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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004)

DER UNTERGANG
DOWNFALL

メディア映画
上映時間155分
製作国ドイツ/イタリア
公開情報劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月2005/07/09
ジャンルドラマ/戦争
彼の敵は世界

全てを目撃した秘書が今明かす、衝撃の真実。
ヒトラー ~最期の12日間~ Blu-ray
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,025
USED価格:¥ 2,042
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ヒトラー 〜最期の12日間〜ヒトラー 〜最期の12日間〜ヒトラー 〜最期の12日間〜ヒトラー 〜最期の12日間〜

【クレジット】
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作:ベルント・アイヒンガー
原作:ヨアヒム・フェスト
『ヒトラー 最期の12日間』(岩波書店刊)
トラウドゥル・ユンゲ
『私はヒトラーの秘書だった』(草思社刊)
脚本:ベルント・アイヒンガー
撮影:ライナー・クラウスマン
プロダクションデ
ザイン:
ベルント・レペル
音楽:ステファン・ツァハリアス
出演:ブルーノ・ガンツアドルフ・ヒトラー
アレクサンドラ・マリア・ララトラウドゥル・ユンゲ
ユリアーネ・ケーラーエヴァ・ブラウン
トーマス・クレッチマンヘルマン・フェーゲライン
コリンナ・ハルフォーフマグダ・ゲッベルス
ウルリッヒ・マテスヨーゼフ・ゲッベルス
ハイノ・フェルヒアルベルト・シュペーア
ウルリッヒ・ヌーテンハインリヒ・ヒムラー
クリスチャン・ベルケルシェンク博士
ミヒャエル・メンドル
マティアス・ハービッヒ
ゲッツ・オットー
アンドレ・ヘンニック
【解説】
 ヒトラーが地下の要塞で過ごした最期の12日間に焦点を当て、彼の個人秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの目を通して歴史的独裁者の知られざる側面を浮き彫りにしていく衝撃の実録ドラマ。監督は「es[エス]」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。主演は「ベルリン・天使の詩」「永遠と一日」のブルーノ・ガンツ。歴史家ヨアヒム・フェストの同名ノンフィクションとヒトラーの個人秘書ユンゲの回顧録を原作に、戦後最大のタブーに真正面から挑んだ問題作。
 1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、ユンゲもあとに続く。そこで彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。
<allcinema>
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aホテル・ルワンダ (2004)
[002]Aエミリー・ローズ (2005)
[003]Aミリオンダラー・ベイビー (2004)
[004]AALWAYS 三丁目の夕日 (2005)
[005]Aブロークバック・マウンテン (2005)
[006]A白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 (2005)
[007]Aヴェラ・ドレイク (2004)
[008]Aマイ・ボディガード (2004)
[009]Aキングダム・オブ・ヘブン (2005)
[010]Aモンスター (2003)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:nedved投稿日:2018-12-28 18:41:53
クリスチャン・ベルケル
投稿者:ここちち投稿日:2018-08-25 19:07:57
【ネタバレ注意】

エミネムの「8Mile」、「フルメタルジャケット」の
ハートマン軍曹しごきシーンと並んで
3大ネタにされる映画。ようやく視聴w

悲惨ですね〜

とくにゲッベルスのカミさんが
子供に毒を盛るシーンはキツイわー
子供多いし!!
カンのいい長女カワイソス

ゲッベルスのカミさん、肝っ玉すわってるなー

ゲッベルスの顔こわいわー
適役だわー

エヴァってあんまり美人じゃないね

投稿者:UFO投稿日:2013-11-09 20:00:48
割と好きな作品。
投稿者:namurisu投稿日:2012-10-28 11:30:55
戦争をはじめた人間に、人生を狂わされた人間、多数。
投稿者:jb投稿日:2012-07-25 22:14:26
皆素晴らしかった。
投稿者:藤本周平、投稿日:2012-03-27 00:48:58
【ネタバレ注意】

