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サン・ジャックへの道(2005)

SAINT-JACQUES... LA MECQUE

メディア映画
上映時間112分
製作国フランス
公開情報劇場公開(クレストインターナショナル)
初公開年月2007/03/10
ジャンルコメディ/ドラマ
人生って
捨てたもん
じゃない。
サン・ジャックへの道 [DVD]
参考価格:¥ 5,076
USED価格:¥ 4,871
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サン・ジャックへの道サン・ジャックへの道

【解説】
 母親の遺産相続の条件である聖地巡礼の旅に渋々向かった3兄弟が珍道中を繰り広げるハートウォーミングなヒューマン・ドラマ。老若男女さまざまな人々が参加したツアーの道中で衝突を繰り返しながらひたすら歩き続ける3兄弟の心の再生が、美しい自然と文化遺産を背景に綴られる。監督は「赤ちゃんに乾杯!」「女はみんな生きている」のコリーヌ・セロー。
 仲の悪い3人の子どもたち、長男ピエール、長女クララ、次男クロード。ある日、彼らのもとに亡き母の遺言書が届く。そこには、遺産相続の条件として、フランスのル・ピュイからスペインの西の果て、キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ(サン・ジャック)まで1500kmにも及ぶ巡礼路を一緒に歩ききること、となっていた。信仰心などまるでない3人だったが、遺産欲しさに巡礼路のツアーに参加する。そんな彼らと2ヵ月の長旅を共にするのは、イスラムのメッカへ行けると勘違いしたアラブ系の少年や、どこかワケありな女性などそれぞれに事情を抱えた個性豊かな面々たちだった…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
12102 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:カール犬投稿日:2014-02-17 03:01:18
悩みや問題を抱えた人間たちのかもし出す笑いやシニカルさ、
常に包み込むような優しい視点。美しくも牧歌的な風景。
このバランスが絶妙で、観終わった後とても良い心持ちになれました。

自分の荷物は自分で背負ってひたすら歩き続けるしかないもんね。
だって人生は続いていくし。
投稿者:TNO投稿日:2013-11-27 21:59:39
少々3兄弟を過度に型にはめすぎ、という感はするが、お約束の展開も納得の出来。フランスからスペインに、こんな巡礼のルートがあるとは、初めて知った。実際に、こんなワケありの人ばかり参加するのだろうか。こんなフランス映画は、初めてで、新鮮。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-05-25 21:43:19
なんかいい力の抜け方。展開も結末もまぁこんなもんかですけど。でもいい感じ。愛なんです。人生は。
投稿者:william投稿日:2011-03-28 12:41:41
いいなぁ、こういう旅。
旅の中で本当に必要なものが何か、という事に気づかされていく。
それが人生っていうものなのかも。
投稿者:ジーナ投稿日:2008-04-01 01:33:16
鼻持ちならない金持ちの長男、歯に衣着せぬ長女、アルコール依存症の次男と共に巡礼の旅に出ることになった性別も年齢も人種も様々な人々の交流を綴った人間再生ドラマ。
差別的な言動や毒っぽいセリフが多々ありながらも全体は非常に優しさ溢れる作りになっているのが特徴的。
巡礼といいつつ参加している人々にそれほど信仰心がないのもリアルで良い(笑)
時折、挿入される夢のシーンは芸術的でもあり独創的でもあって印象深い。
ベタなようでひねくれていたり、斜に構えるとストーレートにきたりと押さえるところは押さえて外すところは外すといったバランスが見事にとれた作品でした。
教訓;私たちは、自ら余計な荷物を抱えこんで身動きがとれなくなっているだけ・・・不要な荷物は降ろして歩いてみることが大事。
投稿者:三葉十四郎投稿日:2007-07-10 18:45:50
【ネタバレ注意】

巡礼はイスラム教のメッカへ行くもの、そして我が国ではお遍路やお伊勢参りの認知度が高いがキリスト教圏でのものは今回初めて観たかな。 今作はロードムービーと言うよりはツアームービーと称すべき趣だが、2ヶ月近くの旅程も、思い切ってやってみれば、きっと楽しいだろうなぁ、と思わさせられずにはいられない。
旅は道連れ、メンバーは揃いも揃ったり、遺言でこの旅行を相続の条件にさせられた強烈3兄姉を中心に、親から誕生日の贈り物としてこのツアーを貰った女の子二人組、そこの意中の子に近づく為、頭のヨワい弟分に家の金を持ち出せて参加するアラブ系移民の少年二人、病気がちを克服しようと単身参加する女性と引率するガイドの面々が進めるフランスからスペインまで聖地巡りのとにかく賑やかなこと楽しいこと。
彼らが旅の間に交わしていく人間関係はありとあらゆる親愛が織りなされている。 恋愛、友情、兄姉仲の復縁、親子の愛情としては兄貴分のサイードにメッカの巡礼と騙されているラムジィはこれで失読症を直し、置いて来てしまったお母さんを喜ばせたいと願っており、克服に力を貸す兄姉内の教師クララとは師弟の関係も持つ。
コリーヌ・セロー監督は彼らの行程を撮るにあたってテンポを意識的に整えて進行していると僕は感じた。
これはどういう点で見てとれるかと言うと、巻頭に郵便局の描写から入り、ここで機械が手紙を揃えていく"タッタッタ"と言う節がそのまま兄姉三人に配られる場面まで続き、以降もこの"調子"を刻んで歩いていくところや、メンバーをコマ落としで進めて行く箇所を入れていて、その効果として中にはダラダラと歩いているシーンもあるのに映画の全体の進行は快調そのもの、これは監督の意向を編集が良く理解していればこそでも有る。
登場人物は兄姉3人が群を抜いて印象が強いが、特にアル中、無職の次男クロードは女あしらいだけは達者で、病の影もすっかり払ったマチルドと恋をして、しかも途中でフられる。 この時哲学者みたいな表情になるのがケッサクで、一ヶ月以上も歩き続けたからさぞ健康になった事だろうと思っていたらしっかりヨッパライに戻ったりしている。 これを今まで見放していた兄姉二人がぶっちょう面で支えるのが嬉しい場面。
こうした仲間意識や人物関係の親密さが訪れるキリスト教聖地での教化に無い、と言うセロー監督の姿勢が僕には大変好ましかった。 監督が人間が大好きなのが良く見てとれる。
折角の風景も"見てらんないわよ"と参加者殆ど音を上げてしまってはいたが、ヨーロッパ大陸の快晴をカメラに収めた撮影のジャン=フランソワ・ロバンの仕事も絶品。 一同が過ぎていった後の背景をしばらく残して郷愁感を誘ったところも好きだ。
景色も続いたところで時々入る、メンバーが見る"夢"が、また特殊効果も鮮やかな豊かなイメージで優れたアクセントになっている。
そして本作と言う映画の旅を僕ら観客も10人目の参加者として終える、足こそ痛まないけど、旅の終わりには登場人物全員、愛おしい仲間に感じるられることは、もう請け合いの秀作でした、拍手。

投稿者:なちら投稿日:2007-05-28 16:45:03
久々に映画で涙があふれた。
自己中心的だった長男の「兄弟は一緒にいなければ人生を歩めない」という言葉が胸に沁みた。
嫌味なクソババアだった長女も、失読症の青年に文字を教える内に、素直な人間になり、長い巡礼の旅で各々が心を通わせ一つの兄弟になってゆく。

大きな感動はないけど、ジンワリくる良い作品!
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-04-24 11:27:58
【ネタバレ注意】

予告編をみただけだと、聖地巡礼を機に崩壊した家族が再生するありがちなロード・ムービーかと思ったが、とんでもない。コリーヌ・セローらしくとても深い精神性を宿した素敵な小品だった。
もちろん予想したとおりの展開も含まれているのだが、母親の遺産目当てで巡礼の旅を続ける仲の悪い兄姉弟ピエール、クララ、クロードだけでなく、様々な思惑を持って旅に参加した人々の思いがじわじわと伝わってくる。ある種の山歩きだと思って参加した少女エルザとカミーユ、その少女のうちのひとりが目的で加わったアラブ系の少年サイードとメッカに行けると騙された文盲のラムジィ、病いがきっかけで参加したと思われるマチルド、そして家族を残してガイドをするギイ…。ばらばらな9人が、旅のなかで時に対立し、時に助け合いながら、やがてひとつの家族のようにまとまっていく。
登場人物は多いが、作品では必要以上に彼らの背景を説明しない。旅の合間に垣間見える表情ややりとりで観る者は想像するしかなく、その突き放したテンポが心地いい。

さてフランスのル・ピュイ・アン・ヴレから、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでは実に1,500kmの旅。サンティアゴは「聖ヤコブ」のスペイン語読みで、仏語では「サン・ジャック」(英語ではセント・ジェイムズ)になるわけだ。都会を離れ、聖地を訪ねて歩くうちに、人々からは余計なものが削ぎ落とされ、助け合い、いたわりあうようになっていく。さらにはそれぞれが自らを見つめなおし、新たな生き方を確かめようとする。
巡礼の一行を包み込む自然が美しい。
そして気の好い少年ラムジィが言葉を覚えていく過程が微笑ましく、その歓びに満ちた表情が美しい。
家族の再生を描いた最近の作品(作られたのは本作品の方が先だが)といえば、『リトル・ミス・サンシャイン』(米)が似ているといえば似ている。米作品もそれなりに悪くはなかったが、混沌とした現代批評にまでたかめているこの作品を観ると、その質の差は歴然としている。

宗教を超えて、「歩く」=「巡礼」という行為は世の東西を問わず存在する。四国八十八ヵ所巡りの遍路と、フランス発のこの巡礼の旅がどれだけ似通っていることか。そこには自らの足で踏破するという「身体性」を確認するという意味合いもある。携帯の電波を求めてふらふらと右往左往するコミカルなシーンは、情報に操られる現代人の象徴でもある。
携帯を捨て、情報を捨てる潔さが、何もない自分自身の存在に気づく最短の道だ。

知らない場所に旅に出ようか。そんなことを思わせる素敵な作品だ。

投稿者:kumirin投稿日:2007-04-19 12:24:44
 これまでのフランス映画にみられなかった、自然の描き方が新鮮でした。

 巡礼とは、自分と向き合い対話する時間。
その道中をユーモアもまじえながら淡々と描いているのですが、欧州に特徴的な皮肉たっぷりの笑いは少なかったように思います。
そして、映画終了後に映画館通路で耳にした年配のご夫婦の感想、
「フランスにもあんなにきれいな自然があるんやね」「うん」
という会話に象徴されるように、征服する対象としての自然の描き方ではありませんでした。時間の経過を示す場面転換のワンシーンにも、風景が採用されていました。
これは、女性監督ならではの感性、なのかもしれません。

心地よい視聴後感で、これから美しくなる新緑のなかを歩いてみたくなりました。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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