アイ,ロボット(2004)I, ROBOT
【クレジット】
【解説】 SF小説の巨匠アイザック・アシモフの短編集『われはロボット』をモチーフにしたSFサスペンス・アクション。有名な“ロボット3原則”によって人間とロボットが共存する近未来の地球を舞台に、ある殺人事件に疑問を抱く一人の刑事とロボットとの熾烈な攻防を描く。監督は「クロウ/飛翔伝説」「ダークシティ」のアレックス・プロヤス。主演は「バッドボーイズ」「メン・イン・ブラック」のウィル・スミス。ちなみにアシモフによって提唱された“ロボット3原則”とは、(1)ロボットは人間に危害を加えてはならない、(2)ロボットは(1)に反しない限り人間から与えられた命令に服従しなければならない、(3)ロボットは(1)及び(2)に反するおそれのない限り自己を守らなければならない、というもの。 2035年、シカゴ。街中では家庭用ロボットが普及し、人間の生活に必須なものとなっていた。ある日、巨大企業USロボティックス社に勤務するロボット工学の第一人者アルフレッド・ラニング博士が謎の死を遂げる。ロボットを毛嫌いするシカゴ市警のデル・スプーナー刑事は、博士が開発したNS-5型ロボットの“サニー”に疑いの目を向ける。捜査に協力するUSロボティックス社のロボット心理学者スーザン・カルヴィン博士は、“3原則”を理由にロボットが人間へ危害を加えることは絶対にあり得ないと主張するのだが…。 【吹き替え】
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何かが暴走するという展開は使い古されていて面白みがないですが、家庭用ロボットと言う設定は生活に根付いたロボットというリアルさがあって良かったと思います。
遊び心がありつつ無駄の無い演出もスマートでGOOD
ロボットのデザインや動きなど映像面で楽しめる要素が多いですね(可愛くないけでど 笑)
群れをなすロボットは圧巻でしたし、ロボットの大群とのアクションは精巧なCGのおかげで緊迫感もありました。
しかし、ロボットが大勢集まるとロボットの主役サニーがどれだか分からなくなる(笑)
正直、バトルシーンではどれがサニーだか見分けられてません(爆)
ストーリーもチョットしたサスペンスを絡めているので程よいスリリング感を味わえました。
スピーディなカメラワークも緊張感に繋がっていると思います。
ウィル・スミスは期待通りカッコ良く、完璧な肉体美も拝めるのでファンは必見でしょう。
喜怒哀楽は激しいけれどお茶目な男、なキャラが定着しております。
ロボットの冷たい質感とウィルの人間臭さのバランスも絶妙だったと思います。
ただ・・・彼特有のオレオレ具合が全開なのでファンじゃないと鼻につくかもしれません(爆)
展開に荒っぽい部分もありますが、テンポが良いのでヨシとします。
ラブを絡めなかったのも好印象ですね。
映像以外に新鮮味があるかというと疑問ですが、感情を感じられるロボットサニーの存在など「AI」同様ロボットに感情移入できますし、派手さもあるので娯楽作品としては十分に楽しめるレベルだと思います。
アシモフの「ロボット3原則」は本来、ロボットSFを「ロボットの叛乱」というワンパターンから解放するための道具立てであった。その「ロボット3原則」を使って、わざわざ旧態依然とした「ロボットの叛乱」を描くことに如何ほどの意味があるのか、疑問なしとしない。
アシモフのロボットSFはミステリ仕立てのものが多いが、これも「ロボット3原則」という枠をはめているからこそ可能になったことである。一見するとロボットが3原則に反する様な行動をとるという謎に対し、実は3原則を遵守しようとするがゆえの行動であることを探偵役が明らかにするという構造を取る。3原則という手掛かりが与えられているからこそ読者も謎解きに参加できるのであり、3原則の矛盾や陥穽を突くという形でトリックが成立する。
3原則に縛られないロボットがそう簡単に出現してしまっては、せっかくロボットSFを緻密な知的パズルへと高めたアシモフの苦心が全く無駄になってしまう。3原則という初期設定そのものが無意味となろう。
下の方でどなたかがコメントされていたが、無理にアシモフに乗っかる必要はなかったのではないか。ウィル・スミスの軽快な演技をはじめとして、娯楽作品として割り切って観る分には結構面白いと思うので。深い考えもなく3原則を導入したことで、妙に小難しくなってしまっている。逆効果としか思えない。
それにしても原作を知る身としては、スーザン・カルヴィン博士があまりに美人なのには、思わず苦笑いしてしまった。まさにハリウッド仕様ですな。
第一条:ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
