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サマリア(2004)

SAMARITAN GIRL
SAMARIA

メディア映画
上映時間95分
製作国韓国
公開情報劇場公開(東芝エンタテインメント)
初公開年月2005/03/26
ジャンルドラマ
映倫R-15
この痛みを抱いて生きる

切なく残酷なまでに美しい、旅立ちの物語がいま始まる…
サマリア [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,392
USED価格:¥ 1,468
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サマリアサマリア

【解説】
 「悪い男」「春夏秋冬そして春」の鬼才キム・ギドク監督が、援助交際に走る10代の少女2人の瑞々しい友情と、それが引き起こす悲劇の顛末を、寓意を多用し残酷かつ包容力に満ちたタッチで描いた美しくも悲しい物語。全体が三部で構成され、それぞれ、男に身体を売る少女チェヨンとそれを複雑な想いで見つめる見張り役の親友ヨジン(第一章「バスミルダ」)、親友を失ったヨジンが罪を贖うために始めたある行動(第二章「サマリア」)、娘ヨジンの行いを知った父親の苦悩と決意(第三章「ソナタ」)を描く。2004年のベルリン国際映画祭で最優秀監督賞に当たる銀熊賞を受賞。
 女子高生のヨジンは刑事をしている父ヨンギと2人暮らし。親友で同級生のチェヨンはヨジンと2人でヨーロッパ旅行に行くためと、いつの頃からか援助交際をするようになっていた。屈託ない笑顔を絶やさず、ためらうことなく男に身体を売るチェヨンに抵抗を感じながらも、彼女が心配なヨジンは見張り役として行動を共にしていた。そんなある時、警官の取締りが入り、それを逃れようとしたチェヨンはホテルの窓から飛び降り、命を絶つ。チェヨンの死で強い自責の念を抱いたヨジンは、罪滅ぼしのために、もういらなくなった金を返すため、チェヨンの援交相手のもとを訪ねて回ることに。やがてヨジンの行動を知った父ヨンギは衝撃を受けると共に、激しい怒りを男たちへと向けるのだった…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1495 6.79
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2012-12-31 22:29:53
誰が監督か知らずに借りたが、途中で解った(親友役の娘は「弓」に出てたな)。見応えあったけど、キム・ギドク監督らしい?独りよがりな作品。
投稿者:TNO投稿日:2010-02-22 13:52:12
娘に対して直言できない憐れな父。本作は、今まで見たキム・ギドク作品の中では、分かりやすい作品だった。ただ、独特の奇を衒った展開は、健在だ。主人公の娘ヨジン(カク・チミン)は、友人ジェヨン(ソ・ミンジョン)の行動に嫌悪感を抱いているのだが、友人の死後、弔いのためとはいえ、同様の行動を取ってしまうのだ。それを知った父(イ・オル)は、苦しんだ挙句、娘には内緒でとんでもない行動を起こしてゆく。キム・ギドクは、独特のストーリーテラーだが、私の観た三作品の中には、共通の要素がある。宗教的であること、悪事を働く警官が登場すること、死人を荼毘に臥すこと。特に、宗教的な要素は、いずれの作品にも強く打ち出されていると思う。本作では、男達を仏教への純粋な信心へと浄化するインドの娼婦パスミルダを気取る少女が主人公だし、題名のサマリアは、新約聖書の善きサマリア人にヨジンを例えたことから付けられたことは明らかだ。そうすると、父は、ぎこちない方法で娘の自立を促すだけではなく、娘の善行を無に帰すとんでもない存在という見方もできる。宗教音痴の私には、より深い宗教的意味があったとしても、これ以上は、理解不能なのが悔しい。第三章の副題が「ソナタ」である意味は、不明であった。
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-02-17 13:04:24
【ネタバレ注意】

