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博士の愛した数式(2005)

メディア映画
上映時間117分
製作国日本
公開情報劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月2006/01/21
ジャンルドラマ/ロマンス
博士と過ごしたひとときは
私とルートにとって本当に大切な時間でした
博士の愛した数式 Blu-ray スペシャル・エディション
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 2,849
USED価格:¥ 2,849
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【クレジット】
監督:小泉堯史
エグゼクティブプ
ロデューサー:
椎名保
プロデューサー:荒木美也子
桜井勉
原作:小川洋子
『博士の愛した数式』(新潮社刊)
脚本:小泉堯史
撮影:上田正治
北澤弘之
美術:酒井賢
衣装コーディネー
ター:
黒澤和子
編集:阿賀英登
音響効果:斎藤昌利
音楽:加古隆
照明:山川英明
装飾:柴田博英
録音:紅谷愃一
出演:寺尾聰博士
深津絵里杏子
齋藤隆成ルート
吉岡秀隆先生(ルート)
浅丘ルリ子未亡人
【解説】
 数学を媒介に綴られる美しくピュアな愛の物語が評判を呼び第一回本屋大賞に輝いた小川洋子の同名ベストセラーを、寺尾聰、深津絵里主演で映画化した感動ストーリー。監督は「雨あがる」「阿弥陀堂だより」の小泉堯史。共演に、吉岡秀隆、浅丘ルリ子。80分しか記憶が続かない初老の天才数学者と一組の母子の心温まる交流を優しく静謐な眼差しで描く。
 家政婦をするシングルマザーの杏子が新たに派遣された先は、交通事故に遭って以来80分しか記憶が持たなくなってしまったという天才数学博士のもと。杏子は最初に博士の義姉から説明を受け、博士が住む離れの問題を母屋に持ち込まないようクギを差される。そして当の博士は記憶を補うために着ている背広にいくつものメモを貼り付けていた。80分しか記憶が続かない上、数学のことだけを考えて生きてきた博士とのコミュニケーションは杏子にとって困難の連続。それでも少しずつ博士との接し方を学んでいく杏子。同時に彼女は、博士の語る数や数式に秘められた神秘的な美しさに魅了されていく。やがて、10歳の息子が一人で留守番していると知った博士は、息子も連れてくるよう杏子に約束させる。そして博士は息子がやって来ると彼のことを(ルート)と呼んだ。ルートと博士はすぐに打ち解け合い、これを境に3人の間に楽しく和やかな時間が流れていくようになるのだが…。
<allcinema>
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
36287 7.97
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【ユーザーコメント】
投稿者:いまそのとき投稿日:2009-11-29 23:28:04
邦画を見て和んだ。難解な数式がなぜかやさしく美しいと感じた。こういう教師がいたなら私は数学嫌いにならなかったと思う。無垢と畏敬の精神にあふれた映画。深津と寺尾はベストな配役。数字は人類誕生以前から存在してた・・・広大なロマンだ。
投稿者:かっこう投稿日:2009-08-09 23:47:08
e^(πi)+1=0。全く関係のないe、π、iがこんな単純な関係式で表わされるなんて・・、本当に数学は美しいと思う。っと、これは映画の感想じゃないな。登場人物たちの交流に心温まる話。数学が好きだった僕には先生の数学講義が楽しい。
投稿者:きらきら投稿日:2009-06-06 03:39:00
小泉尭史は不思議な演出をするディレクター。

冒頭、校舎の脇から浜辺が見えるのですが、海にあんな近い校舎ってないですよね?
ちょっとシュールな感じがしました。

黒沢明のチーフ助監督を長年つとめていたひとらしいが、小津の影響がちらほらしたのも気になります。
最後の浜辺で深津絵里と浅岡ルリ子が並んでいるシーンは「麦秋」で原節子と三宅邦子が並んでいたシチュエーションとおなじだし、背景、役者、カメラの位置関係など、小津を意識したカットも数か所ありましたね。

それでいて、計算づくめという感じはありません。
作品は全体的にゆるい感じなのですが、それが決して裏目に出ていないのは、もっと注目されてもいいかもしれませんね。
投稿者:imu投稿日:2008-02-04 08:38:40
箱庭世界でのノスタルジーといった感が前作よりいっそう増した様に思いました。
彼岸のような心地よい世界で多少の葛藤を経ながら真理や愛情にふれて成長する…。心温まると評判の映画ながら、あまりに呑気、健忘症的という実感は否めず。
能天気な映画は好きですが、これほどの良心的な映画の作り手には、何か善意ならざるものが感じられます。

