アビエイター(2004)THE AVIATOR
【クレジット】
【解説】 実在したアメリカの大富豪ハワード・ヒューズの波瀾の半生を描いた伝記ドラマ。映画監督として、また飛行家としても歴史にその名を残す偉人にして、ハリウッド女優たちとも華麗な恋愛遍歴を重ねた男が辿る夢とロマンの物語を巨匠マーティン・スコセッシ監督が絢爛豪華に映像化。主演は「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオ。 18歳で亡き父の石油掘削機の事業を引き継ぎ大富豪となったハワード・ヒューズ。1927年、21歳の彼は、その莫大な財産を全て注ぎ込み、航空アクション映画「地獄の天使」の製作に着手。30年に同作を完成させると大ヒットを記録し、ハワードは一躍ハリウッド・セレブの仲間入りを果たす。やがて、人気女優キャサリン・ヘプバーンと出会い、2人は恋に落ちる。彼はその後も次々とヒット作を生み出す一方、航空会社TWAを買収し、自らの操縦で世界最速記録を次々と更新するなど、大空への夢も実現させていく。こうして順風満帆な人生を謳歌するハワードだったが…。 【ウェブリンク】 【おすすめ作品】
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俺は自分と余りに違う彼に共感できなかったので退屈な映画だと感じたが、その行動力には敬意を表するわ。
孤独な主人公。
魅力的な女性キャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)=シビル・シェパードとの交じりあえない関係。
15歳の愛人=娼婦ジョディ・フォスターとの出会い。
「コカインによる譫妄状態」と「肉体鍛錬」。
「公聴会・巨大輸送機のテスト飛行」と「暗殺計画」。
双方ともキレイに描写されていて、特にヒューズの麻薬による譫妄状態の描写は甘い。スコセッシがエリートぶりを発揮したテレビのミニシリーズのように面白い作品。
つまり、内容が陳腐化し、5点をつけたくなるのだが、あまりにかわいそうだから努力賞で+1点という具合である。
100億かけて100億円の興行収入という事実も示唆するように、本作品も、いかにも6点らしい作品だった。
本当は、最初の30分間の退屈さと、終盤「ひょっとしてハッピーエンドになるのか?そりゃマズいな」という予感が的中したことで、かなり減点(−2)しなくては、と思うが、まあまあ許そう。なんといっても「異端映画作家へのオマージュ」という志は優れているのだから。
また、「わりとアカデミー賞の結果は信頼できるらしいな」と再認識するきっかけにもなった。
見事、美術賞をとっている。まあ、そういう映画である。
つまり、綺麗な映画なのだ(これは、嬉しくない表現だ)。
全身やけどを負ったあとのレオナルドの顔など、けっこう綺麗だったし、部屋に閉じこもって瓶に尿をため続ける、というエグいはずのシーンも小奇麗であった。
おそらく「予備知識が必要だ」という意見は、おどし文句に過ぎない。
予備知識があったし、だからこそずっと観たいと思っていたが、その結果が6点なんだぜ。
ケイト・ブランシェットねえ……、なんで、こういうガリガリおばさんを、アメリカ映画は使いたがるのだろう。
イタリア映画やフランス映画の女優のような「色気と情熱」を基本的に否定している。
アメリカ独特の「男女平等」の風土が強いるのだろう。が、そこがイヤなところだ。
それにしても、ドア越しの会話シーンが最も感動的なのだから、感動のプロデュースには制作費がかからない、というのがよく分かる。
見てしまうとあっという間ってもんで。
ハワード・ヒューズの実話を使ているが一部フィクション映画なんですね。
私てきには薬物乱用もネタに入れて欲しかったな。実際は墜落事故後の病院で処方されたコカインで薬に取り付かれたそうなので。でも、三時間でも入らなかったから不能ですよね。
幼少時代に、感染症の蔓延のために隔離され異常なまでに綺麗に現れていた事など。ハワードに降りかかった問題から隔離性障害になってますが、あの病気は凄く難しいですよね。実際になっている人が周りにいないので分かりませんが、治そうにも精神病なので難しく・・・なんだか悲しくなってしまいました。
ケイト・ブランシェットはやはり演技が上手い。
ていうか為りきりようが凄かったのかな。雰囲気もピッタリ。
ディカプリオも頑張っていたよ。
