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バベル(2006)

BABEL

メディア映画
上映時間143分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月2007/04/28
ジャンルドラマ
映倫PG-12
神は、人を、分けた。
バベル [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,160
価格:¥ 1,000
USED価格:¥ 799
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【解説】
 「アモーレス・ペロス」「21グラム」の俊英アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに描き出す衝撃のヒューマン・ドラマ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、それぞれの場所で孤独な魂どうしが織りなす愛と哀しみ、再生への希望の物語が同時並行で鮮やかに綴られていく。日本から役所広司とともに参加した菊地凛子が各国の映画賞レースを賑わせ日本でも大きな話題となる。
 モロッコ。山羊飼いのアブドゥラは知り合いから一挺のライフルを買い、それを山羊に近づくジャッカルを追い払うためとして息子の兄弟アフメッドとユセフに与えた。すると、兄弟は遠くの標的めがけて遊び半分で射撃の腕を競い合い、ユセフが険しい山間部を走ってくる一台のバスに引き金を引く。そのバスには、一組のアメリカ人夫妻リチャードとスーザンが乗り合わせていた。彼らは、生まれて間もない3人目の子供を亡くしたことがきっかけで壊れかけた絆を取り戻そうと、2人だけで旅行にやってきた。ところが、どこからか放たれた銃弾が運悪くスーザンの肩を直撃。リチャードは血まみれの妻を抱え、医者のいる村へと急ぐ。一方、夫妻がアメリカに残してきた幼い子供たちマイクとデビーの面倒をみるメキシコ人の乳母アメリア。息子の結婚式に出るため帰郷する予定が、夫妻が戻らず途方に暮れる。やがて彼女は仕方なく、マイクとデビーも一緒に連れてメキシコへと向かうのだった。日本。妻が自殺して以来、父娘関係が冷えきっている東京の会社員ヤスジローと女子高生になる聾唖の娘チエコ。またチエコは満たされない日々に孤独と絶望を募らせていた。そんな中、モロッコの事件で使用されたライフルの所有者として、ヤスジローの名前が浮かび上がる…。
<allcinema>
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:のうずい投稿日:2013-05-13 20:29:45
「なんだよ、予告と印象違うじゃ〜ん」という映画が多いなかで、
「なんだよ、予告から想像した以上のものになってないじゃ〜ん」という
違う意味で残念な映画
投稿者:jb投稿日:2012-08-26 15:36:39
なんだかなぁ。
投稿者:terramycin投稿日:2012-05-30 19:45:55
【ネタバレ注意】

やはり題名から想像した物語とこの作品はあまりにも違ってたので驚いた。
特に序盤は色々な場面で驚いた。

モロッコ少年のオナニーシーン、日本編があること、菊池凜子のモザイクシーンなど。
しかし、どれをとっても嫌悪感を覚えるものであった。

各国の物語がどのように繋がっていくのかを見るのが一つの楽しみであるが、どれも個人的にたいした物語ではなかったと感じた。もっと言うと映画にした意味があまり感じられなかった。世の中のアウトサイダーに焦点を当てて描いたが、物語はあまりない。

ケイトやブラピという大物俳優たちが今作ではわき役かと思えるほど他の人物の方が印象に残った。

投稿者:iiestreiiaii投稿日:2012-04-04 23:41:00
作品名から言葉の障壁に苦労し、多言語化する現世に一石投じるもしくは揶揄する内容かと思いきや、無駄な性描写、作者の偏った日本への偏見?ともとれる内容だったので残念。無駄な性描写は「バベル」となんの関係があるのか?
投稿者:Normandie投稿日:2011-11-17 01:19:34
構成としては「ビフォア・ザ・レイン」の物真似では?
障がい者役とヌードで一発勝負した菊池凛子のオスカーセオリー通りの熱演もから回りだ。
投稿者:TNO投稿日:2011-04-03 01:31:02
【ネタバレ注意】

神が多くの言葉を作って、建設を妨げたバベルの塔。言葉によるコミュニケーションの断絶がテーマだということは分かる。イニャリトゥ得意の変形オムニバスで秀逸にまとめあげている。ブラッド・ピットとケイト・ブランシェット夫妻は、訳ありの旅行中妻が重傷を負い、救助を求めた地元の車の運転手から意に反し気味悪がられて逃げられたり、モロッコ地元の医者の言うことを通訳が正しく伝えなかったりする。菊地凛子は、聾唖者のために、言葉を受け取る側の偏見や、自らの苛立ちによって、伝えたい事が普通に伝わらない。そのことに絶望を覚える。メキシコからの不法移民でありながら、米国でベビーシッターの職に就いているアドリアナ・バラーザは、国境警備の警官に逮捕され、いくら説明をしても、偏見を持った警官は、全く聞く耳を持たない。キリスト教の神が起こした混乱は、仏教国の日本にまで波及するとは。

投稿者:PhoenixMizu投稿日:2010-09-06 21:11:35
言葉や心が通じないことで起こる出来事を描いているのだが、題名を「バベル」とするセンスがいい。

モロッコ編、アメリカ・メキシコ編、日本編とあるがブラピのモロッコ編が一番よかった。
というか言語の違いにより起こる弊害をちゃんと描けていたのはこれだけでは・・・
日本編がいいと言う人が多いがよく分からない部分が多かった。
そして時間軸のズレ。時間軸をずらして描くと内容が理解しにくくなるのだが、よくできていた。また、ケイト・ブランシェットが撃たれるシーンは撃たれるのが分かっているからこそ感じるドキドキ感があった。しかし、モロッコ人の子供が逮捕されることが先に分かってしまうなど、描かない方がよかったシーンも多々。

軽い光過敏性発作になってしまったせいか、日本編で気分がかなり悪くなった。
あの菊池凛子のせいもあるかも・・・
投稿者:has42120投稿日:2010-08-08 14:35:31
ケイト・ブランシェット&ブラット・ビット
投稿者:kinenchyu投稿日:2010-08-03 16:59:11
人生がはかなくもろいつみきのようにつみかさなってるんだと、なんとなく感想に残った。
投稿者:uptail投稿日:2010-05-01 22:33:50
役所広司
投稿者:mototencho投稿日:2010-04-07 15:21:25
より多くの人々のために、敢えてスタイル(構造)を控えた監督のイニャリトゥ。「バベル」は人類に向けて創られた映画
http://mototencho.web.fc2.com/2007/babel.html
投稿者:ハッピーm投稿日:2010-04-05 18:43:39
淡々と流れていくようなストーリー。 一人の人間の行いが、時に思わずして国境を越えて違う方向に動いてしまう。 疲れた心に人の優しさが染み込む感じが良く分かる。  ただ、面白い映画かと聞かれたら、特別オススメしたいほどの面白さは無かったな。
投稿者:陸将投稿日:2010-03-02 16:26:00
【ネタバレ注意】

モロッコ人、アメリカ人、メキシコ人、日本人。1つの線で繋がっていた物語はイニャリトゥ独自の手法で各パートにバラバラに分かれて進んでいく。ただ、単なるクロスカッテングではなく、時間軸が微妙にずらされて作られている。だが、それが本作に限っては効果的に働いていない感がある。例えば、バスが銃撃される、その容疑者が逮捕される、などという結果が他のパートで予め間接的に(テレビや電話やラジオといったコミュニケーション機器を通して伝えられるのが、本作のテーマを暗示している。)示された後で、そのパートで実際に再現されるという流れであり、どうもスムーズに物語が進んでいかない。各パートの話の切り上げ方も、これから盛り上がるという所で他パートに移るため、物語に緩急がなく、淡々と進んでいく。また、各パートで一貫したテーマ性が感じられないため(強いて言うなら“つながり”)、ストーリー以外のまとまりがないのである。伏線は上手く張られているのに、それを生かしきれていない。ただ、1つ1つの物語は非常に魅力的だ。モロッコパートの悲劇性、メキシコパートの人間愛、そして何といっても日本パートが素晴らしい。耳が聞こえないというだけで、同じ日本人なのに外国人のように見られるサエコ。(菊池凛子の素晴らしさ!)他者と手話や筆記を通してしかコミュニケーションが取れないもどかしさや苛立ち。誰かと直接コミュニケーションを取りたい。繋がっていたい。その強すぎる思いが逆に相手を遠ざけてしまう。刑事に全裸を見せる姿が痛々しい。自分を覆い隠す衣服も脱ぎ捨て、ありのままの自分を受け止めてほしい。精神的にも肉体的にも繋がっていたい。そんな感情が身体から湧き上がっていく様。それは、直接的な人間的なかかわりを失ってしまった現代人にも共通する思いだろう。胸が締め付けられる。このように各パートは非常に魅力的なだけに、惜しい仕上がりだ。

投稿者:nedved投稿日:2010-01-03 23:02:35
二階堂智
投稿者:アリエアー投稿日:2009-09-14 20:58:38
【ネタバレ注意】

 それぞれほんの少しの配慮と思いやり、そして知識があれば、ひきとめられたはずの惨事。それぞれに理解できないことではないのだ。妻が生きるか死ぬかの時に息子の結婚式がある乳母に無理矢理子守りを頼むのも、乳母が子供を連れて結婚式に行ってその日のうちに帰るために飲酒運転の車に乗ってしまうのも、親切にしてくれたガイドに礼としてぽんと銃をあげちゃうのも、子供がゲーム感覚でバスに向けて引き金を引いてしまうのも。
 人間は不完全で愚かです。それだからこそ魂を成長させるためにこの世に生を受け、試練を乗り越えるんだとしか思えないときがある。軽率な行動をした結果苦しんで、後悔し、大切なことに気づく、その過程は胸を打つもので、映画においても永遠の主題であるから。そのように考えると、ブラッドピッドの乳母に対する懺悔と役所広司の銃所持に対する後悔が描かれていない点は不満が残り、不完全なまま終わっていると思った。でも彼らは自分の子供を通して、これから自分のしたことの愚かさを知るのだろう。

 聾唖の少女はもし刑事に冷たく拒否されていたらベランダから飛び降りていたかもしれない。ほんの少し、心の痛みをわかってあげただけで救われたかもしれない命。そんなことって数限りないんだろうと思う。

投稿者:gapper投稿日:2009-07-21 16:57:42
 モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本で同時進行というのだが、ニュースなどを考えるとおかしな部分があり各地の進行が独立しているかに思える部分がある。また、日本人がライフルを海外に持ち出し譲渡するというありえないと思わせる部分もあり楽しめない。

 少年がライフルでバスを狙い、またまた当たるという偶然性やその事件が雇っているメイドの息子の結婚式と重なるという偶然。ライフルを譲渡した日本人の妻が自殺していて娘は聾者である偶然。かなり特殊な人々を扱っているとしか思えない。つまり、自分とは無縁の人々の話ということになってしまう。
 そんな、赤の他人の話には興味を覚えず、旧約聖書の話を持ち出されても興味はわかない。希望もなく、教訓もなく”映画は娯楽”というスタンスの私にはつまらない作品だった。

 菊池凛子(チエコ役)の必要性の理解できない裸ばかり目に付く。聾者の日本人のとる行動とは思えず、不自然さばかり。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2009-03-28 19:25:17
【ネタバレ注意】

ケイト・ブランシェットが素晴らしいのは別として、菊地凛子って初めて観たのだが、凄いですね。トムハンクスやショーンペンとは別次元の素晴らしさじゃなかろうかと。いやダスティンは凄かった気もする…勿論、監督の演出もあり、脚本がそういう脚本なんだろうが、それを余すところなく表現している…この人は本物のプロフェッショナルだと思います。最後の手紙?は謝罪と感謝の言葉なんじゃないかと思うのですが…もっと突っ込んで書いていればベランダから飛び降りたりしないって事ではないかと。あの男は歯医者や薬物でトリップする若者etc.とは別の人種であるような…ただ同じ人種でもそんな事されたらキツ過ぎます。可愛いのでモンスター?ってのは思えませんがルックスを好きになるってのも、頭の線が切れてる娘だから避ける方向に進みたいってのも同じではないかと。正直、僕も避けたいかも?〜でもそう思う人の気持ちは同じ人間でないからって理由では決して有りません。男は女よりルックス重視って事かね?〜でも彼女の痛い気持ちは解る。
そしてモロッコの姉の行為とも若干被るものが有る…ってか何より悲劇が結果の想像出来ない子供の「遊び」から起こること。更にあのブラピの子供達も仕方ないとはいえ思慮の足りない行為で危険な目に遭うこと。この映画の悲劇は極悪な人間がいないにも拘わらず誰もが引き金を引き得るめぐり合わせで起こる訳です。
そして役所広司(すらマトモに観るのは初めて…映画ファンにあるまじき事かもだが)が娘を尊重し大事にする人間である事が伝わります。
子供達を殴り飛ばすモロッコの親爺、自分の死んだ後をブラピに託すケイト、必死に砂漠を彷徨う乳母…愛の絆がトリッキーで時間軸を飛ばしまくったフィルムに焼き付けられます。
なのであの子供達がお出かけの前に聞いた電話の向うが最後に戻ってくる…その後に凛子のエピソードが来るわけなんだけど。
でかい賞にノミネートされたことで、つまらん、大した事ない、とか言いたい人は山ほどいると思うが、僕はちょっと泣けた。幻惑的な喧騒、途切れで無音になるEWF、音が無い世界を表現する音、不安な思いをする子供、助けを求める声…文化が異なる幾つかの国…食事も違えば習慣も違う。でも楽しみ、愛し、苦しみ…偶然の悲劇と有り得ない奇跡…つまりはこの世界を共有して生きている。
ラストのスパニッシュにクラシカルな音楽も含めて僕はこの映画を貶す言葉は持たない。

投稿者:mito投稿日:2009-03-25 21:30:05
【ネタバレ注意】

求め乞う人々のいずれの願いも叶わない、助かるか救われるかは、本人の真性の本望の中身次第、生きる基盤の置き所次第・・・。刑事に渡された手紙を開封するのも、観る側のもの者次第ってところでしょうか、、、、後味は決していいものではありませんでした、そして凛子さんの演技もケタはずれに期待はずれでガッカリでした。(ただ、クラブの場面で有名どころの曲を流し、無声と有声の両側をしっかり撮った効果は、良かったと思う〜あのリアルは現東京に確かにあるし、彼女のやるせなさは思い当たるから)。dayme2002.cool.ne.jp/pub_frame_wellcome.html

投稿者:黒い豹投稿日:2009-03-04 22:18:26
久々に見ました。元々好きな映画でDVDを購入してたのですが、他作同様お蔵入りしてました。この度、アメリカ=メキシコ旅行より帰ってきて落ち着いた矢先、思い付きで再鑑賞した次第です。

本作のテーマはリージョン間における「不理解」。世界各地で起きる象徴的事象を列挙することにより、同じ人間が同じ時間を過ごしていても、なぜに世界はこんなに違うのかということ、それは問題提議というよりか、それをサンプル的に表現している作品だと思います。映画芸術というツールを通して。故に、国内で一般的に云われる「日本(チエコ)のパートは必要ないんじゃないの?」っていうのは間違いです。あれは、「不理解」の象徴として最も重要なパートです。本作は決して難しい話ではありません。描かれているのは私たち各々ですから。世界中に生きる。

本作を簡単に理解するには、DVDの字幕を「OFF」にして再鑑賞したらいいでしょう。
投稿者:きらきら投稿日:2008-09-16 07:25:30
モロッコの2人の少年、日本の少女(日本人の目から見たらちょっときついですが)、事件の被害者となったアメリカ人の子どもたち…。本当は子供たちの映画を撮りたかったのかな?

だとすれば、冒頭部のモロッコの少年の自慰のシーンや挑発的な行動を続けるチエコを描いた意味が分かる。

が、映画全体が長すぎる。
編集でちょこちょこ刻んでテンポを上げてるようなふりをしているが、全体的にリズムが出ていないような気がするし、切っていいシーン、並べ替えてもよかったシチェーションが多かったような気がする。
最近のアメリカ映画の特徴だが、複数のカメラでとにかく撮影して、あとは編集で何とかしましょう、という姿勢が裏目に出てる作品でしょうか。

ストーリーそのものはそんな複雑でもなく、「わかり」やすいが、どういうふうに「わからせたい」のか、焦点が見えないまま公開してしまったという感じがします。なんでもかんでも「わからせる」のが作品の魅力につながるわけではないはず。何を「わからせて」、何を「わからせない」まま観客にゆだねるかは、作品の一番重要なポイントだと思いますね。

で、いちばん良かったのはメキシコでの結婚式シーン。
そんなにたくさんの指示を与えず、複数のカメラで撮ったんでしょう。楽しそうな感じが自然でよかった。子役もほとんど素の感じで笑っていたし。

そんなわけで、これからの期待も込めて今回は…
投稿者:ko-ennji投稿日:2008-07-05 01:29:46
見ている最中、とりあえず登場人物全員が助かって欲しいとひたすら願っていた私はアマちゃん・・・?
世界での最近の日本のイメージをモロに見た気がする・・・恥ずかしいなあ。
日本人もみんな頑張ってるのに!

全てにおいて少し誇張されすぎている感じもしますが、
全体的に見て個人的にお勧め度は高いと思っています。

投稿者:tenten投稿日:2008-07-02 22:09:26
最後まで見るのが苦痛でした、そして最後にもガッカリ。
投稿者:通りすがリーマン投稿日:2008-06-16 03:31:31
【ネタバレ注意】

菊地凛子のオスカー・ノミネート演技をチェックするためだけにDVDを借りる。確かに、オスカー・ノミネートはダテではないと思える演技だった。
凛子も撮影時点では無名だったからこそあの汚れ役に挑戦できたんだろう。一方、監督としてはヘアヌードOKの日本の若手女優を探していたらたまたま菊地に当たっただけで、そこまでの演技は期待していなかっただろう。
まぁ一躍有名になれたから凛子個人としては大正解だったろう。次はぜひ「台詞のある」メジャー作品で、演技力(脱がずに/笑)を確かめたい。

エロオヤジの俺は、凛子のあそこが見れて大満足(笑)だが、映画自体はあまり評価できない。
まず、本作の中での日本シーンの位置づけが分からない。バス狙撃の銃の持ち主がたまたま日本人だっただけで、銃の持ち主自体登場する意味はないはずだ(悪意で銃を渡したなら別だが)。
日本編自体は、外国人監督が作ったにしては違和感は少ないほうで、よくできているが、日本市場での興業収入を狙って無理に日本を引っ張り出した感がぬぐえない。
一番あり得ないと思った点は:銃社会ではない日本の人間が、自己所有の銃を携えて飛行機に乗り、狩猟場としては認識されていないモロッコ(日本では少なくともそうだろ)までわざわざ出かけて狩猟をするか?普通(笑)。いくら金持ちで、いくらヒマでもねえ。しかも、猟のガイドが親切にしてくれたというだけで銃をポンとあげたりするかなー。無理があるよ。
それと、ブラッドピットの役が小さすぎ。あんな軽い役(妻が撃たれて何もしてあげられずオタオタするだけの役)でいいのかよって感じ(演技は相変わらず上手いが)。ブラピの名前と役が不一致。一体これでどれだけのギャラを払ったんだろう(笑)もったいない。

起承転結の結がないとの指摘があったが、そのとおり。私も、見終わった直後、凛子のお股おっぴろげ仰天シーンの余韻を反芻しつつ(笑)も、「ん?何が言いたかったの、ゼメキスさんよ?」と思った。
それと、大筋に関係ないとはいえ、次のような細かい点で消化不良や疑問点があった。
・砂漠に置き去りにされた兄妹が救出される前後をもっと詳しくやってもよかった
・車で逃げた、家政婦の甥っ子は最後どうなったの
・そもそも家政婦は、ああまでして息子の結婚式に出る必要があるなら、前もって休暇もらえなかったのか
・チエコが刑事に渡したメモの内容を見たかった
・ブラピ夫婦は夫婦仲修正のため旅行したようだが、それくらいでモロッコに来るのはアメリカでは普通のことなのか
・凛子が友達の聾唖女子高生と町に出掛ける際、ノーパンを見せあった(と思う)シーンでは、凛子だけ毛を見せて友達は毛を見せなかったのは不自然。本物の聾唖者(らしい)は女優でも毛を見せてはいけないのか

ところで、日本編で意外な存在感を示したのが、刑事役の二階堂智という中堅俳優だ。なかなかいい俳優だ。あまり若くはないようだが、今からでもメジャーな役者になってほしい。

投稿者:ジーナ投稿日:2008-05-23 17:13:54
構成や豪華なキャスト陣など凝ってはいますが、大事な何かが伝わりにくい。
こういった社会派ヒューマンドラマは、映画としての芸術性よりストレートにメッセージが伝わる作りの方が作品に誠実さを感じられますね。

静と動の描き分けやリアルな質感、登場人物の心情を表す演出などは素晴らしいと思います。
しかし、3つのストーリーが一つに繋がった時の達成感や爽快感といった感動が弱いのが致命的。
それなら無理にまとめることはせず、3ヶ国共通のテーマを置き別々に見せた方が良かったんじゃないかな・・・
表面だけではなく、もう少し脚本を練った方が良かったかもしれません。
耳に残るノスタルジックな音楽はGOODでした♪

キャストに関しては、白髪頭でシワ深いブラット・ピットがアメリカ代表みたいな役を演じているのが意外性もあって好印象。
様々な作品で実力は証明済みのケイト・ブランシェットも圧巻。
セリフがほとんどない中での目や表情による表現は必見でしょう。
菊地凛子さんの演技が絶賛された理由はよく分かりませんでした(爆)

どれか一つのエピソードに的を絞って観てしまうと、他のエピソードの時間が長く感じてしまうので気をつけてください。
私はガエルくん目当てなのもあって鑑賞したのでモロッコと日本(特に日本)の時はもどかしい思いでガエルくんを待ち望んでいました(笑)
投稿者:spink投稿日:2008-03-11 19:11:43
最初の30分は傑作の予感。
その後、徐々に失速。
女子高生がウィスキーーとドラッグを躊躇無く飲んでるあたりから、ちゃんと取材してないだろ、と言う感じ。
きっとモロッコの描写もいい加減なんだろうなーとちょっと興ざめ。
わざわざ人種変えなくていいじゃん。自分の良く知るブラジルでこの脚本を深くやればよかったんじゃないの?
バベルとか、時間軸いじったりとか風呂敷広げてる割には薄ーい中身だったな。
投稿者:あつし投稿日:2008-03-07 23:54:23
いろいろと賛否両論のこの映画ですが、良いと思う人も悪いと思う人も、共通で映画の強烈な印象が残っているんじゃないでしょうか。
人種、出身地の違いによる意思の相違から、自分の身近な人物すらも、わかり合えないもどかしさを描いているこの映画は、比較的容易に世界を行き来できるようになった現代の世の中に対し、強いメッセージ性が込められていると感じました。
正直、面白いかと言われると首をかしげたくなりますが、コミュニケーションやつながりに対して、少しでも考える機会を与えてくれたこの映画は観て良かったです。

あと、この監督の編集センスはやっぱりすごい!
この編集バランスも、テーマであるつながりを強く印象づける事に貢献していると思います。
投稿者:BMG投稿日:2008-03-04 13:07:53
ものすごく先の展開が気になって、一瞬も目を離せないような、テンポで話が進んでいったけど、それぞれの物語につながりは、あまり無いといっていいでしょう。日本の話でも、狙撃に使われた銃よりも、菊池凛子の方がメインになっていたようですし、まったく別の物語として見たほうが面白いと思います。
投稿者:歌王投稿日:2008-02-29 04:36:31
【ネタバレ注意】

難解というほどではないですが、日本人としてどう観ればいいのか、何か微妙に難しい作品だと感じました。やや長尺ながらダレることは少ないですが、全編力の入った演出のおかげで、とにかく疲れます。観るなら体調整えて、気合い入れてからにしましょう。

菊池凛子は東洋人の女子高生、しかも聾唖者という珍しい役柄のおかげで各賞にノミネートされたのかと何となく思ってましたが、実際迫力ある演技です。聾唖に加えてボーダーライン的な、人格が破綻した難儀なキャラですが、引き込まれる魅力は確かに感じられます。

しかし問題は、日本パートの存在意義がいまひとつ希薄というか、全体から浮き上がってる印象があること。冒頭から凛子がいかにもアメリカーンに中指立てたり、渋谷のクラブが「J-POP」なんてトホホな名前だったりなど、またインチキ日本かよと思ってうんざりします。でも以降は持ち直して、日本パートだけ観てるとまるで邦画のような雰囲気になるのは良いです。

仮に日本パートがバッサリないとか、日本パートだけで一本の作品になっていたらと考えると、むしろその方がスッキリすると思えてしまいます。まあ、混沌がテーマの一つのようなので、スッキリしちゃあ意味無いんでしょうけどね。

投稿者:frescobaldi投稿日:2008-02-27 20:37:33
この映画をみて連想した作品は2005年アカデミー賞の『クラッシュ』ですが、クラッシュは一人の同じ人間が善にも悪にもなりながら生きているという説得力がありいまだに印象に残る映画です。
一方この映画はあまりあり得ないようなちょっとレアな”日常”を題材にしているわりには、
起きてくることに迫力も深みもなく、”ある不幸という物を描写し羅列してみました”という無味感想なもので、ほとんど感情移入できませんでした。
最後に坂本龍一のたっぷり悲しげな音楽が流れてきましたが、なんだかとても嫌味に聞こえました。
とても話題になった菊池凛子もキムタクと一緒にででたFMVのCMの方がよっぽど魅力的だったです。
投稿者:ringoringo投稿日:2008-02-26 12:02:17
人は一人だけでは生きていけない。助け合いながら生きていく。そうしての人との繋がりは、他者や自分ににいろんな影響を及ぼしたりするものですね。
投稿者:bond投稿日:2008-02-26 09:19:15
ある狙撃に関わる人達の人生模様を綴ったものだが、視点を変えれば、3つの悲劇の羅列にすぎない。交差の仕方が薄い。
投稿者:irony投稿日:2008-02-25 09:56:05
日本のパートって要らないじゃん モロッコ警察って問答無用!!!
……で、刑事に渡したメモの中味って何?さっぱりわからん OTL…。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-02-25 05:25:57
佳作だな。日本の描写は今まで観た映画の中では一番リアルだが、肝心のヒロイン菊池凛子の性格がかなり変。聾唖者のストレスを表現したつもりかもしれないが、こんな描写は好きじゃない。アメリカの男の観客は日本の少女(には見えねえぞw)の裸を見たがってるというのがバレバレなんだよ。まあ菊池もオスカーにノミネートされたから悔いは無いだろうけど。ケイト・ブランシェットにオシッコさせたりなど、監督は今村昌平の影響も受けてるらしいが、納得。大した映画じゃないと言い切れない所が監督の力量という事か。星二つ半で、お薦め度60点。
投稿者:ASH投稿日:2008-02-24 23:28:56
 凛子の全裸はアッパレだったな。そんだけだわ。
投稿者:ghost-fox投稿日:2008-02-14 22:28:45
詰め込み過ぎ、凛子も良くない
投稿者:kath投稿日:2008-02-07 01:44:31
という前評が期になっててブラッドピットは嫌いだったけど見た。役所さんもいつもどおりの憂いあるうつむき加減、日本勢引けをとってない。全体的にいい連鎖を作ってるようで連鎖の意味するところがわからない。連鎖してたから何?といった感じ。確かに前評で印象が残っていたというだけあって凛子のストーリーを最後まで見せて!という欲求は残った
投稿者:袋小路投稿日:2008-01-14 02:06:42
見た直後の印象はあざとさが目立って不快なものでしたが、菊池凛子が心に引っ掛かって段々と評価が変わってきました。
 時間軸による群像劇ということでマグノリアを思い出しますが、マグノリアが全体の構成で破綻していても細部のすぐれた描写によって傑作になったのに対し、この映画はそれなりにうまく纏めていますが細部が貧弱な印象を受けました。色々なテーマを組み合わせて複雑そうに見せていますが、世界観というほどのものはなく表面的と思います。ただその中で日本のパートが異質です。他のパートは事件を描いているのに日本では内面の物語に入って行っているからです。
この映画のひとつのモチーフは無力である子供とそれを守れない親(大人)の葛藤です。チエコが聾唖なのはコミュニケーションの不全の象徴ですが、彼女はそれを打開するために背伸びをします。薬やノーパンは少女から脱皮するための手段であり、性によって他者との交流を得ようとするが叶いません。刑事に対する裸は最初は性の挑発ですが段々と悲しみの表現にかわっていきます。そして最後の父親に抱かれるときは何もできない幼児になっていて、父親はそれを抱きしめることしかできません。だから裸の意味は隠喩と考えればよいと思います。
この監督に計算違いがあったとすれば菊池凛子で、本来の趣旨からすればミスキャストだったのではないでしょうか。全体の流れからはもっと幼さを残した高校生の無知な表情と未熟な肉体が必要であり、そうであれば弱い子供という意味でのバランスは取れたように思います。ところがブラッドピットやケイトブランシェットが薄い演技で退屈なのに対し、彼女は圧倒的な存在感で強い意志を感じさせ、それだけチエコの絶望の深さが浮き彫りになり、最後の塔の父と子のシーンの美しさに行き着きます。つまり菊池凛子のおかげで日本のパートが映画全体から飛び出ているのです。その分だけこの映画が破綻しているとも言えますが、逆にそれが魅力を増しているといえます。
 アカデミー賞にはとても縁遠いと思われる菊池凛子をきちんと評価したのはハリウッドの懐の深さだと思います。

投稿者:燃えるアクション魂投稿日:2008-01-02 11:25:28
うーん、とてもよかったです。一発の銃弾が発射されたとき、もうこの映画から目が離せなくなりました。最後まで釘付けでした。しかし、日本のパートにはなかなか納得のいかない表現が多々あり、素直にこの映画を評価し難い物にしていると思います。少し残念です。日本人俳優の素晴らしい活躍には惜しみない賛辞を贈りたいと思います。
投稿者:さち投稿日:2007-11-20 21:29:46
すばらしい
投稿者:投稿日:2007-11-06 21:28:27
率直に、素直に・・この映画、不快でした。
それと共に、友人から聞いた日本人差別の話が、頭に甦りました。

幼稚園の年少組のときからの、大親友が、
中学2年の時、お父様の転勤で、アメリカLAに転勤になりました。
その友人とは、バレエもピアノも、お稽古事は、全て一緒でした。
成績優秀で、ピアノもダンスも絵も上手で、芸術の才能豊かで、
可愛いくて、明るく、人気もある、素敵なお友達です。
英会話を必死で勉強し、その友人が、LAへの新生活に、
夢と希望を持って、発っていった日のことを今も忘れません。
その後、文通をしましたが、
手紙には、元気で頑張っているというhappyな内容が、いつも綴られていて、
私は、LAへの憧れもあり、手紙を楽しみにしていました。
が、友人が、帰国子女として帰ってきたとき、
真相を聞いて、大変ショックを受けました。

友人の住んでいたところは、ハイソサエティな、
プール付きの裕福な家庭が多い住宅地で、
人種差別が、とてもはなはだしいところだったそうです。
日本人以外で、言葉が交わせるのは、韓国人、中国人、メキシコ人ぐらいだったそうです。
ハイスクールでは、白人に、挨拶しても、一切無視。
すれ違うときも、汚いものには、近づきたくないという感じで、
目も合わせないそうです。
帰国子女は、学力の遅れが心配されるため、夕方から、日本人ばかり集まる進学塾が、
あったそうです。そこで、その悔しさを、跳ね返すように、猛勉強したそうです。思春期の多感なときに、相当、心に傷を受けたようです。

ハリウッド映画を観ると、民主主義で、自由な国のイメージが強く、
勇敢で、正義感の強い、愛にあふれたアメリカ人が、クローズアップされています。
私も、ハリウッド映画ファンで、観ていても、楽しいものが多いです。
しかし、その一方で、現実の米社会では、
黄色人種に対する偏見、侮蔑、嫌悪感は、今なお、根強く存在するようです。

「とてもつらかったけど、私は、あのまま日本にいたら、周りからチヤホヤされて、
きっと、自分中心に世界が回っているような、世間知らずだったと思うの・・。
苦しい経験をして、人の心の痛みが、わかるようになった。
だから、神様が与えてくれた、試練だったと思う。」と、
友人は語っていました。

米映画にでてくる東洋人は、大抵、あまり良い役が無いように思います。
この映画での、日本人の位置付けは、何だったのか・・?
どういう意味があるのか・・全く不必要なものに思えてなりません。

日本人の心・・いえ、日本女性の心の描写に、違和感を持たざるを得ません。
チエコ(菊池凛子)・・高校生の役ですが、10代の多感な時期の、
障害を持ちながらも、頑張って生きている女の子が、
あそこまで、アブノーマルな行動を取るとは、とても、考えられません。

アメリカ人を美化し、日本人を侮辱しているとしか、捉えられませんでした。

10代を過ぎても、恋する人に対しては、目が合っただけでも、
ドキドキして、恥ずかしい・・そんな女性も、きっと多いはずです。
モラルも道徳心も、優しさも、ちゃんと持った女の子が大半だと思います。
あのような行為は、非現実的で、考えられません。

凛子が、指を立てるシーンや、あんたのおやじと、やってやる!・・とか、
米映画の中では、見かけることもありますが、
日本の女の子は、怒っても、普通、あんな表現は、しませんよね・・!
ベランダで、全裸になって、父親と抱き合うシーンも、
頭が、イカレているとしか思えません・・?? あり得ません!!
そのシーンを演出することによって、何のメッセージがあるのか?
私には、理解不可能です。
日本人に対して、一体、どんなイメージを持っているのか? 気分が悪くなりました。
日本は、銃社会ではないのに、とって付けたような設定にも、同調できません。

菊池凛子さんの役・・、いくら、オスカー助演女優賞へノミネートされようと、
立派な演技だったと、好感を持つことが、出来ませんでした。
(ノミネートは、あくまでノミネートです。受賞したわけでは、ないのですから・・)
無表情で抑揚の無い、軽薄で尊厳の無い、痛々しく、愚かで哀れな感じを受けました。
美しく(外見だけではない)描き出されていたとは、とても、思えません。

たとえ100億円、積まれようと、チエコのような役は、
死んでも、引き受けたくないです。(俳優でもない私には、あり得ないことですが・・)

暗く陰鬱で、つながりの希薄な、取ってつけたような脚本、演出・・
ただ、嫌悪感だけが、残りました・・。これが、実直な感想です。
(映像も、あまり良くなかったですね・・)
残念ですが、恐らく、私は、この作品をもう観ることはないでしょう・・・。
投稿者:マイコン刑事投稿日:2007-09-21 03:44:19
【ネタバレ注意】

この映画は一言で言うと「頭の良い」馬鹿が騙され易い幼稚な作品。こういった深い振りをした思わせぶりで下品な映画が良いと思わなければ馬鹿、もしくは映画を知らないというなら、「馬鹿」で良いや。
相手に抗議する時に腕を上げて中指を立てる日本人は滅多にいないぞ。殆どの日本人は握りこぶしを作って親指を下にするけどな。あとあんなに性的に乱れた聾唖の女子高生っているのか?スカートの丈、短過ぎ。J-POPなんて店名、ありえない。ディスコで日本料理って出るの?チエコの陰部アタック…普通、公共の場であんな事をする奴なんていないし、されたら引くでしょう?歯医者を誘うなんて…チエコを「帰れ」どころか警察に突き出すぞ?高級マンションに住んでいるなんてどれだけ裕福なの?ノーパンを注意するどころか一緒になってやる、昼間からヤクをする…日本の若者を馬鹿にしすぎ。日本では報道で未成年の容疑者の顔写真は出さないけどな?恋人でもない男の前に全裸で登場して愛を渇望、思春期の少女なのに父親に全裸を見られてもうろたえない…チエコとヤスジロウは親子で出来ているの?それが母親の自殺の原因?日本人を馬鹿にし過ぎ。刑事は母親の死因が拳銃自殺って知らないの?自分が担当している事件なのに?テレビや新聞、雑誌で大々的に報道してないの?猟銃が出た所が日本で、チエコの母親は銃で自殺…日本が銃を規制している事を知らないの?取材しなかったの?ラストシーンはバベルの塔ですか?
 日本編は役所広司の無駄遣いだよ。こんな作品が代表作なんて…菊池凛子、アカデミー賞を取らなくて良かったね。こんな役なんて彼女のキャリアの汚点だよ。菊池の演技は上手いし、聾唖女子高校生役は全員本物の聾唖らしかった。でも無名だからこんな役が出来たんだろうね、菊池は。メジャーな若手女優には全員断られたのかな。当然か。こんな役、話題にはなるけどマイナスイメージしかつかないもんね。
 あと、誰かのレビューに書かれていたことだか、実際の聾唖学校では読唇術を徹底的に教えるという。そうしなければ生徒が社会を出た時に生活に支障が出るだからという。それは徹底的に取材すれば分かりそうな事なのに…。これだけでこの映画はトンデモ映画って事が判るね。こんなの「現実」を描いたとはいえないよ。ファンタジーだ。日本編だけでもこんなトンデモ振りなら特にモロッコ編も嘘だらけなんだろね。日本編を作らなければ少なくとも日本人は騙せたのにね(笑)あと、日本編はなくてもストーリー上の問題はない。日本での金儲けの為に入れたんだね。もし舞台が特亜なら反対デモでも起こっただろう(笑)特別協賛が朝日新聞で、筑紫哲也が絶賛した時点で眉唾もんだかな。
 この映画には白人の人種差別意識が流れてて不快だ。結局、最後に幸せになるのはアメリカ白人だけで有色人種には恥ずべき所を押し付けて不幸にする。監督はメキシコ人みたいだからアメリカ人を批判したか白人に媚を売ったかだな。「人はつながりあえない」「コミュニケーション不全の現代」「アメリカ主義批判」というテーマを描いた作品なんて過去にいくらでもあるんじゃないの?ストーリーは難解どころか単純明快。
グロイ、つまらない、あざといの三拍子。完全に賞狙いだね。「殯の森」といい「BABEL」といいカンヌ映画祭って所詮ただの映画祭という事を再認識してくれる。アカデミー賞で作品賞を取らなくて良かった。
良かったのは坂本龍一の「美貌の青空」だけ。終盤ではいかにも泣かせようとしているのがあざとい。
 こんな芸術もどきの幼稚な映画で騙せるのは「私、頭良いでしょ?他の奴は皆馬鹿ばかり」と驕り昂るインテリという名の中二病患者とお子様と偽善者だけだ。
 GWに大々的に全国上映ではなく、単館の映画館でひっそりとやれば良かったのにねー(嘲笑)

投稿者:ミーナ投稿日:2007-09-10 12:28:39
まず菊池凛子の演技力に圧倒させられました。
彼女は素晴らしい表現力の持ち主ですね。
若い刑事さんの前で泣きじゃくるシーンはとても切なくなり、涙が出てきました。
どのパートも良かったけれどやはり一番印象深く、深く訴えるものがあったのは日本パートだと思います。

投稿者:三葉十四郎投稿日:2007-08-28 17:32:39
【ネタバレ注意】

人は人を失ってしまう。 夫婦からでも兄弟からでも、どんなに身近な人だろうと自分から離れつつある人であろうとだ。 そして誰が奪ってしまうのかと言えば、多様なる宗教の観に照らせば"神の行い"と言う事になる。
イニャリトゥ監督の本作は各所、現世での、この喪失を集めて描かれている。 それはまるで神に挑んで建てられたバベルの塔になぞらえている様に僕は思うのだ。
モロッコの山村で牧羊を営むアブドゥラの息子二人、お父さんが厳しいけど姉の着替えはこっそり覗き見、と、どこの世界でも見られるであろう兄弟が持つ対抗心、それは腕比べの銃弾となって旅行中のアメリカ人、リチャードとスーザン夫婦に災厄を持たせる。 撃ち抜かれて横たえた妻の身体からは命の血液が刻々と失われて行き、夫は為すすべが無い、異境の地では頼る者も居ない。 絶望的焦燥感をブラッド・ピットが見事に見せた。 彼の資質の本領はこういう個性だろう。
彼ら夫婦の幼い姉弟を預かるメキシコ人乳母アメリアは息子の結婚式を目前に控えているが夫妻は帰って来られない。 替わりを頼める人間も居ないので姉弟を預かったまま独断で式に出席する。 ここメキシコでのセレモニーは狂熱の態に描かれているが、結婚と言う出会いは離別へと繋がる行為でもある。 祝いの余興に首をねじ切られてしまう鶏がそうした不意を予兆している。 ただアメリアと姉弟の仲はやや描き込み不足か。
銃撃に使われたライフルの出先、ヤスジローの住む日本では彼の娘チエコが自身の存在感を喪失していく。 聾唖でコミュニケーションが取れないから、と言うよりも、むしろこの設定が現代の孤独を浮かび上がらせていた。 捜査に来た刑事ケンジに裸体を晒して触れ合いを求め、彼の指を口にくわえるのは、上っ面に創ってきた人間関係で失った温もりを補充しているかの様。
再びモロッコでは司直の手が伸びた事で、息子二人は父親に全てを話し逃亡を図るも警官隊に追いつめられてしまう。 撃った当人である弟はライフルで抵抗してしまうが、結局、兄の方が警官に撃たれ、これらの原因を作った物が何だったのかを悟ってライフルを壊し投降する。
これらの世界観の捉え方は4カ国に分けた舞台が平面的広がりを、時間の交錯させての構成は縦軸となって立体感を持ち、そこに一挺の銃から始まった衝撃を波及効果としている。
監督は、この愚かで神にも見放されている僕ら人間に、果たして絶望はしていない。 物語を見ていた観客は少なからず思ったはずだ、撃たれたスーザン、砂漠に取り残された姉弟がこのまま死んでしまう事、邂逅を終えたケンジはマンションのロビーでヤスジローと出会う、この間にチエコが飛び降りしている事だって想像に難くなかった。 しかし監督は神に代わって彼らの命を奪いはしなかった、運命に耐えて生き延びさせる選択をした。 ではモロッコ人の兄弟はどうか、終幕近くで二人が山の上で両腕を広げて風に身を預けているワンショットが差し込まれている。 が、その背中にはライフルが背負われていた。 銃は否定されたはず、だからこのシーンは"こんな姿もあっただろう"として描かれている。 撃たれた兄は亡くなったに違いない。 だがしかし、この場面をして喪失の悲劇へ一線を引いて見せたイニャリトゥの矜持に僕は感じ入りせずにはいられなかった。

投稿者:藤本周平。投稿日:2007-08-19 23:02:06
この映画には起承転結の結がありません。ある意味その方が良かったかも。
投稿者:sflover投稿日:2007-06-03 22:41:50
家政婦とブラピ・ケイト夫妻が良かった。

菊池凛子の聾唖の演技はなかなか。
あの裸もきれいでなく妙に生々しかったから良かったような気が。

アメリカ在住の者から言うと国境の入国審査で人種偏見云々の前にふざける方が悪いに決まってる。
色々調べられるのは自業自得。審査をなめるな。
投稿者:赤い彗星シャア投稿日:2007-05-31 08:46:58
【ネタバレ注意】

 
 人種差別(アメリカとモロッコ【イスラム社会】、アメリカとメキシコ)、身体障害者(聾唖)差別、モロッコ警察と善良な市民の問題(世界では子供を撃ち殺す警察珍しくないのか)、国と国の政治問題、親子(家族)問題などありとあらゆる問題がおきて、密接に絡み合っているが、現実的には、何ひとつ解決しないまま終わってしまったとイメージが強い。

 同じように重いテーマを扱っている【ブラッドダイヤモンド】とは、反対に、見終わった後、なんとも言えない暗い気持ちになった(*_*)


 では、観にいかなければ良かったのか?と尋ねられれば、


 【そんなことは決してない】


 現代社会に対する強烈な問題提起であり、アンチテーゼであった。

 ただ、壮大なテーマすぎて、問題が簡単に解決しないため、すっきりとした気分になれないのである。

 すべての映画ファンにお薦めはできないし、興行的なヒットも望めないであろうが、久しぶりに人と語り合いたくなる映画であった。

投稿者:かっこう投稿日:2007-05-27 01:59:50
【ネタバレ注意】

退屈はしなかったんだけど、どうにも中途半端な印象。各エピソードがどう収束していくのか?という期待があったが、結局つながることなく終了。特に日本エピソードは、銃の所有者がいるというだけの極めて薄い接点。テレビCMからは、銃撃事件をきっかけに各国の人々がつながっていくような印象を受けていたので、期待を裏切られた感じ。少年が人を撃ってしまったシーンは、こういうこともありそうで、よくできてると感じた。時間軸が微妙にズレた編集は面白い。妻のための救急車を待つ間、バスを待機させていた理由が、実はよくわからなかった。

投稿者:ケラヒロミ。投稿日:2007-05-23 18:24:52
日本編は1本の映画として撮ってほしいですねー。
もう少し長くなってもイィからモロッコとメキシコを描いてほしかった。
ガルシアはドコ行っちゃったの??兄ちゃんは助かったの??
深い映画ですねー。
投稿者:ameniutaeba投稿日:2007-05-22 01:37:15
内容はともかく、映画ならではの表現力は認めざるをえません。役者を見せるのがうまい監督ですね。
投稿者:日商簿記2級投稿日:2007-05-19 01:04:20
 よかった。面白かった。しかし、嫌な感じもした。アメリカ人の観点からみれば「ディパーテッド」に負けた理由が何となくわかった。
投稿者:なちら投稿日:2007-05-16 00:04:02
心を満たす為に、もがき苦しむ人達。途中で飽きなかったし良かったけど、
同じ様な構成ならアモーレス・ペロスの方が面白く、わかりやすい。
投稿者:Mr.Nobody投稿日:2007-05-15 01:19:25
【ネタバレ注意】

今ひとつ満足感は得られませんでした。
理由は、4つのエピソードが最後に1つに集約される
のかと期待していたので、それぞれのエピソードが
個別に完結しているためです。
世界を舞台にして、異なる人種のエピソードを交互に
描いている割りにラストに向けてのカタルシス
(あるいは大団円みたなもの)が感じられません。

日本のエピソードについていえば、他の3つエピソードに比べて
明らかに違和感を感じました。モロッコとメキシコのパートは
言語もしくは文化の違いによって生死の境をさ迷うような
局面に遭遇する人々の話なのに対して日本パートでの言語の
壁は健常者と聾唖者というどちらというと内面的な確執のような
障害となっており他のパートと統一感を欠いているように感じて
しまいます。
また、話のつながりも事件の発端となったライフルの元の所有者が
日本人であったというきわめて希薄な関係性でハッキリ言って
日本のパートを丸ごと削除してもストーリーは支障なくつながって
しまいます。だからと言ってに日本のパートがつまらないと言う訳で
はありませんが...
日本パートの必要性が今ひとつ分かりませんでした。

投稿者:Sekino☆そら投稿日:2007-05-14 21:49:27
【ネタバレ注意】

賛否両論になる作品というのが必ずある。
ボクはどちらかというとそういう作品の
ほとんどについて賛成の手を挙げる。
理由はよくわからない。

とかく不条理という言葉は
絶望感を漂わせる。

少年が人を撃ってしまった瞬間も
青年が検問を突破した瞬間も
彼女が全裸で伝えた瞬間も。

何か運命がゴロッと音を立てて
転がっていくように聞こえる。

しかしそうした運命も
黙って受けてあげられるのも
また人である。

父が譲ったライフルは
遠い高原地帯の山脈で
そういう引き金を
弾いたのかもしれない。。

観る価値アリの作品だと思います★


Sekino☆そらhttp://blog.goo.ne.jp/anndarusia2000

投稿者:ZERO投稿日:2007-05-14 19:30:00
受けないですね、これは・・。(笑)
自分は群像劇も好きなんで、それなりに楽しめましたが、
ただ、特に何も感じれませんでした。
それぞれの話のつながりが、無茶ですね。
聾唖役の菊池凛子も評判ほどには感じません。
言葉で伝えられない分を何か(体)で、て言うのはいいんだけど、
無駄に多すぎる。監督の趣味??
とはいいつつ、個人的には内容が地味でも、凝ってなくてもそれなりに楽しめましたよ。どう繋がって行くのか?というのが。
でもクラッシュの方が断然良かったですね。
投稿者:ジョー樋口2世投稿日:2007-05-14 11:19:06
アカデミー賞にノミネートされるほどの映画かなあ。
菊池凛子ってそんなに良いか?
3つの話が大してまとまるわけでもないし、
時間が前後する演出もあんまり効果を生んでいないし。
どんどん、どつぼにはまる話ってなんかストレスたまるよなあ。
日本篇は意味がわからんかった。
あえてぼかしたんだろうけど刑事に渡したメモ書きの内容はなんなの?
役所と凛子は近親相姦かなんかしていたの?
投稿者:kuro投稿日:2007-05-12 09:22:56
一丁の銃が不幸を招く物語を並行的に描くことで、夫婦愛、親子愛を描きながら、さりげなく途上国南北格差問題や先進国が抱える社会問題まで、押し付けがましくなく描ききった手法は見事としか言い様がありません。
主題を誰にでも分かるようにはっきり描いていないからこそ、この映画を深みがあるものにしています。
このような同時並行的な描き方の手法は、アメリカのテレビドラマでは常套手段ですが、それを上手に関連付けているところが見事です。
ただ、この映画は良い映画にもかかわらず、広く一般向けではありません。
かなり刺激が強いシーンもあって、とくに子供には見せられないところもあります。
投稿者:ダジエ投稿日:2007-05-12 01:44:39
【ネタバレ注意】


エゴの文章になるが…

やはり、一番印象深かったのは日本編だ。


菊池凛子さんの演技は群を抜いていたと思う。
見終わった後に「BABEL」の日本編を演じる女優は誰がいるだろうか?

ふと、想像してみたが、菊池凛子さんのあの演技を越える女優は簡単には見つからないと思う。特に彼女が刑事の前で爆発し、泣き…崩れたでもないし、怒りや悲しみや戸惑い、なんだろ、言葉が思いつかない。
ただ、菊池凛子さんは人間の人生おいて、1回あるかないかのような感情表現を見事に演じきっている。
それが、恐ろしいぐらいに素晴らしいと思う。
あのシーンは一生忘れないだろう。

私は健常者だが、口の聞けぬ苦しみは大人になった今ですら想像もできない。
私の曾爺さんが聾唖者だったので、曾爺さんがなぜ、笑っているのか、何故怒っているのか、幼い私はまったく分からなかった。
ただ、曾爺さんの言葉の伝わらぬもどかしさだけは今でも覚えている。
だから、菊池凛子さんの演技が私にはすごく胸を打った。


無意識か意識的かは私の知るところじゃないが、身体のつながりによって、自分に足りないものを埋めようと賭けのような決心が思いを結ばなかったとき
相手が健常者と自分は聾唖者の境界が崩れさるほどの感情を爆発させた。
そのとき、彼女はようやく求めていたということを実感したのではないか
伝わるということを経験したのだと思う。

そうして、父が自分をおもいやる心と父を守ろうと嘘をついた自分の心に気がついたのかもしれない

最後に、そっとぬくもりを父に確認するシーンで終わるのは見事だと思う。

まぁ、冷静に考えれば、父としては若い刑事が自分の部屋を出て行った後に実の娘が全裸だったら「何かされたのかっ!?」と気が気じゃなくなると思うけど、それを追求しても、何の価値もないことだから

私は最後のシーンは素敵だと思う。


こんな詩を読んだことがある

なんのために生まれてきたのだろうか
働くためだけに生まれてきたのだろうか

口の聞けぬ苦しみ
言葉の通じぬもどかしさ

いかばかりかならむ



私の曾婆さんが曾爺さんを想い、墓標に刻んだらしい。




投稿者:ビリジョ投稿日:2007-05-12 00:38:33
 監督の思いが入りすぎている。いくら監督がモロッコや東京が好きでも、遠すぎて、観客がついていけない。

 テーマは良い。が、もう少し、1本にまとめる努力をして欲しかった。バラバラのまま、後かたづけをせずに終わってしまった感じ。

 でも、とても印象に残る映画でした。嫌いじゃないっす。
投稿者:Pixia投稿日:2007-05-09 02:10:52
NHKでやってた「世界同時3点ドキュメント」のような視点で、話しが進んで行きます。ただ、登場人物が皆自分の都合だけで動いていきます。誰にも感情移入することもできず、彼らの苦悩も理解できません。現実を描いているのだとしても、あまりにも表層的で、人間や社会への偏った描写が続きます。唯一の救いの愛情すらも、やはり自分勝手です。深読みしようと思えば出来るかもしれませんが、それ程の作品とは思えない。
かなりキツい2時間半でした。
投稿者:メンタイ投稿日:2007-05-06 07:43:31
こりゃ確かに賛否割れますね。
1つ1つの話には重いものがあり、
私個人はけっこう面白く感じるものがありましたが、
それぞれのつながりの関連性があまり無く、
時間軸の遊びもそんなに無く、
驚くような意外性もありませんでした。
でも、未解決の要素を多く残したことで
この作品はスッキリしないところが売りなのかなと思いました。

やっぱ米国の方々には、日本女性の裸は刺さるのでしょうか。
米国の女性比べて、肌が断然キレイだからな。
やっぱ米食ってる国民は違うな(話がそれた)http://mentaiman.com/
投稿者:ちぇ、毛バラ投稿日:2007-05-04 16:29:10
あまりにひどい映画。こんなものをいろんな賞にノミネートした人間は、難しく勿体られると、裏読みしてわかった振りをするエセエリートとかエセヒューマニストの権化みたいなもんでしょうね。内容のつまらなさ、映像の単調さ、そして主題の解釈を投げた作り方は、映画というメディアを馬鹿にしているとしか言いようがない。揚げ足を取れば、いくらでもあるが、これをすごくいい映画と批評する人間や宣伝している人間は、本当にいいと思ってやっているのでしょうか?僕ならそんなことできません。少なくとも、ゲゲゲやコナン(どちらも見ていないが・・・)の評価のほうが高いと思われる。この映画をまだ見てない人は、お金をどぶに捨ててもいいと思っている人、もしくは、薄汚いオリエンタル女優のヌードを見たいと思う人、もしくは聾唖者を理解せずお涙頂戴の身体障害者と小ばかにしている人にはお勧めの映画でしょうね・・・・。ギャガに金返せと、叫びたい映画でした。
投稿者:悲しみジョニィ投稿日:2007-05-03 08:02:31
私たちの住む世界は
まるで愛し合うのを邪魔するかのように、
様々なもので隔てられています。

それは言語であったり文化であったり国境、政治…
そして隣りの世界を窓から見る景色のように眺め
まるで自分とは関係ないかのように過ごしています。

かと思えば近しい存在、
兄弟、夫婦、父子であっても互いの理解の道はほど遠く
言葉はまるで魂の触れ合いを邪魔する道具のようです。

景色に向けられた、その時は気が付かない「おろかな行為が」
窓の向こう側で思わぬ連鎖を引き起こします。

他人と愛し合う事は
かように難しいことなのでしょうか。

他人との体の交わりがsexなのに対し
心の交わりは生の会話だと思います。
その術を持たない者は、直接肌の触れ合うコミュニケーションを頻繁に行う様に思います。
人は誰しも母と肉体的に繋がってこの世に生まれ
暫く体液を享受する関係を持ちます。
母乳から離れてから誰かと繋がるまでは孤独な魂がさまよう事になります。
日本編で登場する聾唖の女子高生、チエコは
母と言葉の両方を失った姿でこの物語を象徴しているように思います。

近しい存在が死に瀕しなければ
愛の形に気が付かないのだとしたら
ひとは悲しい。
この作品に存在する一部の人物のように
親子でも兄弟でも、夫婦でもない物に
愛を注げるようになりたい。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-05-03 00:20:00
イニャリトゥ監督の作品は『21グラム』でも辟易した記憶があるが、この作品もまたその延長線上にあった(辛)。「バベル」というタイトルにせよ、意味ありげで実のところ薄っぺらいという印象が私には拭えない。
いや、それなりに雰囲気はある。だが、彼の「ほら、不条理だろ?これが世界だろ?な?な?」的な演出が私にはどうしても受け容れがたいのだ。
サカりのついた猫のような聾唖の日本の女子高生(には全く見えないが)と、モロッコで分別なく発砲して挙句の果てに兄を殺される悪ガキと、飲酒運転で国境を突破するこれまた無責任なメキシコ人青年と、生まれて間もない末っ子が突然死したために不仲になったので夫婦で仲直りするために子供を放ったらかしにしてモロッコを旅行していたら妻が撃たれた米国人夫婦と。
だから、どうなのだ。
みなそれぞれに勝手に行動し、その結果もたらされたものの前に、ただただ立ちすくむばかりだ。自分は悪くない、とでもいいたげに。
そんなこんなで、この作品の「してやったり」風の不条理劇的作りに私はついていけなかった。個人的には評価しがたい。
オスカーにノミネートされた菊地凛子の演技も大したことはない。単にハリウッドではあの年代の日本人女優が珍しかったに過ぎないのでは。障害がある役柄をこなした、といってもあの程度の演技ならできる女優はその辺にごろごろいる。
何だかんだと評価され過ぎ、というのが個人的な感想です。
投稿者:Longisland投稿日:2007-05-02 18:50:23
3ヶ国を舞台に3ストリー展開した為か、どのストーリーも散漫。さして多くは無い登場人物も表層的な描き方、そんなに評価されるほどでもない凡作。
日本人としては聾唖少女(?)ストーリーに興味と注目も…なんだこりゃ!
同国人として菊地凛子の捨て身の演技を評価したいが、薹がたった女優の必然性の無いフルヌードを見せられてもね〜。たいして綺麗でもない裸体は侘しさを感じちゃうんだよね。そもそも26歳で女子高生か? 場末のイメクラ嬢にしか見えず苦笑。障害者演技に甘いアカデミー賞ノミネートは出来すぎ、そもそも本編の1/3ストーリーの主演で助演賞ノミネートは疑問。

各ストーリーを結ぶのが日本の社長さん所有だったライフルってのは無理すぎでしょ。 欧米ならいざ知らず狩猟を趣味にするってのはいくら金満極東小国の社長さんでもね〜。思うに国際的興行を考慮した(日本のマーケットを狙った)あざとい設定としか思えない。

言語・風習の差異でミスコミュニケーションが生じる、正に『バベル』を描いた心意気は評価したいがイマイチな凡作。
投稿者:paris1895投稿日:2007-05-02 01:07:05
イニャリトゥの力かどうかはともかく、テーマと隠喩はちゃんと表現されていますね。
脚本の力ですね。ギジェルモ・アリアガ、この人「アモーレス・ペロス」の時代からの相棒ですね。

見事な脚本家ですね。賢くて、表現方法が上手くて。

イニャリトゥ、同じ様な作風で3本目。
次も、同じ様だとちょっと問題かなっていう気もしますけどね。

最後で、今迄の作品ほどバラバラだったピースが一つになる感じは無かった様な気がしますね。

投稿者:ヤース投稿日:2007-05-02 00:26:30
あの『クラッシュ』の方が好みだが、この映画も群像劇、つながりながらの複数世界劇、可能世界劇。上映時間は比較的長いが、じんわりと「それぞれの人間の悲劇」が腹の底に沈んでくるので、嗚呼。『アモーレス・ペレス』はどんな話やったか忘れたが、いい感じであった、嗚呼。モロッコ、南カリフォルニア、メキシコ、東京。私も日本人なので、当然、日本の場面には違和感をおぼえた。あまりにも「すてれおたいぷ」だ。が監督はメヒコ出身なのであるから、相当よくやってると判断する。でも、アメリカもモロッコもステレオタイプだとすれば、世界そのものがステレオタイプに収斂している証なのかもしれない。実際こういうことは本当によくあるし、これは映画というか、まさに今そこにある現実なのだ。モロッコの田舎でピットが必死で「行かせない」ようにするが、結局「行かれてしまう」、嗚呼。不覚にも、泣いてしまった、嗚呼。仏教でいう「縁」、ユングのいう「シンクロニシティ」、こんなん出てるんかな。

なにか、ラディカルに、人間が変化しないといけないのかもしれない。

投稿者:drompa投稿日:2007-05-01 23:57:59
【ネタバレ注意】

ひいき目かもしれませんが、日本でのシーン、特に菊池凛子の存在感が際だっていた気がしました。

多感な時期だけに、母親の死、聾であるために周囲とコミュニケーションをとれない絶望感...それらをたたきつけるような視線や、終盤の刑事にすがりついて嗚咽するシーン、あれを見るとオスカーにノミネートされたのも納得。

ガエル・ガルシア・ベルナルが出ていたのが嬉しかったのですが、もう少し出番が欲しかったなあ。警官が「まだ確認されていません」というセリフからすると、どうやら彼は逃げ切れたのかな...?

監督得意の、時間軸をバラバラにするというのは全2作に比べると今作は少し控えめでしたね。でもバラバラに進行するエピソードが、終盤、ひとつの輪を作る様につながったときに感じるカタルシスはこの監督ならでは!音楽もよかったです。

ただ全体的に重いので、好き嫌いの別れる作品の様な気がします。でも私個人としてはこれまで観た映画の中でも1、2を争うぐらいの出来でした。

この映画の一部として日本が舞台に選ばれたのは(商業的理由があるかはさておき...)嬉しいし、とても光栄なことでもありますね。

投稿者:おしゃべりチャック投稿日:2007-05-01 22:54:50
無名の菊池凛子さんのアカデミー賞の助演女優賞ノミネート作と言う事なので、過剰な前宣伝・話題性だけで見てしましたが、菊池さんのフルヌードや体当たり演技は聾唖(ろうあ)ゆえの苦悩とか評価されていますが、私には全く無意味で違和感を覚えました。思えば映画の冒頭の少年の演技から違和感を抱きましたが、この映画は私にとっては意味は有りませんでした。すごく期待していただけに裏切られた気分です。菊池さんの役柄については聾唖(ろうあ)の団体から抗議が出ないかとも思ってしまいます。4つのアメリカ・メキシコ・モロッコ・日本の4つの国を舞台にする話ですが、私には日本の部分の存在の意味が良く分かりませんでした。登場人物は、役所広司さんの出番は非常に少なく、存在感が非常に薄かったです。また、この映画の主要人物(アメリカパートの主人公)にブラビがいますが、彼の役も彼でなくても別に問題ではないのではないかと言う印象を受けました。4つの話にてんでんに主人公がいて、最後にこじつけた印象を受けました。評価は色々だと思いますが、私的にはそんなに評価出来ません。最初からR指定が付くのが納得な内容でした。
投稿者:シンネマン投稿日:2007-05-01 03:16:44
【ネタバレ注意】

タイトルに引っ張られて「言語」に拘りすぎのコメントが多い気がする。
描かれているのは『クラッシュ』のような、つながりを求めてやまない普遍的な人間の孤独の哀しみである。

アメリカ人夫婦は子ども失って生まれた距離感に悩み、日本人父子は母の自死とポストモダン的孤独に苛まれ、モロッコの兄は器用な弟を妬み軽率な発言に走る。

大勢の疑問。菊地凛子はなぜ脱ぐのか。
手話や筆談(つまり言語)で越えられない壁は肉体で越えるしかないからだ。
援助交際とか体ピアスとかリストカットとかと同種の自己表現だと思う。
実際にこんなことをする人はいないかもしれないが、隠喩として素晴らしい。
日本の現状をメキシコ人のイニャリトゥがよくまあ理解している。

メキシコのエピソードだけは個人間でなく、国家(もしくは人種)間の壁である。
ベルナルはアメリカ国境警察のメキシコ人越境者への露骨な偏見に対して切れるのだし、それに気付かなかったアメリアは最後に突きつけられることになる。
結局強制送還されてしまう彼女がこの映画で最も不幸な気がする。

もう一つ『クラッシュ』と似てるところは悪意はない人のわずかな判断ミスが思わぬ悲劇を招いてしまうことだ。
アメリアもそうだし、モロッコの兄弟の軽はずみな行動が映画の発端である。
まあイニャリトゥお得意のパターンというとこだろう。

投稿者:ゆきなり投稿日:2007-05-01 03:01:18
【ネタバレ注意】

突っ込みどころがジワジワ沸きあがる映画でした。
凛子さん、授賞式当日はドキドキしながら応援してたけど、なんだかあれじゃあ・・・ただの変態に見えてきてしまいました。
だって最後泣きながらも指なめてるし。必要??
マスコミにでてくる菊池さんはきれいだけど、劇中男の子が「かわいいね」とナンパしてくるのには無理があったよ・・・
刑事さんや役所さんがセリフかんでるのはわざとですか?あれでOK?

CMや予告は、登場人物が、過去・未来・現在において、きっと絡みに絡んでくるんだな!?いろんなところでつながってくるんだな??
と思わせといて、そうでもない。
意外なほどに絡まない。あっさり系。

「何か法に触れるのかな?」役所さん
「いや、大丈夫ですよ」刑事さん
ってそれ映画になるの??ただ本当に銃ゆずっただけかい!!
銃を譲った役所さんが絡まないんだから、菊池さんなんてもっと絡まない。ブラピにもケイトにもアメリアさんにも。
人物が誰一人深く掘り下げられないまま、誰にもいまいち心を通わせられずに終わりました。もしかしてこのもどかしさまで「届け、心」の狙い?だったらすごいかも
せっかくブラピとケイトがでてるのに、2人じゃなくても良かった感じにまで・・・。
そもそも関係修復の旅行に普通のアメリカ人夫婦がモロッコ行くかい?思い出の土地なの?何なの?ってとこまでつっこみたくなる映画でした。

もし2回目見ることがあっても、1回目以上の発見はないきがします。あ、突っ込みは増えるかも。

投稿者:真壁 六郎太投稿日:2007-04-30 14:20:51
【ネタバレ注意】

ワーナーマイカルに見に行ったのですが上映2日目しかもゴールデンウィークなのに一番小さい部屋…。えー!?マイカル正気かと思ったら観客もまばら。
ドキュメンタリータッチの社会ドラマで娯楽作ではなかったですね。悪くは無いんだけど目の肥えた人には突っ込みどころ満載でどこか三流の雰囲気が漂う作品でした。ここから先は思いっきりネタばれなのでまだ見てない人は注意して下さいね。ー|砲初めて銃を握ったにしてはスナイパー顔負けの銃の扱い。奥さん壊死を起し瀕死の状態からわづか5日で退院、車椅子も必要なくすたすたと歩いてるし1っこパトカーを既にまいているにもかかわらず又「まきに行って来る」との謎の行動。ぅ灰茵璽討靴いない砂漠のモロッコで何をハントとしたのお父さん?しかもライフル銃を人にあげて「何か問題でも」って問題だろ。これらの不可解な設定がアメリア叔母さんのラブシーンとあいまって(必要だったのか?笑)三流の雰囲気を漂わせる。銃や日米の社会への問題提起など内容は悪くないのだがなんかひっかかってしまう。終盤音楽とか使って何とか盛り上げるのだがあれも私の目にはなーんか「攻殻」っぽく映った。
見終わった後思いましたね「マイカルは正しかった」と。

投稿者:ぺん投稿日:2007-04-30 00:43:41
人と人、言葉、その他もろもろ難しく考えすぎじゃないかな。そもそも、
この辺のことは、微妙な訳で、微妙なことを微妙に残すことが重要な
気もする。
ま、原理主義的に考えれば、こういう映画もありなのかもだけど、もっと
鷹揚で良いんじゃないかな。
ちと、面倒っちいんで、評価は低めの5点
投稿者:sabu投稿日:2007-04-30 00:18:35
どちらかというと難解で、賛否両論も分かるような映画だし、この映画にひとつの答えを求めようとするのも野暮である。
真に敷かれたメッセージは、コミュニケーションができないためのわずらわしさ、というものだが、イニャリトゥ監督はこのメッセージ性を単純には表現していない。様々なキャラの切り口から時間軸をズラし、映画を鑑賞しながらそれらが繋がっていることが分かってくる。『21g』ほどブツ切りではなくスマートに仕上がっているのは、何よりもメッセージを素直に伝えたかったからであろう。
そんな中で「だったらもっとストレートに見せろ」という意見もあるかもしれないが、それがイニャリトゥ監督のいい意味での一種の小癪さであり、彼の作品が好きな人にはまさにこの部分がたまらない。

この作品はまさに脚本が秀逸だ。難解でパズルのようなストーリー、そして後半にいくに連れて、どの物語も盛り上がりを見せ、クライマックスへと助走していく。

言葉が伝わらない、コミュニケーションがとれないことのもどかしさ、理解と価値観の相違、そして言葉でなくとも伝わるという対極の部分も少しだけ見せることにより、それが救いになっていく。日本パートは他国の人でも分かり易いように、聾唖の少女を軸にした。そして実はこの日本パートが一番分かりやすく、メッセージ性も色濃く出ている。
言葉以外の方法でしか意思を、気持ちを伝えることができない彼女の、全身を使いメッセージを発しようとするその行動は、一見不可解にうつるかもしれないが、彼女はそういうことでしか自分のアイデンティティを見出すことが出来ないのだ。誰かと繋がっていたいその気持ちを表現する方法を彼女は自分なりに体現した。果たしてそれが間違いなのかどうかは、観客一人一人に問うしかない。でもこの問題はそんな単純なものではないし、この映画を一口で片付けることも容易ではないはずだ。

それと1つ、メキシコパートで、ガエルが国境付近で警備隊を振り切り車で逃亡してしまったシーン。あそこの説明できない行動はいただけない。それをする必要がどこにある?
個人的に思うのは、ここに納得できる理由があったら完璧な映画だった。http://sabuchan0605-id.hp.infoseek.co.jp/
投稿者:びぎなぁ投稿日:2007-04-29 22:01:12
【ネタバレ注意】

姉を覗く弟・「友達の親と寝る」などの発言等、
伏線があり考えてみたんだけど・・・

チエコとヤスジロー→もともと近親相姦。
  ↓
それを知った母親が銃で自殺。

・・・って、ことではないかと

で、後日、その銃が問題を引き起こす・・・

そう考えると、チエコの一連の行動が理解できたりもする。

考えすぎ?(笑

投稿者:た・ぴ・お・か投稿日:2007-04-29 21:44:12
 決して退屈な作品ではないが、多の方々同様に、それほど面白いとも思えない。日本が映画史上のマーケットとして、ハリウッドからも注目されている事実は喜ばしいのだが、それ故のコマーシャリズムがいささか過剰ではないかと感じていた中、この作品も宣伝の割には内容が伴わない、そんな印象を受けた。そして、日本での訴求力・集客力を見込んでの役所広司の起用と、菊地凜子のオスカーノミネートではないのかと、邪推すらしたくなる。

 菊地凜子という女優、私はこの作品で存在を初めて知ったくらいで、そんな無名に等しい女優がオスカーにノミネートされたことの宣伝効果は大きい。事実、私自身その演技に期待して劇場へ行ったのだが、26歳の彼女が高校生を演じるという不自然さは言うまでもなく、その演技もオスカーにふさわしいかというと大いに疑問だ。

 作品中で脱ぐということを否定するつもりは全くないが、この作品の彼女の場合、全裸になることに必然性が全くなく、ただただ扇情的でそれ以上でも以下でもない。つまりは興味本位でしか観ることができない、そんなシチュエーションでの全裸シーンにしか思えない。

 また、「言葉の壁」がテーマらしいのだが、少なくとも彼女が演じる聾唖の高校生チエコから感じられるのは、現在の日本の刹那主義に生きる退廃的な若者像であり、それは現代社会が複雑になり過ぎた故に生じた存在価値の希薄化からくる、現代社会に蔓延したいわば社会病理のようなものであって、「言葉の壁」とは無縁のものだ。そのように感じた原因が、果たして監督にあるのか、脚本にあるのか、あるいは彼女の演技にあるのか、いずれにしろ日本編には違和感を覚えずにいられない。

 そして、日本編とモロッコ編を結ぶものが一丁のライフルなのだが、そのつながりには無理やりこじつけたようなお粗末さを感じる。なぜなら、肝心の役所広司は残念ながら日本編の主役ではなく、登場シーンや台詞も驚くほど少ないのだ。

 もっとも、それでは他の2編は文句の付けようがないほどのできかと言えば、モロッコ編のブラピもやはり彼である必要は全くなく、メキシコ編でも何が「言葉の壁」なのか全く理解できない。個々のエピソードが独立した作品であれば、それはそれで別の見方もあるのだろうが、一つのテーマで貫かれた作品である以上は、その向かう先は一点に集約されるべきはずなのだが、残念ながらそれが見えてこない。日本人であるからこそ感じる、日本編への違和感、それが作品全体に影を投げかけてしまっている、そんな作品だろう。
http://www.tapioka1002.com
投稿者:ぽこぽこキッド投稿日:2007-04-29 12:09:04
リンコ ブスダッタヨー

退屈せずに最後まで見たけど、
あまり面白い映画じゃないよ。
ジャカジャカ宣伝して、大騒ぎしすぎのような気がする。
投稿者:getstoned投稿日:2007-04-29 07:40:17
【ネタバレ注意】

銃を岩にたたきつけ、兄と父の命乞いをするモロッコの少年。
電話越し、涙ながらに息子に語りかけるアメリカの父親。
父親を気づかいゆえに、やり場のない感情に翻弄される日本の少女。
誠実さゆえに、それまで培った生活を失っていしまうメキシコの家政婦。
点描される人々のエピソードは、世界の混沌を語っているかのようだ。
それは、バベルの塔のみならず、カインとアベルやルツの移住など、『創世記』に語られた混沌が表現されているような気がした。

映画表現的には、つい最近観た『クラッシュ』や『マグのリア』などと同種であり、わたしはこのてが好きなようだ。いっしょに観た、ラブコメ好きの妻の反応はイマイチだった。

不満といえば、救出されたアメリカの二人の子供たちの笑顔を見たいと思った。ステカットの中に、あるような気がする。私のためのプライベート・バージョンをアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは作ってくれないだろうか。

投稿者:きゃる投稿日:2007-04-29 01:08:31
ロケ地の生活感漂う映像と、肉体的にも心理的にも痛々しい描写で
2時間強、スクリーンに釘付けでした。
人間の弱さと不運が重なり、
何時ろうそくの炎が消えるのだろうとはらはらしましたが、
神は愚かな人間に、親子の絆という薬を与えてくださったのですねw
投稿者:TM投稿日:2007-03-18 03:26:38
力の入った秀作で、観ていて飽きない構成になっている。モロッコとアメリカのハラハラ、ドキドキの部分が最後まで観る人の心を引っ張っていく。
しかしテーマがなぜ「言語の壁」なのかよく分からない。むしろモロッコは「文化の相違」、アメリカは「権力の理不尽さ」、日本は「先進国家の若者文化の退廃」ではないだろうか。面白いけれど、一本の作品を通して何が言いたいのかよく分からない、というのが鑑賞後の感想だった。
役者たちはモロッコとアメリカの主演も共演者たちも熱演で演技力も評価できる。しかし、日本の役所は存在感が薄く、話題の菊地も、「ああ、この人がこのパートの主役?」としばらくして気づく程度の演技。二階堂はなかなかの好演だと思う。
しかし日本人にとって封切り前から期待の日本のパートは残念ながら失望に終わると思われる。外国人が見ている日本の若い女の子のイメージそのままの、物質文明に狂わされ、性的に無防備で歯止めのない、心の空疎な存在。真面目なだけで無力な父親像も情けない。外国パートでは健気な現地の暮らしが描かれているのに対して、日本パートはあまりに空しく薄汚い。これらはある意味、真実の部分があるだけに、日本人としては見ていて辛いし、これを外国人に見られたくない気持ちだ。話題の菊地のヌードシーンにはまったく意味が感じられないし、不快なだけだ。演技そのものも、ノミネートされた価値がまったく感じられなかった。
面白い映画ではあるが、日本人だから、よい点はつけたくない。
投稿者:ganglion投稿日:2007-02-25 08:47:13
【ネタバレ注意】

マルチプロットを作るなら、もう少し「つなぎ」をうまくしてくれないと。「なるほど、そこでそう繋がるのか」と感心させるのが、この形式の醍醐味でしょう。そういう工夫を放棄しているので、全体に漂う失望感ばかりが浮き出てしまい、観るのが辛くなってくる。

タイトルから、テーマはよく分かる。しかし、やっぱり腑に落ちないところはある。特に日本。
どんなハンデを背負っていようと、どんな精神状態であろうと、日本の女子高生があんな行動とりますか。歯医者の口をなめたり、父親にマッパで抱きつきますか。豪華マンションの内装もヘンだったし、このパートは終始ノレなかった。

もしかすると、モロッコの人はモロッコ・パートに首をかしげたかもしれない。この映画自体がコミュニケーション不足を露呈しているのかも。

投稿者:eiji_in_uk投稿日:2007-02-21 03:52:17
長時間の映画ながらそれなりに退屈せずに見ることはできました。それは多分、三つの国での話が交互に展開されるのからでしょう。
タイトルの「バベル」に象徴されるように「バベルの塔」の神話(コミュニケーションの崩壊)が基になっているもののそれが特に何かの意味を持つようにも思えなかった。外国に行けば言葉が通じないのは当たり前だもの。それともどこの国に行っても英語で押し通そうとするアメリカ人への皮肉か?

これは作品についての話題よりも菊池凛子という無名の女優のアカデミー賞の助演女優賞ノミネートのほうで盛り上がってるのでしょう。老けた女子高生だなって思ったらやっぱり26歳だったんだ、それもTVも含めいろいろ出演してるんですね。
ただ彼女の演技は特筆するほどのものではありませんでした。外国人には新鮮にみえたのかもしれませんが。演技よりもノーパン開脚やフロンタルヌードがあるので度胸を買われたのかしら?いずれにせよ「あるスキャンダルの覚え書き」で同賞にノミネートされてるケイト・ブランシェットなんかの演技に比べたら足元にも及ばない。
ただ最近のアカデミー賞は世界にアピールを始めたようですから、もう何年も日本人の俳優の受賞がないのでそろそろこの辺で賞をやっときますか的な思惑で受賞するかも。とにかく助演賞は演技力よりも役柄や話題性のある人が取ることが多いからハプニングがあるかもね。

それにしてもこの映画は菊池凛子のヌードにしても、モロッコ人の少年のオナニーのシーンにしても、何か嫌な感じです。
日本公開がGWとは、それも信じられない。
投稿者:愛媛の伊藤投稿日:2007-01-16 12:20:38
菊池凛子ゴールデングローブ助演女優受賞ならずと言われるが
ノミネートされただけでもすごいとは思う。
ゴールデングローブを受賞したドリームガールズのジェニファーハドソンはアカデミー賞でも大本命であろう

ラストサムライのケンワタナベよりかなり確立が低いだろう


投稿者:ilovesunshine投稿日:2006-12-15 01:43:49
菊池凛子の存在感がすごい映画でした。助演賞候補確実と思っていたら、やはりゴールデン・グローブにノミネート。おめでとう!

小さな間違いが雪だるま式に多くなり国際問題煮まで発展する様子、
東西どこでもある思春期の子供の抱える問題、どんどん狭くなる世界起きているコミュニケーションのなさ等グローバリゼーションの問題を追及した意欲作です。この監督の映画の中では一番判りやすい映画ではないでしょうか。

見終わった後不思議な余韻の残る映画でした。
投稿者:批評投稿日:2006-12-07 04:43:31
【ネタバレ注意】

ブラットピットという名前に惹かれ、鑑賞しましたがいまいち方向性が理解できない。メキシコ、モロッコ、日本の3舞台で物語が展開するが、正直、日本での部分はなくてもよかったのではないだろうか・・・
耳の聞こえない女の子が無意味に脱ぐので、日本公開ではR指定もしくは修正されるだろうし、監督は何を伝えたかったのかいまいち理解できない作品でした。ブラピを主演に使っているが、たいした演技もなく、ブラピじゃなくても良かった気がする・・・
わざわざ劇場に足を運んでみるほどの作品では無いような気がしたので、低評価の2点ということで・・・・

投稿者:くろくろ75投稿日:2006-11-19 04:05:28
どうしても贔屓目になってしまうんだけど、東京を舞台にしたエピソードの出来が他のエピと比べて圧倒的に良かった。東京エピだけで一本の作品として観たかったくらい。まあ監督自身が東京エピで作品をまとめ様としていたからなのかも知れないけど、ブラピやらケイト、他のスター俳優達に一歩も引けを取らなかった菊地凛子の存在感は本当に素晴らしかったと思う。
投稿者:マサ・ジャガー投稿日:2006-11-15 04:25:23
”アモ−レ・ぺロス”も”21グラム”も渋くて独自の味わいがあったが、
この”バベル”も、さすがアレハンドロ・ゴンザレス監督、見せてくれました。
ブラピも熱の入った演技してるし、役所広司もケイト・ブランシェットも渋い!!
いやぁ〜良かったです!!

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 助演女優賞菊地凛子 
  アドリアナ・バラーザ 
 □ 監督賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 
 □ 脚本賞ギジェルモ・アリアガ 
 ■ 作曲賞グスターボ・サンタオラヤ 
 □ 編集賞ダグラス・クライズ 
  スティーヴン・ミリオン 
□ パルム・ドールアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 
 ■ 監督賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 
■ 作品賞(ドラマ) 
 □ 助演男優賞ブラッド・ピット 
 □ 助演女優賞アドリアナ・バラーザ 
  菊地凛子 
 □ 監督賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 
 □ 脚本賞ギジェルモ・アリアガ 
 □ 音楽賞グスターボ・サンタオラヤ 
□ 作品賞 
 □ 監督賞(デヴィッド・リーン賞)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 
 □ オリジナル脚本賞ギジェルモ・アリアガ 
 ■ 作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞)グスターボ・サンタオラヤ 
 □ 撮影賞ロドリゴ・プリエト 
 □ 編集賞ダグラス・クライズ 
  スティーヴン・ミリオン 
 □ 音響賞Christian P. Minkler 
  Jose Antonio Garcia 
  Jon Taylor 
  Martin Hernandez 
□ 作品賞 
 □ 助演女優賞菊地凛子 
  アドリアナ・バラーザ 
 □ アンサンブル演技賞 
 □ 脚本賞ギジェルモ・アリアガ 
 □ サウンドトラック賞 
 □ 音楽賞グスターボ・サンタオラヤ 
□ 外国作品賞 
□ 外国映画賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 
【ニュース】
全米興行成績、「ジム・キャリーはMr.ダマー」20年ぶりの続編が大ヒット・スタート2014/11/17
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督最新作「Birdman」、予告編2014/08/01
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督最新作「Birdman」、特報2014/06/13
ワーナー、『ジャングル・ブック』実写映画化で「バベル」監督を起用か2013/12/05
オスカー有力候補ハビエル・バルデム主演「Biutiful」、予告編2010/07/16
ダーレン・アロノフスキーとブラッド・ピットの強力タッグが実現か2010/05/12
DVDリリース情報:「あの日、欲望の大地で」「ホースメン」「サバイバル・フィールド」etc.2009/12/07
シャーリーズ・セロン主演ドラマ「The Burning Plain」、予告編2009/05/27
菊地凛子出演コン・ゲーム映画「The Brothers Bloom」、予告編2009/04/08
菊地凛子出演ハリウッド映画「The Brothers Bloom」、予告編2008/07/25
2007年allcinema ONLINEユーザー投票集計結果発表2007/12/28
DVDリリース情報:「バベル」「蟲師」etc,2007/07/28
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英国アカデミー賞発表2007/02/13
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英国アカデミー賞、ノミネーション発表2007/01/12
アメリカ監督組合(DGA)賞、ノミネーション2007/01/10
アメリカ俳優組合(SAG)賞、ノミネーション発表2007/01/05
シカゴ映画批評家協会賞発表2007/01/05
アメリカ製作者組合(PGA)賞、ノミネーション発表2007/01/05
ゴールデングローブ賞、ノミネーション発表2006/12/15
放送映画批評家協会賞、注目のノミネーションが発表に2006/12/12
【訂正】LA映画批評家協会賞他、映画賞続々発表2006/12/11
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ブラピ&役所広司共演作「Babel」、劇中クリップ2006/05/22
ブラピ&K・ブランシェット、「21グラム」監督作で初共演実現か?2005/03/04
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