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グエムル -漢江の怪物-(2006)

THE HOST
怪物

メディア映画
上映時間120分
製作国韓国
公開情報劇場公開(角川ヘラルド映画)
初公開年月2006/09/02
ジャンルパニック/ドラマ/ホラー
お父さん、助けて!
グエムル-漢江の怪物-(スマイルBEST) [DVD]
参考価格:¥ 2,037
価格:¥ 418
USED価格:¥ 31
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【解説】
 「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶」のポン・ジュノ監督が手掛けた異色のモンスター・パニック巨編。韓国では興行記録を次々と塗り替える大ヒットとなり大きな話題を集めた。謎の巨大生物に娘をさらわれた一家が、政府の理解を得られぬまま独力で怪物に立ち向かう。主演は「JSA」「殺人の追憶」のソン・ガンホ、共演に「リンダ リンダ リンダ」のペ・ドゥナ。
 ソウルの中心を東西に貫く大きな河、漢江(ハンガン)。その河川敷で売店を営むパク一家は、家長のヒボン、長男カンドゥ、次男ナミル、長女ナムジュ、そして彼らの愛情を一心に受けるカンドゥの娘ヒョンソの5人家族。ある日、いつものように人々が河川敷でくつろいでいると、突然、正体不明の巨大な生き物が出現、驚異的なスピードで動き回り、逃げまどう人々を次々と食い殺し始めた。店番をしていたカンドゥも中学生になる一人娘ヒョンソの手を握り逃げ出すが、混乱の中で手が離れ、ついにヒョンソは怪物に連れ去られてしまうのだった。その後、政府はグエムルが感染者を死に至らしめるウィルスの宿主であると発表、カンドゥたちパク一家も強制的に隔離されてしまう。悲しみに暮れるパク一家だったが、そんな時、カンドゥの携帯に死んだと思われたヒョンソから助けを求める一本の電話が入る。カンドゥはいくら訴えても取り合おうとしない政府の協力を諦め、残された一家4人でヒョンソの救出に向かうのだったが…。
<allcinema>
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2015-09-07 01:12:16
【ネタバレ注意】

この監督の作品はちょいちょい見ている。
「殺人の追憶」や「母なる証明」を見て、なかなかすごい監督だなあと思ったものだ。
そのあとに本作を見ると、「すごいなあ」というよりは、ちょっと好感が持てる。

ハラハラドキドキものの怪物映画を期待するとちょっと違う。
怪物映画だが、スケール感は中規模で、主人公をとりまく家族に焦点があたっている。
しかし、よくある家族再生のストーリーだと思ったら、これもちょっと違う。
家族は協力して怪物を倒すが、最初から最後までみんなバラバラだ。
じゃあどんな映画なのかというと、難しい。
皆さんのコメントを読んでいると、「"韓国"そのものを風刺した映画である」というコメントがあった。
なるほど、そうなのかもしれない。

僕が好感が持てたのは、この映画が何を思って作られたにせよ、かなり娯楽作として割り切ったところだ。
細かいところは無視して、とにかく楽しませる。
怪物はいきなり出てきて暴れまわる。
家族はちょくちょく死んでいくが、絶望的にもなりすぎない。
兄が警官をまいて逃げるシーンも楽しいし、姉がアーチェリーで怪物を射抜くところも最高だ。
劇画的とも言える撮り方と、娯楽的なシーンのオンパレード。
そして最後は新しい家族の誕生。

超面白いとか、感動したとか、そんなことは一切ないのだが、楽しかった。

投稿者:クリモフ投稿日:2013-07-17 01:06:32
こりゃ、他には出来ない映画。おそらく韓国人の方が納得する部分があるのでしょう。デティールを完全に無視して穴だらけな設定のまま進んでいくのはかなり好き嫌いがはっきりしそう。冷静に見るとご都合主義そのものの展開は噴飯ものかもしれません。
自分も「演出」の上手さには本当に舌を巻きながら、これでいいのか、と不安だったのですが、売店の中で立てこもりペ・ドゥナが弓矢を組み立てている描写ですべてを許しました。テーマと演出で突っ走る映画も良いじゃないか、と。
そうなると、韓国にありがちな杜撰な政府の対応や隠ぺいする米国。また、韓国人自身の性質と、風刺されているのが面白く見えてきて非常に楽しめる結果になってしまいました。
しかし、こういうアンバランスな巧さ、というのは魅力で、ラストの家族の立ち回り(チープじゃないのが良い)は今後見ることはない気がするので、妙に満足感はありました。こういう娯楽作もアリだと思います。
投稿者:MAKO投稿日:2012-10-09 14:48:00
【ネタバレ注意】

日本人から見ると、奇怪な映画だと思う。
公開当時、反米映画だと報じられた本作、確かに監督もそうコメントしてい
るが、私には「韓国」そのものを撮った映画のように思える。
怪物が漢江で暴れ狂った後は、コメディにも見える家族ドラマが続くが、
これは、韓国史、韓国文化を知っている人間からすると、にやりとも思え
る演出なのだ。

この家族はまさに韓国そのものを表している。
権威にはめっぽう弱い父親、とにかく短気で火炎瓶を投げる弟、アーチェリ
ーの試合で決定打に欠く娘、そして、どこか間抜けで頭の弱い主人公。
彼らが、自分ではどうにもできないような困難に直面する。

パニックで逃げまどい、葬式で泣いて暴れて、友人には密告され、デモに催涙ガス、
どれもが「韓国っぽい」のだ。
ラストは家族を苦しめた事件に関するニュースを報道するテレビを消して
助かった少年とご飯を食べるソン・ガンホ。自分たちではどうすることも
できない嵐が去ったらいつもの風景が戻る。大国に挟まれて嵐が去るのを
待つことしかできない韓国の歴史を連想させる

韓国らしさをどこかユーモラスに、卑下するかのようにとらえる。この風潮
は、自尊心を重んじる韓国ではなかなか撮れなかっただろう。だからこそ
反米というテーマを掲げて隠れ蓑にしたように思える。

もちろん暴れまわる怪物と一家の戦いのメインテーマはもちろん完成度が高いので娯楽作品として十分すぎるほど楽しめる。

投稿者:きらきら投稿日:2011-05-28 12:20:28
【ネタバレ注意】

次々とテーマの変わっていく映画です。

初っ端から出し惜しみすることなく、グエムルの全貌を出し、暴れまわらせるのは、勝算があってのことです。
しかも河川敷でのグエムルと逃げるひとの動きは、まるで群舞を踊るかのようで、ちょっとしたミュージカル映画風に仕立てているのも見事です。