でも昔の映画好きには堪らない要素もたっぷりでキャサリン・ヘプバーンやエヴァ・ガードナー、ジーン・ハーロウやエロール・フリンなど演じてる役者の似てる似てないはとりあえず別として、彼らの名前や雰囲気が見れただけでも何か嬉しかったです。そんな中でも特にヘプバーンを演じたケイト・ブランシェットの演技は素晴らしくって、もう動きや喋り方などがもうヘプバーンそのもの!と叫びたくなるほどでした。なのでアカデミー賞の受賞は嬉しいですね!それからエロールを演じたのがジュード・ロウだったのにも驚きました。似てるかどうかは分からないけど面白かったですね〜。ただ、ガードナー役のケイト・ベッキンセイルは似てなすぎてありえなかったし、ハーロウ役もあれは酷すぎな感じがしてしまいました。。。
内容的には本当に大変な半生で驚きましたが、時間的にはちょっと長く感じたし、レオも良いのか分からなかったのでそれほど良い映画には感じませんでした。とは言え、飛行機の映像とかは素晴らしいと思いましたし、見て損はなかったです。「こんな人がいたんだな〜」って事を知れただけでも十分なんで。なのでまぁ鑑賞して良かったです。
潔癖症という自己、飛行機事故という不運と戦いながら、
公聴会で上院議員を負かすぐらいになる成長振りが面白い。
アメリカ人では一般常識として知るハワードの背景を言葉ではほとんど説明していません。映像によって大部分を説明しているので当時のアメリカの時代背景を少しでも頭に入れてあればとても楽しめる作品だと思います。強迫性障害で完璧主義なハワードを演じたディカプリオの言動やしぐさは客観的に見ていて笑ってしまうほど引き込まれました。
上映時間3時間まったく飽きさせず一気に見せるのはさすがスコセッシといったところ。
証明済みの編集の上手さがここでも十分に発揮されている。
映画は、飛行機墜落の過酷なまでの描写を境に、ハワードの狂った内面が多く映し出されいく。
照明の明暗で彼の頭の中を少し覗いたかのような映像を作り出しているのも面白い。
ディカプリオの繊細な演技がピッタリ。
ぜひ再評価を。
「大いなる凡作」を作り続けるスコセッシを観ることになって久しいが、
凡作を重ねれば重ねるほど、過去の栄光も色あせていくようで悲しい。
『ミーン・ストリート』、『アリスの恋』、『タクシードライバー』
『レイジングブル』、『アフターアワーズ』
どれも傑作だ。
とりわけ『最後の誘惑』、『エイジ・オブ・イノセンス』といった
あまり芳しい評価を受けていない彼の作品が私は好きだ。
だが本作は、あまりに脚本が悪く、内容も散漫で・・・見所が少ない。
唯一、私が身を乗り出したのはヒューズが操縦する飛行機が炎上するシーン。
なかなかにスペクタクルで、エグイくらい痛みが伝わる演出であった。
だが、3時間近い作品の中で10分弱のシーンである。
そこだけがハイライトだなんて、あんまりである。
第一、スコセッシ映画にスペクタクルを望んでいるわけでもない。
なぜ、レオナルド・ディカプリオがハワード・ヒューズなのか?
彼には彼が演じるべき役があり、ハワード・ヒューズは適役とはいえない。
(レオの企画だからしょうがないといえば、しょうがないわけだが・・・)
本編でちょい役をやっていたジュード・ロウにハワード・ヒューズを演じてもらいたい、
そう思った映画ファンも多いのではないだろうか。
ケイト・ブランシェット、アラン・アルダ、ウイレム・デフォーと名優で脇を固めても
主演がレオナルド・ディカプリオだと観てるこちらのテンションが下がる。
ヒゲをたくわえたレオは、子供が大人のマネをしているようで、かなり無理がある。
ジョニー・デップと共演したハルストレムの『ギルバート・グレイプ』の子役のころと、
容姿はさほど変わっていないのだから。
スコセッシはこの後、あの傑作『インファナル・アフェア』のリメイクに着手するらしい。
私のフェイバリット映画を、またレオ主演で描くのは、はっきり言ってやめて欲しい。
それでアンドリュー・ラウ作品が、いかに優れているかが再評価されるにしても
スコセッシの老いがさらに明らかになるだけだろうに。
眉間のシワばかりが妙に気になったりして。
想像はしていたがケイト・ブランシェットの演技は素晴らしかった。立ち振る舞いや話し方までキャサリン・ヘップバーンを表現していた。さすがです。
エヴァ・ガードナーの方のケイトも頑張っていたが、ちょっとあのエキゾチックな毒気が足りなかったような気がする。
ここでも発揮できてると思う。
彼はコマーシャリズムなイメージでは爽やかなんだけど
爽やかな役は逆に彼の魅力が生かされない。(タイタニックはダメ)
彼の演技は独特の不安定感(不愉快さ)を放つが、逆にそれが物語の
次の展開を期待させる大きな力になってる思う。
共感できそうでできない、アンニュイな世界観がレオの魅力だ。
ケイト・ブランシェットは流石の演技力、彼女がスクリーンに登場すると雰囲気がガラッと変わる。(キャサリンという役所のせいか分かりませんが)
