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美しき運命の傷痕(2005)

L' ENFER
HELL

メディア映画
上映時間102分
製作国フランス/イタリア/ベルギー/日本
公開情報劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月2006/04/08
ジャンルドラマ
三姉妹と、その母。美しい女たちの心の中には、冷たい炎が燃えている。
美しき運命の傷痕 [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 2,974
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美しき運命の傷痕美しき運命の傷痕

【解説】
 ポーランドの巨匠クシシュトフ・キエシロフスキの遺稿を「ノー・マンズ・ランド」で鮮烈なデビューを飾った新鋭ダニス・タノヴィッチ監督が映画化。キエシロフスキがダンテの『神曲』に想を得て構想した三部作「天国」「地獄」「煉獄」のうちの「地獄」編に当たる。なお、「天国」編はトム・ティクヴァ監督により「ヘヴン」として2002年に映画化された。ある出来事によって父親を失った三姉妹とその母親がそれぞれに陥る愛を巡る地獄のさまを、緊張感溢れるタッチで繊細かつ情熱的に描く。
 22年前に起きた悲劇によって父親を失った三姉妹。それは彼女たちの心に深い傷として残り、いまでは美しく成長した彼女たちがそれぞれに抱える苦悩の遠因ともなっていた。長女のソフィは夫の浮気を疑い、激しい嫉妬が彼女を見境もない行動に駆り立てる。次女のセリーヌは恋人もいない孤独な日々。体の不自由な母の世話を一身に引き受けていた。そして大学生の三女アンヌは、不倫の関係にあった大学教授から突然の別れを告げられてしまう。そんな彼女たちは、思いもよらぬ形で再び22年前の出来事と向き合うことになるのだった。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
641 6.83
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【ユーザーコメント】
投稿者:nomopage投稿日:2011-12-21 15:15:19
こんな難しい映画、とてもついていけない。
投稿者:Normandie投稿日:2011-05-27 22:49:25
E・ベアールの魅惑的な脱力感といい、キャロル・ブーケの潔さなど、フランス女優の素晴らしさが存分に見れてホレボレしました。
ゾッとするよな人間関係の中にあってフランス映画の「安易に逃げない」らしさは健在だ。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-05-26 16:00:41
愛欲映画です。とことん向き合う=対峙するってこういうことなんでしょう。自分には少しヘビーでした。あと過去の謎解きはそうじゃなくてもよかったのにと思われます。
投稿者:JIGGY投稿日:2008-06-03 10:10:44
【ネタバレ注意】

暗いけどフランス映画独特の雰囲気で退屈を感じさせない。次第に事が重大になっていき、真実でストーリーがしめくくられる。誤解がもとで普通に恋愛ができないほどトラウマを負っているのに母親が後悔してないなんて悲しすぎる。

投稿者:ふじこ投稿日:2007-07-28 19:24:34
冒頭から最後まで途切れることない緊張感。
それぞれの女優がみせる繊細な三姉妹とその母親の心の闇。
バラバラな性格だと思ってしまうが、しかし抱えてる傷痕も同じだし、結局似たり寄ったりしてるとこも多いんだと気づかされる。

最後に女4人が集合した。
母親が書きなぐる・・
「それでも私は何も後悔していない」
ゾッとするような視線の先に、女たちの強さと怖さを感じずにはいられなかった私。
投稿者:irony投稿日:2007-04-11 01:53:51
 全〜部セバスチャンが悪いのさ…だって…だ〜ってアレなんでそ セリーヌには勘違いさせるしね 堪えられない状況ってのは人間生きてリゃあるんだよ 例え後から後悔しようとも(後悔してないけど)生きてるこの世が地獄なのさって言ってみる。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-05-10 11:43:30
【ネタバレ注意】

螺旋階段を昇り、或いは降りる姿は、上から平面として捉えると、同じ円弧をぐるぐるまわっているように見える。
夫の裏切りの現場を突き止めようとするソフィ(エマニュエル・ベアール)のシーンが印象的だったせいか、この作品を観ていて「螺旋のような…」という言葉が頭に浮かんできた。
少女時代の両親間での諍い、死がトラウマとなりながら、その最も避けたいトラウマを知らず知らずのうちになぞっている人生。
形は違えど、三人の美しき姉妹が直面している夫の裏切り、孤独、不倫。
それぞれ絶望し、深く傷つきながら、三人姉妹が改めて22年前のトラウマに向き合おうとしたとき、母はしかし毅然と言い放つ(厳密には「書き放つ」。)
「それでも私は決して後悔しない」。
そこには「事件」以外に夫を許せない何かがあったのかとも思えるし、過ちも含めて自らを肯定する以外に生きる道はないことを示しているようにも思える。あのときはそう行動しなければ自らが生きることはできなかったのだ、ということを。
後者だとすると、他の鳥の巣に産み落とされ、もとあった卵を突き落としてでも生きようとするカッコーの意味するところも見えては来るのだが。

原題は「地獄」だが、キリスト教的な「地獄」というよりも、仏教でいう「火宅」という言葉の方が、この作品にはぴったり来る。

母と三姉妹を演じた4人の女優がみな美しい。三姉妹など、同じ両親から生まれたとは思えないくらいそれぞれ異なる美しさをみせている(笑)。
キャロル・ブーケの目の演技。エマニュエル・ベアールの憂鬱そうな佇まい。カリン・ヴィアールの人の好さそうな演技。マリー・ジランの直線的な愛情。
どれも印象的だ。
ダノス・タノヴィッチ監督らしく、ユーモアも散りばめ、重苦しい雰囲気を救っている。
なかなかの作品である。

