って見ていると、映画の真ん中あたりで不意に、武装した「やる側」が校舎に入っていくシーンがさりげなく出てきて、すぐ消える。
生徒の中の誰が「やる側」なのかも、その後で不意にわかる。
この2点に非常に意表を突かれ、冷静に見ていられないぐらい恐怖を感じた。
いつもと変わらぬ日常の中で唐突に死と向き合う恐怖というのもジワジワと伝わってきて、すごい映画だと思います。

投稿者:隆次投稿日:2005-01-12 16:39:00
久しぶりに怖いと思った映画です。
久しぶりに「人を殺す」ということに対して恐怖を感じました。
今は映画、テレビ、ゲームなどいろんなとこで「人を殺す」シーンは見ることができるし、それも当り前になっています。私も以前にゲームで、人を殺していくもので遊んでいました。その次の日に学校に行くと奇妙な感覚が自分の中にありました。実際に自分がゲームの中のキャラクターの行動をおこしたい、っていう感覚に。もしかしたら、この事件の少年もそんな感覚だったのかもいれません。ゲームの世界と現実の世界をはっきりと別のものであると考えれなかったのかもしれません。マイケルはこれは銃の社会のせいと言っているけど、私はゲーム、映画などの影響も非常に強いと思っています。

この映画では人物が歩くだけのシーンを多用たり、その場その場で終わる会話を入れたり、また、カメラの視点が場面が変わるまであまり動かず、同じ人をずっと追っていたの非常に現実的に感じられました。事件のシーンなんかはすごく怖かったです。とてもショックを受けた映画でした。
投稿者:タロウ投稿日:2005-01-09 01:55:39
【ネタバレ注意】

 登場人物それぞれの設定やセリフがとにかくリアルなため、引き込まれる。
(例えば、ミシェルが体育のシーンで空を見上げた際の表情などは、本当にリア  ル!)映像や主題曲もそれを補強している。秀作。
 
 

投稿者:Zukky投稿日:2004-12-30 09:39:33
話の大部分が無機質に淡々と進んでいく、そして事件が発生する、それだけの映画。
恐ろしいのは事件に衝動的な跳躍があるのではなく、ごくありふれた日常の延長線上にあり必然的に感じられる点だ。
そしてそれが実際に起こった事件の再現であるということ。
またそこに製作者の『なぜ?』という意図が感じられ、観る者に問題提起する形で幕を閉じる。
つまり考えさせられる映画である。
全体を通しての独特の空気感は、映画的である俗な脚色、プロパガンダが全くなく逆に斬新さを生み透明性を獲得している。

この映画、話が進むにつれてどんどん緊迫感を感じ、終盤は本当に息が詰まる思いだった。
たとえこの作品がアメリカが舞台であり生活様式に多寡の差異があるにしろあまりに現実的である日常性を感じると共に、大量殺人こそが現代において匿名性を脱却するための究極の異化作用でありそれを起こしたのは平均的高校生であるという予備知識を胸に抱いての鑑賞が俺に只ならぬものを想起させたのだろうか。
投稿者:YOPP投稿日:2004-12-18 12:25:21
これは考えさせるための映画である。
少年・少女の抱く葛藤・怒り・悲しみ・・・
そういったものが二人に銃の乱射をおこさせた。
銃が簡単に手に入る等のことはこの映画では
たいした意味はない。あくまで結果的に銃で殺戮が行われた。
それだけである。
銃を乱射した二人は特別な人間だったのか?
否。他の若者と違いはなかった。
それでは、「なぜ?」それが製作者の言いたいことであり
「エレファント」という題名にも表れている。
この映画を観てつまらない、駄作だと言う方も多いでしょう。
そういう人たちは「マトリックス」や「ハリポタ」などで
娯楽として楽しみを得たほうが良いです。
この映画は「考える」ための映画です。娯楽ではない。
投稿者:フリクリ投稿日:2004-12-12 00:25:47
自分ではこの映画をどう評価したらいいか分からない。
大勢の人の間で賛否に分かれるでしょうし・・・
ただ自分にとってはすごく面白く、そのリアルさに鳥肌が立つほど怖さを感じた。
殺戮をした二人は言うまでもなく病んでたのですね・・・
「ボウリング・フォー〜」では銃にその責任があるような事を言ってましたが、
銃がなくても彼らはナイフでも何ででも殺しただろう・・・
この映画には現代の人間の病巣が日常的に、そしてリアルに描かれているから、目を背けたい人も多いと思う。
でも虐殺事件は現実だったのです・・・
投稿者:ザクロ投稿日:2004-12-05 23:42:25
アレックスとエリックの関係をもっと見せてほしかったなー。
二人が親友だってことはわかるけど、
エリックがどういう人間なのか全然わからないんだもん。
他の生徒のように、もう少し丁寧に教えて貰えたら良かったです。

