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隠し剣 鬼の爪(2004)

メディア映画
上映時間131分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2004/10/30
ジャンル時代劇/ロマンス/ドラマ
人のさざめは変えられますか。
隠し剣 鬼の爪 [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,926
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【クレジット】
監督:山田洋次
製作:久松猛朗
製作総指揮:迫本淳一
プロデューサー:深澤宏
山本一郎
原作:藤沢周平
『隠し剣鬼ノ爪』『雪明かり』
脚本:山田洋次
朝間義隆
撮影:長沼六男
美術:出川三男
美術監修:西岡善信
衣裳:黒澤和子
編集:石井巌
音楽:冨田勲
音楽プロデューサ
ー:
小野寺重之
照明:中岡源権
録音:岸田和美
出演:永瀬正敏片桐宗蔵
松たか子きえ
吉岡秀隆島田左門
小澤征悦狭間弥市郎
田畑智子島田志乃
高島礼子狭間桂
光本幸子伊勢屋のおかみ
田中邦衛片桐勘兵衛
倍賞千恵子片桐吟
田中泯戸田寛斎
小林稔侍大目付・甲田
緒形拳家老・堀将監
赤塚真人
松田洋治
神戸浩
近藤公園
笹野高史
【解説】
 山田洋次監督が、前作「たそがれ清兵衛」に続き藤沢周平作品を映画化した本格時代劇。剣豪小説『隠し剣』シリーズの『隠し剣鬼ノ爪』と男女の密やかな愛を描く『雪明かり』という2つの短編を基に、秘剣を伝授された下級武士が、藩のお家騒動に巻き込まれる一方、かつての奉公人との実ることのない恋に心揺れる姿を丁寧な筆致で描く。主演は永瀬正敏と松たか子。
 時は幕末。東北の小藩、海坂藩。3年前に母を亡くし、いまだ独り身の下級武士・片桐宗蔵はその日、思いがけぬ再会に胸を痛める。それは、かつて宗蔵の家に奉公に来ていた百姓の娘きえ。伊勢屋に嫁ぎ、幸せに暮らしているものと思っていたきえの姿は、やつれ、あまりにも寂しげだった。数ヵ月後、妹の志乃からきえが病に伏せっていると聞いた宗蔵は、ついに伊勢屋からきえを強引に連れ帰るのだった。日に日に快復していくきえを見て、喜びを実感する宗蔵だったが、そんな時、藩の江戸屋敷で謀反が発覚、首謀者の一人、狭間弥市郎と浅からぬ因縁を持つ宗蔵もこの騒動に深く巻き込まれてしまうのだった。
<allcinema>
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
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[004]A誰も知らない (2004)
[005]Aたそがれ清兵衛 (2002)
[006]AALWAYS 三丁目の夕日 (2005)
[007]Aレッド・ドラゴン (2002)
[008]A無法松の一生 (1958)
[009]A四日間の奇蹟 (2005)
[010]A僕の彼女を紹介します (2004)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
27217 8.04
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2014-11-26 09:24:28
それに加えて「必殺仕事人」じゃあるまいし、信じがたいギミックがありながら、実に面白い。「たそがれ」に勝るとも劣らない出来だと思う。
永瀬、松ともにすばらしい。とくに最後は見事だ。松はこれで日本アカデミー賞をもらったが納得できる。演技になにか天分を感じる。
投稿者:ピースケ投稿日:2014-01-04 14:19:35
ん? たそがれ清兵衛とほとんど一緒じゃない?
投稿者:さち投稿日:2012-03-20 07:26:39
普通
投稿者:ノブ投稿日:2011-07-31 19:40:40
【ネタバレ注意】

「隠し剣鬼の爪」(監督:山田洋次 131分)

話の内容は、身分違いの恋が、身分が解消される事で結ばれる、ハッピーラブストーリー。

コミカルだった所
松田洋治と藩士達とのコミカルなやり取り(砲術の勉強・砲術の実践練習・秩序だった行進の練習など)
永瀬正敏が松たか子の話を真剣に話しているのに、下女のババァは居眠りして話を聴いていないという演出が基本的だけれどコミカルだった。
藩主の前での大砲発射披露の時の、弾が出た反動で大砲が後ろにすっ飛んでてんやわんやになる演出がコミカルだった。
鶏を捕まえた下男ごと吉岡秀隆がカゴをかぶせる演出がコミカルだった。
「謀反人の話をしていると首が飛ぶぞ」と話している藩士がキセルを叩くとキセルの頭が飛ぶ演出がコミカルだった。

