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ニュー・ワールド(2005)

THE NEW WORLD

メディア映画
上映時間135分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2006/04/22
ジャンルドラマ/ロマンス/アドベンチャー
一生を変えてしまう愛がある

17世紀初頭、“新大陸”アメリカ。
異なる世界のふたりが許されない恋におちた――
ニュー・ワールド コレクターズ・エディション [DVD]
参考価格:¥ 4,536
価格:¥ 2,800
USED価格:¥ 46
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ニュー・ワールドニュー・ワールド

【解説】
 日本でもディズニー・アニメ「ポカホンタス」などでお馴染みの有名なアメリカの建国神話を、「シン・レッド・ライン」の名匠テレンス・マリック監督が実写映画化。17世紀初頭のアメリカ大陸を舞台に、イギリスの冒険家ジョン・スミスとネイティブ・アメリカンの娘ポカホンタスとの言葉と文化の壁を超えたピュアな愛の物語が、壮大なスケールと美しい映像で綴られてゆく。主演は「アレキサンダー」のコリン・ファレル、共演に15歳の新人クオリアンカ・キルヒャー。
 1607年、新たな楽園を求めてイギリスの港を旅立った船が、長い航海の末に北アメリカのヴァージニア近辺に辿り着く。しかし、そこには先住民のコミュニティが存在した。ニューポート船長は、反乱罪に問われていたジョン・スミスを解放する。彼の勇敢さを買って、先住民との交渉役を任せる。しかし、スミスはたちまち先住民に捕えられ、王の前に連行されてしまう。そして、スミスの処刑が命じられた時、王の末娘ポカホンタスが命乞いをし、彼は救われる。やがて2人は、言葉や文化の壁を超えて深く愛し合うようになるのだったが…。
<allcinema>
【関連作品】
ポカホンタス(1995)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1397 7.46
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【ユーザーコメント】
投稿者:こじか投稿日:2014-11-02 17:00:43
【ネタバレ注意】

シンレッドライン程パンチはなかったけど面白かった。全編に渡り連続性のないカットを”丁寧に撮って”バシバシ繋いでるんだけど神業。短いワンカット毎にしっかり演出がかってて見事な画なのに、こういう繋ぎ方する監督さんって他に思い付かない。