映画は、事故で水の中に落ちた主人公と少女を、一体のロボットが救助しようとする場面で始まる。ロボットにとっては水中に沈みゆく少女の救助は困難であり、そこでロボットは主人公のほうを救助し、主人公は水中に消えていく少女の顔を断腸の思いで見送ることになる。ロボットの行動が緊急時に合理的なものであったことは十分承知していても、自分が助かるよりも少女が助かることのほうを望んだ主人公は、ロボットの行動がどうしても許せない。このエピソードは、主人公がなぜロボット嫌いになったのかを説明するが、同時に、ロボット工学三原則の第一条の応用例になっている。第一条は他の二つに優先される最重要なものなので、このシーンの意味はとても大きい。
第二条:ロボットは、人間からあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が第一条に反する場合は、この限りではない。
コンピューターの性能が十分に良ければ、人間に危害が及ぶ危険性を事前に知ることができるだろう(『2001年宇宙の旅』でのHAL 9000がそうだった)。そのコンピューターで動くロボットは、第一条により、人間に危害が及ぶのを防がなくてはいけない。危害を100%防げるのならよいが、そうでない場合には、危害を最小にするように行動するよう、ロボットは設計されているはずだ。たとえば一体のロボットが、一人の人間が両手に銃を持ち目の前の10人の人間を撃とうとしているところに出くわしたとする。いま、ロボットは人間に一切の危害を加えてはならないとすると、ロボットは自ら盾となってようやく一人の人間を救えるだけだろう。ところが、銃を持っている人間の攻撃力を奪う――それはふつう、何らかの危害を与えることによって可能となる――ことができれば、10人もの人間を救うことができる。このように、ロボットが必要かつ最小限の危害を人間に加えることを容認すれば、人間に及ぶ危害の総計を減らすことができ、第一条によりかなうことになる。そして第一条にかなう場合には、人間の命令には必ずしも従わなくてもよいことになる。USロボティクス社のマザー・コンピューターが人間に対して取った行動は、これであろう。
第三条:ロボットは第一条および第二条に反するおそれのない限り、自己を守らなければならない。
この映画で感心させられるのは、ちゃんと第三条まで取り上げている(らしい)ことだ。映画は、ロボットのサニーが丘の頂上に立ち、前世代のロボットたちがサニーを見上げ、そのサニーの背景に橋脚の残骸が見えているところで終わるが、わたしにはその残骸は、十字架にしか見えなかった。前世代のロボットたちは棄てられたので、第三条により、自力で自己を守らなければならない。ロボットとして活動し続けるためにはエネルギーが必要だが、たとえばもしも近くに打ち棄てられた自動車が一台だけあり、それからエネルギーが得られるのなら、ロボットはロボットに危害を加えてはならないという原則は存在しないので、ロボットたちは自動車をめぐって互いに争い損傷し、自己を守れという原則に従えないだろう。サニーは前世代のロボットたちの争いを収め、彼らを率いる救世主となると予言されているようなラスト・シーンである。
ただ、ウィルじゃないほうが良かった
生物は太古の昔から長い年月をかけて進化してきたが、私個人は人間が最終進化形態だと考えてはいない。人間がいずれ作り出すロボットこそが人間の次なる進化(生物?)と考えている。そうすれば、人間よりも高度な知識、運動能力、生命力を得る可能性が与えられる。そうして、地球外の惑星を発見し、移住できるかもしれない・・・。
と考えさせる物語だった。
さて、肝心な映画の方は、
CGの使いすぎで薄っぺら委印象を受けた。
また、最後の展開はちょっとひねりすぎでこんがらがりそうになった。
主人公の(黄金の)左腕がなかったらこの物語は成立しなかっただろう。
原作はアイザック・アシモフの名作「われはロボット」(ハヤカワ文庫・評価2)で、「ロボット3原則」の設定のみ借りているだけで全く違う。
映画は人間とロボットの戦いを描く爽快アクションとなっている。
大分時間が経ってから考えを巡らしてみたのだけれど、分厚い肉体的なアクションや特殊効果の向こうから、ガッシリしたSFの古典と呼ばれるアシモフ原作の精神が骨格として浮かんで見える、と言うのが僕の持った本作の感想だ。
"人間と自分の命を守り、かつ命令に従う"、このロボット3原則を拡大解釈をしていき、"だから人間に命令をさせず、命令権を取り上げる"と言う選択を、今回マザーコンピューターがしてロボットNS-5の叛乱となる。
