allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

武士の一分(いちぶん)(2006)

メディア映画
上映時間121分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2006/12/01
ジャンル時代劇
人には命をかけても守らねばならない一分がある。
武士の一分 [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,944
USED価格:¥ 2,875
amazon.co.jpへ

 Photos
武士の一分(いちぶん)武士の一分(いちぶん)

【クレジット】
監督:山田洋次
製作:久松猛朗
製作総指揮:迫本淳一
プロデューサー:深澤宏
山本一郎
原作:藤沢周平
「盲目剣谺返し」(「隠し剣秋風抄」文春文庫刊)
脚本:山田洋次
平松恵美子
山本一郎
撮影:長沼六男
美術:出川三男
衣裳:黒澤和子
編集:石井巌
音楽:冨田勲
音楽プロデューサ
ー:
小野寺重之
スチール:金田正
監督助手:花輪金一
照明:中須岳士
装飾:小池直実
録音:岸田和美
出演:木村拓哉三村新之丞
檀れい三村加世
笹野高史徳平
岡本信人波多野東吾
左時枝滝川つね
綾田俊樹滝川勘十郎
桃井かおり波多野以寧
緒形拳木部孫八郎
赤塚真人山崎兵太
近藤公園加賀山嘉右衛門
歌澤寅右衛門藩主
大地康雄玄斎
小林稔侍樋口作之助
坂東三津五郎島田藤弥
【解説】
 山田洋次監督による「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続く藤沢周平原作時代劇の第3弾。小藩の下級武士である主人公が、妻とのつましくも幸せな生活を踏みにじられたとき、一人の男としての尊厳を懸け毅然と立ち上がる姿を描く。主演は木村拓哉、共演に宝塚出身でこれがスクリーンデビューとなる檀れい。
 三村新之丞は東北の小藩に仕える三十石の下級武士。剣術の覚えもあり、藩校でも秀才と言われながら、現在の勤めは毒味役。張り合いのない役目に不満を持ちながらも、美しく気立てのいい妻・加代とつましくも笑いの絶えない平和な日々を送っていた。ところが、そんな平穏な生活が一変してしまう。貝の毒にあたった新之丞が、一命は取り留めたものの失明してしまったのだ。絶望し、自ら命を絶とうとする新之丞を、加代は懸命に思い留まらせるのだった。しかし、武士としての勤めを果たせなくなった以上、藩の沙汰次第では生きていくことも叶わない。そこで加代は、嫁入り前からの顔見知りだった上級武士の島田藤弥に相談を持ちかけるのだったが…。
<allcinema>
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aそれでもボクはやってない (2007)
[002]A硫黄島からの手紙 (2006)
[003]Aフラガール (2006)
[004]Aネバーランド (2004)
[005]Aバベル (2006)
[006]A007/カジノ・ロワイヤル (2006)
[007]A父親たちの星条旗 (2006)
[008]Aクラッシュ (2004)
[009]A幸せのちから (2006)
[010]Aパイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド (2007)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
29222 7.66
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:きらきら投稿日:2016-03-20 09:16:08
【ネタバレ注意】

ホタルやアゲハチョウなど、ところどころ虫の存在を強調するシーンがあります。
現代にくらべ、人間の生活と自然との垣根が低かったことを表現したかったのでしょうが、
画面にコンピュータ臭(CG)が漂い、途端に冷めます。
変に自然に見せようとして、逆に画面から浮いた感じに見えてきます。
(あえて不自然に葉っぱ(羽根?)のCGを使った『フォレストガンプ』!)

『座頭一』の勝新太郎にくらべたら酷ですが、盲人を演じた木村拓哉もなかなかの好演です。
腹を立てたときに、相手のセリフにかぶるような話し方、
目が見えなくなってからの茶碗の扱い方や、
決闘シーンで、相手に切られまいとぐいと近寄って間を詰めるところなどは、演出だけではできないのでは?
他の俳優陣も好演で、演技を見るなら申し分ない作品となっています。
(壇れいはちょっと現代風すぎて、ちょっと???な感じでしたが……。)

ただし、展開が後半になっていくに従って急ぎ足になっていて、帳尻合わせのような構成になっているのが残念です。
最後に離縁したかみさんが戻ってくるのも、ちょっとできすぎな感じがしなくはありません。
それでも、映画だなあ、と思えるような作品に仕上がっています。

投稿者:いまそのとき投稿日:2012-11-07 09:54:30
たそがれと同じく藤沢周平原作。やはりこの時代らしい道徳観と倹しい生活観がよく描かれている。やはり庶民派山田洋次らしい映画作りだ。スーさんの運転手笹野高史が今回は準主役級の扱い。地味な役者ながら脇を支えた長年の労をねぎらったのかもしれない。ただ、この作品。所謂核になる見所が少なく、いたわり合う夫婦のしみじみとした場面以外には印象が薄い。一分を示した果し合いに緊張感がなかったのが大いに残念だ。
投稿者:流氷一滴投稿日:2012-10-21 21:39:46
【ネタバレ注意】

キムタクが主人公なので、やたら評価が辛い作品。
確かに、脚本も演出も「手放しでほめられるもの」ではない。
お毒味が自分の役目をはたしてないとか、妻を手込めにかけた「上司」があまりにわざとらしいとか、「果たし合い」の描写がお粗末とか、気になるところは多々ある。

ただ、この映画は「娯楽作品」なのだ。いわゆる「勧善懲悪もの」。
いかに腕がたつ剣豪でも、完全に目がみえなくなったら、目明きの仇敵に一太刀浴びせるのは不可能だろう。しかし、返り討ちにあったなら、後味が悪すぎて二度とこの映画をみる人はいない。