投稿者:クリモフ投稿日:2014-05-18 20:36:33
寡作の巨匠、テレンス・マリックによる史劇。大自然の押し売りかと、構えてみたのですが、思ったほどあざとくはなく、むしろ抑制が効いている印象。
ディティールよりも抽象的な演出が多く、村の位置関係やら冬の補給物資の量など気になるところはあります。ただ、美しい映像がそんな気を紛らわしてくれるので、ひとまずはマリックの意図は成功しているのでしょう。
感心したのは。ポカホンタスが「対話」する場面が、部族以外ではスミスとロルフだけで、異文化の中で生きてゆく潜在的な孤独や不安が感じられたこと。
英国に行ってからはややトーンダウンした感はありますが、片意地張らずにラブストーリーとしては及第点かと。ロルフとのエピソードにもう少し時間をかければ、より良かったという気もします。
あまりに有名なアメリカ建国余話の実写化としてはなかなかの出来ではないでしょうか。
投稿者:mototencho投稿日:2010-03-17 08:48:22
その圧倒的な“自然美”に魅了されるテレンス・マリック監督作「ニュー・ワールド」は素晴らしい歴史劇です。
http://mototencho.web.fc2.com/2006/neww.html
投稿者:nedved投稿日:2010-01-03 23:58:32
コリン・ファレル
投稿者:藤本周平、投稿日:2010-01-03 16:06:36
まず1回目の鑑賞。自然の景色の映像が綺麗すぎてうっとりしてしまい、始まって30分ほどで熟睡。そして眠りから覚め、2回目をまた最初から鑑賞。観終わって思ったことは「これは考えて観るもんじゃねえな」。暇なときにゆったりと観るにはいいんじゃないでしょうか?
投稿者:naoron投稿日:2008-06-06 13:48:33
起伏が無く眠くなるという人が多いが、何故か自分はこの監督の作品はツボです。あのナレーションと音楽、映像は緊張感すら与えて、目が離せられなくなります。壮大な設定なのにリアリティもあるのですが、コリンは主役にあっていたかどうか疑問です・・。次作が楽しみです。
投稿者:フランソワーズ投稿日:2008-01-11 20:57:08
時間のあるときにポカーンと観る映画ですね。
ヒロインの声は本当に自然に溶け込みそうな美しさ。
あとで15歳と知って驚きです
投稿者:irony投稿日:2008-01-09 17:53:47
アカンっちゅう人もいれば、よかったっちゅう人もいる ホントおもしろい
評価は多種多様でオッケーってなもんで 自分としては何かクラシックを聴くような感覚で作品を眺めていた こんな作風もあるんだな 主演を張った15歳のドイツ人クオリアンカ・キルヒャーがすっかり現地人に見えるから驚いた えっ、ドイツ人なの? 15にしては肩幅広いなぁ 水泳で鍛えてんだろか? ファレルも色んな作風にチャレンジしてるようで…イノセントラブとか頑張ってる 一般受けはしないものの、見識を広める意味では有意義な作品でした。
投稿者:bond投稿日:2008-01-06 13:09:33
なんかシンレッドラインに雰囲気似てると思ったら同じ監督。展開に起伏が無く途中寝てしまった。映画としては失敗なんじゃない。
投稿者:なちら投稿日:2007-02-20 14:19:37
抑揚の無さに耐えられず、だめ。
投稿者:カロンタンのエサ係投稿日:2006-10-19 01:35:03
寡作で知られるテレンス・マリック監督作品といえば、ストリートはまったく関係なくはさみ込まれる静かな自然描写。その特異な編集感覚は、戦争映画『シン・レッド・ライン』で血なまぐさい戦いのすぐそばにそういう生き物たちの営みが行われているという当たり前の事実を知らせてくれて新鮮だった。他の作品も、シシー・スペイセクのくるくるスクリーンを動き回るアーパー美発散、ちょっと困った邦題の『地獄の逃避行』、何だかんだいってもサム・シェパードがかっこよくてたまらない『天国の日々』と、どれも忘れられない魅力にあふれている。
そんなマリック監督の新作は、ポカホンタス伝説を映画化したこの作品。実は伝説自体よく知らなかったのだが、アメリカ建国の矛盾を突く監督渾身の一作らしいのだが、半年近く経って記憶に残っているのはストーリーより繊細この上ない映像ばかりだ。
すべて自然光という撮影といえばかつて『木靴の樹』などもあったが、現代のすぐれたフィルムの特性がうまく活かされている印象で、今までにない深みのある映像となっている。そしてそこに来る時間を待っていたであろう、計算し尽くされた太陽の位置にいちいち唸らされた。いつもながらサウンドの綿密さにも驚かされるばかりだ。
そして、こういうところはさすがアメリカ映画といえる時代考証。17世紀のネイティヴや欧州人の生活にたいした知識はなくても、きっとこうだったんだろうなと思わせるリアリティは迫力すら感じさせる。
さらにアメリカという国の奥深さを感じたのは、あの17世紀そのままのようなロケ地。東海岸にあんな場所がまだ残っているというのだからすごい国だ。
というわけでストーリーにはあまり触れられなかったが、まだ10代だというクオリアンカ・キルヒャー嬢はさすが本物といえる荒々しい魅力にあふれていたし、よくは知らないコリン・ファレル、クリスチャン・ベールも十分な存在感だった。文化衝突の問題の普遍性や、主人公のドラマのダイナミズムは十分伝わる。
また最近読んだ山下柚実著『給食の味はなぜ懐かしいのか』でこの作品で「匂いつき上映」が試みられたと知ったが、画面に残されたうねるようなワイルドネスはそうした試みにはぴったりかも知れない。試みの是非は別にして。
そうはいっても、一般ウケする作品ではないよう。一緒に行った同級生と、史上初の2人独占上映を体験。http://blog.goo.ne.jp/quarante_ans/
投稿者:メンタイ投稿日:2006-05-21 12:17:14
1978年「天国の日々」
1998年「シン・レッド・ライン」