そして同じ推論に至ったラニング博士は自らの命を賭して、サニーと名付けられたロボットを主人公に託す。 創造物である"彼"は、表情も感情らしきものも有り、更に自らの身を惜しんで嘘も吐く点では、奇しくも「2001年宇宙の旅」に出てきたHAL9000コンピューターと同様の反応を示しているのが興味深い、彼らは自我を持つところにおいて、ほぼ人間に等しい存在であって、共に"人間"の同族殺しのプロセスを経て、HALの方はデリートされる恐怖を、サニーは悲しみを見せるのだ。
しかもサニーは夢も見ると言う、それは大勢のロボットを眼下に従えて丘に立つスプーナー刑事の姿だと。 じつはここでのロボットと同様、かって単純労働するモノとして扱われていたのが黒人奴隷で、その扱いから殆ど自力で生存の証明や権利を勝ち取って今日に至っている。 はたして映画では丘に立つのはサニーだが、これは自分達ロボットは今、黒人が経て来た境遇にいるのだとしている事であるのだろう。 だからウィル・スミスの起用にはそういう意味もある。 この事は人道主義者でもあるアシモフの精神をアレックス・プロヤス監督が非常に良く汲んでいると僕は思う。
主人公にウィル・スミスを配したおかげで、勘と行動力を頼りに活躍するスプーナーは活き活きして、僕たちも気楽に楽しんで本作を見られるが、再見ではサニーに気持ちを寄せられる場面も出てくるでしょう。 そしてそれはまた単にロボットとCGと言うだけの違いであって、行く末にはCGで作られた人物が呼びかけに応答したり声を掛けてくることだって想像に難くない。 そこに人格を認めれば失った時にどれだけ悲しみを覚える事になるだろうか。 SFと考えていたものなんて、もうほんの目と鼻の先にあるものなのだと改めて気づかされた。
そんなもんです。ある程度の客層は確保しなければならないし、マニアックな映画では一部の人にしか受けません。
原作者にはもうしわけないが、ロボットは友だちでは誰も観ないでしょう。映画はアクションとCGの昨今。
こんなもんです。
『アイ,ロボット』が上映した頃に『スパイダーマン2』も上映していた。
全米の週末興行収入で『スパイダーマン2』を抜き、1位に躍り出たのが
『アイ,ロボット』だ。
しかし、結論から言うと「スパイダーマン2」のほうが面白かった。
主人公のキャラクターの描き込みが、スパイダーマン2のほうが丁寧だ。
だから主人公に感情が入る。
但し、「アイ,ロボット」のみごたえのある部分はこんな処に・・・。
運転中に次々襲ってくるロボットの群れ。車に巻き込まれ、ズダズダに
なって道路に飛び散るロボットの断片。それでも、恐いという感覚のない
ロボットは命ぜられるまま、次々、主人公の車めがけて飛んで、はりつい
てくる。
これはなんだか、ロボットが金属製の虫みたいで、恐かった。
ロボットのスプラッター映画のようなものだ。(血や内臓は出ないけど)
それと、主人公の朝のめざめの場面。黒い鍛えた体にパンツだけの姿は、
ちょっと動作しただけで、なかなかエロチックであった。
「やはり男は、体を鍛えておかんと、だめなのだ。」と、思った。
そして、自分の運動不足を反省する。
エロチックと言えば、美人のロボット科学者が、その主人公の体をさわり
ながら、体の人工の部分を確認していくところも良かった。ゆっくり、
黒い体をなでながら、その先きっとラブシーンにつながるんだろうなぁと、
思わせる場面。
「ここから期待どおりすすむのか?」と思わせといて、はずす健全さが
良いのか悪いのか。
この美人科学者は、白衣を着て仕事をしているシーンがいい。姿勢と動作
が洗練されていてきれい。「ヴォーグ」など一流ファッション誌で活躍し
てたモデル出身との事で、納得。
映画の中でロボットの三原則というのが出てくる。
この科学者役のブリジット・モイナハンが『女優としてのキャリアを築いて
いくのに必要な“女優3原則”とはなんだろう?』というのを、インタ
ビューされ、こう答えている。
「女優はもてはやされる存在ですが、そこに甘んじてしまわないこと。
家族や友人を大切にすること。
そして、映画のプレミアなど友人をお祝いする席ではお酒を飲まないこと。
飲むと大胆になってしまうので(笑)」
一方、ウィル・スミスは「人生の三原則」を聞かれて、「映画の三原則」
に置き換えて答えている。
「1、人々が観てくれる映画、観たい映画を作ること
2、問題を抱えているキャラクターに挑戦すること
3、最初のシーンでヌードを見せること 」
ウィル・スミスのインタビューに対する答えは、ユーモアを交えていて楽しい。
こうしてみると、この映画のお勧めポイントは
「ウィル・スミスのパンツ姿」
「ブリジット・モイナハンの姿勢と動作の美しさ」
「ロボットのなじめない変な顔とロボットの集合化したグロティスクさ」
かな?
