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エンジェル(2007)

ANGEL

メディア映画
上映時間119分
製作国イギリス/ベルギー/フランス
公開情報劇場公開(ショウゲート)
初公開年月2007/12/08
ジャンルドラマ/ロマンス/文芸
わたしが書いた甘い人生に、
運命がしかけたビターな罠

エンジェル


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【解説】
 「8人の女たち」「スイミング・プール」のフランスの鬼才フランソワ・オゾン監督が、自身初の全編英語で撮り上げた異色メロドラマ。作家として若くして成功を手にした一人の女性が辿る華麗にして数奇な人生が、ハリウッド映画黄金期のテクニカラー的世界の中に綴られてゆく。主演は「ダンシング・ハバナ」のロモーラ・ガライ、共演にシャーロット・ランプリング。
 1900年代初頭のイギリス。貧しい家庭に生まれた少女エンジェル・デヴェレル。上流階級に憧れるエンジェルは、その世界を夢想しては文章にしたため物語を紡ぎ出していく。彼女の飽くなき情熱と類い希な文才が、やがて彼女に大きな転機をもたらす。彼女の原稿が出版社に認められ、16歳にして念願の作家デビューを果たすのだ。デビュー作『レディ・イレニア』は瞬く間にベストセラーとなり、人気作家となったエンジェルはついに夢見たとおりの暮らしを手に入れるのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
19 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2012-10-20 20:54:43
ロモーラ・ガライが出てるから観たが、かなり凡庸な(彼女の演技も)文芸モノ。特に後半が退屈で、成功した映画監督が自分のお気に入りの小説を映画化したいという個人的な理由で制作した気がする。
投稿者:Normandie投稿日:2012-04-18 22:12:42
彼の映画は見ている間は面白く、訳の分からない感じが頬をなでたりすることもあるがやはりオゾンは私には合わない・・
と思うのは彼は女性に対して辛辣だから。映画監督だからではない。
「ボクのような芸術家がニセモノの芸術家を撮ったらこうナルヨ。」といった具合かな。あーイヤな男(ゲイ)。
色彩感覚や豪華な衣装やセットは見応えがあったが、ロモラのドレスは着こなしがイマイチ。
もしキーラ・ナイトレイだったらあの赤いドレスも違った風景になっただろう
それでも元愛人に会いに行く時の心象風景を表現したドレスやメイクは見事だった。
ガタイも大きいし華奢で儚いタイプではないのであと数年たったら脇に回る女優でしょうか。
激しい気性で自分を信じて生きたといえばスカーレット・オハラ(リー)
カミーユ・クローデル(アジャーニ)などが思い浮かぶが、彼女たちと比較しては酷だろう。
投稿者:gapper投稿日:2010-12-31 17:32:58
 女性向け女流作家物語。

 なかなか個性的なキャラクターだが、男からすると我侭であり思い込みが激しく辟易する面も多い。
 実際身近にいるかどうかで、変りそうだ。

 話は、結構面白くご都合的で短絡的部分もあるものの楽しめる。
 気になるのは、ロンドン郊外の田舎らしいところに住んでいて近くにパラダイスというお屋敷がある。 そこにすんでいたアンジェリカ(ジェマ・パウエル)とエスメ(マイケル・ファスベンダー)が幼なじみなのに、エンジェル(ロモーラ・ガライ)が知らないと言うのは不自然なところ。
 主人公の”エンジェル”やお屋敷の”パラダイス”も安易過ぎる。
 エンジェルが書く小説は大衆向けの低俗なものと言う設定だが、本作そのものがそうではないのかと思ってしまう。
投稿者:Virginia投稿日:2010-04-15 23:03:28
この作品はオゾンっぽくないというレビューを読んで、あまり期待しないで見ましたが、
なんの、面白いです。
人物描写が非常に秀逸です。

「エンジェル」→とても美しい主人公。プロポーションも素晴らしい!
あまりに自己中心的なので、最初は拒否反応示す方も多いはず。
話が進むうちに、彼女の痛々しい生き様が見えてきて、切なくなります。
「セオ&ノラ」→エンジェルの実生活を支える、報われない二人。
一見常識人っぽいですが、その実、エンジェルの事しか見えていない人たち。
観賞後、改めて考えてみると、実はこの二人が曲者かも。
「エスメ」→とてもハンサムな汚れ役。
困った人ぶりはエンジェルといい勝負です。
「アンジェリカ」→出番は少ないですが、印象の強い人。
この人には、すごく反感を覚えてしまった...。

誰一人、共感できる人物は出てきませんが、そこがオゾンの皮肉っぽい小技。
エンジェルやエスメは特に奔放で身勝手で、空気読めないダメ人間のように描かれていますが、
それは作り手の「皮肉」からであって、「悪意」は感じません。

最初の10分でストーリー展開が大体分かってしまうにも関わらず、終盤で強く心打たれます。
最近のオゾンはちょっと...と思っている方にも、是非見ていただきたい作品。
投稿者:幸村和投稿日:2009-10-09 00:29:48
【ネタバレ注意】

「私は使われる人間にはならないわ。私は人を使う人間になるの」働こうともせずそう言い放つ傲慢女エンジェルは言ってのけた通りのことを自分の力だけで実現する。しかも食料品店の娘なのに貴族の出だとかペラペラの嘘をつく。一目惚れしたイケメン男性も夫にしてしまう。つまり、何でも思い通りに手に入れるのである。下品で不快極まりない女性なのに、性格悪いのに高笑いが聞こえるような暮らしを手に入れるんである。カーッ!なんてムカツク女だ。が、なぜか私は彼女のことが嫌いになれないんです。

彼女の吐く嘘はペラペラな分罪がない。人を騙して陥れようとかそういう邪悪な嘘ではないのだ。こちらが恥ずかしくなるような嘘で塗り固めたセルフプロデュースを顎をキリリと上げてやってのける。更にそんな彼女に育ててしまったことを詫びながら亡くなった母親さえも彼女にかかれば天才ピアニストに仕立て上げられる。が、そんなペラペラな嘘つき女だけど自分の気持ちには嘘をつかないのだ。嫌なものは嫌とどんな状況でも言ってのける。怖いもの知らずで眩しいほどのKYで、ここまでくると天晴れだ。
しかし彼女を見ていると痛ましくなってくるですよね。そんな私の彼女に対する気持ちは、発行人の妻が作品中で全て代弁してくれている。

幸せって自分以外に何か愛するものがあって、そして自分も愛されていることに気が付くことなんだなあとこの映画を観て実感。エンジェルはエスメを愛していたかというとそうではなくて、自分の思い通りにしたかっただけで彼を理解しようとしていない。一方でエンジェルはノアだけではなく発行人始めたくさんの人に愛されている。なのに、それに気が付かない。
「お金で買えないものはない」と一頃うそぶいていてもてはやされていた人が現実にいましたが、お金で買えるものなんてたかがしれてると私は思うな。あ、最低限の衣食住と安全があった上での話ですけど。

これ面白いなあ。この面白いっていうのは彼女が痛ましくなってきてほくそ笑んでるんじゃなくて人間の在りようって言うんですか。そういうのが面白いと思うのです。
強すぎる自己愛のなれの果てというのでしょうかね。それこそナルシシズムの肥大化した、野心的で世間知らずで傲慢だった若いときに見ていたら結構頭ガツンとやられたんじゃないかな。ヘタな訓話よりよっぽどタメになるわ。
主人公エンジェルを筆頭にノア、エスメ、発行人、発行人の妻、お母さん、おばさん、アンジェリカ…ひとり一人がなんとも興味深い。続編は是非アンジェリカを主人公にして作ってもらいたいな。この映画を見たら底の浅い女性はみんなアンジェリカになりたいと思うだろうから。フランソワ・オゾンという人は人間についてよく観察していて考えていると思います。

投稿者:スレイヴデイトン投稿日:2009-05-14 16:16:40
私は元々、Mini Theaterで公開されるような芸術ぶって、気取った作品なんか全く興味がないので、この監督の作品も「スイミング・プール」しか観ていない。ゆえに『この監督の演出だからきっと』なーんて期待は全く抱いていなかった。
「スイミング・プール」自体も大した作品とは思っていないし。

で、本作だが、他の方のReviewにもあるように、女流作家の半生を描いた大甘大河Dramaと言うか、俗物的Melodramaと言うか、芸術的な部分は殆どない。
しかし『娯楽映画大好き』の私にとって中々楽しく観させていただきました。
愛した男に裏切られていたという事実を知った主人公が夫の愛人宅へ訪れるSceneなんて、わたしゃ気に入りましたね。
それにHollywood的Gorgeousな音楽もGoodですなぁ。

「コントロール」でもCommentしましたが、人間っていとも簡単に人を裏切る事が出来るんですから、ホンマニ恐ろしい生き物ですよ。
この手の作品を腐るほど観てきたので、自分だけは人を傷つけまいと心に誓っております、ハイ。
投稿者:ジーナ投稿日:2009-01-16 16:21:50
イギリス上流社会に憧れる少女が成り上がっていく様子を描いているフランソワ・オゾン監督の作品。

なんかあまりにもトントン拍子に進むのでイマイチ面白みがないし、心情描写の薄さから愛やら友情やらのドラマに説得力を欠いているように感じました。
全部彼女が書いている小説の中の物語でしたっていうんだったら納得できるけど、そうじゃないからなぁ・・・。
彼女が夢見る世界と食品店2階という現実を対比していったほうがリアルさが出たでしょうね。

キャストに関しては、エンジェルを演じたロモーラ・ガライの変化が素晴らしい。
夢見がちで初々しい少女時代から天真爛漫な絶頂期、そして覇気を失っていく晩年と一人で見事に演じきっていました。
シャーロット・ランプリングも出演時間は短いながら強烈な存在感を放っています。
サム・ニールも含めてこの夫婦のドラマのほうが私は気になったかな(笑)

内容のほうにレビューを戻しますが、成金らしい品の無さが終始癇に障って作品の世界に入り込むことが出来ませんでした。
チョット弱弱しく映る場面もありますが、それまで男を所有物のように扱い、秘書をメイドのように扱った女ですから今更メソメソすんなよ!って思っちゃいました(笑)
夢を現実にできた女性は尊敬に値すると思いますが、好意は持てませんね(爆)
やっぱり富や名声を掴む事より、人の気持ちに敏感な女性のほうが傲慢でうぬぼれの強い女より魅力的ですから・・・。
だから、私はお姉さんのノラを尊敬します。
彼女ほど辛抱強く、芯の通った女性はなかなか居ないですよね。
このどうしようもないエンジェルの傍で彼女の夢の世界を守り抜いてきたノラさん・・・あんた、女の鑑だよ(泣)

主人公には友だちが居なかった・・・それが全てを語っています。

ドラマ性も薄いし、感情移入しづらいキャラクターと共感できないストーリーですが、女性が観て学ぶ点の多い作品だとは思います。

結論;現実を見据えるなら夢は持たず、夢を見たいなら現実を見ないに限る。
投稿者:irony投稿日:2009-01-15 02:05:49
【ネタバレ注意】

 望んで手にいれた「パラダイス」はスッカスカ いいじゃない? 峻烈な彼女らしい生涯だ 判定、勝者アンジェリカ

投稿者:黒美君彦投稿日:2008-01-11 21:26:58
大女優と同じ名を持つエリザベス・テイラー(1912〜75)という英国の作家については浅学にして知らなかったが、20世紀半ば随分活躍しブッカー賞候補にもなったとか。この『エンジェル』は1957年に発表された作品だそうだ。
フランソワ・オゾン監督らしさ(と勝手に私が思い込んでいるだけだが)は確かに感じられない作品。敢えていえば、そうした期待を裏切るという意味ではオゾン監督らしいといえるかも。私自身は徹底した大河メロドラマのパロディを目指しているのか、とも思ったが深読みしすぎか?(苦笑)
ダグラス・サーク作品に代表されるハリウッドのメロドラマ映画を明確に意識しているのは本人の言からも明らかなのだが。テクニカラーを意識し、色彩豊かな画面を心がけたというのもよくわかる。

ただ、この「エンジェル」の物語が魅力的かというとそこは首を傾げざるを得ない。
貧しい少女がベストセラーを幾つも書き上げて時代の寵児となるも、女癖の悪い男に惚れたがために凋落していき、失意の晩年を迎える…あたかもハーレクイン・ロマンスのような物語。
彼女の小説の何が大衆に受けたのかさっぱりわからないし、創作の苦悩も全く描かれないので、主人公に感情移入できないまま物語は推移する。
オゾン監督作品としては破格の製作費(約25億円!)だというが、メロドラマをなぞるのにそんなにお金を費やさなくても…とひねくれファンは思ってしまう。

それでも実はこの作品にはオゾン監督の隠された企みがあって、私が見落としているだけではないか、なんて思ってしまうのだが…。うーん。
投稿者:Longisland投稿日:2007-10-23 02:08:13
オゾン監督にしてはヒネリも意外性も無い単調な作品。英国が舞台&英語&英国人俳優使用だからか? オゾン監督らしさをまったく感じられなかった。
自意識過剰で自己中心的な馬鹿娘が若くして成功を収め増長。特に親と親族に対しての態度と言動は不快。自分の意見や主張も無く自分に都合が悪いからとの理由で祖国の戦争を拒否。それじゃぁ旦那も浮気するわな〜と納得。自分から半径100m以外目に入らない主人公作家は(極端な言い方だが)センター街路上に座り込んでる馬鹿女子高生と同じジャン。洋の東西、時代を超越して勘違い女はいるんだね〜と変なとこに納得。
シャーロット・ランプリング(目力凄い!)あたりが後半ガツンと馬鹿女に意見して徹底的にへこます展開を期待も…。

本作はシャンテで年末公開だとか。まあ有閑おばさん達が英国富裕層生活&衣装を垣間見て御満足されるんだろうね。
【ソフト】
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