allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

殯(もがり)の森(2007)

メディア映画
上映時間97分
製作国日本/フランス
公開情報劇場公開(組画)
初公開年月2007/06/23
ジャンルドラマ
殯の森 [DVD]
参考価格:¥ 4,935
価格:¥ 3,704
USED価格:¥ 2,480
amazon.co.jpへ

 Photos
殯(もがり)の森

【クレジット】
監督:河瀬直美
プロデュース:河瀬直美
製作総指揮:ヘンガメ・パナヒ
脚本:河瀬直美
撮影:中野英世
美術:磯見俊裕
音楽:茂野雅道
照明:井村正美
録音:阿尾茂毅
出演:うだしげきしげき
尾野真千子真千子
渡辺真起子和歌子
ますだかなこ真子
斉藤陽一郎真千子の夫
【解説】
 「萌の朱雀」「沙羅双樹」の河瀬直美監督がこれまで一貫して撮り続けている地元奈良を舞台に手掛けたヒューマン・ドラマ。互いに家族を亡くしている認知症の老人と女性介護士の触れ合いを通して、人間の生と死を静かな眼差しで綴る。2007年カンヌ国際映画祭にて審査員特別大賞(グランプリ)を受賞。ちなみに殯とは、その語源が“喪(も)上がり”とされ、日本の古代に行なわれていた葬儀儀礼で、敬う人の死を惜しみ偲ぶ時間、またその場所のこと。
 奈良県北部の山間地に建つグループホーム。そこでは、軽度の認知症を患った老人たちが介護スタッフと共同生活を送っている。その老人のひとり、しげきは、33年前に亡くした妻との思い出を胸に秘めたまま静かな日々を過ごしていた。そんな中、グループホームに介護福祉士の真千子が新しく赴任する。彼女もまた、我が子を幼くして亡くすという暗く悲しい過去を背負っていた。はじめは思うように打ち解けず、ぎくしゃくしていたしげきと真千子。次第に通じ合っていった2人は、ある日しげきの妻の墓参りへ出掛けることに。そして彼らは、しげきの妻が眠る“殯の森”の中を彷徨っていく…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1045 4.50
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:UFO投稿日:2013-11-09 11:47:38
なんだかなぁ。
投稿者:momomo投稿日:2013-03-18 04:52:34
評価が低いようですが、『賞を取るべき、素晴らしい映画』です。

非常に丁寧に撮られた映画で、説明を排した現実感ある演技で語られています。



評価していない方々との意見交換で得られた結論は、

「評価していない方々は、『起こらなかった事』を見落としているようだ』

ということです。



これからご覧になる方がいらっしゃれば、

「当然表現されるべきであったのに、表現されなかった悲しみ、痛み、苦しみ」

を一つ一つ拾いながら、それが何処へ行ってしまったのか…ということに、

想像力を働かせながら見るようにしてみてください。



「悲しみを表現することが許されなかった人の、

止まってしまった『心』『時間』が、

再び動き出すこと」

についての映画です。

投稿者:jb投稿日:2012-07-25 22:07:56
好きな所もあるけどハマらず。
投稿者:kinenchyu投稿日:2010-09-07 18:26:14
私には、なんだかわかるようなわからないような作品でした。
投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 18:16:41
尾野真千子
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2009-03-15 21:59:37
【ネタバレ注意】

美しい映像とごく自然にふるまう俳優たちの演技が見どころ。
音の使い方も上手で、ピアノの伴奏にもしっかり意味があるのには驚いた。
また、いろいろな出来事を通して2人が心通わせていく過程も納得させられる。

面白いのは、テーマに反してドキュメンタリーかとも思うほどドライな演出。
ドラマチックな展開なんて皆無。登場人物の状況説明もさりげない。
淡々とした視点で描きつつもそこからさりげなく「生きる」ことについて
見出されていくのは凄いと思った。