20年に1度かと思われていた鬼才テレンス・マリックの
12年ばかり早い作品。
まーそんなこと思ってる人はそんなに居ませんが・・・。

何を伝えたいのかが、明確じゃないところに
テレンス・マリックの面白さがある等という
深読みし過ぎる解釈をすれば、やはり今作も
“テレンス・マリック監督作品”な、出来である。

物語は、おなじみの有名なアメリカの建国神話。
まぁ「ポカホンタス」ですな、ディズニーで言えば。
でも、この状況かそが、本当の“国境を越えた愛”であって、
国と国なんつー生ぬるい愛ではないところが奥深い。
過去に“禁断の愛”は、数多くあった。
セレブと一般人、北と南、花嫁とエイリアン・・・more
でも、この“禁断の愛”は、胸打ちますよ〜、結構。
でもって、ここまで胸打たせといて、ラストは・・・・・・・そっちか。みたいな。
ネタバレになるから、書きませんが、
おいら的には「そっちでよかった・・・」といいながら
劇場を出てきたという気持ちのよい映画でした。 http://www.h4.dion.ne.jp/~mentai23/
投稿者:ブルークロウ投稿日:2006-05-18 10:16:54
深く感動しました。
登場人物たちの心の声と、美しい映像だけで物語を語っていて、非常にすばらしい作品ですね。
コリン・ファレル、クオリアンカ・キルヒャー、クリスチャン・ベールの主要な役者たちの表情や身体で魅せている演技は、胸にジーンときました。
むせび泣くような感動ではなく、心に深く刻み込まれる感動です。
とても詩的な、叙事詩的な作品だと思います。
投稿者:ローランド投稿日:2006-05-05 22:03:06
 近くの映画館では上映されないので遠くまで出かけなければ
ならないのに、評判は芳しくなく客の入りが良くないようだしってこ
とで観るのに消極的だったのだけれど、それでも映像が良いとの
話しだし、もしかしたら評価も客の入りも悪かったが、良い映像と
良い音楽でキューブリックが絢爛豪華に仕立て上げた、これぞ
映画のなかの映画と思っている「バリー・リンドン」のような
狹たり瓩箸いΣ椎柔もあるかもしれないと、見逃して悔やむ
ことになるよりはと手間ひまかけて観にいってきたのです。

 でも、がっかりでした。ストーリーのいい加減さなどは良い
映像と良い音楽があれば我慢できるのだけど、それが、音楽は
うるさいだけだし映像もたいしたことはない。この程度の作品を
劇場で高い金とって見せるなよなって思いでしたが、考えてみれ
ば、このゴールデンウイークに他に観たい作品もなかったし、
その意味ではこれはこれで劇場で上映する価値があったのかな
って気がします。皮肉ではなくて、自由主義経済、連休で客の入
りそうなのを選べば低年齢層向けばかりということになるので
しょうね。
投稿者:Longisland投稿日:2006-05-02 08:34:10
今まで観たカラー作品の中で最高の美しい映像作品。
オープニングからエンディングまですべてのショットがまるで名画のように美しく、2時間弱があっという間に過ぎてしまった。 本作品は映像美を愛でる作品。 控えめな演技陣、端正な音楽、すべてが至福の映像を支えている。ストーリーや有名俳優の顔見世を期待している観客には苦痛なんだろうが、ひとたび映像の美しさを堪能する気持ちを持てば素晴らしい時間が約束される。 とはいえ役者陣の演技が添え物かというと否。Q・キルヒャーの美しさ、C・ベイルの控えめな滲み出るやさしさ、C・ファレルの繊細さ、すべてが映像美を引き立たせている。

一般受けしない本作品がG.W.のルーブル系230スクリーン公開。
テレンス・マリック監督作品を最大チェーンで公開する、松竹東急の志が高いのかそれとも作品が無いのか・・・

