allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

(2006)

メディア映画
上映時間104分
製作国日本
公開情報劇場公開(ザナドゥー=エイベックス・エンタテインメント=ファントム・フィルム)
初公開年月2007/02/24
ジャンルミステリー/ホラー
連続殺人事件発生、容疑者は刑事。「俺、何やった…?」
叫 プレミアム・エディション [DVD]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,926
USED価格:¥ 1,700
amazon.co.jpへ

 Photos
叫叫

【クレジット】
監督:黒沢清
エグゼクティブプ
ロデューサー:
濱名一哉
小谷靖
千葉龍平
プロデューサー:一瀬隆重
脚本:黒沢清
撮影:芦澤明子
特殊効果:岸浦秀一
特殊造型:松井祐一
美術:安宅紀史
編集:高橋信之
音楽:配島邦明
音楽プロデューサ
ー:
慶田次徳
主題歌:中村中
『風になる』
VFXスーパーバ
イザー:
浅野秀二
照明:市川徳充
録音:小松将人
助監督:片島章三
出演:役所広司吉岡登
小西真奈美仁村春江
葉月里緒菜赤い服の女
伊原剛志宮地徹
オダギリジョー精神科医・高木
加瀬亮作業船の船員
平山広行若い刑事・桜井
奥貫薫矢部美由紀
中村育二佐久間昇一
野村宏伸小野田誠二
【解説】
 「CURE キュア」「ドッペルゲンガー」の黒沢清監督が、再び役所広司を主演に迎えて贈るミステリー・ホラー。不可解な連続殺人事件の謎を追う一人の刑事が、やがて忘れ去られた過去の記憶の迷宮に呑み込まれ混乱と恐怖に苛まれていく姿を描く。
 連続殺人事件の捜査に当たる刑事・吉岡。犯人を追っているはずの吉岡は、しかしそこに自分の影を見て揺れ始める。被害者の周辺に残る自分の痕跡、さらには自らの記憶すらも自身の潔白を確信させてくれない。苦悩を深める吉岡は、第一の殺人現場に舞い戻り、そこで不気味な女の叫び声を耳にするのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
633 5.50
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:さとせ投稿日:2016-12-19 16:35:49
赤い服の女の死体が発見される。
刑事吉岡は捜査を担当するが死体から自分の指紋が発見される等、不可解な事が起こり始める。
やがて次の殺人事件も発生し、その頃から赤い服を着た女が現れ・・・。

Jホラー史上最強!と謳っているように本当に怖い。
特に赤い服を着た女葉月里緒奈が瞬きせずに幽霊の如く迫って来るのはトラウマになりそうな位コワすぎる。
黒沢清監督作品の中でも1番怖さを感じさせ、一瞬も眼を離せない。
DVDでの鑑賞だが5.1chが臨場感をUPさせていて更に恐怖を感じさせる。

ノヴェライズ(林巧・角川ホラー文庫・評価2)は面白いのだが怖さが十分に伝わらないのが残念。
投稿者:ベン・ショックリー投稿日:2016-01-01 00:08:48
【ネタバレ注意】

黒沢作品の中では比較的分かりやすい。何てったって幽霊が実像としてスクリーン狭しと飛び回るんだから!製作のOZが破産しちゃったけど、もしかしたら興収の事を意識した作りだったのかもね。

