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手紙(2006)

メディア映画
上映時間121分
製作国日本
公開情報劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月2006/11/03
ジャンルドラマ
兄貴、元気ですか?
これが最後の手紙です。
手紙 [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,160
価格:¥ 1,391
USED価格:¥ 1,290
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【クレジット】
監督:生野慈朗
製作:宇野康秀
大澤茂樹
高瀬哲
細野義朗
日下孝明
常田照雄
企画:永江信昭
熱田俊治
エグゼクティブプ
ロデューサー:
河井信哉
星野有香
大村正一郎
松山彦蔵
プロデューサー:朴木浩美
橋口一成
製作エグゼクティ
ブ:
依田巽
原作:東野圭吾
 『手紙』(毎日新聞社刊)
脚本:安倍照雄
清水友佳子
撮影:藤石修
美術:山崎輝
編集:川島章正
音楽:佐藤直紀
音楽プロデューサ
ー:
志田博英
主題歌:高橋瞳
『コ・モ・レ・ビ』
照明:磯野雅宏
制作プロダクショ
ン:
葵プロモーション
挿入歌:小田和正
『言葉にできない』
録音:北村峰晴
監督補:川原圭敬
出演:山田孝之武島直貴
玉山鉄二武島剛志
沢尻エリカ白石由美子
吹石一恵中条朝美
尾上寛之寺尾祐輔
田中要次倉田
山下徹大
石井苗子
原実那
松澤一之
螢雪次朗
小林すすむ
松浦佐知子
山田スミ子
鷲尾真知子
高田敏江
吹越満緒方忠夫
風間杜夫中条
杉浦直樹平野
【解説】
 人気ミステリー作家・東野圭吾の同名小説を映画化した社会派ドラマ。兄が強盗殺人を犯したことでいわれなき差別に苦しむ主人公の姿を通して、加害者の家族をとりまく社会のあり様を真摯なまなざしで見つめる。主演は「電車男」の山田孝之、共演に玉山鉄二、沢尻エリカ。監督は「いこか もどろか」「どっちもどっち」の生野慈朗。
 川崎のリサイクル工場で働く青年、武島直貴。積極的に話しかけてくる食堂の配膳係・由美子とも打ち解けることなく、人目を避けて生きる彼にはある秘密があった。兄・剛志は、弟を大学に行かせるため学費欲しさに盗みに入った邸宅で、誤って人を殺してしまったのだ。無期懲役で服役している剛志からは毎月手紙が届いていた。しかし、それが元でリサイクル工場でも兄のことが明るみとなると、直貴は工場を後にする。やがて、大好きなお笑いでプロになる夢を抱き、徐々に頭角を現していく直貴だったが…。
<allcinema>
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18143 7.94
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【ユーザーコメント】
投稿者:寺尾おさむ投稿日:2011-12-15 15:21:42
最近の社会派映画は、現実から乖離していて違和感を覚えるものが多いが、この映画もその一つだ。
無期懲役刑に服している強盗殺人犯の弟として、職場を変わるたびに「差別」を受ける理不尽さを嘆く主人公が存在すること自体、まず不可解だ。しかも、彼が「差別」を嘆きながら、一番マスコミの餌食になりやすい芸能界に入ることも不自然だし、逆に闇社会の住人が跋扈する芸能界なら、彼のような境遇の人はいっぱいいるはず。それを強みにする人さえいるかもしれない。それなのに、彼はなぜそれほど嘆くのか。現代社会には、「差別」を逆手にとって、人権を強弁して利権を得る者もいるのに。
お笑い芸人を辞めて転職した家電量販店の会長が、彼に「人々は、犯罪に関係する者から、身を避けるため、君を「差別」しているので、当然の行為だ」というようなことを言っていたが、それは果たして「差別」なのか?兄貴が犯罪者であることをネタにした、単なる「いじめ」だろう。
多くの煮え切らなさが残ったまま、エンドロールが流れてきた。
http://osamu-terao.jugem.jp/
投稿者:流氷一滴投稿日:2011-03-31 23:33:34
【ネタバレ注意】

有名な「エリカ様」が出ているという理由だけで、DVDを買った。原作を読んだことはないし、何の先入観もなかった。

沢尻エリカがこれほど存在感のある女優だとは知らなかった。むろん、映画の役柄と本性とは違うのが当然だろう。エリカが演じた由美子ほど献身的な女性はめったにいない。ただ、由美子は優しいだけではない。理不尽な「差別」に毅然と立ち向かっていく強さがある。芸能誌が叩きまくる彼女の「唯我独尊」に通じるところが、意外とあるのかもしれない。

強盗殺人(それも過失)を犯した犯人の親族に「罪」はあるのか。大方の人は「ない」と言うだろう。しかし、それは「きれいごと」だ。この映画に描かれているように、人は真実を知った途端、かかわりになることを極度に恐れる。一人娘を嫁になるなどもってのほかだ。
その理不尽さに怒る主人公(山田孝之)自身が、由美子と娘を守るために、兄と縁を切る。

ラストの刑務所の慰問は圧巻だ。「もう手紙は出さないでください」と絶縁を宣言していた主人公。しかし、舞台の上で受刑者の中から兄を探そうとする。そして漫才の相方のミスから「兄貴」の話になったとき、「兄貴はバカだけどずっと兄貴。血がつながっているから」と心情を吐露する。

親は子供の幸せだけは、なんとしても守ろうとする。そのためにはずいぶん酷いこともする。主人公がしたように、「手紙」という外界との唯一のつながりを切ることも。
しかし、だれも非難できない。

投稿者:GRIFFIN投稿日:2011-01-29 23:01:44
久々にしっかりと真摯な作品。

地元川崎が舞台と書いてあったので、興味本位に見始めたものの、
予想どうり弟が精神的逃亡を続けるのだが、丁寧に描いているので見続けてしまった。

あまりにも予想通りというか、想像通りというか、出来過ぎというか、、、
最後の慰問から逆算したかのようなシナリオなので、ちょっと演出過多に感じることも無くはないのだけれど、逃げずにしっかり『台詞と雰囲気』で主題を言い切る姿勢は近年の映画に無い正直で好感のもてるつくり。
興行向け演出が少ない。
エンディングの曲はちょっと興ざめだったけど。他になかったか?

被害者としての家族の心情、加害者としての家族の感情、頭でも心でも物語として理解はできるんだけどね、やっぱり当事者意識が沸かないのは確か。
でも、罪を償うってことがどういうことなのかは、なんとなく分かった気がする。

償うってコトは、影響する全てを受け入れて認識すること、そして加害者から
許しを得ることなんだろうな。重い・・・。
でも、いつ自分が意図せず加害者になるかわからないことを顧みるだけでも、
作者の想いが伝わるのかなと思う。
償うことを実行することは、本当に大変だろうと思う。

今ちょうどワイドショーで沢尻さんの離婚騒動放送しているけど、
今作の演技を見る限り、しっかりした地味で芯の通った役のできる
『女優』なんだなぁと感じた。
もっといろいろな作品に出演して欲しいだけに、現状は残念だ。http://www.geocities.jp/griffin0623/
投稿者:こじか投稿日:2010-11-02 05:18:22
今回も鑑賞の主たる目的は女優=沢尻エリカ(後述)。
監督が金八先生の生野慈朗と聞き早速ノリノリで鑑賞。
とは言え厳しく綴りますが、演出において良く言えばとても解りやすく、
悪く言えば過剰すぎるしベタ過ぎるというか、むしろ後者が気になりました。
もっと言えば金八演出=生野演出を感じるし、監督が誰かなんて
知らなければかなり悪く書いていたはずです、特に本作の場合。
金八観てるときは「来い来い!」と思うのに、
映画になると途端にシビアな目で観てしまうのは不思議ですね(笑)。
落胆のなか手を振らずにフラフラ歩く主人公などその典型で…、
監督の演出に従順過ぎた山田孝之にも(失礼ながら)いま現在の
演技力の底を感じました。
しかし監督も山田孝之も大変だったろうな…。
なんせ脚本(ホン)がかなりね…(これも後述)。

一方、沢尻エリカは特段「超」のつく美しさやかわいさを持ちえずとも
自分の色で演じているしこの年齢でここまでの振り幅、
好意的な色眼鏡で観なくとも素晴らしかったと思います。
彼女には監督の演出的手掛け方が違ったのかもしれませんが、
噂に聞く“台本を頭に入れてくる女優”というのもまんざらではないなと。
セリフが入っている俳優や画になる俳優、
役柄になりきる俳優などいくらでもいるかも知れませんが、
この(脚本というより)“台本”が頭に入っていると言う事はとてつもないこと。
※以下若干ネタバレ※
これを如実に感じたのが<例を挙げるなら>会長(杉浦直樹)との会話場面で、
特定されない手紙の差出人について会話がなされている際、
鑑賞者がすぐに由美子(沢尻)だと判ってしまうという部分。
物語の展開上、演出や脚本でも当然処理できるし処理されていると思いますが、
それ以前の場面で旅行に行こうだなんだと会話したお好み焼き屋の
場面終わりに抜かれた「沢尻の表情」がここでとても活きているんですね。
わたしはフラッシュバックさえ見た気がします。
一場面や自分の役柄にだけ全力投球するのではなく、
物語全体を見据えた上でそのシーンで必要とされる演技を魅せるという
“台本を頭に入れた俳優(女優)”の真髄を垣間見れたと思いました。
とうぜん“役”も入ってるしね。
要は今回の沢尻エリカは歩き方さえ賛辞を贈りたいなと。

まぁこれ以上書くと沢尻エリカ評になってしまうんで作品の話しに戻りますが、
恐らく「原作」や掻(か)い摘んだ「プロット」は良いけど
『シナリオ』がかなりまずかったと思います。
やっぱクリスマスプレゼントのあたりとかシナリオライターの
実力が試されるし露呈してしまうもんですね。
作品全体にひどいなぁと思いましたが、
特にここではセリフの陳腐さに吹き出してしまいました。
恐れ多くも脚色だけでいいから誰か入り直せばよかったのかも、と言いたい。
或いは森田芳光にセリフだけでも茶々入れてもらうとかね(いや結構本気で)。

キャストは全体に良かったと思います。要所要所で風間杜生に杉浦直樹、
さらには山田スミ子(出番少なくて残念)等のよい面子が締めてくれます。
あ、吹石一恵周辺(シークエンスもセリフも衣裳も)が
80年代後期臭をふんだん取り入れてあったのは狙いですよね!?
どうしてだったんだろう…。
そして全体は沢尻エリカが映るたびに画面を締めてくれました。
もー書きなぐりましたが、ちゃんと玉山鉄二もがんばってますよ。

映画のシナリオ自体と優し過ぎるし適当とも言えないタイトル、
そして芸人を目指しているという設定(これはプロットの段階でNG)には
かなり減点ですが、しっかり作りたいという制作陣の熱意に好感を持てる作品です。
静電気から手袋のくだりなどは最高。
退屈はしないと思うので気が向いたらお試しあれ。
投稿者:Kircheis投稿日:2010-01-14 00:30:58
【ネタバレ注意】

東野圭吾の作品は中期からどれも泣かせ路線に入ったのだけど、これも泣ける話だ(原作)。

で、映画だけど沢尻エリカの変なイントネーションの関西弁と、山田孝之より吹石一恵がだいぶ背が高かったのが気になったけど原作の雰囲気はうまく出せていたと思う。

もちろん違う部分や、書かれていない部分は多々あるけど(原作では中条からのお金を直貴は受取拒否した、あと急に被害者の家に謝りに行く理由もちゃんとある。)犯罪者の肉親としての苦悩という意味ではちゃんと表現できてた。

出演者は皆演技力に定評のあるメンバーなので、話にも引き込まれたし邦画の中ではトップクラスに気に行った♪

ちなみに原作では主人公と寺尾祐輔はお笑いではなくバンドでプロを目指していて、ラストは二人で刑務所に歌いに来る設定だった。
んでラストシーンの趣きがちょっと違う。
個人的には小説版の終りの方が好き。

投稿者:aaf投稿日:2008-06-21 00:24:54
難病や奇病で泣かせるのじゃなくて人の心に胸打たれる
良い作品ですね。
この作品の一番すばらしいのは、主人公とヒロインが無事結ばれて
ハッピーエンドって所で終わらない所です。
さらにその先を見せる。
この脚本は凄いですね。なかなか出来ることじゃない。

その余韻がすばらしい。さらにオフコースの歌がいい。

にしても山田孝之って演技が上手ですね。日本だと彼くらしか
この映画の主人公は演じられないんじゃないか?
って思えるくらいです。
それと杉浦さんの演技はさすがですね。


投稿者:ジーナ投稿日:2008-04-28 00:07:27
【ネタバレ注意】

中途半端な笑いと明るさが邪魔。
私はこういうドラマはトコトン暗くてトコトン重い方が好きです。

もうひとつ、誰かに思いを伝える手段として手紙はここぞという時のベストアイテムだと思いますが、ややクドすぎる。
お互いが心のうちで思っている事をナレーション化していき、盛り上がりの一つとして手紙を使ったならグッと来たと思いますが終始手紙が絡んでいるから感動半減でした。
兄弟の心情は手紙を多用しなくても十分伝わったと思いますよ。

さらに、目立たないでいようとする反面お笑いを目指したり、田舎臭い沢尻がギャルに変貌したりと違和感のある展開もありました。

こういう泣かせる気満々の邦画では、まず泣けないという自分の線引きを再確認した作品となりました(笑)

投稿者:irony投稿日:2008-04-08 01:46:21
【ネタバレ注意】

殴られた倉田は自身も元犯罪者なのに、いくら酔ってたとはいえ、あれは無いだろうなぁ 殺人者の兄を持つ直貴には少なくともお笑い芸人の元相棒や由美子といった二人の味方がいる訳だし、案外恵まれてると思うけど・・・。Ks電気の会長が態々会いにくるとは思えんし シラっとトンでもないことを宣うし・・・でも直貴も同じ理由で剛志を縁切りしてるし 天に唾する者は己にふりかかるってか? 最後の慰問のネタ合わせしたのか?まぁアレがなきゃ感動出来なかったけど(あそこで「言葉にできない」は一種の反則 ソレで終わっとけばいいものを)・・・でも受刑者にとって親族とか結婚ネタって結構エグイと思うけどなぁ 
 赦しって被害者にしてみればどんなに謝ってもらっても許せないと思うんだけど・・・だからこそ終わらせよう、終わりにしようという結末になったんだと そして会長の言葉じゃないけど此処から始めようと・・感じましたね 小腹が空いてる時に鑑賞したんで、劇中のお好み焼きや定食が美味そうに見えた 

投稿者:terramycin投稿日:2008-03-22 22:06:24
【ネタバレ注意】

エリカ様の良さは、純朴な役柄を演じた時に出る。よって、本物のエリカ様は・・・。

主人公は工場であれだけ人と関わらない様に生きているのに、いきなり人前でお笑いを目指すというのは計画性がなさすぎと感じた。

罪を犯すと、当人のみならずその家族も一生十字架を背負って生きていかなければならないと教えてくれた映画だった。

エリカ様の行動は最初、女ストーカーのような主人公への接近の仕方で少し怖かった。

玉鉄の涙流しながら手を合わせるシーンは印象深かった。

投稿者:常さん投稿日:2007-12-24 00:03:49
 この映画は気になっていたのですが、劇場では観ることができませんでした。今夜、TVで公開されてはじめて観ることができました。「この映画に出会えてよかった」と素直に思えるすばらしい映画でした。「半落ち」以来一番泣けた映画のように思います。人の心の非情さとそれを乗り越える温かさとを自然体で描いていたように思います。「殺人を犯した者に近しい者」に対する社会の差別は電気販売会社の会長が映画の中で語るように、理不尽ではあるものの当然のことなのかもしれません。罪の償いは犯罪者一人が負うばかりでは済まないのかもしれません。犯した罪は消えることはありません。その心の痛みを、この映画はきちんと語っていたように思います。そして「もう終わりにしませんか」という被害者の息子さんの言葉は、一つの犯罪が被害者にも加害者にも共に背負わした苦しみをよく語っていたように思いました。
 この映画では、理不尽な差別から逃げようとする主人公が殺人犯の兄をかけがえのない肉親として受け入れるまでを描いています。なかなかそこまで受け入れることは現実には難しいのかもしれませんが、その優しさこそが人の価値であり、心の支えであるように思いました。人は苦しみを受け入れたとき、それまでよりずっと優しくなるように思います。誰かのために優しくなることが、やがてはその人自身の心の支えとなっていくのではないかと思いました。そんな切ない優しさがあふれている映画だと思います。 
投稿者:かっこう投稿日:2007-11-22 00:44:19
被害者遺族でなく、加害者遺族に焦点を当てるのは面白い。正直ありきたりな感じのストーリーだと思って見てたけど、被害者遺族とのやりとりのシーンがよかった。タイトルにある「手紙」が、このシーンですごく活きた。差別はいけないという単純なテーマではない。
投稿者:Ryuichi投稿日:2007-08-26 00:54:10
【ネタバレ注意】

前半は、正直、ありきたりな展開に退屈しかけてましたが、沢尻エリカが代わりに手紙を書いていたあたりから、ストーリーに重みが出てきました。特に被害者宅を訪問したところでのやり取りは、人の感情の微妙な動きをうまくとらえているなと思いました。この作品は、差別はいけないという社会派作品としてつくられているわけではないと思います。人の感情の変化を自然かつスリリングに表現しえる東野圭吾の巧みさが光る人間ドラマとしてとらえることができれば、味のある映画として記憶に残ることでしょう。http://vicky-ryu.spaces.live.com/

投稿者:massa04jp投稿日:2007-07-01 22:59:57
そういう言い方に別に定義は無いのでしょうが、この作品は社会派作品とは言いたくないです、個人的にはね。
電器会社の会長の台詞に感動される人が多いようですが、この作品の限界があそこにあると想います。もし私が主人公の立場だったら、「私の問題です。私が背負っていく問題なんです。あなたの問題ではないんです。」という気持ちになるでしょう。口に出すかどうかは別ですがね。
なんで解決してしまうのかというところが社会派作品じゃないって言いたいだけなんですがね。
感動するしない、良い作品かどうかの評価、それは見る人の勝手ですがね。
現実に主人公の立場(強盗殺人を犯し服役している親族がいて差別を受けている人)に立つ人とは無縁な物語のような気がしてなりません。
投稿者:デジャブ投稿日:2007-06-11 15:57:07
ベラベラベラベラしゃべりすぎなんだよ。こんな作品に感動できるほうもバカなら作ってるほうもバカだ。言わなくてもいいこと、言わなくてもわかることをいちいち喋らせる。くだらない説教たれるなよショボイ脚本だな。 そもそも“手紙”がモチーフなのに手紙の映画になってない。お嬢様との結婚のエピソードなんていらないだろ。女優は沢尻エリカ一人にしたほうがすっきりする。彼女が主人公に代わって手紙を書いて“兄貴と手紙を交わすうちに主人公の複雑さを少しずつ理解していく”でいいんじゃないですか?それを設定にすればいいじゃん。いきなり山田孝之が沢尻エリカを“俺が守る”とかいうからビックリしたよ。 
それから原作は読んでないが“甘栗”は原作にあるのだろうか?あるのだったら何の効果にもなってないんだから削れよ。そんなとこ忠実にしてどうすんだよ。頭悪いな。東野さんの作品は読んだことないが、テーマは逃れられない過去と罪といったところですか? 何が何でもかわいそうなほうへと展開させていく。主人公がかわいそうになるように端役が配置されている。見ててうんざりした。悲劇にしようとすると捨てなきゃいけないものが多く、喜劇には勝てないということを知ってほしい。 
沢尻エリカは声がいい。玉山さんはラストの泣く姿がいい。山田孝之は陰りがいい。
投稿者:デジゴン投稿日:2007-05-21 03:06:06
原作者さえこれが映画化される事は無いだろうと思っていた内容。
その映画化に関してただただ拍手を送りたい。
日本を変えるといってもこういったところから始まるのかもしれません。
見やすく観終った後味もさわやかささえ感じます。
見た人の多さにもおどろきました。
投稿者:yu-saku投稿日:2007-05-13 23:36:52
これは紛れもなく【青春映画】だと思う。
青い故の、愚かさや苦悩、そして純粋さが見て取れました。。
無理に泣かせようという映画ではなかったが、観終わって涙ではない何か熱いもの喉元に感じた気がしました・・・
投稿者:トウショウファルコ投稿日:2007-04-30 03:01:12
【ネタバレ注意】

はっきり期待ハズレでした。
綺麗な夢のある嘘の映画なら、黙って騙されてあげますよ。でも、そういう題材ではないですよね。
こちらの見方も俄然厳しくなりますね。自分は大体、本を読むとしたらビジネス書と言われる
ジャンルしか見ないですが、あまりの浅い設定・物語に呆れてリタイアしかけました。
そんなことも想定できなかったのかっていう主人公と、似たり寄ったりの浅はかな登場人物。
とくに吹石一恵の演じた女と、その父と婚約者。まったくいらないでしょ、全部削除ですよ。

杉浦さんの会長の話、玉鉄の演技にホロッとさせられたとしても、前半で白け切ったこちらの感情を
挽回することは全然出来得ません。どこが無駄なのか? どこを削ればいいのか?
それ自体判っていないですよね。

何が腹が立つかと言うと、何故、深くて重いものではいけないんですか?
お話を見やすくする、判りやすく繋げる。それでいいんですか?
兄を捨てる手紙、被害者が犯罪を終わりにすることが出来た手紙、もの凄く重いです。苦しいです。
映画タイトルになっている『手紙』の本当の力を弱くしてしまっているのは、製作者サイドの
安易に終わってしまっている姿勢ではないのかって思ってしまうのです。

投稿者:黒美君彦投稿日:2007-02-18 14:03:16
【ネタバレ注意】

手紙を書き続け、詫び続けること。「気づいた。その手紙は般若心経なんだと」という被害者の息子(吹越満)の言葉が、この作品のテーマを象徴している。
加害者の弟ということで差別を受け続ける武島直貴(山田孝之)は怒りをその胸の裡に隠し、差別のない場所を探す。そんな直貴に、勤め先の電器ストア会社会長の平野(杉浦直樹)が「差別のない場所を探すんじゃない。ここで生きるんだ」と励ます言葉に重みがあった。
原作を未読の私は、当初兄と弟の愛憎の物語かと思って観始めたが、やがてそうではなく理不尽な立場に追い込まれた者と社会との関わり、そして赦しについて描いた作品だと気づく。差別者は醜い。しかしそこで被差別者が怒りに任したり逃げたりするのではなく、そこに立ち続けることこそに意味を見出そうとするところに、この作品がテレビドラマと一線を画している点がある。
ラストシーンで剛志(玉山鉄二)が手を合わせながら泣くシーンはさすがにこちらもぐっと来た。詫びても詫びても詫び足りない。犯した罪の重さに彼は耐え続けられるだろうか。あまりに性格的に善き人として描かれると、そこが逆に気になる。

山田孝之はこういう役なのでどうしても辛気くさくなってしまうのが難。お笑い芸人を目指すというので多少は緩和された面もあるけど。それにしても吹石一恵に惚れられ、沢尻エリカに一途に思われるとはちょっと出来すぎ。自暴自棄になって転げ落ちていってもおかしくない状況の中で、直貴は結局周囲に恵まれたのだ、ということになる。

実際には凶悪犯罪者の中には反社会性が強い輩も多いし、被害者に暴言を吐くどうしようもないクズまでいる。しかし、受刑者もまた百者百様なのだ。一律的に更正できようはずもない。実態に詳しいわけではないがそんなことも考えた。罪を犯せば一様に人間失格ではない。刑務所の外であっても、匿名でネット上で暴れまわる人間失格の異常者(と私には思える)もどんどん増殖しているのだから。
ところで、これほど評価が分かれる作品も珍しい。こきおろすのは勝手だが、品性のない中傷としか思えない暴言を吐くことによって映画全体の質が高まることは決してあり得ない。言葉を大切に使えない者の中傷はきわめて醜い。金を払えば何を言っても許されるというのは、子供じみた思い上がりに過ぎないと私は思う(もちろん論評は自由だが)。

投稿者:もりじ投稿日:2007-02-05 03:18:39
【ネタバレ注意】

まあ、はっきり言ってストーリーは普通。原作は読んでませんが、いい話なんでしょう。

が。
玉山鉄二良過ぎ!ありえん。予告でいいなとは思ってたけど…
ラスト彼が手を合わすところで私の映画史上ないほど泣いた。というか、表情が保てんかった。ぐしゃぐしゃになった。
玉山あんなに良かったのね。2枚目なだけじゃなかったのか…

山田と玉山のふとした(うつろな)表情がすごくて似たのもびっくり。元のつくりがさほど似てるとも思えないのに、一瞬玉山か?と思うくらい似てるところが多々あった。うぅむ、実力のなせる技か…?

はっきり言ってこの映画はあの二人(特に玉山)を見る映画。それだけでも私はDVDを買う価値があると思う。よって8点くらいあげとく。(でも山田くん太ったなぁ。わざと?)
まあホント、ストーリーはありがちな上「なんじゃそりゃ」も結構あったから気にしないように。

※原作読みました。
全体的にはいいと思います。ただ、私は映画の方が好きですね。
原作は主人公がちょっと設定がカッコ付け過ぎで、イラつきました。影のあるカッコいいボーカリスト…なんかこの物語にいらんでしょ!
映画の「お笑い」という設定だからこそラストの「兄貴だから」がいきたと思います。
見る順番が違ったら感想も違ったかもしれないですが、原作先でもそこまで違和感なかったんじゃないかなぁ…どうだろ。

投稿者:ケラヒロミ。投稿日:2006-12-19 14:55:10
かなり泣けた。会長の言葉が心に深く残りました。
玉山の演技が良かった。お笑いのネタも結構ウケた。
投稿者:古狐投稿日:2006-12-19 00:49:28
創り過ぎだよ、何も考えないで見れば泣けるけれど、よぅ考えると、必然性のない泣きだよね Ks電気のコマーシャル映画なの?????
無理矢理 泣かそうと言う腹だなこれは 三流映画でした バイバイ
投稿者:bern投稿日:2006-12-17 18:59:34
【ネタバレ注意】

杉浦直樹さんのシーン、由美子と直貴の道路でのシーン、ラストの手を合わせる兄のシーンがよかった。沢尻さんがとてもよかった。強くて芯のある一途な由美子に感動しました。これくらい強い女性でないと直貴は振り向いてくれないし、変わってもいかなかっただろうなと思います。ラストは♪言葉にできない〜で終わらせて欲しかったです・・・

投稿者:kuro投稿日:2006-12-15 16:16:32
考えさせられる作品で、単なるお涙頂戴に終わっていないところがすばらしいです。
青春を織り交ぜることで、本当に見せたい相手である若者の興味をしっかりひきつけて、硬派の社会派ドラマを若者にも飽きさせずに最後まで魅せる脚本の巧みさには脱帽ものです。
漫才を目指す若者がやっている芸が、本格的な漫才と言うより瞬間芸なのは、後先も考えず、覚悟も座っておらずに愚かな罪を犯してしまう兄の行動を説明する伏線になっています。
やや設定が極端で不自然なのも、濃い味を好み、白黒がはっきりした劇画調の設定を好む若者の思考パターンに迎合させて計算しつくされたものです。
異論はあるかと思いますが、私はこの映画の最大の見せ場は被害者の息子さんが、加害者の弟を許すシーンだと思います。
ここに、この作者が言いたかったことのすべてが詰まっている気がします。
加害者も苦しんでいることを知って、許すことにした被害者の気持ち、それに気づいた加害者。
良い映画です。誰にでも自信を持って観る事をお勧めできる映画でした。
投稿者:ganglion投稿日:2006-12-13 19:40:26
【ネタバレ注意】

原作は知らないが、この脚本はひどすぎる。つっこみどころ満載だ。

・弟を大学にやるため働き過ぎて腰をいため、やむなく泥棒に入ったが家人に見つかり、謝ったが凶器を振り回してくるので抵抗したら間違えて殺した…って、どれだけ予防線を張れば気がすむんだ。リアリティを曲げてまで兄を善人にする必然性がない。「アメリカン・ヒストリーX」の潔さを見習ってもらいたい。

・身寄りのない1人暮らしなんだから、遠くに住めば絶対に見つからないはずなのに、なぜか首都圏で働き、すぐに身元がばれる。なぜ実家近くに住む? しかも、わざわざテレビに顔を露出する漫才師をめざす理由が分からない。加えて、ネタはひとつも面白くない。

・ブルジュアの娘との悲恋なんて、今どき昼ドラか大映テレビでしかやらない。許嫁が2人の家に乗り込んできて、「お前は犯罪者の家族だから別れろ」なんて言うか? 

・硬直したダイコンっぷりを見せる吹石一恵はひどいが、「いやだわ、パパったら」なんてセリフを書くライターはもっとダメ。沢尻エリカのヘンテコ関西弁は、聞いていて体中がかゆくなる。

・主人公を支援する大人がいないのが不思議。未成年で天涯孤独になったら、普通はどこぞの組織が援助を申し出るでしょう。漫才師としてテレビに出演しCMまで出ようとする主人公に、先輩やファン、マスコミ関係者などの支援者が1人もいないのは何故だ。

・クライマックス。漫才をやっている途中に相方が「お前の兄貴こそ…あっ!」と失言するのがアザとい。フリートークならともかく、ネタでしょ。普通の流れで主人公のセリフにつなげていたら、感動できたかもしれないのに。

まだまだ43個ぐらいつっこみたい箇所があるけど、このへんにしとく。感動作と銘打って泣きたい客を裏切るのは、ある意味「デビルマン」よりひどい。

投稿者:ビリジョ投稿日:2006-12-12 14:52:38
【ネタバレ注意】

例えば風間杜夫だが、ああした場面であそこまで冷たい態度をとるのには、それなりの彼の人生背景があるのだろう。それを描け。会長はなぜあれほどまでに主人公に理解を示すのだ。何か理由があるだろう、それを描け。このリアリティーの無さは一体何だ。人間を描くのが嫌なのなら映画なんか作るな。まさか「最近の映画ファンなんて、泣かせてればいいのよ」との奢りがあるのではあるまいな。

日本映画はこれでいいのか。こんな底の浅いドラマを見るために、映画ファンは映画館に足を運ぶのか。

投稿者:watari投稿日:2006-12-08 16:23:15
泣ける良い話だと思った。邦画は映画でなにか人間に深いメッセージや印象を残すと言うよりは、「笑える・泣ける・感動した」、って話になってしまうのだろうけど。
ちょっとベタなシチュエーション・展開、
「無愛想な男がなぜかモテル(現実はそんなにあまくない)」
「さっき合コンで一緒にいた子が、外でたまたま落とした缶を拾う(一緒に一度あるものか・・・)」
「夜遅くに自宅に帰宅したら、彼女が家の前でまっている(何時間まってたんだっ)(それもノースリーブで娼婦に間違えられてもおかしくない格好)」
とかがあるが、玉山鉄二はとてもよかった。
投稿者:投稿日:2006-12-03 17:27:04
【ネタバレ注意】

 十分に見応えがあり、考えさせられる作品だった。力作である。

 これまで、本作品のように犯罪後の状況を加害者の側から描いたものはあっただろうか?タブー視されていて、企画に乗ることすらなかったのではないか。少なくとも私にはこれに類する作品を挙げることができなかった。これをきっかけにこういう状況に置かれた人々について考えることができたことは、非常に有意義だった。

 ラストの、歩いている直貴(山田孝之)の悩みから開放されたような、すっきりとした表情がいい。それまでは悩み・苦しみから暗い表情ばかりで、あのような表情をついぞ見せることは無かった。どんな困難があっても兄との絆を断ち切らない決意が、心の平安をもたらしたのだろう。見る者に希望を与えるラストシーンである。

 兄の犯罪のせいで、最初から暗く周囲と打ち解けない直貴が、お笑いをやっているという設定に違和感があった。この違和感はラストの刑務所の慰問シーンに至ってやっと無くなる。このシーンでの効果をあげるために、直貴のやりたいことを原作のミュージシャンからお笑い芸人に変えたようだが、もう少し序盤からその違和感を無くす工夫が必要だったろう。

 その慰問シーンは秀逸。このとき初めてこの漫才コンビが面白いように見え、山田孝之の、予期せぬ展開に思わず兄への真情を吐露する部分の演技が光った。また、兄(玉山鉄二)の泣きながら手を合わせる演技も良かった。また、観客に本当に受けているようなリアルさと臨場感が、このシーンの印象をより強いものにした。

 沢尻エリカが素晴らしい。兄からの手紙を破り捨てた直貴を諌めるシーン、社宅を出ようと考える直貴に逃げるなというシーンでの演技が特に印象深い。
 さすがキネ旬新人女優賞を取っただけのことはある。まだ20歳。アメリカでいえば22歳のスカーレット・ヨハンソンにも匹敵する大器だと思う。これから楽しみである。

 刑務所の手紙の検閲マークがこれほどの悲劇をもたらすのなら、それをやめたらどうなのか?こういった事実は当然刑務所側でも把握しているだろう。
 また、この映画によりこの検閲印が知れ渡り、ますます受刑者と家族が手紙のやりとりをしにくくなるということもあるだろう。面談以外の唯一のコミュニケーションをとる方法がこれでは、ますます受刑者は孤立してしまい、社会復帰にはマイナスとなってしまう。
 刑務所側が受刑者の社会復帰ということを真剣に考えているのなら、当然配慮すべきことである。金もかからないし、ちょっとした工夫で今すぐにでもできるだろうに。

 このような地味な作品がシネコンにかかり、しかもかなりヒットしている事実を喜びたい。
 普通、映画に楽しみを求める人なら、二の足を踏むようなストーリーだろう。ドラマ好きの私ですら、正直、ためらいがあったのだ。
 それが11/28時点での興行成績が4位だという。興収も10億を超えそうである。
 いい作品を正当に評価する人が増えるとき、邦画の質は確実に良くなっていくだろう。

投稿者:ぺん投稿日:2006-11-23 08:34:21
【ネタバレ注意】

原作未読。gyaoでCMがひたすら流され気になってしまったのと、沢尻エリカ
を拝見するために劇場に足を運んだんですが、思いのほか良かったっす。
泣けました。教育問題として”いじめ”が問題になっとりますが、これを
大人バージョンに切り替えて、本質的なところを抉り出した感じ。いじめは
なくならない。
ラストは絶品。ずっと玉山を探す山田の視線の映像、山田の”ま”の絶妙
さ、手を合わせる玉山。救われる感じ。ただし、中間のだれるところは
あるんだけど、中だるみ緩和のために、沢尻エリカ使ったのかな。美形の
女優が一人いるだけで、随分と中だるみが気にならなくなるもんだ(笑)。
この監督、あんまり知らなかったんだけど、TVで長いっていうか、金八先生
の人だったんですね。懐かしい感じがするのはそういう訳ね。別に、奇異な
センスではなく、本作も25年前ならばごく普通のTVMとして放映された可能性
はある。でも、今のTVだと枠を外す感じなのかな。

投稿者:おしゃべりチャック投稿日:2006-11-20 22:17:09
社会派映画で涙無しでは見られないと言う前評判を聞いていたので、ハンカチを握り締めて見ましたがやはりおお泣きしました。主人公武島直貴役の山田孝之さんが正にはまり役で、モテる役、恋人が出来る役、販売員、工場の作業員、更には父親の役とソツなくこなしてました。お笑い芸人の役が一番難関かとも思えましたが、これもそれなりにこなしていました。山田さんの代表作になるかも知れません。コンピュータグラフィック等駆使された作品でなく正統派。原作の内容が奥深い上、配役も見事なセッティングで、地味ですが、時間の経つのも忘れ、グイグイ映画に引き込まれて行きました。見せ場が2ヶ所あって、電気量販店で左遷された時の会長とのシーン、家柄違いの恋愛に破れ、女友達と恋に敗れた後、後に妻になる由美子(沢尻エリカ)との再会。映画終了まで晴れる気持ちにはなれず、色々考えさせられる映画でした。最後の刑務所の慰問のシーンで兄が涙を流しながら手を合わせるシーンでは涙が止まりませんでした。オフコースの挿入歌が更に涙をそそりました。どの様な理由で殺人を犯しても、その家族をめぐる社会の目の厳しいのが痛い程分かりました。
投稿者:wig-wig投稿日:2006-11-16 16:26:58
原作>映画になりがちですが、既読でも充分楽しめる本作。主人公をミュージシャン志望からお笑い芸人に変更したことで、原作以上の感動的なラストになってます。山田くんと玉鉄は本当の兄弟みたいに似ていたしね。でも、褒めるのはここまでにします。この映画の沢尻嬢は完全にミスキャスト。可愛すぎる容姿と必要性のない関西弁は映画を台無しにしています。そしてエンドロール。小田和正の名曲「言葉にできない」が流れる中、感動的なラストを迎えてエンドロールを余韻に浸りながら観ていました。和正の曲が終わったと思ったら、映画の余韻をブチ壊すような高橋瞳の曲が流れ出したのです。映画の雰囲気を無視した声質・曲調に怒りを感じました。沢尻や高橋自体に非はないけど、彼女らを起用するのは“大人の事情”が見え見えでウンザリしました。好演している役者もいるし、なにより良い映画なだけに残念で仕方ありません。
投稿者:Leon投稿日:2006-11-11 12:51:07
【ネタバレ注意】

東野圭吾の原作がしっかりしているので、映画の出来はかなり良い方だと思います。ただ藤石修カメラマンの画づくりは、シャープさに欠けています。また食堂の配膳係・由美子(沢尻エリカ)が突然いい女に変身してしまうのには、違和感を感じざるを得ません。ラストの刑務所での慰問お笑いライブは、実に見事にたたみ掛け、感動的なシーンをつくりあげています。

投稿者:幻巌堂投稿日:2006-11-08 18:24:58
 原作を上手くまとめた秀逸な脚本だと思う。ハッとさせたりキラリと輝きを放つようなカットやアングルはないものの、さすがにTBSドラマのベテラン演出家らしく、シーンシーンを巧みに積み重ねてラストまで引っ張っていく手腕にも文句はない。それでも、一つだけわけのわからない大きな問題が残る作品だ。
 沢尻エリカの話す台詞は、いったいどこの方言なのか。イントネーションをはずして言葉だけを見れば、関西弁の範疇なのだろう。でも、沢尻の台詞は決して関西弁には聞こえない。標準語訛りの関西弁とでもいうのか、気持ち悪いったらないのだ。監督の生野氏は神戸出身のはずだが、この部分はどんなつもりで演出したのか、ぜひ聞いてみたいものだ。「パッチギ」では、かなり上手く関西弁をこなしていた沢尻だが、ここではまるでダメ。そういえばエンドクレジットに方言指導役はなかった。仮りに関西弁のつもりで演出したのなら、おざなりもいいとこだろう。なんだかテレビ屋さんの限界を見た気がする。原作がそうだったから、脚本にそう書かれているからといっても、沢尻には別に関西弁を使わせる必要などない役ではないだろうか。とにかく粘りの感じられない演出だといえよう。
 こんなところが気になると、せっかくのドラマにも反吐が出る。玉山鉄二の初めてといえる好演も台無しだ。何とも安直に感じるキャスティングもそうだが、プロデューサーはいったい何を見て、何を考えていたんだろうと言いたい。完成試写の段階でも、アフレコで沢尻の台詞を直すことだってできるはずなのに。せっかくの作品がもったいないとか、少しでも良くしようとは考えないのだろうか。これからでもいい、沢尻の台詞は絶対にやり直すべきだ。
投稿者:ショーンファン投稿日:2006-10-29 22:46:49
駄作。駄作にも程がある。
この映画で悪者は誰かといえば主人公になる。
兄が可哀想で仕方ない。
玉山鉄二の鼻水たらしながら泣く演技は良かった。

はっきりいって、山田孝之は脇役で活躍するタイプだし、お笑いの役なんてもってのほかである。
製作側のアホさにあきれた。

この映画も観客を完全にナメている映画の一つだ。
投稿者:tanukun投稿日:2006-10-03 00:24:03
【ネタバレ注意】

原作は未読である。
殺人に極まる犯罪は、これまで犯人のその後についてのみメディアは扱い、被害者の家族・関係者の苦悩にはあまり陽が当てられていなかった。ようやく最近そこに「陽」が当てられるようになったことは遅きに失した感があるものの、良い方向である。その意味でこの作品は「第3の苦悩」を描いた作品である。つまり「犯罪者の家族」である。監督はこの「犯罪者の弟」をこれまでか、というほど痛めつける。まるでノンフィクションのようですらある。
何度かスクリーンに見入るシーンがあった。
★杉浦直樹演じる「会長」の台詞「ここから始めるんだ。少しずつ少しずつ」が胸にしみる。
★沢尻エリカ演じる主人公の「彼女の」台詞「負けたらあかん。どんな目に遭うても真っ直ぐに進むんや」が勇気をくれる。
敢えて難をあげれば、主人公とその兄との関係の描きこみが不足している。
邦画贔屓であるからこそ、通常は評価が辛いが、この作品は鑑賞中〜終了に至り「久々に良い映画を観た」と感じた。
余談だが、沢尻エリカはSHINOBIの蛍火役のようなメイクでなく、パッチギのキョンジャ役のように「スッピン」の方が遥かに美しい。その意味ではこの映画でも、彼女が一層輝いたのは主に結婚後であった。私の個人的な感想だろうか?
また、私の評価が正しいかどうかの一つの目安が、ロードショー公開後の「評価」だが、果たして結果や如何に。

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