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(2005)

THE BOW

メディア映画
上映時間90分
製作国韓国
公開情報劇場公開(東京テアトル=ハピネット)
初公開年月2006/09/09
ジャンルドラマ/ロマンス
海の上、ふたりきり。
老人は少女に永遠の夢をみた。
弓 [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 4,500
USED価格:¥ 1,250
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弓弓

【解説】
 「サマリア」「うつせみ」の鬼才、キム・ギドク監督が、海に浮かぶ一艘の船に2人だけで暮らす老人と少女のいかがわしくも美しい愛の物語を神秘的かつエロティシズム漂う独創的なタッチで描き出す異色のラブ・ストーリー。少女役には「サマリア」で注目を集めたハン・ヨルム。
 広い海に浮かぶ船の上、老人と少女は2人だけで穏やかに暮らしていた。10年前、どこからともなく連れてきた少女を、老人は慈しむように大切に育ててきた。少女が17歳になったら2人は結婚する予定だった。3ヵ月後に迫ったその日を、老人は心待ちにし、夢みてきた。老人は船を釣り人に開放し、生計を立てていた。老人が持ち歩く弓矢は、少女のために奏でる楽器にもなれば、客の中にいる不届き者から少女を守る武器ともなった。老人と少女の固い絆はいつまでも変わらないと思われた。ところがある日、少女が釣り客の青年に淡い恋心を抱いたことから、2人の穏やかな関係は大きく揺らぎ始める。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
320 6.67
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【ユーザーコメント】
投稿者:ghost-fox投稿日:2012-06-06 22:27:47
【ネタバレ注意】

爺の目的が他にあるかと最後まで期待したが見事に肩透かし 
せめて処女喪失のあと少女が魚にでも変化(へんげ)すれば・・・鮭とか

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-03-01 07:59:14
WOWOWで観賞。あれだけ客に矢を打ち込んでいながら水上警察が一度も来なかったり、青年がヒロインを連れ出すより占いをしてくれとジジイに頼むなど陳腐な描写のオンパレードだが、ヒロインの初夜(というより昼)のシーンをDVDに落とすこっちも只のスケベ野郎だ。矢がペニスなのね。ヒロインはジジイ役の人より演技力があると思ったが、顔がもうちょい可愛ければなあ。
投稿者:fuji3776投稿日:2007-09-03 15:29:52
 「老人の性」には遠く及ばず、韓国の民話でもべースにあるのか、この時間、変質老人に付き合わされて、正直がっかりだ。
 「完全なる飼育」かと思ったが、最後の海への老人ダイブも陳腐で、見たのはこれが2作目で、うまいのかヘタなのか。「うつせみ」8/10点、これ1/10点。
・・・・・・・・・・
船の縁でブランコを漕ぎながら、老人の<射精>とおぼしき弓の命中の悪さに、不気味に微笑む少女の口元を見ながら、占いに転ずる心やましき。弓は引かれて、反り返ったしぐさも、浮世離れさえ感じて、意味深のささやきも少女の口元さえはっきり定めがたい。

 遥か昔に読んだ、中島敦の「名人伝」を思い出した。蚤かシラミか馬の如くに見え始め、瞬きさえおぼつかなくなって、まつげに蜘蛛の巣さえ張り巡らして、技量極めれば弓さえ忘れる。

 変質老人の矢は天高く宙に放たれ、自身に突き刺されば、赤く染まった少女との儀式の後の入水。少女は女になって、老人の弓は少女の血に満足を得られたのだろうか。縛りは解けず、沈んだ船からの脱出は、結局そのままになって、明日もまた少女は朽ちた船の上で、いつか来る青年を再び待っているんだろうか。それとも、「透明なシミ」となって、自分が誰かさえわからずに歴史の中に埋もれてしまうのだろうか。ギドクの女は、やっぱり船から「脱出」が出来ない。、と思えてならない。
投稿者:Bava44投稿日:2006-11-16 00:27:20
ヒロインとジジイの間に会話は全くない。動作・表情によってのみ彼らの感情を知ることができる。
しかし、映像だけで観客が理解できるようにするために、反復するようなシーンが多くなり過ぎている。
花嫁衣裳を着て、彼から貰った音楽プレイヤーを聴くなんてシーンは良いと思ったけど。
監督がヒロイン役の女優に肩入れし過ぎの上、会話がほとんどないことからヒロインの性的な部分が強調され
過ぎているような気がした。 音楽に関しては、映像をダラけさせないためだけのものだと思う。

まあ他の方も色々批判してますが、それだけギドク監督が優れた監督だと認知されているということでしょう。
陸地が一切登場しない全篇、海の上での芸術映画。韓国映画の興行を支える日本女性が好きなイケメン俳優が
出演しているわけではない。(だから観に行った:笑)

ラストは、(いくら「表現だ」と監督が主張しても)バカ映画の領域になるので大いに減点。中盤まで6.5点。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-10-08 00:40:16
【ネタバレ注意】

きわめて技巧的な作品である。海の上で生活する老人と少女。他者を排除し、男と女として結ばれることに執着する老人(チョン・ソンハン)。何も知らず、無垢なまま17歳になろうとする少女(ハン・ヨルム)。
そんな寓話的世界を映像にしてみせたのか、とも思う。二人の声は最後まで聴くことは出来ず、ラストには驚くべき神話性すら浮かび上がってくる。
だが、寓話的世界を図式化しようとしたあまり、技巧に走りすぎたのではないか、というのが個人的な印象だ。映像は確かに美しいが、ところどころ綻びがみえる。大海の中にぽつんとあるはずの船なのに、一瞬背景にいくつもの船が浮かんでいるのが見えたり、カレンダーの「結婚」の文字が最初と途中からで異なっていたり、同じシーンがカット割りによって日が照ったり陰ったり、2Sの携帯写真の向きが逆だったり。神話的であろうとするなら、そうしたつまらないミスはして欲しくなかった。観る者は(少なくとも私は)台詞がない分、映像に集中する。そうしたミスに気づくと、一気にしらけるのだ。
それは別のコメントでも指摘されているように、弓で音を奏でるシーンと音楽を重ねたことにもいえる。変に重ねるから音と映像の差異にいらいらしてしまう。こんな音が、あの弓から出るわけがないと思ってしまう。

通俗的な私は、老人が10年前少女を拉致して隔離して養育していたのか・・・と思ったのだが、もしそうならそこにあるのは実に低俗な「欲望」そのものではないか。そのあたりの作者の意図がもうひとつよくわからなかったのだが、そんな下劣な男なら、女児が17歳になるまで待つだろうか?待つとしたらそれはなぜ?老人の嫉妬の仕方、結婚準備の表情が妙に生々しい分、残念ながら演出意図にあっただろう崇高さが老人からは微塵も感じられなかった。
一方ラストのハン・ヨルムが悶えるシーンは、その少女っぽさと大人っぽさが一体となって、強烈な官能性を引き立たせた。白い服を破瓜の血が紅く染めた少女。その腰の動きは、かなりリアル(汗)。そのシーンだけ観ると、彼女は「海」(または海神)に抱かれ、「海」に貫かれたのかとも思う。
だが、全体を通して観ると、どうも技巧に頼った作品に思えてならない。ハン・ヨルムの表情に頼って作り上げたのはいいが、どうもあざとさのようなものを感じてしまったのだ。あるいは、作者の意図を私が単に理解できなかっただけなのかも知れないが。

投稿者:投稿日:2006-09-21 05:21:19
【ネタバレ注意】

 相変わらず、ストーリー展開の予測がつかない。予想を裏切られたときの驚きの累積が、静かな興奮を呼び起こす。これがあるからキム・ギドクはやめられない。真に畏敬すべき存在である。

 この話は、愛の寓話もしくは神話と見るべきなのだろう。
 監督は、「現実と魂の融合」を描きたかったという。

 老人が中空に放った矢が突き刺さり処女喪失するシーンは、まさに魂との交接であり、強い衝撃を受けた。監督の意図が見事に具現化された秀逸なシーンである。
 また、魂の動力で船が動き、沈んでいくシーンも素晴らしい。

 ただ、監督は、老人には下心が無いと言っているが、カレンダーにハートマークなんかつけて結婚式と記入し、やばい状況になるやカレンダーを破り捨て、前倒しして一緒の床にする、という設定は漫画チックでちょっと俗っぽ過ぎないか。
 「現実と魂の融合」を見る者に納得させるには、この俗っぽさをもう少し抑える必要はあったかもしれない。

 弓占いのシーンは、実際に監督が弓を射ったのだという。自分でやるというところが、この人の恐ろしいところだ。

 ハン・ヨルムが無垢で、妖艶さも併せ持つ少女を見事に演じた。この作品の成功は、彼女の魅力と演技に負うところが大きい。女優としての可能性を感じさせる。

 弓(ヘグム)で音楽を奏でるシーンで音楽が流れるが、それが作品自体を通俗的にしているような印象を持った。画の見せ方は芸術的だが、音の使い方が俗っぽく、そこがアンバランスなような気がしたのである。

 これでキム・ギドク監督作品は8本見たことになる。順位をつけると、以下のとおりである。

                       1.うつせみ
                       2.弓
                       3.悪い女
                       4.悪い男
                       5.サマリア
                       6.春夏秋冬そして春
                       7.コースト・ガード
                       8.受取人不明

  

投稿者:Longisland投稿日:2006-09-13 22:59:25
キドク監督作品てどんどん洗練されてゆくね。本作品も映像(撮影技術)・音楽・演者が格段に洗練されウエルメイドな作品…でも、初期のキドク作品にあった衝撃性は薄まった感じが否めない。
確かに過去キドク作品でも扱われた、水上の生活、不条理ともいえる設定と説明を省いたストリー展開、のぞき見るエロさと痛さ等々を満載も…過去作品の持っていた荒削りで強引な雰囲気が削がれていて優等生的。 前作「うつせみ」がエロと痛さを最小限に抑え洗練性が秀でた傑作だったのに比べて過去のエロ・痛さを盛り込んでいることで中途半端な感じがした。
とはいえ、サマリアですぐ死んじゃった(可愛いほう)ハン・ヨルムが幼くも妖艶さをたたえた演技は秀逸。

やっぱりキドク監督作品は見逃せない。
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