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ラストキング・オブ・スコットランド(2006)

THE LAST KING OF SCOTLAND

メディア映画
上映時間125分
製作国アメリカ/イギリス
公開情報劇場公開(FOX)
初公開年月2007/03/10
ジャンルドラマ/サスペンス
映倫R-15
何よりも恐ろしいのは、人間の本性
ラストキング・オブ・スコットランド [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,571
価格:¥ 2,420
USED価格:¥ 1,280
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ラストキング・オブ・スコットランド

【解説】
 悪名高い実在のウガンダ大統領イディ・アミンの実像に迫る政治サスペンス。当初は英雄として国民の期待を一身に集めながら、権力の座に就くや独裁者へと変貌、冷酷な殺人を繰り返すさまを、彼の側近となったスコットランド人青年の視点からスリリングに描き出す。原作はジャイルズ・フォーデンの『スコットランドの黒い王様』。主演は本作の演技で数々の映画賞に輝いたフォレスト・ウィテカー。共演に「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」のジェームズ・マカヴォイ。監督は「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」「運命を分けたザイル」のケヴィン・マクドナルド。
 スコットランドの医学校を卒業したニコラス・ギャリガンは、高い志を胸にウガンダのムガンボ村にある診療所へとやって来た。それはちょうど、軍事クーデターによってイディ・アミンが新大統領となった直後のことだった。ニコラスはアミンの演説を聞いて、そのカリスマ性に強く惹きつけられる。そして偶然にも、ケガをしたアミンを救ったことからアミンに気に入られ、彼の主治医に抜擢される。やがてアミンは主治医という以上の信頼をニコラスに寄せ、ニコラスもまたその期待に応えようとするのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
753 7.57
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【ユーザーコメント】
投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-09-02 19:33:39
実話に基づいてるって言うけど、どこまで?
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2012-06-30 17:22:32
我が国では「あみん」なる女性デュオがいたが、それとはおよそかけ離れたオリジナルたる東アフリカはウガンダの独裁者アミンを描いた英国製サスペンスドラマ。
ただし、原作からしてそうなのだが主人公医師の設定を含め基本的に創作であることに留意する必要があり、その点そうした注意表記がなされないことにモラル面で制作陣に問題があろう。
ウガンダはかつてイギリスの植民地だっただけあって、公用語は英語だしキリスト教徒が多い国柄である。タイトルのスコットランドは主人公の出身地でもあるが、イングランドに対する屈折したライバル意識を持つことで知られており、ここにウガンダを合わせて二重の意味にしているようだ。また、アミン自身も植民地軍の炊事係から身を起こした叩き上げであり、当然イギリスという国家には色んな思いがあるはず。
ただ、ドキュメンタリー出身のマクドナルドはそこまでこだわって撮ったようには思えず、前半はアフリカに対する差別意識などそれなりに面白いが、後半は単なる「恐怖の非文明国」からの脱出記になってしまっている。それでも、マントルによる強烈な色彩の現地ロケ映像は見応えがあり退屈はしない。
演技陣。ウィッテカーは抑えた演技ながら内面の狂気を感じさせて秀逸だし、マカボイが軟派な医者を好演。
投稿者:Normandie投稿日:2011-12-21 10:14:05
アミンのカリスマ性や独裁者になって行く過程など重厚な物語をイメージしていたが
あまりにも薄味でもっとシンクロして深堀りしてほしかった。
そこが一番物足りないし、土壇場になってサスペンス的になったのも取って付けた感もある。
実質的な主役であるジェームズ・マカヴォイのある意味無神経で浅はかなキャラクターの
役作りは見事。
これ彼の素だと思ってる人がいるようで(笑)役者冥利かしら・・・
もっと評価されるべきだが、個人的には決定的に彼を好きになった作品でもある。
投稿者:グレコ投稿日:2011-12-19 12:53:40
アミンよりチャラ男の方に印象が残りました。
後半になってからようやく面白くなってきましたが、
全体としてはちょっと残念な感じでした。
投稿者:TNO投稿日:2011-10-23 00:22:08
アミン。個性的で残虐なアフリカの独裁者。噂の部分も取りこんで事実ばかりではなさそうだが、フォレスト・ウィテカーの表現したアミン像は、イメージ的には実物に極めて近かったのではないかと想像させる。この残虐性は、元々アミンが隠し持っていた性質というよりは、立場がそういう性格にさせたと見る。いわゆる英雄の病。主人公のスコットランド人新米医師ジェームズ・マカヴォイは、最後に「這う這うの体」で逃げ出すのだが、結末としては、これで良かったのか疑問は残る。原作は知りませんが。この主人公、女には手当たり次第手を付けていて、エイズに罹らなかったのか心配になった。確か、ウガンダは、10人に1人くらいの割合で感染していた国だと思うので。手を付けてしまった女の一人で、アミンの第3夫人ケイの尻は音声解説でもあったけど、確かに黒光りして神々しくさえあった。フォレスト・ウィテカーを初めて認識したのは、"ハスラー2"。ポール・ニューマンを返り討ちにするペテン師。この時に、この黒人俳優っは、化けると確信したが、思ったとおりになった。アミンは、猪木と異種格闘技戦を行うという噂が立ったことがあったが、実現せず残念だった。この映画とは関係のない話で失礼。
投稿者:フラーティ投稿日:2010-06-14 12:44:38
オボテ独裁政権をクーデターにより打倒し、国民の喝采を受けてウガンダ大統領となったイディ・アミンがやがて猜疑心の虜となり国民を虐殺していく様を、ひょんなことからアミンの側近となったスコットランド人医師(架空の人物)の視点から描いたポリティカルサスペンス。


