パッチギ!(2004)
【クレジット】
【解説】 「ゲロッパ!」「岸和田少年愚連隊」の井筒和幸監督が60年代の京都を舞台に描いた青春群像ドラマ。ザ・フォーク・クルセダーズのカバーでも知られる朝鮮分断の悲しみを歌った名曲『イムジン河』をモチーフに、騒動を巻き起こす日本と在日朝鮮の高校生たちの恋や友情を熱く感動的に綴る。なお、タイトルのパッチギとは、ハングル語で“突き破る、乗り越える”という意味。また“頭突き”の意味も持つ。 1968年の京都。東高校2年の松山康介はある日、担任の布川先生から指示を受け、常日頃争いの絶えない朝鮮高校へ親善サッカーの試合を申し込みに行くハメになった。そして、親友の紀男と共に恐る恐る朝鮮高を訪れた康介は、音楽室でフルートを吹くキョンジャという女生徒に一目惚れしてしまう。間もなく彼女の兄が朝鮮高の番長アンソンであることも知る康介。それでも彼はキョンジャと仲良くなるため、楽器店で知り合った坂崎からキョンジャが演奏していた『イムジン河』という曲を習い、彼女の前でギターで弾こうと決意するのだが…。 <allcinema> 【関連作品】
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先日 二股騒動で話題になった塩谷瞬じゃありませんか。
「岸和田〜」観て以来の井筒作品との接触です。
井筒監督特有の抑制の効いていない演出がとても苦手なのですが、
これは結果的にそれをそのままチカラ技でブッちぎった快作ですね。
予想通りフィーリングは合わずとも、中盤からは“ノリ”に少し
馴染んできたこともあってか急に面白くなりました。
ま、でも笑えないシーンばかりなんですけどね
(ボーリング場の「押忍!押忍押忍」は除外(爆笑でした))。
偏った視点かどうかの問いについては、どなたかも触れられているとおり
それぞれがこの作品で改めて考えるきっかけになればよいことだと思います。
いずれにせよ意見や考え方が対立しても結論としての正解はなく、
見解が分かれることも事実として受け止めたいですね。
放りっぱなしの人間関係やエピソードは、
作品自体のエネルギーに隠れ好意的に目を瞑(つぶ)りたくなりました。
肝心の沢尻エリカ、(※ネタバレ)
恋愛絡みでの心情変化は演出・シナリオに問題があったと言え、
おいしい役柄をキュートに演じて存在感もちょうど良かったと思います。
後半少し泣き顔過ぎでしたけど、「アホ。」はよかった (*´▽`)。
時は平成でありますが、女優として近年希有な逸材ですので
ヤンチャな昭和のスター俳優を見守るように大切に育てて欲しいものです。
それにしても井筒演出は性に合わない…。
それでも今回は7点献上。もう観たくないけど情熱に負けた、楽しめた。
フツウの映画という感じだ。
重要なポイントを3つほど。
第1に、「狙い」がぼやけ過ぎ。ラブ・ストーリーなのか、喧嘩アクションなのか、音楽映画なのか、ノスタルジー趣味なのか、あるいは床屋政談なのか、どうもはっきりしない(これで高得点は無理)。
第2に、役者がイマイチ(あれだけの人数を投入しておきながら……)。まあ、主役はいない、みんな公平にやりましょう、という計算なのかもしれない(全員力不足だし)。
とはいえ、小出恵介の消え方は不可解だし、オダギリ・ジョーや大友康平がドヘタだったりと、イヤなものばかりが目につく。真木よう子が出しゃばってくるのも違和感があった(相対的にアタシが一番うまいでしょってことか?)。
ヒロインの沢尻エリカは、最初、イジメられる瞬間だけは良かった。そこだけは観るべき演技があったように思う。そのキャラで行くのかと思いきや、「虎の威を借るキツネ」に変身してしまい、あれだけ冷たい眼をしていながら、これといったきっかけもなく甘えた感じになるという演出や、終盤泣きすぎて嘘泣きに見える演出は、ほとんど理解できないレベルだ。
(「妹」役の次元で鑑賞しても、リアルさを欠いていた。)
第3に、井筒監督の面白がっているポイントが、いちいち「舞台ギャグ」寄りで、映像的な快感が少ない。役者頼みという印象であるが、当の役者は、監督にコントロールされ過ぎていたり、アドリブ力が無かったりで、頼りにならない。