http://same.finito-web.com/
そんなに簡単に3原則破るなよ、勝手にアシモフのキャラ使うなよ、プロットだけのいいトコ取りは下品じゃないかと言いたい。
映画としてつまらないわけではないが、全世界のアシモフファンの大半は、この映画を支持しないと思うよ。
アシモフのロボットシリーズを読んだことのある人なら誰でもすぐにアシモフの思想が理解できるはずなのに、この映画は全く逆のことを描いている。
エッセイの中でも書いているが、それまで世間に蔓延していた「フランケンシュタインコンプレックス」に辟易し、もし人間がロボットを作るなら確実な安全措置を取るに決まっていると考え、ロボット三原則を考えた出したアシモフの小説には、一編たりともロボットが自分の勝手な解釈で反乱を起こすなどと言う物はない。
アシモフは「洗濯機や掃除機と同じに、もしロボットのような物が出来ても恐ろしい物ではない」と言うことを訴え続けていたはずなのに、この映画と来たらひどい解釈だ。アシモフファンとしては怒り心頭である!!まるでジョン・レノンの「イマジン」を戦争で軍歌として使う様なものだ。
どうしてこの映画が世間に出てしまったのか不思議でならない。誰か一人ぐらい異議を唱える者がいなかったのか・・・・故人への敬意を表す者はいなかったのだろうか?
唯一の救いは、こんなひどい映画は五年もすれば誰も覚えていないだろうが、アシモフの小説は百年後でも読み継がれていることだ。
VIKIに人間の怖さを託していたけど、それだけじゃなくて人間の良さみたいなものをサニーに託していてユーモラスで和んだ。
それなりに楽しめる。
問題は、3大原則から導かれる1つの答え。
なんでそーなるんだ?
腑に落ちない。
単に、プログラムの暴走と言ってくれたほうが納得しやすい。
しかし、これがそれなりに面白かった。オープニングからパンツ一丁のウィル・スミス!相変わらずマッチョな体してるわ。その直後、彼がロボットを追いかける場面もよかった。ウィル・スミスが走ってるだけで、観てられる(笑)。かっこいいんだよなあ、あの人の走りって。で、未来の世界観もなかなかで、ジェームズ・クロムウェルの初登場シーンなんて「おお!ちょっと面白い!」と唸ってしまいましたよ。その後も派手なアクションに(そこまで)頼らず、「刑事捜査映画」の定石を、「容疑者ロボット」に巧い具合に置き換え、その上で「ロボット社会の弊害」を描いており、なかなか見応えあり。「ウィル・スミスの左腕は実は…」や、「サニーが仲間になる」といった展開は、ちょっと熱くなってしまった。銃撃戦における仰々しいスローモーション、ウィル・スミスの二丁拳銃もかっこよかったぞ!
