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TAKESHIS’(2005)

TAKESHIS'

メディア映画
上映時間107分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹=オフィス北野)
初公開年月2005/11/05
ジャンルドラマ
「たけし」が「たけし」に出会う。
「たけし」が「たけし」を演じる。
TAKESHIS' [Blu-ray]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 2,955
USED価格:¥ 2,376
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【解説】
 2005年のベネチア映画祭でサプライズ出品という特別待遇で大きな話題を集めた北野武監督作。芸能界で成功を収めたタレント“ビートたけし”と、売れない役者の冴えない中年男“北野”が出会い、いつしか両者の世界が重なり合い混沌としていくさまを斬新なタッチで描き出す。
 大物タレントとして多忙でリッチな毎日を送るビートたけし。一方、そんなたけしにそっくりな売れない役者・北野は、オーディションに落ちてばかりで、しがないコンビニの店員をしてなんとか生計を立てる日々。ある日、北野は偶然にもビートたけしと出会う。やがて、これが引き金となり、ビートたけしが演じる映画の世界へと迷い込んでいく北野。しかし、それは夢とも現実とも分からない不思議な世界だった…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1563 4.20
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【ユーザーコメント】
投稿者:EROZZA投稿日:2010-06-25 14:34:14
★エロ目的で映画を観たっていいじゃないですか★

京野ことみ
投稿者:こじか投稿日:2010-05-20 23:33:27
作家性だのキタノブルーだのバイオレンスだの。
惑わされずに作ってるからこうなったとも言えますが、
もうまわりに惑わされずにやってほしい。
投稿者:uptail投稿日:2009-07-01 09:43:53
京野ことみ
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2008-11-07 11:29:25
【ネタバレ注意】

7点以下は断じて付けられない、なかなかの佳作である。
まず、俳優の「使い回し」という経済性が好ましいだろ?
2役を演じる役者が10人(以上)はいる。折り紙が紙きれ1枚で足りるように、限られた材料で複雑なものを生み出す手腕。
そこをキチンと見ていかないとマズイ。

56分あたりで、コンビニのカウンターを叩かれて、店員・北野が目を覚ますシーンから40分後(96分あたり)、再びコンビニのカウンターが叩かれるまでが、じつは、店員・北野が夢うつつの中で見た荒唐無稽なイメージの世界。
つまり、56分あたりで一旦目が覚めるのは「目を覚ます夢」を見始めているわけだ。難解だと嘆く人にとっては、ここが最大の注意点。

まあ、われわれがよく経験するとおり、朝起きづらい時に、「目が覚めて着替えを済ませる夢」を見ることがあるが、それを踏まえた非常にリアルな構造を持っている。しかも、内容的にも作り物ではない「夢らしさ」があるのが素晴らしい。アクションスターへの憧れの実現が、日常遭遇してきたヒステリーおばさん(岸本加代子)やチンピラ(寺島進)の回帰によって干渉されるという夢内容。夢のリアリティーがとことん追求されており、これはかなりスゴイことだ。メチャクチャをやっているようでいて、計算を極めた北野武の形式主義が如実に読み取れる。

さて、長い夢の部分は、役者志望の店員が憧れる銃の乱射シーンをメインに、ほとんどダンス映画になっており、コレはコレで面白い。大道芸的なものの復権というニュアンスも感じさせる(ヒップホップDJのスクラッチングも、その延長上に捉えられている――これと女の乳首コリコリを重ねるなんて、世界一としか言いようがないぜ。やった者勝ち。だが、やろうと考えた時点で、すでに無敵)。

そして、実際に目が覚めた後(残り10分)、もう一度、難解になる。というのも、ここから、逆に監督・北野の夢になるため。40分間も店員の夢を見せられた流れの上に来るので、混乱に陥りそうになるわけだ。
こっちは、うとうとしていた監督・北野が、過去に演じてきた映画のシーンを回想するものだが、その定型的な陳腐さで、中盤に炸裂した長大なナンセンス・シーンを対照的に引き立てる「額縁的なもの」になっている(こうした「額縁的なもの」は『DOLLS』における浄瑠璃劇の導入でも見られた)。
老いて盛んなタケシは、ますます理系的に。感動欲しがる文系世界を破壊する意欲に満ちた稀代の存在。
いくら評価しても足りない。