いつも変わらない深津ちゃんの笑い方が可愛かったです。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2007-11-10 19:37:31
【ネタバレ注意】

まず深津絵里が超素敵です。
彼女が料理する姿を見てたいのは博士だけじゃないね…80分で郵便局から帰ってくるし。
賢くて正しくて美しい。
それは、いかん!〜とかで、息子も加わって…数字の魔法にシンプルな博士と楽しい団欒…
が、浅丘ルリ子が登場すると暗いドロドロの人間模様が影を落とす…
過ちの結果、出来た子供を生めなかった自分(博士の送ったオイラーの公式)

博士は、生涯、何度か江夏の引退を知って落ち込んだかもだが、あの息子に「人の心を思いやらない人間は最低だ」って教えたつもりの自分が息子を想う心からだが、失言を〜でも、ちゃんと息子に謝ります。

自転車で駆け、博士を連れ出し、何度も同じ質問に(実は知り得た知識を加えて)笑顔で答え…あの義姉に呼び出された会話の表情よ!〜これは彼女の魅力を享受するムービーなのかもですね。

物語は吉岡秀隆(数学教師)の授業です。こんな授業が出来るなんて!
いや、感謝する生徒…涙ぐんでる生徒〜立ち上がれずに考え込んでる生徒…感動します。

そして改めて自然に存在するものの不思議…今、生ある自分達の不思議…そんな難解な結び目が、ひとつのきっかけで華麗に解けてゆく不思議…それを美しいと言わずになんと言えよう!http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%aa%a5%a4%a5%e9%a1%bc%a4%ce%b8%f8%bc%b0

投稿者:tanukun投稿日:2007-11-04 02:36:34
「だからどうした!?」 この題名を、またぞろ付けなければならない映画に出会ってしまった。

原作は読んでいない。ベストセラーとのことだから、感動の傑作なのだろう。しかし、映画では、何を訴えたいのか、そしてどこに力点を置いているのか、ふれこみの「80分の壁」をどう描いたのか、どれもこれも「?」が付いてまわる映画だ。寺田、深津、吉岡、浅丘、いずれも演技力には定評のある俳優だ。その意味ではキャスティングはベストであると言ってよい。だからこそ、なのかもしれない。ストーリーの運びに「流れ・リズム」が感じられない。映画を観る時に私がいつも重視する「構成」が全く幼稚だ。

一部で流行った「実にいさぎよい数字だ」という台詞。この一言だけではこの駄作(映画)は支えきれない。

ボクは・ワタシは文系だから、理系だから、といった問題ではない。この映画からは、ほのぼのとしたヒューマン性は感じられるものの、それを押しつぶす「甘い構成」が存在する。

失望の一作であると言わざるを得ない。

深津の清潔さ、寺田の気品、吉岡の成長した演技。この映画を辛うじて支えているのはこの3人の「演技」である。

残念極まりない。
投稿者:terramycin投稿日:2007-09-01 12:38:41
記憶が80分しか持たないなんてとても悲しいことだと感じた。人間が人間出たり得るのは他の動物よりも記憶力が優れているのも大事な要素だと私は感じる。

今まで出会った人との思い出、過去の経験から得た知識、人間は色々な経験をつむことによって人として大きくなるのにそれが出来ないとなると、ただ士に向かうのみに感じてしまうのだが、この作品では家政婦とその息子に多大な出来事を与えたのが感動した。が、博士にとっては残らない記憶・・・。そこが切ない。

映画を見ながら数学の勉強にもなる面白い映画であった。
投稿者:のど飴投稿日:2007-07-25 23:49:32
僕は文系なので大学に入いったら数学とはすっかりお別れしてしまいましたが、この話に出てくる数学は文系の心にビンビン響きました。

カメラワークが普通のドラマと同じような感じなのでそこがちょっと物足りない気がしました。
投稿者:赤い彗星シャア投稿日:2007-05-31 08:40:51
【ネタバレ注意】

 「永遠の真実とは、目に見えないものだ。
  だから、心で見る。

  心で見るからこそ、時間は流れない。
  だからこそ、今のこの時を大切にしなければならない」 

                  


 