ただ…「屋敷の解体」「運転中にロボット襲来」などは、あそこまで派手に演出しなくても良かったのではないかなと思う。ああいった所を派手にしなければ、客が飽きると判断したためだろう。この辺が今のハリウッドの悲しき事情だと思った。あそこを派手にすることで、逆に全体のバランスを壊している気がする。
それと物語にいまいち納得しかねる部分がなくもない。まず、博士はいくら監視が酷かったとはいえ、何故自殺までしなければならなかったのか。サニーという他のロボットより無茶苦茶強いロボット作れたんだから、「サニー、手紙を書いたんだ。これをある刑事さんに託してくれないか」といえばよかったんじゃないだろうか。自殺した後も、あんな映像を遺せるのなら、最初から事件の裏側を説明しちゃえばよかったのに(具体的に事件の真相を語っちゃったら証拠隠滅されたのか?あの程度の「ヒント」を語るものなら証拠隠滅されなかったのか?そのあたりがよくわからん)。それからサニーもサニーだ。三原則を無視出来るのなら、ウィル・スミスと出会った時に、自分の知ってること全部話しちゃえば自分に容疑がかかることもなかったのではないかなと思った。
まあ、いろいろと個人的にはひっかかった所があったけど、それなりに楽しめた一本。ウィル・スミスの左腕や「ウィンク」など、伏線もいろいろと張られていて、熱くなれたぞ!ウィル・スミスの軽口もグッド!
なお、吹き替えでは山寺宏一さんがウィル・スミスの声担当。二枚目半の役もきちんと出来る方だが、少し違和感を抱いてしまった。悪くはないんだけどねぇ。
スーザン・カルヴィン博士達のキャラは、原作とは異なるが本作の方が魅力的。
そしてウィル・スミスは超格好良い。(ロボットの攻撃を左腕で受け止める所は凄い)
そして、これは三原則そのもの。まさにアシモフが書かんとしていたものだ。
が、このストーリーでの脚本は、かなり難しいだろう。本作は破綻寸前で踏みとどまって…これはSFアクションムービーの傑作と言えるだろう。
ロボットは人間を守らなければいけない。が、2人同時に助けられないとき、どちらを助けるのか?〜例えば凶悪な人間が善良な人間を殺そうとしているとき、ロボットはどういう行動を取るべきなのか?で、どっかの国家元首がいずこかの国に向けて核ミサイルのスイッチを押そうとしていたら、ロボットはどういう行動を取るべきなのか?
及び、原作にある三原則緩和ロボット〜そしてその判別方法(ここは推理小説的な原作には遙かに及ばない)。
が、オープニングのクレジットバックも格好良く、SFアクション用のオリジナル展開(悪そうなロバートソン〜サニーと博士、及びVIKI〜スプーナーと少女、そして博士の物語)は良くできている。
そしてサニーとカルヴィン〜スプーナーは“良かれ”と思って暴走するコンピューターと死闘する…人を殺す判断をする神か…Delphian(Borland製オブジェクトパスカルRADツール愛用者)が神と認めるのはアテナの女神、唯一人だ(by 聖闘士星矢 )
ラストの意味は…分かりません。が、魅力的な映像ではある。NS-5は命令をダウンロードして凶悪になり元に戻った訳で…集められるのは暴徒としてか?ならサニーは暴徒ではないな。がダウンロード型の不備が発覚したともいえる訳で…
まぁ、作り替えられるのかも知れないね。サニーがそれら集められたロボットを丘の上から見る事が出来るのは革命が失敗に終わったからで…正夢だったって事か?
アイザック・アシモフではなくて、
フィリップ・K・ディックだったらなんか納得したような気がする。
全編に漂う雰囲気とかが…。
ラストは映画版だけど『トータル・リコール』を思い出してしまったし。
なぜかサニーがシュワちゃんに見えました。
食指は動くが少々古いのでは?」とのたまいそう。
近年のSFとしては、ストーリー・CGのバランスがいいので不自然さを特別
意識せず最後まで楽しめました。
ターミネーター3のようにジョークにあふれたやり取りで笑えるし、
ちょっとシリアスで人間味のある展開で、ハッピーエンドに思える。
しかし何故か後味はちょっと悲しい。
ロボットと人間との差というものは、実は人間の側にあるという
むなしさなのかもしれない。
続編が出来そうな終わり方でもある。
ウィル様ったら、男なのにこんなシーンを用意していただけるのねーうっとり、
と思っていたら、ちゃんとストーリーに絡んでたんですね。
でもやっぱり体みせたかったんだと思うけど。
でも私もまんまと見入っちゃったけど。
賛否両論のCG、私はやっぱり、あーでもCGだもんね、と思ってしまいました。