投稿者:kinenchyu投稿日:2008-02-03 11:23:17
難解というよりはイメージそのものを映像化した作品なんだと思います。仕事や生活の中で感じるそのときそのときのさまざまな感覚や感情を一つの作品としてまとめたのだから、結果的に賛否は分かれるとしてもそれをやり遂げた北野監督はやはりすごいと思いました。ストーリや意味を考えるよりは感じたままを味わう作品なんじゃないかと思います。
投稿者:syuriken投稿日:2007-10-22 22:14:34
ソナチネ、HANABI、キッズリターン、その男凶暴につきetc・・・。
武映画は好きだが、この作品はつまらない。

「マルホランド・ドライブ」と比べて随所に笑える箇所もあるが本質は同じ。この手の映画は観る側に「俺の言いたい事分かる」的な匂いがして好きになれない。
監督として賞賛を浴びた武が、要は「飽きたから新しい試みやっちゃおう」てな感じで撮ったのだろうか?
ただ、俺の中で武映画は菊次郎以後で終わった。

間違っても映画館で観る映画では無いだろう。
観て無いが「大日本人」もそんなとこだろうな。
投稿者:シェフ中西投稿日:2007-08-29 23:11:00
監督として名を成した「たけし」と、オーディションを落とされ続ける売れない「たけし」。前半に二人が出会いながら別々に話が進んで行くところの緊張感はさすが。二人の「たけし」が同居する奇妙な世界を、単なるドッペルゲンガー的なB級ホラーに貶めることなく描き出す手腕は監督としての姿勢にブレが無いことの証明。
後半、二人の「たけし」が融合して行きながら、これまでの自分の映画をパロディーにしていくかのようにして、「演じるたけし」を「作者であるたけし」が演じながら、今映っている「たけし」がいったいどちらの「たけし」であるのかがわからなくなっていくさまは、たけし映画に常に存在しつづけた自己言及的な手法の一つの到達点。
デヴィッド・リンチの映画のような同一人物の両立不可能な在り様を一つの世界のなかにねじ込む幻想的な画面の連鎖に魅惑されるもよし、冷めたリアリズムを追及するたけし映画の背後にある暴力への憧憬が飽和してしまっている状態に嫌悪感をもつもよし。
兎に角、日本で、商業映画で、ストーリーテラーとして認められた監督が、こんな映画を撮れること自体がエンターテイメントの楽しさであり、醍醐味。見終わってなを、ワクワクが募ってくるいい話。
にしても、変な映画だにゃ〜。
投稿者:袋小路投稿日:2007-05-06 18:57:14
81/2の分かりにくさはフェリーニの自己の苦悩や人生の記憶を表現するのに観客に説明しようとしていない点にあり、それ故にその私的世界を自由に表現することができたのだと思います。内面的苦悩を圧倒的な創造力と美的表現力で視覚化したことが傑作の所以です。この武の映画は私的映画というには内面がないのですが、その割には過去の映画の表現なども出てきたりして思わせぶりです。何よりも中盤からシュールになっていくのに、映像が美しくないのは困ったもので、それはこの映画は分かりにくさをむりやり頭で作っているからでしょう。わけがわからなくともマルホランドドライブには映画の快楽がありますが、即物的な表現の得意な監督が最も不得手な映画をつくったということでしょうか。この映画をみると北野武は物語を語る力がなくなってきたのではないかと熱烈なファンとしては不安になります。
投稿者:坂本投稿日:2007-04-18 23:18:12
「たけし映画を観ていてVシネ的にしか観れない人がいるとしたら、ほんとかわいそう」という意見もありますが、意味不明の内容よりは大衆的B級映画のほうがマシなので、Vシネのほうが良くできてます。むしろ肯定派にはどこが面白いのかが良く説明できず、ただただアンチにアンチするだけっていう評価のほうが多い気がする。確かにこの映画、面白いと思えばそれは「個人的に面白い」以外のことは言えない映画ですが。