良かった所
病弱の下女に、吉岡秀隆が鶏をしめて食べさせると言ったら、田畑智子が「鶏は脂っぽくて病弱の松たか子は食べられないのでおもゆを食べさせる」と切り返す演出。
「武士は刀を手入れ以外滅多に抜かない。武士にとっても人を切るのは怖い」と永瀬正敏が松たか子や松たか子の小さな妹に笑いながら説明する所。
刀や槍・弓矢で戦えと力説する田中邦衛達老人二人に、永瀬正敏が西洋の新しい創意工夫が積み重ねられた武器の良さを説明する所。
西洋走りと日本古来の難波走りとの競争で、西洋走りが競争には勝ったが、走っていた松田洋治は体力がなく走った後寝込んでしまったという所。
薪の切り方を説明しながら永瀬正敏が薪を割る所(薪を本番で上手く割った永瀬正敏はどのくらい練習をしたのか気になった)。
松たか子が手前で料理している後ろで、永瀬正敏がかつお節を削っているシーンが良かった。
家を出る松たか子が下女のババァに仕事を引き継ぐ所は、「家事をテキパキこなす仕事のできる女」という感じが出ていて良かった。
戸田先生はよっぽどいい役者じゃないとダメだと思ったらいい役者だった(田中泯。殺陣の上手さ・闘い方のレクチャーの仕方も良かった)。
悪役に緒形拳・小林稔侍といい役者を起用していたのが良かった。
対決の民家の家のセットとか良く出来ていると思った(さすがは山田組。きっと美術スタッフに腕のいい年季の入った人がいるのではないかとボクは思った)。
永瀬正敏の刀は闘う前に砂できちんと研がれたもの・小澤征悦の刀は農家にあったボロボロに錆びた刀というコントラストが良かった。
永瀬正敏と小澤征悦がきちんと対決するのが良かった。
藤沢周平作品には珍しく、悪の親玉緒形拳を永瀬正敏が「隠し剣鬼の爪」できちんと倒すのも、観ていてスカっとした。
最後の永瀬正敏と松たか子の身分違いの恋が、身分の解消で結ばれるというオチもとても良く、観た後味がとても良かった(前フリのある「命令」演出が上手いと思った。又江戸や京都ではなく二人で蝦夷に行くというのも良かった。)。

全般的に
コミカルな所はきちんとシーンの撮り口としても面白く出来ている所(絵的に笑える)はさすがだと思った。
俳優陣がとても良かった(主役のマジメな永瀬正敏・働き者の松たか子・誠実な吉岡秀隆・丸顔の田畑智子・悪役の緒形拳・小林稔侍コンビ・落ち着いているけど芯の強い剣豪田中泯・好きな男の為に悪家老に抱かれる高島礼子などなど)。ボクは松たか子はあまり好きではなかったが、この作品の松たか子には惚れた。
山形の景色も楽しめた。
この作品は基本は藤沢周平の微妙な人情の機微を楽しむマジメ映画だが、所々コミカルな演出を交えていて良かった。最後の悪家老も倒すし、身分違いの恋も結ばれて、観た後味もとても良く、「清々しさ」を感じた作品。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:メカゴジラ投稿日:2010-01-12 01:25:47
【ネタバレ注意】

 
DVDにて鑑賞。
チャラいチンピラという印象の強かった(失礼)永瀬に、リアル系の時代劇の主演が勤まるの?と思って観ていなかったが、意外と役柄にはまっていて感心。あまりにも華がなさすぎとは思うが・・・。

ストーリーは藤沢作品らしい、目立たず軽んじられている下級武士が、お家の事情で命を懸けることになり、隠していた剣の実力を見せる、というもの。
「たそがれ清兵衛」同様、リアルなセットや方言は流石だし、真田ほどではないが殺陣もなかなかだった。藩命で昔の仲間を斬りに行くあたりまでは実に面白かったんだが、それ以降の展開は残念ながら「?」と感じた。

まず狭間の妻。気持ちはわかるが、あの要求や行動はあまりに荒唐無稽と感じる。

その狭間の妻を騙してもてあそんだ家老。主人公はそれを家老に面と向かって非難する。その場で無礼討ちされてもおかしくないだろと。さらには必殺仕事人のごとく、秘密の技で家老を見事に暗殺!敵討ちまでやってのけて、さらに(武士でなくなったしまうものの)ヒロインを急に口説き始め、強引にプロポーズまでしちゃう。

