恋の門(2004)
【クレジット】
【解説】 人気絶頂の“劇団大人計画”を率い、近年ではエッセイばかりでなく小説も発表するなど文筆業でも高い評価を受ける才人・松尾スズキによる初の長編映画監督作品。芸術家肌の青年とコスプレ命のオタクOLの純愛を描いた羽生生純の同名コミックを松尾監督独自の切り口で斬新に映像化。主演は「青い春」の松田龍平と「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」の酒井若菜。 石で漫画を描き“漫画芸術家”を自称するモテない貧乏青年、蒼木門。彼はひょんなことからOLの証恋乃と知り合い、その夜一緒に彼女のマンションへと向かう。しかし恋乃の正体は狂信的なコスプレイヤーで、しかもコミケではかなりの人気を誇る同人誌漫画家。門を自分が扮する格ゲー・キャラクターの相手役に仕立てようとしていた。同じ漫画家でありながらあまりに対照的な恋乃にショックを受け逃げ帰る門。そんな門を恋乃は互いをもっと知るきっかけにと、アニメソング界の人気者、阿部セイキのファンの集い一泊ツアーに誘う。ツアーの費用を工面するため、門は元売れっ子漫画家の毬藻田が経営する漫画バーでバイトを始めるのだったが…。 <allcinema> 【ウェブリンク】 【ユーザー評価】
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カメオ出演の田辺誠一が片桐はいりを撮りまくったあと言うセリフがこれ。
「シャッターチャンスしかなかったよ!」(笑)
どの出演者もハイテンションで嬉々として演じていて笑える。
ただひとり肝心の松尾スズキのキャラだけが弱いんだよな〜。
松田龍平がテンション低いんだから回りはみんな高くないと。
『イン・ザ・プール』を先に観てしまったからかも知れないけど、あの伊良部一郎くらいのテンションでやって欲しかったな。
よりも、とにかく終わることのないテンションの高さに笑ってしまう。
この展開で、どうやって終わらせるのかと思ったが、確かに「これで終わり?」
的な終わり方だったが良かった。ラストの衝突なんか完全に「天才バカボン」
あたりのアニメの展開そのままだったな。
映画に思えますが、中身はオーソドックスな恋愛ものです。
男の人生に女という異分子が入ってきたら、
男がそれまで築いてきた生き方のルールはどう変わるか?
例えば本作はリチャード・レスター監督の「ナック」のように
恋愛という異分子を受け入れる行為の時に起きる心の中の混乱を
スラップスティックコメディ風に描いています。
ラストカット、石も人間も同じ粒子(分子)で出来ているなら
石ころ1つにもお互いを受け入れ合った男女にも
それぞれ同じくらいの価値があり宇宙を形作っている
という意味でしょうか。
映画のスタイルは変化球だらけでしたがまとめ方は
意外に直球ストレートでした。
コメディとして期待して見に行って、きちっと楽しませて貰いました。
特に酒井若菜にコメディエンヌの素養があることに嬉しい驚きを覚えましたが、松田龍平が客を笑かそうと必死で「頑張っていた」ことが正直意外でした!おまけに小島聖の顔つきがエマニュエル・ベアールそのままだったことに一瞬思考停止を起こしたほどです(本編とは何の関係もありません)。
とても楽しく観させてもらいました。これも一つの映画のあり方であり、評価できるでしょう。
松尾監督はこれからも映画を作るのでしょうか。としたら、次回はどんな作品になるのか楽しみです。この作品の中にもちらほら見え隠れしていた松尾監督の人生観をもっと押し出してもらいたいものです。
しかし、酒井若菜はいい女優だなあ。日本の宝だ。今後の活躍を期待しちゃいます。