だいたいにしてこの映画は芸術ではないのです。芸術が自己表現である以上、「見る側に解釈をゆだねる」のは芸術ではないから。

TAKESHI\'S、それは何か?つまり「俺の映画を見て意味もわからずに感動したなんていってんじゃねーぞこの馬鹿が」というたけしの自己と他者に対する冷笑でしょう。それ以外にないと思います。
投稿者:J.J.投稿日:2007-01-24 12:33:39
これけっこう評価低いみたいですね。

特にたけし映画の熱狂的なファンというわけではありませんが、個人的には面白いと思いましたけどね。なんかいろいろコメント観てるとVシネマ的なものしかとれないとか、拳銃がないとだめだとかって書かれてるみたいですけど、それが何?って気がしますね。そんな風にしか観れないなんて。もっとクソみたいな映画山ほどころがってんのに。ていうか、たけし映画を観ていてVシネ的にしか観れない人がいるとしたら、ほんとかわいそうです。

この映画がそれほど絶賛できるほどのものだとは思いませんが、映画としては成功してると思います。ただ、ヨーロッパの人が理解できるかどうかは微妙だけど。
投稿者:じゃんじゃんばりばり投稿日:2006-11-24 00:20:13
「拳銃」がなかったら北野の映画はくだらない、という北野自身のコンプレックスを感じた。あと、映画というよりも、彼自身の自己満足のための芸術作品を作っているだけのように感じ、出演している俳優さんやスタッフの人たちは、北野の単なる絵の具にすぎないように感じた(よくわからない芸術作品に協力してくれる人があれだけいるという点においては常人にはマネできないことだけど)。くれぐれも「北野は何が言いたいのだろう?」などと考えこまないことを薦めます、わけわからない映画をつくることが彼のねらいだと思うので。一般の視聴者に向けて作られた映画ではなく、カンヌ映画祭やヴェネチア映画祭の審査委員に向けて作られた映画なんだなーと感じました。
投稿者:yasuyasu投稿日:2006-11-23 10:16:35
まず大前提に観る側を小馬鹿にしている
こいつの心情的には解るが、この手の物は造ってはいけない
本々才能の欠片も無い幼稚なVシネマ的なヤクザ映画しか撮れない
奴の最後の悪足掻きでなのか?
まあ更に客も放れていくだろう
投稿者:さち投稿日:2006-10-12 10:24:58
面白い
投稿者:投稿日:2006-09-04 20:04:15
面白いんだけど…
なぜ日本人が作るものは映画でも何でも、こぢんまりと
まとまってしまうのだろう?
車とか電化製品ならそれでいいんだけど。

でも、「あのたけしはどっちが本当なんだろ?」なんて思いながら観ると、
トリッキーな楽しさがある。
芸人のビートたけしを知らない人が観るとつまらないということだが。

マージャン屋のおやっさんなどを演じている人が気になって調べてみたら、
オンワードの名誉会長で、役者じゃないと知ってビックリ。
あの渋さはこの映画の中で意外と重要な隠し味だ。
投稿者:irony投稿日:2006-08-29 09:50:32
 久々に北野作品を見た。もともと北野作品は好きじゃ無いがこう言った作品は結構好きだ。しょっぱなにこの北野作品見たら結構キツイだろうなぁ(笑)こういった作品を撮れるのも今の地位があってこそ…でなけりゃ一般大衆は鼻もひっかけないだろ?
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2006-08-28 18:42:05
【ネタバレ注意】

前にこの人が作った「みんなーやってるか!」も「しょうもない映画」だったが、あっちの方がまだ面白かった。同じ思い付きの画でも「みんなー」の方は一応ストーリーを繋げる為の素材として撮っていたが、今回はそれすら無視。武映画嫌いの人は観る価値なしですね。