そりゃ普段TVの時代劇を見ている人たちからすれば、悪玉が最後にやっつけられる映画、主人公とヒロインが結ばれる映画の方が楽しいだろうが、あまりにもやりすぎじゃないの?前半の徹底したリアル時代劇ぶりは何だったの?と思う。
クソみたいな上司を許せない!と思っても、ぐっとこらえて従わなきゃいけない「生活者」としてのリアリティとか、職を失った身を考え、惚れた女を置いて去るストイシズムとか、そういうものをこの主人公に求めるのは間違ってるかな〜。

現代のサラリーマンを思わせるしがない武士が、命がけで戦い、そうやって得たささやかな幸福を大切にして生きていく、という「たそがれ〜」に比べ、悪い奴は殺しちゃうわ、嫁もゲットしちゃうわという本作の大ハッピーエンドにはどうしても違和感を感じてしまった。

キャストは豪華なんだが、悪役の緒形拳ははっきりミスキャスト。いい人に見えちゃうのが辛い。
主人公の妹役の田畑智子さん、戸田先生役の田中泯さんはよかったね。松たか子さんも綺麗だけど、現代劇の方がいいと思った。

投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 22:06:29
松たか子
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2009-05-17 21:56:46
【ネタバレ注意】

…最高ッスね〜松さん。

いや、権力者が不公平を強いる=正義って局面もあるわけで…とは書いたが、実は「隠し剣鬼の爪」っつー技は尋常な勝負とは無縁の技。永瀬正敏が自宅で練習をしている姿を見て「暗殺剣か〜」って口走ったよ。

物語はマジメでカタブツ且つ一直線な恐らく出世とか上司に可愛がられるとかとは無縁な男が、妹を友の嫁に出し、よく気が付き且つ少女時代から働き者な美しい女中が商家に嫁ぎ…って所から始まる。まぁ剣の達人?ではあったのだがエゲレス風演習に四苦八苦…まぁその可愛がってた妹同様な商家に嫁いだ松さんが過労で病気…って噂に気を取られてる事もあるのだが、遂に鬼姑?から栄養失調で死に掛けの彼女を取り戻すっつー思い切った行動に打って出ます。彼女の妹も負けず劣らずの働き者なのが微笑ましいぞ。
結局は藩内で嫁も貰わずメイドプレイ?をしてるとあらぬ疑いまで掛けられて、まぁ彼女が元気になった事もあり、実家に帰すのだが…元ライバルな友が謀反の罪で収監…が脱走〜討手として藩随一の使い手な男と対峙することに相成る。ところがその彼のご新造さんが馬鹿な意味のない自己犠牲の末〜自らの命を絶ち…

…「身分違い」って愛の障害が実は「身分」に拘らなければ無いって事なんだね。
で、無骨なプロポーズに応える軽妙洒脱なコメントタイトルが最高にシビれる!って訳。

投稿者:kinenchyu投稿日:2009-03-25 22:17:19
シンプルなストーリーでわかりやすく面白かった。人間味のある時代劇と純愛物語もうまく表現されていたと思います。
投稿者:魚篭投稿日:2007-12-13 04:27:44
【ネタバレ注意】

「たそがれ清兵衛」と同じ海坂藩のお話しとして描かれていますが、まったく異なる映画だと思う。設定が似ているだけで、響いてくる実感は「たそがれ」とまるでちがうと感じた。映画の仕上がりとしてはこちらの方が上だとも感じた。これはちょうど黒澤明の「用心棒」と「椿三十郎」が同じ主人公で撮っているのだが巻き込まれる騒動は別ものであるのに対し、山田監督のこの二本は、主人公はちがうのだけれど巻き込まれる騒動がどこか似ているという対極をなしているような気がする。用心棒に対し椿三十郎を「亜流」だと思う人は少ないようだが、「隠し剣」は「たそがれ」の二番煎じであるかのような空気が支配的である。

そもそも映画監督は二本立て続けに同じようなシャシンを撮りたいと思うだろうか?どちらかといえば、第一作で表現できなかったことをあとの作品に投じて昇華させたい気持のほうが強いと思う。山田洋次のパーソナリティとしては「笑い」をもっと盛り込みたかったのではないかと勘ぐる。そしてもうひとつ感じたのが、この映画を外国人が見たらどう思うかという点、つまり、山田監督はこの作品を世界における「日本映画」のアイデンティティー的役割を果たせようと意気込んだのではないか、と想像する。今も昔もユーモアのある日本映画はウケる。だから椿三十郎はアメリカで特にウケた。「隠し剣」では自分物のバラエティーにも気配りができていて、とくにメッセージなど求めなくても、台詞とアクションから人物の肌触りを十分に実感できる。近頃このようなきめの細かい映画が少ない分だけ、山田監督の経験が大いにはじけとんだという気がする。黒澤明の「雨あがる」系後継者として頷いた人は少なくないのではないか。この映画のラストは「たそがれ」より気に入った。もうボーカルは沢山だ。絵とつながらない。井上陽水は悪くないが、やっぱりあの時代感覚からすると、「なんして?」と思わず聞きたくなる。2人を低カメラから狙った終わり方も松竹の伝統的なアングルなので、山田監督の松竹魂のようなものも感じとれた。

惜しいのは、新米歩兵の訓練だ。それ自体の登場はいいんだが、どうも、その「足音」が「侍のおわった時代」の到来を如実に表しすぎていたので、アレゴリーが強すぎるのではと思った。しかし、この映画と「たそがれ」が新しい日本時代劇の到来を感じさせる足音には違いない、とヴォーカルのないラストに魅入っていた。

投稿者:GRIFFIN投稿日:2007-03-04 18:51:14
【ネタバレ注意】

「たそがれ清兵衛」と同じく、不器用なサラリーマン武士物語。
理不尽に我慢せず、最後に秘技 鬼の爪 で義理を果たすのが違うぐらい。
でもまぁ、やっぱりというか、普遍性は感じられるが、なんで今?という問いには答えてくれない(期待しちゃいけない?)
娯楽作だから当然といえば納得なのだが、現代人の忘れた何かがあるから製作したんだろうとは、考えたくなってしまう。
特に連作だし。
http://www.geocities.jp/griffin0623/

投稿者:bond投稿日:2007-03-03 00:48:53
話の内容はほとんど、たそがれ清兵衛と同じじゃん。侍といえども当時はサラリーマンだったって事を言いたいのか。許されざる者の邦版といった所。。
投稿者:イドの怪物投稿日:2007-02-26 21:47:17
丁寧な造りの映画で、邦画はこうでなくちゃ、という見本の様な映画。
物語の進行も役者の個性も見事なまでにバランスが取れている。
最後のオチも納得で、藤沢周平の原作を読む気にさせる出来。
最後の台詞「それは主人としての命令ですか?」「そうだ主人としての命令だ」「んだば。。。」は全体を締めており、邦画でこの様なしゃれた会話は久しぶりの様な気がする。
投稿者:ieyasu投稿日:2007-02-24 02:25:41
永瀬 正敏、松たか子、小澤征悦がすばらしかった。高島礼子さん、緒方拳さんの役どころは違和感が消えなかった。高島礼子さんのゴージャスな感じ、緒方拳さんの思慮深くて誠実な感じが役柄に合っていないためにいまひとつ物語の情感が盛り上らない感じ。お二人ともいうまでもなくすばらしい役者さんなので役が合っていないと感じた。また永瀬と小澤の決闘以前のからみはもっと描いて欲しかった。松たか子との話と謀反に巻き込まれる二つ別々の物語を無理矢理融合させた感は否めなかった。それでも殺陣の場面は迫力があり、細部まで丁寧な演出で見ごたえは十分ありましたが。
投稿者:461OB投稿日:2007-02-23 23:49:17
を見れば別にいいかな・・・永瀬も松もいいですけどね。
投稿者:ディラン投稿日:2006-09-21 13:01:03
代表の寅さんから今度は時代劇シリーズでも繰り返すのか?
いっその事永瀬と松が夫婦世直し旅で全国の悪人を始末するシリーズを始めたらいいのではないか。