ジュード・ロウはあれだけですか?別に彼じゃあなくてもという感想。
ハワード・ヒューズの伝記物ですから、大体知っている話なので可も無く不可も無くの印象でした。
実在の人物だったんですね。
私が観終わった時の率直な感想が、「すげ〜〜」でありました。
「ハワード・ヒューズ」なる人物の壮絶な生き様。
演じたディカプリオの「ハワード・ヒューズ」に対しての人間的解釈の仕方に、ディカプリオの生い立ちに興味が沸きました。
何かを創ることの壮絶をご覧あれ。
ディカプリオという俳優は、子役時代に顕した素質にだけ頼った芝居しかできない俳優だと思います。
この俳優はスターでいようとする我執を捨てて、舞台に戻って芝居のアイテムをもう一度確立しなおすべきだと思います。監督のマーティン・スコセッシは、彼が主役で満足していたとは思えません。
キャサリン・ヘップバーンを演じたケイト・ブランシェットも、子供を相手にしているようで気の毒でした。
ケイト・ベッキンセールという二流女優が、彼と共振していたかなとは思いましたがね、まるでどこかの俳優養成所の卒業公演レベルでしたがね。
ただし、このスタンスがスコセッシに「雇われ監督」としての意識を強くさせ、『アビエイター』という作品から距離感を取らせている気がしてならない。歯に衣を着せぬ言い方をすれば、やる気が希薄なのだ。演出に覇気が感じられない。さすがにスコセッシであるからテクニックだけで充分に魅せるけれど、技巧以上のものは披露していない。レオが演技に(過剰なほどの)熱を込めれば込めるほど、スコセッシの演出は醒めていき、二人の温度差はいかんともしがたい。
『インファナル・アフェア』のリメイクで三たび手を組むレオ×スコセッシだけれど、『アビエイター』を見る限りこの二人の相性は決して良好とは思えないのだけれど。http://www.muse.dti.ne.jp/~jim-beam/
編集を考えて撮影してるなら、最低でも2時間ちょっと程度に抑えなくては、批評家ウケは良くても、大衆にはしんどい。
アカデミー賞で受賞した、美術、撮影、衣装デザインに関しては、見事に当時の様を再現できていて素晴らしいが、一般大衆がそこまでは観ない。
とにかく内容が大事。
ノンビリ屋の俺にはテンポが速すぎて登場人物の名前と顔が一致しないうちに終わった(笑)。物語全体のテンポが特に速くはないのに、場面場面が速すぎるというアンバランス・・。見終わってからここのサイトで見て、やっとハワードが結婚していたあの顔の長い女がCヘプバーン(ケイト・ブランシェット)だったんだと気づいた次第。つきあうハリウッド女優が次々に変わっているらしいので、どれがどれ?って感じ。ケイト・ベッキンセイル?どの女がそれだったの?最後のほうで狂気のハワードの潔癖部屋に行って面倒を見てた女(たぶんエバガードナー)の役かな。
え?ジュード・ロウが出てたんだ?どいつがそれだったのって感じ(汗)。
あ、俺の好きな俳優(パンナム社長役だっけ)、アレック・ボールドウィンは貫禄があってカッコよかったな! 相変わらず声だけはショボイけど。
色んなことを確認すべく、もう1回借りようかどうしようか・・迷ってる(苦笑)。
飛行機作りも中途半端、航空会社TWA運営は全然出てこない。上院議員との戦いも結論が盛り上がらない。テストパイロットとしての技量も人並み。映画作りも米映倫とのたたかいも人任せ。恋愛も虚しいばかり。
逆に、反感を抱かせる。金さえあれば何でもできる。その金も遺産として相続したもの。自分で汗して稼いだものではない(映画収入については言及がない)。こんな男の勝手な行動に共感を感じる一般人はまれ。こんな題材で大衆になにを訴えたいというのか。
結論。ハリウッドの傲慢な一作。忘れられる駄作。
中学校の卒業文集には飛行機の映画を撮りたいと書いた。
この映画は、その両方が実現できなかったオレにとって涙もの。
飛行機に乗り、映画を撮り、航空会社を買い取って巨大プロジェクトを指揮、
まさに子供の頃に思い描いたオレの将来像。
潔癖症はいらないけど。
ただハワードが、冒頭からとんでもない金を持っているせいか、
考え方が一般庶民とまるっきり違っていて
感情移入しづらいのが大きな難点。
あれだけの時間と金を使いながら、まさにハワードのお株をさらった、無駄無駄映画になってしまった。この内容ではディカプリオもオスカーは頂けないのはもっとも。スタッフもさぞ、しんどかったであろう・・・・50点をつけた
テレビ用の予告でアカデミー賞ノミネートを謳う作品は駄作が多いと思っている。
内容的にもそそるところ無く、れおが主演ときたらなおの事。悪いが彼の良さは理解できません。
各コメントを読んでみると、約3時間と言う長さ。やはり映画は2時間前後が見やすいのでは?