公開はすぐ終わると思うので、出来るだけ早く、出来るだけ環境のいい劇場で見るべき作品。

(追記)
本作品に対し映像美だけを主張することは間違っている・・・との意見もあるが
本日2度目観て、やっぱり本作品は映像を愛でる作品、美しい映像に身を任せる至福の時間だったとしかいえない。 
あえて誤解を恐れず言うなら、凡庸なラブストーリであるからこそストーリーがでしゃばらず、人物描写に特化することがないから、演技だけに目が向くことが無い。 『夢』のような描写であり、セリフではない心の声だからこそ映像の美しさこそが引き立つ、マリック監督の意図したこととは違うかもしれないが、私には映像の美しさを導き出す為に、全てが映像美の為の演出・構成と感じた。
監督が米国や世界に対し『何かいいたい』のなら、前作の日本兵の例もあり(あんまりいい例えではないが)もっとメッセージ性が全面に出たはず。

思うに、メッセージ性を強調するがあまり、ストーリー・作品自体が破綻する作品や、メッセージも観るべき映像も何も無い作品が多いなか、卓越した映像美に浸れるだけでも劇場で体験する価値があるのではないか。

追記 07-01-08
 自分の06年洋画NO.2でした
投稿者:tanuki投稿日:2006-05-01 13:57:50
そんなに...「一生を変えてしまう愛がある」といっても、中々、それをうまく、伝える映画ではないような気がしてます。ヒロインは自然体で感じがいいのですが、どうしてそうなるのか、なぜ、別れないと行けないのか...http://blog.goo.ne.jp/pptanuki_2004
投稿者:まりっくりん投稿日:2006-04-30 16:43:46
【ネタバレ注意】

7年ぶりの新作はアメリカの建国神話を題材にした(またしても)楽園喪失の物語。そして愛することと愛されることのカタチをじっと見つめるような映画でありますが、個人的には、期待が大きすぎたのか、もうひとつという感想になります。
今回は、監督としてはこれまでになくひとりの人間に焦点を当てた感がありますが、これが監督の作風に合ってないように思いました。
また、監督の特徴である「ボイス・オーバー」は控えめ・・・というよりあまりに断片的(母へ問いかける部分をもう少し強調しても良かったのでは?)で、また色彩的にも緑基調の淡いトーンに終始。前作「シン・レッド・ライン」でのフラッシュバックの多用や南国の極彩色の風物がお気に入りだったので、ちょっと地味に感じました。
過去の作品のような心に訴える映像がないのがとても残念ではありますが、押し付けの感動を排したサラリとした画風は、凡百のハリウッド映画とは全く異質のマリック節ではありますので、一見の価値ありです。

投稿者:ヤース投稿日:2006-04-29 23:31:48
【ネタバレ注意】

レイトショーで観たけれど、観客が二人しかいなかった。1200円だったけれど、12,000円でもよかった。映画館貸し切り状態で、テレンス・マリックの新作を拝見できる幸福は、殆んど恩寵にちかい。素晴らしいの一言で、片付けても、いい。こんな映画が、アメリカ映画として製作・公開されることが、すでに奇蹟に近いことだ。

それにしても、シンプルな映画である。

夕陽の弱い木漏れ日が人物たちの頭部や肩のあたりを縁取って光り輝いている。葦の生い茂る狭い河にしとしと雨が降っている。クオリアという言葉がある。物語性だけが、映画ではない。人間の脳は、クオリアを欲求している。本作を「わかる人だけがわかればいい」という芸術映画であると断じてしまうグロテスクな感受性に、災いあれ。邪悪で鈍磨した攻撃性に、災いあれ。

私は、別段、主人公の男女を美貌だとは感じない。きわめて平凡な容貌の持ち主二人である。だがきわめて地球的、というかアラブ諸国の観客も、中国の観客も、南米の観客も、誰もが感情移入できる「形式」であると感じる。そういう意味で、アメリカ建国神話の一種という位置づけだが、誰もが堪能できる装置となっている。