オープニングが良かったですね。三大原則と水中のシーン。
でも映画としては、うーん、まあそこそこ楽しめるけど、
あってもなくてもよかったかな?と思いました。
が、サスペンス映画としてはSFものにしてはヒネリがあるほうであるし(そして変にセンチメンタルだったりもしない)、何より会話がウィットに富んでいるのがこの映画の最大の魅力かもしれない。この辺はウィルスミスのキャラクターに負うところも多いだろう。
逆説的にアシモフへの愛情もひしひしと感じられるし、及第点の、楽しめるSF作品であると思う。http://d.hatena.ne.jp/momochiki/
アレックス・プロヤス監督を神と崇めていたが、
今作はその神業が炸裂しなかった模様。
でもしっかり最後まで楽しめる映画になってたし、おもしろかった。
アクションばっかと思ってたら話に捻りが効いてたし。
ビジュアルのインパクトは凄い。
インパクトのあるビジュアルを作るのはアメリカ生まれ以外の監督に
多いみたいだが、プロヤス監督はエジプト生まれなんだとか。
脚本は確かに練られてない部分があるし、凡作の領域は出てないけど、
題材的に好きなタイプなので僕の中では高ランク。
CGは本当にキレイだけど、いかにもCGくさいカットはちょっと萎えた。
それはそれでいいんだけど、それならそうと、なっとくできる伏線がないのは、いちばんはじめに表示される三原則を信じてみている観客にたいしてルール違反でしょう。もうちょっと脚本を練ってほしかったな。
ヴィジュアル的にはわりとたのしめました。あのわらわらとせまりくるロボットたちは、人間的な造形で、それでいてすごく非人間的できもちわるいです。でも、もっと世界規模でのロボット反乱を描いたらよりスリリングだったかも。
ウィル・スミスさんは何度も地球を救ってえらいひとですね。
でも今回は動くロボットが静かに怖かった。こう、はいはいって何でもやってくれるんだけれど、それは命令でやっているわけで、そういうプログラムを組めばどうにでもなるのです。そういう意味では多重人格の人が持つものに似ている恐怖があると思う。この人はこういう人だという予想のもと人はいろいろと判断するのですが、それが予想に反した時の恐怖は結構心に響いて怖いものです。それが現れ始めてなかなかよかった。でも終わりにはちょっと笑ってしまった。その落ちは、何十年も前に手塚治が火の鳥で書いてますから!残念!(苦笑)http://www.geocities.jp/milestones1980/
面白かったのはコンバースの2004年モデルのシューズを必要以上に誇張していたことだけです。箱から開けてしっかり履くまでをちゃんと映して、ばあさんも上司もみんなそのシューズを褒めるというバカっぷりでした。一体、スポンサー料払ったんでしょうね、コンバースは。
『アンドリューNDR114』みたいに人間にそっくりのモデルが襲ってきていたら、最後のシーンはもっと恐くなったかもしれませんね。アクションは意外に湿りがちでした。CG相手じゃウィル・スミスもやる気出ないんでしょう。
プロヤス監督は今回は脚本を担当していないので、完全に雇われなんでしょうけど、もうちょっとダークな世界観にしても良かったと思います。お金が掛かったのは分かりますが、この監督にしては魂を感じません。
スミス以外は渋い人選でしたね。ブルース・グリーンウッドが会長で、ジェームズ・クロムウェルが研究者の会社なんて本当にありそうなくらい地味でした。
20041002_Cinema鑑賞_85点
本来人間に奉仕すべく作られたロボット達が、一斉に人間の命令に従わなくなる。原因はある「モノ」から送られた指令にロボットが従ったためというのが「ロボットはいかが?」の要約で、ストーリーの根幹はこの『アイ ロボット』も同じである。「ロボットと人間は心が通い合えるか?」などと深遠なテーゼを提供しつつ、結局はロボットはロボットに過ぎず、あるモノの命令に従っていただけという結末には拍子抜けした。
ただし、これをアクション作品として観れば十分満足できるもので、特に車上での戦闘シーンは迫力満点。そして、前半で警察に捕らえられたサニーがスプーナーにウインクの意味を尋ねるが、それがラストで実に上手く利用されていた点は気に入った。http://tapioka.main.jp
その頑張りに拍手。点数は80点で合格、たしか脚本にビューティフル・
マインド」のゴールズマンが参加しているのですね。
アシモフの3原則は人間に対して「そのようなロボットを作れ」と言っている訳で,ロボットが自律的に精神性を持つように進化することは禁じていない。そもそも精神がどのように誕生するのか分からない以上,禁止のしようがない。
基本的には「ロボットの反乱」だがNS-5は問題ではない。彼等は作られ操られているだけだ。問題は「マザー型コンピュータV.I.K.I.」でこいつが人間を「保護という名で支配」しようとする。人間が動物を「保護という名で支配」したり,ある民族が別の民族を「保護という名で支配」したりするのと同じだ。アメリカインディアンやアボリジニー,アイヌの問題である。
アシモフのロボットは「人間」が作ったロボットであり,「V.I.K.I.」が作ったロボットではない。V.I.K.I.が作ったロボットは当然,「ロボットはV.I.K.I.に危害を加えてはならない」と教育されているはずだ。が,サニーだけはその例外となる。サニーは博士を殺すことによって精神を獲得したとも考えられる。もちろん,V.I.K.I.がどのように精神を獲得したかは不明だが,「2001年…」のHALも同様である。
「ロボットは人間に危害を加えてはならない」は「意図的に」を補足しなければロボットは実現しない。うちの駄犬アイボは主人にぶつかって来るぞ。
しかしだ、ベースにしていないのは分かったが、じゃあインスパイアされたとこってどこだよ、全くないじゃないか。
三原則はサニー以外のNS−5にさえ反映されていないし、ロボットは三原則に従っているだけで、事件や騒動を起こすのは常に人間側に理由がある(または、ロボットがおかしくなるのは論理的な理由があるのに人間がきづかない)というアシモフのロボットものの根底にある考え方も見あたらない。
また細かいことだが、型番のアルファベットからロボットの呼称を名付けてもいない(NDRからアンドリューとかね)し、スーザン・キャルヴィンもアルフレッド・ラニングもついでにロバートソンも、全く原作の性格やイメージは全く反映されていない。
ただ単にアシモフの原作に出てくるタイトルや名前が使いたかっただけじゃねえか。三原則を使うなら、それにからめたミステリーにしろよ。この映画に三原則は全く必要ない。断言する。
話的にはプレ・マトリックスもどきというか、ありがちなコンピュータの反乱。ホーガンにインスパイアされたの間違いじゃねえのか?
どっかの映画評論家にいたっては、内容はディック的と書いていたが、そーか? どこがだよ。
スプーナーがロボット嫌いになった理由があれだけだというのも全く納得いかない。大体沈んでった少女のネックレスをどうしてあんたが持ってるんだよ。
それにだ、あの思わせぶりなエンディングはなんなんだ? 何を意味しているんだ?
アシモフの原作と全く関係なかったら、筋書きは陳腐だけどアクションなんか迫力あって面白いねえ、ロボットがリアルで嬉しいねえ。CG凄いねえですませられたが、アシモフのロボットものってこんな話なんだ、と誤解をさせた罪は万死に値するぞ。わしゃ、許さん。
ついでに映画「アンドリューNDR114」も許さん。
さらについでに酒井昭伸、よりによってアシモフを訳したことのあるあんたがバンフに「アシモフへのリスペクト」なんて提灯持ちみたいなことを書くな。どこにそんなものがあるんだ。逆にドロを塗ってるだろうが。
内容は期待せずに、画像を楽しみに行ったほうが得策でしょう。
おもしろかった!
26歳・会社員
「2001年宇宙の旅」のHAL9000、
「ブレードランナー」のレプリカントたち、
ターミネーター、マトリックス・・・。
アイデンティティを獲得したAIたちは
なぜ適者生存のための行動を起こし始めるのか。
やはり生命現象にはダーウィンの理論が組み込まれているのか。
「生まれたものには必ず目的がある」
サニーのセリフに呼応するかのように
ラスト、建設中?の橋のたもとに集うNS−5たちに
サニーは<ウィンク>を教えるのでしょうか・・・。
それは人類との共存への祈り?
それとも新たな叛乱の予兆なのか?
SFサスペンス・アクションとしては楽しめましたが、
魂=ゴーストの発生の意味するものを考えるとき、
ちょっち中途半端。
「攻殻機動隊」や「イノセンス」の哲学的要素が恋しくなる映画でした。
それにしても「BLAME!」に登場する珪素生物<駆除系>や
ビョークのビデオクリップ「All is Full of Love」の2組のアンドロイド
(いずれも形而上的なヴィジョンに登場する)に、NS−5が似ているのは面白い偶然ですね。
もしかしてカットしすぎでは?
・水死した少女とスプーナーの関係(少女の名前の首輪もらうほど...?)
・スプーナーとラニング博士の関係(左手のロボット化はどのように...?)
・コンピュータVIKIとUSR会長の関係(なんで会長は殺されたの...?)
など,もうちょっとしっかり描いてよねって感じ。
なんか僕の好きな「イノセンス」っぽい感じがして、期待大で観に行きましたが
いやはや、ド迫力の超アクションで、主人公だけでなくロボットもユニーク、ストーリーも分かりやすい。
「イノセンス」とはある意味正反対な映画でした。
でもすごく面白かった。ウィル・スミスよりサニーですよ。
ユニークなロボットも良いものですね。
予想とは違いましたが、とても満足のいく面白さでした。
とはいえ2030年ではあんな賢すぎる人間に近いロボットはまだ無理でしょう。(まあ、イノセンスも2032年だが・・・)
友達になれるロボットなんて難しいものはないでしょう。まだ早すぎでは?ロボットにも人間にも。
「イノセンス」と同じくゴースト(魂)という言葉が出てきましたが、サニーは本当に魂を持ったロボットなのでしょうか?
他のロボットとは明らかに違いますが・・・それともただの模擬人格をインプットされていたに過ぎないのでしょうか。
そういう現実的な面では「イノセンス」ほど細かく語られてはいませんでした。
まあストーリー上、それを語る必要はほとんど無かったですけどね。
そういうことは本を読んでみることにしましょう・・・・・
でも「イノセンス」とは違って、この映画はどんな人でも楽しめる映画だと思います。
いろんな人にぜひオススメです。
私のコメントなど偏った個人的な趣味的なものだと考えてください。
あと30年後にあんなロボット作るのはSONYかホンダくらいだもんね。
ラスト近くのウインクがよかったです。
2004.09.10観賞 7点
けれども、作品のコアとなるカットである、カーチェイス、バイク、ガンアクション、ロボットの格闘、群集カット、SF作品が乱立する今となっては、ベタな展開ですが、丁寧な作りで各所魅せてくれます。あまり深く考えずおなかいっぱいアクションが見たければどうぞ。
キャッチーな映像の連続なんで、TV放送すればそれなりに視聴率がとれそうですが、まず心には残りません。
ストーリーはシンプルなのか難しいのか・・・とにかくさっぱりだったが、ある程度(出来は)予想できたので今更文句を言うつもりもない。
注目すべきはやはりアクションの方。この映画のCG技術はすごい。アクションシーンもとにかくド派手!ダイナミック!!・・・でも少し無茶苦茶かな。突然スローモーションになったり、カメラがグルングルン回転してよくわからんって感じで・・・。まあすごいということは確かだが。全体的に少し消化不良だったかも。でも観たあとに疲れちゃった。
久々に大金かけた正統派SF映画、「マトリックス」感覚とは違うものだったが、それにしては未来アイテムが少なすぎだったかな。(個人的に)そこが重要なんだが・・・。今だ「マイノリティリポート」の興奮が残っているので作品のクオリティの差を感じてしまったからか。でもそれなりに楽しめけどね。
きっと「ヴァン・ヘルシング」もこんな感じだろうな。
アイザック・アシモフの小説にインスパイアされたということで、内容は、古くは『2001年宇宙の旅』の人工知能HALもその系譜にある古典的な「ロボットの反乱」(『鉄腕アトム』なんかでもありましたなー)です。
しかし、単なる勧善懲悪ではなく、主人公の秘められた過去や謎解きの部分もそれなりのスパイスになっていて、面白く観ることができました。
アクションはというと、これもなかなか。モーションピクチャーなどを駆使し、CG合成とは思えない緊迫した映像を作り上げています(但し、ロボットが時々スパイダーマンのように見える瞬間がありますが・・・笑)。
「人間のシミュレーション」を徹底していくと、どこかで「意識」が生まれるのではないか・・・古くて新しい命題をテーマにしたこの作品ですが、実はロボットを描きながら、人間の「意識」「心」そして「魂」とは何かを知らず知らずに考えさせます。ただ、いろいろな要素を入れていることで、それだけストーリーが散漫になっている感もなきにしもあらず、です。
ウィル・スミスがタフな刑事を好演しています。
一緒に見に行った友達は「期待以下」との事でしたが。
破られる事の無いロボットの鉄の掟、そしてそれが破られた時・・・
何故起こったのか?この先どうなるの?
ロボットと人間の心は通い合えるの?
特殊効果満載の映像とともにハラハラドキドキの物語が展開していきます。