投稿者:投稿日:2006-05-06 03:23:25
【ネタバレ注意】

 なかなか面白かった。原題は「地獄」だが、暗さはなく、生の肯定に根ざした吹っ切れた明るさがある。それは、車椅子生活で、言葉もしゃべれないという地獄を生きているはずの母親(キャロル・ブーケ)の、あの強い意志を秘めた目が象徴している。その母と同じ資質を受け継ぐ娘たちも、男と上手くやっていけないという地獄を抱えながらも三様に生きることに前向きである。母と娘3人、女たちのたくましさ、強さが印象に残るのだが、それに対して、男たちのなんと弱々しく情けないことよ!

 22年前に父親が起こした事件及びその死がトラウマとなり、三姉妹のその後の人生に深く影響を与えたことは確かであろう。そして今父は無実だったことがわかり、トラウマの克服の可能性を感じながら娘たちが母と会う。
 そのとき母は、「決して後悔しない」と言う。
 この言葉で、母の夫への憎悪は消えていない、予定調和は否定され場面は暗転して終わる、という解釈が多い。
 しかし、果たしてそうだろうか?
「たとえ無実だったとしても夫は裁判で真実を語らなかったわけだし、私に暴力を加え、おかげで口が聞けなくなり、施設で車椅子生活を余儀なくされている。そして無責任にも自殺してしまった。夫が無実の罪だというのがわかったからって、いまさらそれが何だというの?それで今の状況が変わるわけでもないし。それよりも、あんたたちも私も、これから生き続けていくことが大事なのよ!」
 こう、言いたかったのだと思う。地獄からの脱却を予兆するラストだと思うのである。

 同じ姉妹物でも「イン・ハー・シューズ」では、対照的な性格の姉と妹の関係に重きを置いて描かれていたが、本作品では姉妹間の関係はほとんど描かれていず、娘たちの近況が万華鏡を回転させながら見ていくように順番に、等分に絵柄のように表されていく。この手法により、今まさに娘たちに起こっていることを同時に追体験できるわけだ。「万華鏡」の意匠は構造にまで及んでいるということだろうか。上手い脚本(あるいは脚色)だと思う。

 同じ母の遺伝子を持ちながら違う性格の三姉妹の、等分に描かれたそれぞれのありようが面白い。
 その中では、何となく抜けている二女のセリーヌ(カリン・ヴィアール)のエピソードが好きである。
 三女のアンヌ(マリー・ジラン)が不倫相手(ジャック・ペラン)の娘と妻にあてつけのように恋愛相談するところが恐ろしい。男ならこんなことは絶対にできない。まさに女という性(さが)の地獄を見せつけられたようなシーンであり、秀逸。

 結構笑わせるところもある。
1.いつも一人で列車で寝ているセリーヌに車掌がプレゼントしようとすると、他に二人の女が居た
2.セリーヌは路上で声をかけられた男を自分に気があると勘違いし、部屋に入れ、裸になってベッドで待った
3.車椅子の母との散歩の後、お茶の時間にセリーヌの読む本がギネスブックで、人喰いの最高記録とか
 苛烈な状況の描写の合間にこのようなシーンが挿入されることにより、物語にコクが出たように思う。

 女性向けに作られた映画だとのコメントもあるようだが、そんなことは無い。本当に優れた作品は、見る者の性別を問わないのだ。

 美しい4人の女優それぞれが上手い。
 エマニュエル・ベアールは夫に別れを切り出す場面の演技が秀逸。抱いてほしいけれど別れるしかないとも思う複雑な感情を見事に表現した。40歳になるのに体の線が崩れていず、大したもんだと思う。
 カリン、ヴィアールは寝顔が美しく、俺が車掌だとしても、同じように見つめてしまうだろう。このキャスティングは、成功している。裸になったのが自分の早とちりだと知ったときの表情も、上手い。
 マリー・ジランは、恋愛で盲目状態になり自己中心的な言動を取る女をリアルに演じた。一途な目の光が印象的である。
 キャロル・ブーケの目の演技がすごい。目の表情だけで、凛とした生きる姿勢が伝わってくるのだ。

 音楽:ダスコ・セグヴィッチも良い。

投稿者:Longisland投稿日:2006-05-01 01:41:02
4人の女優が其々の個性を見事に演じているのだが、いかんせん平凡な感じ。
エマニュエル・ベアールはやっぱり綺麗で魅力的。キャロル・ブーケは老けメイクもまだまだイケル。特筆すべきは三女を演じたマリー・ジラン、大女優陣に対し引けをとらない演技は流石。
投稿者:エバ投稿日:2006-05-01 01:27:17
Danis Tanovic監督+エマニュエル・ベアールという、私的に
ヨダレもののコンビの作品のわりには、いまいちでした。
個人的には不倫中の三女のマリージランが苦悩の中で吐き出す台詞が
なんとも言えず苦しくてせつなくてよかった。
さすが愛のお国フランス産です!
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