2時間半の上映時間だったが、一気に観れた。
名誉や尊厳のためとはいえ、子供や市民が殺されていく描写は結構キツい。
内容が内容だったので、ラスト、少年と自転車で走るシーンが本当に心地よかった

投稿者:has42120投稿日:2011-09-13 15:46:09
アレクサンドラ・マリア・ララ
投稿者:TNO投稿日:2011-09-09 02:24:33
ヒトラーの死の直前は、どの映画でも病的に描かれていて、そこは平凡。攻撃力を温存した部隊など陸軍にも空軍にも皆無であるにも関わらず、妄想で机上の戦略を構築している。人間追い込まれると、自分を支えてくれた者など、一顧だにしなくなってしまうのだ。ヒトラーという権力に寄り添うことでしか人生を生きられなかった情けない親の思い込みによって、何も知らされずに殺されてしまういたいけない子供達が、最も悲惨。長女だけは、殺されることを悟ってはいたが。秘書がベルリン脱出をする際に両親を惨殺された男児が、機を見るに敏で、さっと見ず知らずであろう秘書に寄り添って生き延びるしたたかさは、好対照をなしていた。地上は地獄と化して、兵士や一般市民の屍の山となっているのに、地下要塞では、将校達が開き直って連日のヤケ気味の酒盛り。自分の都合しか考えないTOPに嫌気が差すのは、企業でも同じ。ヒトラーは、倒産目前なのに、従業員(国民)や債権者(ロシア軍)に誠意を見せることはせず、逃げの行動を取る、オーナー社長に思えてしまった。ブルーノ・ガンツのなりきり様は、神がかってました。
投稿者:hanakana投稿日:2010-04-10 23:12:31
2時間半にわたって、ヒトラー帝国の最後を体感。ラスト、秘書を演じるアレクサンドラ・マリア・ララの笑顔のシーンで、戦争の狂気から解放され、涙が止まらなかった。「善き人のソナタ」をはじめ、しっかりと自分の国の過去(過ち)を省みるドイツ・イタリア映画人の良心を感じる傑作だ。第二次大戦において同盟を組み侵略戦争に突入した日本で、このような映画が作りきれていないことは残念だ。
投稿者:mototencho投稿日:2010-03-11 16:40:32
悪行の果ての最後を目撃する「ヒトラー〜最期の12日間〜」元秘書の証言から再構成されたその最後の時は貴重な歴史資料です。http://mototencho.web.fc2.com/2005/hitler.html
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2008-09-20 20:54:10
興味深い内容でした。
投稿者:あっきー投稿日:2008-01-25 22:20:40
上映時間は155分と長めですが、テーマがテーマだけに特に気にはなりません!
舞台もそうですが、スポットがヒトラーということもあり
かなり重たい感じは受けます!

↓ 「映画レビュー」やってます! お気軽にコメントをどうぞ!!http://www.0721cinema-spirits.com/
投稿者:風の日の鷹投稿日:2007-02-07 19:50:48
私はもちろん、反戦の立場に立つ者だが、オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督の才能には瞠目させられた。
監督の、「決してヒトラーの信奉者を作るまい」とする、あくまでも沈着な姿勢と、徹底して冷めた視線が、人間ドラマの秀作を創り上げた。

ひとつ間違えれば罵倒と嘔吐の山を築きかねない危険を孕んだ素材を、丹念に下拵えし、繊細な味付けで、このドイツ人シェフは逸品を完成させたのである。
私は劇場で2回食して、2回とも充分に堪能させてもらった。

ヒトラーの若き女性秘書ユンゲの視線を借りて展開される物語は実に斬新で、作品を成功に導くが、刃に表裏があるように、重大な難題をも抱えている。

有名な東プロイセンの深い森林に存在した司令部「狼の巣」に秘書として入って以来、ベルリンの総統官邸地下壕に移るまで2年半、彼女はユダヤ人強制収容所をはじめとするヒトラーの狂気と残虐を一切知らされずに勤務してきたのだ。
当然、スターリングラードなどの悲惨極まりないロシア最前線の実態も知らされてはいない。「見猿、聞か猿」状態だ。