投稿者:くろひょう投稿日:2006-06-14 04:31:00
作家性というものを突き詰めていくと表現の対象が最終的に自分自身へと向かっていく。呆れるほどストレートな典型作品。

名声と同時に手に入れた表現の自由。どう使おうがまさに俺様の自由ってわけだ。盲目的讃美者たちに捧ぐ商業的オナニー映画ともいう。

「けけけ、馬鹿だねーおまえら。こんな映画にありがたがって金払うなんてねー。」
たけしの冷笑が目に浮かぶ。

でも、そんなたけしの気取らず正直なところに皆魅かれるんだろうね。
投稿者:shin-hk投稿日:2006-05-14 20:37:29
理解力不足なのか、それとも分かろうとする事が無理なのか、、
すいません。
僕の頭では分かりません。http://hongkongcafe.jugem.jp/?day=20060514
投稿者:似非批評家投稿日:2006-05-07 14:10:59
前評判およびたけしのコメントでは、「支離滅裂」が売り物になっていた感じで、どれだけ訳が分からない映画なのか試しに観てみよう、という感覚で観たのですが、おそらくたけしも感じていることだろうと思うんですが、「支離滅裂」の度合いがいささか中途半端に終わってしまった感がありますね。少なくとも私には「分かりやすい」映画でした。全体のストーリーも評判ほど分かりにくいものではありませんでした。むしろ編集の失敗かな、とも思いましたね。
投稿者:俵場投稿日:2005-12-02 17:44:37
立川シネマ・シティ8階にて鑑賞。同階で上映の「私の頭の中の消しゴム」は80人弱収容がほぼ満席。対してコチラはやっと20人位。ま、象徴的だわな。「勝ち組」の金持ち達に食い物にされているのも気づかんと、選挙で小泉・自民党に投票するアホ庶民にはこの映画の意味も良さもわからんのだろーな、たぶん・・・。この日以来「クイズ・ミリオネア」とかも見れなくなっちゃったよ、残酷な茶番劇にしか映らなくなってさ・・・。俺も含め、圧倒的多数の人は踊らされ、食われる側の弱者なんだからさ。
投稿者:やんこら投稿日:2005-12-01 17:22:01
【ネタバレ注意】

聞いていたのでは「わかりにくい」とか「好みが分かれる」とか色々聞いていたので勝手に「マルホランド・ドライブ」みたいな映画を武が作ったんだと勝手に考えていました。その状態で見ていたので映像も全て武が思いついたのを映像化したのだろうという感じでしたが、よくよく考えてみるとものすごい熟考された映画なんですね。
ある意味「夢」といってしまえばそれが解決になってしまうと思うのですが、それを武とたけしに分けて描いたところが面白いですね。「8 1/2」で言うならフェリーニが登場するような感じですかね。(アレ、違うか?)

投稿者:サッツー投稿日:2005-11-30 19:52:51
【ネタバレ注意】

『みんなやってるか?』を観た時には、あまりに笑えないギャグの連続に「これは、わざとやってるんだ…。漫才師がギャグをメタ的視点かた捉え直した映画なんだ。でも詰まらないなぁ」と解釈していたのです。
しかし今回確信しました。たけしは本気で笑えると思ってやってるんだ…(愕然)“暗闇からゾマホン”も、“もしもラーメン屋の頑固オヤジが○○だったら”も全然笑えないよ!!本当に笑えないだって、たけし!!35点

投稿者:NEO2投稿日:2005-11-27 10:47:14
【ネタバレ注意】

マルホランドドライブやフェリーニの8と2分の1
などの不条理映画のジャンルに属する抽象的な作品だと
思いますが、黒沢清監督がそういう抽象作品でも良いものと
悪いものがあり、自分はそれを見分けるくらいの目はある。
このTAKESHIS’は良い部類に入るとおっしゃっていましたが
実際観てみて私もそう感じました。DOLLSは私には
あまり印象が良くなくどちらか言うと悪い部類に入ると感じていたので
今作も若干の不安があったのですが、演出や色彩設計に全く拙劣さが
なく(あったとしても意図的で全体のトーン、統一感を崩していない)
非常に腕を上げられたという印象でした。内容に関しては
終盤までどことなくふざけていたトーンが終盤の海岸の銃撃シーンで
一気に引き締まり、それまでフェイクとかおもちゃの象徴のように
蔑まれた存在で描かれていた拳銃が海岸のシーンで実弾に変わるような
印象があり、ここに監督の心理の深層というか本音、本気のような
ものを感じ、素直に感動しました。その前のシーンが銃の閃光が星座になる
というシーンで、映画における銃は遊びでしかないといった印象を
与えるのに対し、次のシーンでは銃が本物に摩り替わっている印象を
さらに強めました。このシーンを観れるだけでも映画館に足を運ぶ価値が
あると思います。

投稿者:cinemafan投稿日:2005-11-24 19:47:09
うーん。上映中に何人の人が劇場を出て行っただろう。私の横を通り過ぎていった人は「おもしろくない」とつぶやきながら劇場を後にした。
結局はたけしは拳銃をぶっ放したかっただけではないのかと思う。
総評は「たけしの自己満足映画」としか言えない。
見所はまったく違った女を演じて見せてくれる京野ことみと京野ことみのヌード、Hシーンぐらいか・・・。
投稿者:松竹錠投稿日:2005-11-22 21:55:59
【ネタバレ注意】

フェリーニの『8 1/2』みたいという声があるけど、ゴメン、観てないんだ。
だけど、M・マストロヤンニ主演で企画されてポシャった映画を、数分ぶんのサワリだけ
映像化したというエピソードを含む『フェリーニの監督ノート』に近いものを感じた。

劇中ヤクザ映画(題名なんだっけ?)の場面でたけしの銃撃をしつこいくらい見せるのは、
曇りガラスのむこうの火花と硝煙だけで銃撃戦を描写してしまった『ソナチネ』への批判を
「こんだけモロに見せりゃオッケーかい?」と言いたげに応答する作り手の姿勢かも。

そう、ここにはビートたけしはこんな人生だったかも、の仮定と共に、北野武はこんな
映画を作っていたかも、といった仮定まで網羅しているのだ。

けど、それは正直、あまり面白い試みとは思えないのだ。
銀行強盗の場面で、フードを目深に被ってマシンガンを乱射したり、
(『ホワイトアウト』の松嶋菜々子より数倍キマってる)
その直後にセーラー服の女子高生に変装する京野ことみが、とても
可愛らしくかつクールに撮られている事の方に興味がいく。

投稿者:Sekino☆そら投稿日:2005-11-20 18:50:13
【ネタバレ注意】

先に申し上げておきますが、ボクはTAKESHIファンです。

各シーンは、自身が夢の中で起こった現象をパズルのようにはめ込んでいきます。ひとつひとつの場面は心理学でいったら、きっとこれはこんな心理的状況だからこういう適切な言葉がありますってフロイト様が解答してくれそうなくらい☆

いつも邪魔する女は理性を象徴していたり、自宅前で毎日待っている女は安息・安定を意味していたり、海辺で佇むシーンは自由・解放を意味していたり。でもそんな言葉を貰ったところで本人は納得しない。「落ち着かない、しつこい、うっとうしい、まとわりつく」常にそんな感覚が感じられました。

暗闇の野原での銃撃戦なんかは、最後にはみんな星になって夜空に輝く星座になったりする。「いったい何なんだよ!!」って全てが絵空事のように思えて、ふと気づいたら落ち着き払って俯瞰で観てしまっている自分がいたり。

研ぎ澄まされたように内観しつくされた素材が幾つも飛び出てくることに正直驚いてしまうのですが、これだけ自我の追求を試みたにも関わらず、なぜか不快な気分を与えないのは、まさに笑いの効用(ビートたけし)があることで解消させられるのでしょうか。虚像(イメージ)に騙されていることがこんなにも救われるとは思いませんでした★