先入観なしでみた方が楽しめる。

投稿者:ノブ投稿日:2011-08-02 17:32:28
【ネタバレ注意】

「武士の一分」(監督:山田洋次 121分)
話の内容は働きもせず生活の為に夫の嫌な上司に身体を売る妻とその相手の上司をためらいもなく切る馬鹿暴力夫の超バカ夫婦物語。AVの人妻物に良くある設定。檀れいのカラミがあるなら、他を早回しにしてカラミだけ観てもいいけれど・・・。2時間1分。どれだけ酷いか我慢して観た。
毒味役なのに、食う物に無関心・勉強不足で、「剣豪が食あたりになる」演出が酷かった(「こんな剣豪は自業自得」(by鉄拳))。
夫を本当に愛している妻が夫に目が一生見えなくなる事を隠す演出も藤沢らしからぬ演出だった。
浮気に自分で気づかず(相手の心を読み取れなくてどこが剣豪?)、浮気を教えに来た桃井かおりを怒鳴り帰す(「お若いのにカブいてらっしゃる」イヤミバージョン)。
旦那さんが好きで、悔やみながら嫌な上司に抱かれる最低女。抱かれるならきちんと相手の男を喜ばせなきゃ。仕事なんだから。割り切って行こう!!
木村が「たかだか30石」と言っていた・・・。百姓が大切に作ったお米を「たかだか30石」とは・・・。いくら感情にかられていても酷すぎる!!
緒形拳が怒りにかられた剣を褒め、真剣で闘うのは「目が見えないからダメ」というダメだしをする「底の浅い」先生を真面目に演じていた(目が見えなくても後の4感を研ぎ澄ませば色々見えてくる事はあると思う。しかし感情にかられていると他の4感を研ぎ澄ます事はできないと思う。まして私心にかられた真剣勝負ではまず勝てないと素人のボクでも思う)。さすがに今回は田中泯さんは出演を断ったみたい。まぁそれが「フツー」だとボクは思う。
敵も薄っぺらい。進言できる程仕事が出来る訳でもなく、目の見えない相手と知って感情的になり見くびる(「たそがれ」や「隠し剣」の主人公達は「真剣では万一の事もある」と用心していたのに。「そんな三津五郎はムツゴロウに改名」(by鉄拳))。
殺陣はヘンテコ殺陣で興ざめ(対決する二人に殺陣の基礎が全くない)。ナゼ木村が勝てたのかさっぱり分からない(明らかに間違った演出)。
妻の浮気には気づかないのに、妻の飯の味には気づく。性欲より食欲?ひょっとして主人公はインポテンツ?
PS その後「隠し剣鬼の爪」の原作が入った藤沢周平の「隠し剣孤影妙」を本で読んでみました。思っていたよりマジメな感じではなかったのが意外でした。原作を読んで「武士の一分」のような作品を撮ったのもあながち分からないではない気がしました。この当時は藤沢の原作を一つも読んでおらず、僕の中の「真面目そうという藤沢原作のイメージ」だけで批判していた所があったので、今はちょっと反省しています。ただこの作品が酷い事には変わりがないとは今でも思っています。

さらにPS 「武士の一分」の主な原作「盲目剣谺返し」を読みました。剣豪が毒味で失明するのも、上司に嫁を寝取られた恨みで戦うのも、最後の戦い方もほぼ原作通りでとても残念でした。ボクのイメージしていた藤沢周平の原作はもっと「生真面目」で「硬派」な感じだったので、本当の原作とはかなり違いました。本当の原作は剣豪でも「普通の人間」で、精神面でも取り立てて生真面目でもなければストイックでもない感じでした。ボクは原作「鬼の爪」の、「夫を討たない条件で寝てもいい」と言ってきた妻の要求を断ったモヤモヤから下女を押し倒してヤッテしまうという「人間味のある」主人公より、映画「鬼の爪」でのストイックな主人公の方が好きだなぁと思いました。
原作をきちんと読みもしないで、藤沢周平の原作通りであったのに藤沢を蔑ろにしていると書いたのは、今は本当に恥ずかしいです。申し訳ありませんでした。
ただこの作品のボクの評価は変わらないです。そしてボクは藤沢原作の主人公達より映画「隠し剣鬼の爪」の主人公の方が良かったと思っています。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:Oz投稿日:2010-08-09 18:10:06
山田洋次監督による藤沢周平原作時代劇の第三弾だそうですが、個人的にはアカデミーにエントリーされた第一弾の「たそがれ清兵衛」はイマイチ面白いとは思えず、第二弾の「隠し剣 鬼の爪」は見ていない。
 この映画は、主演が木村拓哉だからということで、過剰な追っかけ人気や逆に不当な低い評価を受けている作品のような気がします。タイタニックでディカプリオがアイドルに祭り上げられ正しい評価をされなかったのとちょっと似ている感じです。
 おかしな先入観なしで見てみれば、キムタクの演技は十分及第点で、何をやらせてもそつなくこなすという印象です。何でも平均以上に出来るので、器用貧乏で損をするタイプじゃないかと思います。

 脇の役者はGOODです。加世も徳平も役なりの存在感で作品を締めています。でも、その役者たちの台詞回しや役柄、さらにはエンディングも本格時代劇ならありそうにない設定です。つまり、山田洋次監督は時代劇というシチュエーションで人情映画を撮っている訳で、決して正当派時代劇を目指してはいないような気がします。
 もっとも、だからこそ居心地のいい作品に仕上がっているとも思います。変な先入観なしに人情映画を見るつもりで見るのがこの映画の正しい見方ではないでしょうか?
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2010-03-30 00:04:32
【ネタバレ注意】

休憩なしで観られるデキなので自動的に「6点」は行く。ただし、冒頭とクライマックスとラスト・シーンは無残(って相当ヤバい話だが)。音楽もかなり大袈裟である。

老人が戸口で、「お、モクレンが咲いたのぉ」。
この開始数秒で「アホか」と思わせた。モクレンはほぼ満開に近いうえに、強烈な照明でキラキラしている(これも品が無い)。さすがに、このセリフは×であろう。

そして、室内の木村拓哉が、茶碗に「お湯くれ」。
「現代っ子、しゃべる」の巻、はじまり、はじまり……
(あのしゃべり方は、母親相手って感じがするのは俺だけ?後姿の壇れいが「原田美枝子なのか」と勘違いしそうになったほどである。「ボクとママ」の空気感を出すのがキムタク・トークの特徴だ。)

冒頭のヒドさにテンション・ダウンしたが、逆に(心理的なハードルが下がり)、その後1分ほどの長回しの会話で、木村のオーラがグッと出てきて魅せられた。
木村は上手い。TVドラマでもそうだが、俳優として高く評価すべき存在。木村一八とは大違いである。
(なのに「ダメなんじゃねえか」と眺めてしまうのが不思議なところでもある。すると「ダメじゃねえよ」とキムタクが全身で答える。やはり、木村は良い俳優である。)

