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トニー滝谷(2004)

TONY TAKITANI

メディア映画
上映時間75分
製作国日本
公開情報劇場公開(東京テアトル)
初公開年月2005/01/29
ジャンルドラマ/ロマンス
あなたを、
いまでも
愛しい。
トニー滝谷 スタンダード・エディション [DVD]
参考価格:¥ 3,990
USED価格:¥ 1,219
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 Photos
トニー滝谷トニー滝谷

【クレジット】
監督:市川準
製作:橋本直樹
米澤桂子
プロデューサー:石田基紀
原作:村上春樹
『トニー滝谷』(文春文庫刊『レキシントンの幽霊』所収)
脚本:市川準
撮影:広川泰士
美術:市田喜一
音楽:坂本龍一
照明:中須岳士
録音:橋本泰夫
ナレーション:西島秀俊
出演:イッセー尾形トニー滝谷/滝谷省三郎
宮沢りえ小沼英子/斉藤久子
篠原孝文
四方堂亘
谷田川さほ
小山田サユリ
山本浩司
塩谷恵子
猫田直
木野花
【解説】
 村上春樹の短編集『レキシントンの幽霊』に収められた同名小説をイッセー尾形、宮沢りえ主演で映画化した切ない愛の物語。一人の女性の出現によって初めて愛を知り、彼女を失うことで初めて孤独というものを実感する男の姿を静謐なタッチで描く。監督は「大阪物語」「竜馬の妻とその夫と愛人」の市川準。
 トニー滝谷の名前は、本当にトニー滝谷だった。太平洋戦争当時、上海のナイトクラブでジャズマンをしていた滝谷省三郎は、終戦後、息子が生まれるとトニーと名付けたのだ。彼が生まれて3日で母が死に、孤独な幼少期を送ったトニーは、やがて美大に進む。細部まで正確に写し取る彼の絵はどこまでも無機的だった。ずっと孤独に生きてきたトニーは、孤独を苦にしなかった。しかしデザイン会社に就職後、独立してイラストレーターとなったトニーは、彼の家に出入りする編集者の一人、小沼英子に恋をする。そして、彼女のいない人生を思い、恐怖した…。
<allcinema>
【関連作品】
晴れた家(2005)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1279 6.58
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2016-11-07 15:06:27
【ネタバレ注意】

原作は未読なれど、この監督は本当に村上春樹が好きなんだなあと思ってしまった。
西島秀俊のナレーションが、原作者の文体そのままで語られる。その登場人物に肉体を与え、世界を与えたのがこの作品だと考えれば、この作品は市川準監督作品というよりも村上春樹原作作品と呼ぶべきなのかも知れない。
坂本龍一のいつ終わるともないピアノと、背景に忍び込むさまざまなノイズ。蝉の声、サイレン、電車の汽笛、などなど。
それらは観る者の体験に基づく記憶を呼び覚まし、この物語に血肉を与える。

「トニー滝谷」がなぜトニーと名づけられたかなんて、この物語のなかでは殆ど意味がない。生と死の間に髪一本ほどの隙間しかない収監生活
を送ったトニーの父・省三郎の存在は、息子にとっても再現できない記憶であるから。
服に異様に執着する小沼英子(宮沢りえ)は、無機的なデザインを得意としたトニーとどこか共通点があったというべきか。
好きなだけ服や靴を買わせたのは、彼女の存在意義がそこにあったことを認めていたからだろうか。
彼女の存在は、トニーにとっての人生のひとときの輝きだった。
そしてこの作品は、深い純愛の様相をみせ、そして通り過ぎていくものなのだ。
大人のためのラブファンタジーなのだ、とひとり納得した。

投稿者:ストーカー投稿日:2013-10-30 22:20:47
ヒッチコックの「めまい」に似た話だが、フェティシズムという変態度ではもちろんヒッチコックに軍配が上がります。が、己の幻想の中にしか居場所を見つけられない、ある意味人間という動物の寓話として秀逸。
学生を演じるイッセー尾形はさすがに無理はあるものの、それを補って余りあるほどの宮沢えりの魅力!必見なり!
投稿者:uptail投稿日:2009-06-01 18:41:27
宮沢りえ
投稿者:brightside投稿日:2009-04-04 01:37:59
うーん。どうかな。

率直な実況中継をすれば、エンドクレジットが出てきたとき、僕は舌打ちした。
「これ、終わってねーじゃん、話が」と。なんだ、その幕引きは、と。
60分位からせっかく話がうねってイッセー尾形もようやくよくなってきたというのに、もったいない。
いや、むしろ、ビビってねーで、物語すすめようぜ市川準監督さんよ! と思った。
この映画は少なくとも、あと30分は足りない。
話がオチてない。単純にオチろとは言わない。とにかく、そこは終わりじゃない。このあと2時間あってもいいよ。
しかしこれ以上の展開を意識的にも無意識にも用意しない/できないのがこの作り手の限界でもあるのではないかとも思うのだ。
(お亡くなりになられましたが。)

そう思わせたのは宮沢りえがとにかく美しいからだ。そして喪失感をキープする後半部はポテンシャルが高いから。
二人の俳優が作り上げたキャラクターの呼吸を強制終了してしまうんだから参るよ。
言うなれば、産地直送の出来のいいものすごく高い食材でサラダを作ったようなもんだ。
しかもそのサラダは店主の自慢の鼻息とは裏腹で、ドレッシングが手間の割に、安いぜ。
そのドレッシングとは、全編ナレーションのこと。映画中、心象風景すらまるごとナレーションしてる!
これはある意味、映画の禁じ手に挑戦したとも言えるが、であるならば、いよいよもってあの尻切れトンボな終わり方が腹立たしく思えても来る。
「やるならとことんやってくれよ。あなたの中ではエンドかもしれないが、それじゃ伝わらないよ」
そう思えてならない。映像という伴奏の着いた、上がりきらない映小説だ。もったいない。
そしてもったいないものって、酷評ができないだけに、筆も伸びるじゃないかコノヤロウ!

未読だけどおそらく、あれが原作の最後でもあったのだろう。
でも、映画って小説の「再現」でいいのかい? 俳優の息吹や映画の可能性を殺してもそれでも再現でいいのかい?
原作者村上春樹のレトリックの罠に落ち、そこを解脱するのでもなく安住してる。それであのラスト。
うーん。どうかな。僕は舌打ちする。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2008-09-27 21:42:51
よかった
投稿者:kinenchyu投稿日:2008-01-14 13:19:19
かなり冒険的な作品だと思います。小説の世界を映像化する一つの実験のような感じもしました。宮沢りえは本当にすばらしい。セリフもシーンもすごく少ないけど、どんどん引き込まれていきます。イッセー尾形はもともとファンだったのですが、期待を裏切らず奥の深い表現を見事に演じています。
投稿者:かっこう投稿日:2006-06-23 02:43:25
右から左に次々と流れていく画像。
最初は面白い画だと思ったが、さすがに辛くなった。
ストーリーは全てナレーションで語られる。
映像はあくまで付属と感じた。キレイな映像ではあるんだけど。
投稿者:アリエアー投稿日:2006-04-30 02:33:25
暑くも寒くもないうす曇りの空。そこにほんの少し混じる水色で幸福を表現する上品さ。
生活感のないきれいな家での美しい妻との穏やかな生活は、うらやましくてため息が出た。
服を買いあさらずにいられない妻の孤独、愛する妻を失った男の孤独は、どろどろしたところがまるでなくて、清潔でクールで淡々と美しい。村上春樹の小説の空気感を再現できているように思った。

悪く言えば、表面をとりつくろっただけの印象を受ける。
でも、風が吹けば消えてしまいそうな美しさが、心をとらえて離さない。http://ariair.blog63.fc2.com/
投稿者:松竹錠投稿日:2005-08-13 06:56:07
イッセー尾形は良く、20代の学生を演じてもそれらしく見えるし、
宮沢りえのたたずまいも素敵なのだが、どうにも弾まない映画なのだ。

画面のほとんどが、多用されるナレーションの「絵解き」にされているからでは?
画面がナレーションによって規定され、従属させられる語り口は、
劇映画として上質な表現とは言いがたい。端的に言って、つまんねーよ。
坂本龍一の音楽も、下手な無声映画の伴奏みたいにベッタリつけられてて、単調。

75分がとても長く感じられた。
日活ロマンポルノは、同じ上映時間ではるかにスピーディーで、より劇的だったぞ。

村上春樹原作ものなら『風の歌を聴け』『100%の女の子』、
市川準監督作なら『つぐみ』の方がずっといい。
投稿者:クロード投稿日:2005-03-14 20:09:29
 他の映画はあまり見ていないが、まるでこの作品の為に生まれてきたようなはまり役だ。
 本人にすれば、胸が押し潰されそうな辛い過去だろうが、この作品を見ていると、全くもって相撲取りのおかみさんなんて、とんでもない大間違いだった事に気が付く。
 映画の神様が嫉妬にかられ意地悪したのではなく、正しい道に彼女を戻したのだろう。
投稿者:お気楽極楽投稿日:2005-03-02 17:54:40
こういうものを撮らせたら、市川監督は今一番巧い。(間違っても、「ノーライフキング」のような自分の資質に合わないものはやめてほしいが)
右から左に流れていく画面、色調その他の工夫もすばらしく、一歩さがった視点から登場人物を見るという形は、「病院で死ぬということ」を思いださせます。
ただ、内容的には短編映画の尺か。
投稿者:Longisland投稿日:2005-02-28 01:03:19
「トニー滝谷の名前は、本当にトニー滝谷だった」なんて人を喰ったようなナレーションからはじまる現代の上質な御伽噺。
引いた映像、色調を抑えた画像、そぎ落とされたような少ないせりふ、そのそれぞれが観客に静寂感と浮遊感を与える。宮沢りえ・イッセイ尾形が共に演じる二役は素晴らしく特に宮沢りえの美しさと演技を堪能した(イッセイ尾形の学生?ちょっと無理が感じられたが)
買い物依存症の女性なんて普通なら下品になるキャラを透明感ある上品に描いた演出と演技は秀逸。
正直いってさほど期待していなかったが本当にいい作品、なんか今年のベスト作品に出会ってしまった。

追記06-1-9
 自分の05年邦画NO.2でした
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国映画賞 監督:市川準(日本)
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