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うつせみ(2004)

3-IRON

メディア映画
上映時間88分
製作国韓国/日本
公開情報劇場公開(ハピネットピクチャーズ=角川ヘラルド・ピクチャーズ)
初公開年月2006/03/04
ジャンルドラマ/ロマンス
私たちは永遠に、よりそう。
うつせみ [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,800
USED価格:¥ 950
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うつせみうつせみ

【解説】
 「春夏秋冬そして春」「サマリア」の鬼才キム・ギドク監督が描く静謐な愛の寓話。暴力夫によって自由を奪われていた女性と謎多き青年が2人だけの秘密の旅を通じてほとんど言葉を交わすことなく繰り広げる魂の交感を静かに見つめる。第61回ヴェネチア国際映画祭では監督賞をはじめ全4部門を受賞。
 留守宅に侵入してはシャワーを浴びたり食事をしたりという行為を繰り返しながら転々と放浪生活を続けるミステリアスな青年テソク。ある時、いつものように空き家だと思い込み忍び込んだ豪邸で、テソクはその家の住人ソナに遭遇する。彼女は独占欲の強い夫によって自宅で監禁状態にあったのだった。生気がなく抜け殻のようなソナ。やがてテソクは夫に虐げられたソナの悲惨な結婚生活を目の当たりにすると、彼女を屋敷から連れ出してしまう。そして、ソナと2人で留守宅を転々とするようになるのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
754 7.71
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【ユーザーコメント】
投稿者:いまそのとき投稿日:2014-04-25 11:55:10
「春夏秋冬そして春」をきっかけに、キム・キドク監督を意識するようになって、彼の初期作品を少しづつだが、見始めている。この人の世界観は独特で、静謐で思索的なものづくりはやはり類を見ないと思う。さて、この作品だが、日常と非日常の不可思議な接点を、溝口健二の「雨月物語」のような夢幻の世界として描いている。東洋思想的な静寂感、うつろうひとの儚さを風のような空気感で現した映画だ。一種の安堵感、無限の境地ともいえる、東洋人なら理解できる感覚かもしれない。なによりこの映像には引き込まれた。この感性はすごいと思う。嫌悪感を覚えた「魚と寝る女」だが、実のところ再挑戦する必要があるかもしれないと思っている。
投稿者:ghost-fox投稿日:2010-08-08 22:00:53
気配を殺せぬとは未熟者め
投稿者:Bava44投稿日:2010-03-19 23:07:18
若松孝二が『水のないプール』のdvdコメンタリーで言っていたのと同じ話だと思う。
孤独な女のためのファンタジーを、男(守護天使)を主役にして描いた作品。8−
投稿者:TNO投稿日:2010-02-17 00:29:39
【ネタバレ注意】

住人の留守宅を転々とするテソク(チェヒ)の設定は、面白い。冷蔵庫内の食糧以外の盗みを働かないのは、少々ウソくさいが。キム・ギドク監督の本作は、ウソ臭い場面のオンパレードだ。しかし、これらのウソっぽさを、ウソと指摘されることを拒んでいる。キム・ギドクは、強烈に拒んでいるように見せかける天才だと思う。上記に加えて、ソナ(イ・スンヨン)が、簡単にテソクのバイクで行動を共にしてしまう所や偶々ソナがモデルのヌード写真が飾られている部屋に侵入する所、ソナが古風な邸宅に再び行って住人夫婦がいる前でソファに寝そべって文句一つ言われない場面。極めつけは、テソクが監獄で透明人間になる特技を習得することだ。ソナの夫ミンギュ(クォン・ヒョゴ)と共に奇妙な三角関係をこの後も続けてゆくのかと思うと、かなり気味が悪い。忍び込んだ留守宅の"正規"の住人達は、何故か生活が荒れている。唯一伝統家屋に住んでいる夫婦だけが幸福そうで、何か意味あるのでしょうか。ソナの闖入を温かく見守った人達なので、キリスト教的「与える者は救われる」の教えを示しているのだろうか。ギドク監督は、神学校を卒業し、牧師を目指していた時期もあったそうだし。

投稿者:fuji3776投稿日:2007-09-03 18:42:08
 変わっていて透明感があり、息もつかせない緊迫感、衝撃的でした。
こういった表現もあるんだと、ほとほと感心しました。8/10点。
投稿者:どら猫大将投稿日:2007-01-02 22:12:48
【ネタバレ注意】

一部には顰蹙を買うほどの特異な設定で、愛の形を描いてきたキム・ギドクの新たなる実験に酔うのである。
会話の少ないのは彼の作品の特徴で、別に誰の真似でもない。言葉の虚しさを知っているし、ある意味、世界を意識しているのではないか。

投稿者:バニー投稿日:2006-10-18 10:51:17
DVDで何回見ても感動です
キム、ギドク作品でも最高傑作だと思います

見たキム、ギドク作品のランクをつけるなら

1.うつせみ
2.春夏秋冬そして春
3.悪い男
4.悪い女
5.サマリア
6.魚と寝る女
投稿者:hendrix投稿日:2006-10-15 15:05:22
鬼才キムギドクの作品をたくさんレンタルしてきた。その1作目が「うつせみ」だ。はっきり言えば新鮮ではなかった。たぶんアントニオーニの「欲望」とブレッソンの「ラルジャン」を参考にしたのだろう。台詞の排除は特に斬新ではない。新藤の「裸の島」はまったく喋らないし、ロシア人監督のタルコフスキーやソクーロフの映画もほとんど喋らない。それにリアリズムを排除してスタイリッシュに展開するのはフランス映画の影響だろう。ただブルーとイエローの絵画的な画面は幻想的でもあるし、所々光ってはいた。

アジア人監督は絵画的な画面を使う人が多いよね(チャン・イーモウやイム・グォンテクなど)ゴルフボールで暴力を表現するのは良いアイディア。そのジェヒが原田龍二にしか見えなかったのだが・・・3.5点
投稿者:投稿日:2006-03-16 05:11:54
【ネタバレ注意】

 素晴らしい!!!なぜこのような美しい作品が撮れるのか?なぜこのような信じられないストーリーを紡ぎだせるのか?どこからこのような発想が出てくるのか?
 驚きと感嘆の88分だった。

 誰が他人の部屋に入り、下着を手洗いしてあげるキャラクターを思いつくだろうか?この発想は、既成概念を取っ払ったところにしか出てこない。世界の映画作家の中でも、ここまで自由な発想ができる人は、他にいるか?

 最初は怯えて生気がなかったソナ(イ・スンヨン)が、テソク(ジェヒ)が殴られて顔にあざを作ったら、嬉しそうな表情になったのが面白い。自分と同じ状況になった相手に親近感を覚えたのだろう。この、「他人と同じ状況を体験して、その相手への思いが深まる」というのは、「悪い女」「サマリア」でも見られる。キム・ギドクの思想の一端がここにあると思う。

 「言葉がなくても映画になる。」と監督は語っている。普通、セリフと演技で観客にわからせるわけだが、そのセリフが無くなるわけだから、それだけ俳優の演技力が求められるということだろう。本作品の主役二人は、十分にその要請にこたえていて、無言のシーンの連続であるが、それがむしろ緊張感をもたらし、まさに映画になっている。

 「悪い男」で一切言葉をしゃべらなかったハンギが、終盤で一言「俺たちみたいな分際で、人を愛せると思っているのか」と言う。もちろんこれは反語になっているのだが、実に効果的で、強い印象を残す。同様に、本作品でもずっとしゃべらなかったソナが、終盤になって初めて「愛してる」と言う。巧い!

 「悪い男」の主人公もソナという名である。女と男の愛の形を描いている点で共通しているし、石井隆作品の「名美」みたいなもんかな。ソナの物語はこれからまたいくつも生まれる予感がする。

 この物語を「幻想」と捉えれば、ルイス・ブニュエル作品に近いものがあるようにも思える。そういえば、彼もまた、既成概念を取っ払い、ありのままの人間を見つめる人だった。

 ハリウッド作品のほとんどは、私の想定の範囲内である。そういう意味では驚きが少ない。どこか既成概念に寄りかかっているところがあるのだろう。そこには、「映画とは何なのか」という映画自体を問い直す視点が欠けているように思える。そこが本作品と決定的に違うところである。
 キム・ギドク作品はヨーロッパで高く評価されているが、ハリウッド映画人はどう見ているのだろうか?その革新性についていけるのか?非常に興味深い。

 イ・スンヨン、ジェヒ共に好演。二人とも美しく、それがこの映画の魅惑を増した。

 音楽:スルヴィアンも良い。

 キム・ギドク監督作品を見るのは、これで6本目になる。順位をつけると、以下のとおりである。

           1.うつせみ
           2.悪い女
           3.悪い男
           4.サマリア
           5.春夏秋冬そして春
           6.コースト・ガード

投稿者:Longisland投稿日:2006-03-06 23:48:27
本作品は、キム・キドク監督の芸風ともいえるショッキングなストーリー・映像は皆無。無言の二人を中心に、静かで幻想的で切ない映像がゆっくりと流れてゆく至福の1時間半。流石、世界の映画祭で絶賛を浴びるだけのことはある(本国含め興行的には苦戦とか、天才は後の世で評価されるのが常なのか)。
ぎりぎりまでそぎ落とされた音楽とセリフ、鋭く美しいシーン、月並みな表現だが素晴らしいとしかいえない。
平日の初回ガーデンシネマの観客は、上映中身じろぎ一つ無く、しわぶき一つ無く、エンデングロール途中での退席も皆無。良質な作品を、良質な劇場で、良質な観客(自分は違うけど 笑)と観れたことに感謝。
キム・キドク監督の映像作家としての力量を堪能できる作品。

追記 07-01-08
 自分の06年洋画NO.1でした
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 監督賞キム・ギドク 
□ インターナショナル(非ヨーロッパ)作品賞 監督:キム・ギドク(韓国=日本)
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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【レンタル】
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