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夕凪の街 桜の国(2007)

メディア映画
上映時間118分
製作国日本
公開情報劇場公開(アートポート)
初公開年月2007/07/28
ジャンルドラマ/戦争
生きとってくれて ありがとう
夕凪の街 桜の国 [DVD]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,194
USED価格:¥ 1,400
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 Photos
夕凪の街 桜の国

【クレジット】
監督:佐々部清
製作:松下順一
プロデューサー:臼井正明
米山紳
企画プロデュース:加藤東司
原作:こうの史代
『夕凪の街 桜の国』(双葉社刊)
脚本:国井桂
佐々部清
撮影:坂江正明
美術:若松孝市
音楽:村松崇継
照明:渡辺三雄
助監督:山本亮
メイキング:片岡秀明
出演:田中麗奈石川七波
麻生久美子平野皆実
吉沢悠打越豊(青年時代)
伊崎充則石川旭(青年時代)
中越典子利根東子
粟田麗太田京花
金井勇太石川凪生
田山涼成打越豊
田村三郎
松本じゅん
桂亜沙美
小池里奈
藤村志保平野フジミ
堺正章石川旭
【解説】
 平成16年度文化庁メディア芸術賞マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したこうの史代の同名マンガを実写映画化したヒューマン・ドラマ。過去と現在の2つの物語を通して原爆が世代を超えてもたらす悲劇を静かに見つめる。主演は田中麗奈と麻生久美子、監督は「半落ち」「出口のない海」の佐々部清。
 「夕凪の街」──原爆投下から13年後の広島。母フジミと2人でこの街に暮す平野皆実。彼女には弟の旭がいたが、戦時中に疎開し、そのままおば夫婦の養子になっていた。そんなある日、皆実は会社の同僚、打越から愛の告白を受ける。ためらいつつも幸せに浸る皆実だったが、そんな彼女を原爆症の恐怖が襲う…。「桜の国」──現在の東京。定年退職した父、旭と一緒に暮す娘の七波。ある日、旭の行動を不審に思って後をつけた七波は、そのまま広島まで来てしまう。やがて、広島でいろいろな場所や人を巡る旭の後を追ううち、次第に自分のルーツに思いを馳せていく七波だったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
325 8.33
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2012-08-16 10:36:14
演出:7
演技:7
脚本:6
音響:6
投稿者:maldoror投稿日:2009-08-16 16:59:37
髪留めが受け継がれていくという原作には無い小道具使いは良いオリジナルプロットと思ったのですが、それさえあまり使いこなせていない。
原作での印象的なセリフがそのまま使われている一方、所々の説明的なセリフが全ての流れをぶち壊しにしている。人物たちのコミカルな動きと辛辣な現実を対位的に表現した原作のミニマルなセリフ使いと絵画表現は本当に映画向きだと思って期待していたのだが、全体がグダグダという印象しか残らない。
キャスティングも役柄に充分ふさわしい布陣であったが、原作のツボを理解していない演出を受けている気がする。戦争映画の傑作として残り得たかもしれないのに製作陣の『気迫』が感じられず不満ばかりが残る。
投稿者:irony投稿日:2008-11-14 23:45:56
吉沢悠→田山涼成 伊崎充則→堺正章への変貌は違和感がある
投稿者:naoron投稿日:2008-09-13 08:31:11
原作を読んでない方には、短時間で登場人物が多く、しかも年代別に出てきたりするので、少し人間関係が判りにくいのでは。
また死ぬ場面のスロー処理など、演出がいまいちだったりするが、原作の雰囲気をかなり忠実に描いている。
なんといっても、皆実の最後のセリフの「ねえ、うれしい?・・・」は衝撃的。さらに「原爆は落ちたのではなく、落とされたんよ」は原作にあったかな?
映画の完成度はちと残念だけど、いままでの原爆・戦争映画、物語とは一線を画す、傑作です。
投稿者:トウショウファルコ投稿日:2008-09-08 02:17:14
なかなか映画も観れなかったんですが、これはだいぶ前に観ています。
時代が違うとか、また戦争かと思う人もいるかもしれないですが、被爆者が生存している
間に伝え続けてほしいと思います。風化させてはいけなくても、被爆者・家族、証人を
失ってしまうと語り部がいなくなるのです。多くの残酷な大量虐殺の歴史において、早々に
戦争を終結させるべく落とされた一瞬の地獄。これを語れるのは日本人だけなんです。

『カンゾー先生』での、はちきれんばかりの肢体にドキマキしたすけべなおっさんですが、
この麻生久美子は見事です。感動の大半を背負っていると思えます。

姉である「皆実」は、自らも被爆しながら、痛みに泣き叫ぶ妹をおぶっていた。だんだんと声が
小さく弱く・・・そして姉の背中で短い人生を終えたと語るのです。

かなりかなり前の話になるのですが(自分が子供時代)、あるおじさんの話を聞きました。
空襲で(大阪か兵庫県かは?)、街は右往左往、いたる所が火災、多くの人が倒れていた
そうです。当時この映画の「皆実」と同世代のおじさんも、大怪我をした母親を背負い
行き場もなく歩いていたそうです。母親はもう言葉もでない状態だったそうですが、
歩きながら背負った母親が、母親でなくなり、ただずっしりと重い物体になったのが
分かったそうです。置いてはいけない。ただただ泣きながら母親を背負い歩き続けた
そうです。多くの人達が同じような経験をされていたと思います。・・・そして悲劇は
まだまだ続いていくのです・・・