興行的にムリだって言い張るのは正装した自分で、拳銃をぶっ放している自分はあくまで「なんでこれがコケちゃうのよ!」ってどっかで嘆いている声が聞こえてきそうです。。

素晴らしいシネマでした。


Sekino☆そら
http://blog.goo.ne.jp/anndarusia2000/

投稿者:メンタイ投稿日:2005-11-11 12:08:46
たけしがたけしを演じて、そのたけしがたけしを演じる映画。
はっきり言って興行はコケるでしょう。
何人理解出来るのか。

でも、北野武監督がもーメチャクチャ楽しそうに撮ってるんだろうな〜って気はしました。
だってもうやりたい放題ですもん!
もろ“たけし映画”だし。
でも、この手はラース・フォン・トリアーにしろ、デビッド・リンチにしろ、
サスペンス&アメージングな作品が多いため、
“たけし映画”独特のコメディっぽさで演出されるのがどうも肌に合わなかった。
笑っていいのかどうなのか、疑問に残る作品でした。 http://www.h4.dion.ne.jp/~mentai23/
投稿者:skull & rose投稿日:2005-11-11 03:14:32
だらだらしたシーンも多く、こんなめちゃくちゃなテンションでよく一本の作品としてまとめたものだと呆気にとられる。ストーリーというより観念的な展開で、私は何故か波長があったのか飽きることなく観れた。
布団の向きを180度ではなく90度変えるから、ふたりの存在は入れ替えや対立ではなく混濁して結実してゆくのだろうか。G・ペックやV・リーらを漫才で茶化して笑うのは、変わり果てたアメリカへの失望と嘲笑なのか。あるいは彼らの映画と同じ言葉で、北野映画もまた「美しい」と言われることへの苛立ちなのか。これだけ暴力や殺しをしてきて俺の映画が美しいはずないとひねた笑いなんだろうか。
そんな風に思えたから、沖縄の浜辺を再び舞台にして踊るシーンは、そこに北野自身のまなざしが入ることで、美しさへの羨望や諦めのような痛々しさを感じてしまった。それはちょうどゴダールの新作におけるオルガと同じイメージで少女が死んでゆくからでもあるし、ゴダールもまた自らが映画に出演するときはピエロのような役柄をしてきたからでもある。
銃を持ったものが持たざるものを屈従させる世界、銃と銃で向き合って対峙する世界、それに知らん顔して北野映画は美しい、愉しいと安心してシートに座っている観客たちを、困惑させて、北野は銃を突き付けてくる。「どうする?」と。
良くも悪くも異端児であり続ける北野武の頂点かもしれない。それにしてもこんな醒めた狂気みたいなテンションの映画作って、つぎにすぐ映画を作れるんだろうか…。
投稿者:Longisland投稿日:2005-11-10 20:31:07
監督自身がが各媒体で「解りずらい作品云々」と語っている為 身構えてみたのだが意外と普通。2人のタケシの物語をシャッフルした演出にさほどの新鮮さは感じられず。 
ソナチネ・HANA-BIを髣髴とさせる美しい浜辺シーンのあとにだらだら続くのは? 
芋虫とタップのシーンも冗長で、せっかくの作品のテンポを弛緩させている感じで、作品の端々にあるおふざけは北野監督作風といえ正直つまらない。
緊張感系『ソナチネ』『ドールズ』『HANAーBI』というより『みんな〜』系。

思うに、芸能界&映画界での成功を収めた北野武という人物が全く売れない人生もあったのではないかと自分の人生を振り返った、そんな焦燥感を本作品から感じた。

追記 06-01-09
 自分の05年邦画NO.10でした
投稿者:いのうえ投稿日:2005-11-09 22:15:56
映画に起承転結とかストーリーを求める人には不向きな映画だと思います。
筋を追うというよりは映像で感じるタイプの映画というか。
前評判がいまいちだったので覚悟していましたが、そのわりには単なる映像の羅列というんじゃなく、最後までみればちゃんと2人のたけしがつながってるし、納得はできました。
私にはたけしが自分自身を皮肉ってるように感じられました。
私個人的には好きです。
【ソフト】
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