ユンゲにとってのヒトラーは、愛犬や彼女たち女性使用人に優しい好々爺にすぎず、敬愛する総統閣下なのだ。ユンゲの視線を辿ることは、どうしてもヒトラーへの同情を誘発し、最後までヒトラーを裏切らなかった忠臣たちを崇高にさえ見せてしまう。
落城の城内だけを俯瞰すれば、逃亡せずに城と運命を共にしようとする者たちの滅び行く姿は、否が応にも美しく映らざるをえないのである。
しかし、あくまでも、ヒトラーを格好良く見せたり、共鳴させたりはしない。

ブルーノ・ガンツのヒトラーには、舌を巻いた。文句のつけようのない迫真の演技には、ただただ驚かされるばかりだ。
脇も良すぎて、ユンゲ役のアレクサンドラ・マリア・ララの好演が霞んでしまうほど。心に残る絶妙の芝居を見せてくれた俳優だけでも、ほかに15人いる。
こんなに多くが記憶に彫り刻まれるなど、かつて無いことだ。

ゲッペルス宣伝相の妻役コリンナ・ハルフォールは、人間の最期の誇りを峻烈なまでに見せつけ神々しくさえあった。
エヴァ・ブラウンの妹を妻としながらヒトラーを裏切り銃殺されたヘルマン・フェ−ゲラインSS中将役のトーマス・クレッチマンも難役を好演していた。
(彼が1993年に主演したドイツ映画の「スターリングラード」は秀作だ。DVD化を望みたい。ジュウド・ローの「スターリングラード」の陰に隠れてしまい、もったいない。)

首相官邸の防衛司令官ヴィルヘルム・モーンケSS少将役のアンドレ・ヘンニッケは、親衛隊の職業軍人らしい一徹さで「鉄火面」と仇名された人物に人間味を滲ませ、いい味を出して作品を脇から締めていた。

アルベルト・シュペーア軍需相役のハイノ・フェルヒも、他の高官とは全く毛色の違う異色の建築家役を、味わい深い微笑みを浮かべながら静かに巧演し感嘆させられた。
長身の総統付副官オットー・ギュンシェ役のゲッツ・オットーは寡黙な忠臣を演じて端役ながら存在感を見せた。

ユリアーネ・ケーラー、クリスチャン・ベルケル、マティーアス・ハービヒ、ウルリッヒ・ネーテン、ミヒャエル・メンドゥル、アレクサンダー・ヘルト、ウルリッヒ・マテス…いづれも巧く、忘れがたい。

最後に、このジャンルの私の推薦作品を記載させていただきます。

★戦場のピアニスト★Uボート★タイガーランド★オペレーション・ワルキューレ★メンフィスベル★フルメタル・ジャケット★レマゲン鉄橋★900マイルの約束★ラストUボート★シンドラーのリスト★スターリングラード★将軍たちの夜★遠すぎた橋★プライベートライアン★シン・レッド・ライン★プラトーン★山猫は眠らない★鷲は舞い降りた
投稿者:スヴァレツ投稿日:2007-02-05 04:09:26
【ネタバレ注意】