それはともかく、クライマックスの太刀勝負のマズさ。ギャグ漫画のレベルだった(ぺん氏いわく「精神論では、相手に勝てないんじゃなかろうか。」全くその通り。ちゃぷりん氏の「坂東に何度もチャンス」も至言)。

「方言指導はどうなってるんだ」という涼氏の批判はもっともなところで、実際、後半になるほど壇れいの「です、ます」調が気になることは気になる、が、「まあそういうところを気にする映画でもなかろう」という感じか。開始早々「この映画、狂っている」と感じたせいもある。

カメラもそんなに良くない。小鳥を逃がすシーン。逃がす「前」にちょっとカメラが動いてしまうのはNGであろう。というか逃がした瞬間にも動いてはダメだ。鳥なんか追いかけてしまうバカがいるか。木村拓哉をひたすら見据えておけば済む(もちろん、鳥を追うなら追えばいい、そういう演出もある)。

内容については、篭瀬山氏の指摘が的確だと思われる。
(若い夫婦が年金生活を送るという話である。)

坂東三津五郎は、最初から最後まで「悪役」であることを拒否している。この演出は疑問だった。

笹野高史は褒めちぎられているので、重複しないように俺流の表現を使うと、「ブス映画にハズレなし」という法則があり、まさに笹野はブサイクに徹しているからこの映画をマシなものにしている(俳優なら誰しもカッコをつけようとするし、「政治的」にドブスをキャスティングしないケースも多いので、フツーの映画になってしまうのである。どうせ、フィクションなんだから、ドブスの数人や極悪人は必要)。

ラストは不要。「以前から飯炊き女を」云々というセリフで分かるし、あの盲人なら、女の気配なり足音で「元妻!」と分かるはず。それこそ元お毒見役、メシを食ってからじゃ遅すぎるぜ(笑)。そういう矛盾もあるし、ベタな抱擁もイヤだから、ラストは不要である。

というわけで、冒頭とクライマックスとラストはヒドいが、「6〜7点」はつく映画だ。

投稿者:nedved投稿日:2010-01-03 22:48:35
笹野高史
投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 22:07:02
檀れい
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2009-05-23 11:49:21
【ネタバレ注意】

死のうとするキムタク、前作のご新造じゃないが殺されようとする檀れい、切腹するお毒見役上司(は責めを負っただけか…)、そして果し合いで死に掛けたご家老(って感じはしないがね…)の切腹…

はっきり前作の方が面白い…のだが、本作の方が泣き所は多いような。

お毒見シーンがコミカル。間違っても、乾いて候…って感じじゃない。
少女漫画的な美男子はキミ悪いが、面倒臭げな喋り(これは人によっては腹立つかも?だが…)と無精ひげで結構「男」してる。同じ元美青年な真田広之とは方向性が違うかもだが立派な俳優だと思いますね。
ってか、彼の距離感を間違った怒りの一撃からは、彼の壮絶な演技に引き込まれます。子供に力瘤を触らせて自慢する訳でもない大人の照れの様な投げやり感…まぁ細かい部分は兎も角、アクションは文句なしでしょう。
笹野高史のコケも笑える…がラストの処置と演技は味があるような。
1人檀れいだけが軽口を叩かれようが何をしようがシリアスでマゾ的な存在(勿論、松さんには出来ねぇ…かな?)。それはそれで後姿のカメラとかあざといかもですが。金○は低価格帯のビールにおいてはピカ一な存在ではあるでしょうが。

共に死するをもって心と為す…まぁ損?を承知で感情?を正直に爆発させた新之丞の後悔を救うラストの芋がらは、同じ感情を持つ人間としてハートウォーミング?な幕切れとはいえるのではないかと。変に賢いよりアホの方が親しみやすい…それが世間(コメントを読む者?)に求められるものであるような気もするのだが。

投稿者:terramycin投稿日:2008-11-01 23:59:19
「お毒味役」という珍しい職業にスポットを当てたのは良いと思った。

キムタクの目の見えない武士の演技力、座頭市を思い出した。

終盤は終わりを読めてしまった(予定調和)。
投稿者:kinenchyu投稿日:2008-01-13 08:32:04
全体的にとても良くできた作品だと思います。キムタクの演技はときおりテレビのコントとかさなるところもありましたが、シリアスシーンは悪くありません。特に徳平を演じる笹野高史がいい味をだしていて全体をうまくまてめてました。
投稿者:ぷーさん投稿日:2007-12-31 11:08:56
【ネタバレ注意】

キムタクには荷が重かったのではないでしょうか?
公開前に山田洋次監督がキムタクを絶賛していた様ですが、正直見ていて痛かったですね。
妻の襷をして決闘に挑むのですが、そのシーンも「はぁ〜〜〜???」って感じ。山田洋次血迷ったか?と思ったらキムタクの発案だとか…。
女性ファンは痺れるかもしれないけれど、何ともお粗末であります。
山田洋次監督は好きだし、「たそがれ清兵衛」は良かった。(「隠し剣 鬼の爪」は見てない。)
それだけに残念でなりません。
山田洋次と言い宮崎駿と言い、あれほどの名実ともに認められた人が何ゆえキムタクなのか理解に苦しみます。
とは言え、他取り巻く俳優人は見事だし、映画の作りもしっかりしていて安心して見る事が出来る作品である事は確か。
特に檀れいは素晴らしかったですね。(それだけに余計にキムタクの不甲斐なさが目立ったとも言えるが。)
決闘シーンがイマイチという意見もあるけど、…そうとも言えるけどそもそもそう言う時代劇を作った訳では無いのかもね。
映画館でも見たのですが、先日のTV放映を見た時は、失明後のキムタクの演技に耐え切れずにチャンネルを変えてしまいましたから。

投稿者:歌王投稿日:2007-12-12 06:15:55
【ネタバレ注意】

主人公は決して好人物ではないし、妻は最後にきっと戻ってくるだろうというのは薄々分かってはいても、全編引き込まれました。自分的には「たそがれ清兵衛」並に良かったです。ただ皆さんのレビューにあるとおり、このシリーズ?は時代劇でなく、山田監督の人情モノと思って観た方がしっくり来ますね。

ここで出てくる「武士の一分」って現在の価値観では実に理不尽なものなんだけど、それが少しでも理解できて感情移入できてしまうのは、やはり自分は日本人なのかなと思ったり。島田もただの卑怯者ではなかったくだりで、なおさらそれを感じました。

木村拓哉はもう、立派に映画俳優してますね。主人公が元々美男子という設定に何の違和感もなく(ここ重要)、演技も安定していて見応えありました。たいしたものだと思います。
壇れいさんに至ってはもう、貴女に一生ついていきますという感じです。てかこんな超美人を離縁って、いくら武士の一分でも普通考えられませんよ、ええ。
ただそれでも、なぜか「金麦」CMの方がさらに良い気がするのはなぜでしょう。時代劇向きではないのかな?

