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イラク -狼の谷-(2006)

VALLEY OF THE WOLVES: IRAQ

メディア映画
上映時間122分
製作国トルコ
公開情報劇場公開(アット・エンタテインメント)
初公開年月2007/06/23
ジャンルアクション/戦争
映倫PG-12
“アメリカ敗北”
イラク-狼の谷- [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 7,628
USED価格:¥ 1,998
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【解説】
 イラク戦争で高まったイスラム圏での反米感情を背景に、本国トルコで大ヒットを記録したアクション・エンタテインメント。イラク北部のクルド人自治地区を舞台に、イラク駐留アメリカ軍の傍若無人に怒りの鉄槌を下す一人の元トルコ諜報員の活躍を描く。
 2003年7月、イラク北部のクルド人自治区で、同盟国であるはずのアメリカ軍がトルコの秘密司令部を急襲、トルコ兵たちを拘束した。誇り高き将校スレイマンは屈辱的扱いに耐えかね自ら命を絶つ。元トルコ諜報員ポラットは、親友の理不尽な死に怒りを覚え、アメリカ軍指揮官サム・マーシャルへの復讐を誓い、数人の仲間と共にイラクへと潜入を図るが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-01-20 00:53:50
2006年2月、トルコで封切りされるやいなや400万人を動員したという空前の大ヒット映画だそうだ。もともとTVシリーズで「狼の谷」という大人気ドラマがあるらしく、その延長線上にこの作品があるらしい。
2003年に実際にあった同盟国であるはずの米軍によって行われたトルコ兵拘束事件(スレイマニエ事件ともフード事件とも呼ばれる)が冒頭のシーン。テロリストと通じている可能性があるとしてトルコ人が拘束された事件が、トルコ国内で相当反米感情を高めたらしい。

ま、それはともかく、ハリウッドがアラブ人テロリストと闘う米軍や英雄を主人公にすれば、当然反対側からの視点というのもあり得るわけで、単純に米国映画一辺倒のこの国ではなかなか中近東の映画が観られないというだけのこと。クルド人やトルコ人、アラブ人という民族対立だけでなく、イスラム教の各宗派の対立もあってイラクは一向に落ち着かないのだが、その背後に利権をめぐって米国人が暗躍しているというのもよくいわれる話。改めて戦いの大義とは何か、正義とは何か、ということを考えさせられる。
何せ「テロリスト」と決めつけてしまえば何でも許される時代だ。憎しみの連鎖が暴力の連鎖を生む、ということも改めて体感できる。また自爆攻撃のシーンは相当リアリティがある。

しかしこのアクション映画がハリウッド的であることも確か。1000万ドルという破格の製作費がかけられただけのことはあって、ド派手なアクションも楽しめる。ちなみにアメリカでは当然?公開予定はなく、米軍は「鑑賞禁止」を命じているとか。ヨーロッパでも反米的過ぎると物議を醸したそうだ。この国でも上映館数は相当少ないので、観られただけでも幸運かも(笑)。
対立側からの視点。この極東の国も、イラク戦争において米軍を支援している国なのだから、この作品は相手方からの視点を認識する一助にはなる。
投稿者:三葉十四郎投稿日:2007-07-12 16:40:03
【ネタバレ注意】

ユルマズ・ギュネイの諸作で名を上げたトルコの映画も、その後が殆ど続かずにいてお寂しい限りだが、そうかと思っていたらいきなりイスラームのスパイアクションが送り込まれてきた。 もの珍しい事この上ないが、そりゃ有っても当然と言えば当然だ。
内容は実際にイラクに関して起きたとされている事件が題材に取られているそうで、僕たちが知るイラク情勢はアメリカ側からの情報が専らになっている事もあるが、イスラム社会側から発信する、このイラク現地における米軍の非道ぶりの描かれ様は恨み骨髄と言った凄まじさ。 一般人は言うに及ばず、女、子供も見境無く撃っちゃうし、生きていれば臓器を取られてしまう、本当かいな。 ただし本作では、かのアグレイブ刑務所の様子を映像化した点で多いに先鞭をつけている。
主役の設定は結構巧く考えられていて、同盟国アメリカにイラク駐留のトルコ軍人が恥をかかされて自決、この友人の屈辱をそそぐ為、元特務機関員アレルダムがイラクに潜入し、現地の利権を巡って暗躍するアメリカ諜報員マーシャルと対決、マーシャルの持ちビルのホテルに爆弾を持って乗り込み、一派の米兵共々に同じ恥をかかせようと企てするところまでは見所ある。
しかし、この計画を断念してからは主人公も脚本家も何も考えて無く、以降はライフルで狙ったり爆弾を仕掛けたりして、追われて民家の地下に隠れる等、普通にテロリストと一緒の事やってるだけなのは戴けない。
このヒーローと仲間の面子が何かと言うと直ぐに拳銃を顔の横に構えて昔の日活アクションみたい、それも殺される方。 主演のネジャーティ・シャシュマズはアップになると化粧気があり、ずーっとキメキメの顔と物腰を取っていて、街中でも緊張感出し続け、扉をノックする時も正面に立たない、って見るからに不審人物やってどうすんじゃい。 そういえば製作者とは名字が同じだなあ。
だが、この映画はじつは悪役のアメリカ人俳優の大熱演こそが一番の見所なのだ。
特にマーシャル役のビリー・ゼインのまぁー憎々しげなコト、熱烈なキリスト原理主義者で十字架にロウソク立ててお祈りするシーンなんて、本当は狙いが明け透けなんで苦笑したくなるんだけど、ゼインの台詞回しがそうさせない。 よくこんな内容の映画でここまでの力演をしたもんだ。 よっぽどブッシュ大統領嫌いなのか。
もう一人ゲイリー・ビジーは医者の役なんて、と最初は思っていたら、なんと激ヤセしてピーター・カッシングみたいになっちまってた。 これなら今後はマッドドクター役でメシ喰っていけそうだけど、何か普通に台詞喋っている時でもハァハァいってるんだよね。 大病でも患ってるのかな?、これが遺作ってんじゃ寂しいぞ。
でも、こうして一応名の有る外国人俳優に、きちんとした仕事をしてもらえてると言う事は、おそらく監督自身、渡米して映画を学んだ人で、自爆テロの迫力あるシーンなんか見てもちゃんとポストプロダクション使いこなしたり契約について知識を揃えている事が窺えるので、本作も本国ではかなりヒットしたそうだし、またこれに次ぐ映画が日本に続けて来たとしても何も不思議じゃない。
最後に、ロケ先は盆地みたいな平坦な土地で谷なんかどこにも出てきませんでした。 以上。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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