原題はDer Untergang であり、滅亡や破滅を意味する。
本作品はまさにベルリンの地下総統官邸における第三帝国の滅亡を描いているので、ヒトラー個人の最後をメインとした映画ではないように思われた。
 あくまで主人公は秘書である。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-01-15 23:35:58
「戦場のピアニスト」とセットで観るといいかもしれない作品。
前半よりもヒトラーが最後を迎える後半の方が良かった。と言っても見所はブルーノ・ガンツの熱演ではなく、ヒトラーの周囲を取り巻く状況その物にあった。部下の手で運ばれるヒトラーの死体にも、「死者への尊厳」を感じるのが不思議。ショッキングだったのはヒトラーが死んでもまだ法律は生きていて、ベルリンから逃げようとした老人が縛り首にされるシーン。他にも記憶に留めて置きたいシーンが多数あるが、傑作とは言えない。
投稿者:pk投稿日:2006-12-23 11:14:46
芸のない映画でしたが、歴史の勉強にはなりました。
投稿者:DS049投稿日:2006-11-30 14:48:37
 飽きずに最後まで観れました。かなり面白かったです。特にブルーノ・ガンツが良かった。観る前はあまり似てないんじゃないか?と思ったのですが、説得力のある演技でした。
 
投稿者:bond投稿日:2006-11-17 09:21:45
地下室がメインなので閉塞感を感じた。淡々と最後の崩壊を描いてるのでやや単調。追われる側からの視点のみなので、追い詰める側の視点もあった方が映画的には良かったのでは。女性には優しい人だったのね。
投稿者:nabesiki投稿日:2006-10-17 14:43:43
新聞の批評や広告を見て、何となく関心を持ち借りてみました。
正直無知な者には難しいですが、死を前にして虚無的な生活態度を描いているところが、そうなのだろうかと思わされた。自分は最近聖書への目が開かれたが、それ以前は自己のない亡霊だったのかも知れない。だからどういう映画を見ても主体的な感想など持てないのだろう。内容と無関係なコメントですみません。
投稿者:tanukun投稿日:2006-09-03 12:28:27
ヒトラーを題材にした映画は少なくない。そんな中で、元秘書が語った内容を基にした準ドキュメンタリーである点や、殆どの部分(シーン)で地下壕を用いて、更に対象期間を「最期の12日間」に特化したユニークな作品といえる。またキャスティング的にもブルーノ・ガンツの熱演により、際立った作品に仕上がっている。
だが、戦後60年。今、なぜ“ヒトラー”なのか。私も「知っている」などと自慢できる歳ではないが、東京オリンピックやオイルショックすら知らない若者達への啓蒙の役割を狙ったのか?そういった疑問が頭に去来した作品である。
投稿者:りちゃちゃ投稿日:2006-04-15 22:46:47
もし戦争に勝っていたらどうなっていたんだろう?そんなことを考えながら観ていた。日本が戦争に勝っていたらアメリカの原爆投下を大量漁虐殺だと世界中が60年経っても避難してくれただろうか?負けた国だけが非難され続けるから未だに戦争が終わらないのでは?そんなことを敗戦国で生まれ育った私が言っても空回りかもしれない。
投稿者:fulcrum投稿日:2006-02-17 02:07:10
【ネタバレ注意】

私はおかしいのでしょうか? この映画を見ている間中、楽しくてしかたがなかった。戦闘シーンは悲惨ですが、このうえなくワクワクした。地下壕のシーンは、エファ・ブラウンの狂躁ぶりにとても感情移入してしまった。なんて楽しいの、世界の終わりは!これ以上のイベントってほかにあって?

学園祭前夜の高揚感を1000倍したような、明日世界が終わるかもしれないという緊張。自分の生命だけではない、世界がまるごと終わるんだという陶酔。エファが言い出した舞踏会、秘書トラウトルが目眩を感じた「醒めない悪夢」が、私には羨ましくてしかたがなかった。
私のような見方をしてしまうと、この映画はイスラエルの媒体が批判したように「第三帝国を美化している」となるのでしょうか。滅びゆくものだけが持つ美しさが、この映画には溢れていた、と思いました。

反対に、「あまりに人間的な」「優しい」と評されるヒトラーの一面ですが、私はものすごく気持ち悪かった。人間的なもんか。あれは、毒を吐く巨大な龍がわだかまっているようなもので、まがまがしい以外の何者でもない。主演の役者さんがすごいのは、大声で錯乱してる場面じゃなくて、物静かにしているとき、手が震えていない平常心のときの、狂気が宿った目の演技です。吠えているときよりも、黙っているときのほうが怖いのです。

この映画が恐ろしいのは、こうしためくるめく経験をした後、世界が滅びてしまっても、まだまだ日常は続くということをきちんと描いてる点です。武装を解除し、虜囚となり、壊れた世界をまた建て直すという退屈で根気のいる仕事が始まる。当たり前ですが、生きているかぎり世界はけっして終わらない。それが怖い。
そして、映画の最期に実在のトラウトルさんが出てきて「私は気づけなかった。だが気づけるはずです」としめくくる。ここで私たちは日常に引き戻されます。煩雑な日常。でも私たちの世界のどこかで、ヒトラーと同じようにまがまがしいものがひそかに成長している。私たちはそれに気づかなければならない。世界の終わりに高揚してる場合じゃない。このメッセージは重かったです。
「つねならぬものを見せる」という娯楽映画の王道のような作品でした。

投稿者:toku投稿日:2006-01-21 16:00:30
カイテル、ヨードル、クレプス、盲従した参謀本部のイエスマンの罪は重い。もっとも直言したグデーリアンやハルダーはとっくに遠ざけられてしまったが。参謀達の情けない表情が実にリアルだ。彼らはある意味でドイツ国民を象徴する。
シュタイナーやヴェンク軍の情報を督促したり、ヒムラーの裏切りに激昂するガンツの狂乱ぶりは薬物中毒とか梅毒とか様々な説がさもありなんと思われるほどだ。ともかくこんな「狂人」が正当な選挙で選ばれたところに1930年代のドイツ社会の閉塞ぶりが伺われる。

ところで、ゲッペルスは従卒に撃たせて死んだのでは?
投稿者:appia投稿日:2005-09-05 20:50:56
22歳でヒトラーの秘書になったあどけないトラウトル・ユンゲの映画冒頭の声のみの暗闇場面から、ラストの生前のユンゲの映像とともに話した「目を開けばわかったはずだ」と、しっかりと幕を閉めた編集の素晴らしさ。狂気と錯乱の12日間のドイツ自身がつくった映画に引き込まれました。すいているだろうと平日いったのに、満員で1回見送り、レイトショーで見ました。ゲッベルス家族の悲劇も初めて知り、終戦60年目に公開したドイツ映画の底力は、戦前のUFAの時代をも彷彿させるような、素晴らしい出来だと思います。
投稿者:篭瀬山投稿日:2005-09-03 09:29:00
ドイツ第三帝国の崩壊する様を、内部に居て立ち会った者の視点から描く。避け難い混乱、また後世の政治的思惑等から、おぼろげなもやにつつまれたままの事象に、いま一度鮮明な光を投げ掛けるという、検証的な試みであると言える。たまに、歴史というものに根本的に興味を持たない人がいるから、そういう人にまで楽しめるかどうかは保証できないが、大方の人間なら興味深く見るだろう。ドイツ人的几帳面さをもって、注意深く選び取られたエピソードによって構成されている。そこがありがたい。7
投稿者:愛媛の伊藤投稿日:2005-08-31 17:29:53
ナチスドイツの終焉を語る映画であるが
大変よく出来た映画だと思います。
ブルーノガッツ以外の役者さんの演技も遜色ないし
特に中高生にも見ていただきたい映画だと思う
投稿者:バフ投稿日:2005-08-20 20:02:14
地味な長尺のドキュメント風映画なのに、補助席が出るほどの入りだった。
日本が太平洋戦争に突入し敗北していった過程と、重ねあわせて見てしまった。
誇張した表現もあったが、現実感のある戦争の恐怖を充分味わせてくれた。
独裁者に支配された肥大した組織では、トップと現場のギャップが大きくなってコミュニケーションが難しくなって、崩壊してゆく様がよく描かれている。

出演者たちも、Bガンツを始め、それぞれ魅力的で上手い。
視点も一つでなく、秘書、軍医、少年兵などの眼を通して描かれていて、深みはますが、ちょっとバラバラとしてまとまり感がないと思った。
ホロコーストやユダヤ人側の視点がないのは、片手落ちだといわれそうだが、そう言う歴史的背景は、周知のことと前提にしているので、許されるべきだろう。
見終わって、反戦の気持が沸き起こってくるのを実感した。 

投稿者:黒美君彦投稿日:2005-08-08 16:03:02
「悪」のレッテルを貼ることはある意味とてもたやすい。自分とは全く別世界の存在だと思えば、そこで思考は停止する。
この作品に登場するのがヒトラーをはじめに“生身の人間”であったことから、批判もされる。ヒトラーと側近の最期の日々に、ホロコーストの実態が一向に見えないからだ。シンパシーが生まれかねない描き方に対する批判である。
だが、レッテルの上に安住することが、必ずしも現実認識につながらないということも事実だ。
ヒトラーの野望は、第一次大戦で敗れ、多額の賠償金に苦しんでいたドイツ国民の圧倒的な支持のもとに築かれたという事実。ナチス幹部の多くは芸術や文化を愛し、家族思いだったという事実。彼らの見かけが“モンスター”であったなら、ヒトラーは誕生しなかっただろう。
この作品はその意味では知性をも挑発する。観る側が持っているはずのナチスやホロコーストの知識を前提としてヒトラーに迫っているともいえるだろう。
だから、この作品だけでヒトラーやナチスを理解したつもりになってはいけない。だが、こうした描き方の作品のありようそのものを否定するのもまた、偏狭だと思う。

さて、まずブルーノ・ガンツの勇気ある演技は素晴らしい。ヒトラーの狂気と錯乱を巧みに演じた。だが、何よりも彼を含むナチス幹部達の卑小な姿が、第三帝国の
虚構を衝いている。そこで「何も知らなかった」秘書を演じたアレクサンドラ・マリア・ララの無邪気な様が、戦場を遠く離れた「地下」を象徴する。
地上で行われている悲惨な市街戦と地下の投げやりなナチス幹部たちの対比もまた、効果的だ。
何より好ましいのは、製作者たちが一貫して“冷静に”事実と向き合おうとしていることだ。勿論数多くの虚構や演出が加味されているのは間違いないのだが、少なくとも煽ったり怒鳴ったりするのではなく、冷ややかに人間の狂気を描いていることに、共感を覚えた。
投稿者:乱気流投稿日:2005-07-23 06:37:06
アンソニー・ホプキンスがヒトラーを演じた「ヒトラー最期の日(1981/仏)」(151 分)というフランス映画をレンタルした事があるが、設定はほぼ同じではなかろうか? なんとなくリメイクの気配(上映時間もほぼ同じ)。とはいっても、製作予算の関係上、こちらの方は非常に地味な仕上がりだが。
 それに対して、本作は相応の予算をかけた大作に仕上がっているので
DVD化されるのが非常に楽しみ。具体的に両作を比較してみたい。
 また、余談だが、「アドルフ・ヒトラー〜最後の10日間(1973/英伊)」という作品もビデオ化されているので是非観てみたいですね。http://www7.ocn.ne.jp/~ybqp95/index.htm
投稿者:イドの怪物投稿日:2005-07-19 22:23:22
スペース・オペラが大ヒットを続ける一方で、この様な名画がひっそりと上映されそこそこの老若男女の映画ファンを集めていることは結構なことだと思う。
映画自体は重みのある作風で、ドイツ指導者層の政治的軍事的行動に焦点を当てずに最後の日々の日常(非日常と言った方が正確だが)を淡々と描いている。同時にヒトラーの狂気も。
やはり敗戦国の指導者というのは洋の東西を問わずに問題がある様で。
ゲッペルスの奥方の気丈さとゲッペルス当人の忠義には関心を通り越して感動さえしました。
ともかく多少とも歴史的知識のある人は必見の映画で必ずや損(金銭的、時間的)は無いでしょう。
投稿者:メンタイ投稿日:2005-07-16 01:41:45
ヒトラーの内面&ヒトラーの周りの女性から描いたドキュメントドラマ。
おいらは正直“伝記っぽい”作り方されるとちょっと苦手だったりします。
この作品もそれなりなのだが、世界的に有名な独裁者のお話を
映画として幅広く描こうとしているので結構、単調な出来に
感じました。
ただ、ヒトラーが亡くなってからの展開はかなり凄まじい。
ここからは凄いし、惨い。
「これ、ドイツで上映したんだよな・・・」
ってくらい重い展開になりますが、あえてそこに拍手を贈りたいです。