フォレスト・ウィッテカーの怪演は、アカデミー主演男優賞を獲るだけのことはあると思った。
カリスマ性と人間味にあふれるパフォーマンス、残虐性と狂気に満ちた言動、ともかく圧倒的である。

自分でリンチを命じておきながら涙を流すような不可思議で屈折したアミンの精神構造を見るに、人間は実に複雑で矛盾に満ちた存在であると思わざるを得ない。

常軌を逸し粛清を繰り返すようになってからも時折見せる、親しみと温かみ。独裁者が先天的に持つ人心収攬術は、悪魔的な魅力を放っており、背筋が凍るほど恐ろしい。




世間知らずの青年医師、ニコラス・ギャリガンを演じたジェームズ・マカヴォイも、甘ちゃんのボンボンという雰囲気が良く出ていて秀逸。好奇心と大胆さは無鉄砲と向こう見ずにも通じ、率直さは軽率さに繋がる。楽天的なまでの陽気さは内省の欠如の裏返しでもある。純粋であるがゆえに感化されやすく、適応能力の高さが災いして批判精神を失ってしまう。

後先考えぬニコラスの行動原理の根底には一種のオリエンタリズムが潜んでおり、ウガンダへの浅薄な共感の背後に「非西欧」に対する優越意識があった。不倫騒動で見落としがちであるが、実はこの気持ちをアミンに見抜かれたことで、ニコラスは追い詰められていく。凶暴で異常な独裁者によるニコラスへの批判はある意味で真っ当なものであり、そこにこそ問題の本質がある。


ただ、ニコラスの「楽園」での享楽と退廃、「楽園」外でのウガンダの悲惨な“現実”がもっと描き込まれていたら、より迫力が出たと思う。


また、本来ニコラスの堕落は欧米先進諸国(特にアニンを支援してオボテ社会主義独裁政権を転覆させた旧宗主国のイギリス)の無責任さの隠喩でもあったはずだが、ニコラスがイングランド人の政商のところに助けを求めるシーンなどにより、その性格は弱められてしまっている。
アニンの暴政を非難するあの政商にしても、もともとはアニンに取り入って儲けようと考えていたわけであって、もとより善ではあり得ない。欧米の身勝手さがニコラス個人の愚劣と無節操へと矮小化されている点は惜しまれる。


〈白人=善・紳士、黒人=悪・怪物〉という構図に回収されないための工夫が欲しかった。
投稿者:namurisu投稿日:2010-03-17 12:33:58
最後に登場、実物アミンはゾッとするね、頭悪そうで。
投稿者:nedved投稿日:2010-01-03 23:21:44
フォレスト・ウィッテカー
投稿者:あくび★投稿日:2009-07-17 12:11:02
医者なのにこんなバカがいるんだ・・と冒頭から別の意味で感心。
ともかく安易に自分から行ったんだから救いようがない。
(おまけに実話だしね(´・ω・`;)自伝まで書いちゃって・・・)
グロいとかまぁ確かにそういうシーンはあるんだけど、
そこは私としては平気なのでどーでもいいとして、
アミンのやることなすことなんせ胸くそ悪い(失礼)。
ラストのシーンでニコラスが彼に向って言う言葉、
こっちからすれば「今頃気づいたのか・・・」」という感じだが
「子供」という表現はぴったりくる気がする。

で、こういう軽い男というのを表現するためには必要だったのかもしれないが
最初の方のエッチのシーンは個人的にはなんとなく気持ち悪くて
「観たくねーんだけど(´・ω・`;)」と思ってしまった。
公序良俗云々偉そうなことを言うつもりなど微塵もないんだけど
もうねぇ・・・ケツ振ってるシーンを普通に出す作品が多すぎて
キモすぎ。

映画としては「こういうの(やつ)が居たんだね」程度で、
まぁこれなら本読んだ方がいいかな。
日本語訳版あるかどうかしらないけど。(私は英語OKなんで英語版読んだ)
投稿者:Kircheis投稿日:2009-06-10 09:41:03
アカデミー取ったフォレスト・ウィテカーはもちろんジェームズ・マカヴォイもちゃらけた若者を好演してた。
ストーリーはある意味巻き込まれ型スリラーなんだけど、こいつは自分から巻き込まれて行ってるからなぁ…

あの助けてくれた医師が可哀想だよ〜(>_<)
不倫した第3夫人は殺されても仕方ない!だって旦那はあのアミンだぜ、それを覚悟で不倫しないとな。

最後に本物のアミンの写真が登場するが、ウガンダ・トラさんとマジそっくりだったよ!
投稿者:bond投稿日:2008-07-15 10:05:15
アフリカってやっぱアフリカ的なんだなー。ルワンダといい、根源的に土着というか、現代人の知性が欠けてるよなー(全部の人じゃないけど)。ニコラスは今どうしてるの?
投稿者:irony投稿日:2008-07-15 00:36:26
【ネタバレ注意】

 チャラ男から笑いが消えて逝く ヘラヘラニコラスはナイスなキャスティングでしたね、結果的に・・・。 ブラック鶴瓶オソロシス スカリーはとっとと帰国しちゃいましたね それにしても30万人か・・流石に暗黒大陸たるアフリカだ

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-07-14 22:10:42
「ホテル・ルワンダ」の方がずっとスリリングだったが、本作の女性の死体や空港のブティック?での拷問シーンも充分エグい。ただ何で空港の人質たちの目には入らなかったのかな。
期待してたウィテカーは迫力あったが、最後に登場する本物の映像で帳消しになった感があった。本物は全然凄んでいないのにあの目はやはり普通じゃない。お勧め度60点。
投稿者:ジーナ投稿日:2008-07-08 16:36:05
志高くリーダーシップをとり国民を導くアミンに魅せられた若き白人医師からの視点で描いたポリティカルサスペンス。
欲深く、暴力的な面を見せ始めるアミンに恐怖心を抱くが既に逃げ出せない状況に陥ってしまう・・・そのあたりから精神的に追い詰められるような怖さを感じました。
・・・が、アミンは序盤からひとクセありそうな表情を見せていたのだ。
だから最初から妙な緊張感をもって鑑賞することになる。
そして、その緊張感を保ちながら恐怖心も膨らませていくというのが見事だ。
序盤、中盤、終盤とそれぞれ見応えのある作りで構成の巧みさがうかがえますね。

フォレスト・ウィテカーは文句なしの熱演!
・・・が、ジェームズ・マカヴォイ演じた白人医師のキャラがどうにもいけ好かないのでイライラしてしまった。
身の程を知らない行動の数々があってから、泥沼にハマるので同情するというよりは「ざまみろ」的な感情を抱きました(笑)

なかなかヘヴィーな内容ではありますがテンポがイイのでスラスラと観進める事が出来ます。
「ブラッドダイヤモンド」ほどエンターテイメント性がある訳ではありませんが、最近多いアフリカをテーマにした作品に興味がある方は是非どうぞ。
投稿者:メカゴジラ投稿日:2008-06-23 11:18:04
【ネタバレ注意】

 
お気楽な新米医者がお気楽に自分探しの旅に出て、現実の重さを思い知る話。
徐々にのっぴきならない状況に追い込まれていく主人公の焦燥感がリアル。
ただこの主人公もアホというか考えが足りないというか、残忍な独裁者の奥さんに手ぇ出したらどんな目にあうかサルでもわかるだろうに。
というわけでぜんぜん同情できず。
「自分探し」でわざわざ危険な国に出かけていって大変な目にあった若者はこの国にもいたが、主人公はまだ生きて脱出できただけマシか。

クライマックスのエールフランス機ハイジャックは、映画「エンテベの勝利」でも有名なイスラエル特殊部隊の強行突入・救出作戦で劇的な解決をみた事件で、その渦中でああいうドサクサの脱出が行われていたというのが興味深い…ってこっちは実話なのかな。

アミンの顔は映画観る前から知っていたが、F.ウイテイカーが異常にソックリで笑った。
独裁者としての冷酷さ・したたかさと、子供のような無邪気さ(笑顔がステキすぎ)の両面を見事に表現していて、アカデミー他各賞を総ナメにしたのも納得。

先輩医師の奥さん、どっかで観たなと思ったら「Xファイル」のG.アンダーソンだった。やっぱり老けたなあ。

投稿者:なちら投稿日:2008-03-25 02:06:14
親元から逃れる為に、地球儀を回して指を差した所へ行くという、
最初の発想の時点で地に足が着いていない青年医師のJ・マカヴォイ。
当然、医師の必要な貧しい村に留まる信念なんて無いし、いい思いの出来る方へフラフラしちゃう。

甘ちゃんな軟弱青年医師が、軽はずみな言動や行動で人を死に追いやり、
自分自身も命の危険を味わい、厳しい現実を身をもって、お勉強する。

その過程が丁寧に描かれていると思うし、後半はかなり手に汗にぎる展開だったと思います。
アミン大統領主体の作品だと思っていたので、内容は予想外だったけど、面白かったです!
投稿者:BoyToy投稿日:2008-03-22 02:28:48
レンタル屋でタイトルが気になって手にとりジャケットに映るゴツい黒人を見たときの違和感はすごかった。
ラストに映るアミン本人の気の弱い少年のような目つきが…若いスコットランド人医師の軽ノリにイラつく。
投稿者:ghost-fox投稿日:2008-02-24 23:29:16
普通
投稿者:藤本周平。投稿日:2008-01-12 17:39:06
アミンの役の人は実際のアミンとかなり似てるけど演技の方はどうだろうなぁ〜・・・あと釣り針で吊るすシーンは痛そう。
投稿者:愛媛の伊藤投稿日:2007-10-04 17:11:40
地方では上映されない地域があって関係で劇場で観れなかったのが残念だった