 私は、いつの頃からか、映画館では洋画しか観なくなってしましました。
 邦画はレンタルビデオ店で、350円になってから借りる(新作だと450円のため)

 いつのまにか、そんな習慣になってしまいました。


 決して、邦画をバカにしている訳でも、嫌いな訳でもないのですが、、、(*_*)


 昨日、たまたま地上波での放送で本作「博士の愛した数式」を観ました。

 最初は題名が、学生時代に大嫌いだった「数学」をイメージするので、ちょっと敬遠したいような、バリバリの固定概念を抱えて観はじめました。


 この映画に登場する「教授」は、交通事故の影響で80分しか記憶が持ちません。

 このような設定はどこかで見たような、、、

 ・「メメント」
 ・「私の頭の中の消しゴム」
 ・「明日の記憶」など


 でも、この映画がほかの映画と決定的に違うところは、「愛」にテーマを置くのではなく、「心の交流」にテーマを置いていることでした。

 難しいテーマでありながら、今を大切に生きることの大切さを教えてくれた本作品に感謝です^^

 映画を観て、原作も読みたくなりましたよ♪

 暖かい気持ちになれる邦画を久々に観た気がします。

 最近の邦画は、純愛ブーム、戦争ブームの影響からか、ラストには、主人公もしくは主人公の恋人が死んでしまうケースが多かったので、余計、ほっとした気分になりましたよ(*^^*)

投稿者:悲しみジョニィ投稿日:2007-05-03 11:47:18

通常人間関係は、昨日までの記憶から成り立っています。
これまでのやりとりからその人の人間像を浮かび上がらせ、
関係を築いているのだと思う。
それがもし、昨日までの記憶が無くなってしまえば
その人を理解する要素がまったく無くなってしまう。
記憶に左右されない人間関係とは、その場の印象だけで構成される素直な関係。

映画で紹介される
"1と自分以外では割り切れない完璧な数字「素数」"や
博士の愛した数式、e(πi)+1=0が
まるで人間関係を表しているようで
数字のことなんか何も解らなくても、世界が数式に見えてくるから不思議。

(ネタバレ)
私は、
E(πi)+1=0を
[E(割り切れない数式)=博士]
[π(割り切れない数式)=家政婦さん]
[i=人の心にあって目に見えない物=愛]
でもそれだけでは公式は成立せずに
+1(家政婦さんの子供♪)があって
=0[調和・均衡が取れる]
と見ましたよ。
人の出会いも数式で解けてしまいそうです(笑
投稿者:piro投稿日:2007-03-21 02:47:57
なんでもないような数字が暖かかった
投稿者:yu-saku投稿日:2007-02-19 22:25:12
単調な展開の中にも、ほのぼのとした優しさを感じる作品。
そんな雰囲気を作っていたのが、深津絵里の役どころと彼女自身が
持ってる温もりなのかも知れない!!
投稿者:幸村和投稿日:2007-02-10 15:52:01
静かで美しく、そして暖かな映画でした。苦手な人間にとって数学は難解で冷たい印象があったのですが、博士の話を聞いていると数字に命が吹き込まれたようでした。面白かったです。博士の「真実はここ(ハート)にある」という言葉が沁みました。良かったです。ところで、浅丘ルリ子登場の時によく流れたあの音楽はルリ子のテーマ…?
投稿者:トウショウファルコ投稿日:2007-02-01 06:32:54
暗記系の科目が得意だった自分には頭が痛くなるお話です。
答えがひとつしかない普遍の法則があるが、逆に答えのない数式が存在する。
声をかけてあげる〔優しさ〕があり、また、ただそっとそばにいてあげる
〔優しさ〕もある。【枠】や【型】にどうしてもはめてしまったり
決め付けたり・・・柔軟な姿勢を持ちたいものだと反省します。

ハンバーグのシーンや、所々に黒澤的な台詞廻しを感じたりする。
今、日本映画ばかり観ているのは、洋画では分からない作品の台詞や
イントネーションを見つけたい、楽しみたいと思っているところがある。
 
自分は、あっさり突き放したと思える台詞を小津や黒澤に感じたりした。
小津作品のあっさりさは「淡白」にすることで、現実を浮かばせ、
黒澤作品には、より感情をストレートに感嘆詞的に凝縮しているように
感じたりする。(やや意味不明です。感覚です、感覚。)