投稿者:半角さいど投稿日:2011-07-31 17:53:43
ムンクが『叫び』でフィヨルドの夕景を極度に歪ませ、非現実的に描いたように
この『叫』でも署内や病院、アパートなど、どこか現実離れした様相が不穏な空気を醸し出している。
ただ肝心の赤い女が突っ込みどころ満載で、走ったり飛んだり飛び込んだりと大忙し。
やっぱりなんだかんだ言ってもホラーは定番が一番怖い。
投稿者:scissors投稿日:2010-09-08 20:51:27
90年代テイスト。
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2010-01-08 18:30:33
シーンを積み重ねただけでコアが無い。だから何についての映画なのか観客には理解できない。例えばジョーズは単にサメが人を喰う話ではない。自然に対する畏敬の念がテーマだ。それがわからない奴がジョーズ2を作ったりする。ファーストシーンに対する愛の無さにこの監督の力量の無さを感じた。
投稿者:QUNIO投稿日:2009-12-30 20:26:06
僕としては『CURE』と五分五分か、あるいはそれ以上にお気に入り。ヒッチの焼き直しでも構わない。あらゆるシーンに黒沢清節が炸裂してるので嫌がる人がいても仕方ないというか、清の信者でなければ楽しめないという問題作。よりコメディに近づいた作風で本来の面白さを取り戻した感じ。というのも初期の『ドレミファ娘の血は騒ぐ』みたいな小品テイストを思わせる悪乗り感が漂っていて、原点回帰したという意味でも良かった。
投稿者:uptail投稿日:2009-06-18 18:39:29
小西真奈美
投稿者:フルメタル爺さんは、投稿日:2009-01-15 20:45:33
★明確な悪意よりも周りの無関心によって命を落とす人の方が遥かに多い世界中の現実を見れば、ラストの「みんな死んでください」という言葉が(額面通りであれ逆説的であれ)よりリアルな心の叫びとして響いて来る。
★ところが、シュワッチ!と空の彼方に飛び去って行ったり、床に置いた洗面器に天井からピンポイントで逆さ飛び込みを決めたりする、異様にアクロバティックな女幽霊の斬新過ぎる表現の前では、そんな悲痛な叫びも観客の爆笑にかき消されてしまいそう(笑)。あんなギャグみたいな表現させられたら、そりゃ幽霊も浮かばれません。
★作品全体を通してCGに頼らない(もしくはCGの様に見せていない)画面作りで、そのこだわりには感心しました。
投稿者:NYY投稿日:2009-01-10 11:20:23
【ネタバレ注意】

黒沢清の独特の閉塞感のある黄色い(?)映像は良かったし、まあ
まあ楽しめたんだけど、内容が微妙。
 
病院の廃墟に行けば、許してくれるの?
そもそもどんな罪があるの?
気付いてくれなかったから恨むって、気付く義務というものがある
かどうかが疑問。
死んだことに納得できないって気持ちはよく分かるが(いや、分か
んないか)、知り合いでも何でもない人達が、自分に気付いてくれ
ない程度のことで恨んでいたら、キリがないと思うよ。
 
謎が解けたら全てが解決するっていう凡庸なパターンを予想してた
ら、謎が解けたことでどん底に突き落とされちゃって・・・
その点は好感が持てた。
しかし、下の人も書いてるけど、役所があの行為を忘れるなんてあ
りえないよね。
 
ボクは、この映画は現代人の他人への無関心を批判してるのかなと
思ったんだけど、無関心はこれからもっと進みそうだし、仕方ない
ことなんじゃないかな。
昔なら当然にあったものを切り捨てなきゃ生きていけないのが現代
人の業というもので、「あなただけ許します」って、別に許してく
れなくて結構ですから。
 
葉月は15年前の古いタイプの人間だから恨んだけれども、無関心
が普通になってる今の時代の人間なら恨まないことでしょう。
現代は、作為義務というか、他人に何かをしてもらうことを期待で
きるような人間関係の前提が既に崩れてるんだと思うよ。
その意味では、現代人はもう幽霊にもなれないのかも知れない。
 
小西が恨まないのは、他人に期待しないことに慣れた現代人だった
から、という解釈をしかけたんだけど・・・ 無理か。
役所からムニャムニャされてるんだもんね。
それとも「私に関心を持ってくれて、ムニャムニャまでしてくれて
ありがとう」って解釈は・・・  それも苦しいな。
結局、葉月は性格がひん曲がってたから恨んだけど、小西は違った
ってことでしょう。
小西は、きっと天使のような性格の持ち主なんだよ。
 
しっかし、役所は汚いコート着てるな〜。
幽霊も、もっと綺麗な格好してる人のとこに行けば良いのにね。

投稿者:エムワイ投稿日:2009-01-09 09:29:08
演技人は、みな一流なのに、肝心のストーリーがちぐはぐで、わけがわからない映画で、もったいない。

これは、なんなんでしょうね?ホラーオカルト映画
なのか?ミステリーではないですね。幽霊がメインの映画なんで、もうなんでもありの無理なスートーリーになっている。小西真奈美、殺したこと忘れていた?なんて、100%ありえないでしょう。なんで伊原がゆうれいが天井から
降ってきて、殺されるのか? まあしょうがないのか?幽霊のやることだから?http://www.geocities.jp/mktyoshii/
投稿者:bond投稿日:2008-08-08 09:49:12
そんな理由でのろわれたらかなわんなー。冒頭は役所だったんかい、ツッコミ所いろいろある。 葉月里緒菜は怖い系美人だ。
投稿者:irony投稿日:2008-07-09 23:03:26
【ネタバレ注意】

 15年も忘却の彼方の存在の葉月 半年間も忘却中(役所のある行動)の小西 何となくだけど二人の共同戦線的な感じがしましたね 冒頭の殺人は葉月が役所の意識を乗っ取ってやらせた 役所が忘れてるって事はもしかすると、コニタン殺害も同じかも? 基本的には殺害時の記憶のみ抜け落ちるだけ、それとも人は都合の悪い事は角栄さんのように「記憶にございません」? 船で波長が(視線)が合った人達におのれの怨念を叩き付ける葉月「気付けよ、ボンクラども!寂しいからノロッたるぞぉ←ホントひでぇな、オイっ?」と意気揚々、呪う気マンマンです 
 役所は「Shall We ダンス?」では通勤時視野に飛び込んで来た女性に惹かれ、その女性のダンススタジオには足を運んだのに何と薄情な事か・・・哀れShall Weになれなかった葉月、だからコニタンを彼に殺害させた? まだ気付かないのか? じゃあ、もう一人逝ったれ?!みたいな・・・感じ?
 最初の事件が起こり、遺留物が役所の身の回り品と酷似する 役所「コニタンよぉ、あの服のボタン知らねぇか、オイ?」小西「さあねぇ?」そんな中、次々と奇妙な事件が起きていきます 海水を使った殺人事件? そしてある診療所の噂を耳にする 容疑者は皆あの船から診療所のある女性を見ていた 全てを無しにしたい?そんな都合のいい事アルか、ボケェ〜? それは役所にもあてはまる事でもありました 
 葉月「はよ、気付かんか、ボンクラども!でなきゃ呪ったるぞぉ!!」小西「ちょっと待ったぁ!役所タンだけはアチキのモンよ、横取りしたら許さないんだからね、プンプン」葉月「そうなの?じゃあ、分かったわよ、あの人アチキに気付いたら許してあげるわ・・そのかわり生け贄を用意してねА廚くして役所を少なからずとも疑っていた哀れなヴァンガード伊原は洗面器に吸い込まれるのでした 以上私の異常な妄想でした どうしてコニタンが役所をゆるしたのかはワカリマセン、サーセン 多分殺されてもいい程愛していたのかしら? それとも前述のとおり葉月がやらせたから? はたまたコニタンの浮気がそもそも発端だから?(見て見ぬ振りは出来なかった)相手はヴァンガード? やっぱり、わかんね〜わ 降参です

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-05-03 03:25:48
【ネタバレ注意】

最後まで引っ張る力はあるが、小西真奈美の正体(途中で解らなかったのは映画ファンとして少し恥ずかしいが)と、冒頭の役所による殺人シーンは完全な反則行為です。あと葉月の登場シーンの陳腐な演出(ムンクの絵のポーズを本当にやらせるんだから)は、観るのをやめようと思った程です。彼女気持ち悪いし芝居もヘタですね。それから彼女がフェリーの乗客だった役所達に抱く怨念も強引でした。ありきたりな作り方をしない姿勢はいいのですが、話の整合性は大事にして欲しかったです。星一つ半で、お勧め度は45点。

投稿者:あびやんか投稿日:2007-10-17 11:52:27
【ネタバレ注意】

 黒沢清は好きな監督だが、この作品は正直いただけない。
 人物とそれが属する場所の背景が描写不足なため、“取り憑く幽霊”に説得力がないのだ。
 つまり、主人公・役所がどういう過去を生きてきて、恋人との間に何があって、なぜ殺すに至ったのかが知らされることがなく、さらに、彼が過去に目撃していた湾岸の“黒い家と赤い女”が、作品の明らかなキーポイントになっているのだが、その“場所と人物”の背景の描き方が希薄なため、役所が、どう怖がろうが、悩もうが、そのキャラクターには全く感情移入する余地がないのだ。
 前半の犯人捜しのサスペンスは、まるで徒労に終わっていたし、ラストのシークエンスも盛り上がらず、役者達の演技(特にオダギリと伊藤)も、脚本も最後までぎこちなさを感じ、観終わってからも消化不良に陥り後味が悪い。
 しかし、これは非常に分かり易く、黒沢作品にしてはジャンル分けしやすい類の作品である。それ故に、その分かり易さが徒となって説明不足な部分を際だたせる結果となってしまったのだと思う。映像は申し分がないほど美しいのだから、むしろ、もっと説明を極力省いた精神的(観念的?)な作りにした方が、自分にとっては楽しめただろう。
 

  

投稿者:コハダ投稿日:2007-10-01 19:18:50
多くの方が指摘しているとおり、黒沢映画は”馴染みの店のいつもの席”のように心と体がゆったりする。
ところで、幽霊が垂直に上昇した瞬間はビックリした。これは「妖精」の描き方ではないのか。これまで「幽霊描写のなんたるか」を追求してきた黒沢演出としては、掟破りの新境地。
こ、これはシャマラン的ファンタジー性への接近なのか‥う〜む、黒沢監督にはホラーの牙城を守ってもらいたい‥。
投稿者:ロシアンブルー投稿日:2007-05-20 12:34:15
黒沢清の映画を見ていつも思うのは、映画で起こっている出来事と客席にいる私たちが地続きである、という実感である。そのリアルさがどこから来るのか上手く説明できないのだが。この映画を見て一番に感じたのは悲しさ、だった。失われてもう二度と手に入れることのかなわないものへの強い執着とでもいおうか。父親が息子を殺すシーケンスが何ともやるせない。筋弛緩剤を打たれながらまろびつつ父親を襲おうとする息子。この息子が育ちすぎた昆虫というか、面白いと思って買ったぬいぐるみがよく見ると悪趣味だったというようなおぞましさを感じさせる少年(実際は美少年です)で、父親が殺してしまいたくなる気がわからないでもないところがいい。それでもこんなふうに淡々と子どもを殺してしまえるものだろうか。「いやな過去が見えるかもしれないよ」などと嘯く船頭はあの世とこの世を結ぶ使者のようである。彼が運ぶ対岸の精神病院はあの世なのだろうか。洗面器が冥界への入り口のようだ。主人公の恋人は途中から幽霊なんじゃないか、と気づいたけれど、この結末は何だかとても悲しいものだった。主人公がなぜ恋人を殺したのか全く語られないにもかかわらず、メロドラマとして成立していることにも驚いた。殺人犯の居所をたちどころにつきとめる主人公も、実はこの世のものではないのかもしれない。葉月里緒奈が雪女のような古典的幽霊を演じているのだが、髪をなびかせてアップで寄ってくるシーンを見ていると、彼女と一緒に地獄へ堕ちてもいいと思う男がいるのであろう、と漠然と思ってしまう。
※一瀬Pの名前をどこかで聞いたと思ったら、レスリー・チャン主演の『もう一度逢いたくて』だった。『叫』がどこか黒沢映画にしてはウェットな感じがするのはプロデューサーのせいかもしれない。怪奇映画に恋愛映画の要素が多分に入っている。『もう一度逢いたくて』だって考えてみたら生き写しの赤の他人(幽霊)の話で、結末もちょっとホラーめいていると言えなくもないし(考えすぎだ)。
投稿者:かっこう投稿日:2007-04-01 17:06:49
予告編は完全にミステリーとして作られてたけど、どちらかというとホラー色の方が強いか。ちょっと期待を裏切られた感じ。前半のミステリー部の方が好きだった。ホラーとしては怖すぎず、少々中途半端な印象。でもフィルムの質感だとか、建物の雰囲気だとか、すごい不気味な感じをかもしてて、これはいい。「幽霊が勘違い」というセリフは図らずも笑ってしまった。
投稿者:FFF投稿日:2007-03-16 22:31:06
廃墟!幽霊!赤い服!
今までのモチーフが大挙して出てくるのはやはり意図的なんでしょうか。
多分に実験的で空回りしてた印象の「回路」「ドッペルゲンガー」よりストレートで単純に面白かったです。葉月里緒菜が美しい(と断言)。窓の外浮いてるシーンはいらんよ。
投稿者:ビリジョ投稿日:2007-03-16 16:03:46
ホラーです。骨とか幽霊とか叫び声とか。で、何なのさ。それがどうしたのさ。
だめだよこれじゃ。独りよがりだよ。と、俺は思った。何か、観客置いてきぼり。
怖くないし。オダギリ・ジョーと加瀬亮は不自然だし。
投稿者:Longisland投稿日:2007-03-15 00:01:47
思わせぶりな冒頭も、役所広司はいつもと同じ演技、亡霊描写はお笑い。映像も綺麗で無くオチもねぇ〜。劇場で観る価値なし、陸上波(TBSだからね)放映で観れば十分。
投稿者:リEガン投稿日:2007-03-08 11:59:08
【ネタバレ注意】

映画全体が持つ雰囲気十分。役所広司もさすがにうまい。途中でわかったけど小西真奈美も、ムンクな葉月里緒奈もがんばっている。でもね…やっぱり自分には。『全部ナシにしたい』気持ちはわかるけど、“叫び”は何?

投稿者:montag投稿日:2007-03-05 03:35:45
【ネタバレ注意】

役所広司のアパートや彼の勤める警察署の感動的な不気味さ。
黒沢空間を満たす「光」と「音」と、とりわけ、
そこに存在する空間的な「間」と時間的な「間」が、
不穏な磁場を発生させて見る者を落ち着かない気分にさせる。

赤いドレスの幽霊というのは、『降霊』でも黒沢映画に
やって来たけれど、こちらがさらに鮮烈なのは、
その現れ方と去り方が従来の幽霊の流儀を逸脱しているところ。
その逸脱に、一つ一つ納得したり驚いたり出来るのが、
この映画を見る快楽と言っていいでしょうね。

小西真奈美や葉月里緒菜をこんなに気持ち悪い
キャラに造れるのは、黒沢清しかいないだろうな。
気持ち悪いけれど、切なく哀しい人(?)たち。

投稿者:シンネマン投稿日:2007-03-05 01:54:05
【ネタバレ注意】

これほどわかりやすい黒沢映画も珍しい。
赤い服の女幽霊が何者なのかきっちりと教えてくれるのだから。

彼女は言ってみれば「葬られた歴史」の表象である。
15年ものあいだ、その土地に忘れられていた過去が突然立ち上がってきて、忘却者たちを襲う。
唯一「許します」と言われた役所広司はついに過去の記憶を取り戻すが、同時に最も取り戻したくなかった汚辱の記憶までもが蘇る。
そして彼は今後死ぬまで過去からの「叫び」を背負いながら生きていくだろう。

都合の悪い歴史の忘却、過去からの訪問者、湾岸地域の性急な開発などのテーマを観ていると『ショアー』とか『アララトの聖母』とかを思い出す。
自虐的な歴史はさっさと忘れて改憲を急ぐ現政権への批判のように見えるのは俺だけではあるまい。

投稿者:古木はスター投稿日:2007-03-03 23:38:19
【ネタバレ注意】

わざわざドアから出ていったり、普通に触れたりするなど
従来の幽霊像とは異なる赤い服の女。

実験映画といえば、これ以上の実験映画もないと思う。

ラストでは不覚にも泣いてしまいました。
この溢れ出す情念は何なんだろう・・・?

俺も黒沢清監督に、何があろうとついていきます。

投稿者:satokunn投稿日:2007-03-03 23:05:53
最初は緊張して観ていたのだが、途中からこの結末はどうなるんだろうと心配する気持ちが出てきてハラハラ。主人公に「お前が犯人だろー」と突っ込みたかったがどうもおかしい。最後はリングみたいな終わりかた。いくらなんでも怨霊にそんなパワーと時間があるのか?どなたか内容を解説してください。
投稿者:skull & rose投稿日:2007-03-03 03:54:40
前作はクラシックな風土を黒沢らしいひねくれた強引さで現代風にした感じで、好きに作らせてもらいましたというかのような作品でしたが、この映画は破綻や逸脱にも”ここまでなら大丈夫だろう”っていう抑えが結構効いていて、取っ付き易い作品ではないでしょうか。都市伝説の復興に着想を得たのでしょうかね?記憶が外部保存されている現代性と相まってなかなか面白い発想だと私は感心しました。
“怖い、でも綺麗”という感覚の作品は最近のホラー映画には稀少ですから、私は嬉々として堪能しました。
投稿者:どら猫大将投稿日:2006-12-05 11:43:45
フィルメックスで観ました。
独自のホラー映画観(ホラーと規定されるのは本意ではないかもしれないが)を持つ黒沢監督のまた新しい挑戦と言えるだろう。
Q&Aに現われた監督によれば、プロデューサーに「新しい幽霊映画を作ろう」と言われてできた作品とのこと。
確かに従来の幽霊像とは大きく違っており、具体的には本編を観てもらうとして、あの女優さんが好?演して、時には恐怖を逸脱して笑ってしまうことも。
新たな作品が発表されるたびに、意外な内容でファンを驚かせてくれる黒沢監督。ついていきますよ。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ ベスト10第2位
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】叫 プレミアム・エディション2007/08/01\4,700amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION