リトル・ミス・サンシャイン(2006)LITTLE MISS SUNSHINE
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【解説】 崩壊寸前の“負け組”家族の再生の道のりを皮肉な笑いと感動で綴るハートフル・ロード・ムービー。サンダンス映画祭で評判を呼び、インディ作品としては異例の全米スマッシュ・ヒットを記録、大きな話題を集めた。監督は夫婦でもあるジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス。 アリゾナ州に住むフーヴァー一家は、家族それぞれに問題を抱え、崩壊寸前。パパのリチャードは独自の成功論を振りかざして“負け組”を否定し、長男ドウェーンはそんなパパに反抗して沈黙を続ける。9歳の妹オリーヴはとうてい無謀なミスコン優勝を夢見て、ヘロイン常習のグランパは勝手言いたい放題。さらにはそこへゲイで自殺未遂の伯父フランクまで加わる始末。ママ、シェリルの孤軍奮闘も虚しく家族はバラバラ。そんな時、オリーヴに念願の美少女コンテスト出場のチャンスが訪れる。そこで一家は旅費節約のため、オンボロのミニバスに家族全員で乗り込み、はるばる開催地のカリフォルニア目指して出発するのだった。だがその道中、彼らは各々の問題と直面してその現実と向き合う羽目になるなど、散々なドライブに。そして、一家に衝撃的な出来事が起きてしまう…。 【ウェブリンク】 オフィシャル・サイト http://www2.foxsearchlight.com/littlemisssunshine/ (英語) オフィシャル・サイト http://movies.foxjapan.com/lms/ 【おすすめ作品】
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アビゲイルがムチムチまんまるで可愛いこと♪
(お兄ちゃんによく似てるね、このころは)
ゲイ雑誌発見の白バイ警官の「や・・やばい((((;゚;Д;゚;))))」という
表情に笑った。
ミスコン会場を後にみんなでバンにニコニコ楽しそうに飛び込んでいく姿は「幸せ」そのもの。
いいねぇ〜♪
いきなりお爺さんが死んでしまったり、ふとしたきっかけで、お兄さんの長年の夢が壊れたり・・・ところどころのストーリー展開が、かなり強引ではあるのですが、それぞれが心地よく作品の中に引き込まれてしまいました。
ただ、強引なストーリー展開とは言いながら、それぞれの急展開の伏線が随所に散りばめられている為、違和感を感じることもなく、素直に流れを受け入れることができ、稀にみるセンスの良さを感じました。それぞれの登場人物のキャスティングもいいし、心理描写も自然です。
ささやかな映画ではあっても、センスのいい作り手が、じっくり練り上げて丁寧につくった作品は、光を放つものです。正にタイトルにふさわしい魅力をもった作品です。
http://vicky-ryu.spaces.live.com/
ワーゲンの走り出しやクラクションなど思わずクスっとしてしまう小ネタ満載のユーモラスな作りは温かみがあって好印象です。
それに、太鼓っ腹のオリーブちゃんは見ているだけで優しい気持ちになれます(笑)
そして何と言ってもお兄ちゃん!
随所にこのコの良さが散りばめられており、何度もジ〜ンときました。
かなり極端な人物設定ではありますが、丁寧に描写されているのが感じ取れますね。
個性的な役を演じると光るグレッグ・キニアや普通の人を演じると光るトニ・コレット、寡黙だがシニカルな反応で笑いを誘うスティーブ・カレルなどキャストも見応えありです♪
黄色のワーゲンバスが象徴するように家族にもそれぞれ色があり、作品全体がカラフルなオーラに包まれているキュートな家族モノでした。
笑いのセンスも良いがカメラワークなどにもセンスを感じる。
自殺などきわどいネタを扱っているのに、とても軽妙で笑えるのは編集の上手さも一役かっているだろう。
それにそれぞれのキャラクターが際立っていて面白い。
バスは「家族」をあらわしているんだと思う。
故障もあったりするけど、みんなで押しながら乗っていく。
なるほど、これだけを聞けばロードムービーとしてはよくありがちな、再生物語なのか、と認識される恐れがある。
では、こう書いてみてはどうだろうか。
すねに傷を持つ者達が6人集まって、各々の思いを誤摩化しながら旅にでる。
が、道中で、全ての立場は逆転して行き、すねの傷は広がるばかり。
少しは違う印象が持てたとは思うのだが、どうだろうか。
この映画は、傷が癒えるところなど描きはしない。
それの象徴として壊れゆく車が描かれるが、その車も治ったりはしない。
なぜなら、最後まで、押さなければ、進みもしないからだ。
それは、彼らも一緒であり。押さなければ進まない。
では、誰がこの5人の背中を押したのか。
6人目のグランパである。
彼は唯一、自分は傷を持っていると断言しており、だからこそ、彼は5人の背中を押す事に成功する。
グランパに背中を押されたそれぞれは、細々と歩む事を始めるが、彼らはやはり車を、押さなければ帰る事も許されていない。
ならば、その5人が共に押し合う、車は「家族」と置き換える事になるのだが、なるほど、映画が始まった時、彼らは「彼ら」だった。
幕が降りる時に、彼らは「彼ら」のままなのか、彼らは「家族」になったのか。
その目で確かめて欲しい。
何となくバラバラだった一家が、オリーヴを中心に自然にまとまってゆくのは良い。
だが表現方法として、赤の他人に迷惑掛けすぎなのはいただけない。
ところで、余談ですが、こどものミスコンがグロテスクでした。多分、わざとそんな風に作っているんだろうけど、まんざら、デフォルメでもなさそうなところがイタイです。日本にもこういう親子たち、いそうです。
私にはどの辺が笑えるのか良くわからなかった。
ミニバスを押しがけで動かすってのは面白かったけど
それだけだった。
絶賛している人が多いと言うことは私に映画を見る感性がないって
ことなんでしょうな。ちょっと凹んだかも。
話の運び方がうまく、続きを見たくなるように作られていると思った。ただこういう事がありました、ということならよくできた映画だと思う。しかしあまりにもわかりやすくしすぎだと思う。ト書きのようなところまで全てセリフにしてしまっている。そこらへんはもっと観客を信用してもいいように思った。
また話の意味を考えると、だめな映画に思える。ミスコンを人生と重ねるべきでない。ミスコンは明らかにくだらないものとして描かれている。しかしあれが何かスポーツであればどうなのか。
「人生はくだらない。そんなくだらないところで勝ち負けを競ってもしかたない。」というところが強調されているように見える。しかしじゃあなぜ生きるのか。映画の中では、苦悩するためとかいう考えがでる。しかしあまり語られない。あまり納得のいく回答だとは思われない。
この映画の腹立たしいところは、観客を敗者と断定し、哀れみの手を差し伸べようとしているかのようなところだ。「敗者とは失敗を恐れて挑戦しないものだ」というセリフがあるが、この映画のどこに挑戦があるのだろうか。見るものに媚を売っているだけだ。
このシーンは日本映画「家族ゲーム」を彷彿させるが、こういう食卓風景は洋画では大概が家長の位置を奥や上側に取った縦長の構図で見せる事が多いが、本作では後のダイナーの食事場面でも並列の図で撮っているので、意識的に変化として見せているんじゃないかと感じさせる。
しかしここで登場する家族一同はそんなに僕らからも離れていない、クチもきかない気難し屋の長男、満足に料理もしない奥さん、常に上昇指向、自説の成功術に入れ込むクレッグ・キニアの様な父親は自分の家族に居なくても余所で窺い知れる人物だろう。 薬は薬でも危ない方のクスリ漬けのお爺さんがいる家はちょっと無いかも知れないが、アラン・アーキンじいちゃんは平素やたら口汚いのに孫娘だけには優しい態度に変わるところが返って微笑ましい。
この孫娘オリーブのコンテスト出場の為に一家総出でカリフォルニア目指す道中が、モメ事が有れどもカラっと明るい運びなのが心象良い、車体の黄色のシンボルカラーが風景に映えている。
おじいちゃんの死を乗り越えて辿り着いたコンテストは何とも気持ちの悪い集会で、出てくる子供達がするアピールは大人顔負けなのではなくて大人がする事、いかに媚びを売るかなのは、なる程こうして見せられるとまことに不健全に見える。 この場面、他の子供達は実際のミスコン参加者なのだそうだがこの映画を見て傷付いたりしないだろうか、と心配にすらなってくる。 もっともオリーブ役のアビゲイル・ブレスリンはおなかと眼鏡が可愛いが、痩せたら痩せたで随分美人に成長しそうではある。
いよいよオリーブの出番になり、怯んだ家族が心配する中、おじいちゃんの為に踊ります、と健気に挑むオリーブのダンスが他の子達が見せた媚びの行き着く先とも言うべきストリップティーズなのは愉快、痛快、コンテストを家族でぶち壊しにし、あの下品なダンスを止めさせろ、と主催者に金切り声を上げさせる辺り、よくぞ言わせたものと僕も拍手を送りたくなった。
本作で示されたように現代の家族、家庭と言うのは、もう当たり前にただ在るものじゃ無くなって来ているのだろう。 家族を遠ざけ口を聞かなかった長男が心の声を上げてみれば破産や離婚の問題、行く先の不安が突き刺さる。 このままでいない為にはこの映画のワーゲンの様にみんなで押して進めて、それに飛び乗らなきゃならない。 家族で在る為には一層努力しなければならないのだ。
旅の途中で起こる数々のエピソードのバランスが、非常に良くとれています。
最後のミスコンはもう少しひねってもらいたかったですが、全体的に見れば、良くまとまった作品だと思います。
この映画の中でポンコツ車を皆で押すシーンが何回かあるが、最初はみな勝手バラバラに押しているように見えたが、少しずつ見方が変わり、最後のシーンでは家族一丸となって押しているように見えたのがおもしかった。
あまり気も張らずに見れて久々に癒された映画だった。
コメディにしなくてもいい線行ったんじゃないだろうか。
それまではどんどん煮詰まっていく空気が観客さえも息苦しさを感じるほどなのに
壊れたバスを押していくシーンから
急に物語が動き始め、突然心が開放されていく感覚。
もちろん俳優陣もよかったんだけれど
(特に父親のギリギリ感がたまらないわ。
おじいちゃんが父親の肩を叩いた時泣いてしまったわ。)
それ以上に、もう最後のほうになると
壊れたバスを押すシーンだけで気持ちよく泣けてくるのよね。
ストーリーにはいろいろ詰め込みすぎて、そんなに色々ないだろう!?
とか思ったりもするけれど
度々訪れるバス押しシーンですべて不満は帳消し。
もう一度見たい映画だわ。
昨年、飛行機の中でちょこっと観た時に
楽しそうだったので期待して観た。
オスカーにもノミネされたしね。
とにかく個性だらけの家族なんだけど、
7歳の娘のオリーヴを中心に物語は進む。
この映画を観て一番感じることは『家族』の大切さ。
日本がアメリカに唯一見習わなければいけないことです。
親を思う気持ちだけはアメリカやイタリアに比べて
日本は最低ですからね。
そんな家族、そして人間の暖かさ。
笑えて感動できる作品でした。
結局、この黄色いバスが家族のことなのかもね。http://mentaiman.com/
娘のセクシーダンスが下手すぎるのが残念。娘のダンスへの自信はどこからきてたのか・・。下品ながらも拍手がでるほど上手いって方がよかった。
若干図式的なところはあるものの、ユーモラスなシーンも多く楽しく観ることが出来た。
勝ち馬か負け犬か、ほとんど強迫観念ともいえるプレッシャーに圧しつぶされそうになりながら家族の絆を確認していく、というのはいかにも彼の国らしい。勝ち負けにこだわらないのは結局家族だ、という帰結は宗教的な匂いも感じないわけではないが…。
アラン・アーキン演じるエロじじい、いや心優しき祖父の「本当の負け犬は、負けることを恐れて何も挑戦しないヤツらだ」という言葉が結局キーワードになる。結果だけが重要ではない、というメッセージ。ちょっとありきたりではあるが。
それにしてもお子ちゃまたちのミスコンは不気味としかいいようがなかった(ジョンベネちゃん事件を思い出してしまった)。大人のミニチュアとしてペドフィリア的な装い、仕草を親が強いるというのは病的としかいいようがない。そこを家族が突き破るシーンは溜飲の下がる思いだった。
それにしても、「24」のクロエ・オブライエン(メアリー・リン・ライスカブ)が、チョイ役で出ていたのには、驚いた。カメオ出演だろうか。
確かにトニー・コレットをはじめとする俳優は芸達者で魅せるも、ラスト近くの美少女コンテスト&オリーヴちゃんの芸は醜悪で正視に堪えられない。
問題を抱えた家族が目標に向かい一致団結のロードムービーって…いかにも米国インディペンデントにありがちの王道ストーリーがあざとい。
うがった見方だと承知で言わせてもらえば、美少女コンテストに真摯に取り組む主人公以外の少女と家族達に対し、自己中心的な(状況を把握できない)家族が土足で踏み入ってゆく厚顔無恥さに嫌悪感を禁じえない。
そもそも、あの親達は娘がどんな芸をするのか事前に把握しなかったのか?
その場の空気が読めず自分の価値観を押し付ける姿勢が、今の米国を揶揄している…と考えれば奥くが深い作品といえなくもない。
ちょっと変わった家族の面々に、旅を通じた変化が現れるというロードムービーです。
ともすると単調に陥るかもしれない物語を、非常に魅力的に見せたのは、(他の方々も挙げていますが、)やはり役者さんの好演によるところだと思います。http://www.yawarakacinema.com/
どこかずれた人物ばかりの一家が、娘(どう見たって、不細工で腹の出た幼児体型)のビューティーコンテスト参加のため、ワーゲンのミニバスで会場に駆けつける。魅力的なキャラクターを個性派の演技がきわだたせ、なんの意味が、というエピソードが最後に伏線だったことがわかる。
映画通にはおすすめの作品。
僕個人では今年見た映画の中でも五本の指に入るくらい好きな映画です。日本でもぜひヒットしてほしいですね。
「40歳」以来バカ売れのスティーブ・カレルといい、トニ・コレットやグレッグ・ギニアら実力派俳優、それに子供達やおじいさん、配役がピッタリでした。こういう家族、本当にいるんだろうなぁ。
決して裕福じゃないけど、決して白々しいほど愛情溢れるわけじゃないけど、というよりむしろどちらもマイナス気味の、普遍的な、本人達はドラマにもならないと思っているような家族のストーリーですが、そこが良かった。逆に華々しいストーリーを期待していると、肩透かし食らうと思います。
日本では恐らく単館、しかも銀座あたりで上映されそうですが、見る価値あると思います!DVDでたら是非欲しいわ〜。個人的には今年のベストでした。