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墨攻(2006)

A BATTLE OF WITS

メディア映画
上映時間133分
製作国中国/日本/香港/韓国
公開情報劇場公開(キュービカル・エンタテインメント=松竹)
初公開年月2007/02/03
ジャンルアクション/歴史劇/ドラマ
10万人の敵に
たった1人で挑む。

戦乱の中国──歴史上に忽然と現れ消えた、墨家(ぼっか)という戦闘集団がいた。天才戦術家[革離]、彼の使命は、戦わずして守ること。
墨攻 [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 13,550
USED価格:¥ 963
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墨攻墨攻墨攻墨攻

【クレジット】
監督:ジェイコブ・チャン
アクション監督:スティーヴン・トン
製作:ホアン・チェンシン
ワン・チョンレイ
ツイ・シウミン
リー・ジョーイック
井関惺
ジェイコブ・チャン
製作総指揮:ワン・チョンジュン
スティーヴン・ン
ホン・ボンチュル
原作:森秀樹
漫画『墨攻』(小学館刊)
酒見賢一
(原作小説)
久保田千太郎
(漫画脚本協力)
脚本:ジェイコブ・チャン
美術:イー・チェンチョウ
撮影監督:阪本善尚
衣装:トン・ホアミヤオ
編集:エリック・コン
音楽:川井憲次
照明:大久保武志
出演:アンディ・ラウ革離(かくり)
アン・ソンギ巷淹中(こうえんちゅう)
ワン・チーウェン梁王(りょうおう)
ファン・ビンビン逸悦(いつえつ)
ウー・チーロン子団(しだん)
チェ・シウォン梁適(りょうてき)
【解説】
 戦乱の中国を舞台に、“墨守”という故事で知られる戦闘集団“墨家”の天才戦術家・革離(かくり)の活躍を描いた森秀樹の同名コミックを、中国・日本・香港・韓国の合作で映画化した歴史アクション超大作。主演は「インファナル・アフェア」「LOVERS」のアンディ・ラウ、共演に韓国を代表する俳優「MUSA -武士-」「シルミド」のアン・ソンギと「花都大戦」のファン・ビンビン。監督は「黄昏のかなたに」「流星」のジェィコブ・チャン。
 紀元前370年頃の戦国時代、攻撃をせずに守り抜く“非攻”を信念とする集団“墨家”がいた。その頃、大国・趙が送り込んだ猛将・巷淹中率いる10万の大軍を前に、全住民わずか4千人の梁城は落城寸前の危機に瀕していた。梁王は墨家に援軍を求めるが、やって来たのは粗末な身なりの革離ただ1人。革離は王に1ヵ月持ちこたえれば趙軍は撤退するはずと説明、兵に関する全権を与えられると、さっそく城を守る準備に取りかかる。やがて始まった趙軍の猛攻に対し、墨家の秘策で凌ぎ続ける革離は、次第に梁城の兵士や民衆の心を掴んでいくが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1174 6.73
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2012-12-19 17:05:17
【ネタバレ注意】

平和主義では済まないけど、戦争は虚しいと改めて感じさせる良作。でも意味の解らないシーン(牛将軍が矢で若君を死なせた時は策略かと思ったし、敵を誘い込もうとした鍋作戦の結果が描かれなかったり)も少なくなかった。

投稿者:ダークリーママ投稿日:2012-02-21 12:36:48
ヒロインが助からなかったので一挙にテンション下がった。個人的には昔武術大会で見た徐向東が出演していたのでびっくりした。https://sites.google.com/site/darklymama/home
投稿者:魚地投稿日:2011-05-05 16:39:08
主人公・革離(かくり)は“墨家”である。
“墨家”とは攻撃をせずに守り抜く“非攻”を信念とする「武装思想集団」である。

・・で、映画の出来は
「良く出来てるよ。だけど、可もなく不可もなく・・・」
主人公は圧倒的な敵軍に対し、正論、奇策で向かい討ち
“墨家”の戦術で胸のすく戦いを見せてはくれるのだが・・

見終わった直後の感想としては、
この“墨家”の思想は本当に成り立つのだろうか?・・と言う物だ。

そもそも“墨家”と、ライバル思想(の様に言われている)“儒家”とは
何が違っていたのだろうか。
中国思想はまったくの素人の付け焼刃的な理解になるが
“墨家”も“儒家”も思想の根本に“愛”を置いており、対象者が“家族、一族”の
“儒家”に対し、“兼愛=人類愛”にまで広げちゃったのが “墨家”。

一番の違いはその方法論か?
“武力”を用いる“墨家”と“儀式”を用いる“儒家”。

戦国時代、“武力”なしで独立を守る事は現実的に不可能だが、
相手を攻め滅ぼす事も墨家の“非攻”思想では行わない。
支配者が“兼愛”の精神で仁政を行えば良いが、侵略戦争を仕掛けるような
支配者には 無い物ねだり だし。
何しろ「支配者も奴隷も自国も敵国も皆愛しましょう!」の“兼愛”は
下々には有難いが支配階級には都合が悪い。
つまり、何とも中途半端な結果しか望めない・・

それならいっそ、武力とは距離を置き、儀式を威厳付けする事で
“時の権力者”に利用価値を見出させる“儒教”の方が、思想を伝え続けられる。 

歴史的にも“墨家”は衰退し、“儒家”は何度も迫害されながらも
生き延びているしな・・
野蛮な人間社会では“兼愛”“非攻”の墨家では生き延びられない・・
という結論だろうか。

しかし、‘世界人類が平和でありますように’ってなスローガンを
車に張ってる国民性や、“非攻=専守防衛”の軍隊しか持たない
現状を考えると、『日本』という国は、実は墨家なのではなかろうか?
それじゃ〜海千山千のアメリカ、中国に敵うはずが無いなぁ。

この手の映画の感想としては元も子もないが、「戦争は始まったら負け。」
となりますね。
あっ、そうか!
作者達は そう思わせたかったのか!
うむ、良い映画だ。
投稿者:terramycin投稿日:2011-04-16 17:51:41
【ネタバレ注意】

いつの時代を舞台にした作品だろう?と思いながら観始めた。

世界史の本を読んでいてどうやら春秋戦国時代かなあと思い始め、そこに墨家の思想「博愛主義」の事も書かれていた。
かなり歴史に詳しくないと、この作品の根底をなす思想を理解することは出来ないのではないかと思う。2時間映画では。

ネットで調べたら漫画があるということで、こちらは大変興味を持った。
春秋戦国時代は多数の国家が存在し七雄が争うなど歴史好きにはたまらない物語であると思う。
しかし、日本人一般には歴史の勉強で少し学んだかな程度で、三国時代や項羽と劉邦などと比べると知名度に劣る。
今後機会があれば漫画を読んでみたいと思わせるきっかけとなる作品となった。

さて、作品自体は阿呆な国王とそれに振り回される国民の悲劇が描かれていた。
墨家・革離の鮮やかな戦で状況を伸ばしているが、降伏も時間の問題の様相。

やはり、革離が梁を助ける確固たる理由が分からないし、自分なら逸悦がカワイイからでもいいけど。

梁王が謀反で殺害され滅亡するまでを描いてほしかったなという希望は残る。

投稿者:gapper投稿日:2010-01-08 22:04:42
【ネタバレ注意】

 孔明ばりの知略を用いる革離の苦悶を描く作品。

 コピーの”戦わずして守る”というのは、単に侵略や攻勢にでないということで知略を用いてバリバリに戦うという、中国物にありがちな物語。
 個人的には知略物は好きなのでいいが、不満を持つ人も多いだろう。

 梁国に助っ人としてやってきた革離が犠牲や戦いを望んでいないにもかかわらず、戦いは激しくなり結果的に多くの良識を持つものが死んでゆくというのはドラマチックで引き込まれる。
 ただ、ラストでの逸悦の死に方は、知略の活躍した革離にしては気づくのが遅すぎる。
 もう少し、良いのはなかったかと思う。

 中国系作品にしては、良い方だ。

投稿者:ghost-fox投稿日:2008-04-26 21:57:54
コミック > 原作本 ≧ 映画
投稿者:KEO投稿日:2008-03-30 12:47:52
【ネタバレ注意】

映画が始まる前にトイレに行くのを忘れてて、見せ場の水大爆発シーンではまじに限界だった。

投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2008-03-15 10:21:01
【ネタバレ注意】

僕も小説版とコミックス(文庫)版は既読でしたがね。コミックス版のように蟲に塗れないし、一瞬にして全てを破壊する兵器に眼の色を変えないし、唖然とする、ある意味凄いラストにはなってない…作戦を手伝ってくれる女性も別物です。

逸悦って女騎士をやってる女優さんが魅力的ですね。声が可愛く姿は凛々しい。
人間とは何時も正解を選ぶとは限らないのです〜ってストレートに告白。
崖からダイブする彼女は泳げない…それがあの取り返しの付かない後悔に繋がってる。
咽を処理するって…しかも股裂きの刑ですか〜中華歴史ドラマは怖いですね。

対するアンディ劉は道徳的思想で凝り固まったカタブツ。
私は困ったものを助けるだけ、報酬はいらない…特定のものは愛さない〜ジェダイですか。
焼け落ちる城門…LOTRの様な城攻めも結構な迫力。オープニングの姉妹の会話がラストを締める。
結構な力作です…が、彼女を失って子供達と…ってエンディングは哀切なのだが、締めとしては地味ですね…実話でもないのに。
確かにあの戦えない癖に弾圧だけはやる梁王の笑顔は凄いですね。息子やら弓の隊長やら…原因と結果を理解できて正当な評価を下せる男達が消えてゆく中でね。いや理解はしてて、余計に腹立たしいのかもね…あの名前を口に出しただけで部下を刺す将軍もそうなのだが。死体を運ぶ血の轍…虐げられる人々の集団心理やらが妙にリアル。

投稿者:irony投稿日:2008-01-08 18:07:22
【ネタバレ注意】

 原作の森秀樹ってむか〜しゴルフ漫画の青空しょっての人か…まだ描いてたのか? 結構息が長いんだね

 ファン・ビンビンが隔離にビンビンにモーションをかけるんだけど…あらぬ疑いをかけられ股裂きに…まだよかったわ水死で…。 で、なんで最後ああなっちゃう訳? 墨家思想ねぇ?正義なき力 力無き正義みたいなもんかね まぁコメント参考で勉強になったけど、絵に描いた餅みたいでこの人間社会じゃ究極の理想論かな 争いが無い事が一番だけどまぁ無理だろう。

投稿者:bond投稿日:2008-01-04 09:22:38
中世時代劇のアジア版。殊更に目新しさも歴史的重厚感も感じない。やっぱり原作が漫画だから?
投稿者:ASH投稿日:2008-01-02 22:26:43
【ネタバレ注意】

 僕にゃ死ぬほど退屈な映画。原作漫画は、存在すら知らん。

投稿者:dxploisubn投稿日:2007-11-25 22:10:50
コミックを読んだことがあるので結構楽しめた。
「墨家」に関して予備知識が全くない人は少々、理解し難いかもしれない。
攻城戦シーンは圧巻、ただもう少しボリュームが欲しかった。バリスタとか投石機とか秘密兵器が登場してほしかったな。
テーマは反戦・平和ということでありきたりかな。
主人公が月並みの倫理観の持ち主なのはちょっと残念、それが墨者なのかもしれないけど。
主人公がどうしてひとりでやってきたのか描いてほしかった。墨家内での不協和音があったとか。
投稿者:坂本投稿日:2007-04-09 21:38:08
主張したいテーマが「反戦・反権力」「平和」であったことはわかる。
しかしストーリーの焦点が中盤から定まらなくなり、インパクトが弱くなった。個人の描写もイマイチ出来ておらず、将棋のコマが動いてるだけを見続けるような退屈さがある。アンディ・ラウの目がどことなく冷徹でキャラクター性と不一致。要するに感情移入させられない。主人公もモラルを叫ぶばかりで具体的な作戦を披露するシーンが少ない。敵を攻略するという楽しみが無い。

それだけに見ていて退屈だったという印象を受けた映画。ただ作ってる方の真面目さには好感を持った。
投稿者:まくらK投稿日:2007-02-19 11:03:03
ので、気になったことを。
弓のマトあてのシーンとか
将棋をするシーンとか、
最初に俯瞰しないから
どこでやってんのか
どんな距離のマトをねらってんのか分からず
イライラしながら見てた。
最後に遠景でわかったけど
そのシーンの最初でみせてほしい。
将棋した高台とか
最初わからん。
・・・・・・
最近「指輪」やら「木馬」やら「十字軍」で
城攻めばっか見てて食傷ぎみやったけど
この映画の城のシーンはすばらしい。
門から撤退する敵兵に弓矢で集中攻撃し
バタバタと死んでいくあわれさ。すばらしい。
なんでこういう映画をもっと宣伝して
でかい劇場でやらへんねんやろ。
投稿者:猫のほう投稿日:2007-02-17 04:42:55
結構よかったなぁ。小説の「墨攻」も読んでたし、文庫の「墨子」もよんでたから、中身は理解できたし。まだ見てない方に言える事は、多少「墨家集団」やその思想についてお勉強してから見たほうがおもしろいということです。ちなみに私は泣きました。もともと墨家思想が好きなので。
投稿者:リEガン投稿日:2007-02-13 11:27:50
映画を観終わった後、作品の好き嫌いとは関係なく印象に残る俳優がいる。子供の頃は、何気なくTVで観た「終身犯」のバート・ランカスターがやたらに気になって、以後は「空中ぶらんこ」や「殺人者」「ニュールンベルグ裁判」など、その名前を見つけるたびにチャンネルを回した(押したのではありません)。本作も一人の俳優に惹かれて観る。「MUSA -武士-」での演技と容貌に声までが渋かったアン・ソンギだ。「シルミド/SILMIDO」もそうだったけど、役柄によるものではなく彼が出ているシーンは妙に心地良い。もっとおもしろい映画に出て欲しいけどね。思えば「MUSA -武士-」はチャン・ツィイーで観に行ったんだった。
投稿者:紅竜投稿日:2007-02-12 17:24:02
アンディ・ラウ演じる本作の主人公、墨家の革離。私はてっきり、戦争や人間の醜い部分を知り尽くした上で、それでも救いを請う国にはせ参じる戦闘のプロフェッショナルという人物...と、とらえてこの映画を観ていたのだが、劇中で彼は「婦女子なみの倫理観を持つ男」というような評価を受けるように兵法を平和に役立てようと考える理想主義者だったんですね。彼の考え方、行動は終始一貫しているし、この映画の伝える反戦・非戦のメッセージにも異論を挟む気持ちはないが、しかし娯楽映画として本作を観るとどうか?前半の城をめぐる敵味方の攻防がなかなか迫力あるだけに、戦記もののジャンルから外れる中盤以降にがっかり。冒頭で登場人物のキャラクターを明確にすべきではなかったかと疑問は残る。
投稿者:ぺん投稿日:2007-02-11 19:56:08
古代中国が舞台ってことで、痛快カンフーアクションものかと思って観てみ
たけど、違うのね(汗)。アンディ・ラウが知略?とちと疑問符が立つものの
、それなりに面白かった。不学なため、墨子は読んでないんだけど、篭城の
理論なのかしら?孫子とかだと、労力上の問題として城攻やら、窮地に追い
込むのは避けるべしだとあったけど、それを逆手にとった理論なのかしら。
民衆の心理や、支配者の心理、そして敵の恨みと墨者の悩みと複雑に絡んで
いて、結構見所満載な感じで良かった。兼愛が、キリスト的な博愛と若干
違うところが味噌なのかな。この点が、戦乱中国から何かを汲み取る際、
現代人が理解せねばならないところなのかな。
七人の侍ともなんとなく似てるとこもあり、結構好き(笑)。
投稿者:風の日の鷹投稿日:2007-02-05 02:15:59
墨子とその弟子たちである墨家は、実に不思議な集団である。
紀元前にこのような思想家集団が存在したことに驚嘆してしまう。
日本史では考えもつかないのだ。
墨子の思想を改めて世に問うた、この作品の存在価値は大きいと思う。

「非攻」や「兼愛」の思想を説くことや、敵国に乗り込んで調停に奔走するところまでは理解できるのだが、大国が調停を無視して大軍を送り込んできたときに、墨家自らが城に入り、防戦の軍師となり、身を挺して小国家の民衆を防御するなど、想像を絶する事だ。

「墨守」という言葉は知っていたが、口先だけの世にあって、墨家たちが命を張って実戦に参加していた事実を知るに及んで、私は唖然としてしまった。
あまり苛酷な生き方だ。
実際には、防戦に失敗し殺されることが多かったに違いない。
落城後に、生き残った墨家たち百数十人が、墨守できなかったことを恥じて集団自殺した、という事実を知ったときには暗澹たる気持ちで、落ち込んでしまった。

映画を観ていて、ふと、「ホテル・ルワンダ」でニック・ノルティーが演じていた国連軍の司令官を思い浮かべていた。国連軍すら、虐殺を目の前にして、何も出来ないのだ。
籠城した墨家たちの生存率は30パーセントを切っていただろう。
なかには、仕官のために墨子の弟子になった者たちも多かったと聞くが、そうして諸国で役人の職を得た者たちも、各地で真の墨者たちを資金提供、宿泊先の提供など様々な形でサポートしたに違いない。
墨家たちは、交渉技術はもとより、城の中での防衛技術の研鑚も積んだという。

最強国の秦の天下統一により墨家集団は歴史から忽然と姿を消したが、この映画には墨家思想を、いま一度思い起こし、「非戦」、「兼愛」について考えて欲しいというジェイコブ・チャン監督のメッセージが色濃く伝わってくる。
中、日、韓、台の合作であることにもその願いが籠られているのだろう。
阪本善尚撮影監督の映像美や川井憲次の効果的な音楽もよかった。

なによりも、アンディー・ラウの抑制の利いた演技に感心した。
アクションを最低限に抑え、ヒーロー不在の反戦映画を創るという監督の演出によく応えていた。
瞳が大塚寧々に似たファン・ビンビンの愛らしい演技も印象的だつた。
牢のなかで溺れる彼女が、都合よく間一髪で助かることのない非情の演出も作品を生かしていた。
主人公の革離が架空の人物であることは当然の事ながら、小国の「梁」もまた架空の国であることは気づかず、観た後に知った。
韓国のアン・ソンギは、「黒水仙」や「武士MUSA]などの素晴らしい演技に比較しての話だが、やや精彩を欠いていて、いつもより小さく見えた。彼には防戦側の配役をあてがってほしかった。

熱気球や、坑道からの奔流など、首を傾げるシーンもあったが、映像によって現代に墨家の平和思想を伝えた功績は大きい。平和のために敵兵を殺戮することの矛盾と苦悩も作品は描き漏らしてはいない。


投稿者:きゃる投稿日:2007-02-04 00:47:06
【ネタバレ注意】

原作を読んでいませんが、おもしろかったです。
人間がなぜ闘うのか、どう生きていくのか、
そんなことも考えさせえられたヒーロー伝説でした。
最後の梁王の笑みが許せなくて、誰かに殺されるのを
期待してしまった自分が、情けなくなるような結末でした。

投稿者:tanukun投稿日:2006-12-24 02:11:54
中・日・香・韓合作とは知らなかった。原作(コミック)も読んでいない。おまけに中国の古代史の知識だって深くは持ち合わせていない。そんな状態で映画を観た。しかし、そんな誰でもが観て理解できるのが名作というもの。
前半は正直、退屈。
後半は魅せる。
主人公の俳優が放つオーラが凄い。
言うまでもない邦画への若手監督の伸び、“韓流ブーム”という流行だけでない実力をつけてきている、中・香の映画も同様である。
アジアの映画も随分とレベルがアップしたものだ。
予想以上の迫力画面なので、銀幕での鑑賞をお奨めする。
投稿者:armani投稿日:2006-12-12 13:33:44
それなりの出来上がりだと思いますが、原作を読んでいる方には物足りないかもしれませんね。革離が劉徳華というのも、ちょっと格好良すぎ。見終わって、正直、期待しすぎたかなと反省。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-12-03 00:44:36
【ネタバレ注意】

全く何の予備知識もなく、期待すらせずに観たのだが・・・。これが近来稀にみる私的大ヒット!最近観た中国歴史アクション映画の中ではダントツに面白かった。

「墨守」という言葉がある。手許の国語辞典では「頑固に守ること」とあり、注釈として「宋の墨子が城をかたく守りとおした故事から」という説明がついている。墨子という思想家が活躍したのはBC5世紀半ば、いわゆる百家争鳴の時代といわれる。戦乱が続いた戦国時代、彼は「墨家十論」と呼ばれる思想を唱える学団「墨家」を率いた。勤勉と質素を勧める「墨家十論」だが、特に目を惹くのがラジカルな非戦論で、それは「兼愛」―つまり徹底した博愛主義と「非攻」―侵略と併合を罪とする考え方だった。だが一方で墨家は、優れた戦闘集団でもあった。ただ攻めることはなく、ひたすら城の守りに力を注いだという。「墨守」という言葉は、2000年前の墨家から引き継がれる言葉なのだ。
墨子についての資料はきわめて限られているが、だからこそ原作となった1991年の酒見賢一の小説は想像豊かな作品となった。それが翌年から森秀樹によってコミック誌に連載され、90年代半ばにはそのコミックが香港で翻訳出版された。その結果原作が出てから15年後に、中・香港・韓・日のコラボレーションによる映画化が実現したというわけだ。

さて、この作品だが、前半こそ中国の歴史に疎い私にはなかなか入っていけなかったが、役者がなかなかよく、あっという間に惹き込まれていった。
主人公で梁城の防御を指揮する墨者・革離役のアンディ・ラウがいいのは勿論だが、攻める趙の将軍巷淹中を演じた韓国俳優アン・ソンギも存在感たっぷりだ。梁の騎馬隊を率いる逸悦を演じたファン・ビンビンは、馬上の凛とした表情と女っぽい仕種のギャップが大きく、思わず惚れた(苦笑)。なかなか可愛い。
梁城の攻防を巡るアクションもスケールが大きく、見応えがある。川井憲次の音楽もいい。
だが、アクションだけならここまで面白いとは思わなかっただろう。この作品では主人公が墨者であるということが、大きな意味を持つ。
博愛主義に立ち、非戦を旨とする革離は、城を守ろうとすればするほど敵を多く殺すことへとつながる。救われた梁王(ワン・チーウェン)とその側近が、人望を集める革離を妬み、殺そうとした時、徹底してストイックな革離は、彼に思いを寄せる逸悦に心を許す。
終盤で大逆転となる地下水爆発?は何だかな・・・という感じだったが(苦笑)、苦いエンディングは革離が超人ではないことを象徴する。そしてラストで子供たちの手を引いて城を去るアンディ・ラウの姿が何ともいいのだ。失意の中での希望が子供たちに託されている。墨家という、決して親しみ深いとはいえない思想集団に知らず知らず思いを馳せてしまった。争いをやめない人類はちっとも進歩していない。その意味できわめて現代的な意味を持つ作品だと思うのだ。

墨「守」ではなく墨「攻」。中国版歴史スペクタクルもピンからキリまであるが、日本発の中国歴史ファンタジー小説が優れた映画作品に仕上がったことに敬意を表したい。

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