見事な映画である。是非一度、御照覧あれ。

投稿者:gohandesuyo投稿日:2006-04-27 18:33:14
嘘っぽい映画だった。
って嘘なんだから史実に忠実っぽく描けば余計に嘘の部分が目立ってくる。
嘘臭いから誰も物語に入り込めない。映像はきれいだなとか思うだけ。
これで愛は普遍とかアメリカ人は思えるんか?
思えるんならその勝手な幻想は相当にオメデタイというか恐ろしいな。
ま、そういう幻想がないと酔えない映画だな。
アメリカの幻想のリニューアル、嘘の上塗り。
ニューワールドね。

ネットのウィキペディア百科事典のポカホンタスの肖像画の対比には笑った。

David Thewlisが出てるのはD.N.Aを意識してのことか?
あとJホーナー編集?の音楽うざい。
投稿者:浄瑠璃2投稿日:2006-04-27 16:27:02
主人公3人の視点と独白だけで進行する。よーくわかるじゃん。あざとい人間関係やいかにもな事件が起こって、きっちり説明されたストーリーが進行しないと「わからない」って人は、ハリウッドのプロパガンダ映画やお手軽テレビドラマを観すぎて脳が萎縮してるんだと思うよ。『ジュラシックパーク2』『ザ・グリード』のウエス・ステューディの原住民、『トゥームレイダー』『アドルフの画集』のノア・テイラーの第一次移民といった渋いキャスティングも、顔が塗りたくられまくっててよくわからない。でも、この監督の作風なら当然のこと。ステロタイプな物語と人気俳優の見せ場だけで組み立てられてる映画を「プログラムピクチャー」というんです。
投稿者:Bava44投稿日:2006-04-25 20:43:04
こんなにいい映画なのに劇場はガラガラ。松竹の下手なアンケートにも苛立つ。
でも実際、一番拍子抜けしたのは普通の観客だと思う。「この映画、アドベンチャーじゃない!」とか。

クラッシック風の音楽と帝都物語みたいな音楽のなかで人と人の触れ合いが描かれます。
特に前半、コリン・ファレルがインディアンと同化していくシーンは本当に「夢」みたいなシーンである。
そもそもセリフよりも圧倒的に心の中の声が多い。しかし観念的過ぎるわけではない。その時に彼らが思った素直な気持ちを言葉にしているだけだ。
そして実質的にはヒロインが主人公。15歳の小娘がどうしてこんなに上手く女を演じることができるんだよ!

「美しい映像」ではなく、美しさを見つめるような映像に心引かれる3時間(体感時間)でした。

(追記)
それから本作品に対して映像の点や、描かれている美しさだけを主張するのは間違っているだろう。
『シン・レッド・ライン』からの7年の間に監督は、アメリカ(や世界)に対して何か言いたいことが
あったに違いない。その伝えたいことを映画作品として作ったのだろう。

アメリカ建国神話の中に描かれている「異民族」との交流。それをどうしても肯定したかったの
ではないだろうか。


(追記その2)
僕が考える芸術作品とは、メッセージ性が露骨に表れた作品(オリヴァー・ストーン、マイケル
・ムーア等)ではなく、映画作品としての完成度を保ちつつ、その中に美しい考えや批判的なものを
織り込んである作品のことです。私は映画監督であるマリックが完成度の高い映画作品を通して
自分の考えを主張したかったのではと考えました。

しかし、公開も終わりになりかけているから言うが個人的に本作には冗長なところがあり、多少映像
に溺れてしまった感じもあると思っています。映像作品として傑作でも、映画芸術としてはイマイチ
かも。(5/27)
投稿者:Cinema Trek投稿日:2006-04-25 00:24:39
予告編から新大陸の原住民のポカホンタスと原住民との争いの中での許されざる愛をテーマに壮絶に描いた作品だと思った。しかし、物語は美しい風景も取り入れながら時にはクラシックをBGMに本人であっても第三者が抒情詩を語りかけるようなナレーション的口調でそれほどの起伏も感じられずまったりと展開される。ポカホンタスがとびっきりの美人であればまだしも原住民という設定で美形ではなくそれもあどけなさが残る未成年。コリン・ファレルが恋に陥るというのもヴィジュアル的にも現実離れ。まったりと進む割には子供が生まれ成長していく。2時間15分の作品だが3時間ぐらいに感じられた。エンドロールも突如、無言で流れる。見終わった観客も“時間の無駄”,“何これ”という「他の映画を観ればよかった。」風の声が多く聞かれた。物語も単純で理解出来るのだが脚本や演出的に一般人には理解し難い退屈な芸術的作品であった。