監督がどれほど黒澤作品に傾倒していたか想像したりします。そして、
寺尾聴も、求められるイントネーションを見事に表現しています。
彼もまた黒澤ファンなのでしょう。彼を主演男優にするのが判る気がします。

しかし、不思議な映画です。
映画のとんでもない嘘を許容してきた自分が、寺尾聴の博士の公式や脳細胞を
分析しようと頭をこんがらがせてしまうのです。

記憶力が持たないと判っていても、80分しかもたない記憶を本人が認識
できるのだろうかとか、連続している行動の中で81分目からの本人の認識は
どんなものだろうかとか・・・矛盾を探してしまう面白さもあるんですね。

ああいう授業でも吉岡さんのような話かたなら真面目に聞いてしまうので
しょうかねぇ。お母さんと息子の受け入れてしまえる〔優しさ〕も
とんでもないですよ。子供だからの許容範囲って案外すごいのでしょうね。

ただ昔と違って、よりベタでもいいからストレートなものを観たい自分
としては、理数系が苦手だったとは別に、答えを引き出すのが厄介な作品
だったように思います。

2〜3日で忘れてしまう感動があるので感想の投稿も気を付けないと
いけませんね。反省です。
投稿者:manzo投稿日:2007-01-11 01:18:26
原作を読んでいたので博士のイメージが・・・・
もっと陰鬱で気難しいキャラクターが垣間見せる人間味にグッときたはず
なのだがと・・・違和感。深津の演じる家政婦も良かったがあまりに早く
馴染みすぎ。博士が外に出るまでにはもっと時間が掛かっていたはず・・。
手探りながらも染み入るように二人のコミュニケーションが始まりそれに
ルートが関わっていく風景のグラデーションが原作の醍醐味であったのだ
が、映画では難しかったのか。
投稿者:クリン投稿日:2006-12-09 11:32:32
生活苦を感じさせない長靴を履いた深津絵里が頑張っています。原作を読んでいないのですが、数学に恐れをなす批評が多いのに驚きます。そんなに難しい内容じゃ無いよね?大人のルートには、吉岡ワールドよりもペ・ヨンジュンが適役かもしれません。子役は駄目ですね。黒澤の映画も子供の扱いは良くないです。
投稿者:kath投稿日:2006-12-01 02:02:32
だいぶ前に本で読んでいたので映画化したことにあまり興味はなかったのですが、削除、挿入されているもののバランスが抜群に良く、やはり配役がとてもよく、みてよかったな〜と思える映画でした。原作を読んだ方も読んでない方も、是非見てください!
投稿者:kenny投稿日:2006-10-31 13:50:22
無収入でも家政婦を雇い悠々と暮らす元学者に「こんな子供いねえよ」と思うほど素直な子供、そして離れに住む世捨て人のような資産家の義姉…非現実的(特に浅丘の容姿や佇まい)な内容に少し抵抗を感じてしまい、、、
が、なるほど彼等には役名がない…「博士」・「家政婦」・子供はあだ名「ルート」
昔々ある所に…のおとぎ話感覚で見ればいいんだ。
そんな中で“家政婦派遣会社の規則”なんて現実問題が出てくると目が覚めるが。

大人のルート(吉岡)がストーリーテラーとなり本題に入る訳だが、ルックスの似てる子を起用してるとは言えどうも子供時代と結びつかない。
たぶん「寅さん」「北の国・・」好きで子役時代の映像をよく見てるせいだろう。
子役から有名だった俳優にはこういう弊害(?)もあるってことか?
顔立ちのハッキリしてる安達ゆみちゃんなんかは同じ状況でもっと困るんだろうね。
投稿者:Salat投稿日:2006-10-11 21:41:07
【ネタバレ注意】

数学が苦手なせいか難しく感じ、物語の良さが把握できなかった。同じ場面、セリフの繰り返しに疲れてしまった。

投稿者:ちゃき投稿日:2006-10-04 21:49:15
一応数学専攻でもある私なので、小説発売当初から本でも読んでいました。基本的には小説は小説が一番で、映画化にはあまり乗り気でない、というのが個人的な立ち位置ですが、博士の愛した数式は映画化しても小説のイメージとはほとんど違わずによかったかと思います。

