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いつか読書する日(2004)

メディア映画
上映時間127分
製作国日本
公開情報劇場公開(スローラーナー)
初公開年月2005/07/02
ジャンルロマンス/ドラマ
いままでしたかったこと、全部して。
いつか読書する日 [DVD]
参考価格:¥ 5,184
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【クレジット】
監督:緒方明
プロデューサー:追分史朗
畠中基博
原作:青木研次
原案:青木研次
緒方明
脚本:青木研次
撮影:笠松則通
美術:花谷秀文
衣装:宮本まさ江
編集:矢船陽介
音響効果:今野康之
音楽:池辺晋一郎
スクリプター:川野恵美
照明:石田健司
装飾:田畑照政
録音:横溝正俊
助監督:小野寺昭洋
出演:田中裕子大場美奈子
岸部一徳高梨槐多
仁科亜季子高梨容子
渡辺美佐子皆川敏子
上田耕一皆川真男
香川照之スーパー店長
杉本哲太高梨陽次
鈴木砂羽大場千代
左右田一平
神津はづき
田根楽子
馬渕英里何
山田辰夫
柳ユーレイ
堀部圭亮
奥田佳菜子
塚田恵子
藤田傳
諏訪太朗
【解説】
 同じ町に暮らしながら、互いに相手への感情を胸の奥に秘めたまま別々の人生を歩んできた初恋の男女が、30年の時を経てその深く熱い想いを解き放っていくさまを情感豊かに綴った本格メロドラマ。主演は「天城越え」「火火(ひび)」の田中裕子と「死の棘」「理由」の岸部一徳。監督は「独立少年合唱団」の緒方明。
 大場美奈子は、牛乳配達とスーパーのレジで働く50歳の独身女性。夜はひとりベッドで大好きな小説を読んで過ごす。単調だが静かで穏やかな毎日。一方、高梨槐多は同じ町の市役所に勤める既婚男性。末期ガンの妻・容子を自宅で看病する日々が続いていた。美奈子が配達する牛乳はそんな槐多の家にも届けられていた。実は美奈子と槐多は高校時代の初恋のふたり。しかし、あることが原因で疎遠になってしまった。それでも美奈子は槐多への想いを忘れることが出来ずにいた。そして槐多もまた、同じ想いを抱き続けていた。そんなある日、容子は牛乳を飲まない夫が配達を頼んでいる理由を知ってしまう…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1084 8.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:NYY投稿日:2009-09-25 20:09:31
【ネタバレ注意】

うーん、微妙な作品だな。長崎の坂の街並は良いし、病気の人のベ
ッドからの風景も良かったけど・・・
コメント読むと評価が高いみたいだけど、ボクは特に何も感じなか
ったです。
あんなとこで溺れるバカがいるか?とか、水に飛び込む時は服着た
ままだと動けなくなるから上着ぐらい脱げよバカって思った程度。
もっと年を取れば、何か心に響いてくものがあるのかね?
でも、はっきり言って、そんなものは分かりたくないな。
 
淡々とした作品なら、1発やった翌朝にワザとらしく死なせる必要
はなかったんじゃないかと。
ま、1発やった疲れが出ちゃったって面はあるのかもね〜w。
ていうか、強烈な風貌の岸部一徳が、笑って死んでる姿は危ない人
にしか見えなかったのですが・・・
中年の生活感のあるラブってのは別に良いと思うけどさ、映画なん
だから、岸部じゃなくてもっと美形の俳優を使おうよ。絵が見苦し
過ぎる。
 
田中裕子って人は何か怖い存在だな〜と思って見てたら、その後に
出てきた病気の仁科亜季子が鬼気迫るものがあって、もっと怖かっ
た。
          (つд⊂) エーン コワイヨ〜
 
平凡に生きると決めたって? でも、世の平凡な人ってのはもっと
色んなことを経験してナチュラルに生きた結果が平凡な訳で・・・
平凡に生きようなんて間抜けなことは考えないんだよ。この人は、
肩に力を入れて平凡というキャラを演じてるだけじゃん。
親が不倫で失敗したとしても、普通の恋愛まで否定するのは違うん
じゃないかと思うし、むしろ、親の不倫を前向きに捉えて自分も不
倫を楽しむとかすれば良いのに。
人間は人生を楽しむ為に生きてる存在なんだから、この人のやって
ることは生物の摂理に反する、不自然で後ろ向きな生き方だよ。
 
「これから? 本でも読みます」ってのは、本が読めるから人生は
十分幸せなんだってことかな?
これは分からなくはないんだけどね〜。何か辛いことがあったりし
た時に、本を読んだり映画を見たりして救われたような気分になる
ことは多々ある。良い本や良い映画は、そーゆー自意識を吹っ飛ば
すようなパワーを持ってるよね。
だから分かるんだけれども、それを映画の中の主人公がやっちゃう
のはどうかな〜と思った。
 
あと、児童相談所の執行のシーンがあったけど、あれ、意外と珍し
い気がするね。
珍しいものが見れて良かったんだけど、あすこも子供を放ったらか
してバカ男と寝てる、しょーもない女ってシーンだったし・・・
子供を放ったらかすのは不味いことだが、やはり、男とやるのが悪
いみたいな方向に描いてるシーンで微妙。
悪い作品だとは思わないが、ボクは、この映画の方向性が気に入ら
ない。

投稿者:たまきち投稿日:2009-09-17 17:10:33
【ネタバレ注意】

物語は淡々と進む。でも全然退屈しない。2時間強があっという間。しかし「こんな結末ありかよっ!」て感じ。一度でも結ばれたのが救いかな。田中裕子ってかっこいい。

投稿者:naoron投稿日:2009-09-17 10:14:23
すばらしい。ただ映画館だと少し物足りないかも・・それに主人公のように生きる(考える)事が出来る人間が本当にいるのか?自分はありえない。
しかし演技陣も本もロケもすばらしい。TVのドラマ番組もこれぐらいのレベルだといいのに・・。
投稿者:asama投稿日:2009-09-16 02:57:47
をすぐに思い起こしたね。エンディングでの顛末は、成瀬巳喜男作品へのオマージュでしょうか。
投稿者:tusaka投稿日:2007-10-02 02:48:18
【ネタバレ注意】

10代の恋には生活感が伴わない。好奇心と憧れと理想しかない。
美奈子と槐多の恋も初めはそうだったかもしれない。しかし、彼らの親同士が不倫の果てに一緒に事故死する。そのため2人は10代で生まれた淡い恋をゆがめ、そこにしばられ、意固地な執着の人生を歩み出していく。

美奈子は、一生この街を出ず、結婚もしないと決意する。槐多は容子と結婚しながら、本音をおくびにも出さず、美奈子の存在すら無視する。それなのに、槐多は飲めもしない牛乳を取り、美奈子は長い階段を息を切らしながら毎日届けている。そこに2人の未練とお互いへの執着がハッキリと現れ、毎朝の牛乳配達の音を聞いて、容子は夫と美奈子の想いを悟ってしまうのだ。

10代のころの熱愛も50代ともなれば、子供や友人や病いや老いなど、あらゆる生活感の中で色あせ、変化し、純粋さなど薄れていく。ところが、美奈子と槐多の恋はある意味で10代のまま止まったままだ。30年以上の時や人生の重さも彼らの想いを風化させるどころか、異様な欲望にまで高められている。

そして、美奈子の勤めるスーパーでの万引き事件が2人の意固地な壁に亀裂を入れていく。槐多が万引き少年を警察や児童相談所の所員たちとともに保護する時、布団に寝ていた母親をどなりつけ、涙する場面では、自分と父(彼は父が美奈子の母と不倫したことで、愛されていないと思っている)をダブらせ、さらに美奈子との恋を実らせたかった、その槐多の本音が吐露される。
やがて、槐多の妻が亡くなり、万引き少年事件などが引き金となって、ついに美奈子と槐多は「いつか読書する日」、つまり彼らにとって生きることすべての欲望を満たす日を迎える。

生きるということは欲があるからで、すべての欲がなくなれば、生きる意味がなくなる。そのため槐多は死を迎えることになるのだが、美奈子はその後も無人となった家に牛乳を届け、再び新たな「いつか読書する日」に向かって走り出す。不可解なようでいて、でも、そこに人間のしたたかさというか、欲の深さというか、純粋さというか、醜いように見えて、どこか愛らしくも見えてしまうのだ。
こんな恋物語は映画の中だけ、と思いつつ、現実にあってほしいと願ってしまう。これが大人のファンタジーなのかもしれない。

投稿者:Longisland投稿日:2007-04-06 00:40:06
岸部一徳60歳、田中裕子52歳、老いらくの恋といってしまうには失礼なのかもしれないが大人の恋と称するには…。 ただお互いを求め合う若年層の恋愛と違い、戸惑い、悩む。互いに結ばれることをあきらめる気持ちと、引き合う気持ちの狭間で揺れる心理描写は流石。但し、40代の自分がその心の機微を十分理解できたか疑問。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-21 10:28:45
判をついたような、平坦な生活を淡々と過ごしてきた女。彼女の、隠し切れない、でも隠し通さなければならない、その想い。その生温かい感情がホロリとこぼれる様な、リアルな田中の演技が実にいい。まさに、演技派の田中裕子あっての、可笑しさ、哀しさ、ほろ苦さと、そして切なさ。
長崎を舞台とした、一種、情緒感のある町の風景と、メインとなる長い長い階段坂。牛乳配達を日々繰り返しながら、登りつくまで、登りつくまで、息を切らしながらも、そこを駆け抜けていく「こころ」の中の若々しさと、現実のギャップが、愛おしくもある。
しかし、田中のどこまでも淡々とした表情と演技が敢えて、表に出すことの無い、押し殺した悲しみや苦しみを語るだけに、後から後から切なさが込み上げる映画だ。
投稿者:well投稿日:2006-07-24 23:58:20
地方に住む平凡な中年男女の暮らしと心模様を丁寧に追っていく、、このような邦画がもっとあればいいのにと思いながら見ました。

ところで、田中裕子ってどうなんでしょ?
私は、迫力ありすぎてちょっと怖い感じがします。しゃべり方も詰問調に聞こえるときがあるし。もともと強い人に見えちゃうんだよね。
なので、この映画のラストはちょっとつまらなく感じました。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-04-09 11:16:05
【ネタバレ注意】

監督自らが語るようにまさに大人の映画。それも切ないまでの大人の恋愛映画だ。
17歳の訣別をずっと心に抱えたまま、しかしそれでも頑固に他の町に出て行くことなく、時折互いの姿を見て心を震わせている50歳の男女。
ストイックなまでに、自らの立ち位置を崩そうとしなかった二人を崩したのが、死の床にある男の妻。
50歳の恋愛だけに、同衾すればそれでいいというような短絡的な関係は排除される。あくまで姿勢のいい二人なのだ。しかし淡々と流れる物語に色濃く影を落としているのが、誰にもどうしようもない老いであり、病であり、死である。
それらが次第に自らに近づいていることを実感する中でもがくこと。ただ、普通ならすでに諦めきってしまう思慕の念を、彼らは一気に昇華させ、生の実感を掴み取ろうとするのだ。
そこにある愛すべき時間と空間を改めて確認しようとするのだ。

ロケをした長崎の坂の多い町が美しい。地域は特定されていないが、坂道を牛乳配達でまわる日々の確実な営みが、同時に一日一日を確実に刻んでいく。それで十分と思い込もうとして来たかつての少女が、33年前に戻って、男の名前を呼ぶ。そのときの田中裕子の声。振り返る岸部一徳の表情。
認知症の夫を支える作家の妻(渡辺美佐子)もいい。
現実と過去。忘れたい過去といとおしい過去。幸福な現実と不幸な現実。幾つもの人生が交錯する。
ラストは少々ドラマティック過ぎたか、と思ったが、あとからしみじみ思い起こすと、他の幕切れは思いつかない。物語の終息にはあのエンディングしかなかったか。でも切ない。

主人公の名前が気になった。大場美奈子=大庭みな子(芥川賞作家)であり、洋画家の息子高梨槐多=村山槐多(明治の夭逝の洋画家)を意識している。作者が何を意識したのかが気になるところ。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 ■ 主演女優賞田中裕子 「火火」に対しても
 ■ ベスト10第1位
【ソフト】
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