娘が死んだことをきっかけに家族全員が集まりますが、その光景は小津安二郎の映画にでも出てきそうなシチュエーションで(演出パターンはまるきり違いますが)、ここから家族がテーマへと変わっていきます。
また父親が殺されるところから、兄弟の映画へと変わっていきます。

主人公の母親も娘の母親も出てこないのは、母親不在の映画だからでしょうか。
終盤で主人公がグエムルの口からふたりの子供を引っ張りだすシーンは、あたかも母親の胎内から子供を取り上げるようなシチュエーションにも似ていて、どこか「再生」のイメージをもたらします。
また(はっきりとは示してはいませんが)、娘の死によって、新しい男の子を授かった主人公の再生をも示唆していて、幾重にも意味のからんだ映画となっています。

韓国映画はあまり見ていないのですが、ポン・ジュノというディレクター、なかなかの才人と見ました。
最大公約数の計算ばかりしているアメリカ人には撮れない映画です。
ましてやプライドばかり膨れあがった現代の日本人には撮れない映画です。

投稿者:陸将投稿日:2010-11-01 18:26:12
【ネタバレ注意】

グエムルという怪物が暴れまわり、人々が恐怖で逃げ惑う。この手の映画はパニック映画という枠に留まりがちだ。しかし、さすがはポン・ジュノ。娘を怪物にさらわれた事をきっかけに、家族が団結していく様に焦点を当てて描いている。大きすぎないスケール感がちょうどよい。最初にグエムルが川から突然顔を出して、暴れまわるシーンは最高だ。興味本位で河原に集まる人々。しかし、徐々に迫りくる怪物を見てようやく身の危険を感じ、一目散に逃げ惑う。極限状態まで追い込まれた時に初めて顔を覗かせる真の人間性。そんな人間のリアルな反応が面白い。自分だけは助かろうと必死になる者。勇気を持って誰かを助けようとする者。そんなパニック状態の中でもポン・ジュノは緩急をつけるのを忘れない。土手に座って優雅に音楽を聴いている少女を捉え、次の瞬間にグエムルがあっけなく彼女を吹っ飛ばしたり、電車からグエムルの暴れようを見つめる婆さんのショットを挿入するなど、騒然とした現場をどこか引いた目でも見つめようとするのが面白い。相変わらず悲喜劇とはこのことだと、彼の作品を見ると実感してしまう。姉がアーチェリーの大会で時間切れになってしまったのも、後の「残りの一発」という状況の伏線となっており、その辺りの演出も冴えを見せている。さらにアメリカ人の描写も皮肉たっぷりだ。グエムルに襲われそうな人々をアメリカ人が助ける。これだけを見ると、アメリカ人の正義感やマッチョイズムを讃えているように見える。しかし、在りもしない細菌で住民を避難させたり、漢江に流してはいけない液体を捨てさせて、グエムルを生み出したのはそもそもアメリカ人なのである。そんな批判もまた、前面に押し出されていないのがよい。しかし、今回は少し喜劇テイストが強すぎて、バランスが悪くなってしまったような気がする。家族の死や復讐といったものに重みが感じられないのだ。グエムルと対峙した切迫した状況下でも平気で可笑しさを入れ込んでくる。そこがポン・ジュノのよい所なのだけれど、観ている方が、自分はどのような感情を持てばよいのか戸惑ってしまう。題材とポン・ジュノ独自のテイストの微妙なズレが気になってしまった。

投稿者:こじか投稿日:2010-10-16 17:52:41
ありそうでなかった怪物映画です。普通に楽しめます。
突如始まるパニックシーンがいい。そしてペ・ドゥナのかわいさがいい。
火炎瓶の描写を観て、日本でも誰か作って欲しかった類のテーマだなぁと。
物語や展開は、少し都合良い部分もあるけど、
シンプルなので全体にはあっさり観れます。
投稿者:mototencho投稿日:2010-03-19 08:56:47
韓国映画新たなる挑戦
「グエムル漢江の怪物」
はやはり人間ドラマ
http://mototencho.web.fc2.com/2006/guemuru.html
投稿者:uptail投稿日:2010-02-16 13:02:55
ペ・ドゥナ
投稿者:TNO投稿日:2010-02-15 00:47:03
怪物の物語というよりは、家族愛の物語だ。家族愛というテーマを中心に、丁寧に作られていて、ポン・ジュノ監督の才能は、十分見てとれる。新たな家族が加わる最後の場面は、特に良い。強力な有害ウィルスや、毒物の大量不法投棄といった現代的な問題も巧みに取り込まれている。一方、あまりにも警察や軍隊の動きが鈍すぎるという決定的な欠点がある。まるで、この貧乏家族だけが、韓国国民を代表して怪物退治に臨んでいるようだ。しかし、実は、この作品で最も驚き感動した部分は、冒頭にスコット・ウィルソンが、登場したことだ。この人、かつては、"冷血"でロバート・ブレイクとともに主役を張ったこともある人で、最近は専らバイプレーヤーとして、多くの作品に登場している。活躍の場を東アジアにも広げているようで、"ラスト・サムライ"にも出ていたっけ。ソン・ガンホは、前頭葉の組織を切り取られる手術を受けたとたんに、居眠りしない誠実な人物に生まれ変わる主人公を、またまた巧みに演じていた。ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、イ・ジェウン、キム・レハ、パク・ノシクといったポン・ジュノ組の個性派俳優達も、それぞれ好演していて、楽しい。
投稿者:さとせ投稿日:2008-12-18 20:45:28
研究所が河に流した毒薬のせいか漢江に巨大なクリーチャーが現れ、ソウルの街がパニックに襲われる。さえないカンドゥは見物中に怪物から襲われ娘のヒョンソがさらわれてしまう。一家は力を合わせてヒョンソ探しをするが・・・。
クリーチャーはトカゲ型で最初から出し惜しみせずガンガン出てくるのが良く、パニックながら感動ドラマに仕上げているのが韓国映画の力を感じさせる。dts−ESの効果が凄まじく必見必聴の快作!!
投稿者:fuji3776投稿日:2008-07-26 21:03:21
ソウル市民の憩いの場所、ハンガンに現れた怪物こそが、韓国といわず世界のどこにも潜む悪意と呼ばれる怪物である。どの怪物映画の例に漏れず、寄生して卵を産むか子供を密かに育て、復活してくることを予感させる、悪意は時代に合わせるように人々の心の奥底に潜み、表に現れ、獰猛なまま奇怪な怪物は現にうじゃうじゃいる。・・・4/10点          

ささやかな個人の幸せと引き換えに、悪意(怪物)は ぬるま湯と言うお茶らけた世界を構築して、批判を忘れた人々に確実に襲い掛かってくる、美女とイケメンの恋を夢見ている間に、とどのつまり行き着くところが秋葉原事件だ。(08/6/8)   
美女もイケメンも「おいしい性生活」を保障してくれるように思える。一緒にいるだけで「おいしい性生活」を満喫できる予感がする。しかし、美男美女だけが価値のある者でないことは誰もが知っている、それでも誰もが憧れ、生物の優性遺伝を意識下で着実に実行しているように見える。それは社会の責任でもなんでもない。   
土浦・秋葉原、通り魔事件の若者自身が現代の怪物なら、これら怪物を生む時代もまた、時代こそが悪意(怪物)である。親兄弟も、先生・友人も、恋人も、地域の住人も、公務員も、サラリーマンも、愛する妻子も、経営者も、振り込め詐欺師も、野球選手も芸能人も、あらゆる場面のあらゆる場所に悪意(怪物)は存在する。・・・しかも、困ったことに私以外は全て悪である。          

「帰ってこないこだまの世界にいる不安」          

亜種ははびこって、知らずのうちに気が付けば自分もその悪意の仲間になって片棒を担いでいる。わが映画感想を見て古くからの友人曰く、それでお金になるの、おお!奇怪なまでのハンガンの怪物、すでにわが身にも迫るや。          

「高校を出てから八年、負けっぱなしの人生」

志を維持できる収入があれば、それだけで良い。そうはいっても「エンロン」に心底憧れる人種もいるし、知らぬ間に奴隷制度に組み込まれてしまう雇用者に、放り出されてイケ面になれずエンロンになれず、気が付けば臨時派遣の負け組みになっている、秋葉原の彼は状況が理解できた、無知であれば現実が締め付ける不幸は減ったかも知れぬが、反対にもっと知恵者になって「三ない猿」で身を守るか、上り詰めてエンロンになるしかなかった。          

<映画の疑問点>
1・・・怪物の原因が追究されない、米国製ホルムアルデヒド?
2・・・多数の犠牲者があるが、戦うのは川原に店を持つ一家。
3・・・怪物の行動は限定地域であり、広がりがない。
3点である。          

しかしである、ジュノもギドクも恋を描いて殺人を描いて怪獣を描いて結局は、悪意の中に皆が溺れる寸前の状況を、皮肉にも映像の中に見逃さずに描ききってしまう、そこがすごいところだ。この才能とこの時代、ジュノいわく、「急激な高度成長で社会の歪みが生まれ、抑鬱感が蔓延している。それをベースにした、エネルギーの発露や、状況への批判があるだけだ。日本はもうそういう時代じゃないが、韓国もいずれそうなる。・・・韓国に高度な表現が多いというよりも、時代の問題に過ぎない」と。日本映画に希望が持てない今の原因こそが、時代のかもし出す「現代」である。少ない観客のきれいな映画館で、宣伝に踊らされた60年代ノスタルジアと病魔と悲恋と悲しい生い立ちと高校時代のクラブ活動に涙する姿こそが、時代の疲弊感を如実に表している。つまり明快な頭脳が死の寸前なのだ。          

秋葉原事件は若者の気持ちがすさんで若者たちが悩んで狂っている状況を映し出していると思われる、日本映画は悪意を正面から確実に捉え、暴き出し、今を分析して悪魔批判のできる映画の製作をして欲しい、かっては日本映画が優れて持っていた感性を再び取り戻さなければならない。(ハンガンに現れた)怪物に立ち向かう作品こそが、日本映画を救う道でもある。映画が、悩んで怒る若者を描くことで、厳しく置かれた状況から脱出する原動力となりうる。欧米・日本・台湾・韓国の経済成長期の世界の映画がことごとく、涙だの愛だの恋だのと絵空事に堕した事を思えば、何を置いても死に行く人々の今を真面目に映画に描いて欲しい。          

ゴジラのファンタジーもキングコングのロマンもない、この映画に、私は最初から犯人探しを始めていた、同時に被害者探しでも有った。
怪物は君の友人なの、恋人なの、それとも両親なの、君の勤める会社の上司なの、社会なの、・・・君の意思なの?・・・・食い殺され骨となって吐き出され惨めに下水道に捨てられるのは、一体誰なの?・・・・・。
投稿者:歌王投稿日:2008-07-06 07:20:04
【ネタバレ注意】

葬式シーンで、一家で泣きながら大暴れするあたりからおかしいな?と思ってはいましたが(異文化なんでしょうが)、全編に渡って家族愛というよりも家族コントが炸裂してます。特に家長の親父さんの死に様(というかその原因)とか、リアリティに欠けるウイルス騒ぎとか、色々とスゴイです。

のっけからむやみにアメリカを悪役にしたがってる雰囲気は気になりますが、ワンシーンだけ取り出してみるとなかなか見応えあるシーンも多いです。ただ、前半のギャグシーン(コントでなく真剣にやってる可能性もありますが)と悲惨なクライマックスの対比があまりにチグハグなのが、どうにも。

確かに「アジア圏で作られた大作怪獣映画」という点においては決して悪くないし、勢いも感じます。でもやっぱりこういうのはハリウッドか、あるいはこの手をやらせるとブッ飛んでるタイ国あたりに任せておいた方がいいんでは?という気にさせてくれる1本でした。

投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2008-03-30 13:22:02
【ネタバレ注意】

ウィルスの嘘で拉致しようとする奴等を敵に回して家族を救出しようとするノンストップ・アクションムービー。
いや傑作でしょう。

家族同士で悪口を叩いたり馬鹿にしたり…でもどうしようもなく強い絆が熱く暴走します。
娘はどうなるのか?〜十分に凶暴で巨大化した奇形魚類?は、怪物と区別がつかない…って論理で言えば、まぁ怪物なアイツがどうなるのか?これは一瞬たりとも目を離せません。

救出側も救出される側も様々な障害を華麗に乗り越えたり、取り返しのつかない失敗をしたり…嘘と裏献金に塗れた政府(及び他所の国家に軍隊を置いて利用しようとする大国)とマスコミに網を狭められながらも、いや最後は、お前が美味しい所を取るのかよ〜と思ったら…復讐者に憐れみを〜リンダ リンダ リンダのペ・ドゥナがジャージ姿も麗しくキメてくれます。もし、拉致されなかったら?誰かが電話を信じてくれたら?〜もうひとつ言えば(あれは窒息なのかも知れないのだが)怪物に銃撃をしなかったら?…様々な熱い想いが交錯する中、自らの命を犠牲にして見ず知らずの子供を助け、殉死する◎△×。

“怪獣好き”で“アニメ好き”な「立派な大人」には「幼稚」なのかも知れないが、これは役者達の演技といい、演出、映像…何よりそんな話を思いついたって事が素晴らしいです。

麻酔が効かない(何でだろうね?)男の頭に穴を空ける不条理、怖さ…怪物に吹き飛ばされる人間(ペ・ドゥナも突き落とされる)、お姉ちゃんの家は食料品屋…は関係ないか。とにかく怪物の出ないシーンも実にドラマしてます。予定調和を外すという目的に意味はないが、本作の悔しい思いは製作者の意図したものでしょう。弱い者が(銅メダリストが弱いかどうかはアレだが)泣きながら怪物に立ち向かう姿。
つまらん、という為にも一度は観るべき。素直な映画ファン(いないのかも?)は満足出来る出来なんじゃないでしょうか?

投稿者:ブロッケン鈴木投稿日:2007-12-08 14:29:08
【ネタバレ注意】

 最初に怪獣が登場し暴れまわるシーンには正直息を呑んだ。
 家族連れで賑わう公園。なにやら判別不可能な生き物を見た人々の反応がリアルで面白い。あれ、何だろう? えーい、石をぶつけちゃえ! そうそう、もし本当に怪獣が現れたら人って実際にこんな感じの反応になるんじゃない。そして理解できない獣が猛然とこっちに向って来ても、一瞬身体が固まってしまうっていうのも理解できる。
 とにかくこの一連の怪獣襲撃パニック・シーンのリアルさは、平成版「ガメラ3」冒頭の渋谷壊滅シーンに匹敵する程の衝撃さだ。

 しかし、怪獣VS家族という構成で怪獣映画を撮るなんてあまりにも異色な展開だな。予定調和をずらした展開。当然、娘は助けられると思うじゃないか。

投稿者:naoron投稿日:2007-08-30 18:59:55
韓国映画を初めて観た。
いいじゃないですか?これ。画も格好好く撮れてるし、設定も物語も面白い。

怪物もので、こういう大人でも楽しめる映画って少ないですよね。
投稿者:シェフ中西投稿日:2007-08-29 22:23:15
ジャージ姿のペ・ドゥナがかっこいいので個人的には合格点。それ以外はあまりとくに・・・。家族のキャラ別の役割分担が有効に機能していなかったことが残念(だからペ・ドゥナの活躍も彼女だけが際立っているので映画の流れのなかで他の登場人物との連係プレーがバッチリ決まることで得られるような爽快感がない)。怪物の餌場の場景が一番怖い、とはいえホラーであるならもっとグロテスクに人間が噛み千切られるシーンなんかがあったほうが楽しいと思う。兎に角、この監督の意図がどこにあるのかが不明なので、全体の焦点がぼけてしまっている。個々の場面の演出に力をいれているのはわかるが、もう少し軽快であったほうがかっこよかったのに。
投稿者:bond投稿日:2007-08-27 09:50:20
モンスターパニックのパターン的展開、CGでもっている。半端なコメディタッチもしらける。結局助からなかったという結末は意外か。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-07-30 18:45:55
【ネタバレ注意】

演出力はともかくストーリーが駄目。
最初の怪物の出現シーンは期待を持たせる演出だったが、何でそうなる?という描写の連続と、ブラックコメディにもシリアスにも徹していない展開に少々イライラした。ソン・ガンホ達が細菌に侵されているのに全然影響が出てないとか、喰われたと思った娘と坊やが平気だったのかと思ったらまた喰われてずっと口の中に居たり、挙げだしたらキリが無い。
「殺人の追憶」に続きこの作品もキネ旬で上位入選。審査員たちはこの監督の独特の暗い映像に惑わされてるだけなんじゃないの?

投稿者:irony投稿日:2007-07-30 18:27:23
韓国では大ヒットだけど他国じゃ振るわない…個人的には面白かったけどね ペ・ドゥナの矢を射って振り向くシーンはカッコよかったよ。

 でもなんでバカっぽい家族なんだ?それがこの作品のひとつの味付けなんだけど…本国で大ヒットしたって事はこの作品のスタイルが受け入れられたって事でこんな家族が身近な家族像なのかしらん?
投稿者:sususu投稿日:2007-07-23 12:11:58
【ネタバレ注意】

全編にみなぎる演出力にまずは拍手を送ろう。この手のジャンルとしては近年まれに見る傑作といわざるを得ない。実は当初B級映画を楽しもう!というノリで見始めたのだが、これが最初から最後まで映像に釘付けになるほど素晴らしい光景の連続で、しかもテンションの持続がまったく下がらないストーリー進行に脱帽である。韓国映画界は完全に日本の足元の及ぶものではないとはっきり認識した。(あえて言うが決して韓国びいきしているわけではない。むしろやばいぞ日本映画界といいたい。)まるで漫画のような、アメリカ軍研究所の出だし・・・。シナリオは漫画だが、なんと映像に説得力のあること!そして家族の滑稽な追跡劇・・。さらに滑稽な音楽の配置・・。シリアス劇を見事に交わして映画のテンションを持続させるこの演出力は一体どこから来ているのか。残酷な死のシリアスな映像と重なる滑稽な演出は、この監督の永遠のテーマ、追及のテーマとさえ思えてくる。そういう意味でも賛否両論が多いのが物語の結末であろうが、私は違和感を覚えない。この映画の欠点は唯一、怪物の最期のシーンのVFXがいただけなかった(CGがとたんに安っぽくなったのはナゼ?)ラストシーンのニュース映像に無関心なのは、この映画を深読みしようとする観客へのメッセージである。深読みしたって何も出てきやしねーよ!と・・単なる映画の味付けにしか米の隠ぺい工作その他もろもろが使われていないことを如実に物語っていたのが潔い。この映画が日本で興行的に大して振るわなかったのは非常に分る。スケール感の小さいエイリアンのようなキャラが多分に影響していると思う。私自身も全く期待をしていなかった作品だった。
この監督の次回作も大いに期待する。

投稿者:ファジィなマニア投稿日:2007-04-10 04:10:00
【ネタバレ注意】

久しぶりに見た事の無い感じの雰囲気があって新鮮な感じで見れたけど、無理矢理今までに無い撮り方や設定にしたような感がある。武器を使おうとして落っことしたり、空気とは違うセリフがあったり、「本当にこういう事があったらこうじゃないか?」って言う風にも見えるけれどもそれにしてはホルムアルデヒドで突然変異するとか設定がめちゃくちゃ。モンスターのデザインも身体から魚の尻鰭が不規則に生えてたり、トレマーズに出て来たモンスターみたいな口とかに、映画を見るこちらのテンションを萎えさせる様に感じた。スローモーションの使い方とかこだわりなのかどうなのかわからんところもしばしあった。
しかし憎めないこの作品。
なぜ?

ふと思った、イタリアン京料理店「グエムル」ってお店のボルシチを食べて美味しかったのかどうかを考えるようなものなんだろうか?

人に御勧めできる感じじゃないけど、誰かに見させてみたくなる不思議な印象でした。。

投稿者:montag投稿日:2007-04-07 22:09:13
【ネタバレ注意】

銃から始まるものの最後には原始的な武器がものを言ったり、
子どもが生け贄のように怪物に拉致されたり、
女が最後に唖然とする活躍を見せたり。
そういう発想は全部、ジェームズ・キャメロンの
『エイリアン2』から継承されてますね。

最初に海から怪物が登場する場面は、
スローモーションの繊細な使い方からも分かるように、
時間の伸縮の技術の高さが最近のハリウッド映画とは
比較にならないくらい上手い。
人も怪物もみなコケる映画ですが、
その一瞬の「間」が、まるで夢の中で味わうような
焦燥感を見る者に掻きたてる。
ローランド・エメリッヒあたりに見習ってほしいところです。

投稿者:藤本周平。投稿日:2007-03-29 09:28:58
映像はこの手の映画にしては新鮮。
投稿者:くろひょう投稿日:2007-02-27 16:57:51
毎回、性懲りも無く繰り返していることなのだが・・・期待して観ると・・・だめ。

この映画の最大の売りは、日常の平穏を打ち破って唐突に怪物が現れ、何の罪も無い市民を蹂躙する場面が、いきなり冒頭に出てくることにあると思われる。
確かに、未知なる邪悪なものを小出しにせず、全貌を突如白昼の下に晒す手法は、従来のエイリアン方式に慣らされていた自分には、新鮮であったし実際とてもよく出来ていたと思う。

だが、斬新さという観点からは、この映画はここで終わっている。

平穏な日常を引き裂く災厄に直面した当事者にとっては納得できない不条理でも、第三者にとってはよくある現実の姿。その個人の不条理と社会の現実のギャップを描くことで、怪物以上の何かをあぶりだしてくれるのでは・・・と期待した俺がバカ?

韓国社会とアメリカの関わりなぞ興味もないし、怪物が何かの暗喩とする見方も飽き飽きだ。
主人公の嗜眠症もなんの伏線にもなっていないし、演技も見るべき点は何も無い。

父親の鉄砲、長男の槍、次男の火炎、長女の弓矢。
ロードオブザリングをパロって家族愛をうたうのがこの映画のテーマだとしたら、自身の思い込みのせいとはいえ、時間を無駄にしたという思いに囚われるてしまい、まことに残念・・・
投稿者:リEガン投稿日:2007-02-19 17:48:59
どうしても、この映画のおもしろさはわからんかった。06年の不思議。
投稿者:gui-zhe投稿日:2006-10-02 17:16:48
【ネタバレ注意】

 \\1000でなにを観るか迷う。
 シャマランは後日レディスと観に行く約束アリ。
 オスカー=ホフマンにはいまいち惹かれない。
 邦画は気分じゃねえなあ。
 最近見逃してたのは・・・「ユナイテッド93」かコレ。
 近場でやってるのはお台場のみ。
 男ひとりゆりかもめに乗り込む。
 直前まで迷ったが最終的には少しでも軽いノリを求めて韓流へ。
 3度めのぺ・ドゥナを求めて、とも言える。

 ひとつひるんだのは前半、病院を脱出後狭い売店内での食事シーンにて憑かれたようにカップラーメンをすする4人に溶け込む少女。
 実際ここで場内は軽い笑いと安心感に包まれる(観客10人に満たないが)。
 にもかかわらず、すぐさま画面は下水道に閉じ込められた少女へと切り替わってしまう。
 あそこは完全に流れが寸断されてしまっている気がするが・・・?

 ふたつふしぎなのは最後、あれだけ感情移入させておきながら何故少女を殺したのか。
 「スカーレットレター」や「復讐者に憐れみを」で感じたあの後味の悪さをまさか怪獣映画で味わうことになろうとは・・・

 みっつみんなが思うことだろうが・・・
 こんなヘンな映画がなぜ大ヒット?
 やはり韓国あなどれないね。

投稿者:ビリジョ投稿日:2006-09-27 00:43:04
先が読めず、不思議な展開にびっくり。
面白い面白い。面白い映画は面白い。

アーチェリーのお姉ちゃんがすばらしい。

韓国の政治などに詳しければ、もっと楽しめるのだろうな。
投稿者:wig-wig投稿日:2006-09-26 01:31:22
特撮を外注しているだけあって映像に違和感がなく迫力がありました。同ジャンルの日本映画も見習って欲しいものです。観る前は、社会派怪物映画と思ってましたが、いい意味で「怪物×家族愛」が前面に出ていて楽しい映画でした。何だかんだ言っても「怪物」の出ているシーンが一番ワクワクしますし。そして何より、役者ソン・ガンホの偉大さを改めて認識しました。
投稿者:メンタイ投稿日:2006-09-24 17:17:37
これはヒーロー劇が大好きなハリウッドでは
絶対に出来ない傑作である。

「もしも、娘を謎の怪物にさらわれたら・・・」
こんなテーマ、ハリウッドだったら、
『ID4』+『身代金』みたいな物語になるだろう。
しかし、世の中そんな
ヒーローみたいな人間ばっかじゃねーっつーの。
ってなわけで下流階級な一般家族
(妹だけはオリンピック選手)が戦いを挑む。
しかも敵はグエムル+アホ国家やアホ軍隊。
そのやり取りや、囚われの身の娘の状況、
マヌケながら娘を必死で助けようとする家族。
そして、
「本当にこんなのが居たら・・・最悪だな・・・」
って気持ちになる描写&演出。

ポン・ジュノ監督は名作「殺人の追憶」
でもそうだったんだけど、
笑えない状況下で笑いをいれる。
でもこれって、本当はこうなんじゃないかなって
気になってくる。
だって、もしも自分の環境に置き換えてみると、
『ID4』+『身代金』みたいにかっこよく振るまえるわけがない。
涙流して、血流して、転んで、落っこちて・・・
映画として観たらコメディっぽく見えるけど、
でも、本当はこうなんじゃないだろうか。

かっこわるいから最高にかっこいい家族愛。
本当に面白かったです。http://www.h4.dion.ne.jp/~mentai23/
投稿者:かっこう投稿日:2006-09-17 10:34:41
ホラー風でありながらコミカル。すごくシリアスなシーンでとんでもないポカ(笑いになりかねない)をやらかす。笑うシーンではなさそうなので笑うに笑えない微妙な感覚(ホルマリン不法投棄のシーンはやりすぎ。瓶何本分棄てる気?指示する方も悪いが、真に受けて全部棄てる方もどうかと思う。)。なんとも奇妙な感覚の映画で、すごい違和感は覚えるものの、娯楽作品としてよくできていると思う。ハラハラとするシーン、ショッキングなシーン、(純粋に)笑えるシーン、と色んなシーンがてんこ盛り。死んだと思った人が死んでなかったりとか、ベタなサービスでいいのかも。そして何より怪物が不気味。怪物の最初の襲撃シーンは特に凄くって、直接的な残酷描写があるわけではないけど、逆にそれがリアルっていうか。家族が一緒に行動をとってる前半が特によかった。
あと、これって何日間くらいの話なんだろう?って疑問がある。
投稿者:映画で元気投稿日:2006-09-16 09:22:18
ある雑誌の批評で、ゴジラ映画と対比した怪獣映画としてコメントしていましたが、怪獣映画というよりホラー映画ですよ。怪獣映画は本質的に怪獣が主役ですが、これは人間が主役ですし。
ハリウッド映画のホラーものは、きっと、もっと生々しい怪獣、生々しい映像に、しつこく拘る作品になりやすいのですが、そのあたりはさっぱりとさせて、人間を前面に出したのが良いですね、しかもムキムキマンではない。
こってりした所がなく、そのくせ、かなりハラハラドキドキさせる、ハリウッドでも日本でも創れない、中間の感性、韓国ならではだと思います。
最初は違和感をもっていましたが、慣れてしまえば、だれることもなく十分楽しめます。
投稿者:kuroneko投稿日:2006-09-14 22:25:31
【ネタバレ注意】

まず、方々で言われているようなパクリの気配はしない。
むしろ劇場版廃棄物13号がエイリアンに似ているのを問題にすべきだ。
水棲生物という背景から考えて妥当な線だった。ただ、クリーチャーとしての
デザインが素晴らしいかというと別段そうでもない。
肌の質感がヌラっとしてなくて作り物臭さが目立つ。

ストーリー面では、河川で売店を営む下層平民(加えてバカ家族)が
未知の怪物と戦うという設定をまず普通なら採用しないという点が大きい。
彼らの行動には英雄性や魅力が殆どなく、ただ我武者羅で物語に有るまじき
ミスや、場面に不釣合いな感情の起伏を見せる。観客からすると、それが
どうしても違和感やストーリー構成の不可解さと映ってしまうのは否めない。
では、何故わざわざそのような映画を撮っているのか。
それは徹底的な「リアル」を無駄に追求してしまったからに他ならない。
フィクション中ではなく、現実の一般市民(加えてバカ気味)な家族が、
現実に現れてしまった非現実的な化け物と、娘を助ける為に否応なく戦う
状況であれば、本作中のような本人達はいたってシリアスだが他者から見たら
滑稽な奮闘劇にならざるを得ないからだ。
登場人物達の行動が殆ど裏目に出る点も現実味を帯びている。
そして本作が現実を想定して描かれている事を裏付けるのが、
ラストの娘死亡と、それに続く仇討ちだ。
もし娘が生きて救出できたら、ヒーローでもない一般市民はそれ以上化け物と
戦わない。故にグエムルを葬る為には娘が死んでなければならないし、
仇討ちを果たすだけのパワーを得られないわけだ。
そう考えると、生き残りの少年を家族に迎える点も、喪った家族の穴を埋める
為の自然な行動に思えてくる。さらにラストでウィルス誤認のTVを無視する
辺りも彼らの一般市民然とした位置付けを貫き通しているように思える。
ただ最後に言わせてもらうが、こんな主旨の映画作って人様に見せるべきではない。「映画」を見に行ったのに「現実」を見せられるのは不本意だからだ。

投稿者:まくらK投稿日:2006-09-14 12:00:42
【ネタバレ注意】

結局何をしたかったのか。
娘の代わりに、一緒にいた男の子を
育てるのって、何かの隠喩なの?
神話とか教義とか。
あの娘が死んでしまう必然性はあるの?
なんとなく殺した?
悪いのは誰?マヌケなオヤジ?
米軍?韓国の役人?
わからん!
なんでこんな映画が歴史的興行成績なの?
共感する部分あるの?教えて!

投稿者:tomochi投稿日:2006-09-11 16:57:49
【ネタバレ注意】

見る前から反米のスタンスだといううわさは聞いてたけど、ラストシーンが特に強烈!
アメリカ政府の記者会見を見る主人公がとった行動。はっきりいって爆笑しました。この演出は意図的だと思うけどなあ・・どうでしょう?

反米メッセージは別にしてもすごい映画。怪獣をからめてもステレオタイプになってない。飽きずに最後まで(スタッフロールが終わるまで)スクリーンにくぎづけだった!

投稿者:Longisland投稿日:2006-09-11 11:40:31
首都中心を流れる河に(そんなに大きくない)怪獣が登場、家族で戦う・・・・ 自国を沈没させちゃう映画同様、設定はむちゃくちや(笑
 風呂敷の広げ方(設定規模)では沈没のほうがデカイものの、作品の出来・質では怪獣の勝ち。

 スピード感溢れる冒頭から家族愛へのストーリー展開へ、作風というか流れが激変する。怪獣物なのかヒューマンドラマなのか、コメディーなのかシリアスなのか…違和感を感じる構成も、新鋭ポン監督のパターン化を避けた斬新な挑戦と感じた。 わが国の沈没が既存パターン踏襲から脱せなかったのに比べ、本作品の挑戦的構成は観客を(良い意味で)混乱させ、不安にさせることに成功、良くも悪くもガツンと印象に残る。

 人物描写、そして映像の美しさとビミョ〜な音楽が実に不可思議 
投稿者:龍勝利投稿日:2006-09-11 11:10:52
あらためて、十人十色とか蓼食う虫も好き好きって言葉を思い出す。連れ去られた女の子はいたいけないし、「リンダリンダリンダ」のペ・ドゥナも出ているので嫌いにはなれないが、そのおもしろさが理解できず、残念。この映画が韓国で大ヒットしてるとNHKがあまり掘り下げる事なく報道していて、びっくり。
投稿者:ロックンパ投稿日:2006-09-10 21:52:46
 結論から言うと、せいぜい中学生レベルの幼稚な映画である。
 こんな映画を国民の6分1が観て大騒ぎしているようでは、韓国の民度の低さというか、痛すぎる必死さをわざわざ世界に知らしめているようなものである。化け物映画を官民一体で盛りあげる国なんて、そうそうないだろう。まあ、自画自賛が好きなあの国らしいといえば、それまでなのだが。日本のアニメ『WXIII 機動警察パトレイバー』に登場する怪物「廃棄物13号」をパクっており、それに対する韓国マスコミの反応はというと、パクったことを恥じるのではなく、パクッた事を日本人に指摘されたことへの怒り。つまり日本が悪いと。いつものことながら、まったくトンマでマヌケなオチである。『ザ・グリード』とほぼ同じカットが多いのも笑える。
投稿者:投稿日:2006-09-09 19:52:36
【ネタバレ注意】

 並の面白さでない。韓国で大ヒットしたのは当然である。日本でも一人でも多くの人に見てもらいたい!!

 駐留米軍がホルムアルデヒドを漢江に流した事件に発想を得ているようだが、そこからここまで面白い話を作れるとは。ポン・ジュノの才能は、ずば抜けている。

 駐留米軍、動物からのウイルス感染など今まさに問題になっているものを織り込みながら、家族愛を中心に据えつつ、ホラーやアクション映画の要素もあるエンタテイメント作品に作り上げたその力量は、凄いと言わざるを得ない。
 翻って日本では、漫画や小説の原作に寄りかかったものがほとんどで、このようなオリジナルな発想で勝負している奴は、どれだけいるだろうか?

 前作「殺人の追憶」も、単なる犯罪物にとどまらない何かがあり、強烈な印象を残したが、全体的に雰囲気は暗かった。ところが、本作はユーモアが顕著であり、大きく作風が変わっている。この変貌こそが豊かな資質の証なのかもしれない。

 疾走する怪獣とともに逃げ惑う人々を追うカメラワークがリアルな恐怖感をもたらし、実に効果的である。怪獣映画というよりは、ホラー映画に近いだろう。印象としては、「エイリアン」に近い。
 一般にホラー映画はユーモアとは相容れないと思うが、本作は例外であり、それが娯楽作品としても成功している要因にもなっている。

 河川敷に店を出しているパク・カンドゥ(ソン・ガンホ)とその家族は、社会構造的には最底辺に位置するだろう。しかし、家族を思うことでは誰にも負けない。この設定がいい。これが、彼らと同じ階層を含んだ観客の共感を呼び、大ヒットにつながった側面もあるかもしれない。ソン・ガンホの庶民的なキャラクターも大いに貢献しているだろう。

 愛する家族を救うことがメインの話なのだから、当然ある結末が期待される。しかし、結果は予想外のものとなる。
 だが、このラストによって、本作品はありきたりのドラマとは違った位相を持つようになる。家族、血縁を超えた愛は存在し、それによって人間は救われる、とでも言っているかのようであり、だとすれば、そのメッセージは素晴らしい。

 音楽:イ・ビョンウも良い。


投稿者:坂本投稿日:2006-09-09 00:23:40
ごった煮スープを知らず知らずのうちに最後の一滴まで飲まされた、そんな感じの映画だった。
スクリーンから離れると胸焼けがするかのように、映画欲がゲップをしてしまう、そういう濃厚かつ強烈な映画。
ダメ家族の奮闘ぶりが本来悲壮感を感じさせるべきところなのに笑ってしまう。ポン監督の苦みのあるコメディ描写とでも言うのか・・・・
最後の理不尽さが私は良いと思ったし、全員でグエムルを倒しにかかるあのシーンは見ていて感情を移入してしまう。
一言で言えば監督がグエムルな映画でした。
投稿者:紅竜投稿日:2006-09-08 21:45:33
 怪獣の登場に翻弄させられる市井の人々を描いたという点では邦画の「大怪獣東京に現る」に似ていると思うが、あちらは怪獣の姿を一切見せない事で怪獣映画というジャンルからの逸脱をはかっていたが、本作はCGを多用し人間対怪獣の死闘をタップリと最後まで魅せきっている。わが国の怪獣映画と比較すると確かに王道でも本格派でもないが実に見応えのある2時間。
 圧巻は最初の怪獣出現のシーン。スピルバーグ監督の「宇宙戦争」をお手本としたとおぼしき襲い来る怪獣と逃げまどう群集、さらに遠方の目撃者も加わり...と距離感のとり方が絶妙である。中盤以降、囚われの少女と怪獣との静かなる攻防もこの手の映画の中では最高レベルの出来。この監督は映画におけるケレンの使い方が実にうまい。
 さて、このCG怪獣の存在感に全くひけを取らないのが人間側の主人公となる4人家族である。普通の怪獣映画では決して描かれない、怪獣の襲撃によって被災したある家族の被災した後の姿が丹念に可笑しくも哀しくつづられていく。
そしてクライマックス、怪獣もビビる有毒なワクチンが散布される中、それをものともせず、ゴキブリのような生命力で怪獣に立ち向かう主人公達に拍手喝采だ。 

投稿者:nagging_nag投稿日:2006-09-08 09:05:42
 因果応報に依らないのは、この若者が、本当の語り手だからだと思っています。因縁生起と云うのでしょうが、この語り口の映画作者に、David Lean がいます。因縁生起に対応する用語と概念は、ヨーロッパ言語にはありません。強いて云えば弁証法かも知れません。
 ところでポン・ジュノ氏は、自分を吼えて咬まない犬だと規定しているのでしょうか。また、原題 が "The Host" となっているのも気になります。彼ら家族が host 宿主なら、寄生体は何なのでしょう。
 この若者が、咬まない犬を演じ続けて、しっかりお金を稼いでくれることを期待します。
投稿者:浄瑠璃2投稿日:2006-09-07 18:22:38
ネットで「パトレイバー」からのパクリ疑惑が取り沙汰されてるけど、バカですね〜。家電もクルマも日本はアレンジだけじゃん、て欧米に言われるとカチンとくるくせに、韓国相手だと同じ物言いをするんだよね。この作品のオリジナリティの高さをみれば、現在の日本映画のレベルよりずっと上だってこと分かりそうなのもんなのに。日本の20〜30代俳優が束になってもソン・ガンホひとりに勝てないよ。
投稿者:かじきん投稿日:2006-09-05 19:07:09
娯楽作品としては最高の出来だと思う。
正直おもしろかった。 楽しめた。
CGもリアル感たっぷりだし、スピード感もあって、
ハリウッド映画見ているような感じだった。
コメディなのか、シリアスなのかわからん・・・という
批判も多いみたいだけど、それがこの監督の映画の撮り方と
割り切ってみればなんの問題もない。
むしろ、その時その時の状況によってソン・ガンホの見え方
が違ってくるので、改めてすごい役者だということが実感できる。
韓国すげぇなぁ・・・ 日本映画はこの分野でも韓国に抜かれちゃったと
思うとなんか悲しいな。
投稿者:サイババ2投稿日:2006-09-05 17:53:30
日本の怪獣映画と比べている人が多いですが、どちらかというと欧米のモンスター・パニック映画の方に近いと思います。

怪物の出し惜しみ無しの初登場シーンが良かったです。怪物を目撃した登場人物の反応もすぐに悲鳴をあげるのではなく、ちょっとポカーンとした間の後に事態を理解して即逃げるという反応がリアルでした。この辺の演出は監督が好きだと言っていた『寄生獣』の漫画家岩明均の作風に近いです

特撮演出のチャチさなしの出来は日本でも実現させれるといいなあ。
投稿者:denguma投稿日:2006-09-03 12:56:02
冒頭の怪獣大暴れシーン、めちゃめちゃ怖かったです。
リアルタイムで初代ゴジラを見た世代はまた違うんでしょうけど、私が物心ついた頃には、ゴジラシリーズだのウルトラマンシリーズだの明るい性格の怪獣が世に溢れてまして・・・。
日本の怪獣っていうのは、花形役者みたいなもんで、観客を散々焦らした後、毎回お決まりのパターンで登場して、大見栄を切った後、これまたお決まりのパターンで退治されるという。
唐沢‘と学会’俊一氏の言葉を借りると、日本人にとって怪獣とは、ある種の「伝統芸能」なのでしょう。
我々にはそういう怪獣映画の「型」が染みついてるだけに、それとはまったく違う文脈で語られる、この『グエムル』は日本人にはことさらショッキングな映画だと思います。

イラスト映画ブログ「こんな映画に誰がした?」http://takunishi.exblog.jp/
投稿者:幻巌堂投稿日:2006-09-01 16:20:00
 この映画の光は、コ・アソン演じるカンドゥ(ソン・ガンホ)の娘ヒョンソだ。グエムルという巨大な権力の闇に囚われながらも、果敢に脱出を試みるヒョンソの眼がいい。現在の韓国社会の縮図を映し出したようなストーリーの中で、ヒョンソの存在は未来へつながる大いなる希望となるジャンヌ・ダルクであり、彼女の意思はラストで確実に、生き延びた少年や父に受け継がれている。
 ハリウッドの力を巧みに利用してグエムルのヴィジュアルを創造しながらも、米国の覇権主義と従属する政府に敢然と背を向けて見せた映像作家ポン・ジュノには、もはやアッパレというしかない。カンドゥからヒョンソまでのパク一家は、それぞれが庶民をカリカチュアライズさせたキャラクターだし、怪物誕生の経緯を意識的に描こうとしなかったことも、彼の主張をより鮮明にわかりやすくしている。また映像的にも、グエムルの不気味さといい、不意に襲いだすスリルといい、文句はない。
 それにしても、まったくすごい映画をつくあげてしまったもんだ。ホラーとしても一級品のこの作品は、プロレタリア革命を何のけれん味もなくスクリーンに描き出した傾向映画の大傑作だと断言する。
投稿者:サッツー投稿日:2006-08-24 18:35:46
監督自信が、影響を受けたと語る今村昌平の重喜劇が見事に韓国で蘇った!
極限状態で滑稽に見えてしまう人間の悲しい性が十分に出ていたと思う。
しかし、警察や軍隊を余りにステレオタイプのオマヌケな人々に描き過ぎかな。
国家権力の無能さは、一見するとまともそうに見える愚かさにあるのだから…。その部分で−3点。
でも必見!一級品です!!
投稿者:TonTon投稿日:2006-08-18 22:26:12
コメディなのか、シリアスなのか、さっぱりわからない。怪物は、ハリウッドのプロ集団を使っているだけにリアリティがあるが、特筆すべきは、それだけ。ストーリーは、ハチャメチャ、音楽は、チンドン屋みたい。日本でもこの手の映画を作ったら、これくらいレベルになると思うので、似たもの同士ってことで、痛みわけ。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-08-18 20:15:37
【ネタバレ注意】

これはまた強烈な映画。漢江に現れた怪物(グエムル)とどうしようもない家族の闘いの物語。思いっきりコメディタッチかと思えば、思いっきりパニック、かと思えば思いっきり政治的でスタイリッシュ。何とも評し難い作品ではある。
とにかく毒に溢れているのだ。
グエムルにさらわれた13歳の少女パク・ヒョンソ(コ・アソン)を救おうとする祖父(ピョン・ヒボン)父カンドゥ(ソン・ガンホ)、叔父ナミル(パク・ヘイル)、叔母ナムジュ(ペ・ドゥナ)。救い難い家族ではあるのだが、みな真剣。だがその周辺に登場する人物がこれまたみなヘンなのだ。

予定調和的怪獣ドラマに慣らされた目からすると、残酷に人間を喰らうグエムルはある意味新鮮だが、それ以上に映画全体を覆う数々の毒に、私は苦笑するしかなかった。
何より冒頭に登場する米軍基地からのホルムアルデヒドの漢江への大量投棄は、事実に基づくとか。投棄した本人は帰国し、韓国で訴追され有罪判決が下されたにも拘わらず、当の本人は米国でのうのうとしているのだとか。
韓国内で反米感情が高まった事件だが、この作品がそんな米国への皮肉に満ちているのはそんな背景があるからなのだろう。
ポン・ジュノ監督の才能、ソン・ガンホの熱演、コ・アソンの健気さ…強烈な毒に溢れていながら、なかなか面白く観られた。
だがただ一点納得いかなかったのは、子供を殺してしまうこと。こればかりは個人的にどうも好かない。

投稿者:殺し屋2投稿日:2006-08-09 11:56:45
【ネタバレ注意】

いやー面白かった(^O^)今夏、一番の出来の作品だったと思う。冒頭の怪物の登場シーン、無差別に人間を襲うなか駐韓の米軍人と度が過ぎたダメ親父ソン・ガンホのパニック対処の対比。…当然怪物に勇敢に立ち向かうのは米軍人、しかし…。この冒頭のパニックシーンだけでも一見の価値あり。ジュノ監督作品はやっぱりハズレなし!
親父(祖父)が怪物との激闘の末、死をむかえてから一時物語は破綻するかにみえるが、そこはジュノ監督後半にたたみかけるは緩急魅せるエンターテイメントの嵐!結末も決してハッピーエンドとはいえないが、なぜか温かい感じのする極上のエンディング。平成ゴジラシリーズを破綻させた東宝制作部はこれ観て猛省して頂きたい。(肯定派の平成ガメラシリーズが本当に目指したっかたものがこの作品にあるように思われる)
ジュノ監督、ダメ一家を演じた五人の熱演を是非堪能してほしいと思う。

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