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蟻の兵隊(2005)

メディア映画
上映時間101分
製作国日本
公開情報劇場公開(蓮ユニバース)
初公開年月2006/07/22
ジャンルドキュメンタリー/戦争
怒りと悲しみと
蟻の兵隊 [DVD]
参考価格:¥ 4,935
価格:¥ 4,028
USED価格:¥ 3,093
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【クレジット】
監督:池谷薫
出演:奥村和一
【解説】
 終戦当時、中国の山西省にいた日本軍の一部の部隊が武装解除をすることなく中国に残留、中国国民党軍に編入され、共産党軍との内戦を戦っていた。やがて生き残り、帰国した彼らは日本政府によって逃亡兵とみなされた。政府は、兵士たちが自らの意志で勝手に戦争を続けたとの立場をとり、責任追及を逃れようと画策する軍司令官の命によるとの主張を退け、元残留兵たちへの戦後補償を拒み続けている。本作は当時、実際に残留兵として中国内戦を戦った奥村和一(おくむら・ わいち)(80)にカメラを向け、“日本軍山西省残留問題”の真相解明に奔走する氏の姿を追ったドキュメンタリー。監督は「延安の娘」の池谷薫。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
217 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:william投稿日:2010-01-09 16:13:16
終戦しても尚、戦い続ける兵士達。
奥村さんの姿を見ていて、戦争の傷を背負い続けて生きる人達の苦悩を実感した。
終戦後、理由もなく中国に残され、闘いを強いられた人々の思惑は如何なものだったろうか。
意味もなく人を殺し、殺される事の残酷さ。想像を絶する苦痛だったに違いない。

中国の取材のシーンで、軍隊蟻が百足を食い殺すシーンがあったが、百足の姿が奥村さんと重なった気がした。
身動きも出来ず、国家と言う柵に食い殺される兵士。
傷痕は癒えない。
投稿者:きらきら投稿日:2009-08-29 19:20:06
もう少し経つと実際に戦争を体験した人がいなくなるんですよね。
それを思うと、この手のドキュメントは映画としておもしろいかどうかはべつとして、見なきゃなぁという感じになります。

お話は1945年の終戦(敗戦ですかね?)後も日本軍として中国の内戦に参加させられた兵士の裁判からはじまります。

本来ならば、兵士は国の命令で残ったのだからその責任を取るべきだという主張と、残った兵士は自分の意志で残ったという主張の戦いになるわけですが、この戦いは裁判所側がみごとにはぐらかし続けることによって回避されていきます。

主人公の奥村さんは中国に訪ねていき、当時の自分の足跡を訪ねていきます。裁判所に提出する新しい証拠をさがすのがその目的ではありますが、この中国シーンでこの奥村さんの戦争に対する考えが見えてきます。
ところどころで口にするのは、残虐行為を断ることができなくなるような雰囲気についてです。
「肝だめし」と称して新兵に捕虜を殺させたなどの証言もありましたが、それについても「もしもう少しわたしもあそこにいたら、わたしも新兵に対してそれを命じていたかもしれない。そういう雰囲気がありました」というコメントは感慨深いものがあります。

「大きな目的」に向かっている集団ほど怖いものはありません。
国家はその最たるものです。しかもその「国家」には「国民」が含まれていないことが多々あるから始末がわるいのです。

その状況は、戦争が終わってから半世紀以上たっても変わっていないのは、周知のことですが……。

※演出形式についてですが、ナレーションを排したのはなぜでしょうか。
客観性(そんなものがあるとは思いませんが)を重要視したからか、間を大切にしたかったからか……たぶんいろんな考えがあったからそうしたのだと思いますが、あまりにもそっけないし、必要以上に敷居を高くしているような気がします。

冒頭で靖国神社で焼きそばを食べていた10代の女の子たちを、「戦争を知らない世代」代表のようなかたちで出していますが、あれは無知な若者代表という意味なのでしょうか?
あの世代がわかるくらいの気持ちで作っていないから、歴史の知識の披露と主人公の情熱だけで終わってしまっているのでは、という気もします。映画としてはそこそこおもしろかったと思いますが。
投稿者:ghost-fox投稿日:2008-08-30 17:21:29
曖昧模糊
投稿者:シロマツ投稿日:2008-08-20 08:28:42
この映画が単に反日目的のためのプロバカンダでないことは、見ればわかります。
奥村和一氏とその仲間がどんな思いでいるか、見ればわかります。
しかし、呆れた事に見てもわからない日本人がいるのも事実でしょう。
頭ごなしに反日を唱える人たちも困ったものですが、何から何まで日本が正しかったとする人間も,同じレベルで困ったものです。


投稿者:黒美君彦投稿日:2007-06-04 00:06:03
【ネタバレ注意】

予備知識もないままに観たドキュメンタリー映画だったが、主人公の奥村和一氏(撮影当時80歳)のキャラクターもあって、最後まで一気に観た。

奥村氏は敗戦当時、中国の山西省にいた北支派遣軍第一軍のひとり。彼は在留日本人と将兵あわせて8万5千人を帰国させるため、後衛尖兵として「特務団」の任を受けた。その後第一軍司令官澄田中将が国府軍(国民党軍)との間に密約を交わし、特務団はポツダム宣言に違反して武装解除を受けることなく中国国民党系の軍閥とともに1949年春まで対共産党軍の戦闘を余儀なくされた。この間、およそ550人が戦死、700人以上が捕虜となったという。ところが司令官の「皇軍復興」のための命令であったにも拘らず、元残留兵らは、帰国後「自己意思」あるいは「逃亡」し、共産党軍と闘ったとみなされ、軍人恩給さえ出なかった。裁判を起こしたが2005年9月最高裁への上告が棄却され、彼らはいまだに「勝手に残留した」とみなされている。

こうした元残留兵問題は浅学にして知らなかった。奥村氏は、澄田中将と国民党幹部との密約を示す証拠を求めて山西省に向かい、そこで戦争被害を受けた様々な証言を聞く。
彼自身、初等兵の頃、中国人を銃剣で刺殺する訓練をさせられたことを告白する。体内にいまだに散弾が残る彼の言葉には迫真性があった。
また彼が処刑を逃れた警備の中国人の息子たちと対面した際、処刑された警備の中国人は同胞と闘おうとしなかったため処刑されたのではないか、と気色ばむシーンがある。インタビュアーがその後で、「日本軍側に立って処刑やむなし、と考えたかったのではないか?」と尋ねると、奥村氏ははっとした表情をみせ、「そうかも知れない」と考え込む。今もまだ無意識のうちに軍の立場で思考している自らに驚く表情が印象的だ。

こうした証言をする老兵は、「この日本は間違ったことなんかしてないもん」という自称愛国者たちにとって邪魔でしょうがないらしい。彼らに言わすと中国戦線からの帰還兵の証言は、「中国共産党に捕虜になっている間に洗脳された」、だから「虚偽」なのだそうだ。戦後60年余り経って、いまだ人を殺したトラウマに悩む老人は「嘘つき」呼ばわりされるわけだ。
すべての兵隊が殺し、略奪し、強姦し、放火したわけではないだろう。だが、ゲリラ的に攻撃を受けて被害が出た場合、拠点の集落に対して掃討作戦は普通に行われ、その際無関係の民間人もまた犠牲になったことは想像に難くない(米軍のイラク攻撃を例に挙げるまでもない)。その中で突出した形での犯罪行為もまた時にはあっただろう。これは個人の犯罪ではない。戦争行為という「皇軍」の業務に伴って行われたものではなかったのか?
恐るべき想像力の欠如とレッテル貼りによる思考停止が、「美しい国」を目指すこの国の精神の貧困をもたらすことにはならないだろうか。
観念的ではなく、生々しい手触りの戦争の実相が、この作品からは感得できた。

閑話休題。
惜しむらくは、裁判での国側の主張等が今ひとつわからなかった。国はどのような主張をし、数千の残留兵が「勝手に残った」とみなしたのだろうか。
国から見捨てられた皇軍兵士たちの老いた表情が痛々しい。

投稿者:awsed投稿日:2006-07-29 00:22:24
映画を見た直後は同情した。
しかし、帰宅後ネットで調べると「中帰連」(中国帰国者連絡会)であることがわかって
多少なり同情した自分が馬鹿らしく思えた。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3浢Ϣ
ただの反日共産党工作員映画だった。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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