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ルワンダ 流血の4月(2005)

SOMETIMES IN APRIL

メディアTVM
上映時間142分
製作国フランス/アメリカ/ルワンダ
公開情報スターチャンネルで放映
ジャンルドラマ/戦争

【ユーザー評価】
投票数合計平均点
217 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-05-21 12:40:55
<あらすじ>オーガスティン・ムガンザ(イドリス・エルバ)は学校で教師をしている。彼は雨季の4月を迎えるたび、1994年4月に始まった大虐殺の記憶に苦しんでいた。フツ族の軍人だった彼は、ツチ族の妻や息子や娘、親友を惨殺されたのだ。そんな彼のもとに、タンザニア・アリューシャに設けられた「ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)」で裁判を受けている弟・オノレ(オリス・アーヒューロ)から「会いに来て欲しい」という手紙が届く。オノレは虐殺を煽動したラジオ局に勤めていた。94年4月、彼はオーガスティンの家族を助け出そうとしたはずだった…。

観ていて思わず胸が苦しくなってしまった。
100日間におよそ100万人(諸説あり。少なくとも50万人といわれるが、数を争っても仕方がない)が虐殺されたルワンダの悲劇。殺された人それぞれの抱いた恐怖と絶望とが迫ってくる。

1994年のルワンダ大虐殺をめぐる作品を観るのは、テリー・ジョージ監督『ホテル・ルワンダ』(04年・英伊南ア)、マイケル=ケイトン・ジョーンズ監督『ルワンダの涙』(05年・英独)に次いで三作目だ。
『ホテル・ルワンダ』は、避難民たちを守ろうとしたミル・コリンのホテル支配人を主人公にした実話に基づく物語。『ルワンダの涙』ではツチ族が避難した公立技術専門学校(ETO)の英国人青年教師が事件の目撃者となる。
この作品はどちらかというと前者『ホテル・ルワンダ』に近いといえる。
“穏健派フツ”と名指しされ、自らも命の危険にさらされた男は、家族の安全を祈りながらも本人も逃げるしかない。
一方、そうした虐殺を知りながら「国益にならないルワンダ人同士の殺戮」として処理し、「ジェノサイド的行為だがジェノサイドとは言い切れないかも」と詭弁を弄してひたすら逃げる国際社会(この作品では米国)も示される。
石油も資源もないアフリカの小国で起きた虐殺に国際社会が知らぬ存ぜぬを決め込むのは、いつものこと。心を痛めながらもなす術もない国務省副長官をデブラ・ウィンガーが演じている。
作品では、殺されていく若い生命をひとつひとつ丹念に描く一方で、「被害者」「加害者」の正反対の道に進んでしまった兄弟を登場させることによって、「人間」誰もが内面に抱く狂気に踏み込もうとしている。

他の二作にくらべると、マチェーテと呼ばれる重い牛刀を使った殺戮場面が少ない(遠景ではマチェーテによる殺戮が映し出される)が、人々が「マチェーテで殺されたくないから銃で撃ってくれ」と国連軍に殺到するシーンは、単純な武器がいかほどの恐怖を与えるかを如実に示していた。

ルワンダ大虐殺について繰り返し知ること。
それはホロコーストや広島・長崎を知ることと同列であるべきだ。
なぜ人間は大量虐殺の円環から逃れられないのか。
同じアフリカのスーダンで起きた大量虐殺でも2003年から3年間に20万人が犠牲になったといわれる。
「民族浄化」“エスノクレンジング”という忌まわしい言葉からどうすれば脱却できるのか。重い作品である。
投稿者:bond投稿日:2007-05-15 09:56:21
ホテルルワンダと比較しても見劣りしない。何故同じ黒人同士であそこまで残酷になれるのか?最初ツチ族はやられっぱなしで反撃しないのか?現地人でないとわからんのだろうな。UNも虚しいな。
投稿者:irony投稿日:2007-03-28 06:51:26
ドイツを経てベルギーの植民地政策である差別主義による植民地統治の結果故の内戦 ソマリアでの失態故のユナイテッド・ネイションの積極的な不介入 ジェノサイドをジェノサイド的と言う言葉遊び 大国の国益優先故の不介入等マクロ的な大筋や市井の目線からの演出…ホテルルワンダよりはいいんじゃないでしょうか?(あれはあれで見応えはあるけど…)ホテル“ミル・コリン”に辿り着けた人はまだましだったと解る。
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