20060424_Cinema鑑賞_60点
投稿者:ゆきたか投稿日:2006-04-23 23:22:46
もちろん、「楽園」なんてものは存在しない。それは、テレンス・マリックというひとりの映画監督の夢想であり、幻想である。
しかし、この映画には、そんな事実を忘れさせてくれるだけの圧倒的な力があり、美しさがある。
さらに、前作『シン・レッド・ライン』が、楽園を追放された者からの視点であったのに対して、本作が楽園の住人(先住民)からの視点であるということ。また、前作がその追放者の厭世的「ぼやき」にとどまっていたのに対し、本作はさらに一歩踏み込んで、世界を肯定的に捉える高みにまで到達しているということ。
以上の二点だけでも、明らかにマリック監督は成長している。
とにかく、本年度必見の映画であることは間違いない。(それなのに、なんで公開初日にもかかわらず、館内がガラ空きやねん!)
投稿者:jeremiah投稿日:2006-04-23 22:30:08
今日、観てきた。『シン・レッド・ライン』でちょっとずっこけた人でもこれは大丈夫。というより凄くいい。『天国の日々』が好きな人は間違いなく感動すると思う。劇場は日曜なのにガラガラだった。こんないい映画なのにかわいそうすぎる。『天国・・』同様、大画面で観る映画なんだから、是非行ったほがいいぞ。
投稿者:sabu投稿日:2006-04-13 23:53:49
とても美麗で叙事的な映像と語り口に浸れる作品。近年稀に見るほど、全体的に美麗な作品に仕上がっている。映像のみが手助けしているわけではなく、そこには、映像に溶け込んだセリフやナレーション、登場人物たちら全てが、ひとつの作品を仕上げている感じだ。まさにマリック作品の醍醐味であろう。冒頭から映し出される大自然の壮大さと、とてもスピリチュアルなセリフはまさに原始的な神秘を感じさせる。タイトルもうまくつけたと思う。イギリス人が発見したアメリカという名の新大陸、そして主人公レベッカがイギリスへと行くことを決意するという部分での新大陸、そのふたつを上手くかけ合わせてある。しかし、新大陸の発見や、ポカホンタスの恋の伝説というものは、実際とても残酷で悲劇的なものなのだが、そこをかなり抑えている部分が少し気になった。事実を歪曲している、というふうにも取れるかもしれない。でもやっぱり、マリックの生み出す映像は圧巻・・・。もうそれだけでお腹いっぱいという感じ。ストーリーの起伏はとても少ないが、そこもマリック流。ただ、クリスチャン・ベールは予想以上によかった。個人的に思ったのは、ファレルとベールの役どころを逆にしたほうが、なんとなくしっくりくるような気がする・・・。大自然の描写がとても綺麗なのに、コリン・ファレルが映ると一気に画面全体が暑苦しくなると思ったのは僕だけだろうか?http://sabuchan0605-id.hp.infoseek.co.jp/index.htm
投稿者:くろくろ75投稿日:2006-02-23 03:20:14
寝不足状態で劇場に行ったのが悪かった。やはり映画を見るときには、その時の体調、心理状況、自分の置かれている現状・・が作品の印象を完璧に左右する事を改めて認識。

前半は、頭がうつらうつらしながら、ただただ流れてくる映像と音楽を見聞きするだけ。先住民ポカホンタスは綺麗に腋毛剃ってるな・・とか、どうでもいい事ばかりに目が行ってしまう始末。クオリアンカ・キルヒャーの詩は美しかったが、喋らないコリン・ファレルは暑苦しいぞ。後半に入ってポカホンタスが主人公になってから、ようやく作品に没頭。クリスチャン・ベイルは、コリン・ファレルを喰っていたと思う。素晴らしい演技に存在感・・ って、まあコリン・ファレルが出てた時は眠りそうになってたし、クリスチャン・ベイルが出てた時は割合頭がシャッキリしてたからそう感じたのかも知れない(笑
投稿者:シネマガール投稿日:2006-02-21 12:36:16
やはり万人向けではないなとは思うが、詩的なナレーションと映像の美しさが決め手の作品。クオリアンカ・キルヒャーは純粋で、強くて、カリスマがあって、生に満ちた独特の魅力を放つポカホンタスにピッタリ。脇役も抑えた演技でサポートしている。コリン・ファレルはワイルドな入植者スミスを、クリスチャン・ベイルは理性の男、ロルフを。http://cinemagirleastcoast.blog37.fc2.com/blog-entry-82.html
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-02-18 15:11:52
【ネタバレ注意】

全くスゴい作品だ。まず、こんな作品が現在のハリウッドから生まれたという事実が殆ど奇跡に近い。
決して万人受けする作品でないことだけは言っておこう。刺激や過剰な「物語」に飢えた観客層からすれば「つまんねー」という声が上がるのは目に見えている。

だが、映像のこの美しさはどうだ。澄んだ大気の奥行きはどうだ。
抑えた筆致で描かれる人間の営みは、荒々しくかつ深遠なものを宿した大自然の中にあって、あまりに卑小だ。
魂に触れてくる映像・・・さらにそこに常にノイズが重ねられる。それは「雑音」という意味ではなく、地球上の音、という意味だ。過剰なオーケストレーションよりもさらに印象的なノイズの重なり。
ドラマをここに求めてはいけない。過剰なドラマに麻痺した神経は「退屈」という信号を送るだけだろう。まず身を委ねてみよう。いずれにしてもアカン人にはアカン映画であることは間違いないのだが(苦笑)。

冒頭、17世紀初頭、新大陸=New Worldを求めた英国人の帆船が、現在のヴァージニアに辿り着くシーン。ネイティブたちがそろそろと遠巻きに見守る中、ワーグナーの楽劇「ラインの黄金」前奏曲が流れる。
初めて邂逅する者達。入植しようと海を越えてきた者たちは、自然を打ち負かすことで発展してきた自負を抱き、一方大陸で生きてきたネイティブは自らのテリトリーを守ることで部族を支えてきた。
交わることのなかった者たちが交わる時に生まれる軋み。前半は「新大陸」における西欧文明と先住民族の軋轢がテーマかと思える。殴り合い、殺し合い、だが交易を行い、また殺し合う。傲慢な西欧文明に蹂躙されたネイティブの伝統・・・だが、この作品は、そんな二極的な結論には見向きもしない。
作品ははじめは英国人スミス大尉(コリン・ファレル)の視点で描かれるが、やがて彼が出会う先住民族(アルゴンクィン族)の首長の末娘ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)の視点へと移り変わる。
まだ15歳という彼女の表情が美しい。何というイノセントな笑顔だろう。彼女は若さ故の無邪気さで、異国から来たスミスと愛し合うようになるが、事態は次第に悪化する・・・。

新大陸にやって来たのは西欧人たちだった。しかしポカホンタスもまた様々な困難を越えて"New World"へと踏み出していったのだ。
まだ見ぬものへの憧れや夢。場所としてではなく、未来もまたその意味では"New World"だということをポカホンタスを演じたクオリアンカ・キルヒャーの表情は語っている。
徹底した考証と映像・・・まさに壮大な映像叙事詩である。
素晴らしい作品であると、私は思う。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 撮影賞エマニュエル・ルベツキ 
□ 音楽賞ジェームズ・ホーナー 
 □ 若手女優賞コリアンカ・キルヒャー 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】ニュー・ワールド コレクターズ・エディション2006/09/28\4,200amazon.co.jpへ
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