ものすごくゆったりと、ゆっくりと時が流れる映画で、ショートメモリーの数学者との関係を築いていく様子がゆったり描かれています。深津絵里は最初はどうかと思っていたのですが、このペースにちょうどよくて、はまっていました。博士役の寺尾聰さんを見て、ちょっと雰囲気が良すぎる数学者だと思いましたが、こういう人がいてもいいのかな。本当はもっと寂(さび)れた人をイメージしていました。大人のルートは、ちょっと2人の役者レベルと離れすぎていたのは残念かな。ナレーションがトーンダウン。

ベストセラー小説の映画化。博士の恋愛もクローズアップしているのが小説との違いです。これもこれでよかったです。
(10/01/2006)http://ameblo.jp/milestones/
投稿者:ぺん投稿日:2006-04-10 01:59:29
クライマックスが、オイラーの等式とは…。なんか盛り上がりに欠ける
感じ(笑)。ずっと整数の話だったんだから、最後まで整数で押しても
良かったような気もする。
ま、映画とは関係無い話は置いておいてっと。ストーリーは、好きな
展開じゃないんだけど、これは完全に好き嫌いの問題で、出来は悪くない
のかな。かなり少女趣味というかおばさん趣味だけどね(笑)。
深津が上手いのか、演出が良いのか判らんけど、全体としては良い出来。
寺尾聰も、いつに無く冴えてたから、演出が上手なんだろうね。
このキャスト・スタッフで、もっと硬派の男性数学者直伝のストーリーで
作り直して欲しいと思う作品。マーケティング考えれば、おばちゃんを
ターゲットにするのも仕方無いが、理系をターゲットにカチカチ硬派でも
稼げるネタだと思う。女に数学は無理?
投稿者:もりじ投稿日:2006-02-14 23:32:15
…原作もそうなのかは知りませんが、あまりのクサさに卒倒しそうでした。

数学はあまり知らないから感情移入できない、という人もいますが、逆です。私は一応理系ですが、虚数のiを説明するのに「このiは愛情の愛なんだ」とか言われたらドン引きします。

以前知り合いに「理系は技術者にはなるけど、数学者は文系の方が多い」という話を聞いて、不思議に思っていたのですがこの映画を観て納得いたしました。要するに数学を追求する人はロマンチストなのですね。

ちなみに博士の記憶が80分の設定の意味が分からんのですが。一日でええやん。(すると「50回目のファーストキス」とカブりまくるが)
つーか実際に博士の記憶が切り替わるシーンがなかったけど…どうなの?変わってたの?
投稿者:KUMA投稿日:2006-02-14 13:12:02
【ネタバレ注意】

小泉監督は原作を上手いこと換骨奪胎し、わかりやすく奥深い世界をつくっていた。謎として残されていたのは、最終場面である。浅丘ルリ子の義弟(この呼び方についても「おとうと」と言わないのは意味があるだろう)寺尾聰に対する態度は、非常に複雑なものがある。そこに現れた深津絵里、齋藤隆成親子。深津も実は禁じられた恋の体験者である。そして浅丘には無い子供をもうけている。「潔い足のサイズだ」と寺尾に誉められる深津は足を怪我している浅丘にできなかった行動力で寺尾の心を開いていく。浅丘が中尾と深津親子の仲を裂こうとしたときに出てくるのが、「オイラーの公式」である。

オイラーの公式を示された浅丘はなぜか深津親子が中尾の世話を再開するのを認める。その場面の間に出てくるのが、中尾と浅丘が事故をする前に見たという能の場面なのである。

能は「江口」という題目である。諸国一見の僧が江口の里を訪れ、西行法師と遊女とのやり取りを思い出す。そこへ里女、実は遊女・江口の君の幽霊が現れ、そのときのやり取りを回想する。西行法師は一夜の宿を遊女に求め、断られる。しかし、それは遊女が出家に対して世捨て人を思う心からで、宿を惜しんだのではないと弁明する。今江口の君はそのときを回想し、仮の宿であるこの世への執着を捨てれば、心に迷いも生じないし、人との別れの悲しさもないと仏教の悟りを開く。そしてその姿は普賢菩薩と変じ、西方浄土に去っていく。そういう「筋」であるが、講師は「後半は言葉では説明できない。」という。たから少し長いと思える能の場面をじっくり見て感じるしかないのである。
オイラーの公式のe(πi)+1=0は調和の0悟りの0でした。
能「江口」はオイラーの公式の「解」だったのです。
悟りを開いたのは浅丘ルリ子です。
だから彼女は「仮の宿」という執着を捨て、木戸を開いたのです。