ショットガンの弾込めって迫力ありますねぇ…怖い(;_;)
アメリカでは通販で銃が買えるなんて…!
ショットガンも拳銃も350ドル。
うーん、呆れます…。
投稿者:343534投稿日:2004-12-04 18:56:20
事件が起こる事など予想もしてない生徒たちの淡々とした1日を淡々と映している。地味な女の子は何も話さず、派手な3人組の女達のどうでもいい会話、2の兄弟の静かな1日、目的もなく進む作戦。とても静かでありながら奇妙な雰囲気をかもし出している。
実際はあんな感じだったんだろう。ヘタに涙を誘うわけでもなく、感情移入を求めるわけでもない。
映し出す人々の考えている事もわからない。でも学校とはそんな所だ。
秘密にしている趣味もわからなければ、愛想笑いかもわからない。
ただ淡々と流れる毎日。そして突然起こる事件。そして結末。

素晴らしく綺麗な映画。本当にリアルだ。
投稿者:NYY投稿日:2004-10-27 23:06:54
 テンポが良くて意外と面白かった。観終わった後は、かなり寒くなったけど・・・

 結局のところ、人がテンパっちゃうことには理由など無いというか、あったとしても理解を超えてるんじゃないかという気がする。
 銃を乱射した本人にも、何故、自分がそんなことをやってるのか理解できてないんじゃないかな?

 リアルな現実を見せられた感じ。
 物語だったら理解できるが、現実は理解できない時代になってしまった。
 
 終盤、バンバン響く銃声。その銃弾によって他人の行動を理解可能なものとして了解してきた自分のキャパシティを粉々に砕かれた感じがした。

 世の中には、誰にも理解できないものがある。
                    
                         以上  
投稿者:goz投稿日:2004-08-23 18:33:00
不規則な時系列で登場人物の視点をザッピングしていく演出は近年では目新しくもなく斬新さはありません。
また、その演出も映像の構成、演出にとどまり、内容に繋がらず作品の面白さに昇華できていません。
極めつけは、目を覆いたくなる様なピンボケ映像や、動きのないロングカットは不快な事この上ありません。
このような映像作品にあるまじき、見る人を無視した過度な演出には、某魔女探索素人映画作品を彷彿とさせ、見る気力が極限まで殺がれました。視聴中、何度か吐気をもよおし、只々腹が立ちました。
投稿者:阿里不哥投稿日:2004-07-16 01:16:44
率直な感想としては「変な映画」。
淡々と高校生活を映し続けるが、特に「リアル」という感覚も抱かせるわけでもないし、登場人物に感情移入することさえさせない。
映画の構成自体変だしカメラワークも変。
「斬新」というよりは「変」。
もしかしたら「斬新」というほうが正しいのかもしれないが。

ちなみに一緒に観に行った帰国子女は「学校生活のシーンがリアルすぎて気持ち悪い」と言ってました。まさにあんな感じらしいです。
投稿者:純三投稿日:2004-06-28 19:21:50
10点。「あえて」(?)10点入れました。

派手な演出やSFXとは無縁の、ある意味挑戦的な手法に好感を持ちました。起こった事実が圧倒的であるだけに、こうした手法を取らざるを得なかったのかもしれません。ティーンエイジャーの暴力、悩み、希望、病、怒り、無知、幼さ。銃器の問題、ファシズムを懐かしむ風潮、親の問題、教師の問題。難しい問題の答えなんか出せっこないのです。

高校生たちの後ろ姿が印象的です。何で後ろ姿ばっかりなんですかね。

長く記憶に残る作品です。
投稿者:にこまる投稿日:2004-06-06 06:56:21
今さらながらこの映画を観た。大変淡々とした映画で、登場人物の動きを追っていく描写が多いので多少退屈に感じるときもあったが、その寡黙さの中に逆にこの映画の良さを感じる。登場人物たちに過度に感情移入していないそのスタンスが心地よい。ある平穏な高校風景の中に起こった銃の乱射事件、その非日常性に焦点を絞った映画だと思う。
もしあの事件について何か言おうとしたらマイケル・ムーアのように「銃社会」という側面で切り込むしかなかっただろう。けれど、銃を乱射した高校生たちの心の襞、生命を奪われた人々の未来、について我々は多くを知らない。だからこそ、むしろ、銃を持てる、ということと、高校というまだ半分子供である人々の世界がこのような形で交錯してしまったところが悲劇だったのだ、というのが強いて言えば監督のメッセージなのだろうか、と思ってしまった。
投稿者:エバ投稿日:2004-06-04 03:20:23
ちょっと拍子抜け。かなりの駄作です。
きっと、世界中で盛り上がってるブッシュ批判の追い風のせいかもしれません。
今年のパルムもそうですし。
同じコロンバイン高校モチーフにしたって、
『ボウリング〜』で、衝撃の乱射映像を目の当たりにしてしまったあとじゃ、
なんだか新鮮味も薄れる上(やはり、事実は小説より奇なりです。)、
登場人物が交錯するシーンも、いろんな映画で使いまわされてるので
これまたありがたみに欠け、しかもきわめつけは、シャワー室でのゲイシーン!
(と呼ぶのですか、あれは…)
なんだか、短絡的な思考回路ですね…
90分にも満たない映画なのに、途方もなく長く感じました。
投稿者:敦煌投稿日:2004-05-25 01:40:13
 昨年のカンヌ映画祭で、監督賞とパルムドール(最高賞)の二冠を制した作品。
パルムドールは「ドッグヴィル」との下馬評が高かった中で、思いがけず受賞を
勝ち取ったガス・ヴァン・サント監督が、「私の出番は(監督賞で)もう終わっ
たと思っていた」とスピーチしたのが微笑ましかった。
 加害者と被害者、殺される者と命拾いする者。全ての生徒が同列に扱われてい
るのがユニークだ。ヴァン・サントは劇的なエピソードをひねりだすことも、特
定の生徒に感情移入を求めることもない。
 画面の縦横の比率がテレビサイズという映画作品には、ここしばらくお目にか
かったことがなかったな。予告編が始まったのかと思ったよ。
http://homepage3.nifty.com/atsuo-m
投稿者:いお投稿日:2004-05-23 18:10:07
セリフの無いベニーが印象的でした。
彼の行動は不可解ですが。全然怖がってないし。
しかし目を奪われました。

突然聴いたことの無いような「バーーーン!!!」という音がしても、遠くから聴いた人達は銃声だとは思わないんですよ。起こりえないことでしたから。何も恐れず廊下に様子を見に行くんです。「銃声だったりして?」なんておどけた調子で言ってるんです。でも、それが郊外に住む普通の人の感覚なんだと思う。
投稿者:クロード投稿日:2004-05-09 21:47:27
 この映画に不快感を示す人はまともな神経の持ち主でしょう。小学生の首をさらして世の中を震撼させた犯人が仮釈放されたという。偉い検事が積極的にテレビに出て、あれは性的未成熟のなせる犯行、いまや正常で再発は100%あり得ないと断定する。
 現実はそうかもしれないが、映画の世界は違う。ドキュメンタリーだろうが何だろうが映画を作る以上何らかのメッセイージをその作品に託します。
 この映画の凄さはそれが表に出ていない事。
 付け加えれば、若き日の悲劇役者、テモシー・ボトムズをのんべーの親父に配するなんて、やはりプロ中のプロが作った作品だ。
 
 
投稿者:SYCO投稿日:2004-05-08 00:57:15
【ネタバレ注意】

これがコロンバイン高校の銃乱射事件の映画だとは全く知らないで観たという珍しい私なのですが、しかし、ぜんぜん面白くなかったし、心を動かすものも無かった。
映画がかなりドキュメンタリー調なのにも変わらず、フィクションがかなり入っていて紛らわしいことが気に入らない。
それを基にして、ドラマを作りたいならそれでいい。 でもあれだけナチュラルな撮り方をしいながら、あったかどうかもわからないゲイシーンを入れるとかって、すごく無責任なつくり方だと思う。
あの事件はムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」だけで十分だ。 ムーア監督が示唆するように、あの事件の責任は、全て銃を簡単に手に入れられる環境にある。 だから、犯人の行動をどうこう説明してもあまり意味が無いと思う。 
http://www.geocities.jp/obobsyco/

投稿者:skull & rose投稿日:2004-04-17 05:09:17
監督自身が言うように、クロスオーバーする説話構造が、観るものに思索させ、再構築することを促す。キアロスタミが言うように、映画は人を裁くものではなく、人を思索に導くものであるべきだ。(この点で『ボウリング・フォー〜』を私は断固支持しない)もちろん、『誘う女』でメディアにたいして充分意識的な彼が、M・ムーアのようなアプローチをするはずがないことははっきりしていたが。
 日常では決して捉えることのできない、現在時という瞬間の連続を監督は執拗に反復させる。イーライもまたその瞬間をカメラで捉えようとしていたのだろうか。図書室で彼がシャッターを切った“その瞬間”は決して反復されることはなかったが。
 観ているものが、起こることを望んでいるかのように待ち続けていた“その瞬間”が図書室から始まる。公園での写真、カップルの旅行、女同士のショッピング、半袖の体操着―交わされた無数の約束はどれひとつ成就することはなく、交錯した人々はもう一度再会することはない。ただ、ジョンと父親の2人をのぞいては。そしてだからこそ、このとき父親がもらす言葉に私は思わず涙しそうになったのだろう。しかし、その再会もまた偶然に過ぎないというかのように、同じ黄色いTシャツを着た黒人ベニーは彷徨した挙げ句、あっけなく射殺されてしまう。そしてエリックは校長と交わした約束を自ら破棄し、アレックスもまた、撃つ的(人間)を失い苛立ち、親友までも射殺することで自分でかわした約束を破棄してしまう。すべての約束があまりにもあっけなく崩壊してゆく。そして最後のカップルもまた…。
 タイトル・バックとエンド・ロールを結ぶ空は確かにヴァン・サント監督の空だ。『マイ・プライベート〜』や『PSYCHO』でもそうだったように、立ち込めていた雲はやがて去り、青空が拡がる。『小説家を見つけたら』でも広場はやがて無人になってしまった。(『誘う女』はもっと奇妙だが。)余韻を残しながら、空は再び晴れ間をのぞかせて、いつもと何も変わらないかのように思われてしまう、実は何も起こらなかったのではないか、と。ミシェルが校庭で見上げた空もまた、いつもと変わらない空だったのだろう。傑作。前作『Gerry』の日本公開を熱望します。
投稿者:タオ投稿日:2004-04-02 01:28:09
“ボーリング・フォー・コロンバイン”でも取り上げられたコロンバイン高校での銃乱射事件をモチーフにした物語、といえば物語の進展はおおよそ検討がつこう。しかし“ボーリング…”がドキュメンタリーであるのに対して、本作はあくまでの架空の物語であり、何人かの登場人物(高校生)の視点でその日に起こったことを、ただただ淡々と描いているところが異なっている。なんといっても特筆すべきはその演出。カメラは何人かの登場人物の動きを追いロングテイクする。前半のそれぞれの登場人物の動きは、一見人物紹介にとどまり、なんのストーリー展開も感じられない。しかし、別のショットで別の登場人物の動きを追いロングテイクしながら、前に見せた別のショットとクロスオーバーさせることにより、ロングテイクの中での出来事が一見偶発的なできごとのように見えながら、実は周到に設定されたできごとであることが明らかになる。複数の登場人物の動きを別々のテイクで追っていくため、映画の中での時間経過はリニア(時系列)ではなく、錯綜している。この演出は分かりにくいかもしれない。タイトルである“エレファント”は“群盲象をなでる”のことわざからきている。個々の登場人物はなぜこのような結末となったのかが理解できないのだ。クライマックスの銃殺のシーンを含め、ひたすら個々人にスポットを当て、淡々と描かれていることが、この監督の意図を感じるであろう。映画の表現形式として特筆すべき作品であることは間違いない。
投稿者:ジョジョ投稿日:2004-03-30 23:53:02
クライマックスは下手なホラーなど及びもしない、ナマの恐怖がある。
僕も、高校生の頃は友達と「学校に爆弾落ちねぇかな〜」などと冗談を言っていた学生だったので、それが現実のものになってしまった恐怖と、その欲求がたとえ映画の中であっても実現している(現実でも起こってしまったわけですが)という喜びが入り混じって、物凄く興奮しました。銃声がまたリアルで、一発一発響くたびに、見ているこっちが恐怖でビクッとさせられます。
12人の登場人物を時間軸をずらしながら描き分けていく手法は、それぞれの登場人物の人物像を上手く観客に伝え、またそれら人物の行動がつながっているのが明らかになる時の驚きも、この映画の魅力の一つだと思います。
作り手が決めてしまうのではなく、観客にどう思うかを委ねる客観的な映画ですので、登場人物も変にキャラクター然としていなくて実際にいるような感じで(台詞の殆どを即興で作ったとか)、ドキュメンタリーのように、本当に日常的な高校の様子を見ているようで、だからこそクライマックスの、日常の崩壊による恐怖はより一層のものとなっています。ベートーヴェンの「月光」と「エリーゼのために」が悲しく響き渡り、この2曲だけで映画がどんなものかを決定付けているような気もします。冷凍室のラストは…
久々に凄い映画見たという思いで一杯です。
投稿者:Longisland投稿日:2004-03-28 23:04:49
【ネタバレ注意】

最近滅多にお目にかかれないスタンダードサイズ、大人になる前の少年少女の心の揺らぎ、各々の視点から時間の流れを追う後姿中心の演出、何故か切ない音楽... 淡々と描かれる1時間半にも満たない本作品は素晴らしい...でもパルム・ドールか? 
個人的には、曲者トリーア監督の荒々しく堂々とした米国批判ドッグヴィルに比較すると繊細すぎて物足りない。
しかしネット通販で買ったライフルが宅急便でお茶の間に届けられ、ちょっとガレージで試射してから、学校いって友達殺そう! つくづく米国ってのは病んでいるだね〜。
 
(米国人の皆さんが自国監督には批判されても良いが、丁抹野郎に文句言われたくない! 気持ち解ります)

ところでカンヌ史上初のパルムドール&監督賞受賞作品云々 と宣伝されてるが バートンフィンクでコーエン兄弟 W受賞してなかったか?

投稿者:Karaoke投稿日:2004-02-29 16:53:00
内容を求めるものでしょうか?それは鑑賞者側が作るものだと思う。だから、あのようにOpen-endedだったんじゃないでしょうか。むしろ暴力の表象以上に何を語らせればよいのですか?説明がなければ分からないものでしょうか?ちなみにエレファントはAlan Clarkeという人のIRAのドキュメンタリーから採ったらしいです。
投稿者:Tom投稿日:2004-02-04 01:34:15
トロント映画祭で見たが、近年稀にみる駄作で、ガス・バン・サントの未来はないと感じた。スタイルにこって、中身がないとはこういう作品のこと。
投稿者:Black&White投稿日:2004-02-02 13:55:30
【ネタバレ注意】

僕の中で今年一番の映画です。何故こんなことが起こったのか、その問題点を徹底的にそぎ落としそれでいて感情移入してしまう。最後に日本語で言うところの“どちらにしようかな”という言葉を言いながら二人に銃口を向けるシーンは鳥肌物です!!!ちなみにエレファントの意味は誰も知らない問題がこの家にはあるという古いことわざですね。絶対見るべき作品です!

【ソフト】
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