それはともかく寅さん同様よく出来ているしみんなが楽しめる娯楽作品です。
個人的に戸田先生役の田中さんにはまりました。いい役者ですね。
投稿者:6号投稿日:2005-12-23 15:17:20
原作を読んだが、そちらもつまらない。冴えない主人公が、秘密の力(秘剣)の力で大活躍だ。なぜか有名な秘剣。
投稿者:カラフル投稿日:2005-09-04 12:48:10
なにも考えずに楽しめた。台詞の使い分けがうまい。そういう意味でお手本のような映画ですね。ラストシーンも台詞が活きていましたね。最近観た映画のなかで一番よかったです。
投稿者:ゆうじ投稿日:2005-02-17 23:34:02
見終わった後味はよかったけれども、その後心に残るものがほとんどなかったことが不満。エピソードの積み重ねだけで、人間の内面描写を避けているような印象がしました。主人公の悩み・苦しみなど、もう少しでも突っ込んで描けなかったものか。どうしても「たそがれ清兵衛」と比べられてしまうが、人物描写の点で本作はかなり見劣りする。

映像、音楽はベテラン監督だけに、うまくまとめている。見る者に安心感を与えるところは流石。そして、山田洋次監督だな〜と思ったのは、出演者の顔ぶれ。倍賞千恵子や田中邦衛等をチョイ役で惜しげもなく出演させるなんて、今の日本映画界では山田監督くらいしか出来ない芸当ですな。
投稿者:お気楽極楽投稿日:2004-12-02 22:23:26
他の方の感想にあるとおり、「たそがれ〜」との類似感は否定できません。
変にハッピーエンドにしただけ、減点かな。
監督自身NHKのインタビューで「そういう武士もいたのでは」と強調していたので、おそらく、いろんな場所で言われていると思うのだが、やっぱり、「武士が月代を剃らない」のはおかしいんです。幕藩体制での武士は現在のサラリーマンとおなじようなもので、一流の銀行マンが身なりを整えて出社するのと同様、まずしくとも格好だけは気を配っていたはず。「武士は食わねど高楊枝」とプライドだけが支えとなっているのが、武士というもんです。宮仕えのつらさを山田監督は知らないからだ、というのは凡人のひがみだろうか。
ともかく、前作同様感じるのは、二つ以上の藤沢作品を無理に融合させているため、登場人物の性格や筋の展開に矛盾が発生しているということです。映画を観ていて、「あれ」と思うところは原作にない創作部分です。
投稿者:フリクリ投稿日:2004-11-23 19:28:03
【ネタバレ注意】

「たそがれ清兵衛」はとても面白くてDVDも買ったくらい好きです。
山田洋次監督の時代劇2作目もとても楽しみにしながらやっと観ましたが、
あんまり変わりませんね、前作と・・・面白かったのですがね・・・
やはり期待していた以上、もっと新しいものが観たかったです。
これがまた日本アカデミー賞を取りまくったらお笑いものですし、
米国アカデミー外国映画賞に行くことももうないでしょう。
(日本アカデミーを取るのは可能性高いですが・・・)
片桐ときえの愛を一番に描くのはこの映画のテーマだから仕方ないが、
↓の方がおっしゃっていたよう、もう少し狭間との関係を描くべきだと思いました。
男同士の因縁や対決などから生まれる緊張感がイマイチ欠けているし、
時代劇にサスペンスやハードボイルドなシーンがたくさん含まれるのは観客にとっても嬉しい事だと思います。
とりあえず穏やかな恋愛時代劇はもう結構。
まあでも寅さんの監督さんですからねえ・・・
とはいえ、鬼の爪はかっこ良かった!

投稿者:Cinema Trek投稿日:2004-11-23 12:20:47
山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」の本格派時代劇2作目。「寅さん」や「浜ちゃん」のレギュラー人で監督のカラーが出て一見分かる作品。しかし、煮え切らない愛情編を中心に単調に進むストーリーに2時間以上はいささか疲れる。ストーリーも殺陣編の「隠し剣鬼ノ爪」と愛情編の「雪明かり」の2篇を1本に編集したらしいが、愛情編はよく理解出来たが、たった2文字の「謀反」で片付けられてしまった殺陣編は理解出来なかった。どのくらいの観客がこの「謀反」の読みと意味を理解しているのか疑問に思った。個人的には殺陣編に重きをおいて戸田の門下生だったころの片桐と狭間との出会いから狭間の海坂藩江戸屋敷で謀反を映像で見せたほうが娯楽大作としておもしろかったのではないかと思った。結局、映画のタイトルから短調版「必殺仕事人」であったし、「必殺仕事人」の方がテンポもよく2時間を越しても疲れなかったように思った。

20041122_Cinema鑑賞_70点
投稿者:黒美君彦投稿日:2004-11-14 17:53:31
【ネタバレ注意】

これは評価が分かれそう。でも『男はつらいよ』シリーズじゃあるまいし、ここまで『たそがれ清兵衛』と同工異曲の続篇?を観せられるとは思っていなかった。
新式銃を手にして間もないはずの兵が、SWAT顔負けの狙撃をしてみせたり、中村主水顔負けの技が出てきたり・・・と、前作で感心したリアリティーがこの作品では影をひそめてしまった。残念。
そもそも少々上映時間が長すぎたのではないか。多少中だるみの印象がある。

投稿者:バフ投稿日:2004-11-14 17:37:21
さすが 山田洋次監督の作品・・と納得できる出来映え。 しかし テーマといい、色調といい あまりにも 前作の清兵衛に似ていて ひいてしまう。 
家のセットも同じのを使ったのではないかと 勘ぐりたくなる。
しかし 美しい画面 豪華な配役 藤沢流の鮮やかな展開 など 久々に 見ごたえあり、涙することも出来た。 セレブの役者達も まったく浮くことなく それぞれの役にはまっている。 ただし 女優陣は いまひとつリアリティが感じられなかった。 藤沢作品で 寅さんシリーズの時代劇判ができると面白いが、主役は真田より永瀬のほうが うれしい。 
投稿者:CINEMA21投稿日:2004-11-12 12:56:22
丁寧に作られた良質の映画だが、『たそがれ清兵衛』の続編かと思えるようなそっくり映画。はやくもマンネリ? 大丈夫か、山田洋次監督! それでも、センチメンタルな人情劇に弱い日本人のDNAを刺激する場面が満載で、不覚にも涙が…。時代劇とはいえ、男から見て都合のいい女ばかり登場するのが気になる。
投稿者:座間投稿日:2004-11-08 09:41:25
適切な言葉がでてこないのですが,スキのない作品でした.
「たそがれ…」もそうだったのですが,完成度からすれば本作の方が上でしょう.
方言については言及できませんが,風俗考証等も(場内では笑いを取るシーンと
なっていましたがあれは事実なので…)的確で,本当に驚きでした.
(これまで,多くの時代劇で殆ど描かれたことが無かった事実なもので…)
演出も良く,俳優陣の演技も素晴らしい本作品には,殆ど文句の付けようがあり
ません.(本当に細かいことを言えば,粗が無いわけではありませんが,全体か
らみれば,微々たるもの,小さすぎて気になりません)
巷によく言われているように,監督・山田洋次と原作・藤沢周平が見事に融合し
た,更に科学変化をした結果の珠玉作品と言えるでしょう.

新しい「時代劇」とまで呼ばれるのもむべなるかな….

ただ,本当に無茶を言えば…,商業的に成功するかどうかが心配されるところで
す.
つまり殆どスキがない作品にもかかわらず,「顔」の部分でウケを取れるかが難
しい作品になったと思えるからです.

「顔」即ち「題名」です.(俳優のことじゃありません)
某「恋するソクラテス」は,原作作家の表情のなさと商業主義化の醜悪な最も典
型的な例と認識している私としては,「隠し剣 鬼の爪」というのは私的には原
作を重んじた正しい選択と思えるのですが,この「題名」でヒットするものかど
うか…,悲しい事実ではありますが…現在は「題名」にヒットが左右されるのも
事実と思えます.
実際,本作品がヒットするなら日本も捨てたものじゃないと思えるんですけど…

とういわけで今年の後半の邦画ナンバー1として鑑賞の価値ありとさせて頂きま
す.(時代劇がどうしてもだめという向きには無理強いいたしませんが…)

正直,山田「現代劇」があまり好きでは無かったので,この2作品には瞠目して
います.
今後が楽しみになってきています.(現時点でマンネリ化しないかを不安視する
ことは避けます)
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞永瀬正敏 
 □ 主演女優賞松たか子 
 □ 助演男優賞吉岡秀隆 
 □ 監督賞山田洋次 
 □ 脚本賞山田洋次 
  朝間義隆 
 □ 音楽賞冨田勲 
 □ 撮影賞長沼六男 
 □ 照明賞中岡源権 
 ■ 美術賞出川三男 
  西岡善信 
 □ 録音賞岸田和美 
 □ 編集賞石井巌 
【レンタル】
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