ウィテカーはアカデミー主演を取ったのだがらそれなりの評価はできるがスコットランド人医師役のジェームス・マカヴォイの演技ももっと評価されてもよかったのかなと思う

ただアフリカを題材にした作品ではブラッドダイヤモンドよりは下になるだろうか
投稿者:Ryuichi投稿日:2007-06-11 00:20:51
アミン役のフォレスト・ウィッテカーの演技は光っていたし、最後まで退屈することなく見ることはできましたが、余韻が残りませんでした。
主役がアミンという権力に憑かれた独裁者であった為、同じアフリカが舞台のルワンダホテルに比べ、感情移入することができませんでした。スコットランド青年の性格や行動もわかるようでわかないようなところがあったし・・・
全体的にはまとまっていて、特にケチをつけたくなるようなところはないのですが、ひとつの作品として、少し魅力に欠けているように感じられました。
投稿者:バフ投稿日:2007-05-10 07:26:18
アカデミー主演男優賞のウイティカーは、それほどでもなかった。 確かに、アミンの複雑な性格を自然な感じでうまく演じているが、最後に現れる本人のただジッと見つめる瞳の迫力はない(当然か?)
ず〜と以前の映画「クライングゲーム」のときのほうが良かったと思う。
話は、皆さんのご指摘通り、バラバラで視点が定まらず、結局何が言いたい・・・?と言う印象だった。 スコットランドとアミンとどういう関連があるのか・・バックグラウンドを知らない日本人としてはイマイチ判然としなかった。 ウガンダについてすこし知ることができたのは良かった。
投稿者:dorokei75投稿日:2007-04-10 19:15:14
また、期待はずれの映画を見てしまった…。
ウガンダも、アミン大統領も何の関係もなく、ただのフィクションと考えれば、フォレスト・ウィッテカーの熱演と迫力は確かに素晴らしいし、ストーリーも緊張感がそこそこあって、まあまあの映画ということになるだろう。
最後まで、この映画が何を言いたいのか、さっぱり分からなかった。
ウガンダの歴史、政治背景の描写もない。なぜ、アミン大統領が登場することになったのか、民衆から期待されたのか。アミンが国民を裏切ったのはなぜか。なぜ、国があんなになるまで、アミン大統領が権力の座を保てたのか。アミン大統領は何を欲し、何を目指したのか。さーーっぱり、分からない。これだったら、主人公だけでなく、舞台も、大統領も架空でいいのではないか。「北京55日」のような、昔の冒険映画みたいな感じ。
「独裁者とはこういうもの、魅力もあるが、怖い存在」ということだけは伝わったけど、言いたかったのはそれだけか?
ウガンダのアミン大統領を取り上げるなら、もっともっと、深く面白い作品が作れると思うが……。
残念です。なので、4点。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-03-17 11:57:38
【ネタバレ注意】

暴君として知られたウガンダのアミン大統領の異常性、二面性が描かれた作品。
アカデミー賞の主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィッテカーが、確かに強烈な印象を残す。好奇心と野心が同居した若き医師ニコラス・ギャリガンを演じたジェームズ・マカヴォイも熱演。ウガンダでロケを敢行したスタッフの熱意も伝わるのだが。

だがこの後味の悪さは何だろう。
それは架空の主人公ニコラスの無節操な行動のせいだけだろうか。
そもそもこの作品が描こうとしたのは何なのか。私にはそれが最後までわからなかった。
最近アフリカを舞台にした作品が増えているが、一方でそれは「アフリカを舞台にすれば何をやってもリアリティーがある」からだともいわれる。欧米では最早あり得ない状況が、まだアフリカなら残っている、というわけだ。
さてこの作品はどうか。アミンの存在は「ウガンダ」という小国の中に閉ざされる。主人公のニコラスは、アミンの信頼をかさに増長し、アミンの妻との逢瀬を楽しむ。その挙句、危なくなったらさっさと逃げ出す(結果的に)。
この無節操な青年医師に英国(あるいは欧米)の影を重ね合わすのは簡単だろう。植民地政策の延長としてウガンダのクーデターを後押しし、支えた政権が怪物化したらあとのことは省みず、あたふたと逃げ出す。
しかし後半のサスペンスタッチがそうした解釈を弱める。ウガンダのことなどどうでもよい、とにかく逃げだせるかどうか、そこに映画的焦点は移り、緊迫感を強めるためにアミンはますます凶暴になる。ウィッテカーの熱演が、結果的に青年医師脱出の可否という矮小なクライマックスに収束していく印象をもったのは私だけだろうか。
アフリカはまだまだわけがわからない未開の地だ…アミン大統領を描いたこの作品がともすればそうとしか捉えられないのではないか、というのが、私の後味の悪さにつながっている。