たとえば高校の親善サッカーの際に(ボールの軌跡を撮らないのも、どうか)、教師がノックアウトされる場面。映像の切れ味よりも、プラス・アルファで役者の演技を欲しがっているように見える。しかし、役者にはそれほどアドリブの余地がない。
すべてにおいてそういう感じだった。
随所で(それほど期待できない)演技を、ムリに引き出そうとしている。
中盤の3人組の洋服(赤・青・黄)の「色遊び」も限界を感じる、というか、発想の貧困をさらけ出している。
映像はイマイチ、演技もイマイチ、物語も、どうってことない。
たしかに「政治的な教育熱心さ」は伝わってくるが、それで作品としての評価を左右することは無いから、「5点」でいいだろう。
(余談:まあ、政治的には穏当な解決法を示している。朝鮮美少女(沢尻)→日本人(塩谷瞬)へ。日本美女(楊原京子)→朝鮮人(高岡蒼佑)へ。交換留学みたいなもんだな。)
私は東京足立区北千住出身(40才)ですが、自分より上の世代はよく朝鮮学校とけんかをしていました。そして差別用語である「○ょ○」という言葉をよく耳にしていました。「あいつらサッカーすげーうまいんだよ。死ぬ気でくるからな」というのも聞いていました。
ちょうど私が生まれた頃の、あの時代。世代。民族。世界。
教科書以上に伝わってくるものがあるんですね。
イムジン河は良い曲です。
色々と思想的な話になると論争も起こりそうなので触れないが、青春映画として単純にエリカ様の可憐さと高岡蒼甫の傍若無人ぶりが印象に残って好き。
「ガキ帝国」の時はとても爽やかな印象を受けたのだが、
この「パッチギ」における日本人の意図的な描き方はやっぱりおかしい。
在日朝鮮人は美しく、日本人は悪という単純な構造が見え隠れして
まったく乗り切れなかった。
強制連行によって連れてこられた悲劇の人々という捏造を信じているのだろうか?
三つ、或いは四つのシークエンスをカットバックを使って上手く構成したこのシーンは、歌の効果もあって感動もの。昭和40年代にティーンエイジャーだったオジさん、オバさんには堪りません。http://blog.goo.ne.jp/8seasons/e/d82866af816d768bf9640b468e6b5f40
井筒にヒトコト
「どんなに頑張っても、マルサは作れないぞ」
同じ下品でも伊丹十三の下品さは素敵です。
映画自体はまとまってました。
日朝の学生が交流するシーンは心が温まった。
リ・アンソン役の高岡蒼佑をはじめて知ったが演技含めてかっこよいと思った。
(宮崎あおいの旦那とこの時知った。)
イムジン河良い歌だったし、純情な恋愛を現すのにもぴったりだった。
一方、残念に感じたのは、アンソンが本気で愛していなかった(ように見える)桃子が出来ちゃってからのアンソンの心変わりように幻滅した。
要するに終わりをうまくまとめるためにとにかく結論を急いだという感じを受けざるを得なかった。
赤ちゃんを見て皆で感動なんて無理やり感動させてクサイ芝居だなあと思った。
クライマックスのアンソンの子供が生まれるという泣き所が無かったら
単なるしょーもない奴らのしょーもない青春群像劇に終わった気がします。
ケンカに明け暮れる手のつけられない不良が、子供ができたのをきっかけに
急にいい奴になるなんてそこら辺のヤンキーと一緒じゃないですか?
ずるい。
ただ謎なのは監督の真意だ。20年前ならいざ知らず、朝鮮半島の人達の言い分を一方的に受け入れるには知識がつき過ぎてしまっている今の日本人に、あの通夜のシーンを見せてどうしたいのか?とても友人にはなれない嫌な隣人というイメージを植え付ける以外の効果はないような気がするんだが。アンソンたちが偏狭な老人たちに洗脳されて嫌な大人になりませんように、と祈らずにはいられない。
冒頭のバスのシーンにしたって、九州の不良学生の差別的な悪意よりも、朝鮮学校の生徒たちの傍若無人・理解不能ぶりの方が強烈で、このシーンまでしか見なかったらどう見てもこっちが悪役だ。むしろ本当は在日朝鮮人のイメージダウンを図った映画なんではないかと勘ぐりたくなる。
帰国事業に関して語る場面は、「その船に乗っちゃダメだ〜!!」と、観客を「ファイナル・デスティネーション」シリーズのような気分にさせたいんだろうか。
ちなみに塩谷瞬はこれで新人俳優賞を獲ったようだけど、「シュシュッとTHE MOVIE」はカウントに入ってないの?
もてた。
この時代はまだ韓国と仲が悪く、この物語のように日本人と韓国人はお互い
の差別意識がまだ残ってて争いもあったのだろう。
その背景には日本が行った韓国併合をはじめとする歴史的問題がありそれで
韓国人は日本人を嫌ったのだろう。
この映画を見て国を超えて交流し、お互いを理解することの大切さを教えて
くれた。
続編も見たいなぁ。
沢尻エリカは元からかわいいなと思ったがやっぱりかわいかったなぁ。
どうしてこういう末路ばかり要するのか。。
特に葬式のシーンは見ていられなかった。
在日朝鮮人はもともと強制連行されたわけじゃなく自らの意思で日本に来た者がほとんど。
戦後GHQの指示により日本が費用を出して帰国させているから今いる在日は自分の意志で残っただけで帰れなかったわけではない。
日本人は朝鮮人を差別しているって文句を言って日本に譲歩させ、生活保護は日本人の倍もらい、上下水道基本料金免除、NHK全額免除、国民年金も全額免除で日本人が積み立てた年金をもらっている。
おまけに在日という立場のままで参政権までよこせといってる。
在日にとって文句さえ言えば譲歩する日本は居心地の良い美味しい国。
そんな在日の肩を持つ様なこの映画の視点は大変疑問。
人が多いと画面が映えますね。
井筒監督、『タクシドー・ドライバー』好きなんでしょうね。
http://cinema.intercritique.com/user.cgi?u=3449
男のチョメチョメを何たら、女のチョメチョメを何たら言うのやとか
教えられましたわな。また関係ないこと言うてもうたわな。
さて、ファーストシーンとかで、その映画が合うか合わないか判ったりしますよね。
この映画はそんな典型的な作品でした。肌に合わない。こういうの駄目です。
も少し下の世代で感慨はあるんですけどね・・・
でも、収穫はありましたよね。
言わんとすることは判りますよね。沢尻エリカですよ、この映画。
洋画ばかり観てると言っても、小津さん、黒澤さん、木下さんとか観てますよ。
浅丘ルリ子さんの若い頃良かったなとか(もちタイムリーではないどす)
その私が固まったんですよ。一瞬時間が止まりました。
こんな可愛い女優、過去にいたかな ? そう思いました。
あんな笑顔で、「あほっ!」って言われてみたいどすえ(ぽわわ〜ん。またかいな。)
にやけてアホ顔になってます。あほになった私はエリカちゃんにプラス1点献上します。
私的に見辛かったかな。と。言うとこの監督の映画は見れないですよね。
でも今まで中で一番良かったです。60年代の時代背景、そして朝鮮高校等
私にとっては未知なる物なのである種新鮮でもありました。
父は京都で60年代に青春を送ったので感慨深げに見てました。父曰く、かな
りリアルと言うか見てて懐かしくなるのと、恐怖と嫌悪の対象(当時)
朝鮮高校生達を思い出したと。
ここは映画の評価や意見を語る場ですよね!?
作品以外の意見と言うか中傷的な事がかなり書かれているのでがっかりしま
した。takatakaさんがGoogleで検索されたと言う文章は井筒作品のコメント
欄に必ず(3つしか見てませんが・・・)掲載されてました。
これ以上書きませんが、あまり気分良く思えません。
ただ、誤解を恐れず言わせてもらうと、日本人はほぼ100%、完全に無意識に、他のアジアの国や民族に対して優越感を持っている気がするねん。わたしもあなたもきっと誰でも。そういう無意識の優越感を少しでも疑うキッカケとして働けば、いいと思う。
俳優や音楽の使い方はさすが、と思わされる。井筒監督にしてやられた。映画を作れる人やってんなw
ただ、たった1回の「イムジン川」の演奏で康介が彼らに受け入れられるのは、ちょっと出来すぎてる気がした。直接ケンカしたわけじゃないにしろ、ずっと目のカタキやったわけやのに。音楽は国境を越えるってことなのか。
そんな簡単なもんじゃないだろう。でもま、この映画でテーマになってる、音楽・川・性・死・生。どこの人間の生活には必ず存在するもの。対立を解決するには、そこから始めるしかない。っていいたかったのかもしれへんね。
万景峰号入港に抗議する日本人拉致被害者家族を、以下の様に侮辱しました
>「万景峰92」が接岸し、船窓から覗く「朝鮮学校」の生徒たちが見えた。
修学旅行の帰りなのであろう。これは、言いたくなかったが、
毎回、毎回、「船窓から見える生徒たち」が、懸命に訴える人々に対し
「バ〜カ」と口の動きでわかる言葉を投げかけたり、嘲笑しているところが見えるのである。
(拉致被害者家族のHPより)
強制連行された筈の者の子孫達は、本国と自由に行き来できるのに何故か帰国せず
拉致された者の家族達を侮辱する…
監督の頭の中が、単純明快なのが、まるわかりな作品。
あの時代特有の若いエネルギーをうまく、昇華させていて
非常に好感が持てました。井筒監督のわりには、おもしろい。
日本は部落民と同じように三国人を差別した国で、三国人のように部落民を差別したわけではないでしょう。
白木の空のお骨箱を手渡され、靖国を拝めと言われた先人の恨みを忘れたと同じく、半島哀歌を描かれてもピンと来ませんでした。
「イムジン河」を忘れたのは日本人なのでしょう。
http://cinema-novo.blogspot.com/
この映画で強制連行で連れてこられたとか創氏改名を強制されたという表現があって少し混乱しました。
なぜかというと最近、嫌韓流という本を読みましたがその本では強制連行はなかったとか創氏改名もしてもしなくても自由だったのに中国人に差別されたくないため日本人名に改名したがる者が多かったとあり、そもそも日韓併合では韓国の要望もあって併合され併合後も手を取り合って朝鮮の近代化に努めたと書いてあります。
どちらが本当か分からず混乱しています。本当はどうだったのか他の本も読んで検証する必要があると感じました。
↓
↓
Googleで検索してみると
井筒監督は91年に映画『東方見聞録』の撮影中に、
エキストラとして出演していた男優(21歳)が衣装の鎧をつけたまま川(滝壺)に入るシーンで、
鎧が重すぎたためおぼれてしまい死亡させたしまった。
その俳優の遺族への賠償と事故により『東方見聞録』の公開が中止になり、
それによる製作会社の倒産で抱え込んだ多額の借金を
シネカノンの在日社長(父親が朝鮮総連幹部)に立て替えてもらったことで、
シネカノンの社長に媚びを売らなきゃ、
次の映画を撮らせてもらえないという悲しい過去を背負い、
『パッチギ』も京都の朝鮮総連が資金面などで全面バックアップしてくれたので総連に頭が上がらなく、監督というより今はただの北朝鮮の広告塔になって、 ワイドショーなどで反日・新北朝鮮発言をしている
というようなものが見つかりました。これが全て本当かはわかりませんが、死亡事故が起こって賠償などを行ったことは事実のようです。
在日朝鮮人寄りの見方の映画になっているのはこういう背景があるのかもしれません。
喧嘩は過激で、性への好奇心はストレート。当時を思い出しまんなぁ。当時肌で感じていた朝鮮高校への恐怖が見事に再現されとります。朝鮮高校へ二人で行くなんて考えられんかったがな。
かなり強く在日の方々の怒りが表現されてるけど、これぐらいやらんと当時朝鮮高校に恐怖を抱いていたあてには在日の方々の気持ちが伝わらんかったかも。
朝鮮高校の学生が喧嘩で死なず、事故で死んだのは、監督の優しさでしょうか。それとも、葬式で描きたかった民族間の対立を私怨とすりかえられたくなかったからでしょうか。
ラストは涙が出ました。民族が違っていても人と人。人と人の間には河があり、河には様々な大きさがあり、その流れは時とともに変わる。川幅が大きくても、流れが穏やかな時や渡る勇気を持った時、河を渡ることは難しくないでしょう。
余談。小学生時代、壁新聞のクイズコーナーのタイトルを「あなたに朝鮮」としたところ、先生からお叱りを受けました(理由は説明してくれんかったけど)。結局、「あなたにアフリカ」というわけ分からんタイトルにしました(^_^;。
http://sigemaru.mydns.jp/
ダサいとしか言いようがないファッションでしたね。
なんだか、日本が抱えている差別問題をラストに描きながら、結局
丸くおさめているのが気に入らない。全体的に暴力シーンが多すぎて
嫌だった。そういうシーンを何とかしてくれたら、もっと面白く見れた
と思います。
難しいテーマを上手く映画として作り上げている井筒監督の力はやはり素晴らしい。40代50代にはダイレクトに伝わる映画だと思います。特に西の人。
怖いとか楽しいとか感動したとかじゃなくて単に面白いとも違う、関西風のノリとアンダーグランド的な要素を上手くミックスして=「おもろい」映画。ホンマは評論家みたいな事は書きたくないねんけどこれは見て欲しいと思ったんで。
面白い。井筒監督の作品でなければ、だが。
TVや新聞紙上での井筒監督の批評家としての言動を見聞きしている者と
しては、下の方も書かれているが、日本人が朝鮮人を演じるのはアリで、
中国人が日本人を演じるのはダメ、という理屈や「とにかくアメリカ製の
戦争映画だから(もしくは「ハリウッド映画だから」)全然駄目」みたいな、
「幼児性反米批評」に唖然とさせられているわけで。
そういうグロテスクなほど自省のない人間に、こういう映画を撮られて
「これが正しい歴史認識」「どうだいい映画だろこれ」って言われてもなあ、
と、見ながら思った。
「岸和田」は面白かったのになあ・・・。
「とにかく日本人芸者の役に中国人を使うなんて異常だ」と吠える。
しかし、この監督、
アルジェリア系フランス人とのハーフの日本人、沢尻エリカを在日朝鮮人
として映画を創ってたりする・・・
なぜ沢尻にしたかというと可愛いかららしい(笑
モウ馬鹿かと・・
自分の姿が見れない人が世の中を見る事などできるわけがない。
こんな人が監督などするものではないなと思った。
日本映画界のレベルを下げている代表的一人だと思う。
そんなことを考えさせられることもなく、近年まれに見る非常に美しい感動作となっていたと思う。
基本は監督お得意の「岸和田少年愚連隊」であり、ケンカと恋愛を中心としながら人と人とのつながり、
美しさ、楽しさを描ききっていく。その手腕はやはり今の日本監督の中では貴重なものだろう。
登場人物たちもすばらしくよかった。彼ら本当に日本人!?なりきってましたね。(ハングルしゃべれないのでわからんけど)
塩谷瞬にオダギリジョーと特撮ヒーロー達の本格俳優化もうれしい限りです。
こういう映画を見ると、時代考証がどうだとか、日本人がなぜ日本を貶める映画を作る、いう話になりがち
ですが、この映画でそのへんが鼻につく人は逆に日本側に立ちすぎている気がします。
ま、そういう意味では「歴史を勉強せい!」と監督にハッパかけれている気がしました。真実は各自がその中から見出せばよいのでしょう。
あとで気がついたけど桃子役の楊原京子って「自腹」で一緒に出てた娘だったんですね。エロくてかわいかったです。
ひさびさに感激しました。 9点
井筒監督は、いつもいいエンタティメント映画を作りますね。この作品名はたぶん彼の作品の中で一番でしょう。
監督とほぼ同世代の私は、チョンコーとケンカってのが肌でわかります。だからよけい痛快でした。
それになにより、加藤和彦氏・ザフォククルセダーズをBGMに使うってのが同時代の人なので痺れましたね。特にエンディング!いいなぁ、私にもこんな時代があったよなぁってね。
そして歴史問題。「おまえはかわっぱらの草食ったこたるか!ブタのエサ食ったことあるか!?勝手に連行されて!」
考えさせられます。
期待はしていたものの、何気なく観たのですが、DVDをサントラを買おうかどうか迷っています。
とにかく件名の通りの良い映画です。
僕自身の初めての在日コリアンの友人が、キョンジャのような可愛い女性ではなかったですから。初めは、僕も戸惑いましたが、彼のお陰でハングル等の様々なことを勉強できました。(彼はハングルができず、一緒に勉強しました。)そんな、個人的な多くの在日コリアンの友人との想い出の懐かしさも感じながら鑑賞しました。
まず、この映画で良かったと思ったのが、舞台設定に京都が選ばれたことです。京都は古の都である上、日本を代表する観光都市であるが故に、都市のキャラクターが表面だけの印象になっているものと感じます。京都で暮らす僕には、日常から違和感を感じていました。
京都という街にも様々な人々がいます。その中でも、(修学旅行生を含む)学生が多いというのが特徴の一つです。
この映画は、京都の若者の複雑な時代背景を見事に描写しています。68年には、僕はまだ生まれてませんが、父から聞いてたとおりです。
次ぎには、「カワ」。
『イムジン河』、鴨川、○○○等と色んな意味でのキーワードになっていますが、ネタばれになりますので詳しくは書きません。
最後に、京都人としては、今はなくなった百貨店等の懐かしい名前は出てきますが、「あの頃の京都市内は『市電』もあったし、鴨川河畔には京阪電車も地上を走っていたんやけど・・・」と、ツッコミを入れたくなりますが、とても面白い映画だったので減点せずに忘れます(笑)。 http://www.geocities.jp/f4_ttm/index.html
井筒監督いい作品撮りますね!
ただ、途中トラックの荷物が落ちて死ぬシーン。あんな死に方にするよりストレートに喧嘩で死ねば良かったんじゃないかな?笑わせる場面でもないだろうに…
クライマックスシーンは涙が止まりませんでした。
役者も素晴らしかった。主役の康介役の人の純朴な演技に
共感を覚えました。あとヒロインも本当に可憐でしたね。
的側面は全くいただけない。登場人物のうち日本人はぼんくらか馬鹿かふぬけ
だけ。ちょっとまともなものといえば職を賭してイムジン河を流す在日寄り
の大友康平くらい。日韓併合や植民地政策については細かい考証や逆の側面
からの見方はなくひたすら日本は悪という設定。
ほんとに日本人監督の作った作品なのかと疑ってしまいます。
それと冒頭の朝鮮高校の生徒が大勢で乱闘するシーンですが、
かつて私の住んでいた地域では実際のああいった場面では学生だけでなく
大人も一緒に大勢集まって数人を集団リンチしていました。
またその手段も時に残虐極まりないものもありここでは書けない
くらいです。
人物の描き方や映像は平凡だが、とにかく60年代後半の風俗のポイントの抑え方がうまい。場面・場面で、「ああ、こんな時代もあった」とおじさん達は涙するだろう。
60年代の日本の若者を描いた『69 sixty nine』が当時の日本若者の軽いノリを描いた作品だとすると、本作品は在日&在日少女&在日少女に恋をした青年の心の機微を描いた秀作。コメディー風タッチの作品だが、その肝には骨太なメッセージを感じた。
追記 06-01-09
自分の05年邦画NO.7でした
日本映画で近年稀に見る傑作だ。
素晴らしい!
在日朝鮮人を描いた映画としては「GO」、「血と骨」があるが、この作品が一番共感できる。「血と骨」は在日朝鮮人の中での話で、日本人との関係があまり描かれていないし、「GO」は、在日朝鮮人と日本人の恋愛を描いているが、二人の関係がメインで、今ひとつ広がりが無い。その点これは在日の人と日本人との関係が、民族間の差別被差別の問題としても捉えられており、社会的広がりを持つ。その中で民族を越えた愛を描いているところに、北朝鮮拉致問題で国民感情が悪化している今の状況の中で、非常に今日的であり、意義深いと思う。
在日朝鮮人問題を日本人監督が撮る場合、どれだけその人達の心の痛みがわかるのか、が問題になると思う。監督自身に少しでも差別意識があれば、作品は成立しなくなる。この作品に関しては、私が見る限りそのような点は感じられなかった。現実の在日の人たちは、どう見ただろうか。カン・サンジュンさんならどうご覧になるか。
対立する民族間の融和の物語を、日本人監督が、6分4分で在日側に力点をおいて描いていることを評価したい。
主役は康介ではなく、リ・アンソンだと思う。高岡蒼佑がその役を好演。在日として生きることの悩み、怒り、そして喜びを上手く表現していた。この人は、これから伸びるのではないか。
布川先生役の光石研も、面白かった。おかしく、妙にリアリティーがあった。あのころ、ああいう先生は結構いたんだろうな、と思える。「ウォーターボーイズ」で竹中直人の代わりに彼が出たなら、もう少しましな作品になったのではないか。
20050328_Cinema鑑賞_80点
素直に感動できましたよ。
60年代の社会や風俗をうまく散りばめていたのも、
映画の雰囲気を盛り上げるのに効果十分でした。
ただ、鴨川での乱闘シーンの背景に一瞬ファミ○ーマートの明かりが。。
せっかくの盛り上がりのシーンだけに、あれは何とかしてほしかったです。
頭も体も爽快に疲れた一作だった。
『ガキ帝国』以来の相変わらずの暴力描写も健在だ。
井筒監督は「喧嘩には『俺のことを理解してくれや!』というのもあると思う」と語る(それにしては死なないのが不思議なくらい過激だが・・・苦笑)。排除されてきた者と排除してきた歴史を背負う者とが、どう対峙するのか。
60年代後半の関西の若い勢いが活写されていて、後味は爽やかだ。
関西では特に在日が身近な存在としてあるだけに、あの時代の空気を見事に再現してみせた井筒監督に拍手。彼の最高傑作といっていいと思う。
なんかテレビで偉そうでよ!
うるせえジジイだよな!ったくよぉ!
・・・・・しかし、うるさい分、素晴らしい作品を撮る。
悔しいけどハズレの少ない監督だ。
最初は「朝鮮高校の学生を日本人がぁ〜?ダメじゃん!」とか
思ってたんだけど、「うむむ。ヘタな日本語聞くよりいいな」と
また、監督の計画に堕ちてしまった・・・また悔しい。
沢尻エリカの評判がムチャクチャいいけど、
おいら的には「問題のない私たち」の時の方が全然いいな。
(この作品、観てる人少ないか)
今回、ちょっと太ってるし(そういう指示かもしれないけど)
南と北の関係を日本人の目から描いたってのが
何よりも見事(悔しい)
「そりゃ現地の人しかわからんよ」っていうような訴えがない。
ちゃんと解り易く物語りに溶け込んでいる。
それと60年代の風景の描き方が見事(悔しい)
「猿の惑星」「ガメラ対バイラス」「三ツ矢サイダー」
「公衆電話」「女体の神秘」「11PM」
うまく溶けてるよな〜〜〜お見事(悔しい)
ケンカのシーンも見事。
おいらの高校の側にも朝鮮高校が立川にあった。
口の中に入れちゃう闘い方なんか当時と同じ。
変に痛そうだけど、今のガキどもみたいに
卑怯じゃないから良しでしょう。
特に解決するわけではなく。
日々は淡々と進む。
こんな映画でいいんだよね。この手は。
悔しいな。。。井筒監督。。。素晴らしい。 http://www.h4.dion.ne.jp/~mentai23/
風を切って風を切って、肩をブンブン前後に振って、そんなふうに歩いている自分がいた。
映画はこうでなきゃ。パッチギ歩きでGOだ!
本場を知らないけれど、会話や日常のノリが自然で良かった。
アンソンたちはなんか、某少年漫画「ろ○でなしブルース」を
ちらと連想してしまった。この映画の方がワルいけど。
青春だなあ。眩しいよ。情熱を感じた。
クライマックスの「イムジン河」の熱唱は、感動。
ちゃんと上手くなってるしね。
べたでのせられてるなあとは思ったけど、やっぱ心動かされる。
そして登場人物一人一人が自分の前に立ちはだかる壁をそれぞれの方法でタイトルの通りパッチギ(突き破る)るクライマックス。
一種のファンタジーと割り切りつつも構成の上手さに乗せられついつい感動してしまいました。
主要キャストはみな無名ですが、スター誕生かも、と思えるくらい良かったです。公開が年明けで、各種映画賞の新人賞を狙うにはちと不利な時期なのがとっても惜しいと思えたくらいです。
特に、ハングルと京都弁を達者にこなしたヒロインの沢尻エリカと親友の朝鮮人学生を演じた波岡一喜の強烈なまなざしはとても印象に残りました。
人気タレントやベストセラーに頼ったタイアップ作品ばかりが目立つ昨今の映画界で、あえて映画そのものの魅力で勝負するその心意気も素晴らしいと感じました。
「ガキ帝国」や「岸和田少年愚連隊」のように、ふんだんにどつきどつかれの喧嘩シーンがあるので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、後半にたたみかける展開の上手さは、これぞ映画本来の醍醐味と言っていいと思います。少し泣きました。