生きているのが申し訳ないと語る皆実が儚くいじらしい。麻生久美子の声がまた、
妙に雰囲気を醸し出していたように思えました。

伝えなくてはならない現在があってこそ映画が完結すると思いますが、無駄に思える
シーンがあり、後半はかなり弱くなるのが残念です。しかし、残すものはありますね。
歴史上の悲劇に遭った人々の心持ちを伝えることも映画の重要な役割ですね。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-08-08 03:29:50
詰め込みすぎな気がした。マチャアキの記憶の町に何でいつの間に田中麗奈が入り込んでるのかなど、唐突なシーンが少なくない上に、肝心な事は全部台詞で説明してるのもマイナスだった。それに田中の弟が喘息持ちだった設定と、中越との恋や両親の反対とかがきちんと観る側に伝わっていない所(弟の手紙を何で田中が持ってるんだ?)なども評価が下がった一因だった。始めはがさつな表情だった田中が、自分の家族の真実を知るにつれて優しい表情を見せて行く所の演技は大した物(褒め過ぎか?)。あと「夕凪の街」は解るが、なぜ「桜の国」なんだ?
投稿者:藤本周平。投稿日:2007-11-08 19:02:18
場面の切り替わりが早いので所々説明不足なところもありますが、映画が伝えたかったメッセージは確かに受け取りました。
投稿者:清四郎投稿日:2007-09-29 14:08:54
作品の出来はかなり悪い。オフビートで撮るなら、人物を見据えるように撮って欲しい。役者がどんなにがんばろうと、観念的で薄っぺらな感は否めない。終始、登場人物の台詞を借りてコトバ発しているだけで満足しているように思う。映画作品を撮っているのだ。。。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-08-10 19:14:22
【ネタバレ注意】

「原爆投下はしょうがない」という閣僚の発言が07年夏、問題となった。
為政者をはじめ戦禍から遠く離れた場所に安住する者ほど、現実を知ろうとはしない。貧しい想像力を働かせることもせず、「しょうがない」のひと言ですませてしまう。
原爆を市街地に投下した米国の国民の大多数がそう考えているだろうし、被爆国であるこの国においてさえ、「戦争だからしょうがなかったんじゃないの?」と受け止める人が決して少数とはいえなくなりつつある。
だからこそ。
この作品は、そうした考え方の対極にある。

被爆地広島に生きる市井の人々。
彼らのその後を追った作品は、私の個人的な思いとも重なり、涙を禁じ得なかった。
父と妹・翠を喪った平野皆実(麻生久美子)。13歳で被爆した彼女は戦後13年経って母フジミ(藤村志保)と暮している。彼女は背中で死んでいった翠のことを忘れられない。「幸せになっちゃいけんと思うとるんよ」…打越豊(吉沢悠)から求婚された彼女はそう告白する。やがて後遺症で床に伏す皆実。
死にゆく皆実の独白が突き刺さる。
「嬉しい?/原爆を落とした人はわたしを見て/『やった!またひとり殺した』ってちゃんと思うてくれとる?」

被爆後何年経ってもつきまとう死の恐怖はこれまで幾度も描かれてきたが、誰かに「死んでしまえ」とまで憎まれた現実を改めて描いたこの作品は、核兵器の非人間的な一面を新たに提示したように思う(それは原作の力でもあるが)。
麻生久美子がとにかく素晴らしい。ひたむきに明るく生きたいと願った皆実の思いが伝わってくる。

前半の「夕凪の街」に対し、後半の「桜の国」は現代と過去を巧みに結びつける。石川七波(田中麗奈)は、皆実とは対照的に男っぽい役柄で好演。17年ぶりの幼馴染み・利根東子(中越典子)と広島に向かうあたりは少々強引な筋運びだが、若き日の父と母の姿をみつめる七波の視線はとても優しい。

「その後」をうしろめたい気持ちで生きる被爆者を描いた作品といえば、黒木和雄監督・宮沢りえ主演の『父と暮せば』(04年)がある。『父と暮せば』が鋭さを内に秘めていたのに対して、この作品はより叙情的に過ぎるといえるかも知れない。しかし、戦争を体験していない世代が作り上げたこの作品には、過去に別な光を照射する可能性が込められている。
佐々部清監督のこれまでの作品の中でも最高傑作だと、私は評価する。

ちなみに「夕凪の街」の登場人物はみな、広島市内の町名がつけられている。「フジミ」は富士見町、「皆実町」「翠町」「打越町」「旭町」「平野町」…。
原爆の炎に焼かれた町の名を登場人物に用いるというのも、原作者のこうの史代の巧みさだと思う。
なお、タイトルの「夕凪の街」「桜の国」は、それぞれ原爆作家として知られる大田洋子(1903〜63)の作品の題名を借用している。せっかくだからクレジットくらいはあってもよかったか。

投稿者:ビリジョ投稿日:2007-08-09 00:02:28
原作の良さが損なわれている。田中麗奈は良いが、堺正章は存在感がありすぎる。あの木訥とした絵柄を映像にするのは無理だったか。
投稿者:Longisland投稿日:2007-08-01 21:18:09
う〜ん。広島への原爆投下に対して、被爆者のその後悲劇を真摯に描いた作品に対して、非難めいたコメントするのは心苦しいが…
映画としてみるとなんかダメ。 二つの時代に生きる二人の女性ってだけならいいが、現在から過去へ時間の変化が著しく観手を当惑。主要登場人物が8名、過去を演じる役者は違い実質10名とは2時間作品にしては多すぎないか?。その上本作のテーマとは関係ない現代の友情&恋愛も入り乱れ、盛り込みすぎでしょ。
前半『夕凪の街』は麻生久美子の熱演、見るからに薄幸そうで涙を誘うも
なんかあざとい感じ。
後半『桜の国』は前記したように盛り込みすぎ。ラブホシーンなんか必要だったのか疑問。

なんぞ、前評判が良かっただけに期待はずれの作品。
映画の日シアターNはほぼ満員、『夕凪の街』の方がすすり泣き多かった。
投稿者:ushigome投稿日:2007-07-19 22:13:46
この映画は二部構成になっている.
原爆被災者の女性,平野皆実を中心とした第一部「夕凪の街」と,
被災者二世の女性を中心とした第二部「桜の国」だ.
この辺りの構成は,おおむね原作の漫画を踏襲している.
ただ,全体的に見てかなり原作に忠実に作られているこの映画の中で
一ヶ所だけ,決定的に原作と違っているところがある.
しかもその違いは(ほんのささいな違いであるにも関わらず)
原作と映画とをまったく別の作品として成り立たせてしまうほどの
強烈な意味を持っている.

原作では,皆実は第一部のラストで死ぬことになっている.
ところが映画では,第二部のラストにならないと,
その死の場面は描かれない.
第一部のラストでも皆実は確かに死にかけるのだが,
完全に絶命する前にいきなり第二部が始まってしまって,
彼女の死は結局うやむやなままにされてしまう.
言うなれば,彼女は第一部のラストで死に損ねる.
これが非常に重要な点なのだ.

実は彼女は過去にも一度,死に損ねたことがある.
彼女は原爆被災者だ.
13才の時,原爆の被害にあい,その時生命の危機にさらされた.
しかし幸運にも彼女は死をまぬがれ,
26才で死ぬまで生き延びることができた.
一方で彼女の妹は原爆によって命を落としており,
そのことで皆実は死ぬまで罪悪感に苦しめられる.
自分だけが生き残ってしまったことについて,
申し訳ないと感じてしまう.
原爆で「死に損ねた」自分を,彼女は常に責めていた.

皆実が死んだのは26才の時であり,
原爆を被災したのが13才の時だから,
彼女はちょうど人生の中間地点で
原爆を被災したことになる.
彼女の人生を,被災するまでの13年と,被災してからの13年に分け,
前者を人生の第一部,後者を人生の第二部とするなら,
彼女は人生の第一部のラストで一度死に掛ける.
しかしそこで死に損なって,結局,第二部のラストまで生き続ける.
それと同じことが,この映画でも起きる.
彼女は映画の第一部のラストで一度死に掛ける.
しかしそこで死に損なって,結局,第二部のラストまで生き続ける.
つまり,彼女は二度死に損ね,生き長らえる.
一度目はその人生において.
二度目はこの映画において.

結論として言うならば,
この映画は彼女の人生そのものなのだ.
彼女の死の場面が映画第二部のラストに移動したことによって,
この映画は彼女の人生そのものになった.
この映画を見る私たち観客は,そうすることによって,
平野皆実と言う一人の原爆被災者の人生を生き直すことになる.
また,そうすることが,「忘れんといてな,うちらのこと」
と言い残して死んでいく皆実への,私たちなりの応えともなるのだ.
投稿者:痛風投稿日:2007-07-16 20:59:46
ことさら声高な反戦反核の作品が多い中で静かに沁みる。
ただ後半の出演者の個性が強くやや浮いてしまう。
麻生久美子は幸薄さを好演。
投稿者:メンタイ投稿日:2007-05-26 08:48:00
田中麗奈、麻生久美子主演の広島原爆の悲惨さを語った作品。
ただ、胸が熱くなるのに、嫌な気分になる悲惨さではない。
沢山の人に観て欲しいという気持ちになる暖かい作品だ。
それにしても「この惨劇はまだ終わってないのか!?」と
思いたくなる。戦争なんて楽しくもなんともない。
若いやつらが簡単に「死ね!」とか言っちゃだめだよなー。http://mentaiman.com/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 主演女優賞麻生久美子 
【ソフト】
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