決して熱心なキム・ギドク作品のファンとはいえない私だが、この作品は強烈な“痛み”を感じさせた。

<バスミルダ>というインドの伝説の娼婦(相手を次々仏教徒に変えたという)の名を指す第一部は、ヨーロッパへ行くために無邪気に身体を売るチェヨン(ハン・ヨルム)と、見張りとお金の管理を行うヨジン(クァク・チミン)の物語。チェヨンは警察に踏み込まれ、「無邪気に」飛び降り、「無邪気に」微笑みをたたえたまま死ぬ。同性愛的な二人の関係を暗示しながら、ヨジンはチェヨンが恋をした作曲家を病院に連れていくために泣きながら身を委ねる。無邪気さと現実の驚くべき落差が胸を打つ。
第二部<サマリア>。「サマリアの女」はキリスト教でいう<バスミルダ>である。ふしだらでありながら、キリスト教に目覚める女として描かれるが、ヨジンはここでチェヨンの客ひとりひとりと寝て金を返して行く。愛情あふれる援助交際で?男たちはみな満足する…ってそれでいいんかいっ(苦笑)。
ヨジンの刑事の父ヨンギ(イ・オル)の視点に移り、娘と寝た男を追い詰め、殴り、そしてついには殺してしまう。
第三部<ソナタ>では、そんな父がヨジンを連れて山中の母親の墓参りに向かう。河原で娘に運転を教えている間に警察に連絡し、父は連行されていく…。

とまあ筋らしきものを書いてもピンと来ないのは確か(苦笑)。
監督が意識している神話性?のようなものもこの際どうでもいい。ただ身を売る少女の無邪気さが持つ二面性(聖性と邪性とでもいえばいいか)が示す痛みのようなものが私には強烈に感じられた。
正義を追求するはずの警察官が、娘を犯した男に激しい憎しみをぶつけ、ついには殺してしまう時の痛み。
少女売春の痛みは、未熟であることに価値を見出し大人の経済感覚で売買する「だまし」にある。
そしてこの作品で警察官の父は、娘に何も質すこともできない。孤立した娘の魂を、父は守ることもできずただ立ち竦むだけだ。

印象的なカットが多い一方で、相変わらず?雑な照明や映り込みが目立つのがキム・ギドク監督作品の特徴か(苦笑)。
河原の運転を教えるシーンで車のフロントガラスに思い切り集音マイクが映っていたのには苦笑してしまった。

手持ちカメラを多用し、ドキュメンタリーのような味わいも持っているが、しかしリアリティは薄い。たとえば親父が逮捕されて残されたヨジンはあの後どうしたんだ、なんて突っ込み始めるとキリがない。この作品は他の作品同様「寓話」なのだ。いかようにも解釈が可能なこの作品、私は最後まで面白く観た。

投稿者:fuji3776投稿日:2007-09-03 21:26:46
 昔、映画がフィルムだったころ、なぜだか2巻の前に3巻が流れたことがあった。当然話は前後するわけだが、当時、「進んでる」ことを売り物にしたこの映画館にはそれなりの映画も観客も集まっていて、これが結構受けた。 

 全体に雑な話は、安物アダルトにも似てさしずめ女子高生シリーズであろうか。この監督の作る映画はどれも、どこかマニアックなところが感じられて・・・。3作を連続で見た。3/10点。
投稿者:男前の殺し屋は投稿日:2007-03-26 18:34:09
汚は外と内から現れる。汚は生贄を一人ずつ選ぶ。汚は感染し、感染する。汚は底なしである。浸かった足を引き抜くには、抜く手の持ち主が代わりに浸かる。内に湧き出た汚をなだめるには、外から受けて従順を示す。追わねばならない。それが残された逃げ道。走れるようになるまでが、地獄出口への道のりだ。
バスミルダになるまで→バスミルダ出現のサマリア→その鍋から取り出されたヨジン。
投稿者:G-3投稿日:2007-02-03 12:15:50
キム・ギドクは、新しい映画を開拓する可能性を秘めた数少ない才能を持った監督だ。期待したタケシが、単なる思わせぶりな猿真似だと知った今、キムは僅かな希望だ。映画芸術(云っていて、かなり恥ずかしい)に道徳を当てはめる馬鹿は、文部省?推薦の木下恵介でも見ていろ!。分かり易くなるのは結構だが、金に対する迎合はして欲しくない。「魚と寝る女」の気持悪さこそ貴重。
投稿者:hendrix投稿日:2006-10-17 21:58:00
ギドクの挑発的凡作。演出・脚本・キャメラが醜くて見てられん。
2回目の浴場シーンでスタッフの動く影が見えてるんだが・・・
ソ・ミンジョンの小悪魔的な魅力は素晴らしいけど、すぐ死んでしまうんだもんな(この子目が不自然・整形かな)クァク・チミンも援助交際をするんだけど、全然そんなキャラじゃないし。

ギドク監督は過去の作品の断片を取り入れて作る傾向がある。どの作品も結構似ている。台詞を排除する以前にもう少し理解できるためのヒントを映画の中に残すべきだと思うな。今回はいかにも岩井俊二的でつまらなかった(映像・音楽)それに手持ちキャメラの意味がわからんし。
でも青を基調とした絵画的な映像はギドクらしくて良かった。

ギドクの描く男は性欲に貪欲で強暴だ(タクシードライバーのような静かな凶器を持っている)女性もかなりエロくて静かでやばい!それに男女問わずいかれた行動を真似する奴が多い「うつせみ」のゴルフボール体当て/「魚と寝る女」の殺人と釣り針を体に刺す/「サマリア」の援助交際など。3点
投稿者:カラフル投稿日:2006-08-31 15:47:23
雰囲気が好きだった。
わかりやすい作品だったし、女優さんも良かったな。
おもしろいかおもしろくないかでいうと、面白くはない。
が、好きか嫌いかでいうと、好きです。面白い面白くないと善し悪しはちがう。
投稿者:spink投稿日:2006-05-06 01:50:39
バカにでも分かる韓国映画のなかにたまにあるこういう雰囲気重視の映画。
うっかりだまされそうになるが、中味ないね。
かくれんぼとトンソクで頭を掻くシーンはイタかった。やらねーだろ。
オヤジだけがよかった。
投稿者:りちゃちゃ投稿日:2006-04-22 11:01:56
【ネタバレ注意】

娘も少しは反省するべき!最後はどうやって帰ったのかと気になった。お父さんは娘のしたことにショックというより相手の男にやきもち妬いてるだけ。

投稿者:irony投稿日:2006-04-20 02:41:35
 そんなに深く考察する作品じゃありません。親父も監督も善がってます。
ってな事をコメントすると集中砲火?
投稿者:4531731投稿日:2006-03-23 22:14:52
 骨格にはアントニオーニの「情事」があるだろう。ということで冒頭でさんざっぱら2人の少女がいったい何者なのか鏡やプリクラを用いて示唆が繰り広げられるが、そのことに気づいた観客は人間の内面へと誘われることになる。
 チョヨンはいったい誰なのか。ヨジンはいったい誰なのか。当の2人も劇中さんざん確かめ合っているが。
 あの公園でのかくれんぼは印象的。あのかくれんぼは「少女」にとって、実は自分探しだったと言える。
 なぜ少女は外国行きを夢見るのか。なぜ父親はそこまで激昂してしまうのか。
 ここで見落としがち、かつ重要な事実がある。それは、2人の親娘の夢、苦悩も糸をたぐりよせれば母親の不在に行き着くということだ。ことさらに母親の不在を強調しないその作風は小津の「晩春」ベロッキオの「ポケットの中の握り拳」にも通じるものがある。
 劇中、人となり、何があったかについて母親のことは決して語られない。その代わりに父親の寡黙な態度が「妻のこと」について雄弁すぎるほど語っていると言える。彼は娘の行動を目の当たりにした瞬間、今まで以上に妻の不在を感じてしまっただろう。
 忘れていた喪失感、自分の無力感、それに呼応するように亡き妻、自分、娘に対して湧き上がる怒りと憎悪。孤独、悲しみ、罪の意識。その混沌としたものが俳優の演技、ギドクの演出を介して画面全体に広がる。
 隠されて現れたり消えたりする見えない「事実」と目に見えてかわいいクアクジミンの魅力が絡まりあい、映画は問答無用の輝きを放っている。
 ラストで父親が娘にかけた一言。それが直後のシーンに見事に反映され、詩情漂う。でこぼこ道は人生を表している。あまりにベタだけど演出がうまければこんな古い手も新鮮なものになるワケ。泣けた。父親の娘を想う気持ち。まなざしがあたたかい。
投稿者:投稿日:2006-02-18 22:11:48
【ネタバレ注意】

 何言ってるのか解らない度は、「春夏秋冬そして春」と同レベルであるが、ハリウッドの解りやす過ぎる映画に飽き飽きしている身にとっては、逆に新鮮で、有り難味があるようにも思える。

 女同士の友情を描き、体を売った友達と同じ立場に自分の身を置くという点では「悪い女」と同じである。相手と同じ体験をして初めて相手のことがわかり、そこで初めて友情が成立する、と監督は考えているのではないか?

 モーテルから娘が友達の援交の相手へ電話するのを聞いて、刑事の父が突如泣くシーンが良い。娘は今小4だが、俺もこのような局面になったら、泣くだろうか?

 これでキム・ギドク監督作品を5本見たことになる。順位をつけると、以下のようになる。

   1. 悪い女
   2. 悪い男
   3. サマリア
   4. 春夏秋冬そして春
   5. コースト・ガード

投稿者:Clash1977投稿日:2005-09-26 04:45:39
『悪い女』・『悪い男』に感激したんで、かなり期待したんですが、何か北野武の映画みたいに微妙な印象、国際映画祭向けの映画に共通の雰囲気みたいなものが感じられました。登場人物の行動の脈略のなさはいつも通りながら、いつもは冒頭で嫌な印象の登場人物が最後には愛おしく感じられるようになるんですが、この作品では最後まで登場人物の誰をも愛することが出来ませんでした、娘の援助交際相手を殺す父親の感情はわからないでもないですが。
投稿者:篭瀬山投稿日:2005-07-14 21:34:59
人物設定がエキセントリックに過ぎるんだけど、それを受け入れたとしても、そこから導かれる行動原理にまったく納得がいかないってことだよね。例えば、売春になんら罪悪感を感じない少女、ってのはいてもいいけど、だったらなぜ自殺すんのかね。いや自殺ではなく、原因と結果の因果関係が理解できないほど幼かったとするのかもしらんが、一方で警察の追及は交わす方が得策だくらいの世間知はあんのに、ご都合がよろしすぎやしないか。演出家の「語りたいこと」のために定石を捻じ曲げてるように見えるわけだ。で、一番の問題は、そんなことまでして肝心の「描きたいこと」が何なのか、ちっとも伝わってこないってことだと思う。4
投稿者:メンタイ投稿日:2005-04-24 02:04:14
キム・ギドクは好きだし、
主人公の女の子が2人ならんだポスターも気に入っていたので・・・

いやね、何も語らす、関係性すら語らない、ず〜〜〜〜っと一緒に居ても
喋らないという無言の表現、これを否定してるわけではない。

ぽんふりさんとあまりにも同じ意見だったので!(名前出し、ごめんなさい)
物凄い八つ当たり映画である。もージャイアン並みっ!
何とも下らない話を、雰囲気だけで構成した感じです。
なんですか、ラストシーンの為の複線のチープさは・・・。

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」くらい物語が変わるお話です。http://www.h4.dion.ne.jp/~mentai23/
投稿者:お気楽極楽投稿日:2005-04-05 18:12:44
キム監督絶好調ですね。
まず、2少女の関係など一切描写せず、いきなり話にはいっていくのがいい。
そして、人の心に善悪などないという以前からの主張がはっきりみえている。
偽善者ぶったモラリストたちの不評を買うような問題作をこれからも発表してほしい。
投稿者:ぽんふり投稿日:2005-03-31 22:32:07
キムさん、またまたツッコミどころ満載の映画を撮ってくれました。

「おっさんおっさん、人に八つ当たりする前に、自分の娘をしっかり教育しとかんかい!(怒)」

と映画を見ながら心の中で叫んでいたのは、私だけではないはず。
投稿者:Longisland投稿日:2005-03-28 01:12:36
惨い撮影技術(手持ちカメラはユラユラしてるし、照度足りないシーンは多いし、カットによって照度が違う等々) 思わせぶりだが薄っぺらいせりふ(脚本) 魅力的ではあるが稚拙な演技の女子高生 援交少女・親友・その父親と短時間の間に視点が変わりすぎ、それぞれの行動に関しての理由は描かれてこない、前半の少女達のつながりと後半父親の怒りと暴力、作品としてのバランスはバラバラ・・・・・

しかし、キム・キドク監督は観客を魅了する。
新作「3-Iron」を早く観たい〜!

追記 06-01-09
 自分の05年洋画No.9でした
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 銀熊賞(監督賞)キム・ギドク 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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