私はこの説明でものすごくすっきりしました。
言葉では説明できない何かを感じたような気がしました。
0は確かに「無」ではない。博士はこの公式を悲しんだのではない。
やはり愛していたのだ。

http://plaza.rakuten.co.jp/KUMA050422/

投稿者:makuma投稿日:2006-02-12 22:24:02
【ネタバレ注意】

難しい数学についていけず、たんたんと進むストーリーに、いつになったら山場は来るのだろう、どんな終わり方なんだろう、と期待をしていたら、あれ、終わっちゃった・・・みたいな感じ。
この作品が何を言いたいのかも結局わからなかった。
あと、途中、いい場面なのに、寺尾聰の周りにハエが一匹飛び回っていて、
スタッフは気づいていなかったのかなー?、これでいいのか?と思った。

全体としては、温かみのある作品だと思う。
私は今、悲しいこともなく心が満たされているが、
何かで心が傷ついた時に、この映画を見たら、きっと温かい気持ちになれて、心が落ち着くかも・・・と思った。
映画って見るときの自分の環境によって、受け止め方や、感動の度合いも変わってくるよなー、って改めて思った。

投稿者:視顕亭投稿日:2006-02-11 16:39:52
久しぶりに映画を見た。「さゆり」「有頂天ホテル」「スタンドアップ」などを見たけれど、描けるものと描けないものを意識して映像化しているものはなかった。小泉は、『雨上がる』、『阿弥陀堂だより』と確実に進歩している。阿弥陀のもといた彼岸との結びつきがはっきりと、この作品で出ている。小説では、家政婦を語り手にしているのに、この映画では、先生になった息子ルートが生徒に語るという形式をとり、時間概念とは、なにかを取っている。「時は流れず」という板書も良い。海辺の最後の場面の小泉ならではだ。小泉が造った映画は、自然を上手に映像に用いる。あの山の緑をシーンに使うのは、彼の三作品に共通する。これも、人間の永遠とのかかわりが見えて良い。これからの小泉の作品を楽しみにしていている。
投稿者:常さん投稿日:2006-02-05 20:48:59
「数学者」って何考えているんだろうか。そんな疑問に少し答えてくれる物語です。現実世界には「線分」しか存在し得ない。イメージの中でしか「直線」は存在しない。数理論の美学のようなものがすこしわかったような気がしました。とてもやさしい心温まる映画ですが、刺激に慣れすぎた現代の日本人にはすこし退屈な映画なのかもしれません。阿弥陀堂だよりや半落ちのような味わい深さは今一歩ですが、日本映画でしか描くことのできない世界が一つ増えたように思います。
投稿者:glamfreak投稿日:2006-02-02 22:41:02
数の「輪」?? あ、「和」ね。と思っているうちに物語は進んでいってしまいました。約数ってなんだっけ? なぜ、みんな、そんなに早く計算できるの? と思っているうちに映画が終わってしまいました。友愛数の頃には苦手意識が頂点に達していて何も頭に入りませんでした。たまに出てくる授業風景。ああ、授業って、こうだから寝ちゃってたんだよなあ、と思いました。そもそも、なぜルートだと仲良くなれるのかチンプンカンプン。江夏って誰? 私には気の遠くなるような映画。どうやら良い作品のようだし、地味な映画は本来好きなので、数学と野球の修行をしてから出直したいと思いますが、ちと、難しいかも。高校生未満の女の子は、こういう映画をどう感じるのだろう。
投稿者:紅竜投稿日:2006-02-01 14:33:31
 正直、数学は苦手という事もあって私には
本作の主人公の心情と映画の中に登場する数式とか
数字がいまひとつうまくからみ合っているとは思えませんでした。
ただ友愛数のくだりにはワクワクさせられましたが。
記憶障害のため同じ言動を繰り返す博士。
彼が師になりたくても弟子をもてない、そして父に
なりたくても子供を持てない。そんな彼の悲しみに
満ちた心情を彼に仕える家政婦とその息子は繰り返される
事から感じ取り、また共に父を知らない二人は博士の持つ
父性に惹かれていく。タイトルにある数式とは
全く関係のない「父性」というキーワードを中心に本作を
観て行くと、意外にもオーソドックスな家族の再生という
ドラマが見えてくるのでした。
 ラスト、成長した家政婦の息子がことの顛末を生徒たちに
語り終え、さらに続くラストシークエンス。父性の下に寄り添う
3つの心という象徴的なシーンですが、まるで今まで縁もゆかりも
なかったそれこそ無作為に選ばれたような数字のような人達が
何かの数式によって必然的に固い絆で結びついて行く...
そんな印象を受けました。
投稿者:メンタイ投稿日:2006-01-28 11:32:42
なんとも心優しい作品である。
人間の暖かさ、女性の暖かさがにじみ出た作品である。
80分しか記憶がもたない博士と、
がんばり屋の家政婦さんの奮闘劇。
数字&数学もまつわるウンチクがかなり聞けて
「うんうん。なるほど〜〜〜〜」
みたいな“面白い教授の数学の授業”っぽさがあり、
題材的にはOKだな〜〜〜って思いました。

しかし、2時間ず〜〜〜っとリズムがいっしょで
それだけの症状を抱えながらも、
山場があるわけではなく、オチがあるわけでななく・・・。

もう少し何かがあるとよかった気はしました。

あと、音楽が暗すぎでち( ̄▽ ̄;)!!http://www.h4.dion.ne.jp/~mentai23/
投稿者:Cinema Trek投稿日:2006-01-27 00:49:10
メイン5人の出演者。そして博士の家の中だけのセットでおおかたのストーリーが展開していく。まるで舞台ででも上演出来そうな作品であった。吉岡秀隆は学校の先生らしく見えない。そして子供時代はルックスのよく似た子を起用しているが、お世辞にもうまいとは言えない演技。これはミス・キャスト。「数学とは数字の学問だったんだ。」と感心はさせられるが感動するまではいかない。寺尾聰と浅丘ルリ子の過去の関係を映像にすれば、もっと起伏があるストーリーになっていたのかも知れない。今、上映している同じ東映作品の「男たちの大和」よりは、算数と数学との違い。そして数学がついていけなくて嫌いになってしまった子供には見せたい作品である。この映画を見た子供たちが影響を受けて明日の数学者を生み出す可能性を秘めたそんな作品であるし日頃見ている数字にも奥深さがあるのを教えてくれる映画でもある。

20060126_Cinema鑑賞_75点
投稿者:kuss投稿日:2006-01-22 17:57:11
【ネタバレ注意】

静かに時間の流れるとても美しい話。原作で流した爽やかな涙は残念ながら映画ではいただけませんでしたが、胸に来る暖かさは同様のものを感じることができました。原作より良い部分、また原作より少し残念な部分とありましたが、寺尾アキラの博士っぷりは原作とシンクロ、いやそれ以上の名演でした。野球カードのエピソードが薄まっていたのは残念に感じましたが。
そしてルートくんはかわいかったなぁ。本当に純くんの子供のころのようでした、、っていうか純くんあんた結構歳だよね!?まじで新任教師みたいな幼い顔してんの。あんな先生にあんな授業されたら、数学好きになるよね。文部省は中学一年の最初の授業でこの映画を見せましょう。
深津絵里もあの笑顔がマスマス好きになりました。彼女はもっといい映画にどんどん出て欲しいですね。

あったかい8点

投稿者:kyan投稿日:2006-01-08 18:44:22
夕焼け天使さんが↓cinemafanさんを批評しているけど

「男たちの大和」「北京原人」「幻の湖」「デビルマン」など
さんざんな批評を他の人が書いてます。

おもしろい映画は人それぞれ
ある人が「おもしろい」
ある人が「くだらない」
それでいいのではないですか?

それは個人の映画の批評、比較であって
制限するものでないと思う。

夕焼け天使さんのような個人攻撃ではないですから。
投稿者:夕焼け天使投稿日:2006-01-04 16:57:41
cinemafanさんは「博士の愛した数式」本コメントで絶賛しているが私はそれほどの作品でないと思っている。
「博士の愛した数式」お「三丁目の夕日」を是非比べて欲しい。
どんなに「三丁目の夕日」が良く出来ていることか。
1画面1画面ごとに魅力がある。
心温まる人間同志の絆のドラマであるのにまったく時間を感じさせない。
私は「阿弥陀堂だより」「雨あがる」も絶賛していない。「三丁目の夕日」を見て欲しい。
人が本来もつ人を愛する心、人間同士のつながり、家族愛,地域愛どれをみても「博士の愛した数式」よりもすばらしく映像化してある。
残念なのは「博士の愛した数式」でも主演している寺尾聰だがそろそろ父親の宇野重吉のまねを卒業した!と思わせる演技を見せて欲しい。
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などと言われたら秀作「博士の愛した数式」ファンの人はがっかりしますよ。cinemafanさん。だから,他の映画の批判をしながら,自分の好きな映画のコメントをするのはやめましょうよ。

「三丁目の夕日」「蝉しぐれ」「博士・・・」それぞれ次元の異なる映画じゃないですか。それを同一次元上で論ずるのは変ですよ。
「博士の・・」は哲学的で思想的で,一人でこの世や生命に対して静かに思考できる映画です。小泉監督の映画は落ち着いた静寂な精神世界をじっくり表現するし,背景の自然もそれに見合う美しい風景やカットになります。寺尾さんが「人生の悟り」とでも言えるような穏やかな演技をして心を打たれますが,それは到底普通のおちょこちょいで軽率な一般人が生きている内に到達できぬほどの「仏の悟の世界」であり,あくまでも人間のあるべき理想像のように思えることもあります。庶民はそれを見て仏の理想世界を見ることになります。
それに対して「三丁目の夕日」は市井に生きるしがないおっちょこちょいで軽率な不完全な人々が日々の生活を営みながら経験する家族や隣人との愛情や人生のどうしようも悲哀を表現しているのです。思考能力の高く,完成度の高い演技や脚本そして映像をどこまでも追求する映画評論家さんにとっては,くだらない映画なのかもしれませんが,「三丁目の夕日」を見た多くの市井に生きる庶民は,確実に「三丁目の夕日」を自分と同次元で表現された映画として感動できたのです。
投稿者:cinemafan投稿日:2005-11-29 00:06:09
今、観客動員1位が「ALWAYS 三丁目の夕日」で本コメント欄でも絶賛の人が多数いるが私はそれほどの作品でないと思っている。
「三丁目の夕日」と本作品を是非比べて欲しい。
どんなに本作品が良く出来ていることか。
1画面1画面ごとに魅力がある。
静かなドラマであるのにまったく時間を感じさせない。
私は「蝉しぐれ」も絶賛していないが本作品を見て欲しい。
人の心、風景、四季どれをみても「蝉しぐれ」よりも「三丁目の夕日」よりもすばらしく映像化してある。
小泉堯史監督という方は以前は黒澤明監督の助監督をなさっていたようで自身の監督作は「阿弥陀堂だより」「雨あがる」と本作品で3本だがこれら3作品ともすばらしいできなのは監督の力量以外のなにものでもないと思う。
寺尾聰は3作品とも主演だったと思うが「半落ち」も含め良い演技をしている。そして本作で魅力的なのは深津絵里だろう。演技力のある深津絵里の実力の見せ所でみごと寺尾聰と並ぶ存在感を出している。魅力では深津絵里の方が上をいっていると思う。
残念なのは「三丁目の夕日」でも主演している吉岡秀隆だがそろそろ満男くん(男はつらいよ)を卒業した!と思わせる演技を見せて欲しい。
下部のコメントでも書かれているが浅丘ルリ子はもう少し年齢的にもキャスティングを考えた方が良かったかもしれない。


投稿者:黒美君彦投稿日:2005-10-26 15:13:32
無駄を排した原作は、想像の余地が広く、とても爽やかだった。それは物語がもつ寓話性と数字に隠された密かな営みのせいだ。
その原作を生かしつつ、映像化するのは意外に難しかったのではないか。物語は大事件が起きるでもなく、静かに推移していくので。
信州の背景は美しいし、役者はみな好演。深津絵里は爽やかだったし、寺尾聰は存在感がある。語り手の吉岡秀隆も自然だった。その中で浅丘ルリ子だけが若干重かったが(苦笑)。
ただ、とても端正に、ある意味生真面目に作ったせいもあって、もう少し遊びが欲しい感もあった。
そのまま舞台化できそうだと思ったのは、その生硬さゆえかも知れない。

数字の謎に仮託して、人間の想像力と「一瞬の永遠」、「一瞬の輝き」を描き出そうとした秀作。
ある程度齢を重ねないと、この良さはなかなか理解できないかも知れない。原作者の小川洋子がワンカット出演しているのはご愛嬌。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演男優賞寺尾聰 
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