投稿者:tanukun投稿日:2007-12-03 16:49:53
私は邦画ファンである。かといって洋画も観るし、邦画にも厳しい・冷めた評価もする、と思っている。
山田洋次といえば、寅さん、庶民派映画(家族・同胞・下町の・・・)などで有名である。藤沢作品を映像化した「たそがら清兵衛」で話題になったが、私の評価は決して高いものではなかった。
「山田洋次は時代劇が下手だ」、そんな思いでいて、キムタクやら壇れいやら、(ようやく脚光を浴びた)笹野高志やら、面子が良いので期待して観た。出来の如何、おもしろさや興行成績などをトータルで考えても、「やっぱり山田は時代劇が下手」との評価自体には変わりがなかったが、おもしろかった。どこがどう、というわけではなく、まるでハリウッド映画のそれと似た感想になった。「おもしろい」。これが映画の原点なのだと思う。否、エンターテイメントもその気になれば作れるじゃん、といのが本音だ。山田洋次評も私の中で、かなり上昇した。時代劇に捉われず、庶民派映画にこだわらず、次回作にも注目したい。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-11-28 22:44:25
目が見えなくなってからのキムタクの演技は見応えあったし、壇れいも良かった。気になったのは緒形券との稽古のシーンが唐突だったのと、果し合いで坂東に何度もチャンスがあったように見えた所。「たそがれ清兵衛」もそうだったが、山田洋次は殺陣がヘタ。他の部分は上手いけどね。とにかく果し合いの時に、相手役に長台詞を言わせてしまった「清兵衛」よりいい。
投稿者:mari投稿日:2007-11-21 00:45:06
キムタクがしっかり芝居をしてたというのと、脇を固めるのが笹野高史、緒形拳、坂東三津五郎ってずるい!檀れいも上手かったです。

「何か変わったことでもありましねか?」という、その「○○しねか?」「○○しね」の方言がしばらくうつる。http://d.hatena.ne.jp/xxborgesxx/20071109
投稿者:ツェザーレ投稿日:2007-11-18 01:06:22
弓なりのストレート、曲がらない変化球。この作品を見終わった後の率直な感想である。さすがの山田監督も老いてしまっただろうか。セリフの言葉選びひとつにもキレが感じられない。木村拓哉の剣さばきと壇れいの美しさだけが印象に残った。
投稿者:irony投稿日:2007-11-13 18:01:43
笹野高史のファインプレイ 金拓もよかったよ 壇れいも好演でした。
投稿者:bond投稿日:2007-11-13 09:51:20
このシリーズは基本的な流れや脇役が同じなので、またか、フーンってな感じでもそこそこ感動する。今回、キムタクという事でガキタレかいとおもいきや、軽い感じ、やや滑稽なシーンが意外と良かった。ちょっとキムタク見直したぞ。
投稿者:william投稿日:2007-09-17 13:01:21
良くも悪くも単純明快で分かりやすい。「たそがれ」の時の様な鬼気迫るシーンも無ければ、取り立てて大きく評価出来る場面も少ないが、これはこれでOKだと思う。武士として、シメる時はシメねばなんね!というのが良く伝わってくる。
時代劇に抵抗感のある人には、主演がキムタクと言うこともあって入り易い作品だろう。
投稿者:Ryuichi投稿日:2007-09-16 01:51:28
【ネタバレ注意】

藤沢周平の小説は読んだことがないので、原作の持ち味を生かしてるかどうかというのはわかりませんが、良くも悪くも素直な映画かな・・・と思いました。
見る前の段階で、ある程度のストーリーを知っていましたので、前半のゆったりした雰囲気には退屈さを感じるところはありました。後半はスピーディーな展開で退屈せずに見ることはできましたが、終わってみると・・・主題がブレているようにも感じられました。この映画で描きたかったのは夫婦の愛?武士(男)としてのプライド?一応、円満で納得のいくラストではあったのですが、すっきりさせ過ぎてしまったような・・・
木村拓哉の迫真の演技は素直に賞賛できますし、笹野高史の演技力は抜きに出て素晴らしかったのですが、作品全体としては、まとまりにかけるところがあったように感じます。
主題を明確に伝えようとしていないにもかかわらず、全体的な雰囲気で強く表現している作品があったりもしますが、この作品の場合、いくつかの主題を前面に出しすぎて、かえって、全体的なまとまりを欠いてしまったようにも思えます。

投稿者:stevezi投稿日:2007-09-13 14:10:54
木村拓哉が主演ということを意識せずに、この映画を見るのは不可能だ。
キムタクといえば、anan誌上、寝たい男No.1の連続記録を更新中の当代一の色男だからだ。

映画が始まる。わたしの愛する藤沢周平、原作。
監督はわたしの愛する「寅さん」シリーズの山田洋次。

そして侍のキムタクが登場。
うぅ、「武士」ではなく「チョンマゲ」ということばが脳裏をかすめる。
いかん。極力、客観的に、先入観を排除して見るよう努力せねば…。

木村はがんばって演じていると思う。
当然である。松竹時代劇の主役である。藤沢周平で山田洋次である。
方言もそれほど違和感を感じさせない。
が、しかし、である。

彼が巧みに演じれば演じるほど、その演技の軽さが際立ってしまう。
その演技のうまさが「演技力」とは受け取れず、
なんでもこなせる「器用さ」として受け取れてしまう。

わたしが意地が悪いからか?モテない男のひがみ根性か?

私は木村拓哉の世間一般の評価を全く受け入れないものである。
何故これほどまでに彼の人気が高いのか、正直わからない。
しかし、私はこの映画を見る前に、かすかな期待感を持っていた。
つまり、これを機に私の彼に対する評価が覆るのではないか?
なかなか評判もよかったようだし、期待してみてもよいのではないか?
無論、私のこれまでの彼への眼差しが矯正されることは
多少の気まずさはあるが、依存はない。
食わず嫌いが治るようで、それはそれで爽快とまではいかずとも
なかなか心地良いことではないか。
ことによればその結果、私と世間との折り合いももう少しうまく行くかもしれない…。

木村は一流のアイドル・タレント(そういう名称が存在するか知らないけど)だ。
バラエティで鍛えられたその演技はしかし、映画という豊穣な空間で
人を虜にしてしまうほどの存在感を漂わせうるものではない。

キャスティング・ミスだ。木村はがんばったが、そういうことだ。

映画会社や芸能界の政治力がそこに働いたであろうことは想像に難くない。
だが、妻役の女優も含め、ミスキャスである。

山田監督の時代劇への適応、力量にも疑問を投げかけたいところだが、
それを判断するには永瀬、真田を起用した前作、前々作を見てからにしよう。

しかし、話しの筋があまりにスカスカと見通せてしまう脚本もどうかと思うな。

こうして私は後半かなりの部分を倍速で見るという暴挙を敢行してしまったのだった。
投稿者:トウショウファルコ投稿日:2007-06-16 11:22:54
この映画、観るの迷ったんです。理由は山田洋二監督。いいのは判ってるんですが、想像つくんです。
観なくても見たような気がする。予想通りの出来で驚かしてはくれない。そんな感じがします。
でも俳優を見たくなった。それに職人の映画を見てみたくなったということでしょう。

皆さんが、どのように映画を見てきたかは知りませんが、私には映画をまったく見なかった期間・
歳月が存在します。映画はいつ観てもおんなじって思っていたんですよ。しかし、驚いたことに
映画を観ていないと、自分の映画に対する感覚がずれるんですね。このサイトに投稿し始めた頃とは
感性が少し戻ってきているのが判ってきました。正統派な見方ではないですが、外国の映画を
観出したりすると、また違ってくるかもしれません。

ということで山田監督の職人技を観させて貰おうと思った次第です。

結論から言いましょう。2006年度の邦画、来月かにリリースされる映画を除いて
個人的には、1位を挙げるとすると、この映画だということです。

勢いやアイデアで見せる映画が多い中、“間”や“タメ”を与えている作品に出会うことは
あまりないんですよ。『たそがれ清兵衛』よりも地味だという意見もあるでしょう。いい映画です
ものね。でも、“間”や“タメ”はどうでしょう。ちゃんと生きてきたことが判る人格描写は
どうでしょう。凡長になり易いところを、ホッとするシーンを入れ、雨や風や蛙の声を入れる。
判ってしまっても、くどくない“タメ”を与えたラストシーン。いや、見事です。

新しい驚きはないかもしれません。しかし、作りに危なっかしさがないんですよね。
山田洋二監督、舐めてました。あなたは巨匠の名に甘えていなかったんですね・・・

投稿者:eddie投稿日:2007-06-05 17:01:04
驚くほどシンプルな映画。あんまり込み入りすぎた映画は観ていて疲れるものだが、それにしてもシンプルすぎる。

失明した主人公が、それを補うべく猛訓練を積む過程を描くわけでもなく、果し合いの相手との息詰まる鍔迫り合いがあるわけでもない。「そんな、ちょっと教えてもらっただけでできるのか」と思うくらいあっさりと「極意」を習得し、果し合いでもあっさりと勝ってしまう。

これは要するに、「キムタクを見せる」ためだけの映画なのだな。ま、映画の1ジャンルとして、それも「あり」だとは思うが。

檀れいはよかった。宝塚出身の女優さんというのは、やはり「映画育ち」の女優さんとは違う雰囲気を持っている。食べ飽きたおでんでも、いつもの「和からし」の代わりに「ゆず胡椒」を添えれば新鮮にいただける、ということか。

正直、細君役が松たか子だったら、絶対に観なかったと思う(笑)。
投稿者:datsan5555投稿日:2007-05-21 15:36:15
【ネタバレ注意】

14億円の興行収入を記録し、本家アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど数多くの映画賞を席巻した『たそがれ清兵衛』は私でさえ胸を張って生涯のベスト10にランク付けする大傑作であった。しかし、ただでさえ苦しい邦画界、安定したヒットが見込める名匠に「『たそがれ』でおしまい」ということは許されなかった。しかし、その困窮した邦画界の膿が後の2作で露呈されてしまった。『隠し剣』についてここで論じるのは適してはいないので省略。
『たそがれ』に10年を費やしたその構想も本作もわずか2年であった。しかも、賞賛の嵐を浴びた第1作目と空振りに終わった第2作の存在があまりに大きく、完結編でコケたら監督はおろか松竹のブランドにも傷がつくと考えたのだろう、平成の視聴率男・木村拓哉を主演に抜擢した。木村を責めるつもりは一切ないが、時代を代表するトップスターとその失敗を許さない大衆、さらに煽りながらも期待を抱かせるマスコミが『たそがれ』にあった風格を壊した。「おめぇに殺意を抱いた」の台詞はもはや『SMAP×SMAP』のコントの焼き直しではないか。
いずれ再編集するつもりだが、言えることは、この三部作は実際の順番と逆に製作されればよかった。

投稿者:カロンタンのエサ係投稿日:2007-04-28 15:14:40
【ネタバレ注意】

……最初に断っておきますと、このレビューはまったく個人的な山田洋次監督作品論に始まっていますので、あまり他の人の参考にはならないと思いますのでご容赦のほどを……

そういう映画ファンが少なくないように、申し訳ないけれどこれまで山田洋次監督作品をそんなにおもしろいと思ったことはなかった。そんな人々の多くがそうであるように私が映画をみるのは、何らかの発見で自分の映画観、ひいては世界観を揺さぶってほしいからであり、何かに安心したいからではない。そんな種類の映画ファンにとって山田作はただ退屈なだけで、夜9時からのテレビで放送されているそのことだけが何かであるような、たとえていえば中島みゆき『蕎麦屋』の中の「大相撲中継」のような“風景”、そんな映画でしかなかった。
『寅さん』にしても『幸福の黄色いハンカチ』にしても『たそがれ清兵衛』にしても、「下町情緒」とか「ひとを想う心」とか「家族と仕事」とかの、「定型」に寄りかかり過ぎている。そう思っていたのだ。

そんなわけだから稀代の人気タレント、木村拓哉を得て話題だったこの作品に期待することは多くなかった。それなのに、み終わって感想をきかれると誰もに、「いや、おもしろかった、よかったよ」と語っていた自分がいる。これはいったいどうしたことか。
何か新しい面があるのだろうか。
あえて探せすなら、黒澤明ばりの大げさな雨や風の演出、十分とはいえないまでもイーストウッド『許されざる者』を思わせる報復劇のプロットも悪くない。
しかしそれは山田作として、今までみたことがなかっただけのこと。主演キムタクはテレビのCMでみている彼がちょんまげと無精ひげで出ていただけのことだし、全然知らなかった壇れいも笹野高史もこの上ない演技を見せているが、それは彼らの素材を引き出したに過ぎないだろう。

そうしてみると、本作はこれまでとまったく変わらない山田作品に思える。では、なぜこの作品にこれほどまでにひかれたのか。
思いつくのは、映画観賞者としての自分自身の小ささ。映画は何も特別なことをしなければならないということはなく、おもしろければそれはそれでいいのだ。そういうことを忘れて、映画についてあれこれ考えていた自分のおろかさに気づく。映画は不思議なものであり、そのおもしろさはわかりようもないものなのだ。

それでいながら、三部作が終わった山田作を楽しみにするということは今後もないだろうし、山田作にない“発見”をこそ探して私は映画の前に座るだろう。それがまた“映画の不思議”なのである。
最後に繰り返すが、10年前から時代劇を演じていたような佇まいの壇れい、作中人物にしか思えない笹野高史はすばらしい好演。

1月1日 伊勢崎MOVIXhttp://blog.goo.ne.jp/quarante_ans/

投稿者:ドミニク投稿日:2007-03-19 19:08:46
山田監督は才能がある人だが、正直、武田鉄也とか当方が大嫌いなタレントをよく使う。個人のセンスの問題だからとやかく言いたくないけど、木村に媚売るほどのポジションじゃないでしょ。プロモのためにやたら持ち上げていたのには閉口したが、色んな賞を笹野が獲ったのは当然。木村を持ち上げた芸能レポーターが笹野を評価したのか。ただ、レポーターに比べてキネ旬とかの映画ジャーナリストはまだ常識があったんだなと思う。木村以外の俳優だったら、どうだったんだろうと思うと、気の毒な映画だと思う。
投稿者:ナラント投稿日:2007-02-16 09:16:17
 ウエルメイドな物語が優れた撮影技術ときっと精緻で緻密に違いない時代考証・セットを背景に「馬鹿丁寧」に語られていく。この丁寧さは何なのか。不必要なショット、無駄な演技が鼻につく。そして、物語だけでなくその演出さえもが予定調和の極みで、そこに意外性や斬新性が無いので、観ていて「映画的興奮」を味わうことが出来ない。
 どうしても、山田洋次監督は、理詰めで演出してしまう傾向があり、装いは素晴らしく完璧なのだが、「面白み」に欠けるのである。
 こういう作品を、監督の名や役者の名だけでマスコミが取り上げ、持ち上げられてしまうのはいかがなものか。
 但し、壇れいはいい。
投稿者:おしゃべりチャック投稿日:2007-02-01 00:28:35
初めは時代劇と言い、キムタク主演と言い余りピンと来なかったので劇場に足を運ぶ気になりませんでしたが、思ったよりも口コミが良く、見に行く事にしました。山田監督の時代劇シリーズの完結編とか言う予備知識もなく見たのですが、前半はちょっと気を許して見てましたが後半はグイグイ引き込まれ、私としてはなかなか上質な作品だと感じました。また、三部作の前作、特に「たそがれ清兵衛」はどなたに聞いても圧倒的な評価で、いつかこの作品も見てみたいと思いました。初め、キムタクの和装(時代劇)には違和感がありましたが、次第に思いは【役者】木村拓哉に推移(すいい)し、また彼は一回り大きく成長したなぁと感じました。目の見えない役回りも自身がやっていた(と聞いた事があります)剣道の腕前を生かした格闘のシーンも素晴らしく、特に格闘の木刀・刀(かたな)捌(さば)きは素晴らしく、息を呑んで見てました。ゆったりして分かりやすい内容でした。充実した作品でした。登場人物の人数は少なかったですが、キムタクも檀れいさんも抜群の存在感でした。しかし、タイトルの「武士の一分」と言う言葉が劇中に何度も出ましたが非常に考えさせられますね。
投稿者:kumirin投稿日:2007-01-12 00:40:24
 『たそがれ清兵衛』がよかったので、『隠し剣 鬼の爪』とこの作品も見てみましたが、やっぱり3部作というのはあとの作品は期待はずれが多いです。
 江戸時代というのは、現代女性にとって満足のいくお話はつくりにくいのではないでしょうか。現代の考え方をいれると嘘くさくなるし、リアリティにこだわると時代とあわないし。 主人公は、妻を守りたかったのか、自分の対面を守りたかったのかいまいちよくわからないまま、最後のめでたしめでたしになってしまいました。
あの時代に生きていかなくてはならなくてよかった、というのがこの作品をみたあとの感想です。 よくも悪くもピラミッド型社会。お殿様が暗愚でないという設定だったのがせめてもの救いでした。
 あらすじを無視すれば、調度品や、鳥や蛍の自然描写、音楽などが楽しめました。 坂東三津五郎の登場場面では歌舞伎臭さも堪能できます。
投稿者:セルヴィー投稿日:2007-01-09 16:55:30
007が満席だったので、こっちをみてきました。
前半は「こんなどこにでもある話・・・なにが伝えたいのだろう・・・」と
ちょっと退屈。
しかし後半はなかなか盛り上がります。
見終わった瞬間はそれなりの満足感だったのですが、
日がたつにつれて、徳平さんの演技だけが残ってキムタクの演技が心に残らない作品だと気付きます(^−^;A
またどうしてもセット臭い三村家はどうにかならなかったのでしょうか・・・うーむ。けどキムタクの日本アカデミー主演男優賞は間違いないのでは?

投稿者:篭瀬山投稿日:2007-01-08 20:00:23
 だいたいこいつは武士の本分を果たしてないじゃないか。毒見役という勤めをくだらないとか言って女房の前で愚痴をこぼす野郎だし、毒にあたっているのに自分の体が「大丈夫でがんす」とか言っちゃって、殿様の食事を止めようとしなかった。本分を果たしてない奴に一分なんてあろうはずがない。実際、主君の仇や親の仇を討つというならともかく、妻を手篭めにされたことへの復讐では、ただの私的怨恨だ。これのどこが武士の一分か。

 今回でよーく分かったのは、山田洋次は武士道というものが心底嫌いなんだってこと。だから今までも、時代劇は撮っても武士は描いてこなかった。「清兵衛」以降始めたのは、武士道という価値観を曲げて描いて貶めてやろうという意図の下。どーせ今の観客にはわからんだろう、むしろ受け入れると高をくくっているのだ。武士道の肩を持つ気はサラサラないが、観客を舐めきった態度がマジむかつく。3
投稿者:常さん投稿日:2007-01-08 18:41:53
「藤沢周平原作、山田洋次監督」と期待して鑑賞しましたが、ちょっと期待はずれでした。「たそがれ清兵衛」の出来が最上でした。「鬼の爪」はちょっと小粒になり、「武士の一分」は3作品の中では一番チープな感じがしました。藤沢作品の中では監督は違いますが「蝉しぐれ」が抜群でしょう。「たそがれ」では何といっても田中みんさんの演技がすばらしく凄みがありました。それらと比べると、この作品はなんとなくだらしなく見えてしまいます。木村拓也を使ったことは、下級武士の庶民性を出そうとしたからなのでしょうか。まさか山田監督だから俳優のネームバリューに頼るようなことはないと思いますが・・・。真田、宮沢のような凛とした味を狙ったのではないことは確かですが、どうも、木村さんと藤沢作品はミスマッチのような気がします。殿様も上役もちょっと気の抜けた感じにしているのもどうしてなのでしょうか。桃井かおりもこの映画では活きていません。一番味を出していたのは徳平役のおじいちゃんでした。山田監督、もっとしっかりせい。
投稿者:TonTon投稿日:2007-01-04 20:34:38
山田監督は、なぜ木村拓哉を使ったのだろうか。お世辞にも演技がうまいとは言えない彼を使ったことで、藤沢周平原作の時代劇が小ぎれいなアイドル映画になってしまっている。また、この映画は、見てくれは確かに時代劇だが、物の考え方、言葉の話し方などは現代のものに近い。この時代において、騙されたとは言え、妻の出来事があって、あの結果になることは絶対におかしい。しかし、そのあたりを百歩譲ったとしたら、カメラワークはうまいし、映像もきれい、音楽は極上、最後にはさわやかな感動を呼ぶ、上質の時代劇と言える。
投稿者:メンタイ投稿日:2006-12-25 17:02:42
特にこれと言って盛り上がるわけでもなく、
手に汗握るわけでもなく、
涙流したわけでもないのだが、

「いい邦画を観たなぁ〜」

と、暖かいお茶でも飲みたくなるような作品だ。
要は山田洋次監督はやっぱ偉大ってことです。

キムタクの評価がえらく高い。
確かに、いつものキムタクだ。FMVやジョージアと変わらん。
けど、侍役なのにいつものキムタクで
違和感ないってとこに拍手したい。素晴らしい。
でも、一番素晴らしいのは、徳平役の笹野高史。
名脇役の名を自由自在に演じている。これも素晴らしい。

でもって冨田勲の音楽が!これがまた素晴らしい!

終わってみると素晴らしずくしの良作でした。http://mentaiman.com/
投稿者:まりんこ投稿日:2006-12-18 20:44:20
【ネタバレ注意】

木村拓也って所は、んまぁ目をつむって、見に行きました。
話の内容は、いいんじゃないすか?わかりやすいし。
まるで、水戸黄門か大岡越前を見ているようで。
小林ねんじー!早いよー(><。いいともにも武士の一分代表で
出てたのに…。

投稿者:投稿日:2006-12-18 03:57:47
【ネタバレ注意】

 ほのぼのとした夫婦愛を描いた、どこか「日本的」なものの良さを感じさせる作品である。

 これで藤沢周平三部作を全て見たことになるので、自然とそれぞれを比較してみたくなる。しかし、もっぱら比較の対象になるのが「たそがれ清兵衛」で、「隠し剣 鬼の爪」はどうも影が薄い。

 劇的構成力においては、「たそがれ清兵衛」に劣る。残念だが、感銘の度合いが違う。ラストの一点に収斂していくあの構成は、改めて見事だったと思う。

 目が見えなくなるという悲劇的な設定だが、その割には主役にユーモアがあって面白い。
 全編に余裕から来るユーモアが流れていて、そこが緊張感漲る「たそがれ清兵衛」と大きく異なる点であり、本作品の良さでもあると思う。桃井かおりなどもそれに大いに貢献している。

 徳平(笹野高史)を相手の素振りの迫力に、度肝を抜かれた。あれは凄い。剣術指導の箕輪勝も感心していたらしいが、本物だと思った。

 ただ、肝心の果し合いがあっけなく終わってしまい、この木刀の素振りの印象の方が強いのはいまいちだった。斬り合いということでいうと、「たそがれ清兵衛」の真田広之と田中泯のそれは映画史上に残るような名場面だったと改めて思う。
 
 壇れいは、宝塚の中国公演では「楊貴妃の再来」と言われたらしいが、演技力ではもちろん、美しさでも「たそがれ清兵衛」の宮沢りえの方が勝っていると思う。

 一つ気になったのが方言についてである。いったい方言指導はどうなってるんだ。木村拓哉の山形弁は結構いいと思うが、他の出演者はほとんど標準語に近いじゃないか。木村の言葉を基準に聞いていると、周囲のやつらは皆江戸から来たのか思えてしまうほどだ。言葉のバランスが取れていず、この点は致命的な欠陥だと思うのだが、これまで読んだどの批評・感想にもこの点に関する言及がないのはどうしたことだろうか。

 監督も木村の演技を「天才的」と評していたが、確かにそういうところはあると思う。俳優としての資質は凄いものがある。畏れ入った。主演男優賞の候補には十分入るほどの演技だと思う。
 「2046」での演技は酷く、トニー・レオンとの演技力の差が目につき、さんざん馬鹿にした私だったが、今回は見直した。同じ俳優とは到底思えないほどの素晴らしさだ。
 きっと、ウォン・カーワイの演出が良くなかったのだろう。

 これで山田洋次監督作品を見るのは8作目になる。順位をつけると、以下のとおりである。
          
          1.たそがれ清兵衛                 
          2.同胞             
          3.武士の一分                
          4.隠し剣 鬼の爪
          5.幸福の黄色いハンカチ
          6.男はつらいよ 寅次郎夢枕
          7.吹けば飛ぶよな男だが
          8.男はつらいよ 寅次郎相合傘      

投稿者:黒美君彦投稿日:2006-12-18 00:52:54
木村拓哉の最大の魅力はその目の持つ力と、思わず相手を油断させてしまう天性の無邪気な笑みにある。しかしだからこそ逆に彼は「目で演技する」ことを求められ、またその「目の演技」を最大限に活かして来た。笑顔もまた然りである。
だが、山田洋次監督はどこまで意識的だったかはわからないが、この作品で敢えて彼に盲いた武士の役を与えた。この作品の成功はその選択がほぼ全てといっていいのではないだろうか。
正直、冒頭はおおよそ武士からは程遠い現代的キムタクが見え隠れする(そしてそれはこれまで我々が散々観て来た「いかにもキムタク」の側面でもある)。だが、展開上彼が光を失ったあとは、「目の演技」に頼るわけにいかない。また、中盤以降は彼の表情から笑みが殆ど消える。彼の最大の武器を敢えて封じることによって、木村拓哉の非凡な演技力がかえって引き出されたといっていい。これは山田洋次監督の卓越した直感のなせる業だろうか。参った、というのが率直な感想である。

檀れいはまさに和服美人。彼女の演技も特筆に値するのでは。とぼけた笹野高史もいい味を出していて素晴らしい。キャスティングの妙が冴えている。木村拓哉というビッグネームを、敢えてひとりの役者として使いこなしたなかなかの名作だ。そうそう、剣道の嗜みもあるというキムタクの殺陣も迫力があった。

もうひとつ嬉しかったのは音楽の的確さ。メロディが語りすぎる映画音楽が多い中で、冨田勲の怜悧な音楽はひときわ良かった。こうした重厚な音楽を作れる作曲家に最近出会わないのが残念。
投稿者:yaskaz投稿日:2006-12-16 08:55:13
東北弁使おうが、にやっと笑おうが、劇中人物にはなってない!テレビのキムタクがそこにいた。それだけ自分を持っているのか、はたまた大根なのか?彼以外がよかっただけに、ミスキャスト?と思ってしまう。
投稿者:FW190A3投稿日:2006-12-07 21:32:02
3部作じっくり拝見。物語や剣戟で引き込む映画じゃないのは承知。ならば、ワンカットの美しさ、詩情で惹きこんで欲しかったのですが...三作とも優良可の可。
投稿者:ダリ投稿日:2006-12-07 20:25:19
『隠し剣鬼の爪』は良くなかった。あの原作を魅力的な映画にするのにはキャスティングが悪かった。『たそがれ清兵衛』の時は、映画はかなり原作と違っていて、多分監督はわざと意識してそうしたと思うけど、かなり『たそがれ清兵衛』をうまく表現していたし出演した人たちがうまかった。この『武士の一分』は原作には登場しない人もでていたり、女性受けするつくりになっていたけれどいい仕上がりだったと思います。木村拓哉の演技や太刀まわりはうまく、かなり練習したんじゃないかと思えました。ただ、惜しむらくは、ラストで、この夫婦が抱き合うシーンは必要なかったように感じました。新乃丞に加世のふりしぼるような泣き声が聞こえた、で終わって欲しかった。
投稿者:Blurtit投稿日:2006-12-06 21:27:11

木村大好きので、この映画見ましたが、正直にいってままでした、


http://jp.blurtit.com/q798834.htmlhttp://jp.blurtit.com
投稿者:ワイハ好き投稿日:2006-12-04 12:18:39
よく出来ていますよ。確かに、この映画。 でも、江戸時代の下級武士夫婦の日常や夫婦愛にに1800円は高い! だったら他に秀作はいくらでもある。
決闘シーンはなかなかだが、だからといって新鮮なモノはない。免許皆伝って以外に弱いんだね---知らなかったよ。 
 
投稿者:ぺん投稿日:2006-12-03 03:30:36
【ネタバレ注意】

壇れいの尻のショットが印象的な映画ですた(笑)。山田監督は、女性の後姿
や尻が好きなのかな?藤沢周平は一冊も読んどりませんので、山田作品とし
ての一面しか判りませんが、決闘のシーンは、もう少し原作には説明があっ
たんじゃないかと予感しました。「必死、すなわち生くるなり」の精神論で
は、相手に勝てないんじゃなかろうか。映画のキャッチフレーズには、「愛
」とか入っとるんで、気合で勝った的な演出を狙ったのかもしれんですが、
僕的にはチャンバラとして観てるので、もちっと剣術的な要素を演出して
頂いても良かったかな。それと、前2作と比較すると弱さは否めませんが、
男の意地は良く表現されていて十分に及第点。

投稿者:どら猫大将投稿日:2006-11-24 20:13:05
【ネタバレ注意】

山田監督の時代劇シリーズの完結編だそうで。
文句をいいつつここまで付き合った感想としては、余計な部分のない分だけ、本作には好感が持てるということ。それは過去2作でやりたいことをやった成果といえなくはない。
ただ、待てよ、本作を「寝取られ男の復讐譚」とした場合、別に「武士の一分」でなくてもいいのではないか。あえて「武士の〜」とした武士ならではのものが見えてこない。別に武士だけじゃない普遍的な感情ならば、このタイトルを採用したのは変だと思う。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演女優賞檀れい 
 ■ 助演男優賞笹野高史 
 □ 助演女優賞桃井かおり 
 □ 監督賞山田洋次 
 □ 脚本賞平松恵美子 
  山田洋次 
  山本一郎 
 □ 音楽賞冨田勲 
 ■ 撮影賞長沼六男 
 ■ 照明賞中須岳士 
 □ 美術賞出川三男 
 □ 録音賞岸田和美 
 □ 編集賞石井巌 
■ 新人賞檀れい 
【レンタル】
 【DVD】一分 TAKUYA KIMURAレンタル有り
 【DVD】武士の一分レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION