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Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン(2005)

DEAR PYONGYANG

メディア映画
上映時間107分
製作国日本
公開情報劇場公開(シネカノン)
初公開年月2006/08/26
ジャンルドキュメンタリー
憎らしくも愛おしい。
ディア・ピョンヤン [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 2,438
USED価格:¥ 2,000
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 Photos
Dear Pyongyang ディア・ピョンヤンDear Pyongyang ディア・ピョンヤン

【クレジット】
監督:ヤン・ヨンヒ
プロデューサー:稲葉敏也
脚本:ヤン・ヨンヒ
撮影:ヤン・ヨンヒ
【解説】
 日本で生まれ育ったコリアン2世の映像作家ヤン・ヨンヒが、朝鮮総連の幹部として自らの一生を“祖国”に捧げる父親の姿を10年間に渡って記録し続けた感動ドキュメンタリー。ヤン・ヨンヒ監督は4兄妹の末っ子として生まれた。3人の兄は30数年前に“帰国”した。人一倍家族思いの両親が、なぜ息子たちを“祖国”に送ったのか。監督は、優しい父とその政治的信念に違和感を抱きながらも、それを理解しようと父にカメラを向けた。映画は、ユーモラスな丁々発止を繰り広げる父と娘の対話を軸に、近くて遠い二つの国に生きる家族の真実の姿を描き出すとともに、容易に埋まらない父娘の溝と決して揺らぐことのない確かな絆を浮かび上がらせていく。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
110 10.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:irony投稿日:2007-12-03 22:48:55
 地上の楽園(の筈)に送り出した息子たち 仕送り出来なきゃ自活はどうなんだろね?(親戚縁者全員に仕送りもしてるし)総連幹部のオトンのパーティーすらオトンの持ち出し この両親が亡くなってしまったら、息子たちの家族はあの住宅から追い出されてしまうんじゃないのかね? 両親にしてみたら自身の活動を否定するには年を取り過ぎた 己を否定する事は今在る現状を否定する事だし、そうすると北に送った息子たちをも否定してしまうし…。

見焼さん、カントクの眼前で「先見の…がなかったね」とバッサリ アララ…。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-10-16 00:34:21
【ネタバレ注意】

優れたドキュメンタリー作品である。
監督の梁英姫(ヤン・ヨンヒ)は在日朝鮮人二世。在日の祖国への複雑な思いを、自らの家族を通して描いた作品は、きわめて今日的な意味を持つ。
彼女の父親は朝鮮総聯の幹部を長く務め、母もまた活動家として運動してきた。ヤン・ヨンヒは4人兄妹の末娘だ。兄3人は1971年、帰国事業で未知の祖国へと旅立ち、妹は11年後訪ねて行った平壌で再会を果たす。
日本に残った母親は、今も北朝鮮にいる息子達に向けてせっせと仕送りの荷物をまとめている。孫達のためにと、鉛筆や消しゴム、ボールペンといった文房具をわんさと送る。母は「親しかできへんで」と明るく笑いながら、酷寒の地へと使い捨てカイロも送るのだ。
父は「早く結婚せい」ばかりを娘に繰り返す。「どんなんでもいいから」――と。
彼女は、10年前から家族をビデオに収め始め、幾度かピョンヤンも訪れている。彼女は、北朝鮮の政策に違和感を感じていて、それは親子間にも微妙な影を落としている。

しかし、朝鮮語と日本語をちゃんぽんにしながら繰り返される親子の会話は、そこはかとなく温かいものでもあるのだ。娘は両親を、老いた両親は娘をとても愛していることが作品全体から伝わってくる。今だに「将軍様」を讃える父に、娘はどうしようもないギャップも感じているのだが。
老いた父(彼自身は済州島出身)が祖国をそこまで支持し続けるのは、いったい何故か。
それは生涯を賭けた祖国への貢献が無意味だったとは考えたくない、ということもあるだろう。軍政の暗黒の時代を経験した韓国よりも、ソ連や中国の援助を受けながら発展しようとする北朝鮮が輝いて見えた時代は、確かにあったのだ。彼はそこに生涯を賭け、息子を送り込んだ。そうなると、息子達の暮らし向きが少しでもよくなれば、という思いは、さらに北朝鮮を助けなくては、という思いにつながっていったに違いない。
肉親や同胞を少しでも支えたい・・・その思いが、「将軍様マンセー」につながっていったのではないだろうか。
北朝鮮に反発し、韓国籍を取得しようとする娘は、その決意を父に話す。以前は激怒した父は、意外にもあっさり「いいよ」と認める。それは自らの誤謬を認めることでもあったろう。だが同時にそれは娘の生き方を認めることでもあった。信念は決して曲げないが、娘の生き方は受け容れようと決めたかのように・・・。

いろんなことを考えさせるドキュメンタリーではあるが、大阪のおっさんと口の悪い娘のやりとりはところどころコミカル。笑いながら、その人間的な側面に心がざわめく。悪名高い万景峰号が、北朝鮮にいる肉親に会いに行く(大阪からだと3日以上かかるという)唯一の手段であると聞くと、単純に入港拒否すればいいという問題かと考えてしまう。
様々な制裁措置によって北朝鮮の国民はますます困窮し、疲弊するだろう。それは彼らが独裁者を統治者として戴いたが故の罰なのか。それともそんな国に生まれた運が悪かっただけなのか。
「北朝鮮」というだけで、その全体主義国家への怒りが込み上げてくるが、同時にその影に貧乏にあえぐ一般国民がいる事実も、常に意識する必要があると思う。それにしても核を所有し、瀬戸際外交を繰り返す狂っているとしか思えない独裁政権は何とかならないのか。

監督自らの独白が秀逸。敢えて難をいうと、「韓国籍取得の話を持ち出すと父は激怒した」という、その怒れる父の姿がないのが惜しい。

投稿者:Longisland投稿日:2006-10-12 01:32:12
朝鮮総聯の幹部を父に持つ女性監督のドキュメンタリー。 一見普通の大阪のオトンとオカンに見える両親は年老いたとはいえバリバリの共和国シンパ。今でも将軍様万歳ってのが凄い。
とはいえ、共和国に対し疑問を持った娘に対し最終的に国籍変換を認めてしまう父親の姿に、親としての複雑な思い、娘に対しての甘さ(娘に弱い父親ってのは、洋の東西を問わんのだね)を感じた。
政治的信条の差異と肉親への愛情を淡々とを冷静に描いた秀作。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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