・・・ってか、実は一番心撃たれたのは、
泣いてるおじいちゃんが多くいたこと!!
おじいちゃんが映画館のほとんどを埋めているって自体、珍しいのに!

渋谷のシネマライズだったんですけど、
こんなにおじいちゃんが多いスペイン坂って・・・(^0^;)
“干物クレープ”とか売れるかも♪(うれねーよ)http://www.h4.dion.ne.jp/~mentai23/
投稿者:Longisland投稿日:2005-07-11 20:43:32
ヒトラーやナチ高官を狂人や悪魔として描くのではなく、人として描いている、まさにタブーに触れた作品。独裁者ヒトラーの内面描写は中途半端、どちらかといえば、完成された巨大な組織の崩壊を淡々と描ききっている組織崩壊物。敗北を認めないトップと否定的なことを言えない部下達、迫りくる破滅に直面した人間の葛藤が最大の見所。自暴的に成る者、座して運命を受け入れる者、出来る限りの抵抗を試みる者・・・40年前の独逸第三帝国末期で繰り広げられる歴史映画だが、現在の極東日本社会に生きる私たちにも我がことと感じさせられる。

同じ枢軸国として敗戦したわが国で同様な作品が製作&公開されることはまず考えられない。アレクサンドル・ソクーロフ監督『太陽』でさえ国内上映の目処も未だたっていないことは残念。

個人的にはデーニッツが出てこなかったことが不満。

蛇足だが平日午後ライズ観客の大半が、洋画劇場動員が難しいとされる初老の男性(驚

追記 06-01-09
 自分の05年洋画No.6でした
投稿者:籐四郎投稿日:2005-07-02 22:16:24
 最初に断っておくと、この映画、いわゆる”ガキ向け”じゃないです。
 淡々とセミドキュメンタリー調に事実が述べられてゆくだけの作品なので、映画に娯楽しかのぞまない人には退屈と思います。
 でも、単なる娯楽を超えて、社会的意義まで求めるなら、これはたまらなく興味深い作品です。
 人間の自然な感情として、圧倒的な暴力にさらされた場合、加害者のことを絶対に許せないというのは当然だと思うし、いつまでも悪魔のように見なすのも無理もないと思います。
 ただ、それでは何故ヒトラーが当時に圧倒的な支持を得ていたのかが実感として分からないので、今回のように冷静に距離を置いて、モンスターでなく生身の人間として描いた作品も欲しいと思っていました。
 ここでは、ある意味、ヒトラーのことを几帳面な人格者として、最期の最期まで子供も含めて周囲の人々みなから尊敬されていたということを、ほぼこの通りなんじゃないかという丁寧さで描かれています。
 民主的な社会とは、さまざまな視点からものごとを見つめることを許す社会だと思うのですが、日本だと、例えば、東条英機のことを部下思いの誠実な人間として描く企画が通ることなど考えられないので、こういう作品を受け入れるドイツという国の成熟さには感心させられました。
 
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国語映画賞 (ドイツ)
□ 男優賞ブルーノ・ガンツ 
【レンタル】
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