しかし、終盤になるにしたがって少々あざとい演出が見え隠れして玉に瑕。
この映画には「演出」されていることを感じた時点で少し冷めてしまう。
(逆にいえばそれほど前半は自然だった)
クライマックスはその極みといったところか・・・。

完璧とは言わないが、全体的には素晴らしい出来だと思う。
ところで、主人公の息子はもしかして川で亡くなったのだろうか。

投稿者:エディ投稿日:2008-04-24 13:29:00
 これは、NHKの衛星放送で見たが、こんな芸術映画を見たのは、初めてでここまで、画で、(映像)語りかける映画を見たのは後に見たアンドレイ・タルコフスキーの「ノスタルジア」(これは眠くなりすぎて三分の一ぐらいしか見れなかった)ぐらいで何を語りたかったのかひねられ過ぎて理解に苦しんだ。しかし、現在の映画には見られない美しい奈良の茶畑、風の音などのシーンは特筆すべきものがあると感じた。河瀬監督の映画はこの作品が初めてだが女性監督ならではの視点で人間の生と大いなる自然の生との関係とは何かというものと、老人を献身的に支える女性が劇中に描かれていて監督自身の姿が映像から伝わってくるような気がした。もう一度ビデオで見直したいと思う。
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2008-01-18 23:40:32
正直なところ、めちゃくちゃおもしろかった。

力強く美しいオープニングシーンから魅せられた。この監督の作品は初めて見たのだが、こんな画をつくれるとは思いもしなかった。たいしたものだ。
明かりを極力抑えた照明も個性的でおもしろい。美しく仕上がっている。
画面構成も良い。
しかし、ドキュメンタリー調の撮影と、亡き妻が現れる2つの幻想的なシーンがうまく噛み合ずコントロールできていないのではないか。そのために、あのシーン(決して悪くはなく結構好きなのだが・・)の意味が分からない人が出てきているのもまた事実ではある。
(ハリウッドのように)1から10まですべて丁寧に説明してあげなきゃ理解できない観客が増えているのも問題ではあるが。
しかし、そこをうまく描けるようになればさらに良い映画ができるのだろう。これからに期待したい。

物語の構成上の問題もいくつかある。車から離れている間にじいさんがいなくなるシーン。あまりにも都合が良すぎる。
「渡ったらあかん!」のところも気になる。河の水が溢れるカットが挿入されるが、あれはいらないだろう。逆にこのシーンの意図をわからなくしている。泣き崩れる彼女にとって水の量は関係ないのだ。あの叫びと涙は、じいさんの監督者としての社会的責任感からくるものでは断じてないだろう。そして、あの瞬間からじいさんは彼女をこの旅の同行者として認めたのだ。

この映画は丁寧に撮られているとは思う。しかし、シーンによっては杜撰な個所もある。それが同居しているところに違和感を感じるが、逆にそれが魅力でもある。
不満はある。しかし、優れた作品であることは疑いようも無い。
賞を取るほどかどうかは知らねーけど。競合した作品をまったく見てないしな。
投稿者:medeia投稿日:2008-01-16 21:51:00
【ネタバレ注意】

このサイトのコメントを見てから映画を見ましたが、繰り広げられている批判はぴんときませんでした。たしかに物語の展開にリアリティの欠けているところはありますが、そんなことをいったら多くの前衛映画がそれにあてはまるわけだし、そろそろ日本の観客もすべて説明してもらって楽しませてもらおうという姿勢だけで映画を見ることをやめるべきだとおもいます。見る人それぞれがそれぞれの物語を抱けばいいわけで、ラストの場面にしても、斜めから批判しようと見なければ、映画としては終われているとおもいました。確かに、あれがなにを表現していたのか? と問われれば、ひとつの答えを導き出すことは難しいとおもいます。それではプロの映画として失格だという意見には一理あるとおもいますが、それは映画というものに対するひとつの価値観に過ぎないとおもいます。このような作品があってもよいとおもいますし、日本映画としてこのような作品が生まれたことは素晴らしい進歩だとおもいます。思うに、日本人の作品とは基本的にまじめで、正確に作られている。乱調さえも計算されている気がする。でも映画や芸術は常におなじ価値観の元に評価をされるべきものではありません。観客も成長しなくてはいけないし、今までの価値観に照らし合わせて批判しているうちは、まだまだ観客として未熟なのではないかとおもいました。

投稿者:はこまる投稿日:2008-01-14 23:10:40
この人の映画は前作の『沙羅双樹』(03年)が相当酷かったのでもう見るまいと思っていたのですが、カンヌで評判になったようなのでBSで見ました。
↓で黒美君彦さんが「ひとりよがり」と喝破されていますがまったく同感。相変わらず頭で作っている印象が強い。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99年)と『痴呆性老人の世界』(86年)のコラボを狙ったところは意外な組み合わせで狙いとしては悪くないのですが、もちろんこの人が描こうとする世界が映画の方へ向かうことなどあるはずはなく、森の中の意味不明なダンスに象徴されるようにあくまでも自分本位に自己完結せずにはいられない、見る人を置いてけぼりにする展開が続きます。枯れ果てた巨木が現れますがあまりに幼稚過ぎる。
『萌の朱雀』(97年)や『沙羅双樹』でもそうでしたが、だいたいにおいて、何かを喪失していなければ自らの存在理由を自覚できないのって作劇的にあざと過ぎませんか。それも何遍も何遍も。

劇中、美しい(つもりの)風景の中に、繊細な(つもりの)息づかいと柔らかい(つもりの)肌触りが交錯しますが、カメラの下品さがそれらを塗りつぶしてしまい、いい加減にしてくれと呟きたくなりました。ここでも作者のエゴイズムが作品自体を殺しています。

別に老人が主人公で命の継承がテーマだからといって感動的に撮れとは言いませんが、どうして描写に「優しさ」が存在しないのでしょうか。
映画というのは誠に正直なもので、いくら母性的な眼差しを装っても、それを持たない者には冷酷にその本質を露にしてしまうのです。
「しげき」というボケ老人はどうでもいいですが、真千子というキャラクターも全くこれも意味不明で、人としてのリアリティを感じることは出来ませんでした。「ありがとう・・・ハハハ・・」って言われてもねぇ。演じた尾野真千子さんは確か山下の『リアリズムの宿』(03年)でもそういえば冬の日本海で裸になっていました。

結局のところ、この映画を作った監督さんの「育ち」が悪かったとしか言いようがないのですが、映画が自己肯定の道具に過ぎないのであれば、もう映画を撮るのは止めた方がよいでしょう。
それでもまだ撮りたいというのであればルノワールを1000回ぐらい見てからにしてくださいね。映画館で観なくてよかったと思える作品でした。
投稿者:RRMN投稿日:2007-12-30 00:58:25
2007年一番良かった。現実とファンタジーを織り交ぜて、より現実だったのが良かった。
投稿者:悲しみジョニィ投稿日:2007-11-23 00:01:22
深い森としっとりとしたピアノの音色。
外から見る森の美しさと
中から見る鬱とした暗さ。

愛する者を失った魂は空虚となり
生きる意味を失う。
方や子を我が手から失い
方や30年前に失った妻を痴呆から昨日のように思い続ける。
背景の光一つ一つが
2人の情景となり物語っていく。

鬼ごっこに疲れ果て、西瓜を食べ合う姿は
性を感じさせないSEXの様。
亡き者を求める魂は
森の奥深くでその深淵に辿り着く。

映像でお話を見せる作家さんは好きです。http://johnyk.jugem.jp/
投稿者:インベラー投稿日:2007-08-13 14:22:51
河瀬直美の勘違い野郎!カンヌで酒を飲みながら、何が『次はグランプリが採れる!』だ!!金返せ!!宣伝会社も賞におんぶにだっこ。脳みそあるのか?唯一の救いは久しぶりの登板になった茂野正道の音楽だけであろう。こんなん観るなら寝てた方がいいよ。全く。何も感じないし何も得れない。学童映画を観ていた方がましだぜぃ!!監督よ〜、一人でマスターベーションしておれや。
投稿者:マイコン刑事投稿日:2007-08-11 00:08:05
【ネタバレ注意】

カンヌ国際映画祭でグランプリを取った「殯の森」。しかし、この映画はどこが良かったのだろうか?
話は妻を失った痴呆症の老人と子どもを失った女性介護士がある日、森に迷い、二人で過ごすうちに大事な者を失った者同士、心を通わせていく。そしてラストは人によっては、というより殆どの人にとっては意味不明なものだ。ストーリー性は殆ど無いようなものである。
監督は人が繋がる事の大切さ、肉親の大切さ、生きるとは何かということを表したかったのだと思うが・・・。それが伝わる人と伝わらない人に分かれてしまう。そもそも彼女は「分かる人が分かればいい。分からん奴なんてどうでもいいんだ。」というスタンスで映画を作っているんだという批判がある。
この映画を観て私は「女が作りそうな映画だな。」と思った。女性が作ったのだからそうなるのは当たり前だが。
この監督、自意識過剰で自己顕示欲が異常に強く、社会的な名誉を一番求める典型的な60年代生まれのインテリ女だな。なんせ、グランプリ受賞報告会見?で「世界の黒澤の次は河瀬」みたいなことを自分で言ったほどの自意識の持ち主だ。
とある雑誌のコラムではこの映画及び河瀬監督はかなり酷評されていた。コラムニストは「この映画は反米映画だ」とも言っていた。
私がこの映画で良いと思った所は、うだしげきと尾野真千子の演技と奈良の美しい森と茶畑?を美しく撮っていた所である。あと、老人達を沢山撮っていたのは新鮮だった。しかし、他の所は正直覚えていない・・・。
この映画で良かった所はうだしげきと尾野真千子の演技と森や畑などの緑の映像美だけだ。
尾野真千子、本作で良い演技をしていたが、「バベル」の菊池凛子の二の舞にならないか心配である。

投稿者:た・ぴ・お・か投稿日:2007-07-01 22:27:15
【ネタバレ注意】

 先のカンヌ映画祭でグランプリを受賞した作品ということで、おそらくは私を含めて多くの人がある程度の期待をして劇場へ行き、そして見事に裏切られたということだろう。

 これが初めての演技だといううだしげきと尾野真千子の演技は賞賛に値する。この作品で観るべき点があるとするならば、主役二人の演技に尽きると言っていい。ただ、これは邦画を観ていて時々感じることなのだが、字幕がないために(当然か)台詞があまりに聞き取りにくい場合、正直何を言っているのか皆目判別不能になるケースがあり、この作品もその例に漏れない。日本語であるにもかかわらず、日本人が聞き取ることのできない台詞、それを最後まで聞かされる観客の苦痛を知るべし。

 そして、さらに致命的なのが、主人公二人という人間の上辺だけしか見えず、客観的な情景の描写に終始してしまっているために、作り手の意図を何ら感じ取ることができないこと。もし作品の内容はと尋ねられれば、「妻を亡くした認知症の老人と家族を失った若い女性の看護師が、ある日車で森にでかけました。そして、老人の妻の墓標へとたどり着きました。」以上の答えを返すことができない。

 ただ、好意的な見方をするならば、もしかしたら常人を遙かに凌駕した深い洞察力があれば、河瀬監督の描こうとしたテーマをくみ取ることが出来るのかもしれない。とはいっても、この作品がそこまでの深謀遠慮をもって緻密に作られているかというと、その点は大いに疑問だ。そもそも、インタビューを見る限り、河瀬監督の薄っぺらな人間性ばかりが感じられ、思慮深さや洞察力の深さと言った、人間性の厚みとは無縁だとしか感じられない。そんな作り手が生み出す作品であれば、薄っぺらで底の浅いモノに仕上がるのは当然の成り行きなのかもしれない。カンヌではどこを評価されたのかわからないが、少なくとも私はこの作品を観て心を動かされることは皆無だった。

 他のコメントを見ると、少数派だとしても作品を擁護する意見が通常は見られるもので、この作品ほど見事に批判的な意見一色に染まっている作品も珍しい。「人間が描かれていないヒューマン・ドラマ」、作品中の台詞を借りるならば、その「虚」さ故に「生きていない」作品、その点だけは観た者全員に漏れなく伝わっているようだ。http://www.tapioka1002.com

投稿者:ワイハ好き投稿日:2007-06-27 12:58:37
こんなもんに金を払ってしまった私。久々の「金返せ!」
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-06-16 23:01:15
【ネタバレ注意】

まずはカンヌ映画祭グランプリおめでとー!日本映画が海外で評価される機会が増えることはとてもいいことだ。受賞したことは素晴らしい!

…が、個人的な感想は別。観終わった最初の感想は「うーん、どうよ。ひとりよがりの森、って感じ?」。
まずは『萌の朱雀』(97年)でも強く感じたことだが、この監督は台詞をどう考えているのだろう。音が小さく、ほとんど聴き取ることができないような台詞はきわめてストレスフル。そりゃ海外では字幕がつくからいいさ。でも日本語が聴き取れない劇映画なんてプロの仕事じゃないでしょう。

最初はドキュメンタリータッチ。途中からファンタジータッチ?それもよしとしましょう。でも二人の主人公の心の動きがつかめず、結局最後まで共感を抱けず仕舞い。そもそも認知症の男の妻の三十三回忌にあわせて墓参りに行こうとしたわけだが、森に迷い込むきっかけが脱輪しそうもない場所での脱輪(苦笑)。介護士は男性をおいて助けを求めに行き、戻ってくると男性はいない(当たり前だろ)。そこから森に入っていくわけだが、たまたま墓の近くで脱輪したのか??そもそも認知症患者が奥深い山の墓に通じる道を認知できるわけがない。河瀬監督は育ての親である祖母の認知症介護の経験を踏まえてこの映画を作ったそうだが、そんなこともわからないのだろうか。そこはファンタジーだからOK?
何年ぶりに墓を訪れたのかは知らないが、森の中の木の墓標はちゃんと立っているし、その周辺は草も生えていない。そんなあるかどうかもわからない墓を訪ねて行く男とそれに付き添う介護士。これまた現実離れ。
さらにいうなら、三十三回忌ということは、男が妻と死別したのは30代後半くらい?いくら認知症とはいえ、あの亡妻への固執は没後せいぜい数年、という感じでしょう。32年という歳月は生きる者にとってもとても長い。亡くした相手への思いもどんどん変わっていく。人間の捉え方が浅すぎはしないか?
…そんなこんなで突っ込みどころは満載。申し訳ないが海外の評価は別にして、個人的にはとても絶賛できる作品ではない。

ただし、演技は初めてというアマチュアのうだしげきと尾野真千子の演技は素晴らしかったし、茶畑を俯瞰で切り取るカットなど、一部の撮影(手持ちカメラではなく固定カメラの方)もよかった。結局作者の人間洞察が浅い、ということではないだろうか。カンヌでの評価のポイントが正直わからないので困るのだが、日本映画ならもっといい作品が数多くあるのだが…。
雰囲気は決して嫌いではない。ただ全体としては自主映画レベル(自主映画が悪いわけで決してない。プロの仕事と思えないだけのこと)に留まっているように個人的には思う。