投稿者:ビリジョ投稿日:2007-03-16 21:19:38
強烈な「西洋文明批判」の映画である。アミンの実録映画だと思って見ていると解釈を間違う。スコットランド青年の愚かさ、醜さを凝視しなければならない。
ラスト近くでのアミンの言葉は、重く、そして正しい。
投稿者:Longisland投稿日:2007-03-14 23:41:22
政治的志は無く、単なる冒険心から阿弗利加ウガンダの地に赴いた青年医師の目から見た独裁者アミン大統領の物語。 アミンを演じるF・ウィティカー(あんまり似てないけど)の演技が素晴らしいもののストーリーは散漫。
個人的にはアミンの心理描写&変節を描くわけでも無く、主治医青年のキャラに共感も出来ず…何故青年医師がアミンに惹かれたのかの描き込みが弱いし、アミンの強烈な個性&カリスマ性描写が感じられなかった。
とはいえ、地味な印象強いF・ウィティカーの演技は、アカデミー主演男優賞に納得。
投稿者:eiji_in_uk投稿日:2007-02-24 06:41:33
イギリス映画ということと、BAFTA(イギリスアカデミー賞)でF・ウィティカーが主演男優賞を獲り、更にオスカーの期待がかかっているからか地元では以外にロングランしています。
ただご覧頂いて判るとおり、賞に縁のあるのは主演のF・ウィティカーだけなんですよね。映画そのものはあまり評価はされていないようです。確かに脚本が弱い気がします。物語の核になるものがないのかも。
交友のあったスコットランド人の若い青年医師の眼から見たアミンと事件のあらましということだけど、展開に一貫性がない様に思います。
ラストでは急にサスペンスフルな雰囲気になり、残酷シーンの連続です(人喰族ばりのフックによる胸刺し吊るしなど)。もちろんアミン元ウガンダ大統領の悪行については有名ですがちょっと唐突過ぎるような感じでした。

しかしF・ウィティカーは熱演で僕はアミンの実物を見たことがありませんがきっとこんな感じだったのだろうと思えるくらい迫力がありました。今年のアカデミー賞は男優陣がイマイチなのでもう主演男優賞は彼しかあり得ないでしょうね。ぜひ獲って欲しいとも思います。彼は今までにもいろんな作品で、おもに脇に回るといい味出してたのに賞には無縁でしたから(カンヌは獲ってるけど)応援しています。
ちょっと力不足ではあるものの本当の主人公である青年医師を演じたジェームス・マックアボイももう少し評価されてもいいのじゃないかな。

学生時代に見逃した「食人大統領アミン」のチラシに彼の悪行のいくつかが紹介されていましたっけ「冷蔵庫には生首」「二人の女と同時にベッドイン」などなど。でもそんなシーンはやはり出てきませんでした。カニバリズムについては劇中アミンが記者会見で否定していましたし。でもそれに近い残酷描写はあります。気の弱い方は目を閉じることをお勧めします。

この映画を観てこの事件にちょっと興味が湧いたので「食人大統領」は見世物映画だろうけど、一度観てみたいと思います。あとバーベット・シュローダー監督のドキュメンタリー映画「イディ・アミン・ダダ」もぜひ機会があれば観たいです。
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DVDリリース情報:「ラストキング・オブ・スコットランド」etc.2007/06/21
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ロンドン映画批評家協会賞発表2007/02/09
アメリカ俳優組合(SAG)賞発表2007/01/29
アカデミー賞、ノミネーション発表!2007/01/23
ゴールデングローブ賞、結果発表2007/01/16
放送映画批評家協会賞発表2007/01/15
英国アカデミー賞、ノミネーション発表2007/01/12
全米映画批評家協会賞発表2007/01/09
アメリカ俳優組合(SAG)賞、ノミネーション発表2007/01/05
シカゴ映画批評家協会賞発表2007/01/05
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【訂正】LA映画批評家協会賞他、映画賞続々発表2006/12/11
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞は「硫黄島からの手紙」に2006/12/07
【レンタル】
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