もっとも面白い映画は3時間位は十分耐えられるのだから、耐えられないという事はやはり退屈な映画なのでしょう。
思ったとおりだったと…。
カッコいい&可愛い。
で、ヘップバーンに檄似らしい。
私はヘップバーンの出た映画、
アフリカの女王や若草物語は見てないけど。
アビエイター、途中でねかけましたけども(笑!)
裁判シーンくらいから、楽しくなりました。
ディカプリオの低い、声ともいえない声が
劇場に響いて聞き苦しいシーンがありました。
そして、じゃっくニコルソンに似てきたような気がするのですが・・・笑
http://www.geocities.jp/miukin25/
20050329_Cinema鑑賞_60点
「アリ」にしろ「レイ」にしろ
映画化される前から名前とか、何で有名かくらいは知ってる。
人生としては映画化されるくらい物語のある生涯だったんだろうけど、
それを映画化した場合、たいがいの作品はリアルに表現されている為に、
“作り物のお話”よりは地味だったりする。
だから“どれだけその人物になりきれるのか?”という
モノマネ度が本編の出来を左右すると言っても過言ではない。
しかし、その映画を見るまでは「・・・だれ?」っていう人の場合、
その人のイメージすら知らないので予備知識がまったくなく、
「フィレスト・ガンプ」みたいな状態になる。
おいらの場合、歴史が不得意なせいもありハワード・ヒューズが誰かは
まったく知らなかった。(アホですまん)
なもんだから、結構楽しめたし、もう1回観てもいいなとも思った。
普通、ここまで成金野郎の話ってのはハナにつくんだけど、
その金を全て夢につぎ込む大バカ野郎の話なんで共感できた。
レオもよかったよー。おいらはジェイミーじゃなくて、レオでもよかったと思うよ。
ただの伝記映画ではなく“エンターテインメント性”を高めたスコセッシに拍手でした。
・・・の割には悪評がおおいね。。。。まーおいらはおいらの感想ということで。 http://www.h4.dion.ne.jp/~mentai23/
ディカプリオの演技は平板である。こんな人間に興味を持つということは、俳優としての大事な部分のどこかが外れているのではないか。
ケイト・ブランシェットの、時折見せるやさしげな表情が素晴らしい。これだけが収穫。
ただアカデミー会員や各国の批評家には絶賛されても、日本では全く馴染みのない「ハワード・ヒューズ」の存在は、いくら映画化されても日本ではあまりウケないは事実。
日本でも、ある程度の映画通の人ならわかるが、一般的に娯楽やデート気分で観る大衆にはあまりにも理解しがたい難しい内容になっている。
「本年度アカデミー最多5部門受賞」と言う売り文句につられて観てしまうと最悪な観賞となる。とにかく観る前に、ある程度の予備知識をつけてから観賞する事をオススメします。
文句を垂れる時間も勿体無いぞ。
…物語の面白さと迫力、映像テクニックを駆使した演出〜3時間弱、楽しませて貰いました〜これは映画らしい映画だ。シアター鑑賞の価値はあった!
ラスト(The way of the future…)は、もっと余韻があった方が良かったかも…だが。
人間は色々な境遇で、己の出来る範囲で努力し、生きている。
本作は或る意味、僕らには想像のつかない男の精神世界を垣間見させてくれる。
出演者も好演。火だるまのヒューズ…ジャンルに“/アクション”って追加しても良いかもだ。(実際のところは“ドラマ/伝記”だけど…)
飛行機のプロペラ音がサラウンドして…まさにシアター向け作品。
…そして深い。
特異な、そして周りの様々な人間を描き切る〜素晴らしい演出、演技。
子供時代から入るのも、血だらけのティシュも、牛乳瓶も悪夢のよう…そして未来は彼の描くとおりになってゆく…
笑うしかない金(映画/飛行機etc.)の使い方/そして叩かれる〜彼にとっては“挑戦”こそが人生か?(〜地獄の天使、観たくならないか?)
…そして夢と狂気を手に入れた男…
オスカー・ノミネート作にふさわしい傑作だ。
※注:想像のつかない男=生まれながらにして金持ち〜男前、夢を追い、そして病める男(言葉足らずだったかも…)
※後、キャサリンと空を飛び回るシーンも素敵だ。
途中少し寝てしまったので、もっとよくわかんなかったけど...
もう見たいと思いません。
ハワードヒューズの神経症について充てている時間は結構長かったし、それでも彼は神経症と闘いながらも夢を実現しようとしていたという映画だったのならばもう少し小品で、つまりお金をかけてあんなやかましい映画にするのでは
なく心理優先の映画にしたほうが断然面白かったと思うの。ディカプリオの演技は上手かったと思うけど、感動するにも悲しむにも楽しむにも今ひとつ欠ける中途半端な映画でした。
でもハワード・ヒューズという人物が確かに、大富豪で、ユニークな映画製作者でハリウッドにおいてトップ女優と浮名を流し、しかして本当のところはヒコーキ野郎であったという極めてユニークな経歴で興味をひくことは間違いないが、ではヒューズがアメリカ人の共感を呼ぶかというとむしろ反感を買うほうが多いだろうし、まして日本人にとっては、ホリエモン以上に嫌われるタイプであろう。
そんな人物の半生を真っ向からとりあげたら、いかに脚本を練り上げても、迫力ある映像を撮っても、根本のところで感動と共感を呼ぶ作品に仕立て上げることは難しいのは自明の理といえよう。
そしてこの作品は事実その通りの結果になっている。しかも現実のヒューズは墜落事故によって醜い容貌と化してしまったのに、本作品では事故から回復後、顔になんら傷跡がない。容貌の変化はその後のヒューズの奇矯な行動の大きな原因であり、それを変えてしまっては、後半部分がウソッぽくなってしまう。こういったところにも感動を呼ばない一因があるといえよう。
眉間にシワを寄せて深刻な表情をするディカプリオは演技者としてはよくやったと思うし、共演者の中でキャサリン・ヘップバーンを演じたケイト・ウインスレットの演技は素晴らしい。噂に聞くハリウッドきってのインテリ女優・キャサリンはきっとこんな風で逢ったんだろうなあと感動ものである。(それに反し、エヴァ・ガードナー役のケイトはちょっと本物のイメージと違いますなあ!)
CGを駆使した飛行シーンや事故シーンのスケールと迫力はなかなかの出来映えで、この辺りにかろうじてスコセッシのこだわりがあるかと思える。
しかし、所詮いまさらヒューズを主人公にしたことが、作品的にも興行的にも間違いであったわけです。
アカデミー賞でクリスロックが言っていたように、ジュードロウこれにも出てるの?とその活躍ぶりに驚きました。
でもそれ以上にジョンCライリー、あちこちで見かけます。出演作の選び方が上手いのでしょうか。
2 ただ、スコセッシの演出は「手堅い」と思いました。しかしながら「手堅い」の枠を越える魅力があるとは思えません。むしろ、失敗作と言われても仕方のない「ギャング〜」の方が人を惹き付けるパワーはあったと思います。本人も「雇われ監督」に徹したとインタビューで言っていますし(ただ、本当の意味で職人芸を見せたかは疑問)。こけおどしのような作品が多い中、確かに「映画」としての手応えを感じさせてくれます。1500円払って損をした、と言い切る人は少ないのでは。不満だった人も、居酒屋で悪口を言う楽しさは味わえると思います。箸にも棒にもかからず、唖然とするほどつまらない、ということはないでしょう。慎重な人ならレンタルで見たらどうですか。少なくとも300円ぐらいの満足度はあります。撮影、美術、衣装は一級品です。
3 賛否両論のディカプリオですが、そつなくこなしたとは思います。ただ、映画ファンのみなさんであれば、スコセッシとの名コンビであるデニーロの「ゴッドファーザーPART2」ぐらいの演技でないと満足できないのでは? その気持ちも分かりますが、彼のフットワークのよさを、良い意味での「軽さ」と受け取ることもできるのではないでしょうか。少なくとも、「お前はスクリーンに二度と出るな」と罵声を浴びせるほどの酷さではないでしょう。
4 それよりも、僕は女優の弱さが気になりました。唐突な連想ですが、「ピアノ・レッスン」を男優が弱い、と思いながら見ていたことを思い出しました。なにせ、監督が女優の名シーンを用意していないので、彼女たちの責任だとは言えないと思います。元々、女性の描き方が下手だという評価があり、「アリスの恋」などを見ると、その結論は間違っているのではないかと考えていましたが、今回は同意することにします。「これなら男だけで撮れよ」と内心叫びましたが、なにせプレイボーイのハワード・ヒューズだけに、そういう訳にもいかないのでしょう。
先日、DVDで「ドアをノックするのは誰?」を見ました。ほれぼれするような素晴らしさです。スコセッシを好きな人の多くは、彼が苦労しながら制作していたことを知っており、「思う存分撮影させてあげたい」と応援していたと思います。誰もが認める傑作「グッドフェローズ」ですら、プロデューサーと交換条件で制作したもので、スコセッシが本当に作りたかったのは「キリスト最後の誘惑」だったのですから。でも、「アビエイター」を見て、その応援方法が間違っていたのではないか、と考えてしまいます。彼が潤沢な予算で、自分の内的イメージを100%表現できるようになってしまうと、以外とつまらない(「アビエイター」はつまらない映画ではないのですが、やはり「タクシードライバー」の方が傑作ではあります)作品に仕上がってしまうのかもしれません。
と、ここまで書いて、まるで悪口のようになってしまったことを反省します。ここまで書かなければならないほどの駄作ではありません。1500円という出費に対しては真摯に応えてくれる映画です。また、意外なほどに大スクリーンを必要とする映画だと思いますので、ビデオ・DVDよりも劇場に駆けつけてください。何度も繰り返しますが、ほめるにせよ、けなすにせよ、楽しい映画であることは間違いないのですから。
飛行機のCG満載なのも、男の子にはSF映画を観ているようなワクワク感があって楽しめます。少し甘いですが9点。
デカプリオには進歩が感じられない。この映画を見ていて、ひょっとしたら「タイタニック」が絶頂期だったかもしれないと思ってしまった。
時間の経過を感じさせる役作りが下手だから伝記ドラマは不向きじゃないかなどと思う。大河ドラマを狙った失敗作でオスカーから漏れたのも納得。
余り期待はしていなかったのだが...とんでもない!
オープニングから最後まで3時間弱、思わず食い入る様に見入ってしまった。これは多分スコセッシにとって「グッドフェローズ」
以来の、そして同時に「フェローズ」以降彼が被ってしまっていた
創作上の呪縛(つまりマンネリ化ね)からようやく開放された
傑作だと思う。
「アビエイター」は一言で言ってしまえば、「欲望」がもたらす
呪縛と狂気に関する物語だ。我々のような凡人庶民は、
大抵の欲は「金」と「もてたい」の二つに集約され、決してそれが
満たされないからこそ、毎日仕事をし、オシャレもダイエットも
して、その欲望が満たされる様に日々(無駄な)努力をして
平静を保っている。しかしその二大欲求が完全に満たされる境遇
だったなら...?H・ヒューズは生まれもっての大富豪であり
稀代のプレイボーイでもあった。しかし彼の脳に膨れ上がる
「欲望」は、どれほどの金を注ぎ込もうと充足される事はない。
そもそも彼自身、一体何を求め続けているのか、その「答え」が
見つかっていないのだ。そんなヒューズの耐え難い「枯渇感」を
映画は恐ろしい程の説得力で描いている。
そしてこの映画は何より、ディカプリオの役者としての力量が
本当に久方ぶりに証明された作品でもある。
世間では「眉間に皺寄り放しで怖〜い」だの
「後半のチョビ髭似合わな〜い」だの、ふざけた感想が出回っている様だが、とんでもない、これは魂のこもった熱演だと思う。
実際のヒューズ自身、ディカプリオに劣らぬ童顔だったらしいし、
何より後半のヒューズが一人部屋に引き篭もり、K・ブランシェット演じる(名演!)K・ヘップバーンに優しく悟られた時に
見せた、子供に退行したかの様な表情。
あの場面を見ただけでも、ディカプリオがヒューズの内面を
心底から理解して演じているのが十分見て取れる。
そしてあの表情こそが、この映画が観客に問い掛けた
「彼は本当は何を欲していたのか?」を読み解くカギだ。
映画のファーストシーンで流される母親からのquarantineというキーワードが 流行りPTSDとしてハワードを悩ませるというテーマがあまり明確に扱われていなくて作品全体を解りにくくしている。
レオも、いつまでも童顔で あのハイピッチの幼児声では せっかくのオールヌードの狂気演技も今一つ迫力がなかった。レオの限界を感じてしまった。
ジュードローがエロールフリン役だったけど これまた学芸会的。 ケイトブランシェットはずいぶんダイエットしたのだろうか のっぽでヤセのキャサリンへプバンをうまく真似ていた。 多分前歯もつけて出っ歯にして、発声や口調もとっても似ていて面白かった。隣のお姉さんは 後半からずっと寝ていたよ〜!
もっと 引きつけて離さない映画を作ってくれ!
唯一救いなのは、ケイト・ブランシェットの存在だろうか。この女優、個人的にはあまり好みではないが(実年齢の35歳より10歳くらい上に見える)、この作品に限っては彼女の存在が光っている。
http://www.tapioka1002.com
ハリウッドならでわの贅沢なつくりでしたが、そうそう人の一生というのはドラマチックに完結するものではないので、エンディングでの感動というのはありませんでした。
ちなみにスコセッシにしろ、ディカプリオにしろオスカーをやりたかったという声をよく耳にしますが、ぶっちゃけ他人でしょ。そんなんマスコミに踊らされているだけのような気がして、私にはどうでもいいです。
と書きつつも、初日特典のナマ写真はちょっと嬉しかったです。
やっぱりアカデミー賞で主演男優賞、作品賞、監督賞を
落選したばかりなので、そういう目で見てしまいますね。
作品としては非常に難しいと思いました。
主人公が非常に共感しにくいんですよねえ。
資産家の御曹司で映画で成功して、航空産業でも
成功した人物として単純に描けばわかりやすいんですけど、
かなりクセのある人物なんですよ。
だんだん精神的におかしくなっていくんですけど、
なんで?ってところが最後までわからない…。
そういう単純なヒーローではない人物だったので、
演じたディカプリオは逆にやりがいがあったと思います。
共演陣は助演女優賞を取ったケイト・ブランシェットが
キャサリン・ヘプバーンの役。
でもアカデミー賞級ってほどでもなかったように思います。
やっぱりディカプリオの方ががんばってたような気がします。
(贔屓目に見てですけど)
他にはライバル航空会社・パンナムの社長を演じた
アレック・ボールドウィンがよかったですね。
この人、「レッド・オクトーバーを追え!」なんかでは
ヒーローを演じてた時期もありますけど、
ちょっと(かなり?)太った今の状態で、
悪役をやるのが合ってると思います。
あと、2時間48分っていうのは伝記ものってことを
差し引いてもやっぱりちと長いです。
映画は2時間弱、110分ぐらいが理想だと思ってるので
(完全版みたいな長いのも個人的には嫌い)
監督にはもう少しがんばってカットしてほしかったなあ。
うーん、厳しいようですけど、総合的にはやっぱり
アカデミー賞にはちょっと足りないような気がしました。http://blog.goo.ne.jp/k_kurashina/
って、もういいかげん解消してほしいです。
スコセッシも骨太ないい映画作ってたのに、
レオといるとなんだかオスカーとりたくてウズウズしてるようにしか見えないし、
彼が本当にやりたいテーマなんかじゃないような気すらしてくる。
レオもスコセッシにとられてると、魅力半減…いい役者なのに。
レオ×実話ならば、スピルバーグと組んだ「キャッチミー」の
コミカルな演技のほうが合ってるし、魅力を引き出されてるよ。
お互いがお互いの負のパワーを引き出してるとかしか言いようがない。
そもそもこの映画、レオじゃなくてもよかったよーな…
だけど、神経質に手を洗ってから、服のシミをみつけて
腰をかがめて洗面台で洗うシーンなんか、微妙にうまいなーと思ったけどね。
だいたい、この3時間弱の長さは一体なに?
長いわりに重みを感じないところが、また安っぽい。
あと、ジュード・ロウ、ケイト・ベッキンセールを筆頭に
あまりにその時代にそぐわってないところがまた痛い。
21世紀の学生がつけヒゲなんぞをつけて、学芸会の練習をしてるみたい。
しかしながら、ケイト・ブランシェットだけは例外。
彼女が出てるシーンだけは、この映画の格調を上げている。
何度も彼女をここで褒めてるけど、本当にすごい女優だと思う。
現代モノもコスチュームものも何でもこなせるフットワークの軽さ、
挙句キャサリン・ヘップバーンも見事体現してしまうなんて…
彼女は間違いなく30年後も映画の中で輝き続けられる稀有な女優さんでしょう。
レオ様も頑張りました。ハワード・ヒューズのエキセントリックな性質を出そうと、ドロドロになりながらの熱演。ただ、残念ながら彼の年齢では少々辛かったか。童顔だしね。それから致命的なのがあの重みを感じさせられない声。どうしてもティーンエイジャーの発声から抜け出せないのが、今後の彼にどう影響を及ぼすのか。
20世紀前半、当時のアメリカが成金そのものだったが、その中で大富豪として君臨したH・ヒューズ。天才的で女好きで独善的で政府に噛み付き、狂気も抱え込んだ男。彼の国はサクセスストーリーの向こうに人格の破綻がある、というこうした人物造形が大好きだ。よって、この作品がアカデミー賞の主要部門を受賞するのはほぼ決まり・・・とみたが、果たしてどうか。
追記:予想は大きく外れ、アカデミー賞ではケイト・ブランシェットが助演女優賞を獲得したに留まった。反逆児としてハリウッドでは嫌われてきたスコセッシ監督だが、いまだに受容されないのか。ただ、アカデミー賞作品賞ノミネート作品の中ではいちばんの大作だったことは確かだ。
うーん、ちょっと納得できないなあ。
ハワード・ヒューズというひとへの思い入れがアメリカ人と我々日本人とで違うのかもしれないけど、この人の数奇な人生の一部が判ったがそれ以上のものを感じ取れなかった。俺が鈍感なのか?
ディカプリオは好きだし、本作も期待していたので、えー!? って感じの終わり方だった。
長い割には長くは感じなかったが、みていてもあんまり集中できず、上の空のままの約3時間だった。
でもディカプリオはいい役者だね。飛行機の機体もワクワクはさせますよ。男の子なら皆。
http://earthblue.livedoor.biz/
数々の名作を世に送り出したRKOを完全に崩壊させた人物として映画ファンには知られているので若い頃の彼がどうだったとか興味がわかないが。
『タッカー』にも登場したがある意味ミステリアスな人生が映画人を引きつけてるかもしれないな。
これは1920年代後半自身の監督作「HELL'S ANGELS」撮影シーンから1947年Spruce Gooseという
当時世界最大の木製飛行機をテスト飛行するまでのAviator−パイロットとしてのハワードヒューズを描いた作品。
こだわりのスコセッシ監督らしく1920〜30年代ハリウッドのチャイニーズシアターをはじめ、当時を再現した映像美が素晴らしい。
ディカプリオが演じる際に起きるハンデはあの童顔。
でもそれをカバーするほど今回の演技はちょっとくどいがとても良かったように感じる。
彼自身以前からヒューズに興味を持っており映画化にあたって何ヶ月もかけて役作りをしていたそうな。
「ハワード・ヒューズ」という人物像は多くの人にすでにインプットされているため
映画の成功のカギはディカプリオがどこまで本物のヒューズに近づけるか、ということでしょう。
努力の甲斐あってかヒューズの雰囲気が伝わるほど演技に説得力が備わってたと思います。
また他の主要キャストも期待外れになることなく特にケイト・ブランシェット、
喋り方やアクセント、雰囲気がキャサリン・ヘップバーンにとてもうまく
真似ていてホントに感心。
ケイト・ベッキンセール、あなたは美人すぎます。
3時間近くの上映時間、終わり方がちょっと中途半端っぽいんだけど
僕自身は最後までディカプリオ・ヒューズを飽きずに楽しみました。
くどくど書いちゃいましたが最大の見所はどこか?と聞かれたらやはり
「ディカプリオのプリンプリンのお尻!」になっちゃうかな(笑)。
またもや時代は遡る舞台で、タイタニックを想像させますが、かなり期待。
でもまたオスカーは逃すんだろうな、かわいそうに。http://www.geocities.jp/milestones1980/