投稿者:投稿日:2007-06-14 02:22:52
 主演のうだしげきさんは素人との事ですが、とてもいい演技でした。ロケーションもよかったです。

 しかし、話が頂けません。カンヌでグランプリ受賞と聞き、構えて見たのかもしれませんが、本編が始まって30分を過ぎた辺り(茶畑の様なところでかくれんぼするあたり)から見るのが苦痛になりました。こらえてそのまま見続けていると、ますます現実感がなく、話の行き先に興味が無くなり、どうでもいい粗悪な映像が展開されていきました。

 キャメラ、編集、照明等々素人くさい作品です。しかし「こんなくだらない映画でも世界のどこかで誰かが認めてくれる」という世界のやさしさを感じました。

 もう二度と見ないだろうと思います。
投稿者:ジョー樋口2世投稿日:2007-06-04 16:40:02
やっぱりカンヌやベルリンは信用できない。
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2007-06-04 14:29:52
ロードショー公開するような代物じゃないです。箱物行政でつくったナントカ資料館でパイプ椅子の前で観客なして垂流す程度の映像です。プロデューサーが逃げて監督本人がフランスへ資金集めに奔走したのも納得。グランプリ受賞の影には資金提供者のロビー活動があったんじゃないの?と思わせる作品です。この素人監督は自主映画に戻るべきです。まぁ日本で金をだすところは二度と現れないでしょう。DVDで出ても見る価値ないですね。阿弥陀堂だよりよりひどい。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-06-03 21:44:11
【ネタバレ注意】

本当は半星。あと入れた星を取り消したり出来るようバージョンアップしてくれい。
主演の二人が森へピクニックに出掛けるのが始まって38分くらい経ってからだったので、「ええこれから二人の行脚が延々と続くの?」と更に気が滅入った。それから続くのは独りよがりの陳腐な描写の連続。どう見ても溺れそうに無い沢を渡ろうとする老人を介護お姉さんが「行かんといて!」と絶叫するのも、子供を亡くしたトラウマが蘇った為とはいえ(先に観た母の解釈)余りに説明不足。増水した川のカットを挿入しても意味を成してないよ。
火に当たりながらも寒がる老人をお姉さんが自分の肌で暖めるのはいいとしても、オッパイまで曝け出すのはいかにも芸術映画気取りで不快。しかも焚き火だけを照明にしてるので殆ど二人が映っていないし。
最後に老人が見つける木が亡き妻の墓標なのかどうかも解らぬ上に、持って来た日記帳とかをスコップが無いとはいえ(持って来るだろ普通)手を使って土まみれになって掘る行為も、監督がそうした画を欲しいから役者にそうさせているだけで、土に帰ろうと爺さんに言わせても観てるこっちは「そんな人居ねえよ」としか言いようが無い。まあヘリが来たからあの後二人は戻るのだろうが、戻らなくてもあれは監督の頭の中の世界だからどうでもいいがね。


投稿者:Stingr@y投稿日:2007-06-03 03:11:21
 死者に残された者が、再び社会と接点を持つための「再生」という通過儀礼を、「癒し」という形で表現した。魂を閉ざしている二人の状況が、森で道を迷う状態で象徴される。そして、森の中で様々な「癒し」に出会い、迷った道を抜けた時が魂の「再生」であるという。

 監督がドキュメンタリーあがりでまじめなのは解るけど、死生観…アマイよね。女だからかな?死に対して覚悟がない。それが“しげき”の「女々しい」状態を作り出している。今の“しげき”は、どう見ても70歳前だ。それが妻の33回忌を迎えるということは、妻が死んだのは“しげき”の40歳前だ。普通に考えれば、もう少しなんとかなっただろうと思う。

 まあ、そんなストーリーや舞台設定はどうでもいいし、グランプリもどうでもよい。“ドンパチ”はなく、“言い争い”も極力なくし、オーベー人の考える「森」のイメージに監督がよく迎合したと思う。
投稿者:痛風投稿日:2007-06-02 19:55:15
何が評価されたのだろう。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドール河瀬直美 
 ■ グランプリ河瀬直美 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】殯(もがり)の森2008/04/25